JPH11103504A - ハイブリッド車両の発電制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の発電制御装置

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JPH11103504A
JPH11103504A JP26350397A JP26350397A JPH11103504A JP H11103504 A JPH11103504 A JP H11103504A JP 26350397 A JP26350397 A JP 26350397A JP 26350397 A JP26350397 A JP 26350397A JP H11103504 A JPH11103504 A JP H11103504A
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剛 麻生
Shinichiro Kitada
眞一郎 北田
Toshio Kikuchi
俊雄 菊池
Hiroyuki Hirano
弘之 平野
Eiji Inada
英二 稲田
Ryuichi Idoguchi
隆一 井戸口
Yutaro Kaneko
雄太郎 金子
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行条件に応じて発電電力を適切に制限す
る。 【解決手段】 エンジン冷却水温度に応じた発電電力の
上限値を設定し、エンジン冷却水温度と車速とに基づい
て所要発電電力を上限値以下に制限する。ただし、車速
が設定値を超え、且つ、エンジン冷却水温度の変化率が
設定値以下の場合には、所要発電電力を制限しない。こ
れにより、走行条件に応じて発電電力を適切に制限する
ことができ、発電電力を無駄に制限することを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン駆動発電
機を備えたハイブリッド車両の発電電力を制御する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】シリーズ・ハイブリッド車両(SHE
V)の発電電力を、発電機駆動用エンジンの冷却水温度
に応じて制限するようにした発電制御装置が知られてい
る(例えば、特開平8−168103号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリーズ・ハイブリッド車両の発電制御装置では、走行
風によりエンジンの冷却効果が期待されるにも拘わら
ず、発電機駆動用エンジンの冷却水温度に応じて発電電
力を制限するようにしているので、バッテリーの充電量
が少ない場合には走行用モーターに十分な電力を供給で
きず、無駄に動力性能を低下させることがある。
【0004】本発明の目的は、走行条件に応じて発電電
力を適切に制限するシリーズ・ハイブリッド車両の発電
制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、エンジンにより駆動される
発電機の発電電力を、バッテリーと走行用モーターに供
給するハイブリッド車両の発電制御装置に適用される。
そして、車両の走行条件と前記バッテリーの充電量とに
基づいて発電機の所要発電電力を演算する演算手段と、
エンジンの冷却水温度を検出するエンジン冷却水温度検
出手段と、車速を検出する車速検出手段と、エンジン冷
却水温度検出値と車速検出値とに基づいて所要発電電力
を制限する発電制限手段と、所要発電電力に基づいてエ
ンジンと発電機を制御する発電制御手段とを備える。 (2) 請求項2のハイブリッド車両の発電制御装置
は、発電制限手段によって、車速検出値が設定値を超
え、且つ、エンジン冷却水温度検出値の変化率が設定値
以下のときは所要発電電力を制限しないようにしたもの
である。 (3) 請求項3のハイブリッド車両の発電制御装置
は、発電機は水冷式発電機であって、発電機の冷却水温
度を検出する発電機冷却水温度検出手段を備え、発電制
限手段によって、エンジン冷却水温度検出値、発電機冷
却水温度検出値および車速検出値に基づいて所要発電電
力を制限するようにしたものである。 (4) 請求項4のハイブリッド車両の発電制御装置
は、発電制限手段によって、車速検出値が設定値を超
え、且つ、エンジン冷却水温度検出値の変化率および発
電機冷却水温度検出値の変化率がそれぞれの設定値以下
のときは、所要発電電力を制限しないようにしたもので
ある。 (5) 請求項5のハイブリッド車両の発電制御装置
は、発電機の巻線温度を検出する巻線温度検出手段を備
え、発電制限手段によって、エンジン冷却水温度検出
値、発電機巻線温度検出値および車速検出値に基づいて
所要発電電力を制限するようにしたものである。 (6) 請求項6のハイブリッド車両の発電制御装置
は、発電制限手段によって、車速検出値が設定値を超
え、且つ、エンジン冷却水温度検出値の変化率および発
電機巻線温度の変化率がそれぞれの設定値以下のとき
は、所要発電電力を制限しないようにしたものである。 (7) 請求項7のハイブリッド車両の発電制御装置
は、発電機の巻線温度を検出する巻線温度検出手段を備
え、発電制限手段によって、エンジン冷却水温度検出
値、発電機冷却水温度検出値、発電機巻線温度検出値お
よび車速検出値に基づいて所要発電電力を制限するよう
にしたものである。 (8) 請求項8のハイブリッド車両の発電制御装置
は、発電制限手段によって、車速検出値が設定値を超
え、且つ、エンジン冷却水温度検出値の変化率、発電機
冷却水温度の変化率および発電機巻線温度の変化率がそ
れぞれの設定値以下のときは、所要発電電力を制限しな
いようにしたものである。 (9) 請求項9のハイブリッド車両の発電制御装置
は、外気温度を検出する外気温検出手段を備え、発電制
限手段によって、エンジン冷却水温度検出値、外気温度
検出値および車速検出値に基づいて所要発電電力を制限
するようにしたものである。 (10) 請求項10のハイブリッド車両の発電制御装
置は、発電制限手段によって、エンジン冷却水温度検出
値、外気温度検出値および車速検出値に基づいてエンジ
ン冷却水放熱用ラジエーターからの放熱量を推定し、そ
の推定放熱量に基づいて発電電力上限値を演算し、所要
発電電力を発電電力上限値以下に制限するようにしたも
のである。 (11) 請求項11のハイブリッド車両の発電制御装
置は、外気温度を検出する外気温検出手段を備え、発電
制限手段によって、エンジン冷却水温度検出値、発電機
冷却水温度検出値、外気温度検出値および車速検出値に
基づいて所要発電電力を制限するようにしたものであ
る。 (12) 請求項12のハイブリッド車両の発電制御装
置は、発電制限手段によって、エンジン冷却水温度検出
値、発電機冷却水温度検出値、外気温度検出値および車
速検出値に基づいてエンジン冷却水放熱用ラジエーター
からの放熱量を推定し、その推定放熱量に基づいて発電
電力上限値を演算し、所要発電電力を発電電力上限値以
下に制限するようにしたものである。
【0006】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明によれば、走行条件に応じて発
電電力を適切に制限することができ、動力性能の低下を
避けることができる。 (2) 請求項2の発明によれば、発電電力を無駄に制
限することを防止できる。 (3) 請求項3の発明によれば、走行条件に応じて発
電電力を適切に制限することができ、動力性能の低下を
避けることができる。また、エンジンと発電機、両方の
加熱を防止できる。 (4) 請求項4の発明によれば、発電電力を無駄に制
限することを防止できる。 (5) 請求項5の発明によれば、走行条件に応じて発
電電力を適切に制限することができ、動力性能の低下を
避けることができる。また、エンジンと発電機、両方の
加熱を防止できる。 (6) 請求項6の発明によれば、発電電力を無駄に制
限することを防止できる。 (7) 請求項7の発明によれば、走行条件に応じて発
電電力を適切に制限することができ、動力性能の低下を
避けることができる。また、エンジンと発電機、両方の
加熱を防止できる。 (8) 請求項8の発明によれば、発電電力を無駄に制
限することを防止できる。 (9) 請求項9の発明によれば、走行条件に応じて発
電電力を適切に制限することができ、動力性能の低下を
避けることができる。 (10) 請求項10の発明によれば、発電電力の上限
値を正確に設定することができる。 (11) 請求項11の発明によれば、走行条件に応じ
て発電電力を適切に制限することができ、動力性能の低
下を避けることができる。また、エンジンと発電機、両
方の加熱を防止できる。 (12) 請求項12の発明によれば、発電電力の上限
値を正確に設定することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
−発明の第1の実施の形態− 図1は第1の実施の形態の構成を示す図である。エンジ
ン1は発電機2を駆動するための原動機であり、ガソリ
ンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関が用い
られる。エンジンコントローラー3は、エンジン1の回
転速度やトルクを制御する。発電機2は車両の走行とバ
ッテリー4の充電に用いる電力を発電する回転機であ
り、三相交流発電機などが用いられる。発電機コントロ
ーラー5は発電機2の発電電力を制御するとともに、発
電された三相交流電力を直流電力に変換してモーターコ
ントローラー6とバッテリー4へ供給する。モーターコ
ントローラー6はインバーターと制御装置を備え、直流
電力を交流電力に変換して走行用モーター7に供給す
る。走行用モーター7は車両の走行駆動源となる回転機
であり、三相同期電動機や三相誘導電動機などが用いら
れる。バッテリー4は走行用モーター7に電力を供給す
るための電池であり、発電機2からの発電電力とモータ
ー7からの回生電力により充電される。なお、バッテリ
ー4に電気二重層パワーキャパシターを用いることもで
きる。
【0008】車両コントローラー8はマイクロコンピュ
ーターとその周辺部品を備え、エンジン1、エンジンコ
ントローラー3、バッテリー4、発電機コントローラー
5、モーターコントローラー6などの車載機器を制御す
るとともに、後述する制御プログラムを実行して発電機
2の発電電力を制御する。この車両コントローラー8に
は、車両の走行速度Vを検出する車速センサー9と、エ
ンジン1の冷却水温度Tを検出する温度センサー10な
どが接続される。
【0009】図2は発電制御を示すフローチャートであ
る。このフローチャートにより、第1の実施の形態の動
作を説明する。車両コントローラー8は、所定時間ごと
にこの発電制御プログラムを実行する。ステップ1にお
いて、アクセルペダル開度や車速などの走行条件とバッ
テリー4の充電量SOCとに基づいて、発電機2の所要
発電電力Pを演算する。ステップ2では、温度センサー
10によりエンジン冷却水温度Tを検出する。
【0010】ステップ3で、エンジン冷却水温度Tに応
じた発電電力上限値P0を演算する。例えば、図3に示
すようなエンジン冷却水温度Tに対する発電電力上限値
P0を設定し、マップ化して予め記憶しておく。そし
て、冷却水温度検出値Tに対応する発電電力上限値P0
をマップから表引き演算する。図3に示す例では、冷却
水温度Tが設定値T0以下では発電電力の上限値P0を
発電機2の最大出力とするが、設定値T0を超えると冷
却水温度Tの増加に応じて上限値P0を低減する。そし
て、冷却水温度がT1に達したら発電電力を0、すなわ
ち発電を禁止する。
【0011】ステップ4で車速センサー9により車速V
を検出し、続くステップ5で車速Vが設定値V0を越え
ているかどうかを確認する。車速Vが設定値V0以下の
ときはステップ9へ進み、走行風による冷却効果は期待
できないと判断して、所要発電電力Pを冷却水温度Tに
応じた上限値P0以下に制限する。そして、ステップ1
0へ進み、発電機2の発電電力が制限処理後の発電電力
Pとなるように、エンジンコントローラー3および発電
機コントローラー5を制御する。
【0012】一方、車速Vが設定値V0を越えていると
きは、ステップ6でエンジン冷却水温度Tの変化率(d
T/dt)を演算し、続くステップ7で冷却水温度変化率
(dT/dt)が設定値Kを越えているかどうかを確認す
る。エンジン冷却水温度の変化率(dT/dt)が設定値
Kを越えているときはステップ9へ進み、車速Vは高い
けれども走行風による冷却効果が不十分であると判断し
て、所要発電電力Pを冷却水温度Tに応じた上限値P0
以下に制限する。そして、ステップ10へ進み、発電機
2の発電電力が制限処理後の発電電力Pとなるように、
エンジンコントローラー3および発電機コントローラー
5を制御する。
【0013】エンジン冷却水温度の変化率(dT/dt)
が設定値K以下のときはステップ8へ進み、走行風によ
る冷却効果は十分であると判断して所要発電電力Pを制
限しない。そしてステップ10へ進み、発電機2の発電
電力が所要発電電力Pとなるように、エンジンコントロ
ーラー3および発電機コントローラー5を制御する。
【0014】このように、エンジン冷却水温度に応じた
発電電力の上限値を設定し、エンジン冷却水温度と車速
とに基づいて所要発電電力を上限値以下に制限する。た
だし、車速が設定値を超え、且つ、エンジン冷却水温度
の変化率が設定値以下の場合には、所要発電電力を制限
しない。これにより、走行条件に応じて発電電力を適切
に制限することができ、発電電力を無駄に制限すること
を防止できる。
【0015】−発明の第1の実施の形態の変形例− 水冷式の発電機を用いる場合には、エンジン冷却水温度
と発電機冷却水温度とに基づいて発電電力の上限値を設
定し、エンジン冷却水温度、発電機冷却水温度および車
速に基づいて所要発電電力を上限値以下に制限すればよ
い。ただし、車速が設定値を越え、且つ、エンジン冷却
水温度の変化率と発電機冷却水温度の変化率がそれぞれ
の設定値以下の場合には、所要発電電力を制限しない。
これにより、走行条件に応じて発電電力を適切に制限す
ることができ、発電電力を無駄に制限することを防止で
きる上に、エンジンと発電機の両方の加熱を防止するこ
とができる。
【0016】−発明の第1の実施の形態の他の変形例− 発電機の巻線温度に対する発電電力の上限値を設定し、
発電機巻線温度と車速とに基づいて所要発電電力を制限
するようにしてもよい。ただし、この場合には、車速が
設定値を超え、且つ、発電機巻線温度の変化率が設定値
以下の場合には、所要発電電力を制限しない。これによ
り、走行条件に応じて発電電力を適切に制限することが
でき、発電電力を無駄に制限することを防止できる上
に、発電機の加熱を防止することができる。
【0017】−発明の第1の実施の形態の他の変形例− エンジン冷却水温度、発電機冷却水温度および発電機巻
線温度に基づいて発電電力の上限値を設定し、各温度検
出値と車速とに基づいて所要発電電力を上限値以下に制
限するようにしてもよい。ただし、この場合には、車速
が設定値を越え、且つ、エンジン冷却水温度、発電機冷
却水温度および発電機巻線温度の変化率がそれぞれの設
定値以下の場合には、所要発電電力を制限しない。これ
により、走行条件に応じて発電電力を適切に制限するこ
とができ、発電電力を無駄に制限することを防止できる
上に、エンジンと発電機の両方の加熱を防止することが
できる。
【0018】−発明の第2の実施の形態− エンジン冷却水放熱用ラジエーターから放熱可能な放熱
量を推定し、この推定放熱量に基づいて発電電力の上限
値を設定するようにした第2の実施の形態を説明する。
【0019】図4は第2の実施の形態の構成を示す。な
お、図1に示す機器と同様な機器に対しては同一の符号
を付して相異点を中心に説明する。車両コントローラー
8Aはマイクロコンピューターとその周辺部品を備え、
エンジン1、エンジンコントローラー3、バッテリー
4、発電機コントローラー5、モーターコントローラー
6などの車載機器を制御するとともに、後述する制御プ
ログラムを実行して発電機2の発電電力を制御する。こ
の車両コントローラー8Aには、車速Vを検出する車速
センサー9と、エンジン1の冷却水温度Tを検出する温
度センサー10と、外気温度Taを検出する温度センサ
ー11などが接続される。
【0020】図5は発電制御を示すフローチャートであ
る。このフローチャートにより、第2の実施の形態の動
作を説明する。車両コントローラー8Aは、所定時間ご
とにこの発電制御プログラムを実行する。ステップ21
において、アクセルペダル開度や車速などの走行条件と
バッテリー4の充電量SOCとに基づいて、発電機2の
所要発電電力Pを演算する。ステップ22では、温度セ
ンサー10,11と車速センサー9によりエンジン冷却
水温度T、外気温度Taおよび車速Vを検出する。
【0021】ステップ23で、エンジン冷却水温度T、
外気温度Taおよび車速Vに基づいて、エンジン冷却水
放熱用ラジエーターから放熱可能な放熱量Qを推定す
る。一般に、ラジエーターの放熱量は、ラジエーターを
通過する空気量に比例して増加するととも、エンジン冷
却水温度Tやラジエーターを通過する空気温度(通常は
外気温度Ta)によって変化し、両者の差が大きいほど
放熱量が多くなる。
【0022】図6は、エンジン冷却水温度Tと外気温度
Taを一定とした場合の車速Vとラジエーター放熱量Q
の関係を示す。このように、エンジン冷却水温度Tと外
気温度Taをパラメーターとした車速Vに対する放熱量
Qを測定し、マップ化して予め記憶しておく。そして、
エンジン冷却水温度T、外気温度Taおよび車速Vを検
出し、それらの検出値に対応するラジエーター放熱量Q
を表引き演算する。なお、ラジエーター通過空気温度を
検出して外気温度Taの代わりに用いてもよい。
【0023】ステップ24において、推定した放熱量Q
に基づいて発電電力の上限値P0を演算する。エンジン
1の発熱量はエンジン負荷に比例して増加するので、推
定放熱量Qを超える放熱を必要とする発熱がある場合に
は、エンジン負荷を低減しなければならない。この実施
の形態のエンジン負荷は発電機2の発電電力であるか
ら、発電電力の上限値P0を低減すればよい。そこで、
予め発電機2の発電電力上限値P0と放熱量Qとの関係
を実機により測定し、マップ化して記憶しておく。そし
て、推定放熱量Qに対応する発電電力上限値P0をマッ
プから表引き演算する。
【0024】ステップ25で所要発電電力Pを上限値P
0以下に制限し、続くステップ256で発電機2の発電
電力が制限処理後の発電電力Pとなるように、エンジン
コントローラー3および発電機コントローラー5を制御
する。
【0025】このように、エンジン冷却水温度、外気温
度および車速に基づいてエンジン冷却水放熱用ラジエー
ターからの放熱量を推定し、推定放熱量に基づいて発電
電力の上限値を設定し、所要発電電力を上限値以下に制
限するようにしたので、走行条件に応じて発電電力を適
切に制限することができ、発電電力を無駄に制限するこ
とを防止できる。
【0026】−発明の第2の実施の形態の変形例− 水冷式の発電機を用いる場合には発電機冷却水温度を検
出し、エンジン冷却水温度、発電機冷却水温度、外気温
度および車速に基づいて、冷却水放熱用ラジエーターか
ら放熱可能な放熱量を推定し、この推定放熱量に基づい
て発電電力上限値を決定するようにしてもよい。
【0027】上述した実施の形態ではシリーズ・ハイブ
リッド車両を例にあげて説明したが、シリーズ・パラレ
ル・ハイブリッド車両(SPHV)や他の種類のハイブ
リッド車両の発電制御に対しても本発明を応用すること
ができる。
【0028】以上の一実施の形態の構成において、エン
ジン1がエンジンを、発電機2が発電機を、バッテリー
4がバッテリーを、モーター7がモーターを、車両コン
トローラー8,8Aが演算手段、発電制限手段および発
電制御手段を、温度センサー10がエンジン冷却水温度
検出手段を、車速センサー9が車速検出手段を、温度セ
ンサー11が外気温検出手段をそれぞれ構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 第1の実施の形態の発電制御を示すフローチ
ャートである。
【図3】 エンジン冷却水温度に対する発電電力上限値
の関係を示す図である。
【図4】 第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図5】 第2の実施の形態の発電制御を示すフローチ
ャートである。
【図6】 車速に対するラジエーター放熱量の関係を示
す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 発電機 3 エンジンコントローラー 4 バッテリー 5 発電機コントローラー 6 モーターコントローラー 7 モーター 8,8A 車両コントローラー 9 車速センサー 10,11 温度センサー
フロントページの続き (72)発明者 平野 弘之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 稲田 英二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 井戸口 隆一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 金子 雄太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される発電機の発電
    電力を、バッテリーと走行用モーターに供給するハイブ
    リッド車両の発電制御装置において、 車両の走行条件と前記バッテリーの充電量とに基づいて
    前記発電機の所要発電電力を演算する演算手段と、 前記エンジンの冷却水温度を検出するエンジン冷却水温
    度検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 エンジン冷却水温度検出値と車速検出値とに基づいて所
    要発電電力を制限する発電制限手段と、 所要発電電力に基づいて前記エンジンと前記発電機を制
    御する発電制御手段とを備える、ことを特徴とするハイ
    ブリッド車両の発電制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 前記発電制限手段は、車速検出値が設定値を超え、且
    つ、エンジン冷却水温度検出値の変化率が設定値以下の
    ときは所要発電電力を制限しない、ことを特徴とするハ
    イブリッド車両の発電制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 前記発電機は水冷式発電機であって、前記発電機の冷却
    水温度を検出する発電機冷却水温度検出手段を備え、 前記発電制限手段は、エンジン冷却水温度検出値、発電
    機冷却水温度検出値および車速検出値に基づいて所要発
    電電力を制限する、ことを特徴とするハイブリッド車両
    の発電制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 前記発電制限手段は、車速検出値が設定値を超え、且
    つ、エンジン冷却水温度検出値の変化率および発電機冷
    却水温度検出値の変化率がそれぞれの設定値以下のとき
    は、所要発電電力を制限しない、ことを特徴とするハイ
    ブリッド車両の発電制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 前記発電機の巻線温度を検出する巻線温度検出手段を備
    え、 前記発電制限手段は、エンジン冷却水温度検出値、発電
    機巻線温度検出値および車速検出値に基づいて所要発電
    電力を制限する、ことを特徴とするハイブリッド車両の
    発電制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 前記発電制限手段は、車速検出値が設定値を超え、且
    つ、エンジン冷却水温度検出値の変化率および発電機巻
    線温度の変化率がそれぞれの設定値以下のときは、所要
    発電電力を制限しない、ことを特徴とするハイブリッド
    車両の発電制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 前記発電機の巻線温度を検出する巻線温度検出手段を備
    え、 前記発電制限手段は、エンジン冷却水温度検出値、発電
    機冷却水温度検出値、発電機巻線温度検出値および車速
    検出値に基づいて所要発電電力を制限する、ことを特徴
    とするハイブリッド車両の発電制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 前記発電制限手段は、車速検出値が設定値を超え、且
    つ、エンジン冷却水温度検出値の変化率、発電機冷却水
    温度の変化率および発電機巻線温度の変化率がそれぞれ
    の設定値以下のときは、所要発電電力を制限しない、こ
    とを特徴とするハイブリッド車両の発電制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のハイブリッド車両の発
    電制御装置において、 外気温度を検出する外気温検出手段を備え、 前記発電制限手段は、エンジン冷却水温度検出値、外気
    温度検出値および車速検出値に基づいて所要発電電力を
    制限する、ことを特徴とするハイブリッド車両の発電制
    御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のハイブリッド車両の
    発電制御装置において、 前記発電制限手段は、エンジン冷却水温度検出値、外気
    温度検出値および車速検出値に基づいてエンジン冷却水
    放熱用ラジエーターからの放熱量を推定し、その推定放
    熱量に基づいて発電電力上限値を演算し、所要発電電力
    を発電電力上限値以下に制限する、ことを特徴とするハ
    イブリッド車両の発電制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項3に記載のハイブリッド車両の
    発電制御装置において、 外気温度を検出する外気温検出手段を備え、 前記発電制限手段は、エンジン冷却水温度検出値、発電
    機冷却水温度検出値、外気温度検出値および車速検出値
    に基づいて所要発電電力を制限する、ことを特徴とする
    ハイブリッド車両の発電制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のハイブリッド車両
    の発電制御装置において、 前記発電制限手段は、エンジン冷却水温度検出値、発電
    機冷却水温度検出値、外気温度検出値および車速検出値
    に基づいてエンジン冷却水放熱用ラジエーターからの放
    熱量を推定し、その推定放熱量に基づいて発電電力上限
    値を演算し、所要発電電力を発電電力上限値以下に制限
    する、ことを特徴とするハイブリッド車両の発電制御装
    置。
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