JP2000214540A - フィルムシ―トの処理装置 - Google Patents

フィルムシ―トの処理装置

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JP2000214540A
JP2000214540A JP11011894A JP1189499A JP2000214540A JP 2000214540 A JP2000214540 A JP 2000214540A JP 11011894 A JP11011894 A JP 11011894A JP 1189499 A JP1189499 A JP 1189499A JP 2000214540 A JP2000214540 A JP 2000214540A
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film
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film sheet
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Shinichi Oka
伸一 岡
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネガシートの停止位置を正確に判定して円滑
な作業を可能にする装置を合理的に構成する。 【解決手段】 ネガシート4に形成された指標Mを検出
する指標センサMSを備えると共に、この指標センサM
Sを基準にネガシート4の搬送方向上手側に離間して指
標Mを検出可能な判定センサJSを備え、指標センサM
Sで指標Mを検出したタイミングでネガシート4の搬送
を停止し、この停止状態で判定センサJSが指標Mを検
出しない場合に適正な停止と判定し、判定センサJSが
指標を検出すると不適正な位置に停止したと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムシート供
給部から供給されるフィルムシートに形成された指標を
指標センサが検出することに基づいてフィルムシートの
搬送を停止し、この停止状態でフィルム挿入機構を作動
させて写真フィルムをフィルムシートのポケット部に挿
入する、あるいは、切断機構を作動させてフィルムシー
トを切断分離するよう構成されたフィルムシートの処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成されたフィルムシート
の処理装置として特開平7‐333818号公報に示さ
れるものが存在し、この従来例では、ネガシート(フィ
ルムシート)に印刷されたシートマーク(指標)を検出
すると、ネガシートの搬送を停止してロータリカッター
の作動でネガシートを切断するものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例のよう
にシートマークを検出してネガシートの搬送を停止させ
るものではネガシートが停止した状態において、ネガシ
ートが設定された位置で停止しているか不明であり、例
えば、ネガシートを搬送するローラ等が作動不良である
場合には、ネガシートを停止させる制御を行っても所望
の位置で搬送を停止できないことがある。特に、シート
マークの搬送下手側の端部を検出した後、所定量だけネ
ガシートを搬送した後に搬送を停止させる制御を行うも
のではネガシートを搬送するローラ等とネガシートの間
でスリップが発生することや、停止制御の後にもローラ
等が慣性で回転する等の原因によってネガシートを所望
の位置に停止させることが困難であり、改善の余地があ
る。そして、このようにネガシートを所望の位置で停止
できない場合にはネガフィルムの挿入が不能になること
や、ネガシートの切断時にシート内のネガを誤って切断
することもある。本発明の目的は、フィルムシートの停
止位置を正確に判定して円滑な作業を可能にする装置を
合理的に構成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は冒
頭に記載したように、フィルムシート供給部から供給さ
れるフィルムシートに形成された指標を指標センサが検
出することに基づいてフィルムシートの搬送を停止し、
この停止状態でフィルム挿入機構を作動させて写真フィ
ルムをフィルムシートのポケット部に挿入する、あるい
は、切断機構を作動させてフィルムシートを切断分離す
るよう構成されたフィルムシートの処理装置において、
前記フィルムシートの停止位置を判定する判定手段を備
え、この判定手段によってフィルムシートが設定位置に
停止していること認めた場合にはフィルム挿入機構、あ
るいは、切断機構の作動を許し、フィルムシートが設定
位置に停止していないことを認めた場合にはフィルム挿
入機構、あるいは、切断機構の何れの作動とも阻止する
制御手段を備えている点にあり、その作用、及び、効果
は次の通りである。
【0005】本発明の第2の特徴は請求項1において、
前記判定手段によってフィルムシートが設定位置に停止
していないことを認めた場合に作動するアラームを備え
ている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りであ
る。
【0006】本発明の第3の特徴は請求項1において、
前記指標センサによる前記指標の検出位置を基準に、フ
ィルムシートの搬送方向上手側に離間した位置に指標を
検出し得る判定センサを配置して前記判定手段が構成さ
れると共に、指標センサが指標を検出することに基づい
てフィルムシートの搬送を停止し、この停止状態で判定
センサが指標を検出しない状態でフィルムシートが設定
位置に停止していると判定し、この停止状態で判定セン
サが指標を検出する状態でフィルムシートが設定位置に
停止していないと判定するよう前記制御手段の制御形態
が設定されている点にあり、その作用、及び、効果は次
の通りである。
【0007】本発明の第4の特徴は請求項1において、
フィルムシートに形成された指標を指標センサが検出す
ると即時にフィルムシートの搬送を停止させ、この停止
状態で指標センサが指標を検出する状態でフィルムシー
トが設定位置に停止していると判定し、この停止状態で
指標センサが指標を検出しない状態でフィルムシートが
設定位置に停止していると判定するよう制御手段の制御
形態を設定することで、指標センサが判定手段に兼用さ
れている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りで
ある。
【0008】〔作用〕
【0009】上記第1の特徴によると、指標センサで指
標を検出することに基づいてフィルムシートの搬送を停
止し、この停止状態において判定手段でフィルムシート
が設定位置に停止していることを認めた場合には、制御
手段がフィルム挿入機構によるフィルムの挿入、切断機
構によるフィルムシートの切断を許し、又、この停止状
態において判定手段でフィルムシートが設定位置に停止
していないことを認めた場合には、制御手段がフィルム
挿入機構によるフィルムの挿入、切断機構によるフィル
ムシートの切断が阻止するものとなる。つまり、適正な
位置にフィルムシートが停止している場合には作業を継
続させ、不適正な位置にフィルムシートが停止している
場合には作業を中断することで、フィルムシートに対し
て無理に写真フィルムを挿入する作動によって写真フィ
ルムを傷めたり、フィルムシートの切断時に誤って写真
フィルムを切断する不都合を解消し得るのである。
【0010】上記第2の特徴によると、フィルムシート
が不適正な位置で停止してフィルム挿入機構の作動、あ
るいは、切断機構の作動が阻止された場合には、アラー
ムが作動することによって、不都合が発生していること
を即時に作業者に認識させるものとなる。
【0011】上記第3の特徴によると、指標センサで指
標を検出してフィルムシートの搬送を停止させた状態
で、判定センサで指標を検出しない場合にはネガシート
がオーバーランしておらず設定位置で停止したものと判
定でき、判定センサで指標を検出する場合にはネガシー
トがオーバーランして設定位置を越えた位置で停止した
ものと判定でき判定が確実で無理がない。
【0012】上記第4の特徴によると、指標センサで指
標を検出してフィルムシートの搬送を即時に停止させた
状態で、指標センサで指標を検出する場合にはネガシー
トがオーバーランしておらず設定位置で停止したものと
判定でき、指標センサで指標を検出しない場合にはネガ
シートがオーバーランして設定位置を越えた位置で停止
したものと判定できるものとなる。
【0013】〔発明の効果〕従って、フィルムシートの
停止位置を正確に判定して円滑な作業を可能にすると共
に、フィルムシートが不適正な位置にある場合には強制
的に作動を停止させて写真フィルムを傷めることのない
フィルムシートの処理装置が合理的に構成されたのであ
る。又、強制的に作動を停止した場合にはアラームの作
動によって作動が停止したことを即時に作業者に認識さ
せて適切な対応を可能にするものとなり、フィルムシー
トの停止位置の判定用に専用のセンサを備えることでフ
ィルムシートのオーバーランを確実に判定できるものと
なり、センサを兼用した単純な構成でありながらフィル
シートのオーバーランを確実に検出できるものとなった
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明のフィルムシートの処理装
置は、写真フィルムの画像を印画紙に焼付け、現像処理
等を自動的に行う写真処理装置に組み込まれており、そ
の写真処理装置が図1及び図2に模式的に示されてい
る。この写真処理装置は写真フィルムとしてのネガフィ
ルムの供給部Aから送られるネガフィルム1の画像を、
印画紙マガジン2からの印画紙3に焼付ける露光部B
と、露光部Bにおいて露光された印画紙3を現像処理す
る現像処理部Cと、現像処理部Cにおいて現像処理され
た印画紙3を乾燥する乾燥部Dと、乾燥された印画紙3
を所定長さに切断してプリント(印画紙を所定長さに切
断したものをプリント3と称している)として排出する
プリント排出部Eと、露光部Bで使用されたネガフィル
ム1を切断してピースネガ1aとして、フィルムシート
としてのネガシート4のポケット部4a(図4を参照)
に挿入し、1オーダ分のピースネガ1aが挿入されたネ
ガシート4を切断して排出するネガシート排出部Fと、
このネガシート排出部Fからのネガシート4と、プリン
ト排出部Eからのプリント3とを作業者による仕上がり
品取出し位置まで搬送するコンベア機構Fとを備えて構
成されている。
【0015】前記ネガフィルムの供給部Aには、100
本までのネガフィルムをスプライステープによって繋ぎ
合わせたものを巻き取っているネガリール5を2つ装填
できるよう構成され、このネガリール5から引き出され
たネガフィルム1に備えられているバーコードを読取る
バーコードリーダ6や、引き出されたネガフィルム1を
1オーダ毎に切断するオーダカッター7や、スプライス
検出センサ8が設けられている。更に、ネガリール5か
ら露光部Bへのネガフィルム搬送経路の途中部位に、ピ
ースネガ挿入部9が設けられている。つまり、この露光
部Bではスプライステープによって長尺化されたネガフ
ィルム1をオーダカッター7によって再び1オーダ分の
長さに切断されたネガフィルム1と、6コマあるいは4
コマ等に切断されたピースネガ1との露光処理を行える
よう構成されている。
【0016】露光部Bにはフィルム搬送方向上手側にフ
ィルム読取り装置11が設けられ、そのフィルム搬送方
向下手側に、露光用光源や調光フィルタや焼付けレンズ
等から成る、露光装置12が設けられている。ネガフィ
ルム供給部Aから露光部Bを通過してネガシート排出部
Fに至るネガフィルム搬送経路は図2で模式的に表され
ている搬送ローラで形成されている。
【0017】現像処理部Cには、図示されていないが、
複数の現像処理タンクが備えられ、露光部Bでネガフィ
ルム1やピースネガ1aの画像が焼付けられた後、現像
処理部Cの現像処理タンクを順次通過することで現像処
理される。尚、現像処理部Cの手前側には、ループ部の
存在にも拘わらず、露光部Bと現像処理部Cの間で連続
して印画紙3を送り続けることができない事態が生じた
場合に緊急避難的に印画紙を切断する補助カッター13
が設けられている。現像処理後の印画紙3は、乾燥部D
で乾燥された後、プリント排出部Eに送られ、ペーパカ
ッター14によって切断されることにより仕上がりプリ
ント3となり、横送りコンベア15によって前記コンベ
ア機構Gへ送り出される。
【0018】コンベア機構Gは図1に示されるように、
トレーコンベア式に構成され、図示されない駆動手段に
よって周回案内路18に案内されながら送られる複数の
トレー19が備えられている。周回案内路18にはネガ
シート搬入ステーションG1と、待機ステーションG2
と、プリント搬入ステーションG3と、照合ステーショ
ンG4とが形成されている。又、周回案内路18は写真
処理装置の低い位置に配置されたネガシート排出部F
と、高い位置に配置されたプリント排出部Eとの間を現
像処理部Cと乾燥部Dの側壁に沿った位置に形成されて
いる。
【0019】又、露光部Bで露光処理が終了した1オー
ダ長さのネガフィルム1は、露光装置12のフィルム搬
送方向下手側に配置されているフィルム処理装置H(フ
ィルムシートの処理装置の一例)で6コマ(あるいは、
4コマ)毎に切断されて、ピースネガ1aとなった状態
でネガシート4に挿入され、このネガシート4に対して
1オーダ分のピースネガ1aの挿入が完了した時点でネ
ガシート4が切断され、巻き取り装置Jで小さく巻き取
って前記ネガシート排出部Fから送り出されるものとな
っている。
【0020】図7に示すようにネガシート4は長尺の樹
脂シートを折り返して重ね合わせ(同図では右端部が折
り返し位置となり左側に開放している)、この状態でネ
ガシート4に対して直交する方向に2条の溶着ラインS
L、SLで熱溶着することで側方に開放するポケット部
4aが連続的に形成されている。又、この溶着ラインS
L、SLは8ミリメートル程度の間隔に設定され、この
2条の熱溶着ラインSL、SLと隣接する2条の溶着ラ
インSL、SLとの間隔がネガフィルム1の幅より少し
広幅(43ミリメートル程度)に設定され、2条の溶着
ラインSL、SLの中間位置に位置決め用の指標Mが印
刷により形成されている。
【0021】図2〜図5に示すようにフィルム処理装置
Hは、ネガフィルム1をネガシート4に送り込むフィル
ム挿入機構Haと、ロール状のネガシート4を送り出す
ネガシート搬送部Hbと、ネガシート4を切断するシー
トカッターHc(切断機構の一例)と、切断されたネガ
シート4を送り出す排出部Hdとを備えて構成されてい
る。
【0022】前記フィルム挿入機構Haは、ネガフィル
ム1を挟み込んだ状態で送る複数の第1ローラ21と、
この第1ローラ21を駆動するステッピングモータ型の
第1モータ21Aと、この第1ローラ21で送られたネ
ガフィルム1を切断するフィルムカッター22と、この
フィルムカッター22を駆動する電磁ソレノイド等の電
動アクチュエータ22Aと、フィルムカッター22から
搬送下手側位置に配置した第2ローラ23と、第2モー
タ23を駆動するステッピングモータ型の第2モータ2
3Aとを備え、第1ローラ21の搬送経路の上手側には
2つの緩衝用のループ部を形成し、第1ローラ21の搬
送経路中にはネガフィルム1の画像を判別するCCDラ
インセンサ24を備えている。
【0023】前記ネガシート搬送部Hbは、複数の案内
ローラ25とネガシート4を挟み込んで送る一対の駆動
ローラ26と、この駆動ローラ26を駆動するステッピ
ングモータ型の駆動モータ26Aと、フィルムの挿入位
置のネガシート4の開口を拡大する拡大ガイド27を備
えると共に、搬送系に前記指標Mを検出する光学式の指
標センサMSと、判定センサJS(判定手段の一例)を
備えている。
【0024】前記シートカッターHcは、搬送されるネ
ガシート4の下側に配置される固定刃28と、支軸29
周りで揺動自在に構成された可動刃30と、可動刃30
を駆動する電磁ソレノイド等のアクチュエータ30Aと
を備えると共に、ネガシート4に挿入されたピースネガ
1aがシートカッターHcの切断位置にあるかを判別す
る光学式の存否センサNSを3つ備えている。
【0025】前記排出部Hdは、ネガシート4を上下か
ら挟み込んで搬送する一対の搬送ベルト31、31とこ
れらを駆動するステッピングモータ型の搬送モータ31
Aとで構成されている。又、この排出部Hdから送り出
されたネガシート4は前記巻き取り装置Jに送られるも
のとなっており、この巻き取り装置Jは、2つの送りベ
ルト32と、送りベルト32を駆動するステッピングモ
ータ型の送りモータ32Aと、2つの送りベルト32の
中間位置に一対の巻き取り棒33と巻き取り棒を回転駆
動する巻き取りモータ33Aと、巻き取り棒33に巻き
取られたネガシート4を押し出す押し出し機構(図示せ
ず)とを備えて構成されている。
【0026】又、前記指標センサMSと判定センサJS
とは、夫々とも発光ダイオード等の光源36と、光源3
6からの光線Lを受けるフォトダイオードやフォトトラ
ンジスタ等の受光素子37とで成る光学センサに構成さ
れ、判定センサJSの光源36からの光線Lがネガシー
ト4を透過する位置を、図8に示す如く指標センサMS
の光源36からの光線Lがネガシート4を透過する位置
を基準にネガシート4の搬送方向の上手側に設定距離d
だけ離間するように配置されている。
【0027】前記存否センサNSは、発光ダイオード等
の光源38と、光源38からの光線Lを受けるフォトダ
イオードやフォトトランジスタ等の受光素子39とで光
センサに構成され、図6、図7に示す如くシートカッタ
ーHcによる切断位置のネガシート4内のピースネガ1
aを検出するよう2組ずつ隣接配置したものであり、そ
の2組の光センサの1つの光線Lの透過位置がピースネ
ガ1aのパーフォレーション1pにある状態で他の1つ
の光センサの光線Lの透過位置がパーフォレーション1
p間のフィルムベースにあるよう夫々の間隔Pが設定さ
れ、この一対の光センサの3組ピースネガ1aの挿入方
向に沿った3カ所に配置されている。尚、図6に示す配
置では光線L,Lが透過する位置同士の間隔Pが7ミリ
メートルに設定されている
【0028】図9に示すようにフィルム処理装置Hの制
御系が構成され、この制御系ではマイクロプロセッサを
備えた制御装置41(制御手段の一例)に対して、CC
Dラインセンサ24、指標センサMSの受光素子37、
判定センサJSの受光素子37、存否センサNSの6つ
の受光素子39…夫々からの信号が入力する系が形成さ
れると共に、制御装置41から第1ローラ21を駆動す
る第1モータ21A、フィルムカッター22を駆動する
アクチュエータ22A、第2ローラ23を駆動する第2
モータ23A、駆動ローラ26を駆動する駆動モータ2
6A、可動刃30を駆動するアクチュエータ30A、送
りベルト32を駆動する送りモータ32A、ブザーや警
報ランプ等のアラーム42夫々に対する出力系が形成さ
れ、このフィルム処理手段Hの制御動作は以下の通りで
ある。
【0029】図10のフローチャートに示すように、こ
の制御の開始時にはネガシート4の搬送下手側の端部の
ポケット部4aがフィルム挿入位置にあることを前提と
しており、この状態で制御が開始されると、ネガフィル
ム1をネガシート4に挿入する処理を行い(#200ス
テップ)、次に、ネガシート4の搬送を行い、指標セン
サMSで指標Mを検出すると、設定タイミングでネガシ
ート4の搬送を停止して、判定センサJSからの信号に
基づいてネガシート4の停止位置が適正であるかを判別
し、適正でない場合にはアラーム42を作動させて制御
を終了し(#101〜#105ステップ)、又、ネガシ
ート4の停止位置が適正である場合には、直前のネガフ
ィルム1の挿入によって1オーダ分の挿入が完了した場
合にのみ(#106ステップ)、ネガシート4の切断を
行い(#300ステップ)、1オーダ分のネガフィルム
1の挿入が完了していない場合には、ネガフィルム1が
存在する限りフィルムを挿入し、ネガシート4を搬送す
る制御を繰り返すものとなっている(#107ステッ
プ)。
【0030】又、ネガシート4の搬送を停止させる制御
は、指標センサMSを構成する受光素子37が指標Mを
検出したタイミングで即時にネガシート4の搬送を停止
し、更に、図8に示す如く、この停止状態で判定センサ
JSを構成する受光素子37が指標Mを検出しない状態
でネガシート4が適正な位置で停止したと判別し、この
停止状態で判定センサJSの受光素子37が指標Mを検
出している場合にはネガシート4がオーバーランしてお
り、ネガの挿入、ネガシート4の切断の何れの作動にも
不適正な位置関係にあるので前述のようにアラーム42
を作動させて制御を終了するものとしている。
【0031】前記フィルム挿入ルーチン#200ステッ
プは図11のフローチャートに示すようにサブルーチン
の形で設定され、このルーチンの開始時にはネガフィル
ム1の先端位置がフィルムカッター22の位置にあり、
この状態において先ず、存否センサNSからの信号に基
づいてフィルム挿入位置のネガシート4のポケット部4
aのピースネガ1aの存否を判別し、ピースネガ1aが
存在する場合にはアラーム42を作動させて制御を停止
し(#201〜#203ステップ)、ピースネガ1aが
存在しないことが判別されると、第1ローラ21と第2
ローラ23とを同時に同期駆動することで、ネガシート
4のポケット部4aに対してネガフィルム1の挿入を開
始する。尚、存否センサNSでピースネガ1aの存在を
検出した場合には、ネガシート4の搬送が行われていな
い、若しくは、搬送不良であるので前述のようにアラー
ム42の作動で作業者に不都合の発生を認識させて制御
を終了するものとなっている(存否センサNSでピース
ネガ1aの存否を判別するプロセスは#300ステップ
において説明する)。
【0032】又、この挿入時には第1ローラ21を駆動
する第1モータ21Aの駆動信号を前記制御装置41が
カウントしてネガフィルム1が必要長さ(所定コマ数)
送られたことを判別した際にCCDラインセンサ24で
判別されるコマ同士の間がフィルムカッター22の切断
位置に達したタイミング(コマが存在しない場合には必
要長さを計測したタイミング)で第1ローラ21、第2
ローラ23とを同時に停止させ、フィルムカッター22
を作動させることでネガフィルム1を切断し、更に、第
2ローラ23だけを駆動してネガフィルム1の挿入を再
開して、この挿入を必要量だけ行った後に第2ローラ2
3を停止させるものとなっている(#204〜#210
ステップ)。尚、このルーチンでは、ネガフィルム1を
6コマずつ切断してネガシート4のポケット部4aに挿
入するものであるが、1オーダ分のネガフィルム1の先
端や後端のように6コマ分の長さで切断できない場合に
は、ネガフィルム1の状態を判別して6コマより短い長
さでネガフィルム1の切断を行うものとなっている制御
動作は詳述せず。
【0033】前記ネガ切断ルーチン#300ステップ
は、図12のフローチャートに示すようにサブルーチン
の形で設定され、このルーチンでは、シートカッターH
cの切断位置におけるネガシート4内のピースネガ1a
の存否を存否センサNSからの信号で判別し、ピースネ
ガ1aが存在することを判別した場合にはアラーム42
を作動させて制御を停止し、ピースネガ1aが存在しな
い場合にはシートカッターHcを作動させてネガシート
4を切断し、かつ、切断されたネガシート4の排出を行
うものとなっている(#301〜#305ステップ)。
【0034】又、存否センサNSは、一対の光源38と
受光素子39とが前述のように間隔Pで配置されている
ので、シートカッターHcの切断位置にピースネガ1a
が存在する場合には、光源38からの光線Lがピースネ
ガ1aのパーフォレーション1pを通過する位置にあっ
ても他方の光源38からの光線Lが必ずピースネガ1a
のフィルムベースに遮断されることになる。又、一対の
光学センサを3組配置してあるのでピースネガ1aがポ
ケット部4aに対して斜め姿勢に挿入された状態で、例
えば、ネガシート4が斜め姿勢で搬送された場合でも何
れかの光源38からの光線Lが必ずピースネガ1aのフ
ィルムベースに遮断され、ピースネガ1aの存在を検出
するものとなる。この理由か存否センサNSの6つの受
光素子39の1つでもフィルムによって光線が遮られた
ことが検出されると、切断位置にピースネガ1aが存在
するものと判別し、6つの受光素子39の何れの受光素
子39もフィルムによって遮られない場合には切断位置
にピースネガ1aは存在しないものと判別するものとな
っている。
【0035】このように、本発明では、指標センサMS
が適正に指標Mを検出してネガシート4の搬送を停止し
た場合でも、ネガシート4がオーバーランした場合のよ
うに、適正な停止位置から外れた位置でネガシート4が
停止した場合には、ネガシート4のポケット部4aに対
するピースネガ1aの挿入も、ネガシート4の切断も行
わないので、異常な挿入によってピースネガ1aを傷つ
けたり、異常な切断によってピースネガ1aを切断する
等の不都合を発生させることが無く、しかも、このよう
な状況に陥った場合にはアラーム42の作動によって作
業者に対して不都合の発生を即時に伝えると共に、不都
合の解消を迅速に行えるものとなっている。
【0036】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、以下のように実施することも可能であ
る。
【0037】(イ)図13(イ)のa,bに示すよう
に、ネガシート4に形成される指標Mがネガシート4の
全幅に比較的広い幅Wとなるよう印刷されたもので、指
標Mの搬送上手側の端縁が2条の溶着ラインSL、SL
の中間位置に設定されているものでは、指標センサMS
で指標Mを検出したタイミングから幅Wと一致する距離
だけフィルムシート4を搬送した後にネガシート4の搬
送を停止する制御を行うと共に、この停止状態で判定セ
ンサJSが指標Mを検出しない状態でネガシート4が適
正な位置で停止したと判定する。
【0038】(ロ)図13(ロ)のa,bに示すよう
に、ネガシート4に形成される指標Mがネガシート4の
全幅に比較的広い幅Wとなるよう印刷されたもので、指
標Mの搬送下手側の端縁が2条の溶着ラインSL、SL
の中間位置に設定されているものでは、指標センサMS
で指標Mを検出したタイミングでネガシート4の搬送を
停止する制御を行うと共に、この停止状態で指標センサ
MSが指標Mを検出する状態で、ネガシート4が適正な
位置で停止したと判定することで、指標センサMSを判
定手段に兼用する。
【0039】(ハ)図13(ハ)に示すように、実施の
形態と同様の形状の指標Mがネガシート4に形成された
ものにおいて、指標センサMSで指標Mを検出したタイ
ミングでネガシート4の搬送を停止する制御を行うと共
に、この停止状態で指標センサMSが指標Mを検出する
状態で、ネガシート4が適正な位置で停止したと判定す
ることで、指標センサMSを判定手段に兼用する。
【0040】(ニ)ネガフィルム(ネガティブフィル
ム)に代えてポジフィルム(ポジティブフィルム)や、
ブローニーフィルムに適用する。
【0041】(ホ)指標センサMSの光線Lが透過する
位置と、をシートカッターHcによる切断位置とを一致
させて配置する。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置の概略構成図
【図2】写真処理装置の概略斜視図
【図3】フィルム挿入機構とネガシート搬送部との平面
【図4】フィルム挿入機構とネガシート搬送部との斜視
【図5】存否センサの配置を示す側面図
【図6】存否センサの配置を示す平面図
【図7】切断位置を基準にした存否センサの配置を示す
平面図
【図8】指標センサと判定センサとの相対的な配置を示
す平面図
【図9】制御系のブロック回路図
【図10】制御動作を示すフローチャート
【図11】フィルム挿入ルーチンのフローチャート
【図12】ネガシート切断ルーチンのフローチャート
【図13】別実施の形態の(イ)、(ロ)、(ハ)夫々
の指標の形態とセンサの配置とを示す平面図
【符号の説明】
1 写真フィルム 4 フィルムシート 4a ポケット部 41 制御手段 42 アラーム Ha フィルム挿入機構 Hb 切断機構 M 指標 MS 指標センサ JS 判定センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムシート供給部から供給されるフ
    ィルムシート(4)に形成された指標(M)を指標セン
    サ(MS)が検出することに基づいてフィルムシート
    (4)の搬送を停止し、この停止状態でフィルム挿入機
    構(Ha)を作動させて写真フィルム(1)をフィルム
    シート(4)のポケット部(4a)に挿入する、あるい
    は、切断機構(Hb)を作動させてフィルムシート
    (4)を切断分離するよう構成されたフィルムシートの
    処理装置であって、 前記フィルムシート(4)の停止位置を判定する判定手
    段を備え、この判定手段によってフィルムシート(4)
    が設定位置に停止していること認めた場合にはフィルム
    挿入機構(Ha)、あるいは、切断機構(Hb)の作動
    を許し、フィルムシート(4)が設定位置に停止してい
    ないことを認めた場合にはフィルム挿入機構(Ha)、
    あるいは、切断機構(Hb)の何れの作動とも阻止する
    制御手段(41)を備えているフィルムシートの処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段によってフィルムシート
    (4)が設定位置に停止していないことを認めた場合に
    作動するアラーム(42)を備えている請求項1記載の
    フィルムシートの処理装置。
  3. 【請求項3】 前記指標センサ(MS)による前記指標
    (M)の検出位置を基準に、フィルムシート(4)の搬
    送方向上手側に離間した位置に指標(M)を検出し得る
    判定センサ(JS)を配置して前記判定手段が構成され
    ると共に、指標センサ(MS)が指標(M)を検出する
    ことに基づいてフィルムシート(4)の搬送を停止し、
    この停止状態で判定センサ(JS)が指標(M)を検出
    しない状態でフィルムシート(4)が設定位置に停止し
    ていると判定し、この停止状態で判定センサ(JS)が
    指標(M)を検出する状態でフィルムシート(4)が設
    定位置に停止していないと判定するよう前記制御手段
    (41)の制御形態が設定されている請求項1記載のフ
    ィルムシートの処理装置。
  4. 【請求項4】 フィルムシート(4)に形成された指標
    (M)を指標センサ(MS)が検出すると即時にフィル
    ムシート(4)の搬送を停止させ、この停止状態で指標
    センサ(MS)が指標(M)を検出する状態でフィルム
    シート(4)が設定位置に停止していると判定し、この
    停止状態で指標センサ(MS)が指標(M)を検出しな
    い状態でフィルムシート(4)が設定位置に停止してい
    ると判定するよう制御手段(41)の制御形態を設定す
    ることで、指標センサ(MS)が判定手段に兼用されて
    いる請求項1記載のフィルムシートの処理装置。
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