JPH11106485A - 導電材料および該電極材料を用いた固体電解コンデンサ - Google Patents

導電材料および該電極材料を用いた固体電解コンデンサ

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JPH11106485A
JPH11106485A JP26731197A JP26731197A JPH11106485A JP H11106485 A JPH11106485 A JP H11106485A JP 26731197 A JP26731197 A JP 26731197A JP 26731197 A JP26731197 A JP 26731197A JP H11106485 A JPH11106485 A JP H11106485A
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conductive material
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polymer
electrolytic capacitor
dopant
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JP26731197A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Sato
藤 邦 章 佐
Masahiro Kuwabara
原 昌 宏 桑
Tsuneaki Koike
池 恒 明 小
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体電解コンデンサの陰極導電材として好適
な導電材料および該導電材料を用いた固体電解コンデン
サを提供する。 【解決手段】 下記一般式[1]で表される構成単位を
有する重合体、または下記一般式[1]で表される構成
単位と下記一般式[2]で表される構成単位とからなる
共重合体にドーパントをドープしてなる導電材料。 【化1】 (式中、nは1〜3の整数を示し、R1〜R6は、互いに
同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭素原子
数1〜12の直鎖状、環状、分岐状のアルキル基であ
る。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、導電材料および固体電解
コンデンサに関し、さらに詳しくは周波数特性および耐
熱性に優れた固体電解コンデンサおよび該固体電解コン
デンサの陰極導電材として好適な導電材料に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】近年、エレクトロニクスの発展に
ともなって、新しいエレクトロニクス材料が開発されて
いる。特に、機能性有機材料の分野においてめざましい
技術革新が進み、導電性高分子に限ってみてもポリアセ
チレン、ポリパラフェニレン、ポリピロール、ポリチオ
フェン、ポリアニリンなどの電子共役系高分子に、電子
供与性あるいは電子受容性化合物をドーパントとしてド
ープした導電性化合物が開発され、一部実用化されてい
る。
【0003】ところで、固体電解コンデンサには、タン
タル、アルミニウムなどの金属を陽極とし、この陽極表
面にタンタル、アルミニウムなどの酸化被膜を誘電体と
して有し、二酸化マンガンやテトラシアノキノジメタン
(TCNQ)錯塩を陰極とするものが開発されている。
しかしながら、二酸化マンガンを陰極とする固体電解コ
ンデンサでは、二酸化マンガンの誘電率が小さいために
高周波領域でのインピーダンスが大きくなったり、また
TCNQ錯塩を陰極とする固体電解コンデンサでは、T
CNQ錯塩が熱分解しやすいために耐熱性が劣るなどの
問題点があった。
【0004】これに対し、前述したポリピロール、ポリ
アニリンなどの導電性化合物を陰極として用いる場合に
は、これらの導電性化合物は、二酸化マンガンよりも高
誘電性であり、またTCNQ錯塩よりも耐熱性に優れる
という特性を有している。
【0005】このため、これらの導電性化合物を陰極と
して使用した固体電解コンデンサについて、多くの提案
がなされている。たとえば、特開昭60−37114号
公報には、ドーパントがドープされた複素五員環化合物
重合体を固体電解質とする固体電解コンデンサが開示さ
れている。また、特開平6−29159号公報には、ポ
リアニリンを固体電解質とする固体電解コンデンサが開
示されている。
【0006】しかしながら、固体電解コンデンサを含む
情報電子機器用素子には高性能・高密度化が求められて
いるため、固体電解コンデンサには、さらに高周波領域
まで良好な特性を有し、しかも耐熱性に優れていること
が望まれている。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記の問題点に鑑みなされた
もので、固体電解コンデンサの陰極導電材として好適な
導電材料および該導電材料を用いた固体電解コンデンサ
を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る第1の導電材料は、下記一
般式[1]で表される構成単位を有する重合体に、ドー
パントをドープしてなることを特徴としている。
【0009】
【化4】
【0010】(式中、nは1〜3の整数を示し、R1
4は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子
または炭素原子数1〜12の直鎖状、環状、分岐状のア
ルキル基である。) 上記一般式[1]で表される構成単位を有する重合体
は、下記一般式[2]で表される化合物を液相重合して
得られたものであることが好ましい。
【0011】
【化5】
【0012】(式中、nは1〜3の整数を示し、R1
4は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子
または炭素原子数1〜12の直鎖状、環状、分岐状のア
ルキル基である。) また、本発明に係る第2の導電材料は、下記一般式
[1]で表される構成単位と、下記一般式[3]で表さ
れる構成単位とからなる共重合体に、ドーパントをドー
プしてなることを特徴としている。
【0013】
【化6】
【0014】(式中、nは1〜3の整数を示し、R1
6は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子
または炭素原子数1〜12の直鎖状、環状、分岐状のア
ルキル基である。) 本発明に係る固体電解コンデンサは、前記導電材料を陰
極導電材として含むことを特徴としている。
【0015】 〔発明の詳細な説明〕以下本発明に係る導電材料および
固体電解コンデンサについて具体的に説明する。
【0016】[導電材料]本発明に係る第1の導電材料
は、下記一般式[1]で表される構成単位を有する重合
体にドーパントをドープしてなる。
【0017】
【化7】
【0018】式中、nは1〜3の整数を示す。R1〜R4
は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子また
は炭素原子数1〜12の直鎖状、環状または分岐状のア
ルキル基である。
【0019】一般式[1]で表される構成単位を有する
重合体は、数平均分子量が276〜1000000、好
ましくは276〜500000、さらに好ましくは27
6〜100000であることが望ましい。
【0020】このような重合体は、下記一般式[2]で
表されるtrans-ビニレン基を介して2個のチオフェン環
が結合した化合物を重合することによって製造すること
ができる。
【0021】
【化8】
【0022】式中、nおよびR1〜R4は、前記と同様で
ある。このような一般式[2]で表されるtrans-ビニレ
ン基を介して2個のチオフェン環が結合した化合物とし
ては、具体的に、trans-1,2-ジ(2-チエニル)エチレン、
trans-1,2-ジ(2-チエニル)ブタジエン、trans-1,2-ジ(2
-チエニル)ヘキサトリエンなどが挙げられる。
【0023】重合方法としては、周知の方法を採用する
ことが可能であり、たとえば液相重合法、電解重合法な
どが挙げられる。本発明に係る第1の導電材料では、液
相重合法で得られた重合体が好ましく用いられる。
【0024】液相重合法は、遷移金属塩化物触媒の存在
下に、上記一般式[2]で表されるtrans-ビニレン基を
介して2個のチオフェン環が結合した化合物を反応溶媒
に溶解して、重合を行う。
【0025】使用される反応溶媒としては、上記一般式
[2]で表される化合物および遷移金属塩化物触媒が溶
解するものであれば特に限定されず、たとえば、クロロ
ホルム、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、トルエ
ンなどが挙げられる。このような反応溶媒は、通常、重
合時の上記一般式[2]で表される化合物の濃度が0.
01〜0.5モル/l、好ましくは0.05〜0.2モル
/lとなる量で使用される。
【0026】遷移金属塩化物触媒としては、鉄、アルミ
ニウム、スズ、マンガン、銅、クロム、タングステン、
チタン、ジルコニウム、モリブデン、ルテニウム、白金
などの塩化物が挙げられる。これらのうち、特に鉄の塩
化物が好ましい。これらの遷移金属塩化物は、上記一般
式[2]で表される化合物1モルに対して、通常2〜6
モル、好ましくは2〜4モルの量で使用されることが望
ましい。
【0027】このような液相での重合反応は、通常、攪
拌条件下、0〜50℃、好ましくは0〜30℃の重合温
度で、1〜48時間、好ましくは3〜24時間行うこと
が望ましく、このときの重合雰囲気は、不活性ガス雰囲
気下に、好ましくはアルゴンガス雰囲気下であることが
望ましい。
【0028】電解重合法は、上記一般式[2]で表され
る化合物を極性溶媒に溶解し、支持電解質の存在下に、
2枚の電極間に電圧を印加して、上記一般式[2]で表
される化合物の重合を行う。
【0029】電解重合で使用される極性溶媒としては、
水、アセトニトリル、ニトロベンゼン、クロロホルム、
テトラヒドロフランなどが挙げられる。電極材料として
は、金、白金、ITO、オーステナイト系ステンレス、
フェライト系ステンレスなどを用いることができる。
【0030】支持電解質としては、テトラフルオロホウ
酸テトラメチルアンモニム、テトラフルオロホウ酸テト
ラエチルアンモニム、テトラフルオロホウ酸テトラn-ブ
チルアンモニム、テトラフルオロホウ酸リチウム、過塩
素酸テトラメチルアンモニウム、過塩素酸テトラエチル
アンモニウム、過塩素酸テトラn-ブチルアンモニウム、
過塩素酸リチウム、ヘキサフルオロリン酸テトラメチル
アンモニウム、ヘキサフルオロリン酸テトラn-ブチルア
ンモニウム、ヘキサフルオロリン酸ナトリウム、ヘキサ
フルオロひ素酸テトラn-ブチルアンモニウム、ヘキサフ
ルオロひ素酸ナトリウム、硫酸、硫酸水素テトラメチル
アンモニウム、硫酸水素テトラn-ブチルアンモニウム、
トリフルオロ酢酸ナトリウム、p-トルエンスルホン酸テ
トラメチルアンモニウム、p-トルエンスルホン酸テトラ
n-ブチルアンモニウムなどが挙げられる。
【0031】電解重合は、−100〜150℃の温度範
囲で行うことが可能であり、定電流電解、定電位電解の
いずれの方法であっても行うことができる。また、電解
重合は、通常、窒素、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気
下で行うことが望ましい。
【0032】このような電解重合法で重合体を製造する
と、支持電解質がドープされた重合体を得ることができ
る。この場合、電解重合と逆電圧を印加することによっ
て、ドープされた支持電解質を分離することができる。
【0033】このような重合体にドープされるドーパン
トとしては、通常、ドーパントとして使用されるもので
あれば特に限定されるものではなく、たとえば、フッ
素、塩素、ヨウ素、ICl、ICl3、IBr、PF5、A
sF5、SbF5、AgClO4、AgBF4、BF3、BC
l3、BBr3、FSO2COSO2F、H2SO4、HCl
4、(NO2)(SbF6)、(NO)(SbCl6)、(NO2)(B
4)、SO3、HNO3、FSO3H、CF3SO3Hなど
の電子受容体、Li、Na、Kなどのアルカリ金属などの
電子供与体などが挙げられる。
【0034】また、ドーパントとして、前記電解重合法
で例示した支持電解質を使用することもできる。これら
のうち、特にヨウ素が好ましい。
【0035】ドーパントの前記重合体へのドープは、上
記のドーパントのガスまたは溶液と上記重合体とを接触
させることにより行うことができる。また、前記電解重
合法によれば、ドープと重合を同時に行うこともでき
る。
【0036】本発明に係る第2の導電材料は、下記一般
式[1]で表される構成単位と下記一般式[3]で表さ
れる構成単位とからなる重合体にドーパントがドープさ
れている。
【0037】
【化9】
【0038】式中、nは1〜3の整数を示す。R1〜R6
は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子また
は炭素原子数1〜12の直鎖状、環状または分岐状のア
ルキル基である。
【0039】このような共重合体の数平均分子量は、2
76〜1000000、好ましくは276〜50000
0、さらに好ましくは276〜100000であること
が望ましい。
【0040】また、この共重合体では、前記一般式
[1]で表される構成単位の割合が、1〜99モル%、
好ましくは5〜95モル%、さらに好ましくは30〜7
0モル%であり、前記一般式[3]で表される構成単位
の割合が、99〜1モル%、好ましくは95〜5モル
%、さらに好ましくは70〜30モル%であることが望
ましい。
【0041】このような共重合体は、下記一般式[2]
で表されるtrans-ビニレン基を介して2個のチオフェン
環が結合した化合物と下記一般式[4]で表されるチオ
フェン化合物とを共重合することによって製造すること
ができる。
【0042】
【化10】
【0043】式中、nおよびR1〜R6は、前記と同様で
ある。一般式[2]で表される化合物としては、前記し
たものと同様のものが挙げられる。
【0044】また、一般式[4]で表されるチオフェン
化合物として、具体的には、チオフェン、3-メチルチオ
フェン、3,4-ジメチルチオフェン、3-ドデシルチオフェ
ンなどが挙げられる。
【0045】このような共重合体は、前述した液相重合
法、電解重合法で重合することができる。また、ドーパ
ントの種類、およびドープ方法は、前記と同様である。 [固体電解コンデンサ]本発明に係る固体電解コンデン
サは、上記の導電材料を陰極導電材として含むことを特
徴としている。このような固体電解コンデンサは、たと
えば図1のように模式的に表される。すなわち、陽極金
属1と陰極導電材3とが、誘電体層2を介して接合し、
かつ陽極金属1および陰極導電材3には、電極リード4
および5が取り付けられている。
【0046】陽極金属1を構成する金属としては、アル
ミニウム、タンタルなどが挙げられる。陽極金属1は、
通常、箔状で使用される。また、このような陽極金属の
表面はエッチングされていてもよい。
【0047】誘電体層2は、陽極金属の酸化物層であ
る。このような酸化物層は、陽極金属の表面を酸化する
ことによって形成することができる。また、陽極金属の
酸化物を含む塗布液を塗布することによって形成するこ
ともできる。
【0048】陰極導電材3は、上記のような導電材料か
らなり、通常、導電材料を膜状に加工して使用される。
また陰極誘電材3の表面に金属の陰極を設けてもよい。
さらに、陰極誘電材3と金属陰極との間に、陰極誘電材
と金属陰極との接触を良好にするため、グラファイト層
を設けてもよい。
【0049】なお、本発明に係る固体電解コンデンサ
は、陰極導電材として、前述した導電材料を含むもので
あり、固体電解コンデンサの形状としては、円筒形、デ
ィップ形などが挙げられる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、固体電解コンデンサの
陰極導電材として好適な導電材料を提供することができ
る。また、この導電材料は、高導電性で耐熱性に優れて
いるので、固体電解コンデンサの陰極導電材として用い
ると、共振周波数におけるインピーダンスが小さく、高
周波特性が良好であり、しかも高温での特性低下が少な
い固体電解コンデンサを得ることができる。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものでは
ない。
【0052】
【実施例1】窒素置換された500mlの4つ口フラスコ
に、無水塩化鉄(III)2.08gをクロロホルム21m
lに溶解した触媒溶液を入れ、trans-1,2-ジ(2-チエニ
ル)エチレ431gと3-ドデシルチオフェン0.25gと
をクロロホルム11mlに溶解した溶液を滴下したの
ち、攪拌しながら24時間反応させた。反応後、生成し
た共重合体の沈殿を濾過し、アセトンと水で洗浄し、減
圧乾燥を行った。得られた共重合体粉末の色は黒色であ
った。
【0053】上記のようにして得られた共重合体粉末
を、乳鉢で微粉末に粉砕したのち、1時間脱気し、ヨウ
素蒸気と接触させて、ヨウ素をドーピングを行った。ヨ
ウ素がドープされた共重合体粉末は、直径10mmのペレ
ットに成形し、直流4探針法により電気伝導度を測定し
たところ、電気伝導度は58.2S/cmであった。
【0054】
【実施例2】アルゴン置換された500mlのフラスコに、
無水塩化鉄(III)2.61gをクロロホルム25mlに溶
解した触媒溶液を入れ、trans-1,2-ジ(2-チエニル)エチ
レン774mgをクロロホルム15mlに溶解した溶液を滴
下したのち、室温で攪拌しながら24時間反応させた。
反応後、生成した重合体の沈殿を濾過し、アセトンと水
で洗浄し、減圧乾燥を行った。得られた重合体粉末の色
は黒色であった。
【0055】上記のようにして得られた共重合体粉末
を、乳鉢で微粉末に粉砕したのち、1時間脱気し、ヨウ
素蒸気と接触させて、ヨウ素のドーピングを行った。ヨ
ウ素がドープされた共重合体粉末は、直径10mmのペレ
ットに成形し、直流4探針法により電気伝導度を測定し
たところ、電気伝導度は99.0S/cmであった。
【0056】
【実施例3】アルゴン置換された500mlのフラスコに、
無水塩化鉄(III)16.05gを無水テトラヒドロフラ
ン230mlに溶解した触媒溶液を入れ、trans-1,2-ジ(2
-チエニル)ブタジエン5.36gを無水テトラヒドロフ
ラン40mlに溶解した溶液を0℃で滴下したのち、室温
で攪拌しながら3時間反応させた。反応後、生成した重
合体の沈殿を濾過し、アセトンと水で洗浄し、減圧乾燥
を行った。得られた重合体粉末の色は黒色であった。
【0057】上記のようにして得られた共重合体粉末
を、乳鉢で微粉末に粉砕したのち、1時間脱気し、ヨウ
素蒸気と接触させて、ヨウ素のドーピングを行った。ヨ
ウ素がドープされた共重合体粉末は、直径10mmのペレ
ットに成形し、直流4探針法により電気伝導度を測定し
たところ、電気伝導度は2.30×10-2S/cmであっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る固体電解コンデンサの
模式図を示す。
【符号の説明】
1・・・陽極金属 2・・・誘電体層 3・・・陰極導電材 4,5・・・電極リード 6,7・・・端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[1]で表される構成単位を有
    する重合体に、ドーパントをドープしてなる導電材料。 【化1】 (式中、nは1〜3の整数を示し、R1〜R4は、互いに
    同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭素原子
    数1〜12の直鎖状、環状、分岐状のアルキル基であ
    る。)
  2. 【請求項2】上記一般式[1]で表される構成単位を有
    する重合体が、下記一般式[2]で表される化合物を液
    相重合して得られた重合体であることを特徴とする請求
    項1に記載の導電材料。 【化2】 (式中、nは1〜3の整数を示し、R1〜R4は、互いに
    同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭素原子
    数1〜12の直鎖状、環状、分岐状のアルキル基であ
    る。)
  3. 【請求項3】下記一般式[1]で表される構成単位と、
    下記一般式[3]で表される構成単位とからなる共重合
    体に、ドーパントをドープしてなる導電材料。 【化3】 (式中、nは1〜3の整数を示し、R1〜R6は、互いに
    同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭素原子
    数1〜12の直鎖状、環状、分岐状のアルキル基であ
    る。)
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の導電材料
    を陰極導電材として含むことを特徴とする固体電解コン
    デンサ。
JP26731197A 1997-09-30 1997-09-30 導電材料および該電極材料を用いた固体電解コンデンサ Pending JPH11106485A (ja)

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