JPH0515707U - 作業車両における走行安全装置 - Google Patents

作業車両における走行安全装置

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JPH0515707U
JPH0515707U JP6571891U JP6571891U JPH0515707U JP H0515707 U JPH0515707 U JP H0515707U JP 6571891 U JP6571891 U JP 6571891U JP 6571891 U JP6571891 U JP 6571891U JP H0515707 U JPH0515707 U JP H0515707U
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transmission
switch
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治夫 堀端
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右の制動装置を個別のブレーキペタルで制
動操作できるようにした作業車両において、路上走行時
には左右両ブレーキペタルを連結して、片方のみの操作
で、左右両制動装置が一体的に作動するように拘束して
安全に路上走行運転できるようにする。 【構成】 変速装置の主レバースイッチ33及び副レバ
ースイッチ34が路上走行変速位置にあることを検出
し、且つ左右両制動装置が一体的に作動するように左右
両ブレーキペタルを連結したことを検出器31で検出し
たときのみ、エンジンのスタータスイッチ12のオンで
スタータモータ14が作動できるように制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、農作業機、土木作業機等の作業車両における走行開始時の安全を確 保するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
農作業や土木作業等に使用される4輪式トラクタや履帯式の作業車両は、通常 の乗用自動車と異なり、一般に速度は遅いが、大きな牽引力を必要とするため、 駆動車輪の周辺力を大きくするため加速度はきわめて大きい。また、耕うん等の 作業を円滑且つ簡単に実行でき、且つ路上走行も行えるように、通常、走行変速 機構は、主変速レバーと副変速レバーとを備え、高速段から超低速段まで細かい 変速操作が可能となっている。
【0003】 また、圃場等の作業場での牽引時や急旋回のため、車輪式トラクタ及び履帯式 トラクタでは旋回内側の車輪または走行クローラに制動を掛け必要があるので、 左右のブレーキは独立的に操作可能で、左右車輪や左右走行クローラが別個に制 動できるように構成されている。 ところで、このような作業車両であっても、通常の自動車と同様に道路上を走 行する必要がある。この場合、通常の自動車では、一つのブレーキペタルを踏む と左右車輪に均等に制動力が作用するのであるが、前述のように、左右ブレーキ が別々に作動すると極めて危険である。例えば、トラクタの運転者が通常の自動 車を運転しているつもりで、停止したいときに片側のブレーキペタルだけを踏む と、前述のようにトラクタの加速度が大きいことと相まって、制動が掛かった側 を中心に車体が急旋回し、車体が転倒したり、車体の側方の通行人に衝突する等 の不測の事故が発生し、きわめて危険である。
【0004】 本考案はこのような事故を未然に防止することを目的とし、通常の路上走行を 安全に行える作業車両を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、エンジンからの動力を変速装置を介して 車体左右両側の走行装置に伝達する一方、該左右走行装置を左右各々の制動装置 にて制動するように構成してなる作業車両において、前記左右両制動装置を一体 的に操作可能となるようにその左右両操作部を連結する状態と各操作部ごとに操 作可能となる状態とに選択する手段と、その選択位置を検出する検出器とを設け る一方、前記変速装置における変速位置を検出する変速位置検出手段を設け、該 変速位置を路上走行変速状態にするときには、前記左右両操作部が連結状態であ ると検出したときのみエンジンの始動を可能となるように構成したものである。
【0006】
【実施例】
次に、本考案を具体化した実施例について説明する。符号1は車体2の左右に 前輪3,3、後輪4,4を備えた4輪式トラクタで、車体2の前部にエンジン5 を搭載し、その動力を変速装置6を介して左右の後輪4,4に伝達する一方、車 体2後方に突出するPTO軸7を介して図示しない牽引作業機に動力伝達できる 構成である。
【0007】 符号8は操縦座席、符号9は前輪3,3の操向を司るハンドル、符号10は前 記変速装置6の変速位置を操作するための主変速レバー、符号11は副変速レバ ーであり、主変速レバー10は低速(1速)、中速(2速)、中高速(3速)、 高速(4速)の前進4段と中立位置(ニュートラル)、後進1段に切換可能であ る。副変速レバーはL(ロー)、H(ハイ)の2段である。
【0008】 路上走行時には通常、副変速レバー11をH(ハイ)の位置にし、且つ主変速 レバー10を3速乃至4速の位置にシフトする。運転パネル部13に設けたスタ ータスイッチ12にキーを差し込んで所定角度回すと、スタータモータ14が作 動(回転)する。符号36はクラッチペタルである。 図3は左右ブレーキペタル15,16の連結機構を示し、支持筒17に回動自 在に嵌挿した回動軸18にピン19を介して、またはスプライン係合させて筒体 20を一体的に回動するように固定し、該筒体20に一方(左)のブレーキペタ ル15のアーム15aを突設する。前記支持筒17を挟んで筒体20と反対側に 回動軸18に回動自在に被嵌した筒体21には他方(右)のブレーキペタル16 におけるアーム16aを突設する。この筒体21に突設したブラケット22には 左側の車輪3,4を制動するドラム式等の従来から周知の制動装置(図示せず) を作動させる油圧系の作動杆23を連結する。前記筒体21に隣接して、回動軸 18にピン24等にて固定した筒体25を設け、この筒体25に突設したブラケ ット26には右側の車輪3,4を制動する同じく周知の制動装置(図示せず)を 作動させる油圧系の作動杆27を連結する。
【0009】 符号28は筒体21に固定した電磁ソレノイド等のブレーキペタル連結用のア クチェータを示す。前記アクチェータ28の係合ピン30が係合できるブラケッ ト29は筒体25に突設してあり、ブラケット29等に設けたリミットスイッチ 等の検出器31は、前記係合ピン30がブラケット29の係合孔に嵌合係合して 左右両ブレーキペタル15,16が一体的に回動すべく連結されたか否を検出す ることができるものである。換言すると、アクチェータ28は、前記左右両制動 装置を一体的に操作可能となるようにその左右両操作部としてのブレーキペタル 15,16を連結する状態と、各ブレーキペタル15,16ごとに操作可能とな る状態とに選択する手段である。検出器31は、前記係合ピン30の出没状態を 検出して、前記選択手段による選択位置を検出することになる。
【0010】 図4は、走行スタート時の安全手段の電気回路のブロック図を示す。符号32 は直流電源、符号33及び34は前記変速装置における変速位置を検出する変速 位置検出手段であって、符号33は前記主変速レバー10が3速乃至4速の位置 にシフトされたとき検出する主レバースイッチ、符号34は副変速レバー11を H(ハイ)の位置にしたとき検出する副レバースイッチであり、主レバースイッ チ33、副レバースイッチ34、検出器31、スタータスイッチ12及びスター タモータ14を直列に接続する。これにより、主レバースイッチ33及び副レバ ースイッチ34がオンであり、且つ検出器31がオンのとき、スタータスイッチ 12をオンにすることでスタータモータ14が作動する。換言すると、前記変速 装置の変速位置を路上走行変速状態にしたときであって、前記左右両操作部が連 結状態であると検出したときのみエンジンの始動が可能になるのである。
【0011】 この構成により、トラクタの運転者が路上走行したいときには、主変速レバー 10を3速乃至4速の位置にシフトし、且つ副変速レバー11をH(ハイ)の位 置にシフトした後、運転パネル部13箇所等に設けたブレーキ連結用作動スイッ チ35をオンにして前記アクチェータ28を作動させ、左右両ブレーキペタル1 5,16を連結状態にし、その後スタータスイッチ12にキーを差し込んで所定 角度回すと、スタータモータ14が作動(回転)するので、走行時に一方のブレ ーキペタルを踏めば、左右両車輪が同時に制動される。従って、従来のように片 方の車輪だけが制動されるような不具合がなく、路上走行を安全に実行すること ができるのである。
【0012】 なお、前記の電気回路に代えて、マイクロコンピュータを利用し、主レバース イッチ33及び副レバースイッチ34がオンであり、且つ検出器31がオンのと きのみ、スタータスイッチ12にキーを差し込んで所定角度回すと、スタータモ ータ14が作動するように制御しても良い。また、主レバースイッチ33及び副 レバースイッチ34がオンの状態で、スタータスイッチ12にキーを差し込んで 所定角度回すと、アクチェータ28が自動的に作動し、検出器31で連結状態を 確認した後、次いで前記キーをさらに回すと始めてスタータモータ14が作動す るように制御しても良いのである。
【0013】 これらマイクロコンピュータの制御の実施例においては、その後(路上走行中 )主変速レバー10を中立位置(ニュートラル)や後退位置に戻しても、アクチ ェータ28が逆作動(係合ピン30が後退する作動)をしないようにロックする (牽制する)ように制御することが好ましい。 本考案は、農作業機としてのトラクタばかりでなく、土木作業用トラクタにも 適用できることは言うまでもなく、又車輪式走行装置ばかりでなく履帯式走行装 置に対しても適用できる。
【0014】
【考案の作用及び効果】
以上説明したように、本考案の作業車両は、エンジンからの動力を変速装置を 介して車体左右両側の走行装置に伝達する一方、該左右走行装置を左右各々の制 動装置にて制動するように構成してなり、選択手段にて、左右両制動装置が個別 に操作可能となるようにその左右各操作部の状態を保持すれば、通常の作業走行 時には、旋回内側など一方の制動装置のみを作動させて急旋回する等所定の作業 を円滑に実行できる。
【0015】 また、路上走行に際して、選択手段にて、前記左右両制動装置を一体的に操作 可能となるようにその左右両操作部を連結する状態にし、検出器でその選択位置 を検出する一方、変速位置検出手段にて前記変速装置における変速位置を路上走 行変速状態であると判断すると、前記左右両操作部が連結状態であると検出した ときのみ、エンジンの始動が可能になるから、運転者が誤って、前記作業走行状 態のまま路上走行に移行することがなく、急旋回する危険がなくなり、安全に路 上走行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】要部平面図である。
【図3】ブレーキペタル部の斜視図である。
【図4】電気回路のブロック図である。
【符号の説明】 1 トラクタ 2 車体 3,3 前輪 4,4 後輪 5 エンジン 6 変速装置 9 ハンドル 10 主変速レバー 11 副変速レバー 12 スタータスイッチ 14 スタータモータ 15,16 ブレーキペタル 28 アクチェータ 29 ブラケット 30 係合ピン 31 検出器 33 主レバースイッチ 34 副レバースイッチ 35 作動スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの動力を変速装置を介して
    車体左右両側の走行装置に伝達する一方、該左右走行装
    置を左右各々の制動装置にて制動するように構成してな
    る作業車両において、前記左右両制動装置を一体的に操
    作可能となるようにその左右両操作部を連結する状態と
    各操作部ごとに操作可能となる状態とに選択する手段
    と、その選択位置を検出する検出器とを設ける一方、前
    記変速装置における変速位置を検出する変速位置検出手
    段を設け、該変速位置を路上走行変速状態にするときに
    は、前記左右両操作部が連結状態であると検出したとき
    のみエンジンの始動を可能に構成したことを特徴とする
    作業車両における走行安全装置。
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