JPH1097818A - メンブレンスイッチ - Google Patents
メンブレンスイッチInfo
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- JPH1097818A JPH1097818A JP8250671A JP25067196A JPH1097818A JP H1097818 A JPH1097818 A JP H1097818A JP 8250671 A JP8250671 A JP 8250671A JP 25067196 A JP25067196 A JP 25067196A JP H1097818 A JPH1097818 A JP H1097818A
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- electrode
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Abstract
共に、複雑な形状の印刷を形成することができるメンブ
レンスイッチを提供する。 【解決手段】 エンボス加工された上部シート21と、
この上部シートの凹部側の面に重ねられる下部シート2
2と、上部シートのエンボス加工部27の凹面に印刷に
より形成された第1電極24と、下部シートの上部シー
ト側の面に印刷により形成されたスペーサ用レジスト2
3と、下部シート22の第1電極に整合する位置に形成
された第2電極25と、上部シートのエンボス加工部2
7を除く下部シートに重ねられる面に印刷により形成さ
れた粘着剤層26とを有する。
Description
れる薄型スイッチとしてのメンブレンスイッチに関し、
クリック感を有するメンブレンスイッチ又はキーボード
メンブレンスイッチ等に関する。
チは、PET(ポリエチレンテレフタレート)の基材に
エンボス加工を設けた上部シートと、PETの下部シー
トと、上部シートと下部シートとの間に介挿されたPE
Tからなるスペーサシートとを有する。
感付きのメンブレンスイッチを示す断面図である。上部
シート1と下部シート2との間にスペーサシート3が介
挿されている。これらの上部シート1、下部シート2及
びスペーサシート3はいずれもPET基材からなり、上
部シート1にはエンボス加工部6が形成されている。こ
の上部シート1のエンボス加工部6の内面(凹面)には
Agペースト回路により電極4が形成されており、この
電極4に対向する下部シート2の内面には、同様にAg
ペースト回路により電極5が形成されている。電極5は
スイッチによりオンオフされる一方の回路に接続された
1又は複数の帯電極と、他方の回路に接続された1又は
複数の帯電極とから構成され、電極4が電極5の帯電極
に接触すると、一方の回路に接続された帯電極と他方の
回路に接続された帯電極とが電気的に接続される。スペ
ーサシート3は上部シート1のエンボス加工部6に整合
する位置にエンボス径より大きな直径で穿孔された孔を
有するPETシートであり、従来のメンブレンスイッチ
はこのような上部シートと、下部シートと、スペーサシ
ート3との3層積層体で構成されている。
チの上部シートの製造方法を示す図である。先ず、上部
シート1及び下部シート2の所定位置に、夫々電極4、
5をAgペースト回路を印刷することにより形成する。
そして、上部シート1は、図5に示すように、凸部を有
するエンボス下型13と、凹部を有するエンボス上型1
1との間に、PETシート17とクッションシート15
とを重ねて配置する。図6に示すように、上型11及び
下型13にはヒータが内蔵されており、上型11と下型
13との間にPETシート17とクッションシート15
とを挟み込み、上型11と下型13とを内蔵ヒータによ
り加熱して、シート17を加熱する。このようにして、
シート17を熱間プレス加工する。
ンボス上型12と、同じく水冷されたエンボス下型14
との間にシート15及び17を挟み込み、これらを冷却
することにより、シート17を冷間プレス加工する。こ
のようにして、シート17に上型及び下型の凸形状が転
写されて上部シート1が製造される。
フィルムを、そのエンボス加工部6に対応する部分に穿
孔することにより形成されたスペーサシート3の両面に
上部シート1とか部シート2を積層して図4に示すメン
ブレンスイッチが製造される。
エンボス加工部を有するメンブレンスイッチは、PET
シートからなるスペーサシート3を使用しているため、
スペーサシート3の穿孔加工工程、エアベント加工工
程、外型抜き工程及び組立工程の各工程が必要であり、
製造に多数の工数が必要であるという問題点がある。こ
のため、製造コストが高いという欠点がある。
プレス機によるエンボス加工では、金型にAgペースト
インク回路及びレジスト等が転写してしまうため、単純
な接点印刷(ドット印刷)が形成されたPETシートし
かエンボス加工することができなかった。
と、金型から製品へ汚れが付着してしまうという不都合
もある。
のであって、工程の短縮により製造コストを低減できる
と共に、複雑な形状の印刷を形成することができるメン
ブレンスイッチを提供することを目的とする。
スイッチは、エンボス加工された上部シートと、この上
部シートの凹部側の面に重ねられる下部シートと、上部
シートのエンボス加工部の凹面に印刷により形成された
第1電極と、下部シートの上部シート側の面に印刷によ
り形成されたスペーサ用レジストと、下部シートの前記
第1電極に整合する位置に形成された第2電極と、上部
シートの前記エンボス加工部を除く下部シートに重ねら
れる面に印刷により形成された粘着剤層とを有すること
を特徴とする。
前記第2電極は接続されるべき第3電極及び第4電極か
ら構成され、前記第1電極が前記第3電極及び第4電極
に接触することにより第3電極と第4電極とが電気的に
接続されるように構成することができる。
は、前記第1電極と第2電極とが接触することにより第
1電極と第2電極とが電気的に接続されるように構成す
ることもできる。
に前記第1電極を印刷形成し、下部シートとの粘着材を
印刷形成した後、エンボス加工部にのみ棒状のヒータを
押しつけることにより形成されたものであることが好ま
しい。
チは、上部シートと、この上部シートに重ねられる下部
シートと、上部シートに印刷により形成された第1電極
と、下部シートの上部シート側の面であって少なくとも
前記第1電極を除く位置に印刷により形成されたスペー
サ用レジストと、下部シートの前記第1電極に整合する
位置に形成された第2電極と、上部シートの前記スペー
サ用レジストに重ねられる面に印刷により形成された粘
着剤層とを有することを特徴とする。
が上部シート及び下部シートに印刷により形成されてい
ると共に、スペーサ用レジスト及び粘着剤層も印刷によ
り形成されている。従って、上部シートと下部シートと
を積層するだけでメンブレンスイッチが組み立てられ、
製造工程が少なく、製造コストを低減することができ
る。このようなメンブレンスイッチのエンボス加工部
は、エンボス加工部のみを棒状のヒータにより加熱する
ことにより形成することができるので、上部シートのエ
ンボス加工部以外の部分にはAgペーストインク回路等
の複雑な印刷も形成することができ、メンブレンスイッ
チの機能を向上させることができる。
付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
実施例に係るメンブレンスイッチの組立方法を示す断面
図である。上部シート21及び下部シート22はPET
シートであり、上部シート21にはエンボス加工部27
が形成されている。
27の内面凹部には、Agペースト回路からなる電極2
4が形成されており、上部シート21におけるエンボス
加工部27以外の部分には、粘着剤層26が印刷により
形成されている。また、下部シート22には、電極24
に対向する位置に、電極25がAgペーストインク回路
により形成されており、粘着剤層26に対向する部分に
はスペーサ用レジスト23が印刷により形成されてい
る。
ペーサとなるレジスト23が印刷により形成されている
点、及び上部シートに粘着剤層26が印刷により形成さ
れている点に特徴がある。従って、本願発明において
は、粘着剤層26をスペーサ用レジスト23に重ねて接
着するだけでメンブレンスイッチが組み立てられ、従来
と異なり、両面に接着剤を塗布したスペーサシートが不
要である。
の製造方法について説明する。スペーサ用レジスト23
は下部シート22上にレジストインクを厚く印刷するだ
けで所望のスペーサとしての厚さを確保することができ
る。また、電極25は従来同様にAgペーストインク回
路を印刷することにより形成することができる。
すように、エンボス加工を施すべき位置に孔32を有す
るボード31を使用し、このボード31上に予め粘着剤
層26と電極24とが所定位置に印刷された上部シート
21をその外面となる面をボード31に接触させて載置
する。電極24はAgペーストインク回路を印刷するこ
とにより形成することができる。そして、孔32より小
径の棒状のヒータ30を孔32の直上から降下させ、電
極24の上から上部シート21を局部的に下方に押圧
し、図1に示す所望のエンボス形状を確保しつつこの状
態を保持する。ヒータ30は内部に抵抗発熱線が埋め込
まれており、この抵抗発熱線に通電することによりヒー
タ30が高温になってこれに接触しているシート部分が
局部的に加熱される。これにより、上部シート21のエ
ンボス加工すべき部分はヒータ30により加熱された状
態で押圧される。その後、ヒータ30への通電を停止す
ることにより加熱を停止し、必要に応じてヒータ30の
下端の近傍に送風して上部シート21のエンボス加工部
を冷却する。次いで、ヒータ30を上昇させて退避させ
る。これにより、上部シート21のエンボス加工が終了
する。
装置としては、ボード31を水平に設置し、ヒータ30
を複数個1直線(水平線)上に配置し、各ヒータ30を
独立して昇降移動可能に支持部材により支持し、この支
持部材をボード31面上でX−Y軸のX方向及びY方向
に移動可能に支持することにより構成することができ
る。なお、ヒータ30の配列方向は、例えばX方向に一
致させる。
おいては、支持部材をボード31上の任意に位置に移動
させ、複数の棒状ヒータ30のうちの必要なものだけ通
電してこれを下降させる。これにより、PETシートか
らなる上部シートに対し、X方向に配置された複数個の
ヒータ30により一度に複数のエンボス加工が施され
る。その後、支持部材をY方向に移動させ、同様に複数
個のエンボス加工を施す。このようにして、上部シート
の所定位置にエンボス加工を迅速に形成することができ
る。
においては、上部シート21と下部シート22とを粘着
剤層26を介して張り合わせるだけでメンブレンスイッ
チが製造される。このため、メンブレンスイッチの組立
作業が容易であると共に、工数が少なく、製造コストを
低減することができる。
剤層26を印刷により形成し、下部シート22にスペー
サ用レジスト23を印刷により形成したことにより奏さ
れるものであり、このような粘着剤層26の印刷形成
は、エンボス加工部27の形成を、棒状ヒータ30によ
りエンボス加工部のみを局部的に加熱することにより可
能となったものである。即ち、このようにエンボス加工
部27のみを局部的に加熱することができるから、その
周囲に粘着剤層26をエンボス形成前に予め形成したお
くことができる。
印刷により形成することにより、下部シート22には粘
着剤層を形成する必要がない。このため、下部シート2
2に小型の部品を実装することができる。即ち、下部シ
ートに粘着剤層を形成した後、部品を実装しようとする
と、部品実装時のAgペーストの乾燥及び封止液の乾燥
等によって粘着剤も乾燥してしまうという不都合があ
る。これに対し、本実施例のように、上部シート21に
粘着剤層26を形成した場合は、下部シート22に部品
を実装しても上部シート21がその熱影響を受けること
はない。
イッチに適用した実施例を示す断面図である。このキー
ボード用メンブレンスイッチにおいては、PETからな
る下部シート42の表面に、所定部分が欠落したスペー
サ用レジスト43を印刷により形成し、更に、この欠落
部に電極46を印刷により形成する。そして、PETか
らなる上部シート41の表面に下部シートの電極46に
整合する位置に電極45を印刷により形成し、更に、レ
ジスト43に対向する面に粘着剤層44を印刷により形
成する。その後、粘着剤層44とレジスト43とを重ね
て接着することにより、メンブレンスイッチが製造され
る。
例と異なり、クリック感を付与するエンボス加工部27
は存在しないが、この実施例と同様に、単に上部シート
41と下部シート42とを重ねるだけでメンブレンスイ
ッチを組み立てることができ、製造工程の短縮により製
造コストを低減することができる。
印刷によりスペーサを形成してしまうので、従来のよう
に上部シート及び下部シートの他に、スペーサシートを
用意し、3者を接合する必要がなく、部品数の削減及び
工数の短縮により製造コストを低減することができる。
また、組立時のずれの発生も抑制することができる。
立方法を示す断面図である。
を示す断面図である。
る。
示す断面図である。
ある。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 エンボス加工された上部シートと、この
上部シートの凹部側の面に重ねられる下部シートと、上
部シートのエンボス加工部の凹面に印刷により形成され
た第1電極と、下部シートの上部シート側の面に印刷に
より形成されたスペーサ用レジストと、下部シートの前
記第1電極に整合する位置に形成された第2電極と、上
部シートの前記エンボス加工部を除く下部シートに重ね
られる面に印刷により形成された粘着剤層とを有するこ
とを特徴とするメンブレンスイッチ。 - 【請求項2】 前記第2電極は接続されるべき第3電極
及び第4電極から構成され、前記第1電極が前記第3電
極及び第4電極に接触することにより第3電極と第4電
極とが電気的に接続されることを特徴とする請求項1に
記載のメンブレンスイッチ。 - 【請求項3】 前記第1電極と第2電極とが接触するこ
とにより第1電極と第2電極とが電気的に接続されるこ
とを特徴とする請求項1に記載のメンブレンスイッチ。 - 【請求項4】 前記エンボス加工部は、基材上に前記第
1電極を印刷形成し、下部シートとの粘着材を印刷形成
した後、棒状のヒータを押しつけることにより形成され
たものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
か1項に記載のメンブレンスイッチ。 - 【請求項5】 上部シートと、この上部シートに重ねら
れる下部シートと、上部シートに印刷により形成された
第1電極と、下部シートの上部シート側の面であって少
なくとも前記第1電極を除く位置に印刷により形成され
たスペーサ用レジストと、下部シートの前記第1電極に
整合する位置に形成された第2電極と、上部シートの前
記スペーサ用レジストに重ねられる面に印刷により形成
された粘着剤層とを有することを特徴とするメンブレン
スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25067196A JP3877812B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | メンブレンスイッチの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25067196A JP3877812B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | メンブレンスイッチの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1097818A true JPH1097818A (ja) | 1998-04-14 |
JP3877812B2 JP3877812B2 (ja) | 2007-02-07 |
Family
ID=17211324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25067196A Expired - Fee Related JP3877812B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | メンブレンスイッチの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3877812B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013506239A (ja) * | 2009-09-24 | 2013-02-21 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 印刷可能な極性スイッチ |
JP2016033755A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | キーテック株式会社 | 入力装置 |
WO2017098842A1 (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 株式会社デンソー | ヒータ装置、およびヒータ装置の製造方法 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP25067196A patent/JP3877812B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013506239A (ja) * | 2009-09-24 | 2013-02-21 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 印刷可能な極性スイッチ |
US9287067B2 (en) | 2009-09-24 | 2016-03-15 | Basf Se | Printable polarity switch |
JP2016033755A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | キーテック株式会社 | 入力装置 |
WO2017098842A1 (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | 株式会社デンソー | ヒータ装置、およびヒータ装置の製造方法 |
JPWO2017098842A1 (ja) * | 2015-12-09 | 2018-03-29 | 株式会社デンソー | ヒータ装置、およびヒータ装置の製造方法 |
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---|---|
JP3877812B2 (ja) | 2007-02-07 |
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