JP2000089446A - ピースネガ処理装置 - Google Patents

ピースネガ処理装置

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JP2000089446A
JP2000089446A JP10256133A JP25613398A JP2000089446A JP 2000089446 A JP2000089446 A JP 2000089446A JP 10256133 A JP10256133 A JP 10256133A JP 25613398 A JP25613398 A JP 25613398A JP 2000089446 A JP2000089446 A JP 2000089446A
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JP
Japan
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negative
negative sheet
sheet
transport
piece
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Withdrawn
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JP10256133A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kajiura
貴裕 梶浦
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被収納部が複数段連結されて形成されたネガ
シートを所定方向に搬送する搬送機構と、ネガシートの
各被収納部に、所定駒数の長さに切断されたピースネガ
を収納するインサーターと、ピースネガが収納されたネ
ガシートを所定段数ごとに切断するためのネガシートカ
ッターとを備えたピースネガ処理装置において、ネガシ
ートカッターが駆動され、刃物が降りたにも拘わらずネ
ガシートが切断されない場合に、これがオペレータに告
知されるピースネガ処理装置を提供する。 【解決手段】 ネガシートカッター63の下流側に、ネ
ガシート4の搬送面に進入した姿勢に揺動可能な当接部
材92からなるカットミス検知機構90を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピースネガ処理装
置に関し、より具体的には、被収納部が複数段連結され
て形成されたネガシートを所定方向に搬送する搬送機構
と、ネガシートの各被収納部に、所定駒数の長さに切断
されたピースネガを収納する収納操作部と、ピースネガ
が収納されて収納操作部から送られたネガシートを所定
段数ごとに切断するためのネガシート切断部とを備えた
ピースネガ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネガシートの切断が円滑に実施さ
れない場合、例えば、ネガシート切断部に設けられてい
る刃物に消耗などの異常が生じた結果、ネガシート切断
部が駆動され、刃物が降りたにも拘わらずネガシートが
切断されない場合、これがオペレータによって発見され
ることなく、ネガシートが次の例えばネガシート巻取り
工程に送られると、ネガシート巻取り機構が数オーダー
分のネガシートを一度に巻き取る結果、ネガシート巻取
り機構に過剰な負荷が掛ったり、トレイに設けられた1
オーダー分用のネガシートポケットに過剰に外径の大き
くなったネガシートが押し付けられてネガにダメージを
与えるなどの問題が生じるため、ピースネガ処理装置の
操作時には常にオペレータが待機して、巻き取られた状
態で排出されるネガシートの外径が適切かどうか等を目
視によって監視することが必要となり、改善の余地が有
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、上に例示した従来技術によるピースネガ処理装
置の持つ前述した欠点に鑑み、ネガシート切断部が駆動
され、刃物が降りたにも拘わらずネガシートが切断され
ない場合、オペレータによる目視確認に頼ること無く、
これが告知されるピースネガ処理装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1によるピースネガ処理装置は、ネ
ガシート切断部の前記搬送方向の下流側に、ネガシート
切断部によるネガシートの切断状態を検知するカットミ
ス検知機構が設けられていることを特徴構成としてい
る。
【0005】このような特徴構成を備えているために、
本発明の請求項1によるピースネガ処理装置では、ネガ
シート切断部に支障が生じて、ネガシート切断部が駆動
操作されたにも拘わらずネガシートが未切断状態を呈し
た場合、カットミス検知機構によって検知されるので、
これを、モニター画面上の警告やブザー等によって即刻
オペレータに告知したり、検知を受けて、ピースネガ処
理装置またはピースネガ処理装置が取り付けられた写真
処理装置全体の運転を停止する等の処置が可能となるの
で、オペレータが常時待機していなくても、オペレータ
は、次のネガシート巻取り工程等においてネガシートに
ダメージが生じる前に適切な処置をとることができる。
【0006】搬送機構には、ネガシート切断部よりも下
流側でネガシートを引っ張り搬送する引っ張り搬送機構
が含まれ、未切断状態でこの引っ張り搬送装置によって
搬送されるネガシートは、ネガシート切断部と引っ張り
搬送装置の間にネガシート搬送面を形成し、カットミス
検知機構は、ネガシート搬送面に位置するネガシートに
よってネガシート搬送面の外に押し出された退避姿勢と
ネガシート搬送面内に進入した進入姿勢との間で姿勢変
更可能に支持された当接部材と、当接部材を進入姿勢に
付勢する付勢手段と、当接部材の進入姿勢を検知する検
知手段とからなる構成とすれば良い。このような構成と
すれば、仮に、ネガシート切断部が駆動操作されたにも
拘わらず未切断状態が維持されている場合には、ネガシ
ート搬送面に位置するネガシートが当接部材を退避姿勢
に押し込んだままとなり、一方、ネガシート切断部の駆
動操作によってネガシートの切断が完了した場合には、
ネガシート搬送面にネガシートが不在となってネガシー
トから当接部材への作用力がなくなるので、当接部材は
付勢手段によって進入姿勢に切り替えられる。そして、
当接部材のこの進入姿勢は検知手段によって検知される
ので、例えば、ネガシート切断部が駆動操作された時点
から所定時間経過後に当接部材の進入姿勢への姿勢変更
が確認されなければ、カットミスの警報を出す等の構成
が可能になる。
【0007】また、引っ張り搬送機構が、搬送方向にお
ける収納操作部よりも上流側に設けられたネガシート供
給部との協働に基づいてネガシートに張力を加えながら
搬送し、カットミス検知機構は、未切断状態のネガシー
トが有する前記張力によって退避姿勢を強いられる構成
としても良い。このように構成すれば、ネガシート供給
部と引っ張り搬送装置の協働に基づく張力がネガシート
上に保持されているので、当接部材がこの張力によって
確実に退避姿勢に姿勢変更される。
【0008】より具体的には、当接部材は退避姿勢と進
入姿勢の間で揺動自在に支持されており、検知手段が、
当接部材の進入姿勢への姿勢変更に応じて通電操作され
るスイッチを含む構成とすれば良い。
【0009】さらに具体的には、ネガシート搬送面に沿
って延びた案内面と、当接部材の進入を許す開口部とを
備えた案内部材が設けられており、さらに、搬送機構
は、ネガシートを案内面に押し付けながら搬送方向に送
るネガシート送りユニットを含み、進入姿勢では、当接
部材の少なくとも一部が、案内面を挟んでネガシート搬
送面の反対側から開口部を介して案内面を超えて突出す
る構成とすれば良い。このような構成にすれば、ネガシ
ート供給部と引っ張り搬送機構の協働に基づく張力の他
に、ネガシート送りユニットがネガシートを案内面に押
し付けることによってネガシートに発生する張力も、当
接部材を退避姿勢に維持する作用をもたらすので、当接
部材の退避姿勢と進入姿勢の相違がより明確になり、結
果的に、カットミスの検知がより確実に実施される。
【0010】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一例について
図面に基づいて解説する。本発明によるピースネガ処理
装置は、焼付・現像処理などを自動的に行う写真処理装
置に組み込まれているが、そのような写真処理装置1内
を各種処理にともなって搬送されるネガフィルム2と印
画紙3の搬送経路が、図1に模式的に示されている。こ
の写真処理装置1は、ネガフィルム供給部10と、ネガ
フィルム2の画像をペーパーマガジン3aから引き出さ
れた印画紙3に焼き付ける露光部20と、露光部20に
て露光済の印画紙3を現像処理する現像処理部30と、
現像処理部30にて現像処理された印画紙3を乾燥する
乾燥部40と、乾燥された印画紙3を所定長さにカット
してプリント(印画紙3を所定長さにカットしたものを
プリント3と称している)として排出するプリント排出
部50と、露光部20で使用されたネガフィルム2をピ
ースネガ2aにカットし、ネガシート4に挿入した後に
排出するネガフィルム排出部60と、ネガフィルム排出
部60から排出された1オーダー分のピースネガ2aを
収納したネガシート4とプリント排出部50から排出さ
れた対応するオーダのプリントを仕上がり品として照合
組み合わせて、作業者による仕上がり品取り出し位置ま
で搬送するコンベヤ機構70とを備えている。
【0012】ネガフィルム供給部10には、100本ま
でのネガフィルム2をスプライステープによってつなぎ
合わせたものを巻き取っているネガリール11が2本装
填可能であり、このネガリール11から引き出されたネ
ガフィルム2に備えられているバーコードを読み取るバ
ーコードリーダー12や引き出されたネガフィルム2を
1オーダ毎にスプライステープ上でカットするスプライ
ステープカッター13や、スプライス検出センサー14
が設けられている。さらに、ネガリール11から露光部
20に続くネガフィルム搬送ラインの途中に、ピースネ
ガ挿入部15が設けられている。つまり、この露光部2
0では、スプライステープによって長尺化されたネガフ
ィルムをネガカッター13によって再び1オーダの長さ
にカットされたネガフィルム2と、4コマ又は6コマを
有するようにカットされたピースネガ2aが扱われる。
露光部20には、フィルム搬送方向上流側に、フィルム
読取装置21が設けられ、そのフィルム搬送方向下流側
に、露光用光源や調光フィルタや焼付レンズなどからな
る露光装置22が設けられている。ネガフィルム供給部
10から露光部20を通過してネガ排出部60に至るネ
ガフィルム搬送ラインは図示されていない搬送ローラに
よって行われる。
【0013】現像処理部30には、その図示は省略され
ているが、複数の現像処理タンクが備えられており、露
光部20でネガフィルム2やピースネガ2aの画像が焼
き付けられた後、現像処理部30の現像処理タンクを順
次通過することで現像処理される。なお、露光部20と
現像処理部30の間には、露光部20と現像処理部30
の間で発生する処理速度の差を吸収するために印画紙3
をループ状に一時貯蔵するループ形成部が設けられてい
るが、現像処理部30の手前には、このループ形成部の
存在にもかかわらず露光部20と現像処理部30の間で
連続して印画紙3を送り続けることができない事態が生
じた場合に緊急避難的に印画紙3を切断するカッター2
4が設けられている。現像処理後の印画紙3は、乾燥部
40で乾燥された後、プリント排出部50に送られ、ペ
ーパーカッター51によってカットされることにより仕
上がりプリント3となり、横送りコンベヤ52によって
コンベヤ機構70へ送り出される。コンベヤ機構70
は、図1に示されているようにトレーコンベヤ式であ
り、周回案内路76に案内されながら搬送力を伝達す
る、図示されていない駆動手段によって走行する複数の
トレー78が備えられている。周回案内路76によって
決定される搬送ラインには、ネガフィルム搬入ステーシ
ョン71と待機ステーション72と、プリント搬入ステ
ーション73と、照合ステーション74とが形成されて
いる。周回案内路76は、写真処理装置1の低い位置に
配置されたネガフィルム排出部60と高い位置に配置さ
れたプリント排出部50との間を現像処理部30と乾燥
部40の側壁に沿って延びている。
【0014】図2と図3に示すように、露光部20にて
露光処理の終了した1オーダ長さのネガフィルム2は、
露光装置22のフィルム搬送方向下流側に配置されてい
るネガカッター23によって6コマ(又は4コマ)毎に
切断されて、ピースネガ2aにされる。順次、カットさ
れて送り出されるピースネガ2aは、本発明によるピー
スネガ処理装置100によって、1オーダ(1セット)
分毎にネガシート4に収納された状態で、コンベヤ機構
70のトレイ78へ送り出される。ピースネガ処理装置
100には、ネガシート4を搬送するネガシート搬送装
置80、ネガシート4の各ポケット4b(被収納部の一
例)にピースネガ2aを収納するピースネガインサータ
62(収納操作部の一例)、および、1オーダ分のピー
スネガ2aの挿入が完了した時に所定の位置でネガシー
ト4をカットするネガシートカッター63(ネガシート
切断部の一例)が設けられている。ネガシート4は、図
4に示すように、2枚重ねた長尺の樹脂シートを、長尺
の樹脂シートを横断する方向に延びた接合ラインによっ
て一定間隔で接合して形成されており、隣接する接合ラ
インどうしの間にポケット4bが形成されている。ま
た、各ポケット4bの間には光学的に検出可能なマーク
4aが印刷されており、ネガシート4の位置決めに用い
られる。
【0015】図2では搬送ローラとして示されたピース
ネガインサータ62は、ネガシート搬送装置80によっ
てネガシートロール61から引き出され、図2と3に示
されるように、所定位置に停止したネガシート4のポケ
ット4bに、1本ずつピースネガ2aを挿入する。1オ
ーダ分のピースネガ2aの挿入が完了すれば、ネガシー
ト4は最終のポケット4bと次のポケット4bの間でネ
ガシートカッター63によってカットされる。1オーダ
の長さでカットされたネガシート4は、詳しく図示され
ていないネガシート巻き取り装置64によって巻き取ら
れ、図示されていないフィーダによってコンベヤ機構7
0のトレイ78へ送り出される。ピースネガ2aが露光
部20にて露光処理された場合、ネガカッター23によ
って切断する必要はないので、ネガカッター23の作動
が中断され、そのまま順次ピースネガ2aがピースネガ
インサータ62によってネガシート4のポケット4bに
挿入されていく。その後、1オーダ(1セット)分のピ
ースネガ2aの挿入が完了すれば、同様にネガシート6
1はネガシートカッター63によってカットされ、最終
的にコンベヤ機構70のトレイ78へ送り出される。ネ
ガシート4は、図2,3および図5に示すように、ネガ
シートロール61からピースネガインサータ62、ネガ
シートカッター63を通ってネガシート巻き取り装置6
4に送られて行くが、このネガシート搬送ラインは、ネ
ガフィルム排出部60内に収めるため、曲がりくねった
レイアウトを有するネガシート搬送装置80によって形
成されている。ネガシート搬送装置80は、隣接して配
置されているピースネガインサータ62とネガシートカ
ッター63を基準として、搬送上流側のネガシート4の
搬送を行う第1搬送部80Aと、搬送下流側に位置する
ネガシート4の搬送を行う第2搬送部80Bとを主要構
成要素とし、さらに、第2搬送部80Bからネガシート
4を受け取ってネガシート巻き取り装置64に送り出す
ベルト式の第3搬送部80Cも備えている。
【0016】第1搬送部80Aには、対向ローラ方式を
採用しており、ネガシート4をその間に挟み込む駆動ロ
ーラ81と押さえローラ82、そして、駆動ローラ81
にモータM1の回転動力を伝達する動力伝達機構83か
ら構成される。第2搬送部80Bは、垂直に延びた平滑
な案内面87aを備えた案内部材87と、ネガシート4
を案内面87aに押し付けながら下向きに案内する送り
ユニット84とからなる。送りユニット84は、案内面
87aと平行に配置された複数の回転ローター85から
なり、一つ一つの回転ローター85の水平な回転軸芯か
らは、ゴム製などからなる6枚の弾性ブレード85aが
径方向外側に延びている。モータM3の回転動力が動力
伝達機構86によって回転ローター85の一つに伝達さ
れ、複数の回転ローターどうしは連動するように、無端
ベルトや無端チェーンによって連結されている。回転ロ
ーター85が回転駆動されると、各弾性ブレード85a
の弾性を備えた各先端部分がネガシート4を案内面87
aに押し付けながら、案内面87aに沿って次々に下方
に移動するが、この際に各弾性ブレード85aの先端部
分とネガシート4の間に発生する摩擦力によって、ネガ
シート4は、案内面87a上を下向きに搬送される。こ
の時、未切断状態のまま搬送されるネガシート4は、案
内面87aに沿ったネガシート搬送面4Fを形成する。
また、ネガシートロール61と第1搬送部80Aとは、
ピースネガインサータ62よりも上流側に設けられたネ
ガシート供給部を構成している。さらに、第2搬送部8
0Bと、第3搬送部80Cとは、前記ネガシート供給部
との協働に基づいてネガシート4に原則的に張力を加え
ながら搬送する引っ張り搬送機構を構成している。すな
わち、未切断状態のまま搬送中のネガシート4に前記張
力が維持されるように、第2搬送部80Bまたは第3搬
送部80Cには、第1搬送部80Aのそれを上回るネガ
搬送速度が設定されている。
【0017】本発明によるピースネガ処理装置100に
は、ネガシートカッター63によるネガシート4の切断
状態を検知するカットミス検知機構90が設けられてい
る。カットミス検知機構90は、案内部材87の裏面側
に設けられたカットミスセンサー91と、カットミスセ
ンサー91から送られる電気信号を受け止めるために写
真処理装置1のコントローラ5内に設置された検知手段
97と、検知手段97が受けたカットミスセンサー91
からの電気信号に基づいて、カットミスが検知された場
合にこれを警告として表示するモニター6とからなる。
図6に示されるように、カットミスセンサー91は、案
内部材87の裏面に揺動自在に支持された当接部材92
と、当接部材92の揺動姿勢に応じて通電操作されるマ
イクロスイッチ93とからなる。当接部材92は、当接
部材92の全体がネガシート搬送面4Fの外にある退避
姿勢と、当接部材92の先端部92aが、案内部材87
に貫通形成されている開口部87bを通過してネガシー
ト搬送面4F内に進入した進入姿勢との間で揺動可能に
設けられており、ねじりコイルばね94からなる付勢手
段によって常に前記進入姿勢に付勢されている。また、
図3に示されるように、カットミスセンサー91は、送
りユニット84の回転ローター85との干渉しない位置
に設けられている。
【0018】ネガシート4が第1搬送部80Aから第3
搬送部80Cまで、未切断状態の状態で配置されている
時には、ネガシート4にはネガシート供給部(61,8
0A)と引っ張り搬送機構(80B,80C)とから前
記張力が加えられているので、図6(a)に示されるよ
うに、当接部材92の全体は、前記張力に基づいてネガ
シート搬送面4Fの外に押し出され、退避姿勢に保持さ
れる。尚、ねじりコイルばね94による当接部材92を
進入姿勢に付勢する付勢力は極めて弱い(約1グラム)
ので、当接部材92をこの付勢力に抗して退避姿勢に維
持するためには、必ずしもネガシート供給部(61,8
0A)と引っ張り搬送機構(80B,80C)による張
力が必要である訳ではなく、ネガシート搬送面4F上に
未切断のネガシート4が所定の長さ以上にわたって単に
存在しているだけでも当接部材92は退避姿勢に維持さ
れて、カットミスの検出が行われる。例えば、図示され
た実施形態では、所定長さのネガシート4が案内部材8
7に沿って垂れ下がっていれば、ネガシート搬送面4F
上のネガシート4にはネガシート4の自重による弱い張
力が発生し、この弱い張力によっても当接部材92は確
実に退避姿勢に維持されるように構成されている。一
方、ネガシートカッター63による切断が確実に実施さ
れて、1オーダー分のネガシート4が完全に切り離さ
れ、第3搬送部80Cまで搬送されると、前記張力が解
放されるので、図6(b)に示されるように、当接部材
92はねじりコイルばね94によって進入姿勢に姿勢変
更され、当接部材92の先端部92aが開口部87bか
らネガシート搬送面4F内に進入する。この進入姿勢へ
の姿勢変更と同時に、マイクロスイッチ93が通電状態
となって、電気信号が検知手段97に送られる。コント
ローラ5には、検知手段97の他に、ネガシートカッタ
ー63の駆動操作を制御するネガシートカッター制御手
段、送りユニット84の駆動操作を制御する送りユニッ
ト制御手段、および、第3搬送部80Cの駆動操作を制
御する第3制御部制御手段が設置されている。そして、
1オーダー分のネガシート4が予定通りに切り離された
場合に、切り離しが実施された時点からこの切り離され
たネガシート4が送りユニット84を通過して第3搬送
部80Cに到着する時点までの標準的な時間長さtは一
定と考えられるので、コントローラ5は、ネガシートカ
ッター63を駆動操作した時点Taに基づいて、切り離
されたネガシート4が送りユニット84を通過してしま
う時点Tb(=Ta+t)を仮想通過時刻として設定
し、この仮想通過時刻Tbの前後x秒、すなわち、[ T
b−x] 〜[ Tb+x] の時刻間に、当接部材92が進
入姿勢になったことを示す電気信号がマイクロスイッチ
93から送られていれば、カットミスは生じなかったと
判断する。一方、[ Tb−x] 〜[ Tb+x] の間に、
当接部材92が進入姿勢になったことを示す電気信号が
マイクロスイッチ93から送られて来なければ、カット
ミスが生じたことを警告する表示をモニター6に表示す
る、警告ブザーを鳴らす等によってオペレータに告知す
る、または、前記カットミスの検知を受けて、ピースネ
ガ処理装置またはピースネガ処理装置が取り付けられた
写真処理装置全体の運転を停止する。
【0019】〔別の実施形態〕上記の実施形態では、カ
ットミス検知機構として、変位可能な当接部材がネガシ
ートから受ける反力を利用してカットミスを検知する機
構を用いたが、他に、図7に示すように、ネガシート4
の面が光や音のビームを遮断する性質を備えていること
を利用して、カットミスを検知する機構を用いても良
い。図7では、一対のビーム授受手段95,95が、案
内部材87に貫通形成されている開口部87bを挟んで
設けられており、案内部材87に沿ったネガシート搬送
面4F内におけるネガシート4の有無が検出できるよう
に構成されている。図7(a)は、ネガシート搬送面4
F内に在る未切断状態のネガシート4がビームを遮断し
ている様子を示し、図7(b)は、ネガシート4が完全
に切断され、ネガシート搬送面4F内の開口部87bに
ネガシートが不在となったために、ビーム授受手段9
5,95の間でビームの授受が再開された様子を示して
いる。ビーム授受手段95,95としては、例えば、ネ
ガシート4が半透明であること、言い換えれば、通過す
る光ビームの一部を吸収あるいは分散させる性質を利用
して、光センサー対を用いれば良い。また、ネガシート
4が直進しようとする超音波を遮断する性質を利用し
て、超音波センサー対としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置におけるネガフィルムと印画紙の
流れを示す模式図
【図2】ネガフィルム搬送ラインとネガシート搬送ライ
ンを示す模式図
【図3】ピースネガ処理装置の要部の斜視図
【図4】ピースネガを収納したネガシートの平面図
【図5】ピースネガ処理装置の略図
【図6】カットミスセンサーの模式図
【図7】別実施形態によるカットミスセンサーの模式図
【符号の説明】
2 ネガフィルム 2a ピースネガ 3 印画紙(プリント) 4 ネガシート 5 コントローラ 6 モニター 23 ネガカッター 30 現像部 60 ネガフィルム排出部 61 ネガシートロール 62 ピースネガインサータ 63 ネガシートカッター 80 ネガシート搬送装置 80A 第1搬送部 80B 第2搬送部 80C 第3搬送部 87 案内部材 90 カットミス検知機構 91 カットミスセンサー 92 当接部材 100 ピースネガ処理装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被収納部が複数段連結されて形成された
    ネガシートを所定方向に搬送する搬送機構と、ネガシー
    トの前記各被収納部に、所定駒数の長さに切断されたピ
    ースネガを収納する収納操作部と、ピースネガが収納さ
    れて前記収納操作部から送られたネガシートを所定段数
    ごとに切断するためのネガシート切断部とを備えたピー
    スネガ処理装置であって、 前記ネガシート切断部の前記搬送方向の下流側に、前記
    ネガシート切断部によるネガシートの切断状態を検知す
    るカットミス検知機構が設けられているピースネガ処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送機構には、前記ネガシート切断
    部よりも下流側でネガシートを引っ張り搬送する引っ張
    り搬送機構が含まれ、未切断状態で前記引っ張り搬送装
    置によって搬送されるネガシートは、前記ネガシート切
    断部と前記引っ張り搬送装置の間にネガシート搬送面を
    形成し、 前記カットミス検知機構は、前記ネガシート搬送面に位
    置するネガシートによって前記ネガシート搬送面の外に
    押し出された退避姿勢と前記ネガシート搬送面内に進入
    した進入姿勢との間で姿勢変更可能に支持された当接部
    材と、前記当接部材を前記進入姿勢に付勢する付勢手段
    と、前記当接部材の前記進入姿勢を検知する検知手段と
    からなる請求項1に記載のピースネガ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記引っ張り搬送機構は、前記搬送方向
    における前記収納操作部よりも上流側に設けられたネガ
    シート供給部との協働に基づいてネガシートに張力を加
    えながら搬送し、 前記カットミス検知機構は、未切断状態のネガシートが
    有する前記張力によって前記退避姿勢を強いられる請求
    項2に記載のピースネガ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記当接部材は前記退避姿勢と前記進入
    姿勢の間で揺動自在に支持されており、前記検知手段
    は、前記当接部材の前記進入姿勢への姿勢変更に応じて
    通電操作されるスイッチを含む請求項2または3に記載
    のピースネガ処理装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ネガシート搬送面に沿って
    延びた案内面と、前記当接部材の前記進入を許す開口部
    とを備えた案内部材が設けられており、さらに、前記搬
    送機構は、ネガシートを前記案内面に押し付けながら前
    記搬送方向に送るネガシート送りユニットを含み、前記
    進入姿勢では、前記当接部材の少なくとも一部が、前記
    案内面を挟んで前記ネガシート搬送面の反対側から前記
    開口部を介して前記案内面を超えて突出する請求項2か
    ら4のいずれか1項に記載のピースネガ処理装置。
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