JPH11106310A - W/o乳化組成物 - Google Patents

W/o乳化組成物

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Publication number
JPH11106310A
JPH11106310A JP28283297A JP28283297A JPH11106310A JP H11106310 A JPH11106310 A JP H11106310A JP 28283297 A JP28283297 A JP 28283297A JP 28283297 A JP28283297 A JP 28283297A JP H11106310 A JPH11106310 A JP H11106310A
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JP
Japan
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silicone
group
oil
polysaccharide compound
emulsion composition
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JP28283297A
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English (en)
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Tomiyuki Nanba
富幸 難波
Hideki Takahashi
秀企 高橋
Sadashige Takada
定樹 高田
Mikiko Kaminuma
三紀子 上沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の界面活性剤の使用量を低減又は用いず
に、乳化安定性の良好なシリコーン系油分含有W/O乳
化組成物を提供する。 【解決手段】 化1のシリコーン化多糖化合物と、シリ
コーン系油分と、水とを配合することを特徴とする。ま
た、さらに特定の補助剤、あるいは補助剤と親水性溶媒
を配合することを特徴とする。 【化1】 (化1中、Gluは多糖化合物の糖残基、Xは2価の結
合基、Yは2価脂肪族基を意味し、R1は炭素数1〜8
の1価有機基、R2、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜8
の1価有機基又は−OSiR567で示されるシロキ
シ基を意味する。ただし、R5、R6、R7はそれぞれ炭
素数1〜8の1価有機基、aは0、1又は2を意味す
る。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はW/O乳化組成物、特に
界面活性剤の使用量の低減及び乳化安定性の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、化粧料の使用性向上や水や汗
に対する化粧持ち向上のため、シリコーン油やシリコー
ン樹脂を配合することが行われており、また、その配合
量も多くなってきている。一方、乳化組成物は化粧料分
野において非常に重要であり様々な製品に応用されてい
るが、近年、皮膚刺激性の点で問題視されることのある
比較的低分子量の界面活性剤を無配合若しくは配合量を
低減した製品が望まれるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
油性成分を油相とする場合に比して、シリコーン系油分
を油相とする乳化系においては界面活性剤を用いずに安
定な乳化系を得ることは非常に困難であり、これまでに
シリコーン油を配合した系において、高分子シリコーン
類などを用いて低分子量界面活性剤を用いない乳化系も
検討されたが、高分子物質は取り扱いが困難であり、ま
た、製品を満足するような乳化安定性も得られていな
い。
【0004】従って、シリコーン系油分含有乳化組成物
においては、専らポリオキシエチレンメチルシリコン共
重合体等のシリコン系界面活性剤を配合したり、油相を
シリコーン系油分と他の油性成分の混合系にして乳化に
適した界面活性剤の選択の幅を広げることで、乳化系の
安定性を得ているのが現状である。このように、シリコ
ーン系油分を配合した乳化系において界面活性剤の使用
は不可欠であり、また、油相を他の油性成分と混合する
方法ではシリコーン油の配合量に限界があった。
【0005】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的はシリコーン系油分を配合した
W/O乳化組成物において、従来の界面活性剤の使用量
を低減することができ、また、このような界面活性剤を
配合しなくとも乳化安定性に優れる乳化組成物を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、シリコーン系油
分含有W/O乳化組成物において特定構造を有するシリ
コーン化多糖化合物を油相に配合することにより、界面
活性剤使用量を低減しても乳化安定性の良好な組成物が
得られることが判明した。さらに、このようなシリコー
ン化多糖化合物とともに特定の補助剤、あるいはこのよ
うな補助剤と親水性溶媒を水相に配合することにより、
特に界面活性剤を配合しなくとも乳化安定性に優れたシ
リコーン系油分含有W/O乳化組成物が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明にかかるW/O乳化組成
物は、下記一般式化3の構造を有するシリコーン化多糖
化合物と、シリコーン系油分と、水と、を配合すること
を特徴とする。
【0008】
【化3】 (化3中、Gluは多糖化合物の糖残基、Xは2価の結
合基、Yは2価脂肪族基を意味し、R1は炭素数1〜8
の1価有機基、R2、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜8
の1価有機基又は−OSiR567で示されるシロキ
シ基を意味する。ただし、R5、R6、R7はそれぞれ炭
素数1〜8の1価有機基、aは0、1又は2を意味す
る。)
【0009】なお、本発明の組成物において、シリコー
ン系油分の配合量が油相中50重量%以上であることが
好適である。また、本発明において、補助剤としてグル
タミン酸塩、グリシン、塩化ナトリウム、L−アスコル
ビン酸−2−グルコシド、クエン酸塩から選ばれる少な
くとも1種の成分を配合することが好適であり、さらに
は親水性溶媒を配合することが好適である。また、本発
明にかかるW/O乳化組成物において、シリコーン化多
糖化合物が下記一般式化4で示されることが好適であ
る。
【0010】
【化4】 (化4中、Glu、Y、R1、R2、R3、R4及びaは前
記化3と同じである。) また、Gluがプルランのグルコース残基であることが
好適である。また、a=0で、R2、R3及びR4がメチ
ル基であることが好適である。また、Yが−(CH23
−で示される基であることが好適である。
【0011】また、本発明において、シリコーン化多糖
化合物の配合量が油相中2重量%以上であることが好適
である。また、本発明において、シリコーン化多糖化合
物の配合量が前記補助剤の配合量に対して0.2〜0.
6倍重量の範囲であることが好適である。また、本発明
において、親水性溶媒の配合量が水相中4重量%以上で
あることが好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるシリコ
ーン化多糖化合物は前記化3で示される。化3におい
て、Gluは多糖化合物の糖残基を表すが、このような
多糖化合物としては、公知の各種多糖化合物を用いるこ
とができ、例えば、セルロース、ヘミセルロース、アラ
ビアガム、トラガントガム、タマリンドガム、ペクチ
ン、デンプン、マンナン、グアーガム、ローカストビー
ンガム、クインスシードガム、アルギン酸、カラギーナ
ン、寒天、キサンタンガム、デキストラン、プルラン、
キチン、キトサン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸
の他、これら多糖化合物の誘導体、例えば、カルボキシ
メチル化、硫酸化、リン酸化、メチル化、エチル化、エ
チレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアルキレ
ンオキサイドの付加、アシル化、カチオン化、低分子量
化等を行った多糖化合物誘導体が挙げられる。これらの
内、好ましくはエチルセルロース又はプルランであり、
特に好ましくはプルランである。なお、本発明において
多糖化合物の平均分子量は多糖化合物の種類により異な
るが、通常約1,000〜5,000,000が好ましい。
【0013】これらの多糖化合物はその種類に応じて水
酸基、カルボキシル基等の反応性官能基の1種又は2種
以上を少なくとも1つ以上含有している。Xで示される
2価結合基は、この多糖化合物の有する反応性官能基
と、下記一般式化5で示されるシリコーン化合物とを反
応させることにより形成されるA由来の結合基である。
なお、このようなシリコーン化合物と多糖化合物との反
応には、従来より公知の方法を用いることができる。
【0014】
【化5】 上記化5中、Y、R1、R2、R3、R4及びaは前記化3
と同じである。また、Aは多糖化合物の反応性官能基と
反応しうる官能基であり、例えば、イソシアネート基、
エポキシ基、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイ
ル基、アミノ基、イミノ基、水酸基、カルボキシル基、
メルカプト基等が挙げられる。Xを例示すると、カルバ
モイル基、−CH2CH(OH)−、カルボニル基、ア
ミノ基、エーテル基等が挙げられるが、反応性の点か
ら、Aがイソシアネート基(O=C=N−)である前記
化5の化合物と、多糖化合物の水酸基が反応して形成さ
れるカルバモイル基(−CONH−)が好ましい。な
お、この場合の多糖化合物の糖残基はイソシアネート基
と反応している水酸基の水素原子を除いた多糖化合物の
残り部分を意味する。また、その他の反応の場合にも、
多糖化合物の糖残基とはこれに準ずるものを意味する。
【0015】Yで示される2価の脂肪族基としては、ア
ルキレン基、主鎖中に酸素原子、窒素原子、硫黄原子等
を有するアルキレン基、主鎖中にフェニレン基等のアリ
ーレン基を有するアルキレン基、主鎖中にカルボニルオ
キシ基又はオキシカルボニル基を有するアルキレン基を
挙げることができる。これらの2価脂肪族基はヒドロキ
シ基、アルコキシ基、アルキル基等の置換基を有するこ
とができ、また、脂肪族基の末端原子が酸素原子、窒素
原子、硫黄原子等のヘテロ原子であってもよい。Yを例
示すると、−(CH22−、−(CH23−、−(CH
24−、−(CH26−、−(CH28−、−[CH2
CH(CH3)]−、−(CH22O(CH23−、−
CH2CH(OH)−CH2−等が挙げられるが、好まし
くは−(CH23−で示されるプロピレン基である。
【0016】前記化3において、R1、R2、R3、R4
5、R6及びR7に見られる炭素数1〜8の1価有機基
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
等のシクロアルキル基、フェニル基等のアリール基、ベ
ンジル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基等のア
ルケニル基、3,3,3-トルフロロプロピル基等のフッ化ア
ルキル基等を例示することができる。
【0017】また、R2、R3、R4はそれぞれ−OSi
567で示されるシロキシ基であってもよい。この
ようなシロキシ基としては、トリメチルシロキシ基、エ
チルジメチルシロキシ基、フェニルジメチルシロキシ
基、ビニルジメチルシロキシ基、3,3,3-トリフルオロプ
ロピルジメチルシロキシ基等が例示される。なお、
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7は同一又は異なっ
ていても良いが、本発明のシリコーン化多糖化合物にお
いては、a=0で、R2、R3、R4がメチル基であるこ
とが特に好ましい。
【0018】本発明において用いるシリコーン化多糖化
合物として、特に好ましいものは下記化6で示されるシ
リコーン化プルランである。なお、化6中、PLはプル
ランのグルコース残基を表す。
【0019】
【化6】 なお、本発明のシリコーン化多糖化合物において、多糖
化合物の反応性官能基に対するシリコーン化合物の結合
割合は、必ずしも100%である必要はないが、多糖化
合物に対するシリコーン化合物の結合割合が低すぎると
シリコーン系油分への溶解度が低くなり、本発明の効果
が十分に発揮されない。従って、少なくとも化7又は化
8の低分子量シリコーン油、又は軽質イソパラフィンに
溶解する程度にシリコーン化合物が結合していることが
好適である。具体的には、その種類によって異なるが、
通常、多糖化合物の構成糖1単位当たりのシリコーン化
合物の平均結合数(置換度)が0.5〜3.0であるこ
とが好適である。なお、本発明において置換度は化合物
中のSi含有量(重量%)から換算したものである。
【0020】
【化7】 (化7中、mは0〜5の整数を示す。)
【0021】
【化8】 (化8中、nは3〜7の整数を示す。) なお、シリコーン化多糖化合物の配合の際には、このよ
うな低分子量シリコーン油や軽質イソパラフィンに溶解
して配合すると、配合のし易さや使用感等を高めること
ができる。
【0022】本発明の化粧料中、シリコーン化多糖化合
物の配合量は化粧料の形態によって異なり、通常組成物
中に0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量
%配合することができるが、乳化安定性の点からは油相
中2重量%以上、さらには4重量%以上配合されている
ことが好適である。シリコーン化多糖化合物の配合量が
少なすぎると本発明の効果が得られず、多すぎる場合に
はべたつきを生じたり、使用感が重くなることがある。
【0023】シリコーン系油分としては、ジメチルポリ
シロキサン、環状ジメチルポリシロキサンの他、、メチ
ルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコー
ン、アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、
フッ素変性シリコーン等のシリコーン油等が挙げられる
が、好ましくは上記化7、化8で示される低重合度シリ
コーン油である。本発明においては、これらのうち1種
以上を用いることができる。
【0024】シリコーン系油分の配合量は、油相中の5
0重量%以上であることが好ましい。シリコーン系油分
が少なすぎると、シリコーン化多糖化合物の溶解性が低
下し、乳化安定性に問題を生じることがある。なお、軽
質イソパラフィンが油相中に多量に配合されている場合
にはこの限りではない。本発明のシリコーン系油分含有
O/W組成物において、水相中に補助剤を配合すること
により、その乳化安定性を著しく向上せしめることがで
きる。このような補助剤としては、グルタミン酸ナトリ
ウムなどのグルタミン酸塩、グリシン、塩化ナトリウ
ム、L−アスコルビン酸−2−グルコシド、クエン酸ナ
トリウムなどのクエン酸塩が挙げられ、これらのうち少
なくとも1種を配合することができる。
【0025】本発明における補助剤の配合量は、組成物
中通常0.1〜15重量%、好ましくは0.1〜10重
量%であるが、乳化安定性の点からはシリコーン化多糖
化合物の配合量が補助剤の配合量に対して0.2〜0.
6倍重量、特に0.3〜0.5倍重量となるように配合
することが好ましい。
【0026】また、このような補助剤とともに、水相中
に親水性溶媒を配合することにより、乳化安定性をさら
に向上させることができる。このような親水性溶媒とし
ては、例えばエタノール、1,3−ブチレングリコール
等が挙げられる。本発明においてはこれら親水性溶媒の
1種以上を用いることができる。親水性溶媒の配合量は
組成物中通常0.1〜30%、好ましくは1〜20%で
あるが、乳化安定性の点からは、水相中4重量%以上、
特に7重量%以上配合することが好ましい。
【0027】本発明の乳化組成物においては上記必須成
分の他に、通常化粧料や医薬品に用いられる成分を本発
明の効果を損なわない範囲で配合することができる。例
えば、油分としては、スクワラン、流動パラフィン、軽
質イソパラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワ
ックス、オゾケライト、セレシン等の各種炭化水素油、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、イソステアリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、バチルアルコール等の高級アルコール、セチル−
2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミ
テート、2−オクチルドデシルミリステート、ネオペン
チルグリコール−2−エチルヘキサノエート、トリオク
タン酸グリセリド、2−オクチルドデシルオレート、イ
ソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、ト
リイソステアリン酸グリセリド、トリオレイン酸グリセ
リド、トリヤシ油脂肪酸グリセリド等のエステル類、オ
リーブ油、アボガド油、ホホバ油、ヒマワリ油、サフラ
ワー油、椿油、シア脂、マカデミアナッツ油、ミンク
油、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、ヒマシ油
等の油脂、モクロウ等のロウ類、パーフルオロポリエー
テル、パーフルオロカーボン等のフッ素系油分、トリメ
チルシロキシケイ酸、MDQレジン等のシリコーンレジ
ン、高分子シリコーンゴム、アクリル変性シリコーン共
重合体等の高分子類等である。
【0028】その他、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、防腐剤、増粘剤、保湿剤、香料の他、ビタミ
ン、ホルモン、美白剤、消炎剤等の薬剤等が挙げられ
る。また、粉末成分としては例えば、タルク、カオリ
ン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合
成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライ
ト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミ
ニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マ
グネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金
属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウ
ム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシ
ウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラ
ミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミ
チン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウムなど)、
窒化ホウ素等の無機粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛等の
無機白色系顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の
無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸
化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボンブ
ラック、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバ
イオレット、バルトバイオレット等の無機紫色系顔料;
酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機
緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタ
ンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化
ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタ
ンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の
無機パール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウ
ダー等の金属粉末顔料;赤色201号、赤色202号、
赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色22
6号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙
色204号、黄色205号、黄色401号、青色404
号等の有機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106
号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色
505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色2
02号、黄色203号、緑色3号、青色1号等のジルコ
ニウムレーキ、バリウムレーキ、アルミニウムレーキ等
の有機レーキ顔料;クロロフィル、β−カロチン等の天
然色素等が挙げられる。
【0029】また、メチルシロキシケイ酸重合体、ポリ
ビニルピロリドン、PVP−VA、ビニルメチルエーテ
ル−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸
重合体、ビニルピロリドン−N,N−ジメチルアミノエ
チルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、N−メタク
ロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−
N−α−メチルカルボキシベタイン−メタクリル酸アル
キル共重合体、ビニルピロリドン−アクリル酸ステアリ
ル−ステアロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアミ
ン共重合体等のセット剤ポリマーを配合することも可能
である。
【0030】本発明のW/O乳化組成物は、皮膚化粧
料、毛髪化粧料等の化粧料の他、医薬品としても適用可
能である。具体的には、スキンケア化粧料や、ファンデ
ーション、アイライナー、口紅、頬紅、化粧下地等のメ
ークアップ化粧料、ヘアクリーム等の毛髪化粧料が挙げ
られる。本発明によれば、前記シリコーン化多糖化合物
を油相に配合することにより、従来の界面活性剤の使用
量を低減することができ、また、シリコーン化多糖化合
物とともに、水相に補助剤、あるいは補助剤と親水性溶
媒を配合することにより、界面活性剤を特に用いずとも
乳化安定性の非常に良好なシリコーン系油分含有W/O
乳化組成物を得ることができる。
【0031】また、本発明の乳化組成物に配合されるシ
リコーン化多糖化合物は、組成物を皮膚や毛髪に適用し
た場合の耐水性、耐油性を高め、化粧持ちが良く二次付
着も少ない組成物とすることができる。また、シリコー
ン化多糖化合物による被膜は適度な柔軟性を有し、保湿
性にも優れてしっとりするという利点を有する。そし
て、本発明の組成物の使用感はべたつきがなく、さっぱ
りとして良好である。また、本発明にかかるシリコーン
化多糖化合物は多糖化合物と低分子シロキサンを基体と
しているので、生分解性に優れ、生体に対する安全性も
高い。以下具体例を挙げて本発明を説明する。なお、配
合量は特に指定の無い限り全て重量%で示す。
【0032】製造例1 分子量約20万のプルラン(商品名プルランPF20、
林原商事(株)製)10gをN−メチルピロリドン30
0mlに溶解し、触媒としてトリエチルアミン1gを加
え、トリストリメチルシロキシシリルプロピルイソシア
ネート70gを滴下し、100℃で2時間反応させた。
反応液を水に注ぎ、生じた析出物をメタノールで洗浄
し、乾燥して前記一般式化6で示されるトリストリメチ
ルシロキシシリルプロピルカルバミド酸プルラン58g
を得た。なお、この生成物の単位グルコース当たりのシ
リコーン化合物の置換度は1.7であった。
【0033】製造例2 分子量約5万のエチルセルロース(商品名エチルセルロ
ース N−7、ハーキュレス社製)10gをジメチルホ
ルムアミド1,000mlに溶解し、触媒としてトリエ
チルアミン5gを加え、トリストリメチルシロキシシリ
ルプロピルグリシジルエーテル90gを滴下した。12
0℃で8時間反応させた後、反応液を水に注ぎ、生じた
析出物を水及びメタノールで洗浄し、乾燥して下記一般
式化9で示されるシリコーン化エチルセルロース18g
を得た。この生成物の単位グルコース当たりのシリコー
ン化合物の置換度は2.8であった。
【0034】
【化9】 (化9中、ECはエチルセルロースのグルコース残基を
表す。)本発明で用いた試験法は次の通り。
【0035】乳化安定性 試料を各温度で保存し、外観を肉眼で観察した。また、
粘度をB型粘度計を用い25℃にて測定した。 <評価基準> ◎:外観、粘度に変化なし。 ○:外観に変化はないが、粘度に変化があった。 △:外観に僅かに油分及び/又は水の分離が認められ
た。 ×:外観に著しい油分及び/又は水の分離が認められ
た。
【0036】しっとり感 専門パネル20名によってしっとり感を評価した。 <評価基準> ◎:15〜20名が良好と判定した。 ○:10〜14名が良好と判定した。 △:5〜9名が良好と判定した。 ×:0〜4名が良好と判定した。
【0037】べたつき 専門パネル20名によってべたつきを評価した。 <評価基準> ◎:15〜20名がべたつきなしと判定した。 ○:10〜14名がべたつきなしと判定した。 △:5〜9名がべたつきなしと判定した。 ×:0〜4名がべたつきなしと判定した。
【0038】試験例1 シリコーン化多糖化合物及び補
助剤の添加効果
【表1】 ──────────────────────────────────── 試料No. 成分 1 2 3 4 5 6 7 ──────────────────────────────────── 油相 (1)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 24 24 26 26 26 26 26 (2)シリコーン化多糖化合物(製造例1) - 4 4 4 4 4 4 (30wt% テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン溶液) (3)POE・メチルホ゜リシロキサン共重合体 6 2 - - - - - ──────────────────────────────────── 水相 (4)L-ク゛ルタミン酸Na - - 4 - - - - (5)L-グリシン - - - 4 - - - (6)塩化ナトリウム - - - - 4 - - (7)L-アスコルヒ゛ン酸-2-ク゛ルコシト゛ - - - - - 4 - (8)クエン酸ナトリウム - - - - - - 4 (9)精製水 70 70 66 66 66 66 66 ──────────────────────────────────── 合計 100 100 100 100 100 100 100 ──────────────────────────────────── 乳化安定性 0℃、1ヶ月 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 25℃、1ヶ月 △ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 50℃、1ヶ月 △ △ △ ◎ △ ◎ ○ (油浮き) (油浮き) ────────────────────────────────────
【0039】(製法)油相成分、水相成分をそれぞれ混
合して溶解し、高粘度ホモミキサーを用いて室温にて油
相に水相を添加しながら混合撹拌し、水相添加後5分間
8000rpmにて乳化した。
【0040】試料1〜2から解るように、シリコーン化
多糖化合物の配合によって、従来の界面活性剤の使用量
を低減することができる。そして、試料3〜7のよう
に、シリコーン化多糖化合物とともに補助剤を併用した
場合には界面活性剤を用いずとも安定な乳化組成物を得
ることができ、特に、グリシン、アスコルビン酸−2−
グリコシドで乳化安定化効果が大きかった。
【0041】試験例2 親水性溶媒の添加効果
【表2】 ──────────────────────────────────── 試料No. 成分 8 9 10 ──────────────────────────────────── 油相 (1)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 26 26 26 (2)シリコーン化多糖化合物(製造例1) 4 4 4 (30wt% テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン溶液) ──────────────────────────────────── 水相 (3)L-ク゛ルタミン酸Na 4 − 4 (4)1,3-ブチレングリコール − 10 10 (5)精製水 66 60 56 ──────────────────────────────────── 合計 100 100 100 ──────────────────────────────────── 乳化安定性 0℃、1ヶ月 ◎ × ◎ 25℃、1ヶ月 ◎ × ◎ 50℃、1ヶ月 △ × ◎ (油浮き)(水放出) ────────────────────────────────────
【0042】(製法)油相成分、水相成分をそれぞれ混
合して溶解し、高粘度ホモミキサーを用いて室温にて油
相に水相を添加しながら混合撹拌し、水相添加後5分間
6000rpmにて乳化した。
【0043】試料8のように、シリコーン化多糖化合物
に補助剤(L−グルタミン酸ナトリウム)を併用した場
合には、低温での乳化安定性は良好であるが、高温にな
ると不安定になることがある。これに対して、試料10
のようにシリコーン化多糖化合物に補助剤及び親水性溶
媒(1,3-ブチレングリコール)を併用した場合には何れ
の温度においても乳化安定性が良好となった。なお、試
料9のようにシリコーン化多糖化合物に親水性溶媒のみ
を併用した場合には乳化安定性は悪かった。
【0044】以上の結果から、シリコーン化多糖化合物
に補助剤を併用することにより、シリコーン系油分含有
W/O乳化組成物の乳化が安定化され、さらに水相に親
水性溶媒を配合すれば、乳化安定性がさらに向上するこ
とが理解される。
【0045】試験例3 シリコーン化多糖化合物の配合
【表3】 ──────────────────────────────────── 試料No. 成分 11 12 13 14 ──────────────────────────────────── 油相 (1)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 28 26 24 22 (2)シリコーン化多糖化合物(製造例1) 2 4 6 8 (30wt% テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン溶液) ──────────────────────────────────── 水相 (3)L-ク゛ルタミン酸Na 4 4 4 4 (4)1,3-ブチレングリコール 10 10 10 10 (5)精製水 56 56 56 56 ──────────────────────────────────── 合計 100 100 100 100 ──────────────────────────────────── 油相中のシリコーン化多糖化合物(wt%) 2 4 6 8 ──────────────────────────────────── (シリコーン化多糖化合物)/(3) 0.15 0.3 0.45 0.6 ──────────────────────────────────── 乳化安定性 0℃、1ヶ月 × ◎ ◎ ◎ 25℃、1ヶ月 × ◎ ◎ ◎ 50℃、1ヶ月 × ◎ ◎ ◎ (油浮き) ────────────────────────────────────
【0046】(製法)油相成分、水相成分をそれぞれ混
合して溶解し、高粘度ホモミキサーを用いて室温にて油
相に水相を添加しながら混合撹拌し、水相添加後5分間
8000rpmにて乳化した。
【0047】表3より、シリコーン化多糖化合物の配合
量は油相中2重量%以上、好ましくは4重量%以上であ
ることが理解される。
【0048】試験例4 補助剤の配合量
【表4】 ──────────────────────────────────── 試料No. 成分 15 16 17 ──────────────────────────────────── 油相 (1)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 26 26 26 (2)シリコーン化多糖化合物(製造例1) 4 4 4 (30wt% テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン溶液) ──────────────────────────────────── 水相 (3)L-ク゛ルタミン酸Na 2 4 6 (4)1,3-ブチレングリコール 10 10 10 (5)精製水 58 56 54 ──────────────────────────────────── 合計 100 100 100 ──────────────────────────────────── 油相中のシリコーン化多糖化合物(wt%) 4 4 4 ──────────────────────────────────── (シリコーン化多糖化合物)/(3) 0.6 0.3 0.2 ──────────────────────────────────── 乳化安定性 0℃、1ヶ月 ◎ ◎ ◎ 25℃、1ヶ月 ◎ ◎ ◎ 50℃、1ヶ月 △ ◎ △ (水放出) (油浮き) ────────────────────────────────────
【0049】(製法)油相成分、水相成分をそれぞれ混
合して溶解し、高粘度ホモミキサーを用いて室温にて油
相に水相を添加しながら混合撹拌し、水相添加後5分間
8000rpmにて乳化した。
【0050】表3及び表4より、良好な乳化安定性を得
るためには、シリコーン化多糖化合物の配合量が補助剤
の配合量に対して0.2〜0.6倍重量、さらには0.
3〜0.5倍重量であることが好適である。
【0051】試験例5 親水性溶媒の配合量
【表5】 ──────────────────────────────────── 試料No. 成分 18 19 20 21 ──────────────────────────────────── 油相 (1)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 26 26 26 26 (2)シリコーン化多糖化合物(製造例1) 4 4 4 4 (30wt% テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン溶液) ──────────────────────────────────── 水相 (3)L-ク゛ルタミン酸Na 4 4 4 4 (4)1,3-ブチレングリコール 3 5 10 − (5)エタノール − − − 10 (6)精製水 63 61 56 56 ──────────────────────────────────── 合計 100 100 100 100 ──────────────────────────────────── 油相中のシリコーン化多糖化合物(wt%) 4 4 4 4 ──────────────────────────────────── シリコーン化多糖化合物/(3) 0.3 0.3 0.3 0.3 ──────────────────────────────────── 水相中の親水性溶媒(wt%) 4.3 7.1 14.3 14.3 ──────────────────────────────────── 乳化安定性 0℃、1ヶ月 ◎ ◎ ◎ ◎ 25℃、1ヶ月 ◎ ◎ ◎ ◎ 50℃、1ヶ月 △ ◎ ◎ ◎ (油浮き) ────────────────────────────────────
【0052】(製法)油相成分、水相成分をそれぞれ混
合して溶解し、高粘度ホモミキサーを用いて室温にて油
相に水相を添加しながら混合撹拌し、水相添加後5分間
8000rpmにて乳化した。
【0053】表5より、親水性溶媒添加による乳化安定
性の向上効果を発揮するためには、親水性溶媒の配合量
が水相中4重量%以上、さらには7重量%以上であるこ
とが好適である。以上のように、特定のシリコーン化多
糖化合物に、補助剤、あるいは補助剤と親水性溶媒を併
用することによって、乳化安定性の非常に優れたシリコ
ーン系油分含有W/O乳化組成物を得ることができる。
【0054】試験例6 油相組成
【表6】 ──────────────────────────────────── 試料No. 成分 22 23 24 25 ──────────────────────────────────── 油相 (1)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 26 20 13 10 (2)流動パラフィン − 6 13 16 (3)シリコーン化多糖化合物(製造例1) 4 4 4 4 (30wt% テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン溶液) ──────────────────────────────────── 水相 (4)L-ク゛ルタミン酸Na 4 4 4 4 (5)1,3-ブチレングリコール 10 10 10 10 (6)精製水 56 56 56 56 ──────────────────────────────────── 合計 100 100 100 100 ──────────────────────────────────── 油相中のシリコーン系油分(wt%) 96 76 53 43 ──────────────────────────────────── 乳化安定性 0℃、1ヶ月 ◎ ◎ ◎ ◎ 25℃、1ヶ月 ◎ ◎ ◎ ◎ 50℃、1ヶ月 ◎ ◎ ◎ △ ────────────────────────────────────
【0055】(製法)油相成分、水相成分をそれぞれ混
合して溶解し、高粘度ホモミキサーを用いて室温にて油
相に水相を添加しながら混合撹拌し、水相添加後5分間
8000rpmにて乳化した。
【0056】表6より、油相中のシリコーン系油分の割
合が50重量%を下回ると乳化安定性が低下することが
ある。これは、油相中のシリコーン系油分濃度の低下に
伴い、シリコーン化多糖化合物の油相に対する溶解度が
低下したためと考えられる。従って、本発明においてシ
リコーン系油分の配合量は、油相中50重量%以上であ
ることが好ましい。
【0057】
【表7】 ──────────────────────────────────── 試料No. 成分 26 27 28 ──────────────────────────────────── 油相 (1)シ゛メチルホ゜リシロキサン(6CS/25℃) 10.0 10.0 10.0 (2)シ゛メチルホ゜リシロキサン(100CS/25℃) - 5.0 5.0 (3)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 15.0 15.0 15.0 (4)流動パラフィン 6.5 6.5 6.5 (5)セチルアルコール − 3.0 3.0 (6)シリコーン化多糖化合物(製造例1) 5.0 − − (30wt% テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン溶液) (7)グリセリルモノステアレート − 2.0 2.0 (8)POE(20)ソルヒ゛タンモノオレエート − 6.0 − ──────────────────────────────────── 水相 (9)精製水 50.5 43.5 49.5 (10)L-グルタミン酸Na 4.0 − − (11)グリセリン 4.0 4.0 4.0 (12)1,3-ブチレングリコール 5.0 5.0 5.0 ──────────────────────────────────── 合計 100 100 100 ──────────────────────────────────── 乳化安定性(50℃、1M) ◎ ◎ × しっとり感 ◎ △ △ べたつき ◎ △ × ────────────────────────────────────
【0058】(製法)油相部と水相部をそれぞれを混
合、加熱溶解して70℃に保つ。油相部に水相部を添加
して乳化機によって十分に乳化し、乳化後かき混ぜなが
ら冷却し、35℃以下になったら容器に流し込んで放冷
した。
【0059】試料27〜28からわかるように、油相を
シリコーン系油分とその他の油分との混合系とすれば、
従来の界面活性剤を適宜選択して用いることにより、乳
化安定性の良好なシリコーン系油分含有W/O乳化組成
物を得ることは一応可能であるが、何れの試料において
もしっとりとした使用感は得られず、べたつき感があっ
た。これに対して、試料26の本発明の乳化組成物で
は、乳化安定性が良好で、べたつきがなく、しかもしっ
とりした使用感を得ることができ、従来の界面活性剤を
用いた系に比して使用感の点でも優れていることが理解
される。
【0060】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げるが、本発明は
これらに限定されるものではない。なお、配合量は全て
重量%である。
【0061】実施例1 クリーム 油相部 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.5重量% (2)ジメチルポリシロキサン(6CS/25℃) 4.0 (3)ステアリルアルコール 1.5 (4)ワセリン 5.0 (5)スクワラン 1.0 (6)ビタミンEアセテート 0.01 (7)シリコーン化多糖化合物(製造例2) 2.0 水相部 (8)グリシン 5.0 (9)防腐剤 0.2 (10)1,3−ブチレングリコール 17.0 (11)精製水 残 余
【0062】(製法)(1)〜(7)を加熱溶解して7
0℃に保ち、油相部とする。別に(8)〜(11)を加
熱溶解して70℃に保ち、水相部とする。この油相部に
水相部を添加して乳化機により十分に乳化する。乳化
後、かき混ぜながら冷却し、35℃以下になったところ
で容器に流し込み放冷して、目的とするクリームを得
た。
【0063】実施例2 クリーム 油相部 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.5重量% (2)ジメチルポリシロキサン(6CS/25℃) 4.0 (3)ワセリン 5.0 (4)スクワラン 1.0 (5)ビタミンEアセテート 0.01 (6)シリコーン化多糖化合物(製造例2) 2.0 水相部 (7)L−グルタミン酸ナトリウム 5.0 (8)防腐剤 0.2 (9)エタノール 17.0 (10)精製水 残 余 (製法)実施例1に準じて、クリームを調製した。
【0064】実施例3 クリーム 油相部 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.5重量% (2)ジメチルポリシロキサン(6CS/25℃) 4.0 (3)ビタミンEアセテート 0.01 (4)シリコーン化多糖化合物(製造例2) 3.0 水相部 (5)L−グルタミン酸ナトリウム 5.0 (6)防腐剤 0.2 (7)1,3−ブチレングリコール 15.0 (8)精製水 残 余 (製法)実施例1に準じて、クリームを調製した。
【0065】実施例4 日焼け止めローション 油相部 (1)ジメチルポリシロキサン(6CS/25℃) 5.0重量% (2)ジメチルポリシロキサン(1.5CS/25℃) 13.0 (3)フェニル変性メチルフェニルポリシロキサン 3.0 (4)シリコーン化多糖化合物(製造例1) 5.0 (5)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 3.0 水相部 (6)塩化ナトリウム 9.0 (7)香料 0.2 (8)防腐剤 0.2 (9)エタノール 5.0 (10)精製水 残 余 (製法)実施例1に準じて、日焼け止めローションを調
製した。
【0066】実施例5 乳液 油相部 (1)シリコーン化多糖化合物(製造例2) 3.5重量% (2)軽質流動イソパラフィン 5.5 (3)メチルフェニルポリシロキサン 1.0 (4)グリセリルモノオレエート 1.5 (5)グリセリルモノステアレート 1.0 水相部 (6)香料 0.1 (7)防腐剤 0.2 (8)エタノール 10.0 (9)精製水 残 余 (製法)実施例1に準じて、乳液を調製した。
【0067】実施例6 ヘアクリーム 油相部 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0重量% (2)シリコーン化多糖化合物(製造例2) 5.0 (3)軽質流動イソパラフィン 15.0 (4)ワセリン 15.0 (5)サラシミツロウ 2.0 (6)香料 適 量 水相部 (7)POE(60)硬化ひまし油 3.0 (8)防腐剤 適 量 (9)キサンタンガム 0.1 (10)グリセリン 5.0 (11)色素 適 量 (12)精製水 残 余 (製法)実施例1に準じて、ヘアクリームを調製した。
【0068】実施例7 クリーム状ファンデーション 油相部 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 12.0重量% (2)シリコーン化多糖化合物(製造例1) 4.0 (3)流動パラフィン 5.0 粉体部 (4)セリサイト 5.36 (5)カオリン 4.0 (6)二酸化チタン 9.32 (7)ベンガラ 0.36 (8)黄酸化鉄 0.8 (9)黒酸化鉄 0.16 水相部 (10)1,3-ブチレングリコール 15.0 (11)L-グルタミン酸ナトリウム 8.0 (12)メチルパラベン 適 量 (13)香料 適 量 (14)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.1 (15)精製水 残 余
【0069】(製法)(11)を一部の(15)で溶解
した。その他の水相部を70℃で加熱撹拌し、これに粉
体部を添加してホモミキサー処理した。これに先のL-グ
ルタミン酸ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、油相部を
加えて乳化後、冷却して、ファンデーションを調製し
た。
【0070】実施例8 乳化型ファンデーション(2層分離タイプ) 油相部 (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0重量% (2)シリコーン化多糖化合物(製造例1) 2.0 (3)ロジンペンタエリスリットエステル 5.0 (4)ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 5.0 (5)スクワラン 2.5 (6)トリイソオクタン酸グリセリン 2.0 粉体部 (7)シリコーン処理タルク 7.0 (8)シリコーン処理二酸化チタン 12.0 (9)シリコーン処理無水ケイ酸 2.0 (10)シリコーン処理ナイロンパウダー 4.0 (11)シリコーン処理着色顔料 2.0 水相部 (12)1,3-ブチレングリコール 10.0 (13)エタノール 7.0 (14)精製水 残 余
【0071】(製法)水相部を撹拌後、粉体部を添加
し、ホモミキサー処理した。これに、ようかいした油相
部を加えてホモミキサー処理し、冷却して、ファンデー
ションを調製した。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるシ
リコーン化多糖化合物はシリコーン系油分含有W/O乳
化組成物に対する乳化安定化効果を有し、これを配合す
ることにより従来の界面活性剤の使用量を低減すること
ができる。また、シリコーン化多糖化合物に特定の補助
剤、あるいは補助剤と親水性溶媒を併用すれば、乳化安
定性の非常に高いシリコーン系油分含有W/O乳化組成
物を得ることができる。また、本発明の乳化組成物は、
耐水性、耐油性に優れて化粧持ちが良く、べたつきのな
いさっぱりとした使用感で、安全性にも優れる乳化組成
物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上沼 三紀子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式化1の構造を有するシリコー
    ン化多糖化合物と、 シリコーン系油分と、 水と、を配合することを特徴とするW/O乳化組成物。 【化1】 (化1中、Gluは多糖化合物の糖残基、Xは2価の結
    合基、Yは2価脂肪族基を意味し、R1は炭素数1〜8
    の1価有機基、R2、R3、R4はそれぞれ炭素数1〜8
    の1価有機基又は−OSiR567で示されるシロキ
    シ基を意味する。ただし、R5、R6、R7はそれぞれ炭
    素数1〜8の1価有機基、aは0、1又は2を意味す
    る。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物において、シリコ
    ーン系油分の配合量が油相中50重量%以上であること
    を特徴とするW/O乳化組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の組成物において、
    さらに補助剤として、グルタミン酸塩、グリシン、塩化
    ナトリウム、L−アスコルビン酸−2−グルコシド、ク
    エン酸塩から選ばれる少なくとも1種の成分を配合した
    ことを特徴とするW/O乳化組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の組成物において、さらに
    親水性溶媒を配合したことを特徴とするW/O乳化組成
    物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の組成物に
    おいて、シリコーン化多糖化合物が下記一般式化2で示
    されることを特徴とするW/O乳化組成物。 【化2】 (化2中、Glu、Y、R1、R2、R3、R4及びaは前
    記化1と同じである。)
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の組成物に
    おいて、Gluがプルランのグルコース残基であること
    を特徴とするW/O乳化組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の組成物に
    おいて、a=0で、R2、R3及びR4がメチル基である
    ことを特徴とするW/O乳化組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載の組成物に
    おいて、Yが−(CH23−で示される基であることを
    特徴とするW/O乳化組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載の組成物に
    おいて、シリコーン化多糖化合物の配合量が油相中2重
    量%以上であることを特徴とするW/O乳化組成物。
  10. 【請求項10】 請求項3〜9の何れかに記載の組成物
    において、シリコーン化多糖化合物の配合量が補助剤の
    配合量に対して0.2〜0.6倍重量の範囲であること
    を特徴とするW/O乳化組成物。
  11. 【請求項11】 請求項4〜10の何れかに記載の組成
    物において、親水性溶媒の配合量が水相中4重量%以上
    であることを特徴とするW/O乳化組成物。
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