JPH1096475A - 浴室用水栓 - Google Patents
浴室用水栓Info
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- JPH1096475A JPH1096475A JP24970296A JP24970296A JPH1096475A JP H1096475 A JPH1096475 A JP H1096475A JP 24970296 A JP24970296 A JP 24970296A JP 24970296 A JP24970296 A JP 24970296A JP H1096475 A JPH1096475 A JP H1096475A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】浴室用水栓の吐水管8の先端にシャワー吐水口
9aを別途設ける構造とすることで、通常の整流吐水
と、シャワー吐水とを選択的に行えるようにし、シャワ
ー吐水を自動的に行うことができるようにする。 【解決手段】水栓本体から突出して設けられた吐水管8
の先端部に通常の整流吐水口10aと、上向きのシャワ
ー吐水口9aとを形成し、これらの整流吐水口10aと
シャワー吐水口10aとの間に切換弁及びその弁室を配
設して成り、前記切換弁は通常時は整流吐水口10aへ
湯水を供給し、シャワー吐水口9aへ切り換えた場合は
シャワー吐水を継続し、この状態から止水したときには
整流吐水口9aへ湯水を供給するように自動的に切り換
えるようになっていることを特徴とする浴室用水栓であ
る。
9aを別途設ける構造とすることで、通常の整流吐水
と、シャワー吐水とを選択的に行えるようにし、シャワ
ー吐水を自動的に行うことができるようにする。 【解決手段】水栓本体から突出して設けられた吐水管8
の先端部に通常の整流吐水口10aと、上向きのシャワ
ー吐水口9aとを形成し、これらの整流吐水口10aと
シャワー吐水口10aとの間に切換弁及びその弁室を配
設して成り、前記切換弁は通常時は整流吐水口10aへ
湯水を供給し、シャワー吐水口9aへ切り換えた場合は
シャワー吐水を継続し、この状態から止水したときには
整流吐水口9aへ湯水を供給するように自動的に切り換
えるようになっていることを特徴とする浴室用水栓であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽へ湯水を供給
する水栓において、吐水管の先端に通常の整流吐水口と
は別にシャワー吐水口を設け、入浴に際してその使用前
に、シャワー吐水口からシャワー吐水させることで予め
浴室内の温度を上げておくようにした浴室用水栓に関す
るものである。
する水栓において、吐水管の先端に通常の整流吐水口と
は別にシャワー吐水口を設け、入浴に際してその使用前
に、シャワー吐水口からシャワー吐水させることで予め
浴室内の温度を上げておくようにした浴室用水栓に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】通常、浴槽へ湯水を供給する水栓は、浴
槽上縁面へ設置されるか又は浴室壁面或いはカウンター
上面へ設置されるようになっている。図2は、浴槽1と
壁面2との間に設置されたカウンター3の上面へ設置し
た浴室用水栓4の従来例を示すものである。この浴室用
水栓4は、湯水混合水栓であり、浴槽1への湯水の供給
を専用的に行うような態様で使用されている。従って、
洗場5へ面するカウンター3の前面板には、通常吐水と
シャワー吐水との切り換えが可能な湯水混合水栓6が設
置されており、洗場5側での吐水管6aからの整流吐水
と、シャワーヘッド7からのシャワー吐水とを選択的に
切り換えることができるようになっている。なお、シャ
ワーホース7aの根元側は、この場合、壁面2を通じて
湯水混合水栓6へ連通接続されるようになっている。
槽上縁面へ設置されるか又は浴室壁面或いはカウンター
上面へ設置されるようになっている。図2は、浴槽1と
壁面2との間に設置されたカウンター3の上面へ設置し
た浴室用水栓4の従来例を示すものである。この浴室用
水栓4は、湯水混合水栓であり、浴槽1への湯水の供給
を専用的に行うような態様で使用されている。従って、
洗場5へ面するカウンター3の前面板には、通常吐水と
シャワー吐水との切り換えが可能な湯水混合水栓6が設
置されており、洗場5側での吐水管6aからの整流吐水
と、シャワーヘッド7からのシャワー吐水とを選択的に
切り換えることができるようになっている。なお、シャ
ワーホース7aの根元側は、この場合、壁面2を通じて
湯水混合水栓6へ連通接続されるようになっている。
【0003】ところで、冬期等の気温の低い環境下で入
浴するような場合は、浴室内は外気温度に近く、極めて
低い温度まで冷やされており、居住空間である室内は快
適な生活活動が行えるように暖房等によって15〜20
℃前後の適温に暖められている。そのため、この居住空
間の室内温度と、浴室の室内温度との間に大きな温度差
を伴い、高齢者や血圧の高い人等が入浴するに際し、急
激な温度差に体が対応できず、不慮の自己に至る場合が
あるということがあった。このことに鑑み、従来では、
高齢者等が入浴するに際して、先ず、介助者等が洗場5
側の湯水混合水栓6を切り換えてシャワー吐水とし、シ
ャワーヘッド7から温水をシャワー状に吐出させて浴室
内の温度を予め上げておくことがよく行われていた。こ
れにより、居住空間の室内と浴室内との間において、激
しい温度差を伴うことがなく、高齢者等が居住空間の室
内から浴室内へ衣服を脱いで入って来たときでも温度変
化に充分に体が対応することができ、不慮の事故に至る
ようなことはなかった。
浴するような場合は、浴室内は外気温度に近く、極めて
低い温度まで冷やされており、居住空間である室内は快
適な生活活動が行えるように暖房等によって15〜20
℃前後の適温に暖められている。そのため、この居住空
間の室内温度と、浴室の室内温度との間に大きな温度差
を伴い、高齢者や血圧の高い人等が入浴するに際し、急
激な温度差に体が対応できず、不慮の自己に至る場合が
あるということがあった。このことに鑑み、従来では、
高齢者等が入浴するに際して、先ず、介助者等が洗場5
側の湯水混合水栓6を切り換えてシャワー吐水とし、シ
ャワーヘッド7から温水をシャワー状に吐出させて浴室
内の温度を予め上げておくことがよく行われていた。こ
れにより、居住空間の室内と浴室内との間において、激
しい温度差を伴うことがなく、高齢者等が居住空間の室
内から浴室内へ衣服を脱いで入って来たときでも温度変
化に充分に体が対応することができ、不慮の事故に至る
ようなことはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
湯水混合水栓では、使用開始前の浴室内へ温水を吐出さ
せてその室内温度を上げるためには、洗場5側に設置し
たシヤワーヘッド7を用いてシャワー吐水口から温水を
吐出しており、常にシャワーヘッド7を把持したままの
状態を維持しなければならず、介助者等がその操作に拘
束されるので、煩わしいという問題があった。
湯水混合水栓では、使用開始前の浴室内へ温水を吐出さ
せてその室内温度を上げるためには、洗場5側に設置し
たシヤワーヘッド7を用いてシャワー吐水口から温水を
吐出しており、常にシャワーヘッド7を把持したままの
状態を維持しなければならず、介助者等がその操作に拘
束されるので、煩わしいという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、浴室用水栓
の吐水管の先端にシャワー吐水口を別途設ける構造とす
ることで、通常の整流吐水と、シャワー吐水とを選択的
に行えるようにし、シャワー吐水を自動的に行うことの
できる浴室用水栓を提供せんとするものである。
に鑑みてこれを改良除去したものであって、浴室用水栓
の吐水管の先端にシャワー吐水口を別途設ける構造とす
ることで、通常の整流吐水と、シャワー吐水とを選択的
に行えるようにし、シャワー吐水を自動的に行うことの
できる浴室用水栓を提供せんとするものである。
【0006】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した手段は、浴槽上縁面や浴室壁面へ取り付けら
れて浴槽へ湯水を供給する浴室用水栓において、水栓本
体から突出して設けられた吐水管の先端部に通常の整流
吐水口と、上向きのシャワー吐水口とを形成し、これら
の整流吐水口とシャワー吐水口との間に切換弁及びその
弁室を配設して成り、前記切換弁は通常時は整流吐水口
へ湯水を供給し、シャワー吐水口へ切り換えた場合はシ
ャワー吐水を継続し、この状態から止水したときには整
流吐水口へ湯水を供給するように自動的に切り換えるよ
うになっていることを特徴とする浴室用水栓である。
が採用した手段は、浴槽上縁面や浴室壁面へ取り付けら
れて浴槽へ湯水を供給する浴室用水栓において、水栓本
体から突出して設けられた吐水管の先端部に通常の整流
吐水口と、上向きのシャワー吐水口とを形成し、これら
の整流吐水口とシャワー吐水口との間に切換弁及びその
弁室を配設して成り、前記切換弁は通常時は整流吐水口
へ湯水を供給し、シャワー吐水口へ切り換えた場合はシ
ャワー吐水を継続し、この状態から止水したときには整
流吐水口へ湯水を供給するように自動的に切り換えるよ
うになっていることを特徴とする浴室用水栓である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。
【0008】図1は、本発明の一実施の形態に係る浴室
用水栓の吐水管8の先端部分を示す縦断面図である。同
図に示す如く、この実施の形態にあっては、吐水管8の
先端部分にシャワー吐水室9と、整流吐水室10と、切
換弁室11とを設けている。切換弁室11は、上下で三
つに区画されており、中央の弁体12が配設された中間
室13は、上部室14及び下部室15との間に連通孔1
4aと連通孔15aとを有している。これらの中間室1
3における連通孔14a及び連通孔15aには、弁座1
6と弁座17とが設けられており、弁体12が着座又は
離座することにより、前記連通孔14a及び15aを開
放又は閉塞するようになっている。
用水栓の吐水管8の先端部分を示す縦断面図である。同
図に示す如く、この実施の形態にあっては、吐水管8の
先端部分にシャワー吐水室9と、整流吐水室10と、切
換弁室11とを設けている。切換弁室11は、上下で三
つに区画されており、中央の弁体12が配設された中間
室13は、上部室14及び下部室15との間に連通孔1
4aと連通孔15aとを有している。これらの中間室1
3における連通孔14a及び連通孔15aには、弁座1
6と弁座17とが設けられており、弁体12が着座又は
離座することにより、前記連通孔14a及び15aを開
放又は閉塞するようになっている。
【0009】また中間室13は連通孔13aを介して水
栓本体の流出口側へ連通接続されている。一方、上部室
14は、これらの三つに区画された室の横に設けられた
通路18を介して下面側の整流吐水室10へ連通接続さ
れており、更に下部室15は連通孔15bを介してシャ
ワー吐水室9へ連通接続されている。なお、弁体12は
硬質のゴム材からなるパッキンであり、止水性は良好で
ある。この弁体12は弁軸19を介して外部の切換ハン
ドル20に連結されている。
栓本体の流出口側へ連通接続されている。一方、上部室
14は、これらの三つに区画された室の横に設けられた
通路18を介して下面側の整流吐水室10へ連通接続さ
れており、更に下部室15は連通孔15bを介してシャ
ワー吐水室9へ連通接続されている。なお、弁体12は
硬質のゴム材からなるパッキンであり、止水性は良好で
ある。この弁体12は弁軸19を介して外部の切換ハン
ドル20に連結されている。
【0010】図1において、21は、弁軸19の周囲に
配設されたシールパッキンであり、22及び23はは整
流吐水室10に配設された整流材である。この整流材2
2及び23は、キャップ24によって装着保持されるよ
うになっている。また10aは整流吐水口、9aはシャ
ワー吐水口である。
配設されたシールパッキンであり、22及び23はは整
流吐水室10に配設された整流材である。この整流材2
2及び23は、キャップ24によって装着保持されるよ
うになっている。また10aは整流吐水口、9aはシャ
ワー吐水口である。
【0011】次に、上述の如く構成された浴室用水栓の
動作態様を説明する。先ず、入浴する前にシャワー吐水
を行って、浴室内の温度を上げ、居住空間の室内温度と
の差が大きくならないようにする場合を説明する。この
場合は、切換ハンドル20を手動操作によって引き上
げ、図1に示す状態のように弁体12を弁座16へ着座
させる。この状態で、水栓本体(図示せず)側の湯水の
流量ハンドルを調節して適量だけ吐出させると、水栓本
体の流出口を出た温水は吐水管8の本体内を通り、先端
側の切換弁室11を構成する隔壁に設けられた連通孔1
3aからその中間室13へ流入する。
動作態様を説明する。先ず、入浴する前にシャワー吐水
を行って、浴室内の温度を上げ、居住空間の室内温度と
の差が大きくならないようにする場合を説明する。この
場合は、切換ハンドル20を手動操作によって引き上
げ、図1に示す状態のように弁体12を弁座16へ着座
させる。この状態で、水栓本体(図示せず)側の湯水の
流量ハンドルを調節して適量だけ吐出させると、水栓本
体の流出口を出た温水は吐水管8の本体内を通り、先端
側の切換弁室11を構成する隔壁に設けられた連通孔1
3aからその中間室13へ流入する。
【0012】そして、中間室13へ流入した温水は、連
通孔15aから下部室15へ流入し、連通孔15bを通
ってシャワー室9へ流れ、シャワー吐水口9aからシャ
ワー状に吐出される。これにより、吐出されるシャワー
水によって浴室内の温度と湿度を上げることができ、居
住空間の室内温度との差を小さくすることが可能であ
る。なお、温水がシャワー吐水口9aから継続して吐出
されている状態にあっては、中間室13へ流入する温水
の水圧によって弁体12はその下面側を上方へ押し上げ
られるべく力を受けており、弁座16へ着座したままの
状態を持続する。つまり、切換ハンドル20から手を放
しても、弁体12は弁座16へ着座したままの状態を持
続する。
通孔15aから下部室15へ流入し、連通孔15bを通
ってシャワー室9へ流れ、シャワー吐水口9aからシャ
ワー状に吐出される。これにより、吐出されるシャワー
水によって浴室内の温度と湿度を上げることができ、居
住空間の室内温度との差を小さくすることが可能であ
る。なお、温水がシャワー吐水口9aから継続して吐出
されている状態にあっては、中間室13へ流入する温水
の水圧によって弁体12はその下面側を上方へ押し上げ
られるべく力を受けており、弁座16へ着座したままの
状態を持続する。つまり、切換ハンドル20から手を放
しても、弁体12は弁座16へ着座したままの状態を持
続する。
【0013】このようにして、浴室内の温度と湿度を上
げることが可能であるが、シャワー吐水口9aの向き
は、吐出される温水が浴槽内へ落下するようにしておけ
ば、洗場内に位置して切換弁を操作する介助者等に温水
の一部がかかるようなことはなく、極めて便利である。
げることが可能であるが、シャワー吐水口9aの向き
は、吐出される温水が浴槽内へ落下するようにしておけ
ば、洗場内に位置して切換弁を操作する介助者等に温水
の一部がかかるようなことはなく、極めて便利である。
【0014】浴室内の温度と湿度が上昇し、居住空間の
室内温度との差がなくなった後は、湯水混合水栓本体自
体の流量調節弁を閉塞し、止水状態にする。これによ
り、吐水管8の中間室13へも所定圧力の温水が供給さ
れなくなり、弁体12に作用する上向きの水圧がなくな
る。そのため、弁体12はその自重により弁座16から
自動的に放れて下方の弁座17上へ落下する。またシャ
ワー吐水口9aからのシャワー吐水も中断されて終了す
る。
室内温度との差がなくなった後は、湯水混合水栓本体自
体の流量調節弁を閉塞し、止水状態にする。これによ
り、吐水管8の中間室13へも所定圧力の温水が供給さ
れなくなり、弁体12に作用する上向きの水圧がなくな
る。そのため、弁体12はその自重により弁座16から
自動的に放れて下方の弁座17上へ落下する。またシャ
ワー吐水口9aからのシャワー吐水も中断されて終了す
る。
【0015】次に、この状態から湯水混合水栓本体の流
量調節弁を開くと、吐水管先端の中間室13へ流入した
温水は、連通孔14aから上部室14へ流入し、更にそ
の側面に設けられた通路18から下部室15をバイパス
して整流吐水室10へ流入するようになる。そして、整
流部材22及び23を通過した後、整流吐水口10aか
ら通常の整流吐水として吐出される。このとき、弁体1
2は、自重により弁座17へ着座した状態から中間室1
3へ流入した温水によって弁体12の上面側から下向き
の水圧を受けるようになり、弁座17へ着座したままの
状態を持続する。つまりは、切換弁体12を使用者が強
制的に切換操作しない限りは、弁体12は弁座17へ着
座したままの状態を持続し、整流吐水しか得られないよ
うになっている。
量調節弁を開くと、吐水管先端の中間室13へ流入した
温水は、連通孔14aから上部室14へ流入し、更にそ
の側面に設けられた通路18から下部室15をバイパス
して整流吐水室10へ流入するようになる。そして、整
流部材22及び23を通過した後、整流吐水口10aか
ら通常の整流吐水として吐出される。このとき、弁体1
2は、自重により弁座17へ着座した状態から中間室1
3へ流入した温水によって弁体12の上面側から下向き
の水圧を受けるようになり、弁座17へ着座したままの
状態を持続する。つまりは、切換弁体12を使用者が強
制的に切換操作しない限りは、弁体12は弁座17へ着
座したままの状態を持続し、整流吐水しか得られないよ
うになっている。
【0016】ところで、本発明は上述した実施の形態に
係るものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、
シャワー吐水口9aを有する吐水管8が設けられる水栓
は、シングルレバー式のものや、ツーハンドル式のもの
であってもよい。またこのような吐水管8を有する水栓
は、浴槽上縁面、浴室壁面に取り付けられるものやカウ
ンター上面に取り付けられるものであってもよく、その
設置位置も浴槽設置領域内やこれらと洗場との境界部分
若しくは洗場側に面した部分であってもよく、浴室内で
あれば任意の位置でよい。
係るものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、
シャワー吐水口9aを有する吐水管8が設けられる水栓
は、シングルレバー式のものや、ツーハンドル式のもの
であってもよい。またこのような吐水管8を有する水栓
は、浴槽上縁面、浴室壁面に取り付けられるものやカウ
ンター上面に取り付けられるものであってもよく、その
設置位置も浴槽設置領域内やこれらと洗場との境界部分
若しくは洗場側に面した部分であってもよく、浴室内で
あれば任意の位置でよい。
【0017】更に、切換弁体12は、通常の使用状態の
時又はシャワー吐水状態から止水状態へ切り換えた時に
は、自重によりシャワー側の連通孔15aを閉塞すべく
弁座17へ着座する場合を説明したが、スプリングの付
勢力を利用するようにすることも可能である。
時又はシャワー吐水状態から止水状態へ切り換えた時に
は、自重によりシャワー側の連通孔15aを閉塞すべく
弁座17へ着座する場合を説明したが、スプリングの付
勢力を利用するようにすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
浴室内へ設置される水栓の吐水管の先端部に通常の整流
吐水口と、上向きのシャワー吐水口とを形成し、これら
の整流吐水口とシャワー吐水口との間に切換弁及びその
弁室を配設し、切換弁をシャワー吐水口へ切り換えた場
合はシャワー吐水を継続し、この状態から止水したとき
には整流吐水口へ湯水を供給するように弁体が自動的に
切り換えられるようにしたから、浴室内の温度が居住空
間の室内温度よりも極端に低い冬場等において、高齢者
等が入浴する直前に、シャワー吐水状態にしてそのまま
放置しておくだけで浴室内の温度と湿度を上昇させるこ
とが可能であり、従来のように介助者等がシャワーヘッ
ドを浴室内の温度と湿度が上昇するまで把持しておく必
要がない。従って、操作が極めて簡単であり、しかも便
利である。
浴室内へ設置される水栓の吐水管の先端部に通常の整流
吐水口と、上向きのシャワー吐水口とを形成し、これら
の整流吐水口とシャワー吐水口との間に切換弁及びその
弁室を配設し、切換弁をシャワー吐水口へ切り換えた場
合はシャワー吐水を継続し、この状態から止水したとき
には整流吐水口へ湯水を供給するように弁体が自動的に
切り換えられるようにしたから、浴室内の温度が居住空
間の室内温度よりも極端に低い冬場等において、高齢者
等が入浴する直前に、シャワー吐水状態にしてそのまま
放置しておくだけで浴室内の温度と湿度を上昇させるこ
とが可能であり、従来のように介助者等がシャワーヘッ
ドを浴室内の温度と湿度が上昇するまで把持しておく必
要がない。従って、操作が極めて簡単であり、しかも便
利である。
【図1】本発明の一実施の形態に係る吐水管の先端部分
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】従来の浴室に設置される水栓を示す斜視図であ
る。
る。
8…吐水管 9…シャワー室 9a…シャワー吐水口 10…整流吐水室 10a…整流吐水口 11…切換弁室 12…弁体 13…中間室 14…上部室 15…下部室 18…バイパス通路 19…弁軸 20…切換ハンドル
Claims (1)
- 【請求項1】浴槽上縁面や浴室壁面へ取り付けられて浴
槽へ湯水を供給する浴室用水栓において、水栓本体から
突出して設けられた吐水管の先端部に通常の整流吐水口
と、上向きのシャワー吐水口とを形成し、これらの整流
吐水口とシャワー吐水口との間に切換弁及びその弁室を
配設して成り、前記切換弁は通常時は整流吐水口へ湯水
を供給し、シャワー吐水口へ切り換えた場合はシャワー
吐水を継続し、この状態から止水したときには整流吐水
口へ湯水を供給するように自動的に切り換えるようにな
っていることを特徴とする浴室用水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24970296A JPH1096475A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 浴室用水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24970296A JPH1096475A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 浴室用水栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1096475A true JPH1096475A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17196939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24970296A Pending JPH1096475A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 浴室用水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1096475A (ja) |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP24970296A patent/JPH1096475A/ja active Pending
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