JPH1110590A - 長尺物の切断装置 - Google Patents
長尺物の切断装置Info
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- JPH1110590A JPH1110590A JP17183897A JP17183897A JPH1110590A JP H1110590 A JPH1110590 A JP H1110590A JP 17183897 A JP17183897 A JP 17183897A JP 17183897 A JP17183897 A JP 17183897A JP H1110590 A JPH1110590 A JP H1110590A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長尺物を切断する形式の切断作業工程の時間
短縮化、耐久性の向上等を図った長尺物の切断装置。 【解決手段】 長尺物を切断する上刃及び下刃と、前記
長尺物の左右端を案内する対向した案内溝、前記上刃と
の干渉を避ける切欠き部を有する上側ガイド及び前記下
刃の近傍が切り欠かれた切欠き部を有する下側ガイドか
らなるガイド部材と、前記長尺物を所定長さ分だけ前記
ガイド部材内で間欠的に送る長尺物搬送手段と、前記長
尺物搬送方向の上流側で前記長尺物の下面に連続的また
は間欠的にエアーを吹き付ける吹付手段とを備えたこと
を特徴とする長尺物の切断装置である。
短縮化、耐久性の向上等を図った長尺物の切断装置。 【解決手段】 長尺物を切断する上刃及び下刃と、前記
長尺物の左右端を案内する対向した案内溝、前記上刃と
の干渉を避ける切欠き部を有する上側ガイド及び前記下
刃の近傍が切り欠かれた切欠き部を有する下側ガイドか
らなるガイド部材と、前記長尺物を所定長さ分だけ前記
ガイド部材内で間欠的に送る長尺物搬送手段と、前記長
尺物搬送方向の上流側で前記長尺物の下面に連続的また
は間欠的にエアーを吹き付ける吹付手段とを備えたこと
を特徴とする長尺物の切断装置である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は長尺物の切断装置に
係わり、さらに詳しくは例えば写真フィルム等のフィル
ム、金属泊、紙シートのような長尺物を所定の長さに切
断する装置に関する。
係わり、さらに詳しくは例えば写真フィルム等のフィル
ム、金属泊、紙シートのような長尺物を所定の長さに切
断する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、長尺物の切断装置による切断作業
工程の時間短縮が要求されて来ている。例えば、写真フ
ィルムの製造工程においては、写真フィルムの長巻きよ
り長尺物の切断装置による切断作業工程後、次工程でカ
ートリッジに写真フィルムを巻き込む工程がある。より
迅速に効率的に行う場合に、前記切断作業工程の時間短
縮化を図る必要がでてきている。
工程の時間短縮が要求されて来ている。例えば、写真フ
ィルムの製造工程においては、写真フィルムの長巻きよ
り長尺物の切断装置による切断作業工程後、次工程でカ
ートリッジに写真フィルムを巻き込む工程がある。より
迅速に効率的に行う場合に、前記切断作業工程の時間短
縮化を図る必要がでてきている。
【０００３】また、従来より、一般に長尺物の製造工
程、特に写真フィルムの製造工程においては、図１に示
されるように、端末処理形状部６１を与えて所定寸法に
切断する工程がある。図は１３５型写真フィルムの端末
処理形状部６１を示している。このような写真フィルム
６０においては、写真フィルム自体にかなりの巻くせ
（カール）がある。この巻きくせがあっても連続して切
断できる長尺物の切断装置として、本出願人は長尺物の
切断装置を開発して技術開示をしている（特開昭５６−
５２２００号公報）。
程、特に写真フィルムの製造工程においては、図１に示
されるように、端末処理形状部６１を与えて所定寸法に
切断する工程がある。図は１３５型写真フィルムの端末
処理形状部６１を示している。このような写真フィルム
６０においては、写真フィルム自体にかなりの巻くせ
（カール）がある。この巻きくせがあっても連続して切
断できる長尺物の切断装置として、本出願人は長尺物の
切断装置を開発して技術開示をしている（特開昭５６−
５２２００号公報）。
【０００４】その長尺物の切断装置を図２を参照して説
明すると、長尺物６０の左右端６２を受け入れる対向し
た案内溝８４を形成されたガイド部材８５があり、ま
た、長尺物搬送手段８６により長尺物６０を所定分だけ
ガイド部材８５内に間欠的に搬送する。また、ガイド部
材８５の中断部に位置され、且つ長尺物６０を切断する
上刃８１及び下刃８２とがある。また、ガイド部材８５
の一部に軸８７で支持された開閉案内部材８３があり、
開閉案内部材８３は上刃８１の下降時には、長尺物６０
のガイド部材と上刃８１の干渉を避けるために干渉部を
開いた状態にし、一方、長尺物６０を確実に保持し、搬
送させるために、上刃８１の上昇時には開閉案内部材８
３を閉じた状態にする構成である。
明すると、長尺物６０の左右端６２を受け入れる対向し
た案内溝８４を形成されたガイド部材８５があり、ま
た、長尺物搬送手段８６により長尺物６０を所定分だけ
ガイド部材８５内に間欠的に搬送する。また、ガイド部
材８５の中断部に位置され、且つ長尺物６０を切断する
上刃８１及び下刃８２とがある。また、ガイド部材８５
の一部に軸８７で支持された開閉案内部材８３があり、
開閉案内部材８３は上刃８１の下降時には、長尺物６０
のガイド部材と上刃８１の干渉を避けるために干渉部を
開いた状態にし、一方、長尺物６０を確実に保持し、搬
送させるために、上刃８１の上昇時には開閉案内部材８
３を閉じた状態にする構成である。
【０００５】ここで、長尺物の切断装置による切断作業
に付き説明すると、作業開始に先立って、長尺物である
写真フィルム６０はフィルム元巻き８９から引き出さ
れ、スプロケットホイール９０を通り、ガイド部材８５
に導かれる。この場合、上刃８１は上昇している。先
ず、長尺物搬送手段８６のサーボモータ９１の駆動によ
りスプロケットホイール９０が所定長さ分だけ回転さ
れ、写真フィルム６０が所定の長さだけガイド部材８５
内で間欠的に送られ、写真フィルム６０が停止される。
に付き説明すると、作業開始に先立って、長尺物である
写真フィルム６０はフィルム元巻き８９から引き出さ
れ、スプロケットホイール９０を通り、ガイド部材８５
に導かれる。この場合、上刃８１は上昇している。先
ず、長尺物搬送手段８６のサーボモータ９１の駆動によ
りスプロケットホイール９０が所定長さ分だけ回転さ
れ、写真フィルム６０が所定の長さだけガイド部材８５
内で間欠的に送られ、写真フィルム６０が停止される。
【０００６】サーボモータ９１の停止後、開閉案内部材
８３は上刃８１の下降時に長尺物６０のガイド部材と上
刃８１の干渉を避けるためにカム機構８８により干渉部
を開いた状態にする。上刃８１が下降して写真フィルム
６０の端末処理形状部６１を与えられることにより写真
フィルム６０を切断される。このとき、自由な状態に有
る写真フィルム６０の切断された端末処理形状部６１は
巻きくせ等によりカールするが、開閉案内部材８３を閉
じた状態にし巻きくせをとり、写真フィルム６０の搬送
方向で先端部の端末処理形状部６１が下刃８２やガイド
部材８５に衝突するのを防止している。以上のようにし
て切断作業が行われる。
８３は上刃８１の下降時に長尺物６０のガイド部材と上
刃８１の干渉を避けるためにカム機構８８により干渉部
を開いた状態にする。上刃８１が下降して写真フィルム
６０の端末処理形状部６１を与えられることにより写真
フィルム６０を切断される。このとき、自由な状態に有
る写真フィルム６０の切断された端末処理形状部６１は
巻きくせ等によりカールするが、開閉案内部材８３を閉
じた状態にし巻きくせをとり、写真フィルム６０の搬送
方向で先端部の端末処理形状部６１が下刃８２やガイド
部材８５に衝突するのを防止している。以上のようにし
て切断作業が行われる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切断作
業工程の時間短縮化を図ろうとすると下記のような解決
すべき課題があることが分ってきた。例えば、従来の開
閉案内部材の可動部をなくし、切断装置の作動部分を出
来る限りへらし、高速加工に耐えるようにする。また、
従来の、１サイクルの長尺物の搬送、開閉案内部材の開
き、上刃の下降、上刃の上昇と開閉案内部材の閉じ工程
といった長い工程を改善し、開閉案内部材の開閉を省略
して簡素化工程で時間短縮を図る。さらに、開閉案内部
材の開閉カムなど特殊機構や部品をなくしコスト低減を
図る。
業工程の時間短縮化を図ろうとすると下記のような解決
すべき課題があることが分ってきた。例えば、従来の開
閉案内部材の可動部をなくし、切断装置の作動部分を出
来る限りへらし、高速加工に耐えるようにする。また、
従来の、１サイクルの長尺物の搬送、開閉案内部材の開
き、上刃の下降、上刃の上昇と開閉案内部材の閉じ工程
といった長い工程を改善し、開閉案内部材の開閉を省略
して簡素化工程で時間短縮を図る。さらに、開閉案内部
材の開閉カムなど特殊機構や部品をなくしコスト低減を
図る。
【０００８】本発明は上記の課題に鑑み長尺物の切断装
置の改良としてなされたもので、本発明の目的は、長尺
物を切断する形式の切断作業工程の時間短縮化、耐久性
の向上等を図った長尺物の切断装置を提供することにあ
る。
置の改良としてなされたもので、本発明の目的は、長尺
物を切断する形式の切断作業工程の時間短縮化、耐久性
の向上等を図った長尺物の切断装置を提供することにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のよう
な手段により達成される。即ち、 〔請求項１〕長尺物を切断する上刃及び下刃と、前記長
尺物の左右端を案内する対向した案内溝、前記上刃との
干渉を避ける切欠き部を有する上側ガイド及び前記下刃
の近傍が切り欠かれた切欠き部を有する下側ガイドから
なるガイド部材と、前記長尺物を所定長さ分だけ前記ガ
イド部材内で間欠的に送る長尺物搬送手段と、前記長尺
物搬送方向の上流側で前記長尺物の下面に連続的または
間欠的にエアーを吹き付ける吹付手段とを備えたことを
特徴とする長尺物の切断装置。
な手段により達成される。即ち、 〔請求項１〕長尺物を切断する上刃及び下刃と、前記長
尺物の左右端を案内する対向した案内溝、前記上刃との
干渉を避ける切欠き部を有する上側ガイド及び前記下刃
の近傍が切り欠かれた切欠き部を有する下側ガイドから
なるガイド部材と、前記長尺物を所定長さ分だけ前記ガ
イド部材内で間欠的に送る長尺物搬送手段と、前記長尺
物搬送方向の上流側で前記長尺物の下面に連続的または
間欠的にエアーを吹き付ける吹付手段とを備えたことを
特徴とする長尺物の切断装置。
【００１０】請求項１の発明によれば、従来のような開
閉案内部材を必要としないので、切断装置の作動部分が
少なく高速駆動に耐えるようになり、１サイクルの切断
作業工程の時間短縮ができ、さらに、作動部分が少ない
ことによる耐久性の向上、簡易構造によるコスト低減を
図ることがができる。
閉案内部材を必要としないので、切断装置の作動部分が
少なく高速駆動に耐えるようになり、１サイクルの切断
作業工程の時間短縮ができ、さらに、作動部分が少ない
ことによる耐久性の向上、簡易構造によるコスト低減を
図ることがができる。
【００１１】〔請求項２〕前記吹付手段に於ける前記下
刃の上面にエアーを吹き付ける吹付孔を設け、前記長尺
物の下面に前記吹付孔よりエアーを吹き付けて浮上させ
て搬送することを特徴とする請求項１に記載の長尺物の
切断装置。
刃の上面にエアーを吹き付ける吹付孔を設け、前記長尺
物の下面に前記吹付孔よりエアーを吹き付けて浮上させ
て搬送することを特徴とする請求項１に記載の長尺物の
切断装置。
【００１２】請求項２の発明によれば、上刃及び抜きカ
ス処理との干渉を避けるためガイド部材の下側に案内溝
が設けられない位置近傍で、下刃の上面より長尺物にエ
アーを吹き付け長尺物を浮上させるので、長尺物の搬送
時に長尺物の搬送方向の先端部と前記下刃との衝突を確
実に防止できる。
ス処理との干渉を避けるためガイド部材の下側に案内溝
が設けられない位置近傍で、下刃の上面より長尺物にエ
アーを吹き付け長尺物を浮上させるので、長尺物の搬送
時に長尺物の搬送方向の先端部と前記下刃との衝突を確
実に防止できる。
【００１３】〔請求項３〕前記ガイド部材が前記長尺物
を挟んで上側ガイドと下側ガイドを有し、且つ前記下側
ガイドの前記切欠き部近傍で前記案内溝の側面に連続的
または間欠的に長尺物にエアーを吹き付ける吹付孔を設
けたことを特徴とする請求項１または２に記載の長尺物
の切断装置。
を挟んで上側ガイドと下側ガイドを有し、且つ前記下側
ガイドの前記切欠き部近傍で前記案内溝の側面に連続的
または間欠的に長尺物にエアーを吹き付ける吹付孔を設
けたことを特徴とする請求項１または２に記載の長尺物
の切断装置。
【００１４】請求項３の発明によれば、上刃及び抜きカ
ス処理との干渉を避けるためガイド部材の下側案内溝が
設けられない位置の側面より長尺物にエアーを吹き付け
るので、エアーの吹き付けが下側のガイドの役割をし、
長尺物の搬送時に長尺物の搬送方向の先端部と前記下刃
との衝突を確実に防止できる。
ス処理との干渉を避けるためガイド部材の下側案内溝が
設けられない位置の側面より長尺物にエアーを吹き付け
るので、エアーの吹き付けが下側のガイドの役割をし、
長尺物の搬送時に長尺物の搬送方向の先端部と前記下刃
との衝突を確実に防止できる。
【００１５】〔請求項４〕前記下刃の上面における前記
長尺物の搬送方向の下流側に、前記長尺物の搬送方向の
上流方向に下方傾斜したテーパ面を設け、前記長尺物の
搬送時に前記長尺物の搬送方向の先端部が前記下刃と干
渉するのを避けることを特徴とする請求項１、２または
３に記載の長尺物の切断装置。
長尺物の搬送方向の下流側に、前記長尺物の搬送方向の
上流方向に下方傾斜したテーパ面を設け、前記長尺物の
搬送時に前記長尺物の搬送方向の先端部が前記下刃と干
渉するのを避けることを特徴とする請求項１、２または
３に記載の長尺物の切断装置。
【００１６】請求項４の発明によれば、前記テーパ面を
設けたので、長尺物の巻きくせ（カール）があっても長
尺物の端末処理形状部は長尺物の搬送方向に確実に搬送
され、長尺物の搬送方向の先端部が特に、下流側の下刃
と衝突するのが防止できる。
設けたので、長尺物の巻きくせ（カール）があっても長
尺物の端末処理形状部は長尺物の搬送方向に確実に搬送
され、長尺物の搬送方向の先端部が特に、下流側の下刃
と衝突するのが防止できる。
【００１７】または、〔請求項５〕前記上刃の下面に連
続的または間欠的に前記長尺物にエアーを吹き付ける吹
付孔を設けたことを特徴とする請求項１から４のいずれ
か１項に記載の長尺物の切断装置。
続的または間欠的に前記長尺物にエアーを吹き付ける吹
付孔を設けたことを特徴とする請求項１から４のいずれ
か１項に記載の長尺物の切断装置。
【００１８】請求項５の発明によれば、長尺物の抜きカ
スをエアーで吹き飛ばすので、抜きカスが上刃につくこ
とがなく、確実に処理できる。特に、切断加工工程以外
に前後の工程も同時に行っている場合、抜きカスが万
一、上刃等に付くと長尺物の切断、搬送がさまたげられ
工程全体を止めることともなり大きなロスとなる。
スをエアーで吹き飛ばすので、抜きカスが上刃につくこ
とがなく、確実に処理できる。特に、切断加工工程以外
に前後の工程も同時に行っている場合、抜きカスが万
一、上刃等に付くと長尺物の切断、搬送がさまたげられ
工程全体を止めることともなり大きなロスとなる。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づき
説明する。図３は本発明による長尺物の切断装置の斜視
図で、図４は本発明による長尺物の切断装置の正面図
で、図５は本発明による長尺物の切断装置の要部平面図
で、図６は本発明による長尺物の切断装置の要部断面図
で、さらに図７は本発明による長尺物の切断装置のガイ
ド部材の斜視図である。
説明する。図３は本発明による長尺物の切断装置の斜視
図で、図４は本発明による長尺物の切断装置の正面図
で、図５は本発明による長尺物の切断装置の要部平面図
で、図６は本発明による長尺物の切断装置の要部断面図
で、さらに図７は本発明による長尺物の切断装置のガイ
ド部材の斜視図である。
【００２０】図で、長尺物の切断装置は上型１に上刃１
０があり、また、下型２に下刃２０がそれぞれ設けられ
ている。上刃１０と下刃２０は長尺物６０の端末処理形
状部６１を与えられるこにより切断するようになってい
る（図３、４、５参照）。
０があり、また、下型２に下刃２０がそれぞれ設けられ
ている。上刃１０と下刃２０は長尺物６０の端末処理形
状部６１を与えられるこにより切断するようになってい
る（図３、４、５参照）。
【００２１】長尺物搬送手段３０を説明すると、写真フ
ィルム元巻６３に巻かれた写真フィルム６０はガイドロ
ーラ３７を通ってスプロケットホイール３４に供給され
る。スプロケットホイール３４は回転可能に支持した軸
３８上に支持され、その周囲に写真フィルム６０のパー
フォレーションＰに噛み合う歯３５を有する。そして、
軸３８にはスプロケットホイール３４を一定角度だけ間
欠的に回転駆動するサーボモータ３３が結合され、この
サーボモータ３３により写真フィルム６０が予め定めら
れた長さだけ搬送されるようになっている。（図３、４
参照） 長尺物吹付手段は長尺物６０の搬送方向の上流側３１に
連続的または間欠的にエアーを長尺物６０の下面に吹き
付ける下刃２０の上面に吹付孔５１を有している。吹付
孔５１よりのエアーで長尺物６０を浮上させている。
（図３、４参照）テーパ面２１は長尺物６０の搬送方向
の下流側３２にある下流側の下刃２３の上面に設けら
れ、テーパ面２１は図４に示すように長尺物６０の搬送
方向の上流側３１に下方に傾斜している。このことによ
り、長尺物６０の搬送時に、長尺物６０の搬送方向の先
端部の端末処理形状部６１と下流側の下刃２３との衝突
による干渉を避けるようになっている。（図４参照） 吹付孔５３は上刃１０の先端面に設けられ、上刃１０が
長尺物６０を切断したときの抜きカス７０を吹き飛ばす
ようになっている（図５参照） ガイド部材４０を図７を参照して説明する。図７（ａ）
は長尺物６０の左右端の一方を案内するガイド部材４
０、図７（ｂ）は長尺物６０の左右端の他方を案内する
ガイド部材４０である。ガイド部材４０は長尺物６０を
挟んで上側ガイド４１と下側ガイド４２が形成されてい
る。またガイド部材４０は、長尺物６０の左右端６２を
カイドする対向した案内溝４３が形成され、上側ガイド
４１に設けられた切欠け部は上刃１０との干渉を避ける
ため切欠き部４４が設けられている。また、下側ガイド
４２は上刃の干渉を避けるだけでなく、抜きカスを排出
するために、より大きめの切欠き部４４が設けられてい
る。また、切欠き部４４で案内溝４３の側面に連続的ま
たは間欠的に長尺物の左右端側にエアーを吹き出す吹付
孔が設けられている（図６、７参照）。
ィルム元巻６３に巻かれた写真フィルム６０はガイドロ
ーラ３７を通ってスプロケットホイール３４に供給され
る。スプロケットホイール３４は回転可能に支持した軸
３８上に支持され、その周囲に写真フィルム６０のパー
フォレーションＰに噛み合う歯３５を有する。そして、
軸３８にはスプロケットホイール３４を一定角度だけ間
欠的に回転駆動するサーボモータ３３が結合され、この
サーボモータ３３により写真フィルム６０が予め定めら
れた長さだけ搬送されるようになっている。（図３、４
参照） 長尺物吹付手段は長尺物６０の搬送方向の上流側３１に
連続的または間欠的にエアーを長尺物６０の下面に吹き
付ける下刃２０の上面に吹付孔５１を有している。吹付
孔５１よりのエアーで長尺物６０を浮上させている。
（図３、４参照）テーパ面２１は長尺物６０の搬送方向
の下流側３２にある下流側の下刃２３の上面に設けら
れ、テーパ面２１は図４に示すように長尺物６０の搬送
方向の上流側３１に下方に傾斜している。このことによ
り、長尺物６０の搬送時に、長尺物６０の搬送方向の先
端部の端末処理形状部６１と下流側の下刃２３との衝突
による干渉を避けるようになっている。（図４参照） 吹付孔５３は上刃１０の先端面に設けられ、上刃１０が
長尺物６０を切断したときの抜きカス７０を吹き飛ばす
ようになっている（図５参照） ガイド部材４０を図７を参照して説明する。図７（ａ）
は長尺物６０の左右端の一方を案内するガイド部材４
０、図７（ｂ）は長尺物６０の左右端の他方を案内する
ガイド部材４０である。ガイド部材４０は長尺物６０を
挟んで上側ガイド４１と下側ガイド４２が形成されてい
る。またガイド部材４０は、長尺物６０の左右端６２を
カイドする対向した案内溝４３が形成され、上側ガイド
４１に設けられた切欠け部は上刃１０との干渉を避ける
ため切欠き部４４が設けられている。また、下側ガイド
４２は上刃の干渉を避けるだけでなく、抜きカスを排出
するために、より大きめの切欠き部４４が設けられてい
る。また、切欠き部４４で案内溝４３の側面に連続的ま
たは間欠的に長尺物の左右端側にエアーを吹き出す吹付
孔が設けられている（図６、７参照）。
【００２２】（動作説明）長尺物の切断装置による切断
作業に付き説明すると、作業開始に先立って、長尺物で
ある写真フィルム６０はフィルム元巻６３から引き出さ
ガイドローラ３７を通る。その後、写真フィルム６０の
パーフォレーションＰがスプロケットホイール３４の歯
３５に入り送られる。ガイド部材４０に導かれる。この
場合、上刃１０は上昇している。また、写真フィルム６
０の搬送方向の上流側３１にある上流側の下刃２２の上
面の吹付孔５１より写真フィルム６０に向けてエアーを
吹き出させ、写真フィルム６０を浮上させている。同様
にして下側ガイド４２の切欠き部４４で案内溝４３の側
面にある吹付孔５２より写真フィルム６０の左右端６２
側にエアーを吹き付け写真フィルム６０を浮上させてい
る。さらに、上刃１０の先端面の吹付孔５３より写真フ
ィルム６０側に写真フィルム６０の抜きカス７０を吹き
飛ばすためにエアーを吹き付けている。先ず、長尺物搬
送手段３０のサーボモータ３３の駆動によりスプロケッ
トホイール３４が所定長さ分だけ回転され、写真フィル
ム６０が所定の長さだけガイド部材４０内で間欠的に送
られ、写真フィルム６０が停止される。
作業に付き説明すると、作業開始に先立って、長尺物で
ある写真フィルム６０はフィルム元巻６３から引き出さ
ガイドローラ３７を通る。その後、写真フィルム６０の
パーフォレーションＰがスプロケットホイール３４の歯
３５に入り送られる。ガイド部材４０に導かれる。この
場合、上刃１０は上昇している。また、写真フィルム６
０の搬送方向の上流側３１にある上流側の下刃２２の上
面の吹付孔５１より写真フィルム６０に向けてエアーを
吹き出させ、写真フィルム６０を浮上させている。同様
にして下側ガイド４２の切欠き部４４で案内溝４３の側
面にある吹付孔５２より写真フィルム６０の左右端６２
側にエアーを吹き付け写真フィルム６０を浮上させてい
る。さらに、上刃１０の先端面の吹付孔５３より写真フ
ィルム６０側に写真フィルム６０の抜きカス７０を吹き
飛ばすためにエアーを吹き付けている。先ず、長尺物搬
送手段３０のサーボモータ３３の駆動によりスプロケッ
トホイール３４が所定長さ分だけ回転され、写真フィル
ム６０が所定の長さだけガイド部材４０内で間欠的に送
られ、写真フィルム６０が停止される。
【００２３】サーボモータ３３の停止後、上刃１０が下
降して写真フィルム６０の端末処理形状部６１を与えら
れることにより写真フィルム６０を切断され、搬送され
る。このとき、自由な状態に有る写真フィルム６０の切
断された端末処理形状部６１は巻きくせ等によりカール
するが、写真フィルム６０にエアーで吹きつけ下刃２０
と写真フィルム６０の搬送方向の先端部の端末処理形状
部６１が下刃２０に衝突するのを防止している。また、
下刃２０の写真フィルム６０の搬送方向下流側３２の下
流側の下刃２３の上面に写真フィルム６０の搬送方向３
９の上流方向に下方に傾斜したテーパ面２１で、写真フ
ィルム６０の搬送時に、写真フィルム６０の搬送方向の
先端部の端末処理形状部６１が下流側の下刃２３に衝突
するのを避けている。さらに、上刃１０の吹付孔５３よ
り写真フィルム６０の抜きカス７０を吹き飛ばす。その
後、上刃１０が上昇する。以上のようにして切断作業が
行われる。
降して写真フィルム６０の端末処理形状部６１を与えら
れることにより写真フィルム６０を切断され、搬送され
る。このとき、自由な状態に有る写真フィルム６０の切
断された端末処理形状部６１は巻きくせ等によりカール
するが、写真フィルム６０にエアーで吹きつけ下刃２０
と写真フィルム６０の搬送方向の先端部の端末処理形状
部６１が下刃２０に衝突するのを防止している。また、
下刃２０の写真フィルム６０の搬送方向下流側３２の下
流側の下刃２３の上面に写真フィルム６０の搬送方向３
９の上流方向に下方に傾斜したテーパ面２１で、写真フ
ィルム６０の搬送時に、写真フィルム６０の搬送方向の
先端部の端末処理形状部６１が下流側の下刃２３に衝突
するのを避けている。さらに、上刃１０の吹付孔５３よ
り写真フィルム６０の抜きカス７０を吹き飛ばす。その
後、上刃１０が上昇する。以上のようにして切断作業が
行われる。
【００２４】
【発明の効果】以上のように構成したので下記の効果を
奏する。長尺物を切断する形式の切断作業工程の時間短
縮化、耐久性の向上等を図った長尺物の切断装置とな
る。
奏する。長尺物を切断する形式の切断作業工程の時間短
縮化、耐久性の向上等を図った長尺物の切断装置とな
る。
【図１】写真フィルムの末端処理形状の説明図である。
【図２】従来の長尺物の切断装置の斜視図である。
【図３】本発明による長尺物の切断装置の斜視図であ
る。
る。
【図４】本発明による長尺物の切断装置の正面図であ
る。
る。
【図５】本発明による長尺物の切断装置の要部平面図で
ある。
ある。
【図６】本発明による長尺物の切断装置の要部断面図で
ある。
ある。
【図７】本発明による長尺物の切断装置のガイド部材の
斜視図である。
斜視図である。
１ 上型 ２ 下型 １０ 上刃 ２０ 下刃 ２１ テーパ面 ２２ 上流側の下刃 ２３ 下流側の下刃 ３０ 長尺物搬送手段 ３１ 上流側 ３２ 下流側 ４０ ガイド部材 ４１ 上側ガイド ４２ 下側ガイド ４３ 案内溝 ４４ 切欠き部 ５１、５２、５３ 吹付孔 ６０ 長尺物（写真フィルム） ６１ 端末処理形状部 ６３ 写真フィルム元巻 ７０ 抜きカス ８３ 開閉案内部材
Claims (5)
- 【請求項１】 長尺物を切断する上刃及び下刃と、前記
長尺物の左右端を案内する対向した案内溝、前記上刃と
の干渉を避ける切欠き部を有する上側ガイド及び前記下
刃の近傍が切り欠かれた切欠き部を有する下側ガイドか
らなるガイド部材と、前記長尺物を所定長さ分だけ前記
ガイド部材内で間欠的に送る長尺物搬送手段と、前記長
尺物搬送方向の上流側で前記長尺物の下面に連続的また
は間欠的にエアーを吹き付ける吹付手段とを備えたこと
を特徴とする長尺物の切断装置。 - 【請求項２】 前記吹付手段に於ける前記下刃の上面に
エアーを吹き付ける吹付孔を設け、前記長尺物の下面に
前記吹付孔よりエアーを吹き付けて浮上させて搬送する
ことを特徴とする請求項１に記載の長尺物の切断装置。 - 【請求項３】 前記ガイド部材が前記長尺物を挟んで上
側ガイドと下側ガイドを有し、且つ前記下側ガイドの前
記切欠き部近傍で前記案内溝の側面に連続的または間欠
的に長尺物にエアーを吹き付ける吹付孔を設けたことを
特徴とする請求項１または２に記載の長尺物の切断装
置。 - 【請求項４】 前記下刃の上面における前記長尺物の搬
送方向の下流側に、前記長尺物の搬送方向の上流方向に
下方傾斜したテーパ面を設け、前記長尺物の搬送時に前
記長尺物の搬送方向の先端部が前記下刃と干渉するのを
避けることを特徴とする請求項１、２または３に記載の
長尺物の切断装置。 - 【請求項５】 前記上刃の下面に連続的または間欠的に
前記長尺物にエアーを吹き付ける吹付孔を設けたことを
特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載の長尺
物の切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17183897A JPH1110590A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 長尺物の切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17183897A JPH1110590A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 長尺物の切断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110590A true JPH1110590A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15930703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17183897A Pending JPH1110590A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 長尺物の切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110590A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7254878B2 (en) | 2001-11-28 | 2007-08-14 | Fujifilm Corporation | Apparatus for and method of manufacturing film |
| CN103341872A (zh) * | 2013-06-26 | 2013-10-09 | 天津博信汽车零部件有限公司 | 一种防护膜的数字化智能裁切装置 |
| CN106078913A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-11-09 | 苏州安洁科技股份有限公司 | 一种以无胶保护膜做料带的生产方法 |
| CN107042533A (zh) * | 2017-06-07 | 2017-08-15 | 马鞍山市恒利达机械刀片有限公司 | 一种高强度分切机械用刀 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP17183897A patent/JPH1110590A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7254878B2 (en) | 2001-11-28 | 2007-08-14 | Fujifilm Corporation | Apparatus for and method of manufacturing film |
| CN103341872A (zh) * | 2013-06-26 | 2013-10-09 | 天津博信汽车零部件有限公司 | 一种防护膜的数字化智能裁切装置 |
| CN106078913A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-11-09 | 苏州安洁科技股份有限公司 | 一种以无胶保护膜做料带的生产方法 |
| CN107042533A (zh) * | 2017-06-07 | 2017-08-15 | 马鞍山市恒利达机械刀片有限公司 | 一种高强度分切机械用刀 |
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