JPH1158510A - 曲がり樹脂チューブの製造方法 - Google Patents

曲がり樹脂チューブの製造方法

Info

Publication number
JPH1158510A
JPH1158510A JP22325197A JP22325197A JPH1158510A JP H1158510 A JPH1158510 A JP H1158510A JP 22325197 A JP22325197 A JP 22325197A JP 22325197 A JP22325197 A JP 22325197A JP H1158510 A JPH1158510 A JP H1158510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin tube
bending
bent
heating
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22325197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Ito
義晃 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP22325197A priority Critical patent/JPH1158510A/ja
Publication of JPH1158510A publication Critical patent/JPH1158510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】曲がり樹脂チューブの外周側の外観品質を向上
させ、任意の曲げ形状を容易に実現し、樹脂チューブの
内壁面の変形が少なく、加工時間を短縮させる。 【解決手段】曲がり樹脂チューブの製造方法において、
少なくとも樹脂チューブ1の曲げ加工を施す部分を樹脂
チューブ1の外周側から加熱する外周側加熱工程4A、
4Bと、加熱手段を有する曲げ部材2を樹脂チューブ1
内に挿入して、少なくとも樹脂チューブ1の曲げ加工を
施す部分を樹脂チューブ1の内腔側から加熱する内腔側
加熱工程4Cと、前記外周側加熱工程4A、4Bおよび
内腔側加熱工程4Cと同時またはその後に、樹脂チュー
ブ1内の曲げ部材2によって樹脂チューブ1を曲げ加工
する曲げ加工工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲がり樹脂チュー
ブの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の曲がり樹脂チューブの製
造方法として、特開平6−190913号公報所載の技
術が開示されている。この曲がり樹脂チューブの製造方
法を図3により説明する。図3において、部分曲げ加工
装置100は、固定型としての雌型103と、雌型10
3とともに曲げ加工型を構成する雄型であり且つ可動型
であるホーン102と、超音波発振器および押出しシリ
ンダを有する超音波装置本体104を備えている。
【0003】つぎに、上記構成の部分曲げ加工装置10
0を用いた曲がり樹脂チューブの製造方法を説明する。
まず、部分曲げ加工装置100の可動のホーン102と
固定の雌型103との間に、長尺に押し出し成形された
直管状の樹脂チューブ101の一端を送り出す。そし
て、樹脂チューブ101の曲げ加工を施す部分、すなわ
ち被加工部分がホーン102と雌型103との間に位置
したところで、樹脂チューブ101の送りを停止する。
【0004】つぎに、可動のホーン102を押し出して
樹脂チューブ101の被加工部分に接触させ、ホーン1
02を通じて被加工部分に超音波振動を与えることによ
って同部分を内部発熱させて軟化状態にする。その上
で、これをホーン102と雌型103とで挟み込み、こ
れらホーン102、雌型103にて規定される形状に曲
げ加工する。そして、樹脂チューブ101の曲げ加工部
分に冷風等を吹き掛けることにより、同部分を冷却した
後、樹脂チューブ101を所定の長さにカッタで切断し
て、曲がり樹脂チューブ101′を得るというものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術による曲がり樹脂チューブの製造方法には、つぎのよ
うな問題点があった。すなわち、直管状の樹脂チューブ
101を部分加熱した後、可動のホーン102と固定の
雌型103とで挟み込むことによって曲げ形状を作る
と、樹脂チューブ101の外周面のホーン102と雌型
103の打痕が付いてしまい、曲がり樹脂チューブ10
1′の外観品質を低下させるという問題が生じていた。
【0006】また、ホーン102と雌型103とで挟み
込むことによって樹脂チューブ101の曲げ形状を形成
しているため、この曲げ形状が異なる、すなわち曲げ量
(曲げ半径)が異なるものを成形する場合、その形状に
合わせてそれぞれホーン102と雌型103を用意しな
ければならず、多種少量生産を行う製品群に対して生産
設備のコストアップ要因となっていた。さらに、樹脂チ
ューブ101は、ホーン102と接触している部分、す
なわち曲げの内側のみが加熱され、ホーン102と雌型
103とで挟み込むことによって曲げ形状を形成してい
るため、樹脂チューブ101の内壁面が押し込まれてし
まい、曲がり樹脂チューブ101′内を通過させる流体
の流動性が悪くなるという問題が生じていた。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、請求項1または2に係る発明の課題
は、曲がり樹脂チューブの外周側の外観品質を向上さ
せ、任意の曲げ形状を容易に実現し、樹脂チューブの内
壁面の変形が少なく、加工時間を短縮できる曲がり樹脂
チューブの製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明の曲がり樹脂チューブの製造方
法は、少なくとも樹脂チューブの曲げ加工を施す部分を
樹脂チューブの外周側から加熱する外周側加熱工程と、
加熱手段を有する曲げ部材を樹脂チューブ内に挿入し
て、少なくとも樹脂チューブの曲げ加工を施す部分を樹
脂チューブの内腔側から加熱する内腔側加熱工程と、前
記外周側加熱工程および内腔側加熱工程と同時またはそ
の後に、樹脂チューブ内に挿入した曲げ部材によって樹
脂チューブを曲げ加工する曲げ加工工程とを有する。請
求項2に係る発明の曲がり樹脂チューブの製造方法は、
請求項1に係る発明の曲がり樹脂チューブの製造方法に
おいて、前記曲げ加工工程は、樹脂チューブの曲げ加工
を施す部分を回動中心として樹脂チューブ内に挿入した
前記曲げ部材を回動させることにより行う。
【0009】すなわち、請求項1に係る発明の曲がり樹
脂チューブの製造方法は、少なくとも樹脂チューブの曲
げ加工を施す部分を樹脂チューブの外周側から加熱し、
加熱手段を有する曲げ部材を樹脂チューブ内に挿入し
て、少なくとも樹脂チューブの曲げ加工を施す部分を樹
脂チューブの内腔側から加熱する。上記外周側加熱工程
および内腔側加熱工程と同時にまたはその後に、樹脂チ
ューブ内に挿入した曲げ部材によって樹脂チューブを曲
げ加工する。また、請求項2に係る発明の曲がり樹脂チ
ューブの製造方法は、少なくとも樹脂チューブの曲げ加
工を施す部分を樹脂チューブの外周側から加熱し、加熱
手段を有する曲げ部材を樹脂チューブ内に挿入して、少
なくとも樹脂チューブの曲げ加工を施す部分を樹脂チュ
ーブの内腔側から加熱する。上記外周側加熱工程および
内腔側加熱工程と同時またはその後に、樹脂チューブの
曲げ加工を施す部分を回動中心として樹脂チューブ内に
挿入した曲げ部材を回動することによって樹脂チューブ
を曲げ加工する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は実施の形態1を示し、曲がり樹
脂チューブの製造装置の斜視図である。
【0011】図1において、長尺で直管状の樹脂チュー
ブ1を水平にした状態でチャックする上下方向(矢印Z
の方向)に開閉自在なハンド11Aとハンド11Bと
は、互いに水平方向(矢印Xの方向)に並列して配設さ
れている。このハンド11Aとハンド11Bとは、樹脂
チューブ1をチャックした状態でX方向に移動させて曲
げ加工部に搬送するために、図示しないシリンダと連結
されている。曲げ加工部に搬送された樹脂チューブ1を
チャックするチューブチャック5Aとチューブチャック
5Bとが、上下方向(Z方向)に対向して配設されてい
る。このチューブチャック5Aは固定されており、樹脂
チューブ1を下から支持するようになっている。一方、
チューブチャック5Bは、図示しないシリンダに連結さ
れ上下方向(Z方向)に開閉自在となっており、チュー
ブチャック5A上に樹脂チューブ1を押圧してチャック
するように構成されている。
【0012】チューブチャック5A、5Bは、それぞれ
樹脂チューブ1と当接する部分が、樹脂チューブ1の外
周面に対応して半円状にくり抜かれている。このチュー
ブチャック5A、5Bの半円状の部分には、チャックし
た際に樹脂チューブ1の外周面が傷付かないように弾性
部材としてのゴム7が貼着されている。また、曲げ加工
部に搬送された樹脂チューブ1の長手方向(X方向)に
対して直交する水平方向(矢印Yの方向)に沿って、エ
アヒータ4Aとエアヒータ4Bとが対向して配設されて
いる。このエアヒータ4A、4Bは、図示しないシリン
ダに連結されており、Y方向に移動して任意の位置に位
置決め自在になっている。そして、樹脂チューブ1の外
周面の近傍にエアヒータ4A、4Bを接近させることに
より、樹脂チューブ1の曲げの外側12と曲げの内側1
3との双方を加熱できるようになっている。
【0013】一方、樹脂チューブ1の内腔側から加熱す
る加熱手段としてのエアヒータ4Cは、曲げ部材として
の曲げシャフト2の基端部に取着されている。この曲げ
シャフト2の先端部は、エアヒータ4Cから発生する熱
風が樹脂チューブ1の内壁面に吹き付けられるように熱
風の吹出口になっている。また、曲げシャフト2は、先
端部以外が断熱材3で被覆されている。曲げシャフト2
は上下方向(Z方向)に対向して配設されているシャフ
トチャック6Aとシャフトチャック6Bとによってチャ
ックされている。また、曲げシャフト2は、図示しない
シリンダに連結されており、Y方向に移動して樹脂チュ
ーブ1内に挿入可能になっている。さらに、曲げシャフ
ト2は、図示しないモータに連結されており、樹脂チュ
ーブ1の曲げ加工を施す部分、すなわち曲げ部を回動中
心として矢印Aの方向に回動自在となっている。
【0014】樹脂チューブ1の曲げ部付近には、この曲
げ部にエアを吹き付けて曲げ部を急冷する冷却手段とし
ての冷却ノズル10が配設されている。この冷却ノズル
10は、図示しないシリンダと連結されており、樹脂チ
ューブ1の曲げ部を加熱する際に退避し、樹脂チューブ
1の曲げ部を冷却する際に接近して冷却するようになっ
ている。また、冷却ノズル10は、フレキシブルな材質
で形成されており、樹脂チューブ1の曲げ部の任意の位
置を冷却することができる。
【0015】チューブチャック5A、5B付近には、曲
げ加工終了後の曲がり樹脂チューブ1′を切断する上下
方向に移動自在なカッタ8が配設されている。このカッ
タ8の下方には、曲がり樹脂チューブ1′をカッタ8で
切断する際に曲がり樹脂チューブ1′の位置がずれない
ように、曲がり樹脂チューブ1′を載置するカッタ受け
9が配設されている。なお、切断された曲がり樹脂チュ
ーブ1′は、図示しない排出ボックスへ収納される。
【0016】つぎに、上記構成の製造装置を用いた曲が
り樹脂チューブの製造方法について説明する。まず、長
尺で直管状の樹脂チューブ1を水平にした状態で、ハン
ド11Aとハンド11Bとによってチャックする。そし
て、ハンド11Aとハンド11BとをX方向に移動さ
せ、樹脂チューブ1を曲げ加工部に搬送する。曲げ加工
部に搬送された樹脂チューブ1を、チューブチャック5
Aで下から支持しながら、チューブチャック5Bを下方
に閉じることによりチャックする。その後、エアヒータ
4A、4BをY方向に移動して樹脂チューブ1の外周面
の近傍に位置させることにより、樹脂チューブ1の曲げ
の外側12と曲げの内側13の双方を加熱する(外周側
加熱工程)。
【0017】この樹脂チューブ1の外周面の加熱と同時
に、曲げシャフト2の先端部を樹脂チューブ1内に挿入
し、エアヒータ4Cから発生する熱風を樹脂チューブ1
の内壁面に吹き付ける(内腔側加熱工程)。その結果、
樹脂チューブ1が外周側と内腔側とから均一に加熱され
る。加熱が終了すると、曲げの内側13に位置するエア
ヒータ4Aを退避させる。つぎに、樹脂チューブ1内に
挿入されている曲げシャフト2をA方向に回動させ、樹
脂チューブ1を曲げる(曲げ加工工程)。そして、樹脂
チューブ1が所望の曲げ角度に達したところで、エアヒ
ータ4Bを退避させる。
【0018】その後、曲げシャフト2を樹脂チューブ1
内から引き抜く。そして、冷却ノズル10を樹脂チュー
ブ1の曲げ部付近に移動させる。さらに、冷却ノズル1
0から樹脂チューブ1の曲げ部に向けてエアを吹き付け
て、曲げ部を急冷する。樹脂チューブ1の曲げ部が常温
付近になった時点で、冷却ノズル10を退避させ、曲が
り樹脂チューブ1′の所望の位置をカッタ10によって
切断する。そして、切断された曲がり樹脂チューブ1′
は図示しない排出ボックスへ収納される。
【0019】本実施の形態によれば、樹脂チューブの加
熱を、曲げの内側と曲げの外側、すなわち外周側および
内腔側の双方から非接触で行うため、外周側と内腔側と
が均一に加熱され、曲げ加工するときに、曲げの内側と
曲げの外側での樹脂チューブの肉厚の変化の差が少なく
なり、樹脂チューブ内を通過する流体の流動性を向上さ
せることができる。また、樹脂チューブの加熱は非接触
で行い、樹脂チューブの曲げ加工は樹脂チューブの内壁
面に曲げシャフトを接触させることにより行っているた
め、樹脂チューブの外周面が傷つかず、曲がり樹脂チュ
ーブの外観品質を向上させることができる。さらに、樹
脂チューブの曲げ加工は、曲げ部を回動中心として樹脂
チューブ内の曲げシャフトを回動させることによって行
っているため、曲げの内側を図3のホーンのような治具
で支えることなく樹脂チューブを任意の角度に曲げるこ
とができるので、曲げ角度が異なる製品の生産すなわち
多種少量生産を、複数の型を製作することなく、かつ曲
げの内側に傷をつけることなく行うことができる。その
結果、生産設備のコストダウンにつながる。
【0020】(実施の形態2)図2は実施の形態2を示
し、曲げシャフトの斜視図である。本実施の形態2の曲
がり樹脂チューブの製造装置は、実施の形態1と曲げシ
ャフトの部分のみが異なり、その他の構成は実施の形態
1と同様のため、異なる部分のみ示し、その他の図と説
明を省略する。
【0021】図2において、曲げシャフト20は、先端
部に樹脂のガラス転移点温度以上に加熱できる加熱手段
としての加熱部材21を有し、他の部分は断熱材22で
被覆されている。その他の構成は、実施の形態1と同様
である。
【0022】上記構成の製造装置を用いた曲がり樹脂チ
ューブの製造方法を説明する。エアヒータ4A、4Bを
Y方向に移動して樹脂チューブ1の外周面の近傍に位置
させることにより、樹脂チューブ1の曲げの外側12と
曲げの内側13の双方を加熱する(外周側加熱工程)と
ころまでは、実施の形態1と同一である。つぎに、曲げ
シャフト20は、図示しないシャフト加熱部にて加熱部
材21を加熱した状態で、樹脂チューブ1内に挿入され
る。加熱された加熱部材21の輻射熱により、樹脂チュ
ーブ1の内壁面を加熱する(内腔側加熱工程)。その結
果、樹脂チューブ1が外周側と内腔側とから均一に加熱
される。加熱が終了すると、曲げの内側13に位置する
エアヒータ4Aを退避させる。その後の工程、すなわ
ち、樹脂チューブ1内に挿入されている曲げシャフト2
0をA方向に回動させ、樹脂チューブ1を曲げる(曲げ
加工工程)以降の工程は、実施の形態1と同様である。
【0023】本実施の形態によれば、実施の形態1と同
様の効果に加え、曲げシャフト2とシャフト加熱部とを
分離してあるため、熱源の移動がなくなり、コンパクト
な装置構成にすることができる。
【0024】なお、各実施の形態では、直管状の樹脂チ
ューブは、長尺なものを用いたが、一定の長さを有する
ものを使用してもよい。また、実施の形態1では、樹脂
チューブを加熱する手段として、エアヒータを用いた
が、セラミックヒータ、ブロア、遠赤外線ヒータもしく
はエアカーテン等の熱エネルギを利用したもの、また
は、ハロゲンランプ等の光エネルギを利用したものを用
いても良い。さらに、各実施の形態では、冷却手段とし
てエアを用いたが、水冷や油冷にしても良い。
【0025】各実施の形態では、直線駆動にシリンダ、
回転駆動にモータを用いたが、シリンダやモータ以外に
ラックアンドピニオンやソレノイドを用いても良い。ま
た、各実施の形態では、樹脂チューブの内腔側の加熱
は、外周側の加熱と同時に行っているが、外周側の加熱
の前または後に行ってもよい。樹脂チューブの曲げ加工
は、樹脂チューブの内腔側の加熱と同時またはその後に
行ってもよい。
【0026】さらに、上記した具体的実施の形態から次
のような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)樹脂チューブの曲げ加工を施す部分を樹脂チュー
ブの外周側から部分的に加熱する外周側加熱工程と、外
周側加熱工程と同時またはその前もしくは後に、樹脂チ
ューブの曲げ加工を施す部分を樹脂チューブの内腔側か
ら加熱できる手段を有した曲げ部材によって、曲げ加工
を施す部分を樹脂チューブの内腔側から部分的に加熱す
る内腔側加熱工程と、内腔側加熱工程と同時またはその
後に、曲げ加工を施す部分を回動中心として曲げ部材を
回動させることにより樹脂チューブを曲げ加工する曲げ
加工工程とからなることを特徴とする曲がり樹脂チュー
ブの製造方法。樹脂チューブの加熱を、曲げの内側と曲
げの外側、すなわち外周側および内腔側の双方から非接
触で行うため、外周側と内腔側とが均一に加熱され、曲
げ加工するときに、曲げの内側と曲げの外側での樹脂チ
ューブの肉厚の変化の差が少なくなり、樹脂チューブ内
を通過する流体の流動性を向上させることができる。ま
た、樹脂チューブの加熱は非接触で行い、樹脂チューブ
の曲げ加工は樹脂チューブの内壁面に曲げシャフトを接
触させることにより行っているため、樹脂チューブの外
周面が傷つかず、曲がり樹脂チューブの外観品質を向上
させることができる。さらに、樹脂チューブの曲げ加工
は、曲げ部を回動中心として樹脂チューブ内の曲げシャ
フトを回動させることによって行っているため、曲げ角
度が異なる製品の生産すなわち多種少量生産を、複数の
型を製作することなく行うことができる。その結果、生
産設備のコストダウンにつながる。
【0027】
【発明の効果】請求項1または2に係る発明の曲がり樹
脂チューブの製造方法によれば、樹脂チューブの加熱
を、外周側および内腔側の双方から非接触で行うため、
外周側と内腔側とが均一に加熱され、曲げ加工するとき
に、樹脂チューブの肉厚の変化の差が少なくなり、樹脂
チューブ内を通過させる流体の流動性を向上させること
ができる。また、樹脂チューブの加熱を非接触で行って
いるため、樹脂チューブの外周面が傷つかず、曲がり樹
脂チューブの外観品質を向上させることができる。請求
項2に係る発明の曲がり樹脂チューブの製造方法によれ
ば、上記効果に加え、樹脂チューブの曲げ加工は、曲げ
加工を施す部分を回動中心として樹脂チューブ内の曲げ
部材を回動させることによって行っているため、曲げ角
度が異なる製品の生産を、複数の型を製作することなく
行うことができる。その結果、生産設備のコストダウン
につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の曲がり樹脂チューブの製造装置
の斜視図である。
【図2】実施の形態2の曲げシャフトの斜視図である。
【図3】従来技術の曲がり樹脂チューブの部分曲げ加工
装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 樹脂チューブ 2 曲げシャフト 4A エアヒータ 4B エアヒータ 4C エアヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも樹脂チューブの曲げ加工を施
    す部分を樹脂チューブの外周側から加熱する外周側加熱
    工程と、加熱手段を有する曲げ部材を樹脂チューブ内に
    挿入して、少なくとも樹脂チューブの曲げ加工を施す部
    分を樹脂チューブの内腔側から加熱する内腔側加熱工程
    と、前記外周側加熱工程および内腔側加熱工程と同時ま
    たはその後に、樹脂チューブ内に挿入した曲げ部材によ
    って樹脂チューブを曲げ加工する曲げ加工工程とを有す
    ることを特徴とする曲がり樹脂チューブの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記曲げ加工工程は、樹脂チューブの曲
    げ加工を施す部分を回動中心として樹脂チューブ内に挿
    入した前記曲げ部材を回動させることにより行うことを
    特徴とする請求項1記載の曲がり樹脂チューブの製造方
    法。
JP22325197A 1997-08-20 1997-08-20 曲がり樹脂チューブの製造方法 Pending JPH1158510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22325197A JPH1158510A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 曲がり樹脂チューブの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22325197A JPH1158510A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 曲がり樹脂チューブの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1158510A true JPH1158510A (ja) 1999-03-02

Family

ID=16795175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22325197A Pending JPH1158510A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 曲がり樹脂チューブの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1158510A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382622B1 (ko) * 2000-12-30 2003-05-09 부국산업주식회사 플라스틱 튜브벤딩장치 및 제조방법
JP2004074775A (ja) * 2002-06-17 2004-03-11 Nagase Integrex Co Ltd 転写装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382622B1 (ko) * 2000-12-30 2003-05-09 부국산업주식회사 플라스틱 튜브벤딩장치 및 제조방법
JP2004074775A (ja) * 2002-06-17 2004-03-11 Nagase Integrex Co Ltd 転写装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2003002329A1 (fr) Procede et dispositif de chauffage d'une preforme
JPH06190913A (ja) 曲り樹脂チューブの製造方法
US20070065642A1 (en) Device and method for thermoforming a part
JP3218670B2 (ja) パリソンの温度調節方法
JPH1158510A (ja) 曲がり樹脂チューブの製造方法
JP2001293521A (ja) 管の曲げ加工装置
US6706235B1 (en) Method for shaping a rivet from a plastic material in the form of a pin
JPS63227318A (ja) 延伸熱可塑性樹脂材料の中空体を製造する方法と装置
JP3978362B2 (ja) 曲り樹脂チューブの製造方法
US4243401A (en) Apparatus for producing double-walled heat insulating containers
JPH11254515A (ja) プラスチックボトルの成形方法
JP3420365B2 (ja) 吹き込み成形装置
JP2009266849A (ja) 巻線方法及び巻線機
JP2639189B2 (ja) 長尺コルゲートチューブ成形装置
JP3321608B2 (ja) 容器を生産するための方法および装置
JP3738713B2 (ja) シート成形方法およびその成形装置
JPH081719A (ja) 加熱取出装置、射出成形同時加飾装置及びその方法
JP2550307Y2 (ja) ブロー成形金型
JP3799788B2 (ja) プラスチックボトルの成形方法
JPH072036U (ja) ブロー成形機
JP2008280187A (ja) ガラスセルの製造方法
JPH0139975B2 (ja)
JP2723139B2 (ja) 光学素子の成形方法及び成形装置
JPH11105157A (ja) 樹脂製モ−ルの端末加工方法
JPH0929831A (ja) 樹脂チューブの曲げ加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517