JPH1096768A - 船舶用レーダ装置 - Google Patents

船舶用レーダ装置

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JPH1096768A
JPH1096768A JP8252986A JP25298696A JPH1096768A JP H1096768 A JPH1096768 A JP H1096768A JP 8252986 A JP8252986 A JP 8252986A JP 25298696 A JP25298696 A JP 25298696A JP H1096768 A JPH1096768 A JP H1096768A
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JP
Japan
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azimuth
target echo
echo
target
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP8252986A
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English (en)
Inventor
Koichi Saito
浩一 斎藤
Takashi Saito
隆 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1096768A publication Critical patent/JPH1096768A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーダアンテナの方位と指示機上の方位とを簡
易かつ確実に一致させる。 【解決手段】例えば、自船のマストを方位補正の目標に
設定する。この目標エコー32のみを計算の対象とする
ために、計算領域を目標エコー32を含む小領域に限定
する。その小領域の中で目標エコー32の角度方向の前
縁41と後縁42とを検出し、自船位置Qに対する目標
エコー32の中心43の方位θ3を計算する。そして、
この計算した目標エコー32の中心方位θ3に基づき、
実際にレーダアンテナが向いている方向と指示機上の船
首方位(0°)のずれを電子回路上で補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダアンテナ
(以下、単に、アンテナまたは空中線ともいう。)の回
転により得られた受信信号をメモリに書き込むととも
に、メモリの内容をラスタスキャン方式で読み出して、
指示機を構成するCRTなどの表示器に表示させる船舶
用レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の船舶用レーダ装置1の構
成を示すブロック図である。
【0003】この船舶用レーダ装置1は、基本的に、電
波を360°方向に送受信するために水平方向に回転す
るレーダアンテナ2と、このレーダアンテナ2の回転を
制御するとともに送受信信号を送受信する送受信機を含
むアンテナ部3と、このアンテナ部3に接続される指示
機4とから構成される。
【0004】アンテナ部3から出力される受信信号はA
/D変換回路5によりデジタル信号(ビデオ信号)とさ
れ、このデジタル信号(いわゆるエコーデータ)が受信
方位に対応して、いわゆるテンポラリメモリであるスイ
ープメモリ6に時系列で極座標データとして一旦記憶さ
れる。
【0005】記憶回路9には、アンテナ2の方位と指示
機4の方位とのずれが記憶されている。
【0006】アンテナ回転パルスを計測するアンテナ回
転信号計数回路7の出力である角度信号と、CPU回路
17により記憶回路9から読み出された前記方位とのず
れによって得られた角度情報が座標変換回路10に供給
される。
【0007】座標変換回路10は、前記角度情報によっ
て方位(角度)が修正された前記極座標データを直交座
標データに変換し、レーザ映像データとしてレーダ映像
フレームメモリ11に書き込む。
【0008】CPU回路17は、送受信機制御回路12
を通じてアンテナ部3を制御するとともに、グラフィッ
ク制御回路13を制御して可変距離目盛や船首輝線およ
びカーソル等のグラフィックデータ(文字データも含
む)をグラフィックフレームメモリ14に書き込む。
【0009】このグラフィックデータと前記レーザ映像
データとをD/A変換器15により合成してアナログ信
号に変換する。このアナログ信号によりCRT表示器1
6上にレーダ映像とグラフィック映像とが合成して表示
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、船舶用レー
ダ装置では、レーダ装置を船舶に設置(装備)する際
に、アンテナが物標に向いている方向と、指示機上に表
示される前記物標のエコーの方向とが一致していること
が必須の条件であり、一致するように調整して、その方
位のずれを記憶回路9に記憶するようにしている。
【0011】方位を一致させるための方位調整技術とし
て、船舶が停泊中に既知のエコーを用いて合わせる技術
と、船首側のマスト等のエコーを用いて合わせる技術が
考えられる。
【0012】しかしながら、停泊中に既知のエコーを用
いて合わせる技術は航行中に採用することができないの
で、指示機4の船首位置のずれを航行中に合わせること
は不可能である。
【0013】一方、船首側のマスト等のエコーを用いて
合わせる技術は、航行中にも合わせることができるとい
う利点があるものの、甲板上に多くの物標が存在する場
合、マスト等の位置を特定することが困難であり、合わ
せにくいという問題があった。
【0014】この発明は、このような課題を考慮してな
されたものであって、簡単かつ確実に方位を調整するこ
とを可能とする船舶用レーダ装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、例えば、図
面に示すように、自船に取り付けられたレーダアンテナ
2の方位と指示機24上の方位とを合わせるために、目
標エコー32の位置を決定する目標エコー位置決定手段
3、5、22、17、13、14と、位置が決定された
目標エコーの角度方向の前縁41と後縁42を検出して
目標エコーの方位を検出する目標エコー方位検出手段
7、17と、前記レーダアンテナの方位から前記目標エ
コーの方位までの相対方位を計算する方位計算手段17
と、前記計算した相対方位を記憶する記憶手段9と、前
記計算した相対方位により前記レーダアンテナの方位と
前記指示機上の方位とを合わせる方位補正手段8、9、
17と、を備えることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、目標エコーの角度方向
の前縁と後縁とを検出し、自船に対する目標エコーの方
位を計算する。そして、この目標エコーに基づき、実際
にレーダアンテナが向いている方位と指示機上の方位の
ずれを自動的に補正し、かつこの方位ずれ値を自動的に
記憶する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。なお、以下に参照する
図面において、図5に示したものと対応するものには同
一の符号をつけその詳細な説明は省略する。
【0018】図1は、この発明の実施の形態の構成を示
すブロック図である。この図1に示す船舶用レーダ装置
21と図5に示した船舶用レーダ装置1との相違点は、
A/D変換回路5とCPU回路17との間にビデオゲー
ト回路22が追加されたことと、アンテナ回転信号計数
回路7からCPU回路17に対してアンテナ角度情報お
よびアンテナ回転パルス信号が入力されるようにしたこ
とと、CPU回路17に方位自動合わせのためのソフト
ウェアが追加されたことである。なお、図示はしていな
いが、CPU回路17には、スイッチ、ボリューム、ト
ラックボール等の入力装置が接続されている。
【0019】そこで、まず、指示機24上の運動モード
を相対運動モードに設定し、方位表示モードをヘッドア
ップ表示モードに設定する。相対運動モードとは、CR
T表示器16上で自船の位置が、所望の位置、この場合
中心位置に固定され、物標が相対速度で移動する表示モ
ードである。また、ヘッドアップモードとは、CRT表
示器16上で船首線(船首輝線)が画面の真上(固定方
位メモリの0°)になるように表示されるモードであ
り、目で観測した状況と表示器上の映像の方位関係が一
致するモードである。
【0020】方位調整前の状態における、CRT表示器
16上の表示例を図2に示す。
【0021】図2の画面において、画面の中心Qが自船
位置(レーダアンテナ2の設置位置)Q(中心Qと同一
の符号を使用する。)であり、この中心Qから固定目盛
の0°の方向に船首線31が表示されている。また、略
−90°の方向に表示されているエコー32が、自船の
軸上船首側のマスト(目標とする自船上の固定物標)の
エコーであるものとする。画面上で中心Qからの距離は
測定可能であるので、マストのエコー(目標エコー)3
2を特定することは容易である。例えば、同心円表示に
よる固定距離目盛を表示させてみればよい。
【0022】図2から、マストのエコー32が船首線3
1上に表示されるようにするための方位調整が必要であ
ることが分かる。
【0023】この場合において、図示はしていないが、
甲板上には、固定物標として船首側のマスト以外に種々
の物標が存在し、実際には、図2の画面には、それらの
物標のエコーも表示されている。
【0024】そこで、図示していない前記の入力装置に
より、CPU回路17、グラフィック制御回路13、グ
ラフィックフレームメモリ14、D/A変換器15を通
じてCRT表示器16上に目標エコーの捕捉用ゲート
(目標エコー捕捉ゲート)33(図2参照)を表示させ
る。この目標エコー捕捉ゲート33で囲まれる領域の大
きさは、マストのエコー32のみを含む大きさに設定す
る。
【0025】具体的に説明すると、マストのエコー32
のみを計算の対象とするために、前記の入力装置によ
り、図2に示しているように、船首方位0°からの2つ
の角度θa、θbと中心Qからの2つの距離Ra、Rb
とを設定することで、CRT表示器16上のエコーを含
む小領域を決定し、これを目標捕捉ゲート33として表
示させる。
【0026】この目標エコー捕捉ゲート33で囲まれた
領域内のA/D変換信号であるビデオ信号のみを選択す
るようにビデオゲート回路22がCPU回路17により
設定される。この場合、ビデオゲート回路22は、指示
機24のCRT表示器16の画面上に表示される映像の
どれを基準に方位を合わせるかを決定するための回路と
して機能する。
【0027】A/D変換回路5から出力されるビデオ信
号がビデオゲート回路22の入力部で値1(論理H)又
は0(論理L)を取る2値信号(2値データ)に変換さ
れ、その2値データのうち、目標エコー捕捉ゲート33
の枠内の2値データのみが、CPU回路17の割込制御
入力に入力される。
【0028】図3に示すように、レーダアンテナ2の方
位θがエコー32の前縁41にかかったとき、それま
で、言い換えれば、0°からθ1°まで値0(エコーが
存在しない部分)の2値信号のみが入力されていたCP
U回路17に始めて値1(エコーが存在する部分)の2
値信号が入力され、CPU回路17に割込がかかる。C
PU回路17は、このときのアンテナの角度θ1をアン
テナ回転信号計数回路7からデジタル信号で読み取る。
【0029】同様に、レーダアンテナ2の方位がエコー
32の後縁42にかかったとき、いままで、値1の信号
が入力されていたCPU回路17には、値0の信号が入
力され、割込が停止される。
【0030】この割込停止時点におけるアンテナの角度
θ2をアンテナ回転信号計数回路7からデジタル信号で
読み取る。
【0031】次に、CPU回路17は、このようにして
得られたマストのエコー32の前縁41の角度データθ
1と後縁42の角度データθ2とから次の(1)式によ
りマスト角度方向の中心43までの角度位置データ(方
位ずれ値)θ3を決定し、そのマストの角度データθ3
を角度信号加算回路8に加えるとともに、記憶回路9に
記憶させる。
【0032】 θ3=360°−[{(θ2−θ1)/2}+θ1] …(1) 図4は、角度信号加算回路8に角度データθ3を加えた
後の、指示機24のCRT表示器16上の画像を示して
いる。図4からマストのエコー32の中心が船首線31
上に表示され、方位調整が自動的に完了することが理解
される。
【0033】なお、この発明は上述の実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採
りうることはもちろんである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、方位調整を行うために自船上のマスト等の目標とす
る物標のエコーのみのデジタル信号を取り出し、その前
縁と後縁を検出することで、目標エコーの角度位置を検
出し、検出した角度位置により指示機の画面上の表示角
度を修正するようにしている。このため、簡単な構成で
確実に方位の補正(修正)を電子回路上で行うことがで
きるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】方位調整前の目標エコーの表示画面を説明する
図である。
【図3】目標エコーの角度位置を決定する作用の説明に
供される図である。
【図4】方位調整後の目標エコーの表示画面を説明する
図である。
【図5】従来の技術の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、21…レーダ装置 2…レーダアン
テナ 3…アンテナ部 22…ビデオゲ
ート回路 24…指示機 31…船首線 32…マストのエコー(目標エコー) 33…目標エコ
ー捕捉ゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自船に取り付けられたレーダアンテナの方
    位と指示機上の方位とを合わせるために、 目標エコーの位置を決定する目標エコー位置決定手段
    と、 位置が決定された目標エコーの角度方向の前縁と後縁を
    検出して目標エコーの方位を検出する目標エコー方位検
    出手段と、 前記レーダアンテナの方位から前記目標エコーの方位ま
    での相対方位を計算する方位計算手段と、 前記計算した相対方位を記憶する記憶手段と、 前記計算した相対方位により前記レーダアンテナの方位
    と前記指示機上の方位とを合わせる方位補正手段と、 を備えることを特徴とする船舶用レーダ装置。
JP8252986A 1996-09-25 1996-09-25 船舶用レーダ装置 Pending JPH1096768A (ja)

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JP8252986A JPH1096768A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 船舶用レーダ装置

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JP8252986A Pending JPH1096768A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 船舶用レーダ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013079816A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Furuno Electric Co Ltd レーダ基準方位補正装置、レーダ装置、レーダ基準方位補正プログラム、及びレーダ基準方位補正方法
JP2018162977A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 住友電工システムソリューション株式会社 電波センサ、調整方法および調整プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013079816A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Furuno Electric Co Ltd レーダ基準方位補正装置、レーダ装置、レーダ基準方位補正プログラム、及びレーダ基準方位補正方法
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