JPH1095609A - ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩及びその製法、並びに、それを用いた無水ホウフッ化リチウムの製法 - Google Patents
ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩及びその製法、並びに、それを用いた無水ホウフッ化リチウムの製法Info
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Abstract
ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩を、ホウフッ化リ
チウムの分解が起こらない低い温度で乾燥することによ
り、付加したフッ化水素を脱HFする。 【効果】式LiBF4 ・HFで示される新規化合物ホウ
フッ化リチウム・1フッ化水素塩を利用することによ
り、従来の場合と異なり、有機溶剤を使用することな
く、しかも、不純物としての水分が極めて少ない、リチ
ウム電池用電解質としての無水ホウフッ化リチウムを高
純度で容易に製造することができる。
Description
リチウム・1フッ化水素塩及びその製法に関するもので
ある。また、本発明は、この新規化合物を中間物質とし
て、リチウム電池用電解質として重要な高純度無水ホウ
フッ化リチウムを製造する方法に関するものである。
金属及びアルカリ土類金属フッ化物の1フッ化水素塩、
例えば、LiF・HF、NaF・HF、KF・HF、B
aF2 ・HFの存在は従来からよく知られている。しか
しながら、リチウムの高次フッ化物錯塩、例えば、Li
BF4、LiPF6 、LiAsF6 、LiSbF6 につ
いては、その1フッ化水素塩が存在することは知られて
いなかった。
機器の小型軽量化を進行させ、それに伴って高電圧で高
エネルギー密度を持ったリチウム電池の開発が盛んにな
っている。こうした中、リチウム電池の電解質としての
ホウフッ化リチウムは有用であり、高純度であることは
勿論、不純物としての水分を限り無く少なくすることが
要求されている。
来、非水溶液法と湿式法とがよく知られている。非水溶
液法は一般に有機溶剤、例えば、エーテルなどの三フッ
化ホウ素と錯化合物を形成した溶媒中にフッ化リチウム
を作用させて無水ホウフッ化リチウムを得る方法である
が、非水溶媒へのフッ化リチウム及びホウフッ化リチウ
ムの難溶性のため、純度の高い物を得にくい。さらに
は、有機溶剤を使用することは、火災などの危険を伴っ
ている。
ウムを作用させてホウフッ化リチウムを得る方法である
が、この場合に生成する塩は式LiBF4 ・H2 Oで示
されるホウフッ化リチウム・1水和物として生成し、脱
水のためには200℃程度の加熱が必要である。しかし
ながら、脱水のためのこの温度では、ホウフッ化リチウ
ムの分解が起こって純度の低下をもたらし、なお数千p
pmの水分は残ったままである。
級アルコールの溶液として、水分をそのアルコールとと
もに留去することにより、無水ホウフッ化リチウムを得
る方法が提案されている(例えば、特開昭58−190
820号公報参照)。しかし、この方法で得られるホウ
フッ化リチウムは、水分を数百ppm含んでいること、
1工程増えていること、そして、低級アルコールを用い
ることはやはり火災などの危険を伴っていること、など
の欠点がある。
リチウム・1フッ化水素塩を提供することである。ま
た、本発明の第二の目的は、この新規化合物ホウフッ化
リチウム・1フッ化水素塩を高純度で合成することであ
る。さらに、本発明の第三の目的は、この新規化合物ホ
ウフッ化リチウム・1フッ化水素塩を用いることで、火
災等の危険を伴う有機溶媒を一切用いることなく、ま
た、ホウフッ化リチウムの熱分解が起こらない低い温度
で乾燥することにより、リチウム電池用の電解質として
重要な無水ホウフッ化リチウムを高純度で容易に製造す
ることである。
る新規なホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩とは、式
LiBF4 ・HFで示されるものである。また、上記第
二の目的を達成するため、本発明では、式LiBF4 ・
HFで示される新規なホウフッ化リチウム・1フッ化水
素塩を得る合成方法として、 無水フッ化水素の存在下に、フッ化リチウムと三フ
ッ化ホウ素とを反応させる。 式LiBF4 ・H2 Oで示されるホウフッ化リチウ
ム・1水和物を含むホウフッ化リチウムを、無水フッ化
水素と作用させる。 他の合成方法で得られたホウフッ化リチウムを、無
水フッ化水素と作用させる。 のいずれかの方法を取り、合成するものとする。また、
上記第三の目的を達成するため、本発明では、この合成
後分離したLiBF4 ・HFを常套な乾燥手段により、
すなわち、ホウフッ化リチウムの分解が起こらない低い
温度で乾燥することにより、付加したフッ化水素を脱H
Fして、無水ホウフッ化リチウムを得る。
ると、 (1) あらかじめフッ化リチウムを溶解した無水フッ化水
素中に、三フッ化ホウ素をそれ以上吸収しなくなるまで
反応させ、この反応液を濃縮もしくは冷却するか、ある
いは、その両方を組み合わせることにより、式LiBF
4 ・HFで示されるホウフッ化リチウム・1フッ化水素
塩を析出させる。 (2) 式LiBF4 ・H2 Oで示されるホウフッ化リチウ
ム・1水和物を含む(水分を多く含んでいる)ホウフッ
化リチウムを、無水フッ化水素に溶解させ、その飽和溶
液を濃縮もしくは冷却するか、あるいは、その両方を組
み合わせることにより、式LiBF4 ・HFで示される
ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩を析出させる。 (3) 他の合成方法で得られたホウフッ化リチウムを (2)
の場合と同様に処理することにより、式LiBF4 ・H
Fで示されるホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩を析
出させる。 上記(1) 〜(3) の各場合において、濃縮または冷却を制
御することにより、粒径が1〜10mmの結晶を析出さ
せることができる。
た式LiBF4 ・HFで示される新規化合物ホウフッ化
リチウム・1フッ化水素塩を分離して、ホウフッ化リチ
ウムの分解が起こらない200℃未満の温度で乾燥する
ことにより、無水ホウフッ化リチウムを得ることができ
る。さらに高純度のホウフッ化リチウムを必要とする場
合には、得られた式LiBF4 ・HFで示される新規化
合物ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩をさらに無水
フッ化水素に溶かし、ろ過した後、この無水フッ化水素
溶液を濃縮または冷却を制御して粒径が1〜10mmの
結晶として析出させ、析出したこのホウフッ化リチウム
・1フッ化水素塩を乾燥するとよい。この方法は、他の
合成方法で得られるホウフッ化リチウムを純化するの
に、非常に有効である。
さらに具体的に説明する。上述した無水フッ化水素は沸
点が19.5℃、融点が−83.4℃の範囲において液
体であり、ホウフッ化リチウムの良い媒体となり得るも
のである。そして、 (1')フッ化リチウムと三フッ化ホウ素とを無水フッ化水
素を溶媒として反応させる。 (2')式LiBF4 ・H2 Oで示されるホウフッ化リチウ
ム・1水和物を含む(水分を多く含んでいる)ホウフッ
化リチウムを、無水フッ化水素に溶解させ、その飽和溶
液であるホウフッ化リチウムの無水フッ化水素溶液を、
濃縮(より具体的に言うと、無水フッ化水素を留去す
る)もしくは冷却するか、あるいは、その両方を組み合
わせる。 (3')他の合成方法により得られたホウフッ化リチウムを
(2')の場合と同様に処理する。のいずれかの方法で結晶
を析出させると、式LiBF4 ・HFで示される新規化
合物ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩を生じる。上
記の場合において、濃縮または冷却を制御して粒径の大
きい結晶として析出させると、さらに高純度の新規化合
物ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩を得ることがで
きる。
Fで示される新規化合物ホウフッ化リチウム・1フッ化
水素塩の化学分析の結果を、理論値と共に表に示す。こ
の表から明らかなように、各組成は理論値と良く一致し
ており、簡単な中和滴定で1フッ化水素塩であることを
迅速に確認することができる。 表 Li B F HF 理論値 6.1 9.5 83.5 17.6 実測値 6.1 9.5 83.4 17.3 (注1)上記表における単位は、重量%である。 (注2)HFは、1N−NaOHを用いた中和滴定法により測定した。
A曲線)に示す。示差熱分析(DTA)曲線では、40
℃付近から始まって60℃付近をピークとする吸熱が現
れ、測定開始温度から80℃までの間の熱重量測定(T
G)では、脱HFに相当する約17%の重量減が見られ
る。80℃〜200℃においてはTG−DTAにほとん
ど変化が見られず、無水ホウフッ化リチウムとして存在
している。さらに、200℃付近からホウフッ化リチウ
ム特有の LiBF4 → LiF + BF3 ↑ に相当する熱分解が始まり、350℃以降はLiFに相
当する約20%の重量が残ったままの様相を呈してい
る。
化水素塩は分子内に水が存在しないので、加水分解が起
こることはない。また、このホウフッ化リチウムに付加
したフッ化水素は、同付加した水に比べて低い温度(約
50℃)でも容易に除去できるので、ホウフッ化リチウ
ムの熱的分解を避けることができ、さらに、脱離したH
Fの跡は微細な孔となって、大きな結晶でも容易に乾燥
できる要因となっている。
あるホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩を無水フッ化
水素の存在下で、極めて高純度の結晶として得られるこ
とを見出したことによるものである。このようにして得
られるホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩は、結晶性
がよく、結晶成長の条件を設定することにより、容易に
粒径の大きな結晶として得ることができ、この結晶中に
不純物はほとんど含まれていない。また、本発明は、ホ
ウフッ化リチウム・1フッ化水素塩がホウフッ化リチウ
ムの分解を起こさない低い温度で、付加したフッ化水素
を簡単に除去できることを見出したことに基づくもので
あり、見出したこの事実を活用することにより、高純度
無水ホウフッ化リチウムを容易に製造することができ
る。
作用とともに詳しく説明する。リチウム電池用電解質と
しての無水ホウフッ化リチウムを得る場合において、鉄
などの不純物は好ましくないから、反応容器は耐食性に
優れたフッ素樹脂製とするのが好ましい。また、無水フ
ッ化水素は一般的に吸湿性を有する液体であるから、外
部からの水分の侵入を防ぐ目的で、密閉容器で行うのが
好ましい。さらには、不活性ガスや乾燥空気の気流雰囲
気下で行うとさらに良い。
ムに対しモル比が5〜30である。フッ化リチウムを溶
かした無水フッ化水素は必ずしも完全に溶解している必
要はなく、懸濁状態でも良いが、高純度品を得るために
は、析出する結晶中に未反応のフッ化リチウムが包含す
るのを避けるため、好ましくは、溶解度の範囲内が良
い。また、ホウフッ化リチウムを析出させるためには、
あまり希薄過ぎると無駄が多く意味がない。したがっ
て、通常10〜20モル比の無水フッ化水素を用いるの
が好ましい。
存在し得る−80〜19.5℃で行う。好ましくは、−
30〜10℃が良い。この温度範囲においては、無水フ
ッ化水素の損失を防ぐことができ、市販の安価な低温恒
温装置を使用できるからである。
量的に反応する。その使用量はフッ化リチウムに対し
1.0〜1.5倍モル、好ましくは、1.0〜1.2倍
モルが良い。これは、未反応のフッ化リチウムが残存す
るのを防ぐためである。
場合があり、これでも十分品位の良いホウフッ化リチウ
ム・1フッ化水素塩として得られるが、好ましくは、反
応終了後5〜25℃に加温して析出した結晶を完全に溶
解させ、この溶液を温度調節しながら冷却して、粒径の
大きな結晶を析出させると良い。あるいは、上記溶液を
不活性ガスもしくは乾燥空気の気流雰囲気下で無水フッ
化水素を留去し、1/2〜1/4に濃縮して結晶を析出
させても良い。
と濃縮晶析の両方を組み合わせると最も高くなる。しか
し、冷却晶析した後のろ液は再利用が可能であり、これ
を繰り返し使う方が効率的かつ経済的である。
分を多く含んでいる)ホウフッ化リチウムから製造する
場合は、このホウフッ化リチウムを0〜25℃におい
て、飽和の無水フッ化水素溶液を調製する。そして、そ
の溶液を前述の反応液に対して行った方法と同様に処理
すると、粒径の大きなホウフッ化リチウム・1フッ化水
素塩が得られる。
ム・1フッ化水素塩を乾燥させるには、50〜190
℃、好ましくは、80〜150℃に加熱してフッ化水素
を留去する。さらに好ましくは、不活性ガスまたは乾燥
空気の気流雰囲気下で80〜150℃に加熱して、フッ
化水素を留去すると良い。また、減圧下、80〜150
℃に加熱して、フッ化水素を留去しても良い。このよう
にして得られたホウフッ化リチウムは、不純物としての
水分が非常に少ない、高純度無水ホウフッ化リチウムで
ある。
ともに説明する。 実施例1 ガス導入管、排気口及びマグネチック攪拌機を備えた1
リットルのフッ素樹脂容器に、無水フッ化水素(以下、
AHFと記す)を500g入れ、−10℃に冷却してフ
ッ化リチウム(以下、LiFと記す)を50g加えて溶
解させた。この溶液に、三フッ化ホウ素ガス(以下、B
F3 と記す)を135g通して反応させた。反応液に無
色結晶の析出があり、これをろ過して80gの結晶を得
た。この結晶の75gを100℃で2時間乾燥した所、
62gの結晶を得た。このようにして得られたホウフッ
化リチウムは99.9%の高純度品で、カールフィッシ
ャー水分計を用いた測定で、水分は49ppmであっ
た。
を通し、液量を1/3に濃縮した。これをろ過し、粒径
が1〜10mmの結晶71gを得た。この結晶の65g
を、窒素気流中において100℃で乾燥した所、53g
のホウフッ化リチウムが純度99.9%、水分35pp
mで得られた。
0リットルのフッ素樹脂容器に、AHFを10kg入
れ、−10℃に冷却してLiFを870g加えて溶解さ
せた。この溶液にBF3 を2.3kg通して反応させ
た。反応液に無色の結晶が見られたが、15℃に加温す
ると完全に溶けた。この溶液を一晩かけて−20℃まで
徐々に冷却した。これをろ過し、粒径が1〜10mmの
結晶1.7kgを得た。図1にこの結晶のTG−DTA
曲線を示す。この結晶を、窒素気流中において回転攪拌
しながら120℃で乾燥した所、純度99.9%、水分
30ppmのホウフッ化リチウムが1.3kg得られ
た。
360gを加えて溶解させた。この溶液にBF3 を95
0g通して反応させた。この反応液を15℃に加温後、
実施例3と同様に−20℃まで冷却した。これをろ過し
て、粒径が1〜10mmの結晶1.6kgを得た。この
結晶を、窒素気流中において回転攪拌しながら100℃
で乾燥した所、純度99.9%、水分30ppmのホウ
フッ化リチウムが1.3kg得られた。ろ液はさらに再
利用が可能であり、本例と同様な操作を5回行ったが、
いずれも純度99.9%、水分は50ppm未満のホウ
フッ化リチウムが得られた。
BF4 )を400g入れ、マグネチック攪拌機で攪拌し
ながら炭酸リチウム(Li2 CO3 )を84g加えて透
明な反応溶液を得た。この溶液をろ過し、ろ液をエバポ
レーターにより90℃に加熱してほとんど蒸発乾固した
後、さらに120℃に温度を上げて5時間乾燥して、2
10gのホウフッ化リチウムを得た。このようにして得
られたホウフッ化リチウムは、純度98.0%、水分
1.2%であった。
ル30gに溶解し、この溶液をろ過後、ろ液を比較例1
と同様に処理した所、純度99.5%、水分0.4%の
ホウフッ化リチウム25gが得られた。
5gを入れた100ミリリットルのフッ素樹脂容器に加
え、15℃に加温して完全に溶解させた。この溶液を−
20℃に冷却して結晶を析出させ、これをろ過して10
gの結晶を得た。この結晶を実施例2と同様に乾燥処理
した所、純度99.9%、水分50ppmのホウフッ化
リチウム8gが得られた。
されるホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩は、きわめ
て有用な新規化合物である。
用いれば、式LiBF4 ・HFで示される新規化合物ホ
ウフッ化リチウム・1フッ化水素塩を高純度で容易に製
造することができる。
4 ・HFで示される新規化合物ホウフッ化リチウム・1
フッ化水素塩を利用することにより、従来の場合と異な
り、有機溶剤を使用することなく、しかも、不純物とし
ての水分が極めて少ない、リチウム電池用電解質として
の無水ホウフッ化リチウムを高純度で容易に製造するこ
とができる。
G−DTA曲線)の結果を示すものである。
Claims (4)
- 【請求項1】式LiBF4 ・HFで示されるホウフッ化
リチウム・1フッ化水素塩。 - 【請求項2】フッ化リチウムと三フッ化ホウ素とを無水
フッ化水素の存在下に反応させることを特徴とする、式
LiBF4 ・HFで示されるホウフッ化リチウム・1フ
ッ化水素塩の製法。 - 【請求項3】式LiBF4 ・H2 Oで示されるホウフッ
化リチウム・1水和物を含むホウフッ化リチウム、また
は、他の合成方法で得られたホウフッ化リチウムを無水
フッ化水素と作用させることを特徴とする、式LiBF
4 ・HFで示されるホウフッ化リチウム・1フッ化水素
塩の製法。 - 【請求項4】式LiBF4 ・HFで示される新規化合物
ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩を常套な乾燥手段
により、脱HFすることを特徴とする、無水ホウフッ化
リチウムの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26801096A JP4104090B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩及びその製法、並びに、それを用いた無水ホウフッ化リチウムの製法 |
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JP26801096A JP4104090B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | ホウフッ化リチウム・1フッ化水素塩及びその製法、並びに、それを用いた無水ホウフッ化リチウムの製法 |
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JPH1095609A true JPH1095609A (ja) | 1998-04-14 |
JP4104090B2 JP4104090B2 (ja) | 2008-06-18 |
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ID=17452660
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- 1996-09-17 JP JP26801096A patent/JP4104090B2/ja not_active Expired - Lifetime
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