JPH11106875A - 深絞り性と耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法 - Google Patents
深絞り性と耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法Info
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- JPH11106875A JPH11106875A JP10217358A JP21735898A JPH11106875A JP H11106875 A JPH11106875 A JP H11106875A JP 10217358 A JP10217358 A JP 10217358A JP 21735898 A JP21735898 A JP 21735898A JP H11106875 A JPH11106875 A JP H11106875A
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Abstract
に向上させたフェライト系ステンレス鋼板およびその製
造技術を提案する。 【構成】 C:0.001 〜0.015 wt%、Si:1.0 wt%以
下、Mn:1.0 wt%以下、P:0.05wt%以下、S:0.010
wt%以下、Cr:8 〜30wt%、Al:0.08wt%以下、N:0.
005 〜0.015 wt%、O:0.0080wt%以下、Ti:0.25wt%
以下で、Ti/N≧12を満足して含み、NbおよびVが、
(Nb+V):0.05〜0.10wt%かつ、V/Nb:2〜5を満
足して含有し、さらに必要により、Mo:2.0 wt%以下、
Ni:1.0 wt%以下およびCu:1.0 wt%から選ばれる1種
又は2種以上、B:0.0005〜0.0030wt%、Ca:0.0007〜
0.0030wt%およびMg:0.0005〜0.0030wt%から選ばれる
1種又は2種以上を含有し、残部はFeおよび不可避的不
純物とする。
Description
ンレス鋼板のうち、特に深絞り性と耐リジング性に優れ
たフェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法に関
する。
耐熱性に優れた材料として、家庭用品、自動車部品を始
めとする種々の産業分野において広く利用されている。
このフェライト系ステンレス鋼は、Niを多量に含むオー
ステナイト系ステンレス鋼に比較して安価ではあるが、
一般に、加工性に劣っており、例えばプレス加工を施し
た場合に、リジングと呼ばれる表面欠陥が生じやすく
て、深絞り加工などの強加工が施される用途には不向き
であった。また、フェライト系ステンレス鋼は、塑性歪
比の面内異方性(Δr)も大きく、深絞り加工時に不均
一な変形を起こしやすいという問題点もあった。
究成果が、これまでにも幾つか報告されている。そのう
ち、耐リジング性を改善する提案としては、(a) 特開昭
52−24913 号公報、(b) 特開昭56−123356号公報、(c)
特開平7−18385 号公報、(d) 特開平9−53155 号公報
などが挙げられる。上記の(a) は、C:0.03〜0.08wt
%、N:0.01wt%以下、S:0.008 wt%以下、P:0.03
wt%以下、Si:0.4 wt%以下、Mn:0.5 wt%以下、Ni:
0.3 wt%以下、Cr:15〜20wt%、Al:2×N〜0.2 wt%
を含むものであり、(b) は、C:0.1 wt%以下、Si:1.
0 wt%以下、Mn:0.75wt%以下、Cr:10〜30wt%、Ni:
0.5 wt%以下、N:0.025 wt%以下、B:2〜30ppm 、
あるいはさらにAl:0.005 〜0.4 wt%、Ti:0.005 〜0.
6 wt%、Nb:0.005 〜0.4 wt%、V:0.005 〜0.4 wt
%、Zr:0.005 〜0.4 wt%、Cu:0.02〜 0.5wt%、Ca:
0.05wt%以下、Ce:0.05wt%以下の1種又は2種以上を
含むものであり、(c) は、Cr:3〜60wt%でC,S,O
を低減し、Nを0.03〜0.5 wt%としたものであり、(d)
は、C:0.01wt%以下、Si:1.0 wt%以下、Mn:1.0 wt
%以下、S:0.01wt%以下、Cr:9〜50wt%、Al:0.07
wt%以下、N:0.02wt%以下、O:0.01wt%以下で、か
つ、C,Nを、N(wt%)/C(wt%)≧2、0.006 ≦
〔C(wt%)+N(wt%)〕≦0.025 を満足する条件
で、さらに、Tiを{Ti(wt%)−2×S(wt%)−3×
O(wt%)}/〔C(wt%)+N(wt%)〕≧4、〔Ti
(wt%)〕×〔N(wt%)〕≦30×10-4を満足する条件
で含むものである。
ずれも、過酷な深絞り加工を行ったときに、リジングが
発生して、前述した課題を十分に解決するまでには至っ
ていなかった。また、これら技術だけでは、絞り加工時
の不均一な変形が改善されないという問題点もあった。
しては、(e) 特開平8−20843 号公報に、C:0.03wt%
以下、Si:1.0 wt%以下、Mn:1.0 wt%以下、P:0.05
wt%以下、S:0.015 wt%以下、Al:0.1 wt%以下、
N:0.02wt%以下、Cr:5〜60wt%、Ti:4×(C+
N)〜0.5 wt%、Nb:0.003 〜0.02wt%、B:0.0002〜
0.005 wt%、あるいはさらに、Ca:0.0005〜0.01wt%、
Mo:0.1 〜5.0 wt%の1種以上を添加したものが開示さ
れている。この技術によれば、確かに、Δr≦0.15程度
となり、異方性が改善されるが、耐リジング性について
は不十分であった。
(f) 特開平8−260106号公報、(g) 特公平8−26436 号
公報が開示されている。上記(f) は、微量Nbの添加によ
ってΔrを小さくし、さらに、Vの添加によって降伏比
を低下させるものであり、(g) は、Ti, Nb, Bの添加量
の適正化により、加工成形性と表面特性を改善するもの
である。しかしながら、両技術とも、加工性を十分に満
足する技術とは言い難く、さらに、過酷な深絞り加工部
では、リジング発生の問題が十分に改善されていない。
技術によって製造したフェライト系ステンレス鋼では、
未だ、深絞り性と耐リジング性が十分なレベルには至っ
ておらず、特に過酷な深絞り加工が施された場合に、リ
ジングが発生するという問題があった。本発明は、この
ような従来技術の実状に鑑み、深絞り性と深絞り加工時
の耐リジングとを共に向上させたフェライト系ステンレ
ス鋼板およびその製造技術を提案することにある。また
本発明は、r値 1.8以上およびΔr0.15以下の特性を満
たす深絞り性と、優れた耐リジング性とを有するフェラ
イト系ステンレス鋼板およびその製造技術を提案するこ
とにある。
向けて、過酷な深絞り加工が可能で、なおかつ、その場
合でも、ほとんどリジングが発生しないフェライト系ス
テンレス鋼板を製造するために鋭意研究を重ね、とくに
成分組成、あるいは成分組成と熱延条件を適正に組み合
わせることによって、その課題が解決できることを見い
出し本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の要
旨構成は次のとおりである。
%以下、Mn:1.0 wt%以下、P:0.05wt%以下、S:0.
010 wt%以下、Cr:8 〜30wt%、Al:0.08wt%以下、
N:0.005 〜0.015 wt%、O:0.0080wt%以下、Ti:0.
25wt%以下で、Ti/N≧12を満足して含み、NbおよびV
が、(Nb+V):0.05〜0.10wt%かつ、V/Nb:2〜5
を満足して含有し、残部はFeおよび不可避的不純物から
なることを特徴とする深絞り性と耐リジング性に優れた
フェライト系ステンレス鋼板。
%以下、Mn:1.0 wt%以下、P:0.05wt%以下、S:0.
010 wt%以下、Cr:8 〜30wt%、Al:0.08wt%以下、
N:0.005 〜0.015 wt%、O:0.0080wt%以下、Ti:0.
25wt%以下で、Ti/N≧12を満足して含み、NbおよびV
が、(Nb+V):0.05〜0.10wt%かつ、V/Nb:2〜5
を満足して含有し、さらに、Mo:2.0 wt%以下、Ni:1.
0 wt%以下およびCu:1.0wt%から選ばれる1種又は2
種以上を含有し、残部はFeおよび不可避的不純物からな
ることを特徴とする深絞り性と耐リジング性に優れたフ
ェライト系ステンレス鋼板。
%以下、Mn:1.0 wt%以下、P:0.05wt%以下、S:0.
010 wt%以下、Cr:8 〜30wt%、Al:0.08wt%以下、
N:0.005 〜0.015 wt%、O:0.0080wt%以下、Ti:0.
25wt%以下で、Ti/N≧12を満足して含み、NbおよびV
が、(Nb+V):0.05〜0.10wt%かつ、V/Nb:2〜5
を満足して含有し、さらに、B:0.0005〜0.0030wt%、
Ca:0.0007〜0.0030wt%およびMg:0.0005〜0.0030wt%
から選ばれる1種又は2種以上を含有し、残部はFeおよ
び不可避的不純物からなることを特徴とする深絞り性と
耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。
%以下、Mn:1.0 wt%以下、P:0.05wt%以下、S:0.
010 wt%以下、Cr:8 〜30wt%、Al:0.08wt%以下、
N:0.005 〜0.015 wt%、O:0.0080wt%以下、Ti:0.
25wt%以下で、Ti/N≧12を満足して含み、NbおよびV
が、(Nb+V):0.05〜0.10wt%かつ、V/Nb:2〜5
を満足して含有し、さらに、Mo:2.0 wt%以下、Ni:1.
0 wt%以下およびCu:1.0wt%から選ばれる1種又は2
種以上とB:0.0005〜0.0030wt%、Ca:0.0007〜0.0030
wt%およびMg:0.0005〜0.0030wt%から選ばれる1種又
は2種以上とを含有し、残部はFeおよび不可避的不純物
からなることを特徴とする深絞り性と耐リジング性に優
れたフェライト系ステンレス鋼板。
のフェライト系ステンレス鋼板を製造するにあたり、そ
れぞれに記載された成分組成からなる鋼スラブを、1170
℃以下の温度範囲で加熱し、950 ℃以上の温度範囲で熱
間粗圧延を終了し、引き続き、熱間仕上げ圧延を行うこ
とを特徴とする、深絞り性と耐リジング性に優れたフェ
ライト系ステンレス鋼板の製造方法。
験について述べる。 (実験1)(0.004〜0.008)wt%C−(0.12 〜0.27) wt%
Si−(0.27 〜0.35) wt%Mn−(0.021〜0.037)wt%P−
(0.001〜0.006)wt%S−(16.4 〜16.8) wt%Cr−(0.002
〜0.057)wt%Al−(0.006〜0.010)wt%N−(0.0027 〜0.
0056) wt%O−(Nb+V=0.06〜0.07wt%かつV/Nb=
2.4 〜2.8)で、Ti量を変化させた鋼を実験室的に溶製
し、熱延→焼鈍→冷延→仕上げ焼鈍することにより、板
厚0.7 mmの鋼板を製造した。得られた鋼板の圧延方向
から、JIS 5号引張試験片を採取し、25%の引張歪
を加えた時のリジング発生程度により耐リジング性を評
価した。この評点が小さいほどリジングが小さいことを
意味する。その結果を図1に示す。図1から、リジング
指数はTi/Nが12以上になると1となり、リジングがほ
とんど発生しなくなることがわかる。
Nを12.6〜13.9とし、(Nb+V)を種々変化させた鋼を
溶製し、熱延→焼鈍→冷延→仕上げ焼鈍することによ
り、板厚0.7 mmの鋼板を製造した。得られた鋼板の圧
延方向(L方向)、圧延方向と45°の方向(D方向)お
よび圧延方向と90°の方向(C方向)より試験片を採取
し、r値とΔrを次式により求めた。 r=(rL +2rD +rC )/4 Δr=(rL +rC )/2−rD ここに、rL 、rD 、rC は、それぞれL方向、D方
向、C方向のr値を表す。得られた結果を(Nb+V)量
で整理して図2に示す。図2より、(Nb+V)量が0.05
wt%以上になると、深絞り成形性の指標であるr値が1.
9 程度まで向上し、同時に、異方性の指標であるΔrが
0.15程度まで小さくなり、成形加工性が著しく向上する
ことがわかる。一方、上記鋼板を、中性塩電解+混酸浸
漬によって脱スケールし、表面の光沢度をJIS Z-8741に
準拠して測定した。その結果を(Nb+V)量で整理し
て、図3に示す。図3より、(Nb+V)量が0.1 wt%を
超えると脱スケール後の光沢度(GS)が著しく低下する
ことがわかる。即ち、表面光沢の点からは、(Nb+V)
量の上限は0.1 wt%に限定されることがわかる。
+V)=0.056 〜0.079 wt%とし、Nb/Vを種々変化さ
せた鋼を溶製し、熱延→焼鈍→冷延→仕上げ焼鈍→酸洗
→0.5 %スキンパスを行い、ポンチ肩rp とポンチ径D
との比rP /D=0.15で種々の高さに円筒絞りを行っ
て、加工部でリジングが発生する限界絞り高さを求め
た。図4は、限界絞り高さとV/Nbとの関係を整理した
ものである。図4から、V/Nbが2〜5の範囲で、限界
絞り高さが著しく大きくなり、耐リジング性が改善され
ることがわかる。図5は、これらの試料のr値、Δrと
V/Nbとの関係を整理したものであり、これから、V/
Nbの値が2以上の範囲で、r値が上昇し、Δrの値が小
さくなり、成形加工性が改善されることがわかる。
深絞り性)と、過酷な深絞り加工が施される場合の耐リ
ジング性の改善には、Ti/N≧12かつ、(Nb+V)≧0.
05wt%かつ、2≦V/Nb≦5の条件が必要不可欠であ
り、さらに脱スケール後の表面光沢の点から(Nb+V)
≦0.10wt%であることが必要不可欠であることがわかっ
た。
る。 C:0.001 〜0.015 wt% Cは、成形加工性や靱性の点から低い方が好ましく、0.
015 wt%を超えると悪影響が生じるので上限を0.015 wt
%とする。一方、少なすぎても特性的には何ら問題ない
が、0.001 wt%未満では溶製時の製錬コストが大きくな
るので、下限を工業生産可能な0.001 wt%とする。
る作用を有する元素であるが、1.0 wt%を超えての添加
は延性の低下を招くので、その上限は1.0 wt%以下とす
る。なお、強度と延性のバランスの点からすれば、0.05
〜0.5 wt%の範囲で添加するのが好ましい。
る元素である。しかし、1.0 wt%を超えると延性の低下
と耐食性の低下を招くため、上限は1.0 wt%とする。な
お、強度と延性および耐食性を総合的に考慮すれば、0.
05〜0.5 wt%の範囲が好ましい。
は、特に0.05wt%を超えると顕著に現れるので、上限を
0.05wt%とする。
元素である。その悪影響は、0.010 wt%を超えると顕著
になるので、上限を0.010 wt%とする。
あり、8 wt%以上でその効果が大きくなるが、30wt%を
超えて添加すると靱性が低下するので、8 〜30wt%の範
囲とする。なお、好ましい範囲は10〜30wt%である。
wt%を超えて添加すると、脱酸生成物が大型化し、耐食
性の劣化や表面欠陥の原因となるので、上限を0.08wt%
とする。下限については、脱酸が十分に行われれば、何
ら悪影響を生じることがないので、とくに限定はしな
い。
が、0.015 wt%以下の範囲であれば、さほどこれら特性
に問題を生じないので、上限を0.015 wt%とする。一
方、Nを低くし過ぎると、耐リジング性が劣化し、とく
に0.005 wt%未満ではその傾向が顕著になるので、下限
を0.005 wt%とする。
生成を促進させたり、耐食性を劣化させたりする。特
に、0.008 wt%を超えて添加するとその悪影響が顕著に
なるので、上限は0.008 wt%に限定される。
明らかなように、Ti/N≧12を満足するTiの添加によ
り、耐リジング性が改善されるので、Ti量の下限はN量
に応じて定まる、12×Nに限定される。一方、Tiの多量
添加は、TiN の凝集・粗大化によると考えられる表面欠
陥(ストリンガー状欠陥)を招く。この傾向は、0.25wt
%を超えて添加したときに特に顕著になるので、Ti量の
上限は0.25wt%とする。
〜5 Nb, Vは、本発明の主要元素であり、前述した実験結果
より明らかなように、(Nb+V)が0.05wt%を超える
と、r値が向上するとともにΔrも小さくなり、成形加
工性が著しく改善される。これらの理由から、(Nb+
V)の下限は0.05wt%とする。一方、0.10wt%を超えて
添加すると、脱スケール後の表面光沢が著しく低下し、
実用上の支障になるので、0.10wt%を上限とする。一
方、V/Nbについては、耐リジング性の点から、その特
性が向上する2〜5の範囲とする。
i:1.0 wt%以下 Mo, CuおよびNiは、いずれも、ステンレス鋼の耐食性向
上に有効な元素であり、添加量が増すほど耐食性は向上
する。一方、Moを多量に添加した場合には、靱性や延性
の低下が生じる。このような悪影響は、2.0 wt%を超え
る添加量で顕著に現れるので、Mo量の上限は2.0 wt%と
する。また、Cuを多量に添加した場合には、熱間脆性が
現れる。この悪影響は、1.0 wt%を超える添加量で顕著
になるので、Cu量の上限は1.0 wt%とする。さらに、Ni
を多量に添加した場合には、高温域でオーステナイト相
が生成し、延性が低下する。このような傾向は、1.0 wt
%を超える添加量で顕著になるので、Ni量の上限は1.0
wt%とする。なお、これら元素は単独又は複合添加して
も同様な効果が得られるので、それらの組合せについて
は規定しない。
0030wt%、Mg:0.0005〜0.0030wt% B, CaおよびMgは、いずれも、微量の添加により、Ti含
有鋼の連続鋳造の際に発生しやすいTi系介在物の晶析付
着によるイマージョンノズルの閉塞を防止するのに有効
な元素である。図6に、0.007 wt%C−0.2 wt%Si−0.
3 wt%Mn−0.03wt%P−0.0049wt%S−0.013 wt%Al−
19wt%Cr−0.19wt%Ti−0.008 wt%N−0.02wt%Nb−0.
047 wt%V鋼を、VOD法−連鋳法により、約200mm 厚
のスラブを160ton鋳込んだ時の浸漬ノズル閉塞度とB,
Ca, Mg添加量の関係を示す。図6から、Bは0.0005wt%
以上、Caは0.0007wt%以上、Mgは0.0005wt%以上をそれ
ぞれ添加することにより、ノズル閉塞度が著しく低下す
ることがわかる。このため、各々の添加量の下限をB/
0.0005wt%、Mg/0.0005wt%、Ca/0.0007wt%とした。
また、各元素の添加は単独でも複合でも同様な効果が認
められるので、それらについては規定しない。しかし、
過剰な添加は耐食性の劣化を招くので、いずれの元素と
もその上限を0.0030wt%とする。
了温度が950 ℃以上 本発明鋼板は、成分の調整だけで十分な成形加工性と耐
リジング性を得ることができるので、製造条件の上で特
別な配慮を行う必要はない。ただし、さらなる耐リジン
グ性の向上を必要とする場合には、熱間圧延で以下のよ
うな条件を採用するのが望ましい。すなわち、熱間圧延
における、スラブ加熱温度を1170℃以下、熱間粗圧延終
了温度を950 ℃以上とすることにより、より一層の耐リ
ジング性の向上が得られる。図7は、実験3に用いた実
験方法で、rP /D=0.15でh/Dを0.75とした時のリ
ジング発生程度を、スラブ加熱温度(SRT)と粗圧延
終了温度(RDT)で整理した結果である。図7より、
SRT≦1170℃、かつRDT≧950 ℃の条件で熱延を行
った場合には、特に過酷な絞り加工後でも全くリジング
が発生しないことがわかる。なお、スラブ加熱温度の下
限は、粗圧延終了温度の950 ℃以上が確保されれば何ら
問題がないので特に定める必要はない。
する。表1に示す組成を有する鋼を、VOD→連鋳工程
にて厚さ200mm の連鋳スラブとし、3スタンドより成る
粗圧延機と7スタンドより成る連続式の仕上圧延機より
構成される熱間圧延機にて、スラブ加熱温度(SR
T):1150〜1180℃、粗圧延終了温度(RDT):940
〜1090℃、仕上げ圧延終了温度(FDT) :800 〜950
℃で板厚4mmの熱延鋼帯に圧延した。得られた熱延鋼帯
を、880 〜1000℃の間で連続焼鈍し、酸洗の後、冷間圧
延により、板厚0.8mm の鋼帯とした。この冷延鋼帯を、
脱脂後、880 〜1000℃の間で連続仕上げ焼鈍し、酸洗
後、スキンパス圧延を行って2B(JIS G4307で規定され
た表面仕上げ記号) 仕上げのステンレス鋼板とした。以
上の方法で得られた冷延焼鈍板より試料を採取し、以下
に示す各種の試験を行った。
採取して、15%引張歪みを与えて各方向の塑性歪比を測
定し、前述した式により、rとΔrとを算出した。 ・リジング指数 鋼板のL方向より、JIS 5号引張試験片を採取し、25%
の引張歪を加えた後のリジング発生程度を評価した。評
価方法は、目視により標準サンプルと比較した結果を指
数化して行い、この数字が小さければ、リジング発生程
度は小さいことを意味している。 ・鋼板の表面光沢 表面光沢をJIS Z-8741に準拠し、光源入射角20°で測定
した。評価は光沢度で行い、その値が大きい程、光沢が
よいことを意味している。 ・耐食性 耐食性の評価は、JIS G-0577に準拠したNaCl水溶液中で
の孔食発生電位の測定により行った。孔食発生電位が大
きい程、耐食性がよいことを意味している。
す。発明例に相当する、Ti/Nが12以上、Nb+Vが0.05
〜0.1 wt%、かつV/Nbが2〜5を満たす鋼板は、r値
も大きく、Δrも小さく、さらに耐リジング性が著しく
改善されていることがわかる。また、表面光沢も優れて
いることも明らかである。耐食性向上のために、さら
に、Ni, Mo, Cuを添加した鋼板では、耐孔食性も向上す
ることがわかる。
フェライト系ステンレス鋼中における添加元素、特にT
i, NbおよびVの添加量を最適化することにより、成形
加工性と、過酷な加工における耐リジング性の両特性に
優れるフェライト系ステンレス鋼板を提供することが可
能になる。また、熱延条件の最適化をはかることによっ
て、耐リジング性が一層優れたフェライト系ステンレス
鋼板を製造することが可能になる。
フである。
ラフである。
る。
響を示すグラフである。
ラフである。
を示すグラフである。
グラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】C:0.001 〜0.015 wt%、 Si:1.0 wt%以下、 Mn:1.0 wt%以下、 P:0.05wt%以下、 S:0.010 wt%以下、 Cr:8 〜30wt%、 Al:0.08wt%以下、 N:0.005 〜0.015 wt%、 O:0.0080wt%以下、 Ti:0.25wt%以下で、Ti/N≧12を満足して含み、 NbおよびVが、(Nb+V):0.05〜0.10wt%かつ、V/
Nb:2〜5を満足して含有し、残部はFeおよび不可避的
不純物からなることを特徴とする深絞り性と耐リジング
性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項2】C:0.001 〜0.015 wt%、 Si:1.0 wt%以下、 Mn:1.0 wt%以下、 P:0.05wt%以下、 S:0.010 wt%以下、 Cr:8 〜30wt%、 Al:0.08wt%以下、 N:0.005 〜0.015 wt%、 O:0.0080wt%以下、 Ti:0.25wt%以下で、Ti/N≧12を満足して含み、 NbおよびVが、(Nb+V):0.05〜0.10wt%かつ、V/
Nb:2〜5を満足して含有し、さらにMo:2.0 wt%以
下、Ni:1.0 wt%以下およびCu:1.0 wt%から選ばれる
1種又は2種以上を含有し、残部はFeおよび不可避的不
純物からなることを特徴とする深絞り性と耐リジング性
に優れたフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項3】C:0.001 〜0.015 wt%、 Si:1.0 wt%以下、 Mn:1.0 wt%以下、 P:0.05wt%以下、 S:0.010 wt%以下、 Cr:8 〜30wt%、 Al:0.08wt%以下、 N:0.005 〜0.015 wt%、 O:0.0080wt%以下、 Ti:0.25wt%以下で、Ti/N≧12を満足して含み、 NbおよびVが、(Nb+V):0.05〜0.10wt%かつ、V/
Nb:2〜5を満足して含有し、さらにB:0.0005〜0.00
30wt%、Ca:0.0007〜0.0030wt%およびMg:0.0005〜0.
0030wt%から選ばれる1種又は2種以上を含有し、残部
はFeおよび不可避的不純物からなることを特徴とする深
絞り性と耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス
鋼板。 - 【請求項4】C:0.001 〜0.015 wt%、 Si:1.0 wt%以下、 Mn:1.0 wt%以下、 P:0.05wt%以下、 S:0.010 wt%以下、 Cr:8 〜30wt%、 Al:0.08wt%以下、 N:0.005 〜0.015 wt%、 O:0.0080wt%以下、 Ti:0.25wt%以下で、Ti/N≧12を満足して含み、 NbおよびVが、(Nb+V):0.05〜0.10wt%かつ、V/
Nb:2〜5を満足して含有し、さらにMo:2.0 wt%以
下、Ni:1.0 wt%以下およびCu:1.0 wt%から選ばれる
1種又は2種以上と、B:0.0005〜0.0030wt%、Ca:0.
0007〜0.0030wt%およびMg:0.0005〜0.0030wt%から選
ばれる1種又は2種以上とを含有し、残部はFeおよび不
可避的不純物からなることを特徴とする深絞り性と耐リ
ジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフ
ェライト系ステンレス鋼板を製造するにあたり、それぞ
れの項に記載された成分からなる鋼スラブを、1170℃以
下の温度範囲で加熱し、950 ℃以上の温度範囲で熱間粗
圧延を終了し、引き続き、熱間仕上げ圧延を行うことを
特徴とする、深絞り性と耐リジング性に優れたフェライ
ト系ステンレス鋼板の製造方法。
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