JPH1098455A

JPH1098455A - 回線切替方式

Info

Publication number: JPH1098455A
Application number: JP8269302A
Authority: JP
Inventors: Hatsuo Toyomasu; 肇夫豊増; Toshiyuki Yamada; 俊行山田
Original assignee: Hitachi Telecom Technologies Ltd
Current assignee: Hitachi Telecom Technologies Ltd
Priority date: 1996-09-19
Filing date: 1996-09-19
Publication date: 1998-04-14

Abstract

(57)【要約】【課題】通信回線の回線切替システムにおいて、多数
の回線を、所定の時間に一斉に切替える機能を備え、通
信コスト、設備コストの低減を図る。【解決手段】回線切替装置２に、リモート管理装置か
ら設定された、接続回線を切替え／切戻しするための予
約情報を格納する記憶装置１５と、時間及びカレンダー
情報を刻々と計数し、これを蓄積する時計装置１３及び
カレンダー装置１４とを備えておき、制御部１１が、時
計装置１３及びカレンダー装置１４からの時間及びカレ
ンダー情報と記憶装置１５の予約情報とに基づいて、予
約時間到達時に、回線切替部１６を制御し、接続回線の
切替え／切戻しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テムにおける通信回線の回線切替方式に係り、特に、予
約機能による回線切替方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の回線切替システムは、ネットワー
クを管理するリモート管理装置からの制御で接続回線の
切替えを行うため、多くの端末を一斉に切替えるには、
実時間性がなく、全ての回線切替装置の接続回線を切替
えるのに多くの時間を要していた。これに対処する切替
え時間の短縮方法として、リモート管理装置を増設し、
リモート管理装置一台当たりの回線切替装置の制御台数
を減らす方法、及び、リモート管理装置に引き込む回線
の数を増やす方法を用いていた。しかしながら、これら
の方法では、同時性を維持するのが困難であり、一斉に
切替えを行うことができない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、従来は
多数の回線を一斉に切替えようとすると多くの切替時間
を要するため、所定の時間を区切りに、システムの構成
の変更を行うため接続回線を切替える必要がある業務に
対する切替えサービスを適用できないという問題があっ
た。

【０００４】本発明の目的は、多数の回線を、所定の時
間に一斉に切替える機能を備え、通信コスト、設備コス
トの低減を図る回線切替方式を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の目的は、端末装
置と、回線切替装置と、リモート管理装置とを備えた回
線切替システムにおいて、前記回線切替装置が、前記リ
モート管理装置から設定された、接続回線を切替え／切
戻しするための予約情報を格納する記憶装置と、時間及
びカレンダー情報を刻々と計数し、これを蓄積する時計
手段と、前記時計手段からの時間及びカレンダー情報と
前記記憶装置の予約情報とにより、予約時間到達時に、
前記接続回線の切替え／切戻しを行う切替制御手段とを
有することによって達成される。

【０００６】すなわち、回線切替装置が、リモート管理
装置から設定された記憶装置内の予約情報により、予約
時間到達時に接続回線を切替えることによって、多数の
回線を切替える場合に、リモート管理装置より回線切替
装置に切替指示を送出し、数十分要していた接続回線の
切替が、予約時刻（時間）とほぼ同時に終了することが
できる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。

【０００８】図１は、本発明の実施の形態を示す回線切
替装置のブロック図である。図１において、１１は演算
部、１２はパネル（操作盤）、１３は時計装置、１４は
カレンダー装置、１５はメモリ（記憶装置）、１６は回
線切替部、及び１７はインタフェース変換部を示してい
る。

【０００９】このように構成された回線切替装置におい
て、接続された回線をある特定の時間に切替えようとす
る場合、予めパネル１２より予約情報を入力し、メモリ
１５にその予約情報を格納しておく必要がある。なお、
ここでいう予約情報とは、月・日付・曜日・時間・回線
切替後の相手接続先などである。

【００１０】パネル１２により入力された予約情報は、
演算部１１よりメモリ１５に格納される。演算部１１
は、常時若しくは所定の間隔で、メモリ１５に格納され
た予約情報と、時計装置１３及びカレンダー装置１４と
を比較しており、これらが一致したとき、即ち、予約時
刻になったとき、インタフェース変換部１７に対して接
続指示を行い、公衆網との接続が完了すると、回線切替
部１６に対して接続回線の切替指示を行う。すると、回
線切替部１６は演算部１１より出された指示に従って、
回線の切替動作を行う。なお、このとき、インタフェー
ス変換部１７は切替られた回線と、回線切替装置に接続
されている端末装置とのインタフェース変換を行い、通
信の正常性を保持する。

【００１１】このように、メモリ１５に予約情報を格納
しておくことによって、回線切替を一斉に行うことがで
きる。ところで、上述したように、パネル１２より予約
情報を入力する方法では、全ての回線切替装置各々に対
して、保守者がデータ設定を行う必要があるため手間を
要し、また、データ入力の誤りにより、対抗する回線切
替装置との予約情報の整合性に問題が生じる可能性があ
る。したがって、予約情報の入力、管理は一元的に行う
ことが望ましい。以下、この方法を説明する。

【００１２】回線切替装置に公衆網を介してリモート管
理装置を接続し、遠隔操作によって予約情報の入力を行
うことができる。まず、保守者はリモート管理装置に対
して各回線切替装置に設定する予約情報を入力する。次
に、リモート管理装置を操作して発呼し、各回線切替装
置に、順次、接続する。リモート管理装置と回線切替装
置とが公衆網を介して接続されると、リモート管理装置
は予め設定された予約情報を回線切替装置に送出する。

【００１３】一方、回線切替装置は、インタフェース変
換部１７で公衆網を介してリモート管理装置からの予約
情報を受信し、演算部１１がこれを読み取る。そして、
演算部１１は読み取った予約情報をメモリ１５に格納
し、予約情報の設定を終了する。このように、予約情報
の入力、管理をリモート管理装置で一元的に行うことが
できる。

【００１４】次に、予約情報の入力を行う他の方法を説
明する。図２は、本発明の他の実施の形態を示す回線切
替装置のブロック図である。図２において、１１は演算
部、１２はパネル（操作盤）、１３は時計装置、１４は
カレンダー装置、１５はメモリ（記憶装置）、１６は回
線切替部、１７はインタフェース変換部、及び１８はモ
ニタ部を示している。

【００１５】図２に示す回線切替装置によれば、通信回
線介して接続されるホスト装置からも予約情報を入力す
ることができる。まず、保守者はホスト装置に対して各
回線切替装置に設定する予約情報を入力する。次に、ホ
スト装置の入力装置を操作してホスト装置に予め設定さ
れた予約情報を回線切替装置に送出する。

【００１６】一方、回線切替装置は、モニタ部１８で通
信回線を介してホスト装置からの予約情報を受信し、演
算部１１がこれを読み取る。そして、演算部１１は読み
取った予約情報をメモリ１５に格納し、予約情報の設定
を終了する。このように、ホスト装置からも予約情報を
入力することができる。

【００１７】ここで、時計装置１３及びカレンダー１４
は、時間の正確性を保持するために、周期的に公衆網又
は通信回線を介して接続されたホスト装置よりデータを
取り込み、比較・校正を行う。

【００１８】図３は、図１又は図２に示す回線切替装置
を用いたシステム構成の一例を示す図である。

【００１９】図３において、１は端末装置、２，４，８
は回線切替装置、３は通信回線、５はホスト装置Ａ、６
は公衆網、７はリモート管理装置、及び９はホスト装置
Ｂを示している。

【００２０】この構成において、端末装置１が、回線切
替装置２、通信回線３、及び回線切替装置４を介して、
ホスト装置Ａと通信を行っているものとする。この状態
において、ある特定の時間に、接続回線を通信回線３か
ら公衆網４へバックアップ回線として切替を行う場合、
回線切替装置２，４に対して、予め予約情報を、（１）
回線切替装置のパネルにより、（２）リモート管理装置
を用いた遠隔操作により、若しくは、（３）ホスト装置
により入力しておく。すると、回線切替装置２，４はこ
の入力された予約情報に従い回線切替動作を行う。

【００２１】また、バックアップとしてではなく、通信
相手先を、ホスト装置Ａ５からホスト装置Ｂ９に切替え
るシステム変更を行う場合にも同様に行える。即ち、回
線切替装置２，４，８の各々に対して、接続の回線を、
回線切替装置２と回線切替装置４の接続から、回線切替
装置２と回線切替装置８の接続に切替えるという情報を
示す予約情報を、予め設定しておく。すると、各回線切
替装置は、ある特定の時間にその予約情報に従って、接
続回線の切替を行う。

【００２２】なお、回線切替装置が図２に示すモニタ部
１８を備えていれば、切替予約時刻に端末装置又はホス
ト装置の状態をモニタし、その結果、例えば端末装置又
はホスト装置の電源断時などの異常時での切替を防止す
ることもできる。

【００２３】さらに、予約情報に種別情報を付加する
か、若しくは、他のパラメータを付加することにより、
システム運用日の毎日のある決まった時刻に接続回線の
切替え／切戻しを行うこと、また、接続回線の切替え／
切戻しを行う前に、回線の切替許可情報等の入力によ
り、回線切替えの可／不可を確認した上での動作実行、
端末の状態チェック後の動作実行などを選択することが
できる。

【００２４】なお、切戻しの動作については、切替えの
動作と同様に行われることが明らかなので、その詳細な
説明を省略する。

【００２５】

【発明の効果】本発明によれば、回線切替装置にメモリ
（記憶装置）、時計装置、及びカレンダー装置を備え、
予約による多数の接続回線の切替ができるようになり、
各回線切替装置が独自にメモリに格納された予約情報に
従って、接続回線の切替を行うため、一斉に、且つ、瞬
時に接続回線を切替えるられるようになる。即ち、ホス
ト装置に対して接続される端末装置の台数が何台あって
も、予約情報を各回線切替装置に予め設定しておけば、
接続回線をある特定の時間に一斉に切替えることがで
き、システムの実時間性を持たせることが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態を示す回線切替装置のブ
ロック図である。

【図２】本発明の他の実施の形態を示す回線切替装置の
ブロック図である。

【図３】本発明の回線切替装置を適用したシステム構成
の一例を示す図である。

【符号の説明】

１１・・・演算部、１２・・・パネル（操作盤）、１３・・・時計装置、１４・・・カレンダー装置、１５・・・メモリ（記憶装置）、１６・・・回線切替部、１７・・・インタフェース変換部、１８・・・モニタ部。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】端末装置と、回線切替装置と、リモート
管理装置とを備えた回線切替システムにおいて、前記回
線切替装置が、前記リモート管理装置から設定された、
接続回線を切替え／切戻しするための予約情報を格納す
る記憶装置と、時間及びカレンダー情報を刻々と計数
し、これを蓄積する時計手段と、前記時計手段からの時
間及びカレンダー情報と前記記憶装置の予約情報とによ
り、予約時間到達時に、前記接続回線の切替え／切戻し
を行う切替制御手段とを有することを特徴とする回線切
替方式。