JPH1138590A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JPH1138590A
JPH1138590A JP18964097A JP18964097A JPH1138590A JP H1138590 A JPH1138590 A JP H1138590A JP 18964097 A JP18964097 A JP 18964097A JP 18964097 A JP18964097 A JP 18964097A JP H1138590 A JPH1138590 A JP H1138590A
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JP
Japan
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film
reading
strip
negative
head
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JP18964097A
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English (en)
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Hiroshi Miyawaki
浩 宮脇
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの位置決め制御を少なくし、フィ
ルムの搬送効率を高め、焼付処理の高速化を可能にする
写真処理装置を提供すること。 【解決手段】長尺化されたストリップフィルムのつなぎ
部材(136)によるつなぎ合わせ領域を切断して再度単独
のストリップフィルムにするフィルム切断装置(60)と、
前記ストリップフィルムの所定位置に付与されているフ
ィルムID番号を読み取るID番号読取装置(140)と、
前記フィルム切断装置と前記ID番号読取装置の動作を
制御するコントローラとを備えた写真処理装置におい
て、前記ID番号読取装置(140)の動作は前記フィルム
切断装置(60)の動作に同期することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストリップフィル
ムをつなぎ部材でつなぎ合わせて作成された長尺フィル
ムのつなぎ合わせ領域を切断して再度ストリップフィル
ムにするフィルム切断装置と、前記ストリップフィルム
の所定位置に付与されているフィルムID番号を読み取
るID番号読取装置と、、前記フィルム切断装置と前記
ID番号読取装置の動作を制御するコントローラとを備
えた写真処理装置に関する。ここで、フィルムID番号
とは、入荷された各フィルムの識別を可能とするための
識別コードであり、フィルム処理工程における処理対象
フィルムの特定や、焼付処理後に行われる仕上がりプリ
ントとフィルムとの照合等のために利用されている。
【0002】
【従来の技術】上述した写真処理装置では、ID番号読
取装置によるフィルムID番号の読取工程は、フィルム
切断装置による長尺写真フィルムの切断工程の前か又は
後で行われる。いずれにしても、フィルムID番号の読
取工程では、まず、フィルムに張り付けられたID番号
シールを検出するかフィルムの基準点を検出すること
で、ID番号シールがID番号読取装置の読取ヘッドの
位置に達した時にフィルム搬送を停止させる。読取ヘッ
ドによってID番号シールからID番号が読み取られる
と、再びフィルム搬送を開始する。同様なフィルムの位
置決め、つまりフィルム搬送制御は、フィルム切断装置
による長尺写真フィルムの切断工程においても行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなフィルム搬
送制御によるフィルム位置決めの回数が多いほど、フィ
ルムの搬送効率を低下させるので、焼付処理の高速化の
障害となるものである。また、フィルムの位置決めのた
めにはフィルム検出器やその検出信号の処理部などが必
要となり、コスト高を導く。本発明の目的は、フィルム
の位置決め制御を少なくし、フィルムの搬送効率を高
め、焼付処理の高速化を可能にする写真処理装置を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】ストリップフィルムをつ
なぎ部材でつなぎ合わせて作成された長尺フィルムのつ
なぎ合わせ領域を切断して再度ストリップフィルムにす
るフィルム切断装置と、前記ストリップフィルムの所定
位置に付与されているフィルムID番号を読み取るID
番号読取装置と、前記フィルム切断装置と前記ID番号
読取装置の動作を制御するコントローラとを備えた写真
処理装置における上記課題を解決するため、本発明で
は、前記ID番号読取装置の動作は前記フィルム切断装
置の動作に同期することを特徴とする。
【0005】この構成では、ID番号読取装置の動作は
フィルム切断装置の何らかの動作にリンクしているの
で、ID番号読取装置のための動作トリガーはフィルム
切断装置の何らかの動作から受け取ることができる。つ
まり、この両装置は、独立的に動作するのではなく、連
係して動作するのである。これにより、例えばフィルム
切断装置のための位置決めなどのフィルム搬送制御とI
D番号読取装置のためのフィルム搬送制御とを兼用する
ことができる。このようなフィルム搬送制御の兼用は、
例えばID番号読取装置が独自のフィルム検出器などの
位置決めセンサーなどをもつ必要がなくなるといった利
点をもたらす。
【0006】本発明の好適な実施形態として、ID番号
読取装置によるフィルムID番号の読み取りを、長尺フ
ィルム切断時の前記長尺フィルムの搬送停止中に行うも
のがある。フィルム切断装置によるフィルム切断時に必
要な長尺フィルムの所定位置での停止時に、ID番号読
取装置にトリガー信号を送り、ID番号読取装置による
フィルムID番号の読み取りを行う。つまり、フィルム
切断装置のためのフィルムの位置決めをそのままID番
号読取装置のために流用するのである。もちろん、逆に
フィルム切断装置によるフィルム切断を、ID番号読取
装置によるフィルムID番号の読み取りのために位置決
めされた長尺フィルムに対して行っても、同様な利点が
得られる。
【0007】フィルムID番号はストリップフィルムの
所定位置に付与されているが、このストリップフィルム
をつなぎ合わせた長尺フィルムとして写真処理装置に投
入される場合その投入方向は必ずしも特定されていない
ので、つなぎ部材の一端側に設定されている切断位置と
フィルムID番号の読取位置との位置関係も特定されな
い。つまり、長尺フィルムの投入方向によって、フィル
ムID番号の読取位置はフィルム搬送方向に関して長尺
フィルム切断位置の上流側又は下流側のどちらかに位置
することになる。このような事情に鑑みて、本発明によ
る写真処理装置の好適な実施形態では、ID番号読取装
置は、フィルム搬送方向に関して長尺フィルム切断位置
の両側にそれぞれ第1読取ヘッドと第2読取ヘッドを設
けている。この構成により、フィルムID番号の読取位
置がフィルム搬送方向に関して長尺フィルム切断位置の
上流側又は下流側のどちらにきても、対処できる。
【0008】上述したように2つの読取ヘッドが備えら
れている場合、長尺フィルムの搬送姿勢に応じて、第1
読取ヘッドと第2読取ヘッドのいずれかを動作読取ヘッ
ドとして選択するように構成することも可能であるし、
あるいは第1読取ヘッドと第2読取ヘッドの両方から取
得された読取信号を評価して、正常な読取信号をフィル
ムID番号の読取信号として利用するように構成するこ
とも可能である。前者の場合は、長尺フィルムの搬送姿
勢、つまり投入方向を検知するために、フィルムに形成
されているDXコードの検出を利用するとよい。後者の
場合は、常時両方の読取ヘッドを動作させ、その読取信
号を評価することでフィルムID番号を読み取っている
方の信号を採用するので、評価プログラムを少し追加す
るだけでよい。本発明によるその他の特徴及び利点は、
以下図面を用いた実施例の説明により明らかになるだろ
う。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、DPE店における、比
較的小規模な写真処理システム(ミニラボ)の構成が概
略的に示されている。DPE店には、カメラ撮影を終え
た顧客から未現像のネガフィルム1、つまり1本分の長
さをもったストリップネガ1Aを収納したパトローネが
持ち込まれ、通常同時プリントが注文される。顧客の名
前や住所及びプリントサイズなどをDP袋に書き込むと
ともに持ち込まれたパトローネをそのDP袋2に入れら
れる。このDP袋2には、予め、バーコード表示された
受付番号を印字しているシール2aが貼り付けられてい
る。
【0010】パトローネを収納したDP袋2が受付台1
00に渡されると、DP袋2からパトローネが取り出さ
れるとともにDP袋2に貼り付けられていた受付番号や
プリントサイズなどの注文情報がリンクされた状態で、
後で説明される写真処理装置の一例としての写真焼付装
置のコントローラにも入力される。パトローネから引き
出されたストリップネガ1AはID番号付与装置110
に送られ、DP袋2に貼り付けられた受付番号と関連づ
けられたフィルムID番号が所定箇所に付与される。そ
の後、ストリップネガ1Aはフィルム現像機120に送
られると、自動的に現像、漂白、定着、水洗等の処理槽
内を搬送され、かつ乾燥処理されて、撮影画像が顕像化
される。この顕像化された多数のストリップネガ1Aは
露光焼付処理のために、順々に接続されてロール状の長
尺ネガフィルムが作成される。このストリップネガ1A
の長尺化は、フィルムスプライサー130につなぎ部材
としてのスプライステープを用いて先行するストリップ
ネガ1Aの後端とこれに続くストリップネガ1Aの先端
を順次つなぎ合わせていく手法で実施され、この長尺化
されたネガフィルム1をリール4に巻き取ることにより
現像済みの長尺ネガロールが作成される。
【0011】リール4に巻かれた長尺ネガフィルム1を
フィルム送り出し部10に装填することにより、一連の
露光焼付処理が自動的に行われる。まず、スプライステ
ープによってつながれたストリップネガ1Aはフィルム
送り出し部10から送り出されたところで、フィルムI
D番号読取装置140によってフィルムID番号が読み
取られると同時に、フィルム切断装置60によってスプ
ライステープのところで切断され、再び単独のストリッ
プネガ1Aとなる。つまり、1本単位でストリップネガ
1Aは露光焼付装置30に送られることになる。
【0012】露光焼付装置30では、ストリップネガ1
Aのコマが順次露光位置に位置決めされ、所定の露光量
で所定枚数分を印画紙3に露光焼き付けされる。順次コ
マ画像を焼き付けられた印画紙3は、印画紙用印字装置
160によって、対応するストリップネガ1Aに印字さ
れているID番号と同じID番号をその裏面に印字され
る。その後、印画紙用現像装置170によって現像され
た印画紙3は、ペーパーカッター180によって焼き付
けコマ毎にカットされ、仕上がり写真プリントとして照
合ステーション200に送られる。
【0013】焼付処理が終了したストリップネガ1A
は、ネガカットインサータ190へ送られ、所定のコマ
数毎(例えば、4コマ又は6コマ毎)にカットされ、ピ
ースネガ1Bとしてネガシートに順次収容され、写真プ
リントと照合するため、照合ステーション200に送ら
れる。
【0014】照合ステーション200では、ピースネガ
1Bに付与されたID番号と写真プリントの裏面に印字
されたID番号を照らし合わせることでネガシートと写
真プリントを照合し、ピースネガ1Bのコマ画像と写真
プリントの対応関係と仕上がり状態をチェックし、合格
の場合は、受付時に受け取ったDP袋2に収納する。焼
付不良等が生じた場合、再度焼き直しし、再び照合ステ
ーション200で照合した後、DP袋2に収納される。
【0015】次に、フィルムID番号付与装置110の
構成を図2を用いて説明する。この付与装置110は、
シールシート111のシール111aにフィルムID番
号を示すバーコードと数字を印字する印字ヘッド112
と、シールシート111からシール111aを剥がして
ストリップフィルム1Aのカブリ部に貼り付ける貼付機
構113とを備えている。印字ヘッド112と貼付機構
113はそれぞれドライバ112a、113aを介して
制御部114と接続されている。この制御部114に
は、受付台100に配置されているキーボード101と
バーコードリーダ102が接続されている。バーコード
リーダ102は、DP袋2に貼り付けられているコード
シールから受付番号を表しているバーコードを読み取る
ものであり、読み取られた受付番号は制御部114のメ
モリーに格納される。DP袋2にバーコードが貼り付け
られておらず、数字などで記録されている場合、オペレ
ータによってキーボード101から受付番号を直接入力
し、制御部114のメモリーに格納することも可能であ
る。さらに、制御部144には、ストリップネガ1Aの
パーフォレーションを検出する光センサー115や、ネ
ガ搬送のための搬送ローラ116を駆動するモータ11
7もここでは図示されていないドライバーを介して接続
されている。モータ117にはモータ117の回転を検
出できるようにエンコーダがその回転軸に設けられてお
り、エンコーダの出力信号は制御部114に送られる。
これにより、ストリップフィルム1Aの搬送は制御部1
14によって自在に制御される。
【0016】制御部114はメモリーに格納された受付
番号に関係づけられたフィルムID番号を生成し、この
フィルムID番号のためのバーコードと数字をシールシ
ート111のシール111aに印字するように印字ヘッ
ド112に命令を送る。印字ヘッド112によって印字
されたシール111aは貼付機構113に送られる。光
センサー115がストリップネガ1Aの先端領域を検出
することによりシール貼付動作のタイミングが演算さ
れ、シール111がストリップネガ1Aの所定の箇所に
貼り付けられるように、貼付機構113の動作が制御部
114によって制御される。フィルムID番号を付与さ
れたストリップフィルム1Aは、さらにフィルム現像機
120に送られ、従来通りの現像処理を受ける。現像処
理が終えた複数のストリップフィルム1Aはフィルムス
プライサー130によって長尺化される。
【0017】図3に示されているフィルムスプライサー
130は、1本づつ投入された現像済みのストリップネ
ガ1Aをスプライステープ136によってつなぎ合わせ
て長尺のネガロールを作成するものであり、ストリップ
ネガ1Aを搬送する搬送ローラ131、必要に応じてス
トリップネガ1Aの端部をカットするカッター132、
前後に並んで搬送されるストリップネガ1Aの後端と先
端の間の接合部を検出してスプライステープ136を貼
り付けることによりつなぎ合わせるスプライシングユニ
ット133、つなぎ合わせたストリップネガ1Aを長尺
ネガとしてリール4に巻き取るための巻き取りモータ1
34、さらにこれらの動作機器を制御する制御部135
などを備えている。オペレータによって1本づつ投入さ
れたストリップネガ1Aを互いにつなぎ合わしてリール
4に巻き取られた長尺ネガロールは、写真焼付装置のフ
ィルム送り出し部10に装着される。
【0018】次に図4を用いて、フィルム切断装置60
とID番号読取装置140がフィルム搬送路中に統合化
されて組み込まれている構成を説明する。フィルム切断
装置60は、カッター刃61と、このカッター刃61を
駆動する駆動機構62とを備えている。駆動機構62
は、後で詳しく説明する写真焼付装置全体の制御を行う
コントローラ500とドライバ63を通じて接続されて
いる。ID番号読取装置140は、フィルム搬送方向に
関してカッター刃61の両側に配置されている第1読取
ヘッド141と第2読取ヘッド142とを備えており、
これらの読取ヘッド141と142のバーコード読取制
御もコントローラ500によって行われる。
【0019】端部検出センサ82がスプライステープ1
36によってつながれたストリップネガ1Aのつなぎ部
領域を検出することにより、コントローラ500が長尺
ネガフィルム1の所定の切断位置がカッター刃61の真
下にくるタイミングを演算し、そのタイミングでフィル
ム搬送を停止し、フィルム切断装置60の切断動作を命
じる。このフィルム搬送停止状態でのカッター刃61と
第1・第2読取ヘッド141、142の位置関係は図5
に示されている。つまり、カッター刃61の位置P1と
第1読取ヘッド141の位置P2との間隔L1は、カッタ
ー刃61が長尺ネガフィルム1の所定の切断位置に位置
した際、ちょうど第1読取ヘッド141がバーコードシ
ール111aの真上にくるように設定されている。この
ため、バーコードシール111aはストリップネガ1A
の端部より所定距離L0だけ離れた位置に貼り付けられ
る仕様となっており、さらにスプライステープ136の
寸法や貼り付け位置も正確に決められている。従って、
フィルム切断装置60の切断動作時に第1読取ヘッド1
41の読取動作を行うことにより、バーコードシール1
11aからフィルムID番号を読み取ることができる。
【0020】切断位置P1とバーコードシール111a
の位置関係は、長尺ネガフィルム1の搬送姿勢によっ
て、つまりストリップネガ1Aの先端側から投入される
か、後端側から投入されるかによって異なる。図5で示
した長尺ネガフィルム1の搬送姿勢と逆の姿勢での切断
位置P1とバーコードシール111aの位置関係が、図
6で示されている。この場合、バーコードシール111
aの位置はカッター刃61の位置P1より搬送方向下流
側にずれて位置している。このようなケースに対処する
ため、第2読取ヘッド142の位置P3がカッター刃6
1から前述したずれ分L2だけ離れて配置されている。
このような構成により、長尺ネガフィルム1の搬送姿勢
がいずれの場合でも、第1読取ヘッド141と第2読取
ヘッド142のどちらかでフィルムID番号を読み取る
ことができる。
【0021】例えば、DXコードを読み取るセンサーか
らの信号により、コントローラ500が、長尺ネガフィ
ルム1の搬送姿勢を認識し、その認識結果に基づいて、
読取動作すべき読取ヘッドを選択する読取ヘッド選択部
を備えている場合、コントローラ500は適切な読取ヘ
ッドに対してのみ読取動作制御を行うことになる。ま
た、常時第1読取ヘッド141と第2読取ヘッド142
に対して読取動作制御を行い、得られた読取信号から適
切な信号の方を選択するような信号評価部を備えるよう
な構成を採用することも可能である。このような読取ヘ
ッド選択部や信号評価部は、プログラムによる実行され
る機能としてコントローラ500に備えられる。
【0022】次に、図7〜図9を用いて、長尺化された
ストリップネガ1Aを処理する写真焼付装置の全体構成
を説明する。図7にその外観が示された写真焼付装置
は、後述する画像情報読取り装置や焼付け露光装置など
が内装され、リール4に巻かれた現像済み長尺ネガ1の
画像情報を画像情報読取り装置20が読取ってディスプ
レイ9aに表示し、その表示内容に基づいてオペレータ
が操作卓9bを操作することにより、焼付け露光装置3
0が適正な露光量で印画紙に露光し、その後、現像など
の処理を経て、最終的に仕上げられたプリントが、プリ
ント収納部11に排出されるように構成されている。
【0023】前記リール4には、図8や図9に示すよう
に、現像済みの長尺ネガフィルム1が巻かれている。こ
の長尺ネガフイルム1は、必要に応じて露光焼付処理の
前に再び接合箇所で切断され、再びストリップネガ1A
となる。リール4が装着されるフィルム送り出し部10
には、ネガフイルム1の弛みを取るダンサー5が配設さ
れ、かつ、このリール4から画像情報読取り装置20や
焼付露光装置30の方に、リール4に巻かれたストリッ
プネガ1Aを搬送するフィルム搬送手段40が配設され
ている。
【0024】このフィルム搬送手段40は、第1搬送部
と第2搬送部とから構成されており、第1搬送部は、パ
ルスモータ41によって回転駆動される第1駆動ローラ
42とこの第1駆動ローラ42に当接する2個の駆動用
遊転ローラ43、DCモータ44によって回転駆動され
る第2駆動ローラ45とこの第2駆動ローラ45に当接
する駆動用遊転ローラ46、方向変換用の遊転ローラ4
7、ならびに、互いに当接する一対の遊転ローラ48な
どからなり、ストリップネガ1Aを画像情報読取り装置
20の方へ搬送する。この第1搬送部の搬送経路中に
は、図4に示したように構成されたフィルム切断装置6
0とID番号読取装置140が備えられており、ここ
で、長尺化されたストリップネガ1Aが再び個別のスト
リップネガ1Aとなるようにその接合箇所で切断分割さ
れると同時に、各ストリップネガ1Aに付与されたフィ
ルムID番号が読み取られ、写真焼付装置全体を制御し
ているコントローラ500に送られる。送られたID番
号は、以後の各写真処理における対象ストリップネガ1
Aの特定に用いられる。
【0025】搬送手段40の第2搬送部は、ストリップ
ネガ1Aを画像情報読取り装置20にまで搬送するもの
であり、第3駆動ローラ49と駆動用遊転ローラ50や
一対の遊転ローラ51などから構成されている。搬送手
段40の搬送経路中にはセンサー群が設けられている
が、例えば前記第1駆動ローラ42よりも搬送方向上手
側には、ネガフイルム1の存在を検出するフイルム検出
センサ81が、搬送方向下手側には、スプライステープ
136によってつながれたストリップネガ1Aのつなぎ
部領域を検出する端部検出センサ82が、それぞれ配設
され、これら両検出センサ81,82は発光器と受光器
とから構成されている。
【0026】この端部検出センサ82よりも搬送方向下
手側で、かつ、フイルム切断手段60よりも搬送方向上
手側には、各ストリップネガ1Aが焼付け露光装置30
による処理に適しているか否かを判別する画像コマ判別
手段83が配設されている。この画像コマ判別手段83
は、発光器と受光器とならなる2個の画像コマ検出セン
サ83a,83bからなり、ストリップネガ1Aを透過
した光の受光量に基づいて撮影画像が形成されているコ
マを検出して、各画像のコマの長さを判別するように構
成されている。具体的には、コマエッジの検出信号に基
づいて、各オーダーの画像コマピッチを測定するととも
に、画像コマの幅方向の長さを測定して、各画像コマが
フルサイズであるか、パノラマサイズであるか、あるい
は、ハーフサイズであるかを判別するように構成されて
いる。
【0027】前記フイルム切断手段60よりも搬送方向
下手側には、フイルムの不要部分などを搬送経路から離
脱させるための排出機構7が配設されている。この排出
機構7は、搬送径路の下方に配設された屑箱7aと、こ
の屑箱7aの開口部に位置され、かつ、ストリップネガ
1Aが通過するスリットを有する揺動自在なガイド部材
7b、ならびに、このガイド部材7bを揺動駆動する図
外のソレノイドとからなり、図8の実線で示す状態にお
いては、ストリップネガ1Aがスリット内を通過し、仮
想線で示す状態においては、フイルムの不要部分などが
案内されて屑箱7a内へ落下するように構成されてい
る。
【0028】この排出機構7よりも搬送方向下手側に
は、ループタンク8が配設され、このループタンク8の
内部が、ストリップネガ1Aをループ状に収納保持する
ループ保持空間8aに構成されるとともに、ループタン
ク8の開口部には開閉自在なループガイド8bが設けら
れ、図外のDCモータにより開閉駆動されるように構成
されている。図8ではストリップネガ1Aがループ収納
されていない状態が示されており、図9ではストリップ
ネガ1Aがループ収納されている状態が示されている。
前記ループタンク8よりも搬送方向下手側で、かつ、前
記第2駆動ローラ45よりも搬送方向下手側には、スト
リップネガ1Aの先端部を検出するための発光器と受光
器とからなる先端検出センサ84が配設され、この先端
検出センサ84よりもさらに搬送方向下手側には、前記
画像コマ判別手段83によって不適と判別されたストリ
ップネガ1Aを画像情報読取り装置20や焼付け露光装
置30による処理から回避する搬送径路分岐手段90が
配設されている。
【0029】前記搬送径路分岐手段90からさらに搬送
方向下流側に離れたところには、上述の画像情報読取り
装置20と焼付け露光装置30とが、この順に配設され
ている。この画像情報読み取り装置20と焼付け露光装
置30とは、共に従来より知られている構造で、画像情
報読取り装置20の方は、ランプ21、ミラートンネル
22、撮像装置23などから構成され、焼付け露光装置
30の方は、露光ランプ31、調光フイルタ32、ミラ
ートンネル33、光学系34、シャッタ35などからな
り、ストリップネガ1Aの画像を引き伸ばして印画紙3
上に焼き付けるように構成されている。第2搬送部の終
端領域にはストリップネガ1Aをカットして作成された
ピースネガをネガシートに挿入するネガカットインサー
タ190が設けられている。
【0030】焼付処理が終えた印画紙3の裏面に焼付画
像に対応する撮影画像を有するストリップネガ1Aに与
えられたフィルムID番号を印字する印画紙用印字装置
160が印画紙搬送ラインに設けられている。この印画
紙用印字装置160は前述したコントローラ500と接
続されており、ID番号読取装置140によって読み取
られたID番号を印字すべくコントローラ500によっ
て制御される。この印画紙用印字装置160としては、
一般にはドットプリンターが用いられるが、満足すべき
耐現像処理液性が得られる場合サーマルプリンターなど
の他の形式のプリンターを用いることも可能である。
【0031】この実施の形態の説明では写真処理装置と
して写真焼付装置を例としているが、本発明は写真焼付
装置に限定されるわけではなく、焼付装置以外の長尺フ
ィルムを切断して取り扱う種々の写真処理装置に適用さ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による写真処理システムの概略構成を示
すブロック図
【図2】ID番号付与装置の1つの実施形態を示す模式
【図3】フィルムスプライサーの1つの実施形態を示す
模式図
【図4】フィルム切断装置とID番号読取装置の1つの
実施形態を示す模式図
【図5】フィルム切断装置とID番号読取装置とスプラ
イステープの位置関係を示す説明図
【図6】フィルム切断装置とID番号読取装置とスプラ
イステープの他の位置関係を示す説明図
【図7】本発明による写真処理システムで用いられる写
真焼付装置の外観図
【図8】図7による写真焼付装置の構成を示す概略図
【図9】図7による写真焼付装置の図8とは異なる稼働
形態における概略図
【符号の説明】
1 ネガフィルム 1A ストリップネガ 2 DP袋 10 フィルム送り出し装置 30 露光焼付装置 60 フィルム切断装置 100 受付機 110 フィルムID番号付与装置 120 フィルム現像機 130 フィルムスプライサー 140 フィルムID番号読取装置 141 第1読取ヘッド 142 第2読取ヘッド 160 印画紙用印字装置 170 印画紙現像機 180 ペーパーカッター 190 ネガカットインサータ 200 照合ステーション 500 コントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストリップフィルムをつなぎ部材でつなぎ
    合わせて作成された長尺フィルムのつなぎ合わせ領域を
    切断して再度ストリップフィルムにするフィルム切断装
    置と、前記ストリップフィルムの所定位置に付与されて
    いるフィルムID番号を読み取るID番号読取装置と、
    前記フィルム切断装置と前記ID番号読取装置の動作を
    制御するコントローラとを備えた写真処理装置におい
    て、 前記ID番号読取装置の動作は前記フィルム切断装置の
    動作に同期することを特徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】前記ID番号読取装置によるフィルムID
    番号の読み取りは、長尺フィルム切断時の前記長尺フィ
    ルムの搬送停止中に行われることを特徴とする請求項1
    に記載の写真処理装置。
  3. 【請求項3】前記ID番号読取装置は、フィルム搬送方
    向に関して長尺フィルム切断位置の両側にそれぞれ第1
    読取ヘッドと第2読取ヘッドを設けていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の写真処理装置。
  4. 【請求項4】前記長尺フィルムの搬送姿勢に応じて、前
    記第1読取ヘッドと第2読取ヘッドのいずれかを動作読
    取ヘッドとして選択する読取ヘッド選択部が備えられて
    いることを特徴とする請求項3に記載の写真処理装置。
  5. 【請求項5】前記第1読取ヘッドと第2読取ヘッドの両
    方から取得された読取信号を評価して、正常な読取信号
    をフィルムID番号の読取信号として利用する信号評価
    部が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の
    写真処理装置。
JP18964097A 1997-07-15 1997-07-15 写真処理装置 Withdrawn JPH1138590A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110019B2 (en) 2000-10-20 2006-09-19 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image reading apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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