JP3592401B2 - トラクター等の農作業車におけるブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はトラクター等の農作業車におけるブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、トラクター等の農作業車において左右のブレーキペダルを手動で連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来はトラクター等の農作業車において左右のブレーキペダルを手動で連結していた。これではオペレーターが左右のブレーキペダルの連結を忘れたまま高速走行時にブレーキペダルを踏み込むことがあり、したがって片ブレーキとなって横転等の事故につながるという問題があった。
したがって、本発明は高速走行時、片ブレーキとならないトラクター等の農作業車におけるブレーキ装置をうることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上のような目的を達成するために次のようなトラクター等の農作業車におけるブレーキ装置を提供するものである。
すなわち、コントローラーの入力側に、副変速スイッチと車速センサーとブレーキペダル左右連結検出スイッチとを連結する一方、出力側に、ソレノイドと警報装置とを連結して、コントローラーが、農作業車の高速走行状態を副変速スイッチ又は車速センサーからの入力で検知することにより、ソレノイドと警報装置を作動せしめる構成であって、該ソレノイドは左右のブレーキペダルを連結するロック部材を構成し、高速走行状態のときには、該コントローラーの作用によりソレノイドが作動して左右のブレーキペダルがロックすると、ブレーキペダル左右連結検出スイッチからの入力を検知して警報装置の作動を中止するように構成したトラクター等の農作業車におけるブレーキ装置である。
【0005】
【作用】
高速状態を変速スイッチ、車速センサーで検知すると、ソレノイドが作動してそのロック部材で、左右のブレーキペダルを連結し、車速が高速状態であることを警報装置でオペレーターに知らしめることができる。
又、左右のブレーキペダルがロック部材で連結されると警報装置の作動が中止され、連結されていることをオペレーターに知らしめることができる。
【0006】
【実施例】
以下図面に示す実施例について説明する。
先ず、ブレーキ装置から説明する。
図6はそのブレーキ装置の説明図。図7はトラクターの正面図。図8はトラクターの平面図である。
農作業車であるトラクター(17)の後部にはロータリー耕耘作業機(18)を装備するもので、エンジン(19)及びクラッチケース(20)及びミッション(21)を一体連設してトラクター機体を構成し、機体の前後に走行用前後車輪(22)(23)を配設すると共に、運転席(24)及び操向ハンドル(25)を備え、機体後部に三点リンク機構(26)及び油圧リフト(27)のリフトアーム(28)などを介し、耕耘ロータリー(29)を有する作業機(18)を昇降自在に連結させる一方、前記ミッション(21)後側のPTO軸(30)を介して耕耘ロータリー(29)を駆動し、耕耘作業を行うように構成している。
又、左右の後車輪(23)(23)を制御するための左右のブレーキ(31)(31)はそのブレーキアーム(32)(32)がロッド(33)(33)を介して制動リンク(34)(34)に連結され、制動リンク(33)(33)は支軸(35)を中心としてブレーキペダル(8)(9)で揺動する。
ブレーキ装置は以上の如くなっているのでブレーキペダル(8)(9)の何れかを踏み込めば制動リンク(34)(34)、ロッド(33)(33)を介してブレーキアーム(32)(32)を作動させ、ブレーキ(31)(31)が作動する。
従来の以上のようなブレーキ装置にあっては、左右のブレーキペダルを手動で連結していた。したがってオペレーターが左右のブレーキペダルの連結を忘れたまま高速走行時にブレーキペダルを踏み込むことがあり、したがって片ブレーキとなって横転等の事故につながる問題があった。
本発明は以上のようなブレーキ装置の改良に関するものである。
図1は本発明の制御装置を示すもので、コントローラー(1)の入力側に副変速スイッチ(2)と車速センサー(3)とブレーキペダル左右連結スイッチ(4)が連結されており、出力側にソレノイド(5)とランプ(6)とブザー(7)が連結されている。
図3は本発明のブレーキペダル装置を示すもので、左ブレーキペダル(8)は連結ペダルとなっていて、これに図4に示す如くソレイド(5)で作動するロック部材(10)があり、右ブレーキペダル(9)にはこのロック部材(10)が係止するフック部材(11)がある。
又、右ブレーキペダル(9)のフック部材(11)にはブレーキペダル左右連結検出スイッチ(4)がある。
図3、図4によれば、高速状態を副変速スイッチ(2)又は車速センサー(3)により検知すると、コントローラー(1)を介してランプ(6)又はブザー(7)の警報装置が作動してオペレーターに通報すると共に、ソレノイド(5)が作動し、そのソレノイド(5)の作動により、ロック部材(10)が突出して右ブレーキペダル(9)のフック部材(11)に係止して左右のブレーキペダル(8)(9)がロックされる。
したがって高速走行時に片ブレーキとなることがなく、横転等の事故を防ぐことができる。
ブレーキペダルがロックされるとブレーキペダル左右連結検出スイッチ(4)が働き、ランプ(6)又はブザー(7)の作動が中止し、オペレーターにロック装置が働いたことを知らせるようになる。
【0007】
図5はロック装置の変形実施例でソレノイド(5)が作動するとロック部材(12)がペダルロッド(13)(14)のロックパイプ(15)(16)に挿通されて左右のブレーキペダルが連結されるものである。
【0008】
図2は本発明装置のフローチャートを示すもので、車体がスタート(36)して走行を始め、その走行中、(37)に示す如く、副変速スイッチ(2)又は高速センサー(3)がONしているか否かを検知し、(38)に示す如く副変速スイッチ(2)か又は高速センサー(3)がONしていないとき、つまり車速が一定値以上でないとき(39)に示す如くソレノイド(5)を連結解除位置へ作動し、(40)に示す如く、ランプ又はブザーはOFF状態を続ける。
(37)で副変速スイッチ(2)又は高速センサー(3)がONしているとき、(41)に示す如くランプ、ブザーがONして警報装置が働き、オペレーターに知らせると共に、(42)に示す如く、ソレノイド(5)を連結位置へ作動する。又、(38)に示す如く車速が一定値以上のときも同様である。
次に(43)で示す如くブレーキペダル連結検出スイッチ(4)が働くとランプとブザーが(44)に示す如くOFFになりブレーキペダル連結検出スイッチ(4)がONしてないときはランプ、ブザーが(45)の如くONし続ける。この警報をオペレーターが知ってブレーキペダルの連結を確認することになる。
【0009】
以上何れにしても、高速状態時、ソレノイドが作動してロック装置で左右のブレーキペダルを連結し、片ブレーキとならないようにしたものである。
すなわち、副変速を高速に入れると、自動的に左右のペダルがロックされ、又主変速を4速に入れると左右のペダルがロックされる。車速センサーで一定以上の速度を検知すると左右のブレーキペダルがロックされる。そして上記の高速時にオペレーターに連結をうながす警報ランプ、ブザーを作動させる他、連結、非連結の状態をランプ等で知らせることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、高速時ロック装置が働いて左右のブレーキペダルを連結するものであるから片ブレーキとなって横転等の事故を起こすことがない。
しかも高速時にオペレーターに連結をうながす警報装置が働き、連結、非連結の状態を警報装置で知らせることができるのでオペレーターは安心して運転ができるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御装置の説明図
【図2】本発明のフローチャート
【図3】ブレーキペダルの斜面図
【図4】ロック装置の斜面図
【図5】第2実施例にかかるロック装置の斜面図
【図6】従来のブレーキ装置を示す説明図
【図7】トラクターの正面図
【図8】トラクターの平面図
【符号の説明】
1 コントローラー
2 副変速スイッチ
3 車速センサー
4 ブレーキペダル左右連結検出スイッチ
5 ソレノイド
6 ランプ
7 ブザー
8 左ブレーキペダル
9 右ブレーキペダル
10 ロック部材
11 フック
12 ロック部材
13 ブレーキロッド
14 ブレーキロッド
15 ロックパイプ
16 ロックパイプ

Claims (1)

  1. コントローラーの入力側に副変速スイッチ車速センサーブレーキペダル左右連結検出スイッチを連結する一方、出力側に、ソレノイド警報装置を連結して、コントローラーが、農作業車の高速走行状態を副変速スイッチ又は車速センサーからの入力で検知することにより、ソレノイド警報装置を作動せしめる構成であって該ソレノイドは左右のブレーキペダルを連結するロック部材を構成し、
    高速走行状態のときには、上記コントローラーの作用によりソレノイドが作動して左右のブレーキペダルがロックすると、ブレーキペダル左右連結検出スイッチからの入力を検知して警報装置の作動を中止するように構成したトラクター等の農作業車におけるブレーキ装置。
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