JPH0996397A - 金属パイプへの断熱材被覆方法およびその装置 - Google Patents

金属パイプへの断熱材被覆方法およびその装置

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JPH0996397A
JPH0996397A JP7254199A JP25419995A JPH0996397A JP H0996397 A JPH0996397 A JP H0996397A JP 7254199 A JP7254199 A JP 7254199A JP 25419995 A JP25419995 A JP 25419995A JP H0996397 A JPH0996397 A JP H0996397A
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JP
Japan
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insulating material
heat insulating
metal pipe
slit portion
pipe
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JP7254199A
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Muneaki Nagase
宗昭 永瀬
Yuji Hagiwara
雄治 萩原
Yutaka Imafuku
豊 今福
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Mitsubishi Materials Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/18Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using tubular layers or sheathings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2023/00Tubular articles
    • B29L2023/22Tubes or pipes, i.e. rigid
    • B29L2023/225Insulated

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の断熱材被覆工程においては、金属パイ
プに加工硬化が起こるために実際に金属パイプを加工す
る際により大きな力を必要とするようになり、現場での
作業性を低下させる原因となっていた。 【解決手段】 巻回された金属パイプPに管状の断熱材
Dを被覆する金属パイプPへの断熱材被覆方法であっ
て、スリ割り部分Sが形成された管状の断熱材Dを、こ
のスリ割り部分Sを開いて金属パイプPに被せ、これら
金属パイプPおよび断熱材Dを金属パイプPの巻回され
た形状を保持したままその巻回軸Xの延長方向に移動さ
せ、断熱材Dのスリ割り部分Sを加熱した後、スリ割り
部分Sを押圧することにより融着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻回された金属パ
イプに発泡ポリエチレン等の合成樹脂材料からなる管状
の断熱材を被覆する金属パイプへの断熱材被覆方法およ
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空調機の冷媒管等には、一般に銅製の金
属パイプが使用される。この金属パイプとして、製造段
階において渦巻き状に曲げ加工され、かつ焼鈍が施され
たいわゆるパンケーキタイプとして作業現場へ供給され
るものが知られている。
【0003】この金属パイプには、場合によって発泡ポ
リエチレン製等の断熱材が被覆されることがある。従来
の断熱材被覆工程においては、渦巻き状に巻回された金
属パイプを直線状に伸ばしながら断熱材の被覆を施し、
再度曲げ加工されて渦巻き状に戻されていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、従来の断熱材被覆工程にお
いては、金属パイプを直線状に伸ばすときと再度渦巻き
状に曲げるときに二度にわたって曲げ(伸ばし)加工が
施されるために金属パイプに二度の加工硬化が起こる。
そのため、実際に作業現場で金属パイプを人手により曲
げ(伸ばし)加工する際により大きな力を必要とするよ
うになり、現場での作業性を低下させる原因となってい
た。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、金属パイプに断熱材を被覆する際に加工硬化を
起こさせないようにすることによって金属パイプの曲げ
(伸ばし)加工を容易にし、現場での作業性を向上させ
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の金属パ
イプへの断熱材被覆方法は、スリ割り部分が形成された
管状の断熱材を、このスリ割り部分を開いて前記金属パ
イプに被せ、これら金属パイプおよび断熱材を該金属パ
イプの巻回された形状を保持したままその巻回軸の延長
方向に移動させ、前記断熱材のスリ割り部分を加熱した
後、該スリ割り部分を押圧することにより融着させるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の金属パイプへの断熱材被
覆方法においては、巻回された金属パイプの形状を保持
したままで断熱材の被覆を行なうことにより、金属パイ
プに曲げ(伸ばし)加工に伴う加工硬化を起こさせない
ようにする。
【0008】請求項2に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置は、巻回された金属パイプに合成樹脂材料からな
る管状の断熱材を被覆する金属パイプへの断熱材被覆装
置であって、被覆位置に向けて前記金属パイプを送り込
む金属パイプ供給通路と、前記被覆位置に向けて前記断
熱材にスリ割り部分を形成したものを送り込む断熱材供
給通路と、前記被覆位置に送り込まれた前記断熱材を、
前記スリ割り部分を開いて前記金属パイプに被せながら
これら断熱材および金属パイプを一体的に移動させたと
きにこれらを湾曲状態に保持するガイド部材を備える湾
曲状の加工通路と、該加工通路内において前記断熱材お
よび金属パイプを一体的に移動させる駆動機構と、該加
工通路に沿って配置され、前記断熱材のスリ割り部分の
周辺を加熱する加熱機構、およびこの加熱機構の後段に
配置され該断熱材のスリ割り部分を閉じて押圧し該部分
を融着する押圧機構とを備えてなることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置においては、金属パイプ供給通路と断熱材供給通
路との合流部分にあたる被覆位置において断熱材を金属
パイプに被せていきながら、これら断熱材および金属パ
イプを湾曲状態に保持するガイド部材を備える湾曲状の
加工通路にこれらを一体的に移動させ、この加工通路内
において加熱機構によって断熱材のスリ割り部分の周辺
を加熱し、その後押圧機構によって断熱材のスリ割り部
分を閉じて押圧し該部分を融着する。
【0010】請求項3に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置は、前記断熱材供給通路に、前記断熱材にスリ割
り部分を形成するカッターが配置されているを特徴とす
る。
【0011】請求項3に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置においては、管状の断熱材が、断熱材供給通路を
通過する際にカッターによって断熱材の長さ方向の側面
を切開してスリ割りを形成する。
【0012】請求項4に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置は、前記ガイド部材が、前記被覆位置に配置さ
れ、前記加工通路の凸側に配置されて前記断熱材に当接
する外側ローラ、および前記加工通路の凹側に該外側ロ
ーラと対向するように配置されて前記スリ割り部分を通
して前記金属パイプに当接する内側ローラを有してな
り、前記駆動機構は、前記外側ローラ、および内側ロー
ラと、これらローラのいずれか一方または双方を回転さ
せる駆動源とを有してなり、前記加熱機構は、前記スリ
割り部分に挟まれるように配置された加熱板と、該スリ
割り部分の周辺に熱風を吹き付ける熱風供給機構とを有
してなり、前記押圧機構は、前記断熱材のスリ割り部分
に当接して該スリ割り部分を前記金属パイプ側へ押し付
ける圧接ローラを有してなることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置においては、外側ローラおよび内側ローラを有す
るガイド部材によって金属パイプおよび断熱材を湾曲状
態に保持し、さらにこれらローラのいずれか一方または
双方を駆動源によって回転させて加工通路を移動させ
る。このとき、外側ローラおよび内側ローラどうしで金
属パイプと断熱材とを押し付けあうことによって加工通
路の凹側の金属パイプ表面と断熱材の内面との間に間隙
を形成し、この間隙に向けて断熱材のスリ割り部分に加
熱板を配置し、熱風供給機構によって加熱板を熱するこ
とによってスリ割り部分を溶かし、さらに溶かされたス
リ割り部分を圧接ローラで金属パイプ側へ押し付けるこ
とによって融着させる。
【0014】請求項5に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置は、前記加熱板が、前記断熱材のスリ割り部分に
挟まれるように配置された主板部と、この主板部の先端
部に固定され、前記断熱材と前記金属パイプとの間に位
置された副板部とを有してなり、前記圧接ローラは、前
記断熱材のスリ割り部分を前記副板部に押し付けるよう
に位置していることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置においては、加熱機構によって溶かされた断熱材
のスリ割り部分を圧接ローラによって副板部に押し付け
ることによって融着させる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る金属パイプへの断熱
材被覆装置の実施の形態を図1ないし図5に示して詳細
に説明する。
【0017】図1に示す断熱材被覆装置1は、金属パイ
プPおよび断熱材Dを、渦巻き状に巻回された金属パイ
プPの形状を保持したままで金属パイプPの巻回軸Xの
延長方向に向けて移動させる加工通路Wを有し、この加
工通路W内において金属パイプPに断熱材Dを被せ、さ
らに被せられた断熱材Dのスリ割り部分Sを順次融着さ
せるようになっている。
【0018】加工通路Wの前段には、金属パイプPをそ
の巻回された形状を保ったままで加工通路Wに導くため
の金属パイプ供給ガイド(金属パイプ供給通路)2と、
この金属パイプ供給ガイド2とは異なる方向から管状の
断熱材Dを加工通路Wに導くための断熱材供給ガイド
(断熱材供給通路)3とが設けられている。
【0019】金属パイプ供給ガイド2は、巻回された金
属パイプPの凸側周面に沿って湾曲され、かつ金属パイ
プPの断面周方向に沿って湾曲されて樋状に形成されて
おり、金属パイプPの湾曲形状に合わせて加工通路Wに
連結されている。
【0020】断熱材供給ガイド3は、筒状の断熱材Dの
内部に挿入されるべく円筒形に形成されており、その先
端が湾曲状の加工通路Wの接線Y方向、かつ断熱材Dの
進行方向逆方向に延出し、基端が金属パイプ供給ガイド
2に合流するように加工通路Wに連結されている。
【0021】断熱材供給ガイド3の先端近傍には、図2
に示すように、金属パイプPに面する断熱材Dをその長
さ方向に沿って切開してスリ割り部分Sを形成するカッ
ター4が配設されている。このカッター4は、その先端
が断熱材供給ガイド3の先端近傍に形成された切欠部3
aに挿入され、かつ歯が断熱材Dの進行方向逆方向に向
けられて配置されている。
【0022】加工通路Wには、金属パイプ供給ガイド2
および断熱材供給ガイド3の後端直後にあたる加工通路
Wの前段から後段に向けて、駆動機構10、加熱機構2
0、押圧機構30が並設されている。
【0023】駆動機構10は、加工通路Wに導入されて
きた金属パイプPに断熱材Dを被せながら金属パイプP
および断熱材Dを加工通路Wに沿って移動させるもので
あり、加工通路Wの凹側に配置されて断熱材Dのスリ割
り部分Sに案内された金属パイプPに当接する内側ロー
ラ11aと、加工通路Wの凸側に配置されて断熱材Dに
当接する外側ローラ11bとを有するガイド部材11
と、内側ローラ11aおよび外側ローラ11bを駆動す
る駆動源12とを備える。
【0024】外側ローラ11bの後段には、外側ローラ
11bと同様に断熱材Dに当接して移動させるベルトロ
ーラ13と、加工通路Wの両側に沿って断熱材Dを支持
するガイドプレート14とが配設されている。ベルトロ
ーラ13は、断熱材の移動方向に沿って離間して配置さ
れた2個の小ローラ13aの間に架け渡されて断熱材に
広く接し、断熱材Dを金属パイプPに押し付ける無端ベ
ルト13bを備えている。ガイドプレート14は断熱材
Dに摺接するように配置されている。
【0025】加熱機構20は、金属パイプPに被せられ
た断熱材Dのスリ割り部分Sを融着させるために一旦加
熱して溶かすものであり、図3に示すように、ベルトロ
ーラ13に対して加工通路Wの凹側に相対し、かつ内側
ローラ11aの後段に配され断熱材Dのスリ割り部分S
に挟まれるように配設された加熱板21と、この加熱板
21の近傍に配設され加熱板21の両側面に熱風を吹き
付けて加熱板21を加熱する熱風ノズル(熱風供給機
構)22とを備えている。
【0026】押圧機構30は、溶かされた断熱材Dのス
リ割り部分Sを圧迫して融着させるものであり、図4に
示すように、加熱板21の後段に配され、スリ割り部分
Sを金属パイプP側へ押し付ける圧接ローラ31を有し
ている。この圧接ローラ31は、加熱板21の主板部2
1aの先端部に固定され金属パイプPと断熱材Dとの間
に位置して加工通路Wの後段に向けて延設された副板部
21bに断熱材Dのスリ割り部分Sを押し付けるように
位置している。
【0027】圧接ローラ31の後段には、融着されたス
リ割り部分Sを冷却する冷却機構40が配設されてい
る。この冷却機構40は、余熱の残るスリ割り部分Sに
向けて空気を吹き付けて冷ます構造となっている。
【0028】上記のように構成された断熱材被覆装置1
を用いた断熱材被覆方法を説明する。まず、巻回された
金属パイプPを螺旋状に弾性変形させたうえでその一端
を加工通路Wに通すとともに、管状の断熱材Dの一端に
断熱材供給ガイド3の先端を挿入させたうえで加工通路
Wに通してそれぞれを断熱被覆装置1に装填する。
【0029】金属パイプPおよび断熱材Dを装填後、断
熱材被覆装置1を作動させて金属パイプPおよび断熱材
Dを内側ローラ11aおよび外側ローラ11bによって
移動させる。断熱材Dはカッター4によって長さ方向に
切開されながら進行し、断熱材供給ガイド3の基端付近
でスリ割り部分Sが開かれ、このスリ割り部分Sに金属
パイプPを案内するようにして断熱材Dが被せられる。
【0030】断熱材Dが金属パイプPに被せられる被覆
位置Oにおいては、図5に示すように、内側ローラ11
aおよび外側ローラ11bどうしで金属パイプPと断熱
材Dとを押し付けあうことによって加工通路Wの凹側の
金属パイプPの表面と断熱材Dの内面との間に間隙Kが
形成される。
【0031】間隙Kは、ベルトローラ13が加工通路W
の凸側において断熱材Dを金属パイプに押し付けること
によって、加工通路Wに沿ってより広く形成される。
【0032】間隙Kが形成された付近のスリ割り部分S
は加熱板21に摺接することによって溶かされる。溶か
されたスリ割り部分Sは副板部21bと圧接ローラ31
との間で押圧されて融着され、断熱材Dが元の管状に戻
される。
【0033】融着されたスリ割り部分Sには冷却機構4
0から空気が吹き付けられて余熱が冷まされる。
【0034】上記のように構成された断熱材被覆装置1
によれば、巻回された金属パイプPの形状を保持したま
まで断熱材Dの被覆を行なうことができるので、金属パ
イプPに曲げ(伸ばし)加工に伴う加工硬化を起こさせ
ないことで金属パイプPの曲げ(伸ばし)加工を容易に
し、現場での作業性を向上させることができる。
【0035】また、管状の断熱材Dが断熱材供給ガイド
3を通過する際に、カッター4が断熱材Dの長さ方向の
側面を切開することによって断熱材Dにスリ割り部分S
を形成することができる。
【0036】さらに、ガイド部材11を兼ねる駆動機構
10が加工通路Wに通された金属パイプPと断熱材Dと
を移動させ、熱風ノズル22によって加熱された加熱板
21が断熱材Dのスリ割り部分Sを溶かし、加熱板21
を構成する副板部21bに圧接ローラ31によって断熱
材Dのスリ割り部分Sを押し付けて融着させるので、融
着部分が金属パイプPの表面に固着することを防止しな
がらもスリ割り部分Sを確実に押圧して融着させること
ができる。
【0037】なお、本実施の形態においては、断熱材供
給ガイド3の近傍に配設されたカッター4によって断熱
材を切開する構成を採用したが、予め切開された断熱材
を使用することによってカッター4を廃した構成として
もよい。
【0038】また、本実施の形態においては、内側ロー
ラ11aおよび外側ローラ11bを駆動する構成を採用
したが、これらローラのいずれか一方のみを駆動させる
構成を採用してもよい。さらに加えて、ベルトローラ1
3および圧接ローラ31のいずれか一方または双方をも
駆動させる構成を採用してもよい。
【0039】また、本実施の形態においては、加熱板2
1に熱風を吹き付けて加熱することによってスリ割り部
分Sを溶かす構成を採用したが、熱風をスリ割り部分S
に直接吹き付けることによって溶かす構成として加熱板
21を廃してもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の金属パイプへの断熱材
被覆方法によれば、巻回された金属パイプの形状を保持
したままで断熱材の被覆を行なうので、金属パイプに加
工硬化を起こさせないことで金属パイプの曲げ(伸ば
し)加工を容易にし、作業現場での金属パイプ加工の作
業性を向上させることができる。
【0041】請求項2に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置によれば、巻回された金属パイプの形状を保持し
たままで金属パイプに断熱材を被せながら加工通路を移
動させ、この加工通路において断熱材のスリ割り部分を
融着することによって断熱材の被覆を行なうことができ
る。
【0042】請求項3に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置によれば、管状の断熱材が断熱材供給通路を通過
する際に、カッターが断熱材の長さ方向の側面を切開す
ることによって断熱材にスリ割り部分を形成することが
できる。
【0043】請求項4に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置によれば、ガイド部材を兼ねる駆動機構が加工通
路に通された金属パイプと断熱材とを移動させ、熱風供
給手段によって加熱された加熱板が断熱材のスリ割り部
分を溶かし、溶かされたスリ割り部分を圧接ローラによ
って金属パイプ側へ押し付けることによって融着して断
熱材を元の管状に戻すことができる。
【0044】請求項5に記載の金属パイプへの断熱材被
覆装置によれば、加熱板を構成する副板部に圧接ローラ
によって断熱材のスリ割り部分を押し付けて融着させる
ので、融着部分が金属パイプの表面に固着することを防
止しながらもスリ割り部分を確実に押圧して融着させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属パイプへの断熱材被覆装置の
実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1におけるII−II矢視図である。
【図3】図1におけるIII−III線矢視図である。
【図4】図1におけるIV−IV線矢視図である。
【図5】図1におけるV−V線矢視図である。
【符号の説明】
1 断熱材被覆装置 2 金属パイプ供給ガイド(金属パイプ供給通路) 3 断熱材供給ガイド(断熱材供給通路) 4 カッター 10 駆動機構 11 ガイド手段 11a 内側ローラ 11b 外側ローラ 12 駆動源 13 ベルトローラ 14 ガイドプレート 20 加熱機構 21 加熱板 21a 主板部 21b 副板部 22 熱風ノズル(熱風供給機構) 30 押圧機構 31 圧接ローラ 40 冷却機構 D 断熱材 P 金属パイプ W 加工通路 S スリ割り部分 O 被覆位置 K 間隙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻回された金属パイプに合成樹脂材料か
    らなる管状の断熱材を被覆する金属パイプへの断熱材被
    覆方法であって、 スリ割り部分が形成された管状の断熱材を、このスリ割
    り部分を開いて前記金属パイプに被せ、 これら金属パイプおよび断熱材を該金属パイプの巻回さ
    れた形状を保持したままその巻回軸の延長方向に移動さ
    せ、 前記断熱材のスリ割り部分を加熱した後、該スリ割り部
    分を押圧することにより融着させることを特徴とする金
    属パイプへの断熱材被覆方法。
  2. 【請求項2】 巻回された金属パイプに合成樹脂材料か
    らなる管状の断熱材を被覆する金属パイプへの断熱材被
    覆装置であって、 被覆位置に向けて前記金属パイプを送り込む金属パイプ
    供給通路と、 前記被覆位置に向けて前記断熱材にスリ割り部分を形成
    したものを送り込む断熱材供給通路と、 前記被覆位置に送り込まれた前記断熱材を、前記スリ割
    り部分を開いて前記金属パイプに被せながらこれら断熱
    材および金属パイプを一体的に移動させたときにこれら
    を湾曲状態に保持するガイド部材を備える湾曲状の加工
    通路と、 該加工通路内において前記断熱材および金属パイプを一
    体的に移動させる駆動機構と、 該加工通路に沿って配置され、前記断熱材のスリ割り部
    分の周辺を加熱する加熱機構、およびこの加熱機構の後
    段に配置され該断熱材のスリ割り部分を閉じて押圧し該
    部分を融着する押圧機構とを備えてなることを特徴とす
    る金属パイプへの断熱材被覆装置。
  3. 【請求項3】 前記断熱材供給通路には、前記断熱材に
    スリ割り部分を形成するカッターが配置されているを特
    徴とする請求項2に記載の金属パイプへの断熱材被覆装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材は、前記被覆位置に配置
    され、前記加工通路の凸側に配置されて前記断熱材に当
    接する外側ローラ、および前記加工通路の凹側に該外側
    ローラと対向するように配置されて前記スリ割り部分を
    通して前記金属パイプに当接する内側ローラを有してな
    り、 前記駆動機構は、前記外側ローラ、および内側ローラ
    と、これらローラのいずれか一方または双方を回転させ
    る駆動源とを有してなり、 前記加熱機構は、前記スリ割り部分に挟まれるように配
    置された加熱板と、該スリ割り部分の周辺に熱風を吹き
    付ける熱風供給機構とを有してなり、 前記押圧機構は、前記断熱材のスリ割り部分に当接して
    該スリ割り部分を前記金属パイプ側へ押し付ける圧接ロ
    ーラを有してなることを特徴とする請求項2、または3
    に記載の金属パイプへの断熱材被覆装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱板は、前記断熱材のスリ割り部
    分に挟まれるように配置された主板部と、この主板部の
    先端部に固定され、前記断熱材と前記金属パイプとの間
    に位置された副板部とを有してなり、前記圧接ローラ
    は、前記断熱材のスリ割り部分を前記副板部に押し付け
    るように位置していることを特徴とする請求項4に記載
    の金属パイプへの断熱材被覆装置。
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Cited By (1)

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