JPH0421355Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は浴室、シヤワー室等に組込むことによ
つてシヤワー機能を付与できる搭状シヤワー装置
に関するものである。

〔従来技術〕

シヤワー室や浴室等では使用者のボデイーに正
対する室壁部分やフツトに正対する室壁部分にシ
ヤワーヘツドやシヤワー噴出金具を配設して、そ
のシヤワーヘツドやシヤワー噴出金具からのシヤ
ワー水噴出を同壁部分から突出する操作部の操作
でコントロールするものがある。

〔考案が解決しようとする課題〕

しかし、ボデイー部分、フツト部分が洗体でき
るものの、洗体に必要なシヤンプー液や、洗体後
に必要となる身体の乾燥を行うことができないば
かりか、室壁への埋め込みタイプであることか
ら、室構築時に一体的に組み込まねば施工できな
い施工性が悪い問題もある。

本考案は上記従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は身体の洗体がより便利に
なることは勿論のこと、その洗体に必要なシヤン
プー液の供給、洗体後の身体乾燥をも行うことが
できる乾式組込タイプの搭状シヤワー装置を提供
することにある。

〔課題を解決する為の手段〕

上記問題点を解決する為に講じた技術的手段
は、内部を中空とする縦長状の室組込型の搭体
と、該搭体において使用者のボデイーやフツトに
対応する部分に夫々配備したボデイーシヤワー噴
出金具、ボデイードライアー用噴出口、ボデイー
シヤンプー吐液口、フツトシヤワー噴出金具類
と、上記各シヤワー噴出金具に連絡する給水装置
と、上記ボデイーシヤンプー吐液口に連絡するボ
デイーシヤンプー吐液装置と、ボデイードライア
ー用噴出口に連絡する乾燥風供給装置と、前記給
水装置に連係され、ボデイーシヤワー噴出金具、
フツトシヤワー噴出金具への切替選択、湯量・温
度の調整を制御する制御手段と、その制御手段及
び前記ボデイーシヤンプー吐液装置、乾燥風供給
装置に連係させ、搭体に配設した集中操作盤とで
構成したことを要旨とする。

〔作用〕

上記技術的手段によれば、搭体を室に組込むこ
とでボデイーシヤワー噴出金具、フツトシヤワー
噴出金具、ボデイードライアー用噴出口、ボデイ
ーシヤンプー吐液口等を使用者の身体に対応させ
て配備する。また、搭体に配設した集中操作盤の
操作で、ボデイーシヤワー噴出金具、フツトシヤ
ワー噴出金具への切替選択、湯量・温度調整、ボ
デイーシヤンプー吐液装置の運転、乾燥風供給装
置の運転を制御できる。

〔考案の効果〕

本考案は以上のように構成したので、ボデイー
部分、フツト部分へのシヤワー水の切替噴出や湯
量・温度調整、洗体に必要なシヤンプー液の供給
及び洗体後の乾燥風の噴出が、室内からの操作
で、コントロールする便利な室組込型の搭状シヤ
ワー装置を提供することができる。

従つて、身体を洗体する際に必要となるシヤン
プー液の自動供給と洗体後の乾燥風の供給もその
搭体から自動的に行え、シワヤー浴を非常に楽に
行える。

〔実施例〕

次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。

本実施例は、内部を中空とする縦長状の室組込
型の搭体１００と、該搭体１００に夫々配備した
ボデイーシヤワー噴出金具１、ボデイードライア
ー用噴出口３、ボデイーシヤンプー吐液口４、フ
ツトシヤワー噴出金具２類と、上記各シヤワー噴
出金具１，２に連絡する給水装置Ａと、上記ボデ
イーシヤンプー吐液口４に連絡するボデイーシヤ
ンプー吐液装置Ｂと、ボデイードライアー用噴出
口３に連絡する乾燥風供給装置Ｃと、上記給水装
置Ａに連係され、ボデイーシヤワー噴出金具、フ
ツトシヤワー噴出金具１，２への切替選択、湯
量・温度の調整等を制御する制御手段Ｄと、その
制御手段Ｄ及びボデイーシヤンプー吐液装置Ｂ、
乾燥風供給装置Ｃに連係し、前記搭体１００の配
設した集中操作盤Ｅとで構成してある。

搭体１００は下端を開放し内部を中空とする縦
長筒状を呈し、下端近傍に座１０１を突出状に備
えたもので、洗い場５等の一隅部に開孔した差込
孔５ａに下端を嵌挿し、座１０１を差込孔５ａの
孔縁に座乗させて搭体に立設される。

尚、搭体１００は第６図に示すように室壁６を
構成するパネル６ａの裏面に平面断面コ形の防護
ケース７を裏打して構成しても差しつかえなく、
また、室内の床面と、天井との間に支柱状に介在
しても差しつかえない。

ボデイーシヤワー噴出金具１はマツサージシヤ
ワー用、泡末シヤワー用、一般のシヤワー用の３
種類があり、これ等を一群として前記のように室
内に組込んだ場合、使用者のボデイーに対応する
搭体１００部分に取着してある。

フツトシヤワー噴出金具２は泡末シヤワー用、
一般のシヤワー用の２種類があり、これ等を一群
として前記のように室内に組込んだ場合、使用者
のフツトに対応する搭体１００部分に取着してあ
る。

ボデイーシヤンプー吐液口４は、前記搭体１０
０内に収容した液タンク４ａの吐液ノズル４a′を
同搭体１００から外部に臨ませることで形成して
ある。

ボデイードライアー用噴出口３は上記ボデイー
シヤンプー吐液口４を挟んで、使用者のボデイー
部分に正対する前記搭体１００部分に長孔状に２
列開設してある。

ボデイーシヤワー噴出金具１、フツトシヤワー
噴出金具２に連絡する給水装置Ａは各々の噴出金
具１，２に前記搭体１００内で接続するフレキシ
ブルな供給管１ａ，２ａの上流から順に電磁弁
８、減圧弁９を配設すると共に、各々の供給管１
ａ，２ａに給湯機１０を連絡することで構成さ
れ、前記電磁弁８、減圧弁９、給湯機１０を制御
手段Ｄに電気的に連係し、該制御手段Ｄを前記搭
体１００の表面に配設した集中操作盤Ｅに電気的
に連係させている。

ボデイーシヤンプー吐液口４の連絡するボデイ
ーシヤンプー吐液装置Ｂは搭体１００内に収容し
た前記液タンク４ａと、その液タンク４ａに備え
たポンプモータ４ｂとからなり、該ポンプモータ
４ｂを電気的に前記集中操作盤Ｅに連係させてあ
る。

ボデイードライアー用噴出口３に連絡する乾燥
風供給装置Ｃは前記２列の長孔を包囲するように
搭体１００内面に設けた温風流入室３ａと、その
温風流入室３ａに搭体１００内を利用して接続す
る温風供給管３ｂと、フアンモータ及びヒータを
内蔵した温風発生機３ｃとから構成してあり、該
温風発生機３ｃを電気的に前記集中操作盤Ｅに連
係させている。尚、符号１１は搭体１００最上段
の照明である。

集中操作部Ｅは第１図に示すように、使用者と
丁度正対する搭体１００の正面部分に配設し、ボ
デイーシヤワー、フツトシヤワー両噴出金具１，
２への切替選択、湯量・温度調整等の必要なタツ
チスイツチｅ……、ボデイーシヤンプー吐液装置
BON、OFF用のタツチスイツチｅ……、乾燥風
供給装置CON、OFF用のタツチスイツチｅ……
等が突出状に設けられている。

制御手段Ｄは、ボデイーシヤワー噴出金具１、
フツトシヤワー噴出金具２への給水選択、湯量・
温度を調整するに必要な各回路が内蔵され、集中
操作盤Ｅの所定なタツチスイツチｅ……の選択的
な押動に連係して所定な回路が作動して前記弁類
の弁開閉及びその開度の自動調節、給湯機１０の
作動が制御されて前記する諸制御が自動的に行え
るようになつている。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案搭状シヤワー装置の実施例を示
し、第１図は正面図、第２図は２−２拡大断面
図、第３図は３−３拡大断面図、第４図は使用状
態を示す断面図、第５図は制御手段と、給水装置
と、ボデイーシヤンプー吐液装置と、乾燥風供給
装置と、集中操作盤との関係を示す概略図、第６
図は他の実施例の使用状態を示す斜視図で一部切
欠して示す。 尚、図中、１００……搭体、１……ボデイーシ
ヤワー噴出金具、２……フツトシヤワー噴出金
具、３……ボデイードライアー用噴出口、４……
ボデイーシヤンプー吐液口、Ａ……給水装置、Ｂ
……ボデイーシヤンプー吐液装置、Ｃ……乾燥風
供給装置、Ｄ……制御手段、Ｆ……集中操作盤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内部を中空とする縦長状の室組込型の搭体と、
   該搭体において使用者のボデイーやフツトに対応
   する部分に夫々配備したボデイーシヤワー噴出金
   具、ボデイードライアー用噴出口、ボデイーシヤ
   ンプー吐液口、フツトシヤワー噴出金具類と、上
   記各シヤワー噴出金具に連絡する給水装置と、上
   記ボデイーシヤンプー吐液口に連絡するボデイー
   シヤンプー吐液装置と、ボデイードライアー用噴
   出口に連絡する乾燥風供給装置と、前記給水装置
   に連係され、ボデイーシヤワー噴出金具、フツト
   シヤワー噴出金具への切替選択、湯量・温度の調
   整を制御する制御手段と、その制御手段及び前記
   ボデイーシヤンプー吐液装置、乾燥風供給装置に
   連係させ、搭体に配設した集中操作盤とで構成し
   たことを特徴とする搭状シヤワー装置。