JPH11106295A - Nd3Ga5SiO14単結晶の製造方法 - Google Patents

Nd3Ga5SiO14単結晶の製造方法

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JPH11106295A
JPH11106295A JP26888497A JP26888497A JPH11106295A JP H11106295 A JPH11106295 A JP H11106295A JP 26888497 A JP26888497 A JP 26888497A JP 26888497 A JP26888497 A JP 26888497A JP H11106295 A JPH11106295 A JP H11106295A
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sio
crystal
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melt
pulling
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Tsuguo Fukuda
承生 福田
Atsushi Sato
佐藤  淳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、良好な結晶品質を有するNd
SiO14単結晶の製造方法を提供することであ
る。 【解決手段】 ルツボ2にNdGaSiO14単結
晶の原料を収容し、RF電流供給源11から高周波誘導
コイル1に高周波電流を供給してルツボ2を誘導加熱
し、NdGaSiO14単結晶の原料を融解して融
液3とし、融液3を所定温度に維持する。また、アルゴ
ンに2vol%の酸素を混入した雰囲気をチャンバー1
4内に形成する。さらに、引き上げ駆動装置10により
引き上げ軸7を下げ、引き上げ軸7の下端に取り付けた
種子結晶5のZ方位を融液3にその液面に垂直に引き上
げ方向と一致するようにつける。その後に、引き上げ軸
7を回転させながら2.8mm/h以下の育成速度で種
子結晶5を引き上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電デバイス用の
基板として用いられるNdGaSiO14単結晶の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】NdGaSiO14単結晶は、新し
い圧電デバイス用の基板として最近注目されてきている
LaGaSiO14単結晶のLaをNdで置換した
ものである。従来、LaGaSiO14単結晶はN
dドープのレーザー発振ホスト材料として1980年代
に旧ソ連で開発されたものであり、Ndの置換量を変え
た実験については数多く行われていた。しかし、現在ま
で、完全なNdGaSiO14単結晶が育成された
という報告はなく、NdGaSiO14単結晶の育
成については、A.A.Kaminskiらによる報告
(phys. stat. sol. (a) 80,
387頁〜398頁)があるだけである。その報告に
よれば、酸化物の育成において一般的に用いられるCz
(Czochralski)法によって育成した結晶で
は、その中心付近のみが単結晶であり、その外側の部分
は多結晶となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
中心付近のみが単結晶であり、その外側の部分は多結晶
となっているような構造の結晶を圧電デバイス用の基板
として用いる場合には、結晶品質が十分ではないので、
中心付近の単結晶の部分だけを切り出すのでは圧電デバ
イス用の基板として歩留まりが極めて低くなるという問
題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、Cz法によってNdGa
SiO14単結晶を育成する場合において、結晶の引き
上げ速度(育成速度)や育成雰囲気を特定の範囲に設定
することにより圧電デバイス用の基板として十分な結晶
品質を有するNdGaSiO14単結晶を製造する
NdGaSiO14単結晶の製造方法を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、NdGaSiO14単結晶をCz法
によって製造するNdGaSiO14単結晶の製造
方法において、NdGaSiO14単結晶の育成速
度が2.8mm/時間以下であることを特徴とする。
【0006】また、上記課題を解決するために、本発明
のNdGaSiO14単結晶の製造は、NdGa
SiO14単結晶の原料をルツボに収容し、前記ルツ
ボの外側に設けられた誘導コイルにより前記ルツボに収
容した前記NdGaSiO14単結晶の原料を加熱
して融液とし、前記融液にNdGaSiO14の種
子結晶をつけ、前記種子結晶を2.8mm/時間以下の
育成速度で前記融液から引き上げることを特徴とする。
【0007】上記NdGaSiO14単結晶の製造
方法において、本発明は、前記育成速度は、0.7mm
/時間〜2.8mm/時間の範囲内であることを特徴と
する。
【0008】また、上記課題を解決するために、本発明
は、NdGaSiO14単結晶をCz法によって製
造するNdGaSiO14単結晶の製造方法におい
て、NdGaSiO14単結晶の引き上げ速度が
2.0mm/時間以下であることを特徴とする。
【0009】また、上記課題を解決するために、本発明
のNdGaSiO14単結晶の製造方法は、Nd
GaSiO14の原料をルツボに収容し、前記ルツボ
の外側に設けられた誘導コイルにより前記ルツボに収容
した前記NdGaSiO14単結晶の原料を加熱し
て融液とし、前記融液にNdGaSiO14の種子
結晶をつけ、前記種子結晶を2.0mm/時間以下の引
き上げ速度で前記融液から引き上げることを特徴とす
る。
【0010】上記NdGaSiO14単結晶の製造
方法において、本発明は、前記引き上げ速度は、0.5
mm/時間〜2.0mm/時間の範囲内であることを特
徴とする。
【0011】また、上記NdGaSiO14単結晶
の製造方法において、本発明は、前記NdGaSi
14単結晶は、1体積%〜10体積%の酸素を含む雰
囲気内で育成されることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】上述したA.A.Kaminskiiらに
よる報告では、ルツボ内に収容されている融液上の垂直
方向の温度勾配を50K/cmとし、育成する結晶の引
き上げ速度を2.5mm/h(時間)〜6.0mm/h
(時間)の範囲内にして結晶の育成を行っている。しか
し、育成した結晶の中心付近ではNdGaSiO
14単結晶が得られているが、その外側では”crus
t”(多結晶)しか得られていない。本来、単結晶の方
が多結晶よりもポテンシャルエネルギの基底状態は低い
ため、単結晶として配向するのに十分な時間が与えられ
れば単結晶として配向する。以上のことから、A.A.
Kaminskiiらの報告において外側が多結晶とな
った原因は結晶の配向を支配する結晶の引き上げ速度
(育成速度)にあったのではないかと推察される。
【0014】そこで、本発明の実施の形態では、Cz
(Czochralski)法を用いてさまざまに育成
条件を変えて結晶の育成を行い、得られた結晶の品質と
の関係について検討した。その結果、育成する結晶の引
き上げ速度(育成速度)と育成雰囲気の酸素含有量とが
得られる結晶の品質に影響を与えることがわかった。従
って、育成する結晶の引き上げ速度(育成速度)と育成
時の酸素含有雰囲気とを特定の範囲に設定して結晶の育
成を行うことにより、圧電デバイス用の基板として十分
な品質のNdGaSiO14単結晶を製造できるこ
とがわかった。
【0015】以下、本発明の実施の形態のNdGa
SiO14単結晶の製造装置およびその製造方法につい
て具体的に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態のNdGa
SiO14単結晶を製造するための製造装置の概略構
成を示す図である。図1に示す本発明の実施の形態の製
造装置において、白金、イリジウム等の金属製のルツボ
(直径50mm、高さ(深さ)50mm、厚さ1.5m
m)2は、内部がくり抜かれてジルコニア等で構成され
ている断熱材6の中心部分に設置され、ルツボ2内には
育成するNdGaSiO14単結晶の原料(後述す
る誘導加熱により融液3となる)が収容される。ルツボ
2の上部にはSiO等のシリコン酸化物とアルミナと
が混合されたセラミックからなる耐火物ハウジング9が
配置され、耐火物ハウジング9の頂部壁の中心部分には
開口部9aが設けられている。断熱材6および耐火物ハ
ウジング9の周囲には、頂部壁の中心部分に開口部8a
を有する耐火物ハウジング8が配置されている。耐火物
ハウジング8はチャンバー14内に収納されている。さ
らに、耐火物ハウジング8も耐火物ハウジング9と同様
にSiO等のシリコン酸化物とアルミナとが混合され
たセラミックからなる。なお、必要な長さの単結晶を育
成するために、耐火物ハウジング9は、ルツボ2の高さ
(深さ)の3倍以上の高さを有するように形成されてい
る。また、耐火物ハウジング8は、ルツボ2の内径の2
倍以上の内径を有するように形成されている。
【0017】引き上げ軸7は、その下端にNdGa
SiO14単結晶である種子結晶5が取り付けられ、融
液3の液面に対して垂直方向に延びており、耐火物ハウ
ジング8の開口部8および耐火物ハウジング9の開口部
9aを貫通している。また、引き上げ軸7は、引き上げ
駆動装置10に接続され、引き上げ駆動装置10により
任意の回転数で回転しながら融液3の液面に対して垂直
方向(引き上げ方向)に任意の引き上げ速度で引き上げ
られる。
【0018】チャンバー14内の耐火物ハウジング8の
外側には高周波誘導コイル1が巻かれており、RF電流
供給源11から高周波誘導コイル1に高周波電流を供給
することによりルツボ2を誘導加熱する。これにより、
ルツボ2に収容されているNdGaSiO14単結
晶の原料が融解して融液3となる。融液3は所定温度に
維持される。なお、RF電流供給源11としては、例え
ば周波数が7kHzの高周波発振器を用いている。ま
た、ルツボ2に収容されるNdGaSiO 単結
晶の原料の重量や育成する結晶の引き上げ速度等に応じ
て加熱制御が行われる。
【0019】NdGaSiO14単結晶の育成中、
アルゴン(Ar)と酸素(O)との混合気体は、混合
気体供給管12からチャンバー14内に供給され、混合
気体排出管13によりチャンバー14から排出される。
【0020】上記のように構成された製造装置を用いて
次のようにしてNdGaSiO14単結晶を製造す
る。
【0021】まず、ルツボ2に約350g(グラム)の
NdGaSiO14単結晶の原料を収容する。な
お、収容されるNdGaSiO14単結晶の原料は
ルツボ2の容積の80〜90%程度の量である。
【0022】次に、RF電流供給源11から高周波誘導
コイル1に高周波電流を供給してルツボ2を誘導加熱
し、ルツボ2に収容されているNdGaSiO14
単結晶の原料を融解して融液3とし、融液3を所定温度
に維持する。
【0023】また、アルゴンに2vol(体積)%の酸
素を混入した混合気体を混合気体供給管12から供給
し、チャンバー14内に酸素含有雰囲気を形成する。な
お、アルゴンの流量は約1リットル/分、酸素の流量
は、約20ミリリットル/分である。
【0024】さらに、引き上げ駆動装置10により引き
上げ軸7を下げ、引き上げ軸7の下端に取り付けられて
いる種子結晶5を融液3にその液面に垂直につける。な
お、種子結晶5として用いられるNdGaSiO
14単結晶のZ方位が融液3の液面に対して垂直になる
ように、すなわち種子結晶5として用いられるNd
SiO14単結晶のZ方位が引き上げ方向と一致す
るように、種子結晶5が引き下げ軸7の下端に取り付け
られる。これは、NdGaSiO14単結晶におい
ては、Z方位が他の方位(X方位、Y方位)と比較して
結晶成長が速いためである。
【0025】その後、融液3の液面につけられた種子結
晶5が取り付けられている引き上げ軸7を例えば20回
転/分(rpm)で回転させながら種々の引き上げ速度
で種子結晶5を引き上げ方向に引き上げ、図5に示すよ
うな結晶4を育成する。
【0026】図5は、上述した製造方法において、1.
5mm/h(時間)の引き上げ速度で種子結晶5を引き
上げた場合に得られた直径23mm、長さ110mm程
度のNdGaSiO14の単結晶の外観を示す写真
である。
【0027】図2は、以上のようにして本発明の実施の
形態のNdGaSiO14単結晶を製造した場合に
おける結晶の種々の引き上げ速度とその育成結果とを示
す図である。図2では、育成する結晶の引き上げ速度を
0.5mm/h(時間)、1.0mm/h、1.5mm
/h、2.0mm/h、2.5mm/h、3.0mm/
hに設定してそれぞれ結晶を育成し、得られた結晶の品
質について調べた結果が示されている。
【0028】図2からわかるように、育成する結晶の引
き上げ速度が2.0mm/h以下の条件で良好な品質の
単結晶が得られている。一般的に、引き上げ速度を小さ
くすれば、単結晶化は阻害されないため、引き上げ速度
が0.5mm/h以下の条件でも良好な単結晶が得られ
ると考えられる。しかし、コストの面から、過度に引き
上げ速度を小さくすることはデメリットとなる。すなわ
ち、結晶の育成に時間がかかりすぎる。例えば引き上げ
速度を0.5mm/hに設定して結晶の育成を行った場
合、育成する結晶径にもよるが長さ50mm程度の単結
晶を得るのには概算でも100時間かかることになる。
従って、0.5mm/h以下の引き上げ速度で育成する
メリットはない。なお、育成する結晶の引き上げ速度を
2.5mm/hおよび3.0mm/hとした以外は上述
と同じ条件で結晶の育成を行ったところ、得られた結晶
では、その中心部分が単結晶でその外側が多結晶となっ
ている。これは、育成する結晶の引き上げ速度が結晶の
配向速度よりも大きいために単結晶に配向できない部分
が生じるためである。
【0029】図2では、種々の引き上げ速度によって結
晶を育成した場合の育成結果を示したが、厳密には、結
晶の引き上げ速度よりも育成速度の方が単結晶の育成に
関しては重要なパラメータとなる。結晶の引き上げ速度
と育成速度との関係は、結晶の育成速度をVgrowth、結
晶の引き上げ速度をVpull、結晶の密度をρc、融液の
密度をρm、育成する結晶4の直径をd、ルツボ2の内
径をDとすると、次式で表される。
【0030】 Vgrowth=[ρmD/(ρmD−ρcd)]Vpull (1) なお、NdGaSiO14に関して、融液3の密度
ρm=5.1g/cm、結晶の密度ρc=5.9g/
cmを用いている。(1)式から、ルツボ2の内径D
と育成する結晶4の直径dが決まれば、結晶の引き上げ
速度と育成速度とは比例関係になる。本発明の実施の形
態では、ルツボ2の内径Dは47mmφ(直径50mm
−厚さ1.5mmX2)であり、育成する結晶4の直径
dは23mmであるので、ルツボ2の内径Dは育成する
結晶4の直径dの2倍以上であり、従ってその比d/D
は1/2以下である。d/Dが大きくなると、結晶の育
成に伴い融液3の液面が下がる割合が大きくなるので、
結晶の引き上げ速度と育成速度との間のずれが大きくな
る。
【0031】上述の(1)式を用いて図2に示す結晶の
引き上げ速度を基にして結晶の育成速度を計算すると、
図3に示すような結果が得られる。図3から、結晶の育
成速度が2.8mm/h以下の条件で良好な品質の結晶
(全て単結晶)が得られることがわかる。
【0032】なお、本発明の実施の形態における結晶の
育成速度と比較するために、A.A.Kaminski
iらの報告(育成された結晶の直径が23mmφ〜28
mmφ、ルツボの内径が42mmφ、結晶の引き上げ速
度が2.5mm/h〜6mm/h)を基にして結晶の育
成速度を換算した。その結果、結晶の直径が23mmの
場合、結晶の育成速度は3.8mm/h〜9.2mm/
hに相当し、結晶の直径が28mmの場合、結晶の育成
速度は5.2mm/h〜12.4mm/hに相当する。
従って、A.A.Kaminskiiらの報告を基にし
て換算した結晶の育成速度は、本発明の実施に形態にお
ける結晶の育成速度よりも大きいことがわかる。
【0033】また、結晶の育成時における雰囲気につい
て検討したところ、図4に示すような結果が得られてい
る。図4において、酸素のない雰囲気(0vol%)で
結晶の育成を行った場合、結晶固化率が50%を越える
と組成ずれにより気泡が生じて結晶が白濁化してしま
う。また、結晶の育成時における雰囲気の酸素含有量が
10vol%を越えると、ルツボ2を構成する金属材料
が融液3の液面に浮遊して種子結晶5に付着し、これに
より、得られる結晶が多結晶となる場合があった。その
ため、0.9以上の高い歩留を得るためには、結晶の育
成時における雰囲気中の酸素含有量が1vol%〜10
vol%の範囲であることが望ましい。
【0034】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ルツボの内径D
と育成される結晶の直径dとの比d/Dがほぼ1/2の
場合において結晶の育成時における引き上げ速度を2.
0mm/h以下、特に0.5mm/h〜2.0mm/h
の範囲内で(すなわち育成速度が2.8mm/h以下、
特に0.7mm/h〜2.8mm/hの範囲内で)、育
成雰囲気の酸素含有量を1vol%〜10vol%の範
囲でNdGaSiO14単結晶を育成を行えば、圧
電デバイス用の基板に用いることができるような従来育
成例のない高品質のNdGaSiO14の単結晶を
歩留良く得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のNdGaSiO14
単結晶を製造するための製造装置の概略構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態のNdGaSiO14
単結晶の製造時における結晶の引き上げ速度とその育成
結果とを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のNdGaSiO14
単結晶の製造時における結晶の育成速度とその育成結果
とを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態のNdGaSiO14
単結晶の製造時における育成雰囲気内の酸素含有量、透
明な結晶固化率および得られる単結晶の歩留まりの関係
を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の製造方法によって得られ
たNdGaSiO14単結晶の外観を示す写真であ
る。
【符号の説明】
1 高周波コイル 2 ルツボ 3 融液 4 結晶 5 種子結晶 6 断熱材 7 引き上げ軸 8、9 耐火性ハウジング 10 引き上げ駆動装置 11 RF電流供給源 12 混合気体供給管 13 混合気体排出管 14 チャンバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NdGaSiO14単結晶をCz法
    によって製造するNdGaSiO14単結晶の製造
    方法において、NdGaSiO14単結晶の育成速
    度が2.8mm/時間以下であることを特徴とするNd
    GaSiO14単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】 NdGaSiO14単結晶の原料を
    ルツボに収容し、 前記ルツボの外側に設けられた誘導コイルにより前記ル
    ツボに収容した前記NdGaSiO14単結晶の原
    料を加熱して融液とし、 前記融液にNdGaSiO14の種子結晶をつけ、 前記種子結晶を2.8mm/時間以下の育成速度で前記
    融液から引き上げることを特徴とするNdGaSi
    14単結晶の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記育成速度は、0.7mm/時間〜
    2.8mm/時間の範囲内であることを特徴とする請求
    項1または2に記載のNdGaSiO14単結晶の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 NdGaSiO14単結晶をCz法
    によって製造するNdGaSiO14単結晶の製造
    方法において、NdGaSiO14単結晶の引き上
    げ速度が2.0mm/時間以下であることを特徴とする
    NdGaSiO14単結晶の製造方法。
  5. 【請求項5】 NdGaSiO14単結晶の原料を
    ルツボに収容し、 前記ルツボの外側に設けられた誘導コイルにより前記ル
    ツボに収容した前記NdGaSiO14単結晶の原
    料を加熱して融液とし、 前記融液にNdGaSiO14の種子結晶をつけ、 前記種子結晶を2.0mm/時間以下の引き上げ速度で
    前記融液から引き上げることを特徴とするNdGa
    SiO14単結晶の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記引き上げ速度は、0.5mm/時間
    〜2.0mm/時間の範囲内であることを特徴とする請
    求項4または5に記載のNdGaSiO 単結晶
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記NdGaSiO14単結晶は、
    1体積%〜10体積%の酸素を含む雰囲気内で育成され
    ることを特徴とする請求項1乃至6に記載のNdGa
    SiO14単結晶の製造方法。
JP26888497A 1997-10-01 1997-10-01 Nd3Ga5SiO14単結晶の製造方法 Pending JPH11106295A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002187799A (ja) * 2000-12-19 2002-07-05 Tdk Corp 種結晶、種結晶の検査方法及び単結晶の製造方法
KR100754865B1 (ko) 2006-05-29 2007-09-04 요업기술원 마이크로파 유전체 세라믹스 조성물 및 그 제조방법

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