JPH1099606A - フィルタプレスのろ布の再生装置 - Google Patents

フィルタプレスのろ布の再生装置

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JPH1099606A
JPH1099606A JP8260927A JP26092796A JPH1099606A JP H1099606 A JPH1099606 A JP H1099606A JP 8260927 A JP8260927 A JP 8260927A JP 26092796 A JP26092796 A JP 26092796A JP H1099606 A JPH1099606 A JP H1099606A
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JP
Japan
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filter
filter cloth
filter plate
washing
pipe
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Application number
JP8260927A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Tsuchida
国彦 土田
Kazuhisa Otani
和久 大谷
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Ishigaki Co Ltd
Original Assignee
Ishigaki Co Ltd
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Publication date
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Priority to AU35296/97A priority patent/AU714158B2/en
Publication of JPH1099606A publication Critical patent/JPH1099606A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/12Filter presses, i.e. of the plate or plate and frame type
    • B01D25/127Filter presses, i.e. of the plate or plate and frame type with one or more movable filter bands arranged to be clamped between the press plates or between a plate and a frame during filtration, e.g. zigzag endless filter bands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/12Filter presses, i.e. of the plate or plate and frame type
    • B01D25/19Clamping means for closing the filter press, e.g. hydraulic jacks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/32Removal of the filter cakes
    • B01D25/34Removal of the filter cakes by moving, e.g. rotating, the filter elements
    • B01D25/346Removal of the filter cakes by moving, e.g. rotating, the filter elements by vibration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/32Removal of the filter cakes
    • B01D25/38Removal of the filter cakes by moving parts, e.g. scrapers, contacting stationary filter elements sprayers
    • B01D25/386Nozzles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタプレスにおいて、多数並列したろ板
のろ布に付着したケーキを一挙に剥離して洗浄再生する
ことができる装置を提供する。 【解決手段】 多数並列したろ板の各ろ板4間に設けた
ろ布18の上部支持バー19の下方に、上部支持バー1
9の両端部19aに下方から当接して各上部支持バー1
9を同時に加振する加振ロッド23を設け、並列したろ
板4の上方に、ろ板4を開板したとき、ろ板4間の間隙
の上方からろ布19に向けられたノズル11aを有する
洗浄管11を設けたので、全ろ板4を開板すると同時に
加振することによって付着したケーキを剥離することが
でき、続いてノズル11a噴射する洗浄水によってろ布
18を洗浄再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルタプレス
において目詰りしたろ布の再生装置に関する。
【0002】この発明に係るフィルタプレスは、土砂泥
水や鉱滓の固液分離に用いるもので、比較的にろ過性が
良好なスラリーを処理するものであり、従って、多数並
列したろ板(ろ過室)を同時に開放し、ろ滓の剥離およ
びろ布の洗浄を全ろ過室について同時に行なう型式の再
生装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、上述のように多数並列したろ板を
同時に開放し、ろ布を洗浄再生するフィルタプレスは公
知であり、実公平5−9046号、特開平8−2451
8号はその例である。実公平5−9046号では、開放
したろ板の上方に設けた洗浄管を上下に回動させて使用
時にろ板間上方に下動させている。特開平8−2451
8号では洗浄管を各ろ板の上方に水平状に設けている。
また、ろ布に付着したろ滓を剥離する手段としては、特
公平5−20124号があり、ろ布に付着したケーキを
加振して剥離するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来にお
いては、多数のろ板間に発生したケーキの剥離とろ布の
洗浄とを同時に行なえる装置はない。処理するスラリー
の性状によっては、ろ板を開放するのみでケーキの大半
が剥離落下するものもあり、また、ろ布を加振しても剥
離せず洗浄を必要とするスラリーもある。
【0005】この発明は、このような不都合を解消すべ
くなされたもので、スラリーの性状によらず、ろ布を一
挙に再生することが可能なろ布の再生装置の提供を目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な課題を解決し得るものであって、その要旨とするとこ
ろは、水平状に設けた一対の案内レール上に移動自在に
複数並列されたろ板と、ろ板の表裏のろ過床面上に張設
されたろ布と、ろ布の両端よりも突出する両端部を有し
ろ布の上部を支持する上部支持バーと、ろ板を互いに連
結するとともに複数のろ板を同時に開閉する開閉機構
と、ろ板を閉板した状態で相対向するろ過床面間に区画
形成されるとともにろ板を開板した状態で開放されるろ
過室とを有するフィルタプレスのろ布の再生装置であっ
て、開板した状態の各ろ板間に形成される間隙の上方に
それぞれ設けられ、ろ板のろ過床面方向に沿って延びる
洗浄管と、それぞれの洗浄管に設けられ、ろ布に向かっ
て洗浄水を噴射するノズルと、ろ板の列方向に沿って設
けられ、洗浄管の一端部を支持する洗浄水供給用の主供
給管と、ろ板の列方向に沿って主供給管と略平行に設け
られ、洗浄管の他端部を係脱自在に支持する洗浄管支持
部と、主供給管と各洗浄管とを連通状態で連結し、主供
給管から各洗浄管へ洗浄水を供給する可撓管と、上部支
持バーの両端部の下方に配設され、両端部に下方から当
接離間して上部支持バーを加振する加振ロッドとを備え
たことを特徴とするものである。
【0007】上述のように構成したフィルタプレスのろ
布の再生装置では、ろ布が目詰りしたときには、ろ板を
開板することによって各ろ板のろ過床面間に形成されて
いたろ過室が一勢に開放され、ろ過室に形成されたケー
キが自重によって落下し、これによりケーキを簡単に除
去することができる。
【0008】そして、このとき、自重により落下しない
ケーキがろ布に付着残存している場合には、加振ロッド
によってろ布の上部支持バーを加振してろ布を振動させ
ることによって、残存付着したケーキを剥離落下させる
ことができる。
【0009】さらに、振動させても剥離しないケーキに
対しては、洗浄管から噴射する洗浄水によって、ろ布の
目に詰ったケーキまでも完全に除去することができる。
【0010】このように、この発明に係るろ布の再生装
置では、剥離し易いケーキに対しては、ろ板を開放する
のみか、加振を与えることによってろ布を簡単に再生す
ることができ、さらにろ布の目に詰って除去できないケ
ーキがある場合には、洗浄まで行うことによって、ろ布
を十分に再生することができる。従って、各種の性状の
ケーキに対応して、的確且つ良好にろ布を再生すること
ができる。
【0011】そして、このようにろ布を再生する場合に
おいて、この発明に係る再生装置では、ケーキを剥離除
去するに当っても、洗浄除去するに当っても、全ろ過
室、全ろ布のケーキを同時に除去することができ、極め
て効率的である。すなわち、この種の回分式のフィルタ
プレスでは、ろ過効率は、機械稼働上ろ液やケーキを出
していない時間で算定されるが、この発明に係る再生装
置では、ケーキ剥離やろ布の洗浄が全室同時に行なわれ
るので、固液分離をしていない時間を大幅に短縮でき、
高いろ過効率を得ることができる。
【0012】さらに、洗浄パイプの近傍(上方)に障害
物がないので、組立やノズルの調整を容易に行うことが
でき、また、各洗浄パイプを簡単に着脱できるのでメン
テナンスも容易に行うことができる。
【0013】また、開閉機構を、案内レールに固定され
該案内レールに沿って進退するヘッド部を有する油圧ピ
ストンを内装した油圧シリンダーと、案内レールに沿っ
て後進自在にヘッド部に取り付けられろ板の開方向最外
側のろ板に連結された可動ヘッドと、各ろ板同士を互い
に連結するリンクチェーンとから構成してもよい。
【0014】係る構成によれば、ろ板を開閉する開閉機
構を、閉板時にろ板を締め付ける締付機構と別途独立に
設けたので、大型の油圧機構を用いた締付機構によって
ろ布の開閉を行う場合に比し、装置全体のコンパクト化
を図ることができるとともに、迅速にろ板を開閉するこ
とができ、再生作業を一層効率的に行うことができる。
【0015】また、ろ板全体を、ろ板が複数集合して構
成されたろ板群によって二以上のブロックに分け、主供
給管に、各ブロック毎へ洗浄水を独立して供給自在とす
る複数の浄水流通管路を設けてもよい。
【0016】係る構成によれば、ブロック毎に洗浄水を
供給することができ、ろ布の洗浄をブロック洗浄、すな
わち、多数のろ板を数ブロックに分割してブロック単位
で順次洗浄することが可能となる。これにより、洗浄水
の供給ポンプを小型にすることができ、洗浄水量も節減
することができる。
【0017】また、加振ロッドの一端側と他端側とを、
各別に駆動するようにしてもよい。
【0018】係る構成によれば、上部支持バーを加振す
る一端側及び他端側の加振ロッドを各別に加振振動する
ことによって、ろ布の上部支持バーを強力に振動させる
ことができ、ろ布に付着したケーキを効率よく剥離して
除去することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、この発明
を具体的に説明する。
【0020】図1はこの発明を施したフィルタプレスの
概略の側面図、図2は図1の斜視図、図3は洗浄管とろ
板との相対位置関係を示す図1の一部側面図、図4は図
1の要部正面図である。
【0021】図1及び図2に示すように、フィルタプレ
ス本体は、図中の左右に位置する左フレーム1及び右フ
レーム2と、左右のフレーム1,2の間に、図2中手前
側と奥側とに相対向して延びるように水平状に橋架され
た一対の板体状の案内レール3と、左右のフレーム1,
2のほぼ中央に設けられた中間フレーム8とを備えてい
る。案内レール3には、多数のろ板4が並列状態で移動
自在に載架されると共に、可動ヘッド7がろ板4の開方
向側でろ板4と同方向へ後進自在に載架されている。中
間フレーム8は、ろ過処理能力を増大させるべく多数の
ろ板4を並設した場合に、これに応じて設けられるもの
で、以下に説明する開閉機構、締付機構、洗浄機構、加
振機構等は、中間フレーム8を中心とした左右(左フレ
ーム2側と右フレーム1側)において、ほぼ対称に構成
されている。
【0022】図1に示すように、案内レール3には、油
圧ピストン6を内装したろ板4開閉用の油圧シリンダー
5が固定されている。油圧シリンダー5には、案内レー
ル3に沿って進退するヘッド部6aを有する油圧ピスト
ン6が内装されている。ヘッド部6aには前記可動ヘッ
ド7が取り付けられ、可動ヘッド7は開方向最外側のろ
板4bに連結されている。各ろ板4同士は互いにリンク
チェーン27(図3参照)によって連結され、油圧シリ
ンダー5のピストン6によって可動ヘッド7が進退する
と、リンクチェーン27を介して全ろ板4が同時に開閉
され、開板状態における各ろ板4間の間隙は、リンクチ
ェーン27によってほぼ等しくなるように規制されてい
る。すなわち、これら油圧シリンダー5と可動ヘッド7
とリンクチェーン27とが、本実施の形態の開閉機構を
構成している。
【0023】可動ヘッド7には、所望の押圧力を付与す
る締付機構が接続されている。締付機構は、図2に示す
ように、油圧によって駆動する締め付けシリンダー28
と、締め付け状態を保持するロック装置29とを備えて
いる。係る締付機構によって、閉板状態においてろ板4
が相互に締付けられ、隣接する各ろ板4間が密封状態と
なって、ろ過室が形成される。
【0024】次に、各ろ板4の間に形成されるろ過室に
ついて説明する。
【0025】図2に示すように、ろ板4の表裏両面には
凹状のろ過床面4aが形成され、ろ過床面4a上には、
ろ布18が張設されている。図5に示すように、ろ布1
8の上端部と下端部とには、それぞれ袋部18a,18
bが設けられ、上側の袋部18aには上部支持バー19
が、下側の袋部18bには重錘20がそれぞれ挿通され
ている。上部支持バー19は、ろ布18の両端よりも突
出する両端部19aを有している。
【0026】図4に示すように、ろ板4の図中左右の両
肩部には支柱22が立設され、支柱22にはコイル状の
スプリング30が外装されている。上部支持バー19の
両端部19aには、支柱22が挿通される貫通孔31が
形成され、貫通孔31に支柱22を挿通させた状態で、
上部支持バー19の両端部19aがスプリング30によ
って弾性的に支持される。支柱22の上端部には、上部
支持バー19の抜け止め用のナット32が螺合されてい
る。すなわち、ろ布18(図5参照)は、その上端部が
上部支持バー19及び支柱22を介してスプリング31
によって弾性的に支持され、その下端部が重錘20(図
5参照)によってろ板4の下方まで垂下されている。そ
して、ろ板4を閉板して隣接するろ板4が合着したとき
に、ろ過床面4aを一対のろ布18が覆った状態で、隣
接するろ板4間(相対向するろ過床面4a間)にろ過室
が区画形成される。
【0027】図4に示すように、各ろ板4の上端部に
は、ろ板4が閉板した状態で原液供給路33(図1及び
図2参照)と連通し、ろ過すべきスラリー(原液)を流
入させる原液供給部34が設けられ、図5に示すよう
に、ろ布18の上部中央部には、スラリーを原液供給部
34からろ布18へ供給する給液板21が取付けてあ
る。一方、各ろ板4の下端部には、ろ板4が閉板した状
態でろ液排出路35(図1及び図2参照)と連通し、ろ
過されたろ液を流出させるろ液排出部(図示外)が設け
られている。
【0028】次に、ろ布8の洗浄機構について説明す
る。
【0029】図4に示すように、ろ板4の図中の左右上
方には、その左右両肩の上方に位置するように、ろ布1
8(図5参照)の洗浄水供給用の主供給管9と、これと
略平行の支持パイプ(洗浄管支持部)10とが、ろ板4
の列方向に沿って設けられている。主供給管9と支持パ
イプ10との間には、多数のノズル11aを備えた洗浄
管11が、ろ板4のろ過床面4a方向に沿って延びるよ
うに設けられている。洗浄管11の基端(一端部)と先
端(他端部)には、係合突起11bと係止金11cとが
それぞれ設けられている(図6参照)。係止突起11b
は主供給管9によって、係止金11cは支持パイプ10
によって、それぞれ係脱自在に支持されている。
【0030】主供給管9と各洗浄管11とは、可撓性を
有するチューブで構成したチューブ(可撓管)17によ
って連通状態で連結されており、このチューブ17を介
して、主供給管9から各洗浄管11へ洗浄水が供給され
る。なお、ろ板4の下方には、噴射された洗浄水を受け
るステイ36(図1参照)が設けられている。
【0031】洗浄管11は、開板した状態の各ろ板4間
に形成される間隙の略中央上方に配設されている。ノズ
ル11aは、各ろ板4の表裏のろ過床面4a上に張設さ
れたろ布18の表面に向かって洗浄水が噴射されるよう
に設けられている。主供給管9および支持パイプ10の
両端は、フレーム1,2に設けた支持ブラケット1aお
よび中間フレーム8に設けたブラケット8aによって支
持されている(図3参照)。
【0032】次に、洗浄管11の取付構造について、図
4および図6〜図11に基づいて説明する。
【0033】図6に示すように、洗浄管11の基端に設
けられた係合突起11bは、先端からの切欠かれた溝部
37を有する板体状に形成されている。溝部37の深さ
は、洗浄管11を、正規に取り付けた位置よりも基端側
に移動させることができる大きさに設定されている。こ
れに対応して、主供給管9には、図4に示すように、断
面がアングル形状のブラケット12がUボルト13で取
付けられている。図7および図8に示すように、ブラケ
ット12には係合突起11bが挿入されるように所定量
だけ離間した一対の止金12aが立設され、止金12a
には貫通する孔部38が形成されている。係合突起11
bを止金12a間に挿入し、孔部38及び溝部38にピ
ン14を挿通させることによって、洗浄管11の基端側
が止められている。
【0034】また、図6に示すように、洗浄管11の先
端に設けられた係止金11cは、係合孔部39を有する
L字板体状に形成されている。これに対応して、支持パ
イプ10には、図4及び図9に示すように、断面がアン
グル形状の支持ブラケット15がUボルト13で取付け
られている。図10及び図11に示すように、支持ブラ
ケット15には、支持ブラケット15との間に係止金が
挿入されるような所定の間隙部40を形成する断面L字
状の係止金15aが設けられている。係止金15aと支
持ブラケット15とには、間隙部40に挿入された係止
金15aの係合孔部39(図6参照)を介して貫通する
孔部41,42が形成されている。係止金11cを間隙
部40に挿入し、係合孔部39及び孔部41,42にピ
ン16を挿通させることによって、洗浄管11の先端側
が止められている。
【0035】これにより、装着された洗浄管11は、先
端側のピン16を外し、洗浄管11全体を基端側へ移動
させて、先端側の係止金15cを間隙部40から外し、
図4中二点鎖線で示すように、基端側のピン14を中心
として上方へ回転させることによって、ろ板4の上方か
ら簡単に取り外して、ろ布18の交換作業等のメンテナ
ンスを行うことができる。
【0036】次に、上部支持バー19の加振機構につい
て説明する。
【0037】図4に示すように、上部支持バー19の両
端部19aの下面には、加振ロッド23が下方から臨む
ように配設されている。加振ロッド23は、リフト機構
24(図2参照)によって上下に振動し、上部支持バー
19の両端部に下方から当接離間して、上部支持バー1
9及びこれに支持されたろ布18を加振する。また、係
る加振ロッド23は、一端側と他端側とが各別に駆動さ
れ得るように構成されている。
【0038】この発明に係る装置は、上述のように構成
してあり、ろ過運転をして目詰り等したろ布18を再生
するには、まず、ピストンロッド6を伸長させて各ろ板
を開板する。このろ板4の開板によって各ろ板間のろ過
室が開放され、剥離し易いケーキは、その重量(自重)
によってろ布18から離れて脱落する。
【0039】そして、このとき、自重によって落下せず
ろ布18にケーキが残存している場合には、加振ロッド
23を上動させ上部支持バー19に当接させて、ろ布1
8を振動させることによって、付着残存したケーキを剥
離落下させることができる。また、加振ロッド19の一
端側と他端側とを各別に駆動することによって、上部支
持バー19及びろ布18を強力に振動させることがで
き、ろ布19に付着したケーキを効率よく剥離して除去
することができる。
【0040】すなわち、剥離性の良好なケーキの場合
は、ろ板4の開板や、ろ布18の加振操作でケーキを除
去することができる。
【0041】さらに、ろ布18の目に詰る等により、振
動させても剥離せずろ布18に付着しているケーキに対
しては、剥離落下したケーキを除去したのち、洗浄管1
1のノズル11aから洗浄水を噴射することによって、
ろ布18の目に詰ったケーキまでも除去することができ
る。
【0042】このように、剥離し易いケーキに対して
は、ろ板4を開放するのみか、加振を与えることによっ
てろ布18を簡単に再生することができ、さらにろ布1
8の目に詰って除去できないケーキがある場合には、洗
浄まで行うことによって、ろ布18を十分に再生するこ
とができる。従って、各種の性状のケーキに対応して、
的確且つ良好にろ布を再生することができる。
【0043】そして、上述のようなろ布18の再生操作
において、この発明では、各ろ過室のケーキを剥離落下
除去する際にも、各ろ過室のろ布18を洗浄する際にも
全ろ過室を一挙に開放し、一挙に洗浄するので、従来の
ろ過室を一室毎あるいは数室毎処理するのに比較して極
めて効率的である。すなわち、この種の回分式のフィル
タプレスでは、ろ過効率は、機械稼働上ろ液やケーキを
出していない時間で算定されるが、この発明に係る再生
装置では、ケーキ剥離やろ布の洗浄が全室同時に行なわ
れるので、固液分離をしていない時間を大幅に短縮で
き、高いろ過効率を得ることができる。然も、剥離操作
機能と洗浄機能と両者を備えているので、各種のスラリ
ーのケーキに対して必要に応じて適切な使用操作が可能
である。
【0044】また、機構的な点においても、洗浄管11
が開板したときのろ板4間の定位置(間隙のほぼ中央)
に固定されているので、開板時のろ布18に対する位置
が変らず、従来の洗浄管11を移動しながら洗浄するの
に比較すれば、洗浄を必要とするろ布面箇所に適確にノ
ズル11aを向け得る。また、ろ布18を加振するにし
ても加振ロッド23が各ろ布18の上部支持バー19に
一挙に当接して加振するので極めて効率的である。
【0045】また、洗浄管11の支持構造を図例のよう
な構造にすることによって、洗浄管11をろ板4の上方
から簡単に外すことができ、ノズル11aの噴射方向の
調整や交換等のメンテナンスを容易に行うことができ
る。
【0046】また、ろ板4を開閉する開閉機構を締付機
構と別途独立に設けたので、大型の油圧機構を用いた締
付機構の締め付けシリンダー28の可動ストロークを大
きく設定して、締め付けシリンダー28によってろ布4
の開閉を行う場合に比し、装置全体のコンパクト化を図
ることができるとともに、迅速にろ板4を開閉すること
ができ、再生作業を一層効率的に行うことができる。
【0047】さらに、図12に示すように、ろ板4の全
体は、ろ板4が複数集合して構成されたろ板群によって
6箇所のブロック(I〜VI)に分けることもできる。
主供給管9の内部は、各ブロック(I〜VI)毎へ洗浄
水を独立して供給自在とする6箇所の浄水流通管路P1
〜P6に区画形成してあり、この各洗浄水供給管路P1
〜P6へ洗浄水を供給する洗浄水流通路43との間に、
それぞれ開閉弁V1〜V6が設けられている。
【0048】このような構成とすることにより、ろ布1
8を洗浄するに際し、洗浄を要する分割ブロックI〜V
Iに対応した開閉弁V1〜V6を開いて洗浄を行えば良
い。従って、全ろ布4を一挙に洗浄するのに比較して、
洗浄水を送るポンプを小型化でき、装置を安価に構成す
ることができる。すなわち、この種、フィルタプレスで
は、ろ布は必ずしも毎バッチ毎に洗浄する必要はなく、
目詰りが一定限度に達したとき洗浄すればよいものであ
り、例えば、図例のように6ブロックに分割して順次洗
浄するようにすれば、全ろ布を一挙に洗浄する場合に比
較して極言すれば6分の1の吐出容量の洗浄水ポンプで
足り、且つ洗浄水量も節減することができる。
【0049】
【発明の効果】このように、この請求項1に記載の発明
によれば、剥離し易いケーキに対しては、ろ板を開放す
るのみか、加振を与えることによってろ布を簡単に再生
することができ、さらにろ布の目に詰って除去できない
ケーキがある場合には、洗浄まで行うことによって、ろ
布を十分に再生することができる。従って、各種の性状
のケーキに対応して、的確且つ良好にろ布を再生するこ
とができる。
【0050】また、ケーキを剥離除去するに当っても、
洗浄除去するに当っても、全ろ過室、全ろ布のケーキを
同時に除去することができるので、ろ布の再生を極めて
迅速且つ効率的に行うことができる。
【0051】さらに、洗浄パイプの近傍(上方)に障害
物がないので、組立やノズルの調整を容易に行うことが
でき、また、各洗浄パイプを簡単に着脱できるのでメン
テナンスも容易に行うことができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、ろ板を開閉する開閉機構
を、閉板時にろ板を締め付ける締付機構と別途独立に設
けたので、大型の油圧機構を用いた締付機構によってろ
布の開閉を行う場合に比し、装置全体のコンパクト化を
図ることができるとともに、迅速にろ板を開閉すること
ができ、再生作業を一層効率的に行うことができる。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、ブロック毎に洗浄水を供
給することができ、ろ布の洗浄をブロック洗浄、すなわ
ち、多数のろ板を数ブロックに分割してブロック単位で
順次洗浄することが可能となる。これにより、洗浄水の
供給ポンプを小型にすることができ、洗浄水量も節減す
ることができる。
【0054】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、上部支持バーを加振する
一端側及び他端側の加振ロッドを各別に加振振動するこ
とによって、ろ布の上部支持バーを強力に振動させるこ
とができ、ろ布に付着したケーキを効率よく剥離して除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るろ布の再生装置を備えたフィル
タプレスの概略側面図である。
【図2】図1の斜面図である。
【図3】洗浄管とろ板との相対位置関係を示す図1の一
部の側面図である。
【図4】図1の要部正面図である。
【図5】ろ布を吊設した状態を示す図1の正面図であ
る。
【図6】洗浄管を示す図1の側面図である。
【図7】洗浄管の基端部取付用のブラケットの平面図で
ある。
【図8】洗浄管の基端部取付用のブラケットの正面図で
ある。
【図9】洗浄管の先端部の係止状態を示す図4のIX部
拡大正面図である。
【図10】洗浄管の基端部係止用のブラケットの平面図
である。
【図11】洗浄管の基端部係止用のブラケットの正面図
である。
【図12】図1のフィルタプレスの再生装置の変形例を
示す側面図である。
【符号の説明】
3 案内レール 4 ろ板 4a ろ過床面 7 可動ヘッド 9 主供給管 10 支持パイプ(洗浄管支持部) 11 洗浄管 11a ノズル 17 チューブ(可撓管) 18 ろ布 19 上部支持バー 19a 上部支持バーの両端部 23 加振ロッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平状に設けた一対の案内レール上に移
    動自在に複数並列されたろ板と、前記ろ板の表裏のろ過
    床面上に張設されたろ布と、前記ろ布の両端よりも突出
    する両端部を有し前記ろ布の上部を支持する上部支持バ
    ーと、前記ろ板を互いに連結するとともに複数のろ板を
    同時に開閉する開閉機構と、前記ろ板を閉板した状態で
    相対向するろ過床面間に区画形成されるとともに該ろ板
    を開板した状態で開放されるろ過室とを有するフィルタ
    プレスのろ布の再生装置であって、 前記開板した状態の各ろ板間に形成される間隙の上方に
    それぞれ設けられ、前記ろ板のろ過床面方向に沿って延
    びる洗浄管と、 前記それぞれの洗浄管に設けられ、前記ろ布に向かって
    洗浄水を噴射するノズルと、 前記ろ板の列方向に沿って設けられ、前記洗浄管の一端
    部を支持する洗浄水供給用の主供給管と、 前記ろ板の列方向に沿って前記主供給管と略平行に設け
    られ、前記洗浄管の他端部を係脱自在に支持する洗浄管
    支持部と、 前記主供給管と各洗浄管とを連通状態で連結し、該主供
    給管から各洗浄管へ洗浄水を供給する可撓管と、 前記上部支持バーの両端部の下方に配設され、該両端部
    に下方から当接離間して該上部支持バーを加振する加振
    ロッドとを備えたことを特徴とするフィルタプレスのろ
    布の再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルタプレスのろ布
    の再生装置であって、 前記開閉機構は、前記案内レールに固定され該案内レー
    ルに沿って進退するヘッド部を有する油圧ピストンを内
    装した油圧シリンダーと、前記案内レールに沿って後進
    自在に前記ヘッド部に取り付けられ前記ろ板の開方向最
    外側のろ板に連結された可動ヘッドと、前記各ろ板同士
    を互いに連結するリンクチェーンとからなることを特徴
    とするフィルタプレスのろ布の再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のフィルタプレスのろ布
    の再生装置であって、 前記ろ板の全体は、該ろ板が複数集合して構成されたろ
    板群によって二以上のブロックに分けられ、 前記主供給管は、前記各ブロック毎へ洗浄水を独立して
    供給自在とする複数の浄水流通管路を有していることを
    特徴とするフィルタプレスのろ布の再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のフィルタプレスのろ布
    の再生装置であって、 前記加振ロッドは、一端側と他端側とが各別に駆動され
    ることを特徴とするフィルタプレスのろ布の再生装置。
JP8260927A 1996-10-01 1996-10-01 フィルタプレスのろ布の再生装置 Pending JPH1099606A (ja)

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