JPH1098887A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH1098887A
JPH1098887A JP8250532A JP25053296A JPH1098887A JP H1098887 A JPH1098887 A JP H1098887A JP 8250532 A JP8250532 A JP 8250532A JP 25053296 A JP25053296 A JP 25053296A JP H1098887 A JPH1098887 A JP H1098887A
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circuit conductor
smoothing capacitor
converter
insulating substrate
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JP8250532A
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Seiji Komatsu
清次 小松
Nobuyoshi Muto
信義 武藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線作業の簡略化、誤配線の絶無化、かつ高
調波ノイズの低減を図り、さらにメンテナンスを容易に
できる電力変換装置を提供する。 【解決手段】 非回生型のダイオードモジュール4(又
は回生制御型の順変換器3)、平滑コンデンサ5、逆変
換器9、ダイオードモジュール4(又は順変換器3)と平
滑コンデンサ5間に設けた初期電流抑制抵抗6、抵抗6
と並列接続する電磁接触器8、逆変換器9の出力電力を
負荷減少時に消費させる発電制動抵抗(図示なし)とを備
える電力変換装置で、各部品(4又3、6、8、5、
9)を接続する主回路導体は、各部品の+端子、−端子
に接続する主回路導体Pと主回路導体Nとの間に絶縁部
材Qを介在させてそれぞれ一体基板12に接してパター
ン化して形成し、主回路導体のパターンを各部品端子に
接続することにより一体基板12を固定したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換装置の実
装技術に係り、特にこの装置を構成する順変換器、平滑
コンデンサー、抵抗、逆変換器等の配線作業の簡略化
と、主回路配線からの高調波ノイズの低減を図るに好適
な電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電力用変換装置を構成する順
変換器、逆変換器等の主回路配線には、バスバー(銅板
状の導体)を用いている。このバスバーによる配線は、
電力変換装置の主回路電装品(平滑コンデンサ、電磁接
触器、初期電流抑制抵抗、スイッチング素子等)の大き
さがそれぞれ異なり、かつ、各バスバーが接触しないよ
う配線するため、形状の異なるバスバーを一つ一つ切削
加工、プレス曲げ加工等により製作し、複雑な形状のバ
スバーを立体的に各電装品間に、手作業で接続配線しな
けれならない。
【0003】他の先行技術としては、特公平7−856
59号公報に記載の技術がある。この技術は、交流を直
流に変換するダイオードモジュール、直流を交流に変換
するトランジスタモジュール、直流平滑用コンデンサ、
3相電源側端子及び3相負荷側端子、トランジスタモジ
ュールを駆動するベースドライブ回路のプリント基板、
及び制御素子を配設した制御プリント板からなるインバ
ータ装置において、ダイオードモジュール、トランジス
タモジュール及びコンデンサの各端子と電源側、負荷側
端子の高さが同一平面上にあるように配置し、各端子間
を接続する複数の接続パターンを絶縁体で一体化した主
回路配線板を設け、主回路配線板と各端子を直接接続し
たものである。
【0004】また、他の先行技術としては、特開昭62
−217885号公報に記載の技術がある。この技術
は、回生制御を行うパッケージ化された順変換器と電動
機駆動用の可変電圧可変周波数を出力する逆変換器を具
備する制御装置であって、逆変換器は、順変換器のトラ
ンジスタ及びダイオードと同一特性で、かつ順変換器と
同一パッケージで構成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力変換装置の
主回路配線は、多数のバスバーを配線するため、バスバ
ー製作に多数の切削加工、プレス曲げ加工を必要とし、
また配線作業に時間がかかり、さらに誤配線有無の確認
にも時間がかかる等の問題がある。
【0006】他方、特公平7−85659号記載の技術
を用いて実際の駆動を行うには、ダイオードモジュール
と平滑コンデンサ間に、電源投入時に平滑コンデンサへ
過大な充電電流(突入電流)が流入するのを防ぐための
抵抗と、平滑コンデンサ充電後にこの抵抗の両端端子間
を短絡させる電磁接触器とを別に設置しなければなら
ず、この抵抗及び電磁接触器と主回路配線板との間の主
回路配線作業を別に行わなければならない。さらに負荷
側の電力(誘導電動機等の減速時に生じる電力)を消費す
るための発電制動用抵抗は大型で発熱するため、電力変
換装置外に設置している。そのため、発電制動用抵抗の
設置スペースの確保と電力変換装置〜発電制動用抵抗間
の配線作業も行わなければならない。
【0007】したがって、電力変換装置の主回路の全て
を一体化した主回路配線板の取付け作業のみを行い、そ
れ以外の主回路配線作業を全廃するという思想を未だ生
かされない問題がある。更に、トランジスタモジュール
を駆動するベースドライブ回路、及び順変換器のPWM
制御(パルス幅変調制御)を行うマイコン、及びマイコ
ン周辺回路(制御回路)等に供給する電源回路部を別設
しているため、トランジスタモジュールとベースドライ
ブ回路間の電線配線作業も行わなければならず、かつベ
ースドライブ回路の別設スペースの確保、並びにマイコ
ン等に供給する電源部を別設するスペースも確保する必
要がある。
【0008】又、主回路配線板には、トランジスタのス
イッチングにより生ずる、主回路配線板の導体に流れる
高周波な高調波成分による、放出ノイズの低減対策も考
慮されていないという問題点もある。
【0009】更に電力変換器の低騒音化のためトランジ
スタモジュールより高周波スイッチングが可能なIGB
T(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、又はIPM
(インテリジェントパワーモジュール:IGBT素子と
その駆動回路、及び保護回路を内蔵したモジュール)等
の採用が多くなってきている。しかし、電力変換器にこ
れらの高周波スイッチング素子を採用した場合、高調
波、及び放射ノイズが増すため、トランジスタ素子採用
時以上の高調波、及び放射ノイズに対する低減対策の必
要性が強く望まれているが、特公平7−85659号に
記載の技術では、対応出来ないと云う欠点がある。
【0010】また、ダイオードモジュールでは、回生制
御の必要性が生じたとき、大幅な改造作業無しに、回生
制御が可能な順変換器に変更出来ないという問題点があ
る。
【0011】一方、特開昭62−217885号公報に
記載の技術に於いても、上記特公平7−85659号に
記載の技術と同様に、全く同じ問題点を内包している。
【0012】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決するためになされたもので、電力変換装置の配線作業
の簡略化を図ると共に誤配線を絶無化し、かつ高調波ノ
イズの低減を図ることができる、信頼性の高い電力変換
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の電力変換装置は、交流を直流に変換
するダイオードモジュールと、このダイオードモジュー
ルの出力を平滑化する平滑コンデンサと、この平滑コン
デンサから得られた直流電圧を交流の可変電圧、可変周
波数に変換し負荷に供給する逆変換器と、ダイオードモ
ジュールと平滑コンデンサとの間に設けた初期電流抑制
抵抗と、この初期電流抑制抵抗と並列接続する電磁接触
器と、逆変換器の出力電力を負荷減少時に消費させる発
電制動抵抗とを具備する装置において、ダイオードモジ
ュール、初期電流抑制抵抗、電磁接触器、平滑コンデン
サ、逆変換器である各部品を接続する主回路導体を一つ
の絶縁性基板上に設け、この主回路導体は各部品のプラ
ス端子に接続するプラス側主回路導体と、各部品のマイ
ナス端子に接続するマイナス側主回路導体とからなり、
かつ、プラス側主回路導体とマイナス側主回路導体との
間に絶縁部材を介在させてそれぞれ絶縁性基板に接して
パターン化して形成し、主回路導体のパターンを各部品
の端子に接続することにより絶縁性基板を固定したこと
を特徴とするものである。このように主回路導体をパタ
ーン配線にすることにより配線作業の簡略化を図ること
ができる。
【0014】なお、上記第1の電力変換装置におけるダ
イオードモジュール、初期電流抑制抵抗、電磁接触器、
平滑コンデンサ、逆変換器である各部品を接続する主回
路導体、すなわち(1)プラス側主回路導体と、マイナス
側主回路導体とを、それらの間に絶縁部材を介在させて
それぞれ絶縁性基板上に接してパターン化し、一つの絶
縁性基板上に形成した主回路導体に代えて、(2)絶縁性
基板内部に、プラス側主回路導体とマイナス側主回路導
体とを絶縁性壁を介して近接させてパターン化して埋設
してなる主回路導体を、あるいは(3)プラス側主回路導
体及びマイナス側主回路導体の一方を絶縁性基板上面
に、他方を絶縁性基板下面に互いに相対してパターン化
して形成した主回路導体を、あるいは(4)プラス側主回
路導体とマイナス側主回路導体とをそれら導体間に絶縁
部材を介在させて絶縁性基板上に積層してパターン化し
て形成した主回路導体を用いてもよい。
【0015】(1)〜(4)の主回路導体は、いずれもプラス
側主回路導体とマイナス側主回路導体間に絶縁性部材ま
たは絶縁性壁の誘電材を介在させて、コンデンサ構造と
なるため、主回路導体を流れる電流のうち高調波電流が
低減されるとともに、主回路から放射されるノイズが低
減される。
【0016】また、絶縁性基板上に逆変換器を駆動する
ゲートドライブ回路及びゲートドライブ電源部を設け
る、あるいは、さらに逆変換器の入力側の電圧を検出す
る電圧検出器を設けて、主回路導体とともにパターン配
線をすることが好ましい。これにより、一層、配線作業
を簡略にすることができる。
【0017】また、本発明の第1の電力変換装置におい
て、ダイオードモジュール、平滑コンデンサ、逆変換
器、電磁接触器及び発電制動抵抗を風道内に配置し、か
つダイオードモジュール及び逆変換器を一つの冷却に取
付け、発電制動抵抗を別の冷却フィンに取付け、この風
道の頂部を絶縁性基板で覆うように構成するのが好まし
い。これにより発熱の大きい発電制動抵抗をダイオード
モジュール、平滑コンデンサ、逆変換器等と一緒に設置
でき、装置の小型化を図ることができる。
【0018】また、本発明の第2の電力変換装置は、交
流を直流に変換する回生制御型の順変換器と、該順変換
器の出力を平滑化する平滑コンデンサと、この平滑コン
デンサから得られた直流電圧を交流の可変電圧、可変周
波数に変換し負荷に供給する逆変換器と、順変換器と平
滑コンデンサ間に設けた初期電流抑制抵抗と、この初期
電流抑制抵抗と並列接続する電磁接触器とを具備する装
置において、順変換器、初期電流抑制抵抗、電磁接触
器、平滑コンデンサ、逆変換器である各部品を接続する
主回路導体を一つの絶縁性基板上に設け、この主回路導
体は各部品のプラス端子に接続するプラス側主回路導体
と、各部品のマイナス端子に接続するマイナス側主回路
導体とからなり、かつプラス側主回路導体とマイナス側
主回路導体間に絶縁部材を介在させてそれぞれ絶縁性基
板に接してパターン化して形成し、主回路導体のパター
ンを各部品の端子に接続することによって絶縁性基板を
固定したことを特徴とするものである。このように主回
路導体をパターン配線にすることにより配線作業の簡略
化を図ることができる。
【0019】ところで第2の電力変換装置は、回生制御
型の順変換器が備えている点で、非回生型のダイオード
モジュールを備えた上記第1の電力変換装置と相違す
る。第2の電力変換装置では、負荷減少時の逆変換器の
出力を、順変換器の交流電源側に戻せるため、第1の電
力変換装置が有する発電制動抵抗は不要となる。
【0020】上記第2の電力変換装置において、順変換
器、初期電流抑制抵抗、電磁接触器、平滑コンデンサ、
逆変換器である各部品を接続する主回路導体は、プラス
側主回路導体と、マイナス側主回路導体とを、それらの
間に絶縁部材を介在させてそれぞれ絶縁性基板上に接し
てパターン化し、一つの絶縁性基板上に形成したもの
で、これは第1の電力変換装置における(1)の主回路導
体と同じ構成である。そして(1)の主回路導体に代え
て、上記第1の電力変換装置における(2)絶縁性基板内
部にパターン化して埋設してなる主回路導体を、あるい
は(3)絶縁性基板上下面にパターン化して形成した主回
路導体を、あるいは(4)絶縁性基板上に積層してパター
ン化して形成した主回路導体を用いてもよい。上記のよ
うに、(1)〜(4)の主回路導体は、コンデンサ構造となる
ため、主回路導体を流れる高調波電流が低減されるとと
もに、主回路から放射されるノイズが低減される。
【0021】また絶縁性基板上に順変換器及び逆変換器
を駆動するそれぞれのゲートドライブ回路とそれぞれの
ゲートドライブ電源部とを設ける、あるいは、さらに順
変換器出力側の電圧を検出する電圧検出器と、逆変換器
の入力側の電圧を検出する電圧検出器を設けて、主回路
導体とともにパターン配線をすることが好ましい。これ
により、一層、配線作業を簡略にすることができる。
【0022】また、本発明の第3の電力変換装置は、ダ
イオードモジュール又は回生制御可能な順変換器と、平
滑コンデンサと、逆変換器と、初期電流抑制抵抗と、電
磁接触器と、発電制動抵抗とを具備する装置において、
ダイオードモジュール又は回生制御可能な順変換器、電
磁接触器、平滑コンデンサ、逆変換器及び発電制動抵抗
である各部品を風道内に配設し、各部品を接続する主回
路導体を一つの絶縁性基板上にパターン化し、この絶縁
性基板で風道を覆い各部品の端子に主回路導体パターン
を接続することにより絶縁性基板を固定し、かつダイオ
ードモジュール又は回生制御可能な順変換器を風道の同
一領域に選択的に配設し、絶縁性基板上ダイオードモジ
ュールおよびは回生制御可能な順変換器それぞれの主回
路導体のパターンを含むことを特徴とするものである。
【0023】また本発明の第4の電力変換装置は、回生
制御型の順変換器と、平滑コンデンサと、逆変換器と、
初期電流抑制抵抗と、電磁接触器とを具備する装置にお
いて、順変換器を、一つの絶縁性基板上に配置した複数
の可変制御順変換素子と該一つの絶縁性基板上にパター
ン化して形成し順変換素子間を接続する主回路導体とか
ら構成し、更に逆変換器を、別の絶縁性基板上に配置し
た複数の可変制御逆変換素子と該別の絶縁性基板上にパ
ターン化して形成し逆変換素子間を接続する主回路導体
とから構成したことを特徴とするものである。なお、本
発明の第3、第4の電力変換装置を構成する部品の機能
または設置位置は、第1、第2の電力変換装置のそれと
同じである。
【0024】
【発明の実施の形態】一般的な電力変換装置は、交流を
直流に変換する順変換器(一般的にはコンバータとい
う)、順変換器が出力した直流を平滑にする平滑コンデ
ンサ、平滑な直流を可変電圧・可変周波数に変換する逆
変換器(一般的にはインバータという)等の各種電装品
と、これら電装品を接続する主回路導体と、各種変換器
を駆動制御する制御手段と、これらの電装品を冷却する
冷却手段(冷却フィン、ファン、風道等で構成)とで構成
されている。
【0025】以下、本発明の実施の形態1を図1〜図6
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態1の電
力変換装置を構成する各種電装品の配置図、図2は風道
内における主回路電装品の配置図、図3は主回路電装品
の主回路導体を形成した一体基板を示す平面図、図4は
回生制御型の順変換器と非回生型のダイオードモジュー
ルの配置を説明する図、図5は順変換器とダイオードモ
ジュールの交換を説明する回路構成図、図6は主回路を
形成する導体の構造を説明する図である。なお、各図に
おいて、同じもの及び同じ機能を有するものは同じ符号
を付した。
【0026】主に図5において、1は主回路の三相交流
電源、2は入力電線である。3は回生制御型の順変換器
であり、IGBTやIPM、又はパワートランジスタ等
の可変制御素子で構成され、三相交流1を直流に変換す
ると共に直流側の電圧がある規定値を越えると三相交流
電源1側に負荷側で生じた電力を回生する。4は全波整
流を行うダイオードモジュール(非回生型の順変換装置)
で、3相交流電源1側に電力を回生しない比較的負荷容
量が少ない場合に用いる。順変換器3を取り付けて用い
る場合はダイオードモジュール4を取外し、逆にダイオ
ードモジュール4を採用する場合、順変換器3を取り外
す。
【0027】5は平滑コンデンサで、順変換器3又はダ
イオードモジュール4で整流された直流電圧を平滑す
る。6は初期電流抑制抵抗で、電源投入初期に平滑コン
デンサ5へ流れる非常に大きな充電電流を抑制する抵抗
であり、この抵抗6は基板(図1参照)上に搭載又は基板
下面に配設する。
【0028】7は電磁接触器で、平滑コンデンサ5の充
電後に初期電流抑制抵抗6の両端子を短絡する。8は放
電抵抗で、電力変換装置の運転を停止するとき、または
装置の点検のため三相交流電源1を切ったときに平滑コ
ンデンサ5の充電電圧を早く放電させる。9は逆変換器
で、平滑コンデンサ5で平滑された直流電圧を可変電
圧、可変周波数に変換する可変制御素子(可変制御素子
はIGBTやIPMまたはパワートランジスタ、GTO
等、ゲートまたはベースで制御されるパワースイッチン
グ素子である)で構成する。10はスイッチング素子
で、負荷側の電力を発電制動抵抗11で消費させる際に
作動させる素子であり、ダイオードモジュール4を採用
した回路に用い、電源側に電力を回生せずに発電制動抵
抗11で消費させる。
【0029】なお、スイッチング素子10は逆変換器9
と同じモジュールの中に内蔵したモジュールを採用した
場合である。したがって、逆変換器9は本来の逆変換器
用の可変制御素子の6つの素子と、スイッチング素子1
0の1つの素子で構成されたモジュールであり、逆変換
器9と順変換器3又はダイオードモジュール4は同じ冷
却フィン(図1参照)上に設けている。
【0030】つづいて、Pは基板上に設けられた主回路
の+側導体(以後、主回路導体Pと称する)、Nは基板上
に設けられた主回路の−側導体(以後、主回路導体Nと
称する)であり、主回路導体Pと主回路導体Nは、図3
に示すように、隣合わせで平行させて配設する。ここで
Qは主回路導体Pと主回路導体Nの間に導体と密着して
設けられた高誘電率の絶縁材である。主回路導体P及び
主回路導体Nは、順変換器3又はダイオードモジュール
4、平滑コンデンサ5、初期電流抑制抵抗6、電磁接触
器7並びに逆変換器9それぞれの入出力端子を基板上で
接続配線する導体である。
【0031】図3中、12は一体基板で、該一体基板1
2上に主回路導体P,Nが形成されていると共に、初期
電流抑制抵抗6と、順変換器3、逆変換器9を駆動する
回路(ゲートドライブ回路又はベースドライブ回路)と、
直流電圧検出回路と、制御電源部とが一体化配線して搭
載されている。この一体基板12上に入力電線2から逆
変換器9の出力電線13まで接続する主回路導体P,N
が形成されている。図5中、14は誘導電動機で、逆変
換器9の出力である可変電圧、可変周波数により駆動さ
れるものであり、図3下部に示す接続線15は、順変換
器3の代わりにダイオードモジュール4を用いた場合
に、発電制動抵抗11と逆変換器9内蔵のスイッチング
素子10とを接続するためのものである。回生制御型の
順変換器3を用いた場合には発電制動抵抗11を必要と
しないため、スイッチング素子10を常にOFF状態に
しておくか又は接続線15を取外し、電気的又は物理的
に発電制動抵抗11を電力変換装置よりカットしてお
く。
【0032】図1〜図2により冷却手段(冷却フィン、
冷却ファン、風道等)の構成、及び電力変換装置の全体
構成について説明する。図1、2は順変換器3を用いた
電力変換装置を示すが、仕様により順変換器3の代わり
にダイオードモジュール4を選択する場合には、ダイオ
ードモジュール4を順変換器3とほぼ同じ位置に設け
る。
【0033】16は風道で、その内部に電力変換装置の
主回路電装品のうち比較的大型の電装品を配置する。こ
の風道16内の電装品は、一体基板12を風道16上に
セットしたとき、当然ながら一体基板12上の主回路導
体P,Nの接続端子(一体基板12の貫通穴端子部)と各
電装品の入出力端子が一致するように配置する。
【0034】風道16内に設けられた冷却フィン17
は、順変換器3又はダイオードモジュール4、及び逆変
換器9を搭載し、また冷却フィン18は発電制動抵抗1
1を搭載する。19は風道16に設けられた冷却風20
の吸込み口、21は冷却ファンであり、この冷却ファン
21により起こされた冷却風20は冷却風吸込み口19
より流入し、変換器冷却用冷却フィン17〜平滑コンデ
ンサ5〜発電制動抵抗11及び発電制動抵抗用冷却フィ
ン18の順に冷却し、冷却ファン21により排出され
る。
【0035】このように冷却手段を構成し、発電制動時
に発電制動抵抗11の発熱により生じる最高温度を、順
変換器3(又はダイオードモジュール4)、逆変換器9の
それぞれの可変制御素子の耐用温度以下になるよう冷却
風量及び冷却フィン表面積を設定し、冷却風20で強制
冷却することにより、発電制動抵抗11の小形化(抵抗
容量の低減)を図れるため、従来では電力変換装置外に
設置していた発電制動抵抗11を風道16内に設けるこ
とができる。これにより、電力変換装置内に発電制動抵
抗11も含めて一体化できるため、発電制動抵抗11を
別設する必要が無く、発電制動抵抗11も含めた装置全
体として小形化を図ることができる。
【0036】又、両変換器用冷却フィン17と発電制動
抵抗用冷却フィン18とをそれぞれ別に設けた理由は、
一つの大きな冷却フィンにまとめて取付け一ヶ所に配置
するより、別けた方がフィン一つ一つが小型のため、風
道16内配置の配置自由度が高いためである。
【0037】風道16上に、該風道16の天井を形成す
るように設置された一体基板12は、風道16出口側で
支持棒22により支持され、入口側では変換器3、逆変
換器9の入出力端子により、中間では平滑コンデンサ5
の入出力端子により支持されている。変換器3、逆変換
器9および平滑コンデンサ5は支持手段として兼用され
ている。
【0038】図2中、CTaは順変換器3に入力する三
相交流電流を計測する電流検出器で、CTbは逆変換器
9の出力電流を計測する電流検出器であり、そして電流
検出器CTaの検出値は順変換器3の制御に、電流検出
器の検出値は変換器3制御のために用いられる。
【0039】図1中、23は制御基板であり、制御基板
23上には、順変換器3、及び逆変換器9を制御するマ
イコン(図示せず)等が設けられている。制御基板23は
一体基板12上方に設置されており、両基板はコネクタ
25a、信号線24、25bにより接続されている。マイ
コンは電流検出器CTa、CTbの各検出値、及び後述す
る図5に示すモータの実速度、速度指令(図示せず)等の
データを入力し、このデータを基に各種の演算処理を行
い、PWM制御信号を各変換器3、9に出力する。制御
基板23及び一体基板12はカバー26で覆われてお
り、中でも制御基板23はカバー26の内壁から張出し
たフランジ上に取り付けられている。
【0040】つづいて、本発明の一体基板12の詳細な
構成を説明するが、その前に一般的な基板について述べ
る。一般的な基板の導体パターンは35ミクロン厚が多
く用いられているが、電流容量の増加により、最近で
は、数百ミクロン厚の導体パターンも用いられ、更に、
数十ミクロン厚の導体パターン上に、大電流用にバスバ
ー形状の導体をクリーム半田を用いて配設する方法も実
用化されている。
【0041】ここで、図3と図4を用いて本発明の一体
基板12の詳細な構成について説明する。図4は冷却フ
ィンベース17上に配置する順変換器3とダイオードモ
ジュール4の位置関係を示す図である。R1,S1,T1
回生制御型の順変換器3の入力端子(交流側端子)であ
り、P2、N2は順変換器3の直流+出力端子、直流−出
力端子であり、27aは順変換器3を駆動するPWM制
御信号の入力端子部である。R1′、S1′、T1′は非
回生型のダイオードモジュール4(破線で示す)の入力端
子であり、P1、N1はダイオードモジュール4の直流+
出力端子、直流−出力端子である。順変換器3又はダイ
オードモジュール4は同じ高さ寸法のものを配置する。
【0042】図3に示すように、三相交流電源1(図5
参照)は、入力電線2を介して一体基板12の入力部
R,S,Tに接続され、一体基板12のP1〜P2〜P3
〜P4端子間は主回路の導体P(+極導体)で接続され、
またN1〜N2〜N5端子間は主回路導体N(−極導体)を
配設する。
【0043】順変換器3又はダイオードモジュール4
は、一体基板12の入力部R、S、T及び出力部P1
2、N1、N2の真下に、S相端子(S1端子とS1′端
子)を基準にして選択的に配置する。従って、実際に配
置できるのは順変換器3かダイオードモジュール4のど
ちらか一方であるが、この部分の主回路は順変換器3と
ダイオードモジュール4が並列接続された回路構成とな
る。
【0044】なお、図4に示す順変換器3とダイオード
モジュール4の入出力端子の位置の違い(R1とR1′及
びT1とT1′)は、図3に示す一体基板12のRとTの
様に一体基板12に長穴を設け、更に大きく異なる場合
には図3の一体基板12のP〜P、N1〜N2間の様
に導体P,Nで接続する。当然ながら、風道16に配設
された各電装品の入出力端子と同位置の一体基板12に
は、一体基板12を貫通した穴を設け、この貫通穴に銅
管又は導電性が銅と同程度の金属管からなる導電性ブッ
シュを設け、かつP1とP2、N1とN2部は主回路導体
P,Nと導電性ブッシュと接続し、この導電性ブッシュ
にビスを通して、一体基板12の主回路導体P,Nと順
変換器3やダイオードモジュール4の入出力端子を接続
固定(入力電線2も基板上でビスにより固定)する。つま
り、導電性この導電性ブッシュが主回路導体P、Nの接
続端子となり、主回路導体から導電性ブッシュを介して
各電装品の入出力端子に電流を流して、ビスには極力流
さないようにしている。
【0045】この様に構成することにより、仕様により
順変換器3かダイオードモジュール4のどちらか一方を
一体基板12の改造なしに自由に設けられ、かつ、元に
戻すことも簡単に行える。
【0046】一方、平滑コンデンサ5は電力変換装置の
構成部品の中でも比較的大きいので、図1に示すよう
に、一体基板12に平滑コンデンサ5が入る程度の穴又
は切欠き部を設け、この穴(又は切欠き部)により平滑コ
ンデンサ5の上部を逃がしてやる。したがって、平滑コ
ンデンサ5の電極部P5、N5と一体基板上に設けた主回
路導体P、Nとの接続は導体P、Nを平滑コンデンサ5
の電極部P5、N5の高さに合わせて曲げ、一体基板12
から導体P、Nを飛び出させ接続固定する。
【0047】このように一体基板12に穴を開けてま
で、平滑コンデンサ5を一体基板内に取込む理由は、電
力変換装置を構成する各電装品の全体配置面積を少なく
し、かつ、平滑コンデンサ5を冷却し全体をコンパクト
化するためである。従って、一体基板12外に平滑コン
デンサ5を設ける場合には、基板外の近くの所定の位置
に平滑コンデンサ5を設け、基板上の主回路導体P、N
を基板外の平滑コンデンサ5の電極部P5、N5まで伸ば
し接続してもよい。
【0048】なお、電磁接触器7、及び逆変換器9の入
出力端子と基板上の主回路導体P,Nの接続は、順変換
器3又はダイオードもジュール4の場合と同様に、一体
基板12を貫通した導電性ブッシュにビスを通して接続
固定する。
【0049】更に、図3のPa〜Pb部の様に主回路導体
P、Nが基板上で交差する場合は、一体基板12を貫通
した導電性ブシュを用いて一体基板12のPa部で裏面
に逃げ、基板裏面で導電性ブシュと接続した導体Pを介
して、再びPb部で表面に出てくるようにする。基板上
の導体を一部分立体的に配設する場合は、Pa部で主回
路導体Pを一旦空中に立上げ、導体Nとある間隔を設け
て導体Nと空中で交差させ再びPb部で一体基板12に
戻る方法にしても良い。
【0050】また、逆変換器9の発電制動抵抗11の接
続端子Bから延びた基板12上の導体は、B1からB2
で基板12裏側に導体を配設し、B2で接続線15と接
続したものである。一方、P6、N6は逆変換器9の入力
端子部と主回路導体P,Nとの接続端子部であり、U、
V、Wは逆変換器9の出力端子である。
【0051】28a、28bはゲートドライブ回路であっ
て、ゲートドライブ回路28aは順変換器3を制御信号
端子部27aを介して駆動し、ゲートドライブ回路28b
は逆変換器9を制御信号端子部27bを介して駆動す
る。これらゲートドライブ回路28a、28bは、主回路
導体P、Nを設けた一体基板12と同一基板上に設けて
おり、各ゲートドライブ回路への信号(PWM制御信号)
は、それぞれのコネクタ25a、25bを介して制御基板
23に搭載されたマイコンから出力される。
【0052】29aは順変換器3用の電圧検出回路で、
これは主回路の直流電圧(平滑コンデンサ5の電圧)を絶
縁増幅器(図示せず)等を用いて検出し、この検出電圧は
コネクタ25aを介して制御基板23上のマイコンに送
信され、順変換器3の出力電圧制御に用いられる。
【0053】29bは逆変換器9用の電圧検出回路で、
これは主回路の直流電圧(平滑コンデンサ5の電圧)を検
出し、予め設定した検出レベルにより、発電制動制御の
開始、及び停止を判定し、その結果をコネクタ25bを
介して制御基板23上のマイコンに送信する。なお、逆
変換器9用の電圧検出回路29bは次のような機能も有
している。回生制御型の順変換器3の代わりに非回生型
のダイオードモジュール4を採用した場合、通常は順変
換器3のように主回路の直流電圧を制御するものがない
ため、直流電圧が異常に高くなっても、平滑コンデンサ
5や逆変換器9を保護する手段がない。そこで、電圧検
出回路29bは、主回路の直流電圧が異常に高くなった
ときに、逆変換器9側の電圧検出回路29bの検出レベ
ルと別の検出レベルにより、逆変換器9を止める信号を
制御基板23のマイコンに出力する機能をも有してい
る。
【0054】制御入力信号端子部27a、27bからゲー
トドライブ回路28a、28b間は導体パターンgにより
配線され、また主回路導体P,Nの直流部からそれぞれ
の電圧検出回路29a、29b間は導体パターンfにより
配線されている。
【0055】30は制御電源部で、これはゲートドライ
ブ回路28a、28bや電圧検出回路29a、29bと同じ
く一体基板12上に設けられ、三相交流入力端子R,
S,Tのうち2相より、一体基板12上の導体パターン
(図示せず)を通じて交流電力を受け、制御電源部内の小
型トランス31で交流主回路電源電圧を降圧し、さらに
所定の直流電圧に変換して、各回路及びもう一つの制御
基板23に供給する。一体基板12上の制御電源部30
で作成した直流は、中継コネクタ32を介して別設した
制御基板23に供給される。
【0056】33a、33bはゲートドライブ電源部で、
それぞれ制御電源部30で作成した直流電圧により、DC
/DCコンバータ(図示せず)等を用いて順変換器3と逆変
換器9のそれぞれ各素子別の絶縁されたゲートドライブ
回路28a、28bに、所定の直流電圧を作り供給す
る。なお、当然ながら順変換器3、及び逆変換器9とゲ
ートドライブ回路28a、28b、主回路の直流電圧部と
電圧検出回路29a、29b、制御電源部30とゲートド
ライブ電源部33a、33b等の連絡線は、導体パターン
により最短で接続しており、かつ、これらの駆動回路導
体パターン及び制御電源導体パターンと主回路導体P,
Nは離して設け、ノイズの混入を避けている。
【0057】図5は非回生型のダイオードモジュールか
ら回生制御型の順変換器に変更する模式回路構成図(図
3の部品配置図に対応)である。主回路の順変換器3と
ダイオードモジュール4は、並列接続された回路となる
が、前述したように配置位置がほぼ同じ場所なので、ど
ちらか一方しか接続できない構成になっている。図中、
矢印(ア)は一体基板12からダイオードモジュール4を
取外したことを示し、矢印(イ)はダイオードモジュール
4を取外し後、一体基板12に順変換器3を配設接続し
たことを示している。従って、当然ながら変更後の
1、N1には何も接続されていなく、P2、N2に順変換
器3が接続されていることになる。破線内に示す構成品
が一体基板12に搭載した回路及び電源部と、基板12
下に配設した電装品である。
【0058】以上のように、主回路導体P、Nと同一基
板上に制御電源部30、電圧検出回路29a、29b及び
各素子のゲートドライブ回路28a、28b、並びにゲー
トドライブ電源部33a、33bを設け(主回路導体と各
回路を一体配線化)、かつ主な電装品(図2の風道内に配
置した電装品)を一体基板12下に配置し、一体基板1
2の主回路導体P,Nと電装品を直接接続するように構
成することにより、各回路28a、28b、29a、29
b、30、33a、33b等を別設するスペースを確保す
る必要がなく、かつ、主回路配線も含め立体的な各回路
間の電線引き回し手作業が無いために誤配線がなくな
り、更に別設した場合の電線引き回し部からのノイズ侵
入を心配する必要も無くなり、信頼性の向上が図られ
る。
【0059】また、一体基板12の改造及び配線の変更
なしに、必要により回生電力を発電制動抵抗11で消費
させるダイオードモジュール運転方式から、三相交流電
源に電力を回生できる順変換器運転方式への変換がネジ
締めのみで簡単(ダイオードモジュール4を順変換器3
に交換するだけ)にでき、力率の向上による運転性能の
向上及び省エネルギー化が図れる。逆に、順変換器運転
方式からダイオードモジュール運転方式に変更する場合
も同様に、簡単に変更できる。
【0060】また、主回路電装品が故障した場合でも一
体基板12のビスを抜き取るだけで、電装品及び風道1
6と一体基板12とが分離でき、簡単にその故障した電
装品のみを交換でき、メンテナンスが非常に容易な電力
変換装置を提供できる。
【0061】なお、図3において破線で示すものは、一
体基板12下の風道16に配設された主な主回路電装品
(順変換器3、又はダイオードモジュール4、電磁接触
器7、逆変換器9)である。
【0062】次に、図3に示すように主回路導体P、N
の間に高誘電率の絶縁材Qを設けた導体構造について、
図6により詳細に説明する。
【0063】図6に示すように、本発明にかかる導体構
造は、一体基板12上に主回路導体Pと主回路導体Nを
平行に設け、相対する主回路導体PとNの間に高誘電率
の絶縁材Q(ガラスエポキシ材等)を密着させて配置した
コンデンサ構造とする。つまり、変換器3、逆変換器9
のそれぞれのゲートドライブ回路28a、28bや直流電
圧検出回路29a、29b及び制御電電部30等を配設し
た同一基板上に主回路導体P,Nと高誘電率の絶縁材Q
により、主回路をコンデンサ構造にする。なお、当然な
がら主回路導体PとNは左右どちら側に配設してもよ
い。
【0064】ここで、静電容量Cは、誘電率ε、導体P
〜N間距離t,相対する導体面積Aとすると次の(1)
式により求まる。
【0065】
【数1】
【0066】従って、相対する導体面積Aは電流容量や
配線長により決まるので、自由に選定できる高誘電率の
絶縁材Qを耐圧の許す限り薄く(tを小さく)することに
より、導体P〜N間の静電容量Cを増すことができる。
【0067】一方、順変換器3や逆変換器9の可変制御
素子のon、off制御により主回路導体P、Nに非常
に高い周波数の高調波電流が流れ、この高調波電流によ
り、導体から放射ノイズを放出し、他の回路や機器等に
悪影響を与える。
【0068】ここで、一般的なコンデンサの等価回路を
図7に示す。C0は静電容量、rは等価並列抵抗、R0
等価直列抵抗、L0は等価直列インダクタンスである。
【0069】一体基板12上の主回路に流れる高周波成
分の高調波電流iは、導体P〜高誘電率の絶縁材Q〜導
体N間にバイパスして流る。このとき、一体基板12上
の主回路導体P〜絶縁材Q〜導体Nのコンデンサ構造の
静電容量Cにより、フィルタ効果が生じ、高周波数の高
調波電流iが低減されると共に、主回路より放射するノ
イズも低減する。
【0070】また、順変換器3や逆変換器9の可変制御
素子が電流を遮断する時に、主回路配線の自己インダク
タンスの影響により、スパイク状の大きな電圧が発生す
る。この大きな電圧により順変換器3や逆変換器9の可
変制御素子が破壊される場合もある。しかし、前述のよ
うに、主回路導体P,Nを隣接して平行に設けることに
より、主回路導体の自己インダクタンスをお互いに打消
す作用があるため、スパイク状の電圧を抑制でき、か
つ、コンデンサ構造による静電容量によってもスパイク
状の電圧は低減(スナバ効果)される。
【0071】本発明の実施の形態2として、主回路導体
P、N組合せの第2の構造を図8〜図9により説明す
る。図8〜図9は、図6〜図7に示す主回路導体P、N
組合せの第1の構造で説明した静電容量Cによる高調波
電流の低減、及び放射ノイズの低減、並びにスパイク電
圧低減効果を更に高めるためなされたものである。な
お、図8は図9のコンデンサ構造の説明のための概念図
である。
【0072】一体基板12には比較的誘電率の高い材質
(例えばガラスエポキシ材等)のものを用い、図9に示す
ように一般的な多層基板の導体パターンと同じように、
主回路導体P,Nを基板内で厚さ方向の中間に互いに平
行に近接して横並びに設ける。この様な構造にすること
により、等価的な静電容量Cは図8の破線のように、導
体P〜導体N間の上面によるコンデンサ成分C1、導体
PとNの相対する面によるコンデンサ成分C2、導体P
とNの下面によるコンデンサ成分C3の3面がコンデン
サ構造となるため、静電容量Cの増加が図られる。つま
り、基板そのものを誘電材とすることにより、コンデン
サによるフィルタ効果(高調波電流iの低減、及び放射
ノイズの抑制)とスパイク電圧低減効果を増すことがで
きる。
【0073】さらに、本発明の実施の形態3として、主
回路導体P、N組合せの第3の構造(コンデンサ構造)を
図10により説明する。一体基板12を挟んで表裏面に
設けた主回路導体P,Nと、一体基板12下に配設した
順変換器3(又はダイオードモジュール4)、電磁接触器
7、平滑コンデンサ5、逆変換器9等の各電装品の端子
とを、ビス34で接続固定する。ビス34を通すために
一体基板12に形成した貫通穴には、例えば銅管からな
る導電性ブシュを嵌入し、このブッシュと一体基板12
及び主回路導体とを強固に接触、固定させている。
【0074】ここで用いる基板には、図8〜図9と同様
に誘電率の高い材質を用い、一体基板12上面に主回路
導体Pを配設するとともに、主回路導体Pと相対する一
体基板12の下面に主回路導体Nを配設する。従って、
一体基板12を誘電材として主回路導体P〜一体基板1
2〜主回路導体N間がコンデンサ構造となる。
【0075】この様な構造にすることにより、前述の
(1)式で相対する導体面積Aを大きく取ることができる
ため、静電容量Cが大きく、高調波及びスパイク電圧に
対するフィルタ効果をより高めることができ、将来の更
なる高調波規制にも対応できる電力変換器を提供するこ
とができる。
【0076】なお、主回路導体PとNの配設位置を、図
10と反対に基板上面に主回路導体Nを配設し、主回路
導体Nと相対する位置の基板下面に主回路導体Pを配設
しても同様な効果が得られる。
【0077】図11を用いて、本発明の実施の形態4と
して、主回路導体P、N組合せの第4の構造(コンデン
サ構造)を説明する。ゲートドライブ回路28a,28
b、直流電圧検出部29a,29b、制御電源部30等
を搭載した一体基板12上に、図11に示すように、そ
れぞれ板状の主回路導体N、高誘電率の絶縁材Q、及び
主回路導体Pを、順次に密着積層させて配設する。
【0078】この様に基板上面に配設した主回路導体
P,N間全面に高誘電率の絶縁材Qを設けてコンデンサ
構造にすることにより、高周波な高調波電流を低減で
き、主回路導体P,Nより放射する電磁ノイズを抑制で
き、そしてスパイク電圧を抑制することができる。
【0079】なお、電力変換装置内の一体基板12の設
置スペースが真っ直ぐでなく、平面的にL字形になって
いて、電力変換装置内に一体基板12が一つで収まらな
いような場合には、図3に示すように主回路導体P、
N、ゲートドライブ回路28a、28b、主回路電圧検
出回路29a、29b及び制御電源部30を同一基板上
に一体配線して設けた一体基板12の代わりに、平滑コ
ンデンサ5を境に順変換器3又はダイオードモジュール
4側と逆変換器9側とに2分割した基板を用いてもよ
い。つまり、順変換器3又はダイオードモジュール4側
は初期電流抑制抵抗6、電磁接触器7、平滑コンデンサ
5まで、一方、逆変換器9側は平滑コンデンサ5から逆
変換器9までの2分割とすることにより、L字形の2分
割配置とすることもできる。この様に2分割することに
より、配置スペース形状に合わせるられ、配置の自由度
を高めることが可能である。
【0080】以上、図6、図9〜図11のように、主回
路導体P,Nと高誘電率の絶縁材Qは一体基板12と強
固に固定されているため、装置輸送時の振動等に対し
て、主回路導体や絶縁材が一体基板から剥離、位置ず
れ、及び主回路導体や絶縁材単体で振動することはな
い。
【0081】図12は本発明の実施の形態5となる回路
構成図で、三相入力電源側を全波整流のみのダイオード
モジュール運転方式とした場合の回路構成図である。
【0082】これは、図5に示す電力変換装置の主回路
から順変換器3を取外し、ダイオードモジュール4を取
付けて電力変換装置を制御する場合と同じ性能、効果が
得られるものである。つまり、同一基板上に主回路導体
P、Nと、破線内の構成品とを一体化配線して搭載し、
又は基板下面に配設し、かつ、主回路導体も図6、図9
〜図11のいずれかのコンデンサ構造を採用しているた
め、配線作業の省力化、誤配線の絶無化、及び放射ノイ
ズの抑制とスパイク電圧の低減、更に発電制動抵抗11
を風道内に収納することにより装置全体の小形化が図ら
れる。
【0083】図の7’は電磁接触器7の接点であり、破
線内の構成品が主回路導体P、Nを含めて一体基板12
に搭載、又は一体基板12下面に配設した電装品であ
る。図12に示す電力変換装置の運転方法は、入力側が
ダイオードモジュール4のため、誘導電動機14の制動
時に発生する電力を三相入力電源側に回生できず、平滑
コンデンサ5に充電される。そこで、この平滑コンデン
サ電圧(主回路直流電圧)が高くなり、電圧検出回路29
bで予め設定した検出レベルを超えると、制御基板23
に搭載しているマイコンに信号(電圧検出回路29b出
力)を送り、制御基板23からゲートドライブ回路28b
を介してスイッチング素子10をON,OFF制御を行
う。スイッチング素子10がON動作することにより、
負荷側の電力は発電制動抵抗11に消費させ、平滑コン
デンサ5及び逆変換器9を過電圧から保護する。
【0084】図13は本発明の実施の形態6となる回路
構成図で、三相交流電源側に負荷側の電力を回生できる
順変換器運転方式の回路図ある。図5の主回路からダイ
オードモジュール4を取外し、順変換器3を取付けて電
力変換装置を制御する場合と同じ性能、効果が得られる
ものである。なお、破線内の構成部が一体基板12に搭
載、又は基板12下面に配設した電装品である。
【0085】本装置の運転方法は、順変換器3の可変制
御素子で回生制御が行えるので、制御基板23からの信
号によりスイッチング素子10を常にOFFさせて、誘
導電動機14減速時の電力を三相交流電源1側に戻し省
エネルギー化を図ると共に、力行時も順変換器3制御に
より力率の向上も図れるため、運転性能の良い電力変換
装置となる。
【0086】本発明の実施の形態7として、電力変換装
置の容量アップに対応した一体基板及び回路図を図14
〜図15により説明する。ここでは変換器3及び逆変換
器9をそれぞれ2基に増設するものとする。なお、図1
4では逆変換器9、及び逆変換器9’のゲートドライブ
回路28b、28b’とその電源部33b、33b’及び直
流電圧検出回路29b並びに制御電源部30を図示して
いないが、図3で説明した機能と同じなので省略した。
一方、図15の回路構成の内、破線内が一体基板12上
に搭載、又は基板下に配設した各主回路導体、電装品、
及び各駆動回路、電源部である。
【0087】図15中、回生制御もできる可変制御素子
で構成された順変換器3’は、一体基板12の下に配設
する。R2、S2、T2は一体基板12上に設けた順変換
器3’の入力端子で、P2’、N2’は順変換器3’の一
体基板12上に設けた直流出力端子であり、28a’、
33a’は順変換器3’を駆動する一体基板12上に設
けたゲートドライブ回路及びその電源部である。可変制
御素子で構成された逆変換器9’の入力端子は、符号P
6’、N6’で示し、出力端子は符号U2、V2、W 2で示
す。
【0088】電力変換器の容量アップには、順変換器3
の近傍にもう一つの順変換器3’を変換器用冷却フィン
17のベース上に配設し、同様に逆変換器9の近傍にも
もう一つの逆変換器9’を変換器用冷却フィン17のベ
ース上に配設する。
【0089】これらの変換器の入出力端子の接続は、一
体基板12上に設けられた入力端子R、S、Tと順変換
器3の入力端子R1、S1、T1及び順変換器3’の入力
端子R2、S2、T2をそれぞれの相別に接続する入力主
回路導体を一体基板12上に設け、かつ、順変換器3の
出力端子P2、N2と順変換器3’の出力端子P2’、
2’をそれぞれ接続した並列回路とする。なお、主回
路導体P及び主回路導体Nとは順変換器3’の端子
2’、N2’でそれぞれ接続している。
【0090】ここでは各入力端子、各出力端子をそれぞ
れ接続すると記載したが、実際の順変換器の入力主回路
導体は、R〜R1〜R2間、S〜S1〜S2間、T〜T1
2間でそれぞれ一体の導体であり、出力端子もP2〜P
2’〜P3〜P4間、N2〜N2’〜Na間は一体の主回路導
体P、Nとして、一体基板12上に設けられる。
【0091】なお、P2〜P2’間導体とN2〜N2’間導
体の間隔を極力狭く設け、この導体の間に高誘電率の絶
縁材Qを密着して設けるコンデンサ構造とし、高調波電
流の低減及び放射ノイズの抑制、スパイク電圧の抑制を
図る。
【0092】逆変換器9と逆変換器9’の入出力端子の
接続も同様な方法で行う。一方、図14のように平滑コ
ンデンサ5の容量アップには、大型のコンデンサを用い
ることで一個としたが、小〜中型のコンデンサを複数個
並列に接続して容量アップに対応しても、同様な効果が
得られる。
【0093】また、図14の主回路導体全配線長のう
ち、少なくとも一部分には図8、図11〜図13のいず
れかのコンデンサ構造を採用して高調波電流の低減及び
放射ノイズの抑制を図る。当然ながら、逆変換器9、
9’のP6〜P6’間、及びN6〜N6’間も含めた主回路
導体P、N全てに渡りコンデンサ構造とすることによ
り、高調波電流による放射ノイズの抑制がより図られ、
将来の更なる高調波規制にも対応できる電力変換装置と
なる。
【0094】更に、同一基板上に主回路導体とゲートド
ライブ回路、電圧検出回路及びそれらの電源部を一体化
配線した一体基板12を用いることにより、配線作業の
省力化、誤配線の絶無化、各回路及び電源部配置スペー
スの有効利用等により、信頼性の向上が図られた電力変
換システムが構築できる。
【0095】以上のように、電力変換器の容量アップに
は順変換器、平滑コンデンサ、及び逆変換器を複数個並
列に接続して用いることにより対応でき、小型から大型
まで電力変換装置のシリーズ化が容易に可能となる。
【0096】ここで、順変換器、平滑コンデンサ、逆変
換器を、図15に示すように、複数個並列に接続すると
一体基板が大型になり反りや撓みが生じ問題になること
も考えられ、かつ、電装品配置等の自由度が問題になる
場合も考えられる。この様な場合は図16に示すよう
に、平滑コンデンサ5を境に一体基板を2分割する。即
ち、順変換器3の入力端子R、S、Tから平滑コンデン
サ5までを一つの一体基板12aに、もう一方は平滑コ
ンデンサ5から逆変換器9の出力端子U、V、Wまでを
一体基板12bに設け、一体基板12a、12bを平滑コ
ンデンサ5の電極部P5、N5で接続固定(12aと12b
を連結固定)する。
【0097】一方、大電流が流せる大型で1素子形の可
変制御素子モジュールを6個組み合わせて、順変換器
3、又は逆変換器9を構成する場合にも一体基板が大型
になり、基板の反り等による強度が問題になることが考
えられる。この様な場合には、図17に示すように、一
方の一体基板12a上に複数個の可変制御素子モジュー
ルの各入出力端子を接続配線する主回路導体を設けて順
変換器3を構成し、他方の一体基板12b上に複数個の
可変制御素子モジュールの各入出力端子を接続配線する
主回路導体を設け、逆変換器9を構成する。
【0098】更に、主回路導体を設けた一体基板12
a、12bと同一基板上に各可変制御素子を駆動するゲー
トドライブ回路28a、28bと、ゲートドライブ電源部
33a、33b、及び電圧検出回路29a、29bをそれぞ
れ設け、一体基板12a、12b外に初期電流抑制抵抗
6、電磁接触器7、及び平滑コンデンサ5を配置し、こ
れらと一体基板12a、12bをバスバー等で配線する。
【0099】この様に一体基板12を分割して設けるこ
とにより、基板の大型化により生ずる反り、撓みが避け
られるため、電力変換装置の組立作業が容易になるとと
もに、一体基板12a、12bの内どちらか一方が破損し
た場合、破損した基板のみを交換すれば良いため交換作
業が容易であり、かつ基板搭載部品数も約半分なので交
換部品費用、及び基板製作費用も安価ですむ利点があ
る。
【0100】他の大容量化の方法として、図18〜図1
9の多重運転方式を説明する。図18の35a、35bは
それぞれ電力変換装置であって、各装置を構成する順変
換器3、初期電流抑制抵抗6、該抵抗6に並列接続され
た電磁接触器7、平滑コンデンサ5、逆変換器9等を、
一体基板上に設けた主回路導体P、Nにより接続したも
のである。図18は、小容量の電力変換装置35a、3
5bを収納した大容量の電力変換一括装置36として、
容量の大きい6相モータ37を運転制御できるようにし
たものを示す。
【0101】図19は本発明の一体基板12を用いた複
数の電力変換装置35a、35b、35c、35dを電力変
換一括装置36に収納し、各電力変換装置の出力に接続
した誘導電動機14(14a〜14d)を個別、又は統一し
て運転制御する。この様な多重運転方式により、大容量
化を図ったものである。図18や図19のように複数の
電力変換器をまとめて電力変換一括装置36とすると、
放射ノイズ対策(シールドカバー設置等)が非常に容易に
なる。即ち、個々の電力変換装置別に放射ノイズ対策を
行うより、電力変換一括装置36全体をシールドカバー
等で覆うことにより一括して放射ノイズ対策を行った方
が安価で、かつ、簡単にできる。
【0102】なお、図1〜図5、図12〜図16に示し
た実施例では、順変換器3又はダイオードモジュール
4、及び逆変換器9とも半導体モジュール(多素子で構
成した半導体を内蔵)を用いて説明したが、各変換器と
も前述の図17のように1素子の半導体を多数組み合わ
せて構成しても、上下アームの2素子をユニットとする
2素子内蔵モジュールを3個組み合わせて構成しても同
等の作用、及び効果が得られる。
【0103】また、順変換器3内蔵の可変制御素子と逆
変換器9内蔵の可変制御素子の諸特性が、異なっても、
並列接続した変換器同士の特性が合っていれば、本発明
で述べた作用、効果が変わるものではない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力変換装置を構成するダイオードモジュール4又は回
生制御型の順変換器、逆変換器、その他の主たる部品を
接続する主回路導体を、一つの絶縁性基板上あるいは内
部にパターン化して形成し、各部品の端子に絶縁性基板
を接続することにより絶縁性基板を固定するように構成
したので、配線作業の省略化を図るとともに誤配線をな
くすことができ、また故障部品の交換などをともなうメ
ンテナンスにおいても、配線作業は該基板を各部品の端
子から取りはずしそして取付けるのみで終了するので、
装置のメンテナンス性の向上が図れる。また主回路導体
をプラス側主回路導体、マイナス主回路導体及びそれら
の間に介在する絶縁材により構成してコンデンサ構造と
したので、高周波な高調波電流の低減、及び放射ノイズ
の抑制、並びにスパイク電圧の抑制が図れる。
【0105】また、上記主回路導体を形成した基板に各
変換器を駆動する回路、電圧検出回路、電源部等を設置
し、それらの配線をパターン化することにより、制御線
等の引き回しもなく、より一層、配線作業の省略化が図
られる。
【0106】さらに、ダイオードモジュール、逆変換器
その他の主たる部品と共に発電制動抵抗を風道内に設置
することにより、本質的にサイズの大きい発電制動抵抗
を小形化でき、電力変換装置内に設置可能となり、装置
全体の設置スペースの縮小に貢献できる。
【0107】また、電力変換装置を、ダイオードモジュ
ールまたは回生制御型の順変換器を同一領域に選択的に
設置し、それらの主回路導体の両方を基板上または内部
にパターン化して形成しておくように構成することによ
り、一体基板の改造等を行わずとも仕様にしたがい半導
体モジュールのみを交換するだけで、容易にダイオード
モジュールから回生制御のできる順変換器に変更(その
逆も可能)でき、両変換器を適宜用いることにより電力
変換装置の力率が向上し、また回生制御により省エネル
ギー化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電力変換装置を構成す
る各種電装品の配置図である。
【図2】実施の形態1における風道内の主回路電装品の
配置を示す平面図である。
【図3】実施の形態1における主回路導体パターンを形
成した一体基板と該パターンに対応する電装品の配置を
示す平面図である。
【図4】回生制御型の順変換器と非回生型のダイオード
モジュールの選択的配置を説明する図である。
【図5】順変換器とダイオードモジュールの交換を説明
する回路構成図である。
【図6】本発明にかかる主回路導体のコンデンサ構造を
説明する図である。
【図7】コンデンサの等価回路である。
【図8】本発明にかかる別の主回路導体のコンデンサ構
造を説明する概念図である。
【図9】本発明にかかる別の主回路導体のコンデンサ構
造を説明する図である。
【図10】本発明にかかる別の主回路導体のコンデンサ
構造を説明する図である。
【図11】本発明にかかる別の主回路導体のコンデンサ
構造を説明する図である。
【図12】非回生型のダイオードモジュールを備える電
力変換装置の回路構成図である。
【図13】回生制御型の順変換器を備える電力変換装置
の回路構成図である。
【図14】各2基の順変換器及び逆変換器を備える電力
変換装置に用いる一体基板の平面図である。
【図15】図14に示す電力変換装置の回路構成図であ
る。
【図16】各2基の順変換器、逆変換器を備える電力変
換装置に対する一体基板を2分割する場合の分割位置を
説明する回路構成図である。
【図17】複数素子を組み合わせて順変換器、逆変換器
を構成するのに用いる導体パターンを示す図である。
【図18】本発明の電力変換装置の並列設置による大容
量負荷運転を説明する図である。
【図19】本発明の電力変換装置の並列設置と並列負荷
の運転を説明する図である。
【符号の説明】
3、3’ 順変換器 4 ダイオードモジュール 5 平滑コンデンサ 6 初期電流抑制抵抗 7 電磁接触器 8 放電抵抗 9、9’ 逆変換器 10 スイッチング素子 11 発電制動抵抗 12 一体基板 16 風道 17、18 冷却フィン 21 冷却ファン 23 制御基板 28a、28a’ 順変換器のゲートドライブ回路 28b、28b’ 逆変換器のゲートドライブ回路 29a 順変換器の電圧検出回路 29b 逆変換器の電圧検出回路 30 制御電源部 33a、33b ゲートドライブ電源部 35a〜35d 電力変換装置 36 電力変換一括装置、 P 主回路導体(+極) N 主回路導体(−極) Q 高誘電率の絶縁材

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を直流に変換するダイオードモジュ
    ールと、該ダイオードモジュールの出力を平滑化する平
    滑コンデンサと、該平滑コンデンサから得られた直流電
    圧を交流の可変電圧、可変周波数に変換し負荷に供給す
    る逆変換器と、ダイオードモジュールと平滑コンデンサ
    間に設けた初期電流抑制抵抗と、該初期電流抑制抵抗と
    並列接続する電磁接触器と、逆変換器の出力電力を負荷
    減少時に消費させる発電制動抵抗とを具備する電力変換
    装置において、 ダイオードモジュール、初期電流抑制抵抗、電磁接触
    器、平滑コンデンサ、逆変換器である各部品を接続する
    主回路導体を一つの絶縁性基板上に設け、該主回路導体
    は各部品のプラス端子に接続するプラス側主回路導体
    と、各部品のマイナス端子に接続するマイナス側主回路
    導体とからなり、かつプラス側主回路導体とマイナス側
    主回路導体間に絶縁部材を介在させてそれぞれ絶縁性基
    板に接してパターン化して形成し、主回路導体のパター
    ンを各部品の端子に接続することによって絶縁性基板を
    固定したことを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 交流を直流に変換するダイオードモジュ
    ールと、該ダイオードモジュールの出力を平滑化する平
    滑コンデンサと、該平滑コンデンサから得られた直流電
    圧を交流の可変電圧、可変周波数に変換し負荷に供給す
    る逆変換器と、ダイオードモジュールと平滑コンデンサ
    間に設けた初期電流抑制抵抗と、該初期電流抑制抵抗と
    並列接続する電磁接触器と、逆変換器の出力電力を負荷
    減少時に消費させる発電制動抵抗とを具備する電力変換
    装置において、 ダイオードモジュール、初期電流抑制抵抗、電磁接触
    器、平滑コンデンサ、逆変換器である各部品を接続する
    主回路導体を一つの絶縁性基板内部に設け、該主回路導
    体は各部品のプラス端子に接続するプラス側主回路導体
    と、各部品のマイナス端子に接続するマイナス側主回路
    導体とからなり、かつプラス側主回路導体とマイナス側
    主回路導体とを絶縁性壁を介して近接させて絶縁基板内
    にパターン化して埋設し、主回路導体のパターンを各部
    品の端子に接続することによって絶縁性基板を固定した
    ことを特徴とする電力変換装置。
  3. 【請求項3】 交流を直流に変換するダイオードモジュ
    ールと、該ダイオードモジュールの出力を平滑化する平
    滑コンデンサと、該平滑コンデンサから得られた直流電
    圧を交流の可変電圧、可変周波数に変換し負荷に供給す
    る逆変換器と、ダイオードモジュールと平滑コンデンサ
    間に設けた初期電流抑制抵抗と、該初期電流抑制抵抗と
    並列接続する電磁接触器と、逆変換器の出力電力を負荷
    減少時に消費させる発電制動抵抗とを具備する電力変換
    装置において、 ダイオードモジュール、初期電流抑制抵抗、電磁接触
    器、平滑コンデンサ、逆変換器である各部品を接続する
    主回路導体を一つの絶縁性基板上下に設け、該主回路導
    体は各部品のプラス端子に接続するプラス側主回路導体
    と、各部品のマイナス端子に接続するマイナス側主回路
    導体とからなり、かつプラス側主回路導体及びマイナス
    側主回路導体の一方を絶縁性基板上面に形成し、他方を
    絶縁性基板下面に互いに相対してパターン化して形成
    し、主回路導体のパターンを各部品の端子に接続するこ
    とによって絶縁性基板を固定したことを特徴とする電力
    変換装置。
  4. 【請求項4】 交流を直流に変換するダイオードモジュ
    ールと、該ダイオードモジュールの出力を平滑化する平
    滑コンデンサと、該平滑コンデンサから得られた直流電
    圧を交流の可変電圧、可変周波数に変換し負荷に供給す
    る逆変換器と、ダイオードモジュールと平滑コンデンサ
    間に設けた初期電流抑制抵抗と、該初期電流抑制抵抗と
    並列接続する電磁接触器と、逆変換器の出力電力を負荷
    減少時に消費させる発電制動抵抗とを具備する電力変換
    装置において、 ダイオードモジュール、初期電流抑制抵抗、電磁接触
    器、平滑コンデンサ、逆変換器である各部品を接続する
    主回路導体を一つの絶縁性基板上に設け、該主回路導体
    は各部品のプラス端子に接続するプラス側主回路導体
    と、各部品のマイナス端子に接続するマイナス側主回路
    導体とからなり、かつプラス側主回路導体とマイナス側
    主回路導体間に絶縁部材を介在させて絶縁性基板に積層
    してパターン化して形成し、主回路導体のパターンを各
    部品の端子に接続することによって絶縁性基板を固定し
    たことを特徴とする電力変換装置。
  5. 【請求項5】 絶縁性基板上に逆変換器を駆動するゲー
    トドライブ回路とゲートドライブ電源部とを設け、主回
    路導体とともにパターン配線をしたことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板上に、逆変換器の入力側の電
    圧を検出する電圧検出器を搭載し、該電圧検出器の配線
    を絶縁性基板上に主回路導体とともにパターン配線をし
    たことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の電力変換装置。
  7. 【請求項7】 ダイオードモジュール、平滑コンデン
    サ、逆変換器、電磁接触器及び発電制動抵抗を風道内に
    配置し、かつダイオードモジュール及び逆変換器を一つ
    の冷却に取付け、発電制動抵抗を別の冷却フィンに取付
    け、該風道頂部を絶縁性基板で覆い、初期電流抑制抵抗
    は絶縁性基板上に搭載したことを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載の電力変換装置。
  8. 【請求項8】 交流を直流に変換する回生制御型の順変
    換器と、該順変換器の出力を平滑化する平滑コンデンサ
    と、該平滑コンデンサから得られた直流電圧を交流の可
    変電圧、可変周波数に変換し負荷に供給する逆変換器
    と、順変換器と平滑コンデンサ間に設けた初期電流抑制
    抵抗と、該初期電流抑制抵抗と並列接続する電磁接触器
    とを具備する電力変換装置において、 順変換器、初期電流抑制抵抗、電磁接触器、平滑コンデ
    ンサ、逆変換器である各部品を接続する主回路導体を一
    つの絶縁性基板上に設け、該主回路導体は各部品のプラ
    ス端子に接続するプラス側主回路導体と、各部品のマイ
    ナス端子に接続するマイナス側主回路導体とからなり、
    かつプラス側主回路導体とマイナス側主回路導体間に絶
    縁部材を介在させてそれぞれ絶縁性基板に接してパター
    ン化して形成し、主回路導体のパターンを各部品の端子
    に接続することによって絶縁性基板を固定したことを特
    徴とする電力変換装置。
  9. 【請求項9】 交流を直流に変換する回生制御型の順変
    換器と、該順変換器の出力を平滑化する平滑コンデンサ
    と、該平滑コンデンサから得られた直流電圧を交流の可
    変電圧、可変周波数に変換し負荷に供給する逆変換器
    と、順変換器と平滑コンデンサ間に設けた初期電流抑制
    抵抗と、該初期電流抑制抵抗と並列接続する電磁接触器
    とを具備する電力変換装置において、 順変換器、初期電流抑制抵抗、電磁接触器、平滑コンデ
    ンサ、逆変換器である各部品を接続する主回路導体を一
    つの絶縁性基板内部に設け、該主回路導体は各部品のプ
    ラス端子に接続するプラス側主回路導体と、各部品のマ
    イナス端子に接続するマイナス側主回路導体とからな
    り、かつプラス側主回路導体とマイナス側主回路導体と
    を絶縁性壁を介して近接させて絶縁基板内にパターン化
    して埋設し、主回路導体のパターンを各部品の端子に接
    続することによって絶縁性基板を固定したことを特徴と
    する電力変換装置。
  10. 【請求項10】 交流を直流に変換する回生制御型の順
    変換器と、該順変換器の出力を平滑化する平滑コンデン
    サと、該平滑コンデンサから得られた直流電圧を交流の
    可変電圧、可変周波数に変換し負荷に供給する逆変換器
    と、順変換器と平滑コンデンサ間に設けた初期電流抑制
    抵抗と、該初期電流抑制抵抗と並列接続する電磁接触器
    とを具備する電力変換装置において、 順変換器、初期電流抑制抵抗、電磁接触器、平滑コンデ
    ンサ、逆変換器である各部品を接続する主回路導体を一
    つの絶縁性基板上下に設け、該主回路導体は各部品のプ
    ラス端子に接続するプラス側主回路導体と、各部品のマ
    イナス端子に接続するマイナス側主回路導体とからな
    り、かつプラス側主回路導体及びマイナス側主回路導体
    の一方を絶縁性基板上面に、他方を絶縁性基板下面に互
    いに相対してパターン化して形成し、主回路導体のパタ
    ーンを各部品の端子に接続することによって絶縁性基板
    を固定したことを特徴とする電力変換装置。
  11. 【請求項11】 交流を直流に変換する回生制御型の順
    変換器と、該順変換器の出力を平滑化する平滑コンデン
    サと、該平滑コンデンサから得られた直流電圧を交流の
    可変電圧、可変周波数に変換し負荷に供給する逆変換器
    と、順変換器と平滑コンデンサ間に設けた初期電流抑制
    抵抗と、該初期電流抑制抵抗と並列接続する電磁接触器
    とを具備する電力変換装置において、 順変換器、初期電流抑制抵抗、電磁接触器、平滑コンデ
    ンサ、逆変換器である各部品を接続する主回路導体を一
    つの絶縁性基板上に設け、該主回路導体は各部品のプラ
    ス端子に接続するプラス側主回路導体と、各部品のマイ
    ナス端子に接続するマイナス側主回路導体とからなり、
    かつプラス側主回路導体とマイナス側主回路導体間に絶
    縁部材を介在させて絶縁性基板に積層してパターン化し
    て形成し、主回路導体のパターンを各部品の端子に接続
    することによって絶縁性基板を固定したことを特徴とす
    る電力変換装置。
  12. 【請求項12】 絶縁性基板上に順変換器及び逆変換器
    を駆動するそれぞれのゲートドライブ回路とそれぞれの
    ゲートドライブ電源部とを設け、主回路導体とともにパ
    ターン配線をしたことを特徴とする請求項8ないし11
    のいずれかに記載の電力変換装置。
  13. 【請求項13】 絶縁性基板上に順変換器出力側の電圧
    を検出する電圧検出器と、逆変換器の入力側の電圧を検
    出する電圧検出器とを搭載し、両電圧検出器の配線を主
    回路導体とともにパターン配線をしたことを特徴とする
    請求項8ないし11のいずれかに記載の電力変換装置。
  14. 【請求項14】 交流を直流に変換するダイオードモジ
    ュール又は回生制御可能な順変換器と、ダイオードモジ
    ュール又は回生制御可能な順変換器の出力を平滑化する
    平滑コンデンサと、該平滑コンデンサから得られた直流
    電圧を交流の可変電圧、可変周波数に変換する逆変換器
    と、ダイオードモジュール又は回生制御可能な順変換器
    と平滑コンデンサ間に設けた初期電流抑制抵抗と、該初
    期電流抑制抵抗と並列接続する電磁接触器と、逆変換器
    の出力電力を負荷減少時に消費させる発電制動抵抗とを
    具備する電力変換装置において、 ダイオードモジュール又は回生制御可能な順変換器、電
    磁接触器、平滑コンデンサ、逆変換器及び発電制動抵抗
    である各部品を風道内に配設し、各部品を接続する主回
    路導体を一つの絶縁性基板上にパターン化し、該絶縁性
    基板で風道を覆い各部品の端子に主回路導体パターンを
    接続することにより絶縁性基板を固定し、かつダイオー
    ドモジュール又は回生制御可能な順変換器を風道の同一
    領域に選択的に配設し、絶縁性基板上ダイオードモジュ
    ールおよびは回生制御可能な順変換器それぞれの主回路
    導体のパターンを含むことを特徴とする電力変換装置。
  15. 【請求項15】交流を直流に変換する回生制御型の順変
    換器と、該順変換器の出力を平滑化する平滑コンデンサ
    と、該平滑コンデンサから得られた直流電圧を交流の可
    変電圧、可変周波数に変換し負荷に供給する逆変換器
    と、順変換器と平滑コンデンサ間に設けた初期電流抑制
    抵抗と、該初期電流抑制抵抗と並列接続する電磁接触器
    とを具備する電力変換装置において、 順変換器を、一つの絶縁性基板上に配置した複数の可変
    制御順変換素子と該一つの絶縁性基板上にパターン化し
    て形成し順変換素子間を接続する主回路導体とから構成
    し、更に逆変換器を、別の絶縁性基板上に配置した複数
    の可変制御逆変換素子と該別の絶縁性基板上にパターン
    化して形成し逆変換素子間を接続する主回路導体とから
    構成したことを特徴とする電力変換装置。
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