JPH11105683A - トラクタのブレーキ制御装置 - Google Patents

トラクタのブレーキ制御装置

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Publication number
JPH11105683A
JPH11105683A JP28776097A JP28776097A JPH11105683A JP H11105683 A JPH11105683 A JP H11105683A JP 28776097 A JP28776097 A JP 28776097A JP 28776097 A JP28776097 A JP 28776097A JP H11105683 A JPH11105683 A JP H11105683A
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JP
Japan
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brake
tractor
lift
lowering
pair
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Withdrawn
Application number
JP28776097A
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English (en)
Inventor
Seiji Yatsuka
政治 八束
Yutaka Ono
豊 小野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転席の足下部の簡素化。ブレーキ操作ミス
の防止。 【解決手段】 左右の走行車輪をそれぞれ個別に制動す
る左右一対のブレーキ装置36L,36Rを備えたトラ
クタのブレーキ制御装置において、踏圧操作により前記
左右一対のブレーキ装置36L,36Rを同時に作動さ
せる1個のブレーキペダル14と、前記左右一対のブレ
ーキ装置36L,36Rのいずれか指定した方のみを作
動させる片ブレーキ指定手段62L,62Rとを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の走行車輪を
それぞれ個別に制動する左右一対のブレーキ装置を備え
たトラクタのブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、トラクタは左右の後輪にそれ
ぞれ個別にブレーキをかけられるよう構成されており、
機体旋回時に旋回内側の後輪にブレーキをかけることに
より小半径の旋回を可能としている。この種のトラクタ
において、従来のものは、左ブレーキ用のブレーキペダ
ルと右ブレーキ用のブレーキペダルがそれぞれ別々に設
けられ、旋回方向に応じて左右のブレーキペダルを踏み
分けるようにしていた。また、路上走行時には、左右の
後輪ブレーキが同時にかかるように、左右のブレーキペ
ダルを連結一体化するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】運転席の足下部には上
記ブレーキペダルの他にクラッチペダルやアクセクペダ
ルも設けられており、運転席の足下部の構造が込み入っ
ているので、左右のブレーキペダルを踏み違える等の操
作ミスが起きやすかった。また、路上走行する際に、左
右のブレーキペダルを連結し忘れた場合、ブレーキペダ
ルを踏んでも左右片方のブレーキだけしかかからず事故
につながるおそれがあった。本発明は、運転席の足下部
を簡素化し、上記操作ミス等を防止することを目的とす
るものであり、これを達成するために次のように構成し
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
るトラクタのブレーキ制御装置は、左右の走行車輪をそ
れぞれ個別に制動する左右一対のブレーキ装置を備えた
トラクタのブレーキ制御装置において、踏圧操作により
前記左右一対のブレーキ装置を同時に作動させる1個の
ブレーキペダルと、前記左右一対のブレーキ装置のいず
れか指定した方のみを作動させる片ブレーキ指定手段と
を設けたことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づき説明する。図1乃至図3に示すトラク
タ1は、駆動輪である前輪2,2及び後輪3,3を備え
た四輪駆動車両であって、機体の前部にエンジン5が搭
載され、その後側にクラッチケース6、更にその後側に
ミッションケース7がそれぞれ配設されている。運転席
9はミッションケース7の上方に設置されており、その
前方に前輪2,2を操向操作するハンドル10が設けら
れている。ハンドル10の下側近傍には、作業機を昇降
させる指操作式の昇降レバー11が設けられている。ま
た、運転席9の足下部左側にはクラッチペダル12、右
側にはアクセルペダル13とブレーキペダル14がそれ
ぞれ設けられている。更にメータパネル15等には、後
述するブレーキ制御用のスイッチ類が設けられている。
【0006】機体の後部には昇降油圧シリンダ20で上
下回動させるリフトアーム21,21が設けられてい
る。このリフトアーム21,21の先端部とロワリンク
22,22の中間部がリフトロッド23,24で連結さ
れており、リフトアーム21,21を上げ作動及び下げ
作動させることにより、ロワリンク22,22とトップ
リンク25で構成される三点リンク機構で支持された作
業機26が昇降する。なお、左側のリフトロッド23は
左右傾動用の油圧シリンダになっており、これを伸縮作
動させることにより、作業機26の左右傾斜が調整され
る。
【0007】図4は伝動機構図で、エンジン5の回転動
力は、クラッチケース6内のメインクラッチ30を介し
て伝動入・切可能にミッションケース7へ入力される。
ミッションケース7に入力された回転動力は、前輪2,
2及び後輪3,3を駆動する走行駆動力と外部動力取出
のPTO駆動力の二系統に伝動分岐される。
【0008】走行駆動力は、前後進変速装置31、主変
速装置32、及び副変速装置33で正逆回転切替及び減
速された後、後輪3,3だけへ伝達されるか、もしくは
前輪2,2と後輪3,3の両方へ伝達される。例えば、
主変速装置32は4段のシフト位置、副変速装置33は
路上走行用の「高速」と作業用の「低速」の2段のシフ
ト位置を有している。図の35は4WD切替装置で、前
輪と後輪の回転速度がほぼ等しい「前後輪等速四駆」状
態と、前輪の回転速度が後輪の回転速度のほぼ2倍であ
る「前輪増速四駆」状態と、前輪の駆動を切って後輪だ
けを駆動する「後輪二駆」状態とに切り替える。後輪
3,3への伝動経路中には、左右の後輪を個別にブレー
キ作動可能なブレーキ装置36L,36Rが設けられて
いる。
【0009】一方、PTO駆動力は、複数段の伝動入の
状態と伝動切の状態に切替可能なPTO変速装置37を
経由し、ミッションケース7の背面部から後方に突出す
るPTO軸38に取り出され、それから作業機へ伝達さ
れる。
【0010】前記ブレーキ装置36L,36Rの操作部
は図5に示す構成となっている。すなわち、左右のブレ
ーキ装置36L,36Rのブレーキ操作軸40L,40
Rと一体にブレーキアーム41L,41Rが取り付けら
れ、このブレーキアーム41L,41Rの先端部と、ブ
レーキペダル14に連動するブレーキロッド42L.4
2Rの後端部とが連結している。ブレーキペダル14を
踏み込むと、ブレーキアーム41L,41Rが前側に回
動し、左右のブレーキ装置36L,36Rが同時に作動
する。また、ブレーキ油圧シリンダ43L,43Rのピ
ストン43aL,43aRがブレーキアーム41L,4
1Rの先端部後面にそれぞれ当接しており、ブレーキ油
圧シリンダ43L(または43R)のピストンが突出す
ると、ブレーキアーム41L(41R)が前側に回動
し、ブレーキ装置36L(36R)が作動する。ブレー
キペダル14の踏み込み動作が解除されるか、或はブレ
ーキ油圧シリンダ43L,43Rのピストンが引っ込む
と、リターンスプリング44L,44Rの作用でブレー
キアーム41L,41Rが後側に引き戻され、ブレーキ
装置36L,36Rの作動が停止する。
【0011】図6は油圧回路図で、一対の油圧ポンプ5
0,51を備え、一方の油圧ポンプ50から送り出され
る作動油でメインクラッチ30入・切用の油圧シリンダ
52と、前記昇降油圧シリンダ20と、前記ローリング
油圧シリンダ23とを作動させ、もう一方の油圧ポンプ
51から送り出される作動油でパワステ装置53と、前
後進切替装置31の油圧クラッチ54と、主変速装置3
2シフトチェンジ用の油圧シリンダ55A,55Bと、
前記ブレーキ油圧シリンダ43L,43Rと、副変速装
置33の油圧クラッチ57と、4WD切替装置35の油
圧クラッチ58とを作動させる。
【0012】次に、このトラクタのブレーキ制御装置に
ついて説明する。図7はブレーキ制御装置のブロック図
で、CPU、RAM、ROM等からなるコントローラ6
0に図示の各種センサ、スイッチ類からの信号が入力さ
れる。
【0013】片ブレーキモードスイッチ61(図3参
照)は、「ON」、「OFF」、「オート」の各操作位
置があり、「ON」にするとマニュアル操作で左右片方
のブレーキ装置36L,36Rを作動可能な片ブレーキ
モードになり、「OFF」にすると上記片ブレーキモー
ドが解除され、「オート」にすると後述する旋回時の諸
動作を自動的に行うオートモードになる。
【0014】片ブレーキ指定スイッチ62L,62R
は、左右一対のブレーキ装置36L,36Rのいずれか
指定した方のみを作動させる片ブレーキ指定手段であっ
て、片ブレーキ指定レバー63(図2、図3参照)でO
N・OFF切り替える。このレバー62はハンドルポス
ト10aの側面部に前後に回動自在に設けられており、
ニュートラル位置Nより前方(L)に回動させると左片
ブレーキ指定スイッチ62LがONになり、後方(R)
に回動させると右片ブレーキ指定スイッチ62RがON
になる。レバーから指を離すと、ニュートラル位置Nに
復帰し、片ブレーキ指定スイッチ62L,62RがOF
Fになる。一般的に、片ブレーキ指定手段は旋回時に操
作するので、このようにハンドル10を握ったまま操作
できるように構成しておくと、安全である。なお、片ブ
レーキ指定手段としては、図例のように1本のレバー操
作で切り替える方式に限らず、左右のブレーキ装置36
L,36Rをそれぞれ各別に指定するレバースイッチ、
プッシュボタンスイッチ等をメータパネル15に設けて
もよい。
【0015】片ブレーキ圧力設定器65は、ブレーキ油
圧シリンダ43L(或は43R)で左右一方のブレーキ
装置36L(36R)を作動させる時のブレーキ圧力を
設定する。また、片ブレーキ継続時間設定器66は、上
記片ブレーキ作動が継続する時間を設定する。なお、片
ブレーキ継続時間設定器66を別途設けず、図11に示
すように、片ブレーキモードスイッチ61′で片ブレー
キ継続時間を設定できるようにしてもよい。片ブレーキ
モードスイッチ61′の周囲に表記されている数字は片
ブレーキ継続時間を表し、図示例のものは片ブレーキ継
続時間を3秒、5秒、7秒、10秒の4段階に設定でき
るようになっている。
【0016】ブレーキペダルスイッチ67は、ブレーキ
ペダル14が操作されているか否かによってON・OF
F切り替わる。ステアリング切れ角センサ68は、ステ
アリング切れ角を検出する。副変速位置センサ69は、
副変速装置33が「低速」、「高速」のいずれにシフト
されているかを検出する。PTO検出スイッチ70は、
PTO変速装置37が伝動入であるか伝動切であるかに
よってON・OFF切り替わる。昇降レバーセンサ71
は、昇降レバー11の操作位置を検出する。車速センサ
72は機体の進行速度を検出する。
【0017】これら各種センサ、スイッチ類の情報に基
づいて、コントローラ60から左右のブレーキ油圧シリ
ンダ43L,43Rの制御バルブ74L,74R(図6
参照)を駆動するソレノイド74aL,74aRと、左
右の片ブレーキモニタ75L,75R(図3参照)と、
昇降油圧シリンダ20のリフトアーム上昇用バルブ76
(図6参照)及びリフトアーム下降用バルブ77(図6
参照)を駆動するソレノイド76a,77aと、4WD
切替装置35の油圧クラッチ58の制御バルブ78A,
78B(図6参照)を駆動するソレノイド78aA,7
8aBと、前輪増速モニタ79(図3参照)と、リフト
上昇モニタ80(図3参照)と、リフト下げ指示ブザー
81とに出力信号が出される。
【0018】ブレーキ油圧シリンダ43L,43Rの制
御バルブ74L,74Rは比例圧力ソレノイド弁で、ソ
レノイドに通電するパルスONタイムに比例してブレー
キ圧が調節されるようになっている。また、昇降油圧シ
リンダ20の作業機上昇用バルブ76と作業機下降用バ
ルブ77は比例流量ソレノイド弁で、ソレノイドに通電
するパルスONタイムに比例して作業機の昇降速度が変
更されるようになっている。
【0019】図8及び図9のフローチャートに基づいて
コントローラ60におけるブレーキ制御の内容を説明す
る。各種センサ、スイッチ類の情報を読み込んだ後、ま
ず片ブレーキモードスイッチ61の操作位置をみる。該
スイッチが「ON」であるときは、片ブレーキモードと
なる。片ブレーキモードの状態で、片ブレーキ指定スイ
ッチ62L,62Rによる指定が行われると、指定され
た側の片ブレーキモニタ75L(または75R)を点灯
させると共に、同じ側のブレーキ制御バルブ74L(7
4R)のソレノイド74aL(74aR)へ、片ブレー
キ圧力設定器65にて設定されたブレーキ圧となるよう
に開放指令が出される。片ブレーキ継続時間設定器66
にて設定された継続時間が経過すると、上記開放指令が
解除されると共に、片ブレーキモニタ75L(75R)
が消灯する。ブレーキ指定スイッチ62L,62Rによ
る指定がない場合は、どちらのソレノイド74aL,7
4aRにも開放指令が出力されない。
【0020】片ブレーキモードスイッチ61が「オー
ト」であるときは、オートモードとなる。PTO出力が
「入」且つ副変速が「低速」である状態、すなわち作業
中であると判断される状態でステアリング切れ角が一定
以上になると、旋回内側の片ブレーキモニタ75L(ま
たは75R)が点灯すると共に、同じ側のブレーキ制御
バルブ74L(74R)のソレノイド74aL(74a
R)へ、片ブレーキ圧力設定器65にて設定されたブレ
ーキ圧となるように開放指令が出される。片ブレーキ継
続時間設定器66にて設定された時間が経過するか、も
しくはステアリング切れ角が直進状態に復帰すると、上
記開放指令が解除されると共に、片ブレーキモニタ75
L(75R)が消灯する。このように、オートモードに
すると、作業中の旋回時に旋回内側の後輪に自動的にブ
レーキがかかり、確実に小半径の旋回を行える。
【0021】片ブレーキモードスイッチ61が「OF
F」であるときは、片ブレーキモード、オートモードの
いずれにもならず、片ブレーキ作動は行わない。
【0022】また、片ブレーキモード中またはオートモ
ード中にブレーキペダル14が踏圧操作されブレーキペ
ダルスイッチ67が「ON」になると、全ての制御が解
除され、左右両方のブレーキ装置36L,36Rが同時
にブレーキペダル14の踏圧量に基づくブレーキ圧で作
動する。このため、緊急時にマニュアル操作で走行を停
止させることができ、安全である。
【0023】オートモードでは、前述の如く旋回時に旋
回内側の後輪に自動的にブレーキがかかる他に、走行駆
動形態の切替、及び作業機の上昇を自動的に行う。すな
わち、ステアリング切れ角が一定以上になると、好まし
い走行駆動形態、例えば「前輪増速四駆」となるように
4WD切替装置35切替用制御バルブ78A,78Bの
ソレノイド78aA,78aBに出力指令を出し、ステ
アリング切れ角が元に復帰すると、元の走行駆動形態、
例えば「前後輪等速四駆」となるように上記ソレノイド
78aA,78aBに出力指令を出す。「前輪増速四
駆」中は前輪増速モニタ79が点灯する。また、ステア
リング切れ角が一定以上になると、作業機を上昇させる
ように作業機上昇用バルブ76のソレノイド76aに出
力指令を出す。リフトアーム上昇中はリフト上昇モニタ
80が点灯する。旋回終了後の作業機の下降は、安全の
ため手動(昇降レバー11操作)で行なうが、そのタイ
ミングはリフト下げ指示ブザー81によって告知するよ
うになっている。
【0024】図10は作業機下降制御のフローチャート
で、各種センサ、スイッチ類の情報を読み込み、これら
の各情報から機体を旋回させて折り返し作業を行ってい
るか否かを判断する。そして、折り返し作業中であれ
ば、作業機上昇地点と作業機下降地点が揃うようにリフ
ト下げタイミングを計算する。旋回時の車速をv、片ブ
レーキ圧力設定器65の値(ブレーキ圧)をf、ステア
リング切れ角をxとすると、旋回開始から好ましいリフ
ト下げタイミングまでの時間tは、t≧(av)/(b
f)(cx)=kv/fxで表される。ここで、a,
d,cは3変数v,f,xのそれぞれの係数、kはトー
タルの係数(k=a/bc)である。この係数kの値は
トラクタの大きさ等で決定される。
【0025】リフト下げタイミングが計算されたなら、
リフト下げ指示ブザー81を出力する。旋回開始からt
時間経過するまでにリフト下げ操作が有っても、t時間
経過するまではリフト下げ出力をOFFのままとし、こ
の間、リフト下げ指示ブザー81を出力し続ける。そし
て、t時間経過したなら、それまでにリフト下げ操作が
有った場合は、リフト下げ指示ブザー81の出力を停止
し、通常の下降速度でリフト下げ出力をONにする。t
時間経過した時点でリフト下げ操作が無い場合は、リフ
ト下げ指示ブザー81を出力したまま継続する。t時間
経過後にリフト下げ操作が行われると、リフト下げ指示
ブザー81の出力を停止し、通常時よりも下降速度を増
速した状態でリフト下げ出力をONにする。
【0026】このように、適当タイミングでリフト下げ
指示をブザー81で告知するため、旋回終了時における
リフト下げ操作忘れを防止できる。適正なリフト下げタ
イミングよりも早いタイミングでリフト下げ操作が行わ
れても、適正なリフト下げタイミングになるまで待って
リフト下げ出力を行うので、作業機上昇地点と作業機下
降地点が揃い、枕地作業を良好に行える。また、適正な
リフト下げタイミングよりも遅れてリフト下げ操作が行
われた場合は、通常時よりも下降速度を増速して作業機
を下降させるので、少しのタイミング遅れであれば作業
機上昇地点と作業機下降地点を揃えることができる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかるト
ラクタのブレーキ制御装置は、ブレーキペダルを1個に
することで運転席の足下部が簡素化されると共に、また
左右のブレーキ装置を同時に作動させる場合はブレーキ
ペダルを踏圧操作し、左右いずれかのブレーキ装置を作
動させる場合は片ブレーキ指定手段で指定するようにな
っているので、従来問題となっていた左右ブレーキペダ
ルの連結忘れによる路上走行時の事故や、左右ブレーキ
ペダルの踏み違い等の操作ミスを防止できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】トラクタの要部の平面図である。
【図3】トラクタの要部の斜視図である。
【図4】伝動機構図である。
【図5】ブレーキ装置の操作部の側面図である。
【図6】油圧回路図である。
【図7】ブレーキ制御装置のブロック図である。
【図8】ブレーキ制御のフローチャートその1である。
【図9】ブレーキ制御のフローチャートその2である。
【図10】作業機下降制御のフローチャートである。
【図11】異なる片ブレーキモードスイッチを表す図で
ある。
【符号の説明】
1 トラクタ 14 ブレーキペダル 36L,36R ブレーキ装置 43L,43R ブレーキ油圧シリンダ 60 コントローラ 61 片ブレーキモードスイッチ 62L,62R 片ブレーキ指示スイッチ(片ブレーキ
指示手段) 65 片ブレーキ圧力設定器 66 片ブレーキ継続時間設定器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の走行車輪をそれぞれ個別に制動す
    る左右一対のブレーキ装置を備えたトラクタのブレーキ
    制御装置において、踏圧操作により前記左右一対のブレ
    ーキ装置を同時に作動させる1個のブレーキペダルと、
    前記左右一対のブレーキ装置のいずれか指定した方のみ
    を作動させる片ブレーキ指定手段とを設けたことを特徴
    とするトラクタのブレーキ制御装置。
JP28776097A 1997-10-03 1997-10-03 トラクタのブレーキ制御装置 Withdrawn JPH11105683A (ja)

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JP28776097A JPH11105683A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 トラクタのブレーキ制御装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101083214B1 (ko) 2010-03-30 2011-11-11 동양물산기업 주식회사 트랙터용 자동 편브레이크 장치
JP2016038000A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 井関農機株式会社 トラクタ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101083214B1 (ko) 2010-03-30 2011-11-11 동양물산기업 주식회사 트랙터용 자동 편브레이크 장치
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