JP2008280187A - ガラスセルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有底のガラス管121内に芯金14を挿入し、このガラス管121を減圧しながら加熱軟化させて芯金14の外周形状に成形する工程と、この成形した後のガラス管122の内面の温度を、ガラス管122の外面よりも高温に加熱する工程と、を有する。
【選択図】 図6
Description
有底のガラス管内に芯金を挿入し、該ガラス管を加熱軟化させて前記芯金の外周形状に成形する工程と、
該成形した後の前記ガラス管の内面の温度を、前記ガラス管の外面よりも高温に加熱する工程と、を有することを特徴とする。
前記加熱する工程の後に、前記ガラス管を冷却する工程を有することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のガラスセルの製造方法において、
前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部にガラスよりも赤外線を吸収し易い加熱ブロックを配置し、該加熱ブロックに向けて前記ガラス管の外部から赤外線を照射することを特徴とする。
前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部に導電体を配置し、前記ガラス管の外部から前記導電体を誘電加熱することを特徴とする。
前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部に加熱気体を供給することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1又は2に記載のガラスセルの製造方法において、
前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部に加熱された加熱部材を挿入することを特徴とする。
前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部に加熱された前記加熱部材を挿入した後、該加熱部材を再加熱することを特徴とする。
前記加熱する工程では、予熱雰囲気中で行うことを特徴とする。
前記冷却する工程では、相対的に前記ガラス管を加熱部材から遠ざけることを特徴とする。
前記冷却する工程では、相対的に前記ガラス管を前記加熱部材から遠ざけた後、冷気を吹き付けることを特徴とする。
(成形装置の説明)
図1は、本実施の形態によるガラスセルの成形装置の断面図である。
本実施形態では、ガラス管121は市販のものが用いられ、芯金14よりもやや太めの円筒状の内径を有し、底部12aは略半球状をなす有底筒状に形成されている。
更に、この成形装置10は、基台13に立設された芯金14の基端側の周囲を覆うように、該基台13と一体的にハウジング24が設けられている。このハウジング24には、開口部26が形成されている。成形時には、この開口部26を介して、基台13に立設された芯金14にガラス管121が挿入される。この開口部26には、Oリング28が装着されている。
すなわち、ガラス管121内が略真空状態に減圧された状態で、該ガラス管121(及び芯金14)は搬入搬出口15から加熱炉16内に搬入される。
また、本実施形態では、加熱前にガラス管121内を略真空状態にするとして説明したが、これに限らず、例えば加熱と略同時にガラス管121内を略真空状態に減圧しても良い。こうして、ガラス管121が加熱軟化されて、その内面が芯金14に隙間なく密着され、該芯金14の転写面がガラス管121に正確に転写される。更に、成形前は略半球状をなすガラス管121の底部は、軟化して芯金14の先端側の端面(上端面)に密着し、平坦な底部12aに成形される。
前述したように、芯金14は、ガラス管121の線膨張係数よりも大きい線膨張係数を有する材質を用いているので、冷却時には芯金14とガラス管121との間に隙間が生じ、この隙間を介して芯金14を引き抜く。なお、成形されたガラス管121は、開口側から半分程度の長さに切断されて角筒状のガラス管122が得られる(中間完成品)。
(第1の実施の形態)
図4は、角筒状に成形されたガラス管122を加熱部材34に挿入して加熱する状態を示している。
(第2の実施の形態)
図6は、角筒状に成形されたガラス管122の外部に赤外線ヒータを配置した状態を示している。なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(第3の実施の形態)
図7は、角筒状に成形されたガラス管122の内部に導電体を配置し、ガラス管122の外部から導電体を誘電加熱する状態を示している。なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態によれば、簡単な構造で、ガラス管122の内面を外面よりも急速に加熱することができる。これにより、寸法精度を加熱前の状態に維持しながら、サイクルタイムを短縮することができる。
(第4の実施の形態)
図8は、角筒状に成形されたガラス管122の内部に加熱気体を供給して、該ガラス管122の内面を加熱する状態を示している。なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(第5の実施の形態)
図9は、角筒状に成形されたガラス管122の内部に加熱された加熱部材を挿入した後、該加熱部材を再加熱してガラス管122の内面を加熱する製造装置を示している。なお、第2の実施の形態と同一又は相当する部材には、同一の符号を付してその説明を省略する。
加熱装置52は、基板36上に立設された角柱状の加熱ブロック38と、この加熱ブロック38を被うような透明な石英製の円筒体56と、この円筒体56の周囲に配置された赤外線ヒータ40と、この赤外線ヒータ40を加熱ブロック38の長手方向(矢印A方向(上下方向))に移動可能な移動機構58と、を備えている。加熱ブロック38には、基板36の下方から熱電対39が挿通されている。
さらに、冷却装置55は送風機66を備えている。この送風機66は、加熱後に円筒体56から抜き出されたガラス管122に対し、冷風を吹き付けることで該ガラス管122を冷却する。このように、早急に冷却することで、ガラス管122の内面を溶かして滑らかにし、外面が高温になる前に冷却して寸法精度が悪化するのを防止することができる。
まず、加熱工程では、搬送装置54を加熱装置52から抜き出した状態で、搬送装置54の載置台60上に角筒状に成形されたガラス管122を載置する。このとき、ガラス管122の開口部を載置台60の角孔60aに合致させる。また、ガラス管122は、対向する任意の2面を、側板62、63のない方向に位置決めする。この対向する2面が、分光分析に用いられる面となるため、少なくともこの2面の内面を滑らかに仕上げるためである。その後、搬送装置54を下降させて、加熱装置52の円筒体56の内側に挿入する。このとき、ガラス管122が加熱ブロック38にかぶさると共に、搬送装置54の蓋部材64が円筒体56の上端面に当接して支持される。
121 ガラス管
122 ガラス管
123 ガラスセル
12a 底部
13 基台
14 芯金
15 搬入搬出口
16 加熱炉
18 真空ポンプ
24 ハウジング
26 開口部
27 調整室
28 Oリング
30 配管
31 取付孔
34 加熱部材
36 基板
38 加熱ブロック
39 熱電対
40 赤外線ヒータ
42 導電体
43 コイル
44 高周波加熱電源
46 気体供給パイプ
47 孔
48 気体加熱装置
50 製造装置
52 加熱装置
54 搬送装置
55 冷却装置
56 円筒体
58 移動機構
60 載置台
60a 角孔
62 側板
63 側板
64 蓋部材
66 送風機
Claims (10)
- 有底のガラス管内に芯金を挿入し、該ガラス管を加熱軟化させて前記芯金の外周形状に成形する工程と、
該成形した後の前記ガラス管の内面の温度を、前記ガラス管の外面よりも高温に加熱する工程と、を有する
ことを特徴とするガラスセルの製造方法。 - 前記加熱する工程の後に、前記ガラス管を冷却する工程を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のガラスセルの製造方法。 - 前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部にガラスよりも赤外線を吸収し易い加熱ブロックを配置し、該加熱ブロックに向けて前記ガラス管の外部から赤外線を照射する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスセルの製造方法。 - 前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部に導電体を配置し、前記ガラス管の外部から前記導電体を誘電加熱する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスセルの製造方法。 - 前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部に加熱気体を供給する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスセルの製造方法。 - 前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部に加熱された加熱部材を挿入する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスセルの製造方法。 - 前記加熱する工程では、前記ガラス管の内部に加熱された前記加熱部材を挿入した後、該加熱部材を再加熱する
ことを特徴とする請求項6に記載のガラスセルの製造方法。 - 前記加熱する工程では、予熱雰囲気中で行う
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガラスセルの製造方法。 - 前記冷却する工程では、相対的に前記ガラス管を加熱部材から遠ざける
ことを特徴とする請求項2に記載のガラスセルの製造方法。 - 前記冷却する工程では、相対的に前記ガラス管を前記加熱部材から遠ざけた後、冷気を吹き付ける
ことを特徴とする請求項2又は9に記載のガラスセルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007123219A JP2008280187A (ja) | 2007-05-08 | 2007-05-08 | ガラスセルの製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010248048A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Tokyo Keiso Co Ltd | ガラス管成形方法及び成形装置 |
EP3156377A1 (de) * | 2015-10-13 | 2017-04-19 | Schott AG | Wolfram-haltiger formdorn zur glasformung |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6340735A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-22 | Masahiro Shigesane | ガラス容器の内面処理方法 |
-
2007
- 2007-05-08 JP JP2007123219A patent/JP2008280187A/ja active Pending
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