JPH1094379A - わさび香味調合品及びわさび風味食品 - Google Patents

わさび香味調合品及びわさび風味食品

Info

Publication number
JPH1094379A
JPH1094379A JP8224904A JP22490496A JPH1094379A JP H1094379 A JPH1094379 A JP H1094379A JP 8224904 A JP8224904 A JP 8224904A JP 22490496 A JP22490496 A JP 22490496A JP H1094379 A JPH1094379 A JP H1094379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wasabi
isothiocyanate
weight
disulfide
flavored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8224904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3553283B2 (ja
Inventor
Shinichi Iwahata
慎一 岩畑
Masahiro Noguchi
雅広 野口
Yumiko Ito
裕美子 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
House Foods Corp
Original Assignee
House Foods Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by House Foods Corp filed Critical House Foods Corp
Priority to JP22490496A priority Critical patent/JP3553283B2/ja
Priority to TW086110868A priority patent/TW464477B/zh
Priority to CN97114769A priority patent/CN1102030C/zh
Publication of JPH1094379A publication Critical patent/JPH1094379A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3553283B2 publication Critical patent/JP3553283B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seasonings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 すりおろしたわさびの香りのベースとなる、
深みがあり、かつ芯となる強い香りを十分に感じること
ができ、かつ保存性を保持した本わさび風味食品を提
供。 【解決手段】 ジアリルサルファイド、ジアリルジサル
ファイド、ジプロピルジサルファイド、メチルプロピル
ジサルファイド、アリルプロピルジサルファイド、ジア
リルトリサルファイド、及び1−メチルプロピル−(1
−プロペニル)ディサルファイドなどからなる群から選
ばれる1種以上の第1の香気成分、並びに一般式RN=
C=Sで表される化合物の少なくとも1種を含有してな
るわさび香味調合品、及び該わさび香味調合品を含有す
るわさび風味食品により、上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、本わさび本来の香
味を有するわさび香味調合品、及び該わさび香味調合品
を含有することにより調製される、本わさび本来の風味
を有するわさび風味食品に関する。
【0002】
【従来の技術】わさび風味を有する食品として、従来よ
りチューブ入り練りわさび製品などが市販されていた。
これらの製品は次のような方法により製造されていた。
即ち、冷凍した本わさび及び西洋わさびを解凍し、これ
らの表面を洗浄、水切りした後、これらをコミトロール
などにより粉砕処理して粉砕わさびペーストを得る。次
いで、この粉砕わさびペーストに、ソルビトールなどの
Aw調整剤、クエン酸などのpH調整剤、その他着色
料、香料及びキサンタンガムなどの増粘剤などからなる
添加剤を添加して、マイクロスピードミキサー等により
攪拌混合処理して、練りわさびを得ていた。この練りわ
さびを、合成樹脂製チューブに充填、密封して、保存性
を有する最終的な製品、練りわさび製品を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の練りわ
さびは、その保存性を保持するために、各種Aw調整剤
又はpH調整剤などを用いているため、本わさび本来の
風味が感じられなかった。特に、従来の練りわさびは、
すりおろしたわさびの香りのベースとなる、深みがあ
り、かつ芯となる強い香りがが感じられなかった。ここ
で、本わさびを大量に用いれば、この香りを具備する本
わさび含有食品を調製することができるが、本わさびを
大量に用いると高価になる。そこで、本発明の目的は、
すりおろしたわさびの香りのベースとなる、深みがあ
り、かつ芯となる強い香りが感じられる本わさび風味食
品を、本わさびを全く使用せずに、又は使用しても大量
に使用することなく、かつ低コストで提供することにあ
る。また、本発明の目的は、上記本わさび風味食品を低
コストで調製できる本わさび香味調合品を提供すること
にある。さらに、本発明の目的は、本わさびを用いた場
合に保存性を保持するために、各種Aw調整剤又はpH
調整剤などを用いた場合であっても、すりおろしたわさ
びの香りのベースとなる、深みがあり、かつ芯となる強
い香りが感じられる本わさび風味食品を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジアリルサル
ファイド、ジアリルジサルファイド、ジプロピルジサル
ファイド、メチルプロピルジサルファイド、アリルプロ
ピルジサルファイド、ジアリルトリサルファイド、1−
メチルプロピル−(1−プロペニル)ジサルファイド、
1−メチルチオプロピル−(1−プロペニル)ジサルフ
ァイド、1−メチルプロピル−(3−メチルチオ−2−
プロペニル)ジサルファイド、アリシン、ジ−2−プロ
ペニルサルファイド、及びメチル−2−プロペニルサル
ファイドからなる群から選ばれる1種以上の第1の香気
成分、並びに一般式RN=C=Sで表される化合物(式
中、Rは、フェニル基又はCH3-S−基で置換された、
又は置換されていない環状、直鎖又は分岐鎖のアルキル
基又はアルケニル基、あるいは直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基で置換された、又は置換されていないフェニル基及
びベンジル基を表す)の少なくとも1種を含有してなる
わさび香味調合品により、上記課題を解決する。また、
本発明は、上記わさび香味調合品を含有するわさび風味
食品により、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いる第1の香気成分と
して、ジアリルサルファイド、ジアリルジサルファイ
ド、ジプロピルジサルファイド、メチルプロピルジサル
ファイド、アリルプロピルジサルファイド、ジアリルト
リサルファイド、1−メチルプロピル−(1−プロペニ
ル)ジサルファイド、1−メチルチオプロピル−(1−
プロペニル)ジサルファイド、1−メチルプロピル−
(3−メチルチオ−2−プロペニル)ジサルファイド、
アリシン、ジ−2−プロペニルサルファイド、及びメチ
ル−2−プロペニルサルファイドが挙げられる。これら
の第1の香気成分は、本来わさびに含まれていない成分
であるか、含まれていても痕跡量として含まれている成
分である。これらの第1の香気成分を本発明のわさび風
味食品に含めることにより、すりおろしたわさびが有す
る、香りのベースとなる、深みがあり、かつ芯となる強
い香りを醸しだすことができる。これらの香気成分のう
ち、ジアリルジサルファイド、1−メチルプロピル−
(1−プロペニル)ジサルファイド、1−メチルチオプ
ロピル−(1−プロペニル)ジサルファイド及び1−メ
チルプロピル−(3−メチルチオ−2−プロペニル)ジ
サルファイド並びにこれらの混合物並びにそれらとそれ
以外の上記の第1の香気成分との混合物を用いるのが好
ましく、より好ましくは、1−メチルプロピル−(1−
プロペニル)ジサルファイド、1−メチルチオプロピル
−(1−プロペニル)ジサルファイド及び1−メチルプ
ロピル−(3−メチルチオ−2−プロペニル)ジサルフ
ァイド並びにこれらの混合物並びにそれらとそれ以外の
上記の第1の香気成分との混合物を用いるのがよい。
【0006】わさび香味調合品中及びわさび風味食品中
の第1の香気成分の量は、本発明の一般式RN=C=S
で表される化合物との比率により定められる。本発明の
第1の香気成分:一般式RN=C=Sで表される化合物
の比率は、10-7:1〜1:1であるのがよく、好ましく
は10-5:1〜10-3:1であり、より好ましくは10-5:1
〜10-4:1であるのがよい。また、第1の香気成分の量
は、わさび風味食品全体 100重量%中、10-7重量%〜0.
1重量%含んでいるのがよく、好ましくは10-6重量%〜
10-5重量%含んでいるのがよい。
【0007】本発明で用いる第1の香気成分は一般的
に、アリウム属に含まれる野菜に含まれている。このア
リウム属に含まれる野菜として、例えばニンニク、タマ
ネギ、アサフェチダ、ワケギ、ニラ、ギョウジャニンニ
ク、ナガネギ、ラッキョウ、及びリークなどが挙げられ
る。したがって、本発明の第1の香気成分を上述のもの
の抽出物によって供給することができる。また、第1の
香気成分を直接合成したものを用いてもよい。抽出物に
よって供給する場合、これらの抽出物は、第1の香気成
分のすべてを含んでいるものと考えられるが、一般的に
次のものを含んでいると文献に記載されている。例え
ば、ニンニクの抽出物は、ジアリルサルファイド、ジア
リルジサルファイド、メチルプロピルジサルファイド、
ジアリルトリサルファイド、及びアリシンを含んでお
り、タマネギのの抽出物は、1−メチルプロピル−(1
−プロペニル)ジサルファイド、1−メチルチオプロピ
ル−(1−プロペニル)ジサルファイド、1−メチルプ
ロピル−(3−メチルチオ−2−プロペニル)ジサルフ
ァイド、ジ−2−プロペニルサルファイド、及びメチル
−2−プロペニルサルファイドを含んでおり、アサフェ
チダの抽出物は、1−メチルプロピル−(1−プロペニ
ル)ジサルファイド、1−メチルチオプロピル−(1−
プロペニル)ジサルファイド、及び1−メチルプロピル
−(3−メチルチオ−2−プロペニル)ジサルファイド
を含んでおり、ワケギ、ナガネギ及びリークの抽出物
は、1−メチルプロピル−(1−プロペニル)ジサルフ
ァイドを含んでいると文献に記載されている。
【0008】このように、上記の抽出物は、第1の香気
成分を2種以上含有しているため、これらの抽出物を用
いることと、上記の第1の香気成分を2種以上わさび香
味調合品又はわさび風味食品に添加することができる。
勿論、第1の香気成分を2種以上用いても、又は上記の
抽出物を2種以上用いてもよい。なお、上記抽出物のう
ち、アサフェチダを用いるのが好ましい。上記の抽出物
を用いる場合、抽出物中の第1の香気成分の含量は、各
抽出物によって変化する。したがって、第1の香気成分
が上記の範囲となるように、即ち第1の香気成分:一般
式RN=C=Sで表される化合物の比率が、10-7:1〜
1:1、好ましくは10-5:1〜10-3:1、より好ましく
は10-5:1〜10-4:1となるように、抽出物の量を定め
るのがよい。具体的には、第1の香気成分を含有する抽
出物の量は、わさび風味食品全体 100重量%中、10-6
量%〜1.0重量%含んでいるのがよく、好ましくは10-4
重量%〜0.1重量%であるのがよい。
【0009】上記の第1の香気成分を含有する抽出物
は、植物性香料を製造する一般的な方法により得ること
ができる。これらの方法として、圧搾法、抽出法、及び
水蒸気蒸留法などがある。このうち、抽出法には、不揮
発性溶剤又は揮発性溶剤を用いる方法、溶剤で抽出した
後該溶剤を除去するエキストラクトの製造法、及び天然
物のアルコール抽出液で希釈溶剤としてアルコールをそ
のまま含有する芳香チンキ剤の製造法などがある。本発
明で用いられる第1の香気成分を含有する抽出物はいず
れも、水蒸気蒸留物として添加するのが好ましいが、そ
の抽出法は、上記に限られるものではなく、その他食品
に用いられる抽出物が得られるのであれば、どのような
抽出法を用いても構わない。
【0010】本発明で用いる第2の香気成分として、青
葉アルコール、青葉アルデヒド、キュウリアルコール、
及びキュウリアルデヒドが挙げられる。これらは、本来
わさびに含まれていない成分である。この第2の香気成
分を本発明のわさび香味調合品又はわさび風味食品に含
めることにより、すりおろしたてのわさびを嗅いだとき
に最初に感じられる香りをもたらすことができる。これ
らの第2の香気成分は、混合して用いるのが好ましく、
より好ましくは、青葉アルコール及び青葉アルデヒドを
混合して用いるのがよい。
【0011】わさび香味調合品中及びわさび風味食品中
の第2の香気成分の量は、本発明の一般式RN=C=S
で表される化合物との比率により定められる。本発明の
第2の香気成分:一般式RN=C=Sで表される化合物
の比率は、10-7:1〜1:1であるのがよく、好ましく
は10-5:1〜10-3:1であり、より好ましくは10-5:1
〜10-4:1であるのがよい。また、第2の香気成分の量
は、わさび風味食品全体 100重量%中、10-7重量%〜
0.1重量%含んでいるのがよく、好ましくは10-6重量%
〜10-5重量%であるのがよい。
【0012】本発明で用いる第2の香気成分は、リン
ゴ、キュウリ、メロン及びスイカなどに含まれている。
したがって、本発明の香気成分を上述したものの抽出物
によって供給するか、又は合成された上記香気成分によ
って供給することができる。抽出物によって供給する場
合、リンゴの抽出物は青葉アルコール及び青葉アルデヒ
ドを含んでおり、キュウリ、メロン及びスイカの抽出物
は、青葉アルコール、青葉アルデヒド、キュウリアルコ
ール及びキュウリアルデヒドを含んでいる。このよう
に、リンゴの抽出物等は、本発明の第2の香気成分を2
種以上含有している。このため、これらの抽出物を用い
ると、上記の第2の香気成分を2種以上わさび香味調合
品又はわさび風味食品に添加することができる。勿論、
本発明の第2の香気成分を2種以上用いるか、又は上記
の抽出物を2種以上用いてもよい。
【0013】上記の抽出物を用いる場合、抽出物中の第
2の香気成分の含量は、各抽出物によって変化する。し
たがって、第2の香気成分が上記の範囲となるように、
即ち第2の香気成分:一般式RN=C=Sで表される化
合物の比率が、10-7:1〜1:1、好ましくは10-5:1
〜10-3:1、より好ましくは10-5:1〜10-4:1となる
ように、抽出物の量を定めるのがよい。具体的には、抽
出物の量は、わさび風味食品全体 100重量%中、10-6
量%〜1.0重量%含んでいるのがよく、好ましくは10-4
重量%〜0.1重量%であるのがよい。なお、本発明の第
2の香気成分を含有する抽出物はそれぞれ、リンゴの場
合リンゴを起源とする水蒸気蒸留物であり、キュウリの
場合キュウリのアルコールチンキであり、メロンの場合
メロンエキストラクトであり、スイカの場合スイカの水
蒸気蒸留物である。なお、各抽出物の抽出法は、上記に
限られるものではなく、その他食品に用いられる抽出物
が得られるのであれば、上述した抽出法など、いかなる
抽出法を用いても構わない。
【0014】本発明に用いる一般式RN=C=Sで表さ
れる化合物(式中、Rは、フェニル基又はCH3-S−基
で置換された、又は置換されていない環状、直鎖又は分
岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、あるいは直鎖又は
分岐鎖のアルキル基で置換された、又は置換されていな
いフェニル基及びベンジル基を表す)は、ワサビ、カラ
シ、キャベツ、ホースラディッシュ及び大根などのアブ
ラナ科の植物、並びにナスタルチウムなどに含まれてい
る。したがって、一般式RN=C=Sで表される化合物
を、これらの植物自体及びその抽出物によって供給する
ことができる。勿論、一般式RN=C=Sで表される化
合物を直接合成したものを用いてもよい。
【0015】一般式RN=C=Sで表される化合物のR
には、フェニル基又はCH3-S−基で置換されているか
又は置換されていない環状、直鎖又は分岐鎖のアルキル
基、フェニル基又はCH3-S−基で置換されているか又
は置換されていない環状、直鎖又は分岐鎖のアルケニル
基、直鎖又は分岐鎖のアルキル基で置換されているか又
は置換されていないフェニル基、及び直鎖又は分岐鎖の
アルキル基で置換されているか又は置換されていないベ
ンジル基が含まれる。上記のアルキル基、アルケニル
基、及びフェニル基の置換基としてのアルキル基は、1
個〜6個の炭素を有するのがよい。アルケニル基はアリ
ル基を含んでいるのがよく、アリル基であるのが好まし
い。Rがフェニル基又はCH3-S−基で置換された直鎖
又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基には、例えば
β−フェニルエチルイソチオシアネート及び4-メチルチ
オブチルイソチオシアネートなどが含まれる。
【0016】これら一般式RN=C=Sで表される化合
物の例を挙げると、メチルイソチオシアネート、エチル
イソチオシアネート、n-プロピルイソチオシアネート、
イソプロピルイソチオシアネート、アリルイソチオシア
ネート、n-ブチルイソチオシアネート、イソブチルイソ
チオシアネート、1-メチルプロピルイソチオシアネー
ト、3-ブテニルイソチオシアネート、n-アミルイソチオ
シアネート、イソアミルイソチオシアネート、4-ペンテ
ニルイソチオシアネート、5-ヘキセニルイソチオシアネ
ート、3-メチルチオプロピルイソチオシアネート、n-ヘ
キシルイソチオシアネート、フェニルイソチオシアネー
ト、ベンジルイソチオシアネート、β−フェニルエチル
イソチオシアネート、6-ヘプテニルイソチオシアネー
ト、4-メチルチオブチルイソチオシアネート、5-メチル
チオアミルイソチオシアネート、6-メチルチオヘキシル
イソチオシアネート、7-メチルチオヘプチルイソチオシ
アネート、シクロヘキシルイソチオシアネート、n-ヘプ
チルイソチオシアネート、n-オクチルイソチオシアネー
ト、n-ノニルイソチオシアネート、n-デシルイソチオシ
アネート、n-ウンデシルイソチオシアネート、n-ドデシ
ルイソチオシアネート、及びn-テトラデシルイソチオシ
アネートなどがある。
【0017】上記の化合物のうち、アリルイソチオシア
ネートは、わさびの辛味の主成分であり、本ワサビ風味
を醸し出す基本となる成分である。したがって、このア
リルイソチオシアネートを単独で用いるか、又はアリル
イソチオシアネートとその他の上記化合物との混合物を
用いるのが好ましい。なお、アリルイソチオシアネート
とその他の上記化合物との混合物を用いる場合、アリル
イソチオシアネートを主成分として用いるのが好まし
い。即ち、混合物 100重量%中、アリルイソチオシアネ
ートを99重量%〜50重量%とするのが好ましい。
【0018】上記の一般式RN=C=Sで表される化合
物のうち、n-ブチルイソチオシアネート、1-メチルプロ
ピルイソチオシアネート、3-ブテニルイソチオシアネー
ト、n-アミルイソチオシアネート、イソアミルイソチオ
シアネート、4-ペンテニルイソチオシアネート、5-ヘキ
セニルイソチオシアネート、3-メチルチオプロピルイソ
チオシアネート、n-ヘキシルイソチオシアネート、ベン
ジルイソチオシアネート、β−フェニルエチルイソチオ
シアネート、6-ヘプテニルイソチオシアネート、4-メチ
ルチオブチルイソチオシアネート、5-メチルチオアミル
イソチオシアネート、6-メチルチオヘキシルイソチオシ
アネート、及び7-メチルチオヘプチルイソチオシアネー
トを本発明のわさび香味調合品又はわさび風味食品に含
めることにより、すりおろしたてのわさびを嗅いだとき
に最初に感じられるわさび独特の香りをもたらすことが
できる。また、これらの化合物は、本ワサビ風味を醸し
出すアリルイソチオシアネートの代わりにもなる。した
がって、これらの化合物と第1の香気成分とを組み合わ
せて用いることにより、本発明の目的を達成することが
できると共に、すりおろしたてのわさびを嗅いだときに
最初に感じられる香りをもたらすことができる。これ
に、一般式RN=C=Sで表される化合物であって、上
記特定の化合物以外の化合物、例えばアリルイソチオシ
アネートを加えてもよい。また、上記の第2の香気成分
を加えてもよく、これによりわさびを嗅いだときに最初
に感じられる香りをさらに醸しだすことができる。
【0019】本発明で用いる一般式RN=C=Sで表さ
れる化合物の量は、上述のように、本発明の第1の香気
成分又は第2の香気成分との比率によって定められる。
その中でも特に、一般式RN=C=Sで表される化合物
の量は、わさび風味食品全体100重量%中、0.01重量%
〜1重量%含んでいるのがよく、好ましくは0.1重量%
〜1重量%であるのがよい。
【0020】わさび香味調合品は、上記の第1の香気成
分と一般式RN=C=Sで表される化合物とを、上述の
量で混合することにより得ることができる。これに、第
2の香気成分を任意に含めてもよい。また、わさび香味
調合品は、上記の第1の香気成分と、一般式RN=C=
Sで表される化合物であってわさびを嗅いだときに最初
に感じられる香りをもたらすことができる特定の化合物
とを、上述の量で混合することにより得ることができ
る。これに、第2の香気成分を任意に含めてもよい。ま
た、これらに、一般式RN=C=Sで表される化合物で
あって、上記の特定の化合物以外の化合物を含めること
もできる。このわさび香味調合品を食品と調合すること
により、即ちわさび香味調合品を含有する食品を調製す
ることにより、わさび風味食品が得られる。わさび風味
食品として、わさびを主成分とする練りわさび及び粉わ
さびなど、並びに、わさびを調味添加剤として用いる食
品、例えばわさび漬け、わさびドレッシング、刺し身用
タレ、わさび入りマヨネーズ、わさびせんべい、わさび
ふりかけ、わさびアイスクリーム、冷凍わさび、及びわ
さびクリームなどが挙げられる。
【0021】上記のわさび風味食品は、次のように製造
することができる。例として、練りわさび製品について
説明する。冷凍した本わさび及び西洋わさびを20重量
部〜50重量部を解凍し、表面を洗浄後、付着している
水を切って、コミトロールなどによって粉砕して粉砕わ
さびペーストを得る。この粉砕わさびペーストに、ソル
ビトールなどのAw調整剤40重量部〜70重量部、ク
エン酸などのpH調整剤0.4重量部〜1.0重量部、
着色料、例えばクチナシなどを0.001重量部〜1.
0重量部、キサンタンガムなどの増粘剤0.001重量
部〜1重量部、及び植物油脂としてのナタネ油1.0重
量部〜30重量部、並びに一般式RN=C=Sで表され
る化合物0.01重量部〜1.0重量部と第1の香気成
分10-7重量部〜0.1重量部とを含有し、任意に第2
の香気成分10-7重量部〜0.1重量部を含有してもよ
いわさび香味調合品を添加して、全体として100重量
部となるようにし、その後マイクロスピードミキサーに
より攪拌混合処理して、練りわさび製品を得る。本発明
の第1の香気成分及び第2の香気成分、並びに一般式R
N=C=Sで表される化合物を、上記製造工程内のいず
れかで含めればよいが、これらの化合物の揮発性等を考
慮すると、好ましくは製造工程の後半部で含めるのがよ
い。また、わさび風味食品としてのわさびせんべい及び
わさびアイスクリームなどはそれぞれ、せんべい及びア
イスクリームなどに上述した量でわさび香味調合品を添
加することで得ることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明により、すりおろしたわさびの香
りのベースとなる、深みがあり、かつ芯となる強い香り
が感じられる本わさび風味食品を、本わさびを全く使用
せずに、又は使用しても大量に使用することなく、かつ
低コストで提供することができる。また、本発明によ
り、上記本わさび風味食品を低コストで調製できる本わ
さび香味調合品を提供することができる。さらに、本発
明により、本わさびを用いた場合に保存性を保持するた
めに、各種Aw調整剤又はpH調整剤などを用いた場合
であっても、すりおろしたわさびの香りのベースとな
る、深みがあり、かつ芯となる強い香りが感じられる本
わさび風味食品を提供することができる。以下の実施例
により、本発明をさらに具体的に説明する。
【0023】
【実施例】
【実施例1】からしより得たアリルイソチオシアネート
500重量部に、にんにくより得たジアリルサルファイ
ド0.01重量部加えて、本発明のわさび香味調合品を
得た。このわさび香味調合品は、すりおろしたわさびの
香りのベースとなる、深みがあり、かつ芯となる強い香
りを有していた。なお、ジアリルサルファイドの代わり
に、ジアリルサルファイドと同量のジアリルジサルファ
イド、ジプロピルジサルファイド、メチルプロピルジサ
ルファイド、アリルプロピルジサルファイド、及びジア
リルトリサルファイドを各々含有する、わさび香味調合
品を5個調製した。これら5個のわさび香味調合品も、
上記と同様に、すりおろしたわさびの香りのベースとな
る、深みがあり、かつ芯となる強い香りを有していた。
【0024】
【実施例2】からしより得たアリルイソチオシアネート
500重量部に、アサフェチダの水蒸気蒸留物1重量部
加えて、本発明のわさび香味調合品を得た。このわさび
香味調合品は、すりおろしたわさびの香りのベースとな
る、深みがあり、かつ芯となる強い香りを有していた。
【0025】
【実施例3】からしより得たアリルイソチオシアネート
500重量部に、にんにくより得たジアリルサルファイ
ド0.01重量部及びキュウリアルデヒド0.005重
量部加えて、本発明のわさび香味調合品を得た。このわ
さび香味調合品は、すりおろしたわさびの香りのベース
となる、深みがあり、かつ芯となる強い香りと共に、す
りおろしのわさびの嗅いだ際に最初に感じられる香りを
有していた。なお、ジアリルサルファイドの代わりに、
ジアリルサルファイドと同量のジアリルジサルファイ
ド、ジプロピルジサルファイド、メチルプロピルジサル
ファイド、アリルプロピルジサルファイド、及びジアリ
ルトリサルファイドを各々含有する、わさび香味調合品
を5個調製した。これら5個のわさび香味調合品も、上
記と同様に、すりおろしたわさびの香りのベースとな
る、深みがあり、かつ芯となる強い香りと共に、すりお
ろしのわさびの嗅いだ際に最初に感じられる香りを有し
ていた。
【0026】
【実施例4】わさびより得た6-メチルチオヘキシルイソ
チオシアネート500重量部に、にんにくより得たジア
リルサルファイド0.01重量部加えて、本発明のわさ
び香味調合品を得た。このわさび香味調合品は、すりお
ろしたわさびの香りのベースとなる、深みがあり、かつ
芯となる強い香りと共に、すりおろしのわさびの嗅いだ
際に最初に感じられる香りを有していた。なお、ジアリ
ルサルファイドの代わりに、ジアリルサルファイドと同
量のジアリルジサルファイド、ジプロピルジサルファイ
ド、メチルプロピルジサルファイド、アリルプロピルジ
サルファイド、及びジアリルトリサルファイドを各々含
有する、わさび香味調合品を5個調製した。これら5個
のわさび香味調合品も、上記と同様に、すりおろしたわ
さびの香りのベースとなる、深みがあり、かつ芯となる
強い香りと共に、すりおろしのわさびの嗅いだ際に最初
に感じられる香りを有していた。
【0027】
【実施例5】表−1に記載される配合量で、本発明の第
1の香気成分、第2の香気成分及び一般式RN=C=S
で表される化合物であるアリルイソチオシアネートを除
いた、ベースとなる練りわさびを調製した。即ち、冷凍
した本わさび及び西洋わさびからなる、わさび根をおろ
したもの30.0重量部を、コミトロールによって粉砕
して粉砕わさびペーストを得た。この粉砕わさびペース
ト30.0重量部に、ソルビトール53.8重量部、セ
ルロース5重量部、クエン酸0.6重量部、着色料0.
5重量部、キサンタンガム0.1重量部、及び植物油脂
としてのナタネ油9.5重量部を加えて、ベースとなる
練りわさびとした。このベースとなる練りわさびに、ア
リルイソチオシアネート0.5重量部と表−2記載の
a) 〜f) のうちのいずれかの第1の香気成分とを含有
するわさび香味調合品、又はアリルイソチオシアネート
0.5重量部と表−2記載の第1の香気成分を含有する
抽出物g) 〜o) のうちのいずれかの抽出物とを含有す
るわさび香味調合品を加えて、ベースとなる練りわさび
量を調整して全体を100重量部として、その後マイク
ロスピードミキサーにより攪拌混合処理して、練りわさ
び製品を得た。これらの練りわさび製品は、すりおろし
たわさびの香りのベースとなる、深みがあり、かつ芯と
なる強い香りが感じられた。
【0028】
【実施例6】実施例5と同じ工程により、練りわさび製
品を得た。但し、アリルイソチオシアネート0.5重量
部と第1の香気成分又は第1の香気成分を含有する抽出
物とを含有するわさび香味調合品を添加する際に、この
わさび香味調合品に表−3記載の第2の香気成分又は第
2の香気成分を含有する抽出物を添加した。第1の香気
成分a) 〜f) のうちのいずれか、又は第1の香気成分
を含有する抽出物g) 〜o) のうちのいずれかを含み、
かつ第2の香気成分(a) 〜(c) のうちのいずれか、又は
第2の香気成分を含有する抽出物(d) 〜(g) のうちのい
ずれかを含んでなる練りわさび製品は、すりおろしたわ
さびの香りのベースとなる、深みがあり、かつ芯となる
強い香りと共に、すりおろしのわさびの嗅いだ際に最初
に感じられる香りを有していた。
【0029】
【実施例7】実施例5と同じ工程により、ベースとなる
練りわさびを得た。これに、6-メチルチオヘキシルイソ
チオシアネート0.5重量部と表−2記載のa) 〜f)
のうちのいずれかの第1の香気成分とを含有するわさび
香味調合品、又は6-メチルチオヘキシルイソチオシアネ
ート0.5重量部と表−2記載の第1の香気成分を含有
する抽出物g) 〜o) のうちのいずれかの抽出物とを含
有するわさび香味調合品を加えて、ベースとなる練りわ
さび量を調整して全体を100重量部として、その後マ
イクロスピードミキサーにより攪拌混合処理して、練り
わさび製品を得た。これらの練りわさび製品は、すりお
ろしたわさびの香りのベースとなる、深みがあり、かつ
芯となる強い香りと共に、すりおろしのわさびの嗅いだ
際に最初に感じられる香りを有していた。
【0030】
【実施例8】実施例7と同じ工程により、練りわさび製
品を得た。但し、6-メチルチオヘキシルイソチオシアネ
ート0.5重量部と第1の香気成分又は第1の香気成分
を含有する抽出物とを含有するわさび香味調合品を添加
する際に、このわさび香味調合品に表−3記載の第2の
香気成分又は第2の香気成分を含有する抽出物を添加し
た。第1の香気成分a) 〜f) のうちのいずれか、又は
第1の香気成分を含有する抽出物g) 〜o) のうちのい
ずれかを含み、かつ第2の香気成分(a) 〜(c) のうちの
いずれか、又は第2の香気成分を含有する抽出物(d) 〜
(g) のうちのいずれかを含んでなる練りわさび製品は、
すりおろしたわさびの香りのベースとなる、深みがあ
り、かつ芯となる強い香りと共に、すりおろしのわさび
の嗅いだ際に最初に感じられる香りを有していた。
【0031】
【実施例9】実施例5と同じ工程により、ベースとなる
練りわさびを得た。これに、アリルイソチオシアネート
0.4重量部と6-メチルチオヘキシルイソチオシアネー
ト0.1重量部と表−2記載のa) 〜f) のうちのいず
れかの第1の香気成分とを含有するわさび香味調合品、
又はアリルイソチオシアネート0.4重量部と6-メチル
チオヘキシルイソチオシアネート0.1重量部と表−2
記載の第1の香気成分を含有する抽出物g) 〜o) のう
ちのいずれかの抽出物とを含有するわさび香味調合品を
加えて、ベースとなる練りわさび量を調整して全体を1
00重量部として、その後マイクロスピードミキサーに
より攪拌混合処理して、練りわさび製品を得た。これら
の練りわさび製品は、すりおろしたわさびの香りのベー
スとなる、深みがあり、かつ芯となる強い香りと共に、
すりおろしのわさびの嗅いだ際に最初に感じられる香り
を有していた。
【0032】
【実施例10】実施例9と同じ工程により、練りわさび
製品を得た。但し、アリルイソチオシアネートと6-メチ
ルチオヘキシルイソチオシアネートと表−2記載のa)
〜f)のうちのいずれかの第1の香気成分とを含有する
わさび香味調合品、又はアリルイソチオシアネートと6-
メチルチオヘキシルイソチオシアネートと表−2記載の
第1の香気成分を含有する抽出物g) 〜o) のうちのい
ずれかの抽出物とを含有するわさび香味調合品を添加す
る際に、このわさび香味調合品に表−3に記載された量
の表−3記載の第2の香気成分又は第2の香気成分を含
有する抽出物を添加した。これらの練りわさび製品は、
すりおろしたわさびの香りのベースとなる、深みがあ
り、かつ芯となる強い香りと共に、すりおろしのわさび
の嗅いだ際に最初に感じられる香りを有していた。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】 表−2 第1の香気成分又は抽出物 第1の香気成分又は抽出物 重量部 a)ジアリルサルファイド 0.00001 b)ジアリルジサルファイド 0.00001 c)ジプロピルジサルファイド 0.00001 d)メチルプロピルジサルファイド 0.00001 e)アリルプロピルジサルファイド 0.00001 f)ジアリルトリサルファイド 0.00001 g)ニンニク (水蒸気蒸留物) 0.001 h)タマネギ (水蒸気蒸留物) 0.001 i)アサフェチダ (水蒸気蒸留物) 0.001 j)ワケギ (水蒸気蒸留物) 0.001 k)ニラ (水蒸気蒸留物) 0.001 l)ギョウジャニンニク(水蒸気蒸留物) 0.001 m)ナガネギ (水蒸気蒸留物) 0.001 n)ラッキョウ (水蒸気蒸留物) 0.001 o)リーク (水蒸気蒸留物) 0.001
【0035】
【表3】 表−3 第2の香気成分又は抽出物第2の香気成分又は抽出物 重量部 a)青葉アルコール 0.00001 b)キュウリアルコール 0.00001 c)青葉アルデヒド 0.00001 d)キュウリアルデヒド 0.00001 e)リンゴを起源とする水蒸気蒸留物 0.001 f)キュウリのアルコールチンキ 0.001 g)メロンエキストラクト 0.001 h)スイカの水蒸気蒸留物 0.001

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジアリルサルファイド、ジアリルジサル
    ファイド、ジプロピルジサルファイド、メチルプロピル
    ジサルファイド、アリルプロピルジサルファイド、ジア
    リルトリサルファイド、1−メチルプロピル−(1−プ
    ロペニル)ジサルファイド、1−メチルチオプロピル−
    (1−プロペニル)ジサルファイド、1−メチルプロピ
    ル−(3−メチルチオ−2−プロペニル)ジサルファイ
    ド、アリシン、ジ−2−プロペニルサルファイド、及び
    メチル−2−プロペニルサルファイドからなる群から選
    ばれる1種以上の第1の香気成分、並びに一般式RN=
    C=Sで表される化合物(式中、Rは、フェニル基又は
    CH3-S−基で置換された、又は置換されていない環
    状、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、あ
    るいは直鎖又は分岐鎖のアルキル基で置換された、又は
    置換されていないフェニル基及びベンジル基を表す)の
    少なくとも1種を含有してなるわさび香味調合品。
  2. 【請求項2】 さらに、青葉アルコール、青葉アルデヒ
    ド、キュウリアルコール及びキュウリアルデヒドからな
    る群から選ばれる1種以上の第2の香気成分を含有して
    なる請求項1記載のわさび香味調合品。
  3. 【請求項3】 一般式RN=C=Sで表される化合物と
    して、アリルイソチオシアネートが主成分として含まれ
    る請求項1又は請求項2記載のわさび香味調合品。
  4. 【請求項4】 一般式RN=C=Sで表される化合物
    が、n-ブチルイソチオシアネート、1-メチルプロピルイ
    ソチオシアネート、3-ブテニルイソチオシアネート、n-
    アミルイソチオシアネート、イソアミルイソチオシアネ
    ート、4-ペンテニルイソチオシアネート、5-ヘキセニル
    イソチオシアネート、3-メチルチオプロピルイソチオシ
    アネート、n-ヘキシルイソチオシアネート、ベンジルイ
    ソチオシアネート、β−フェニルエチルイソチオシアネ
    ート、6-ヘプテニルイソチオシアネート、4-メチルチオ
    ブチルイソチオシアネート、5-メチルチオアミルイソチ
    オシアネート、6-メチルチオヘキシルイソチオシアネー
    ト、及び7-メチルチオヘプチルイソチオシアネートから
    なる群から選ばれる1種以上の化合物である請求項1又
    は請求項2記載のわさび香味調合品。
  5. 【請求項5】 さらに、アリルイソチオシアネートを含
    有してなる請求項4記載のわさび香味調合品。
  6. 【請求項6】 第1の香気成分が、ニンニク、タマネ
    ギ、アサフェチダ、ワケギ、ニラ、ギョウジャニンニ
    ク、ナガネギ、ラッキョウ、及びリークの抽出物から選
    ばれる1種以上の抽出物から供給される請求項1〜請求
    項5のいずれか1項記載のわさび香味調合品。
  7. 【請求項7】 第1の香気成分:一般式RN=C=Sで
    表される化合物の比率が、10-7:1〜1:1の範囲内に
    ある請求項1〜請求項6のいずれか1項記載のわさび香
    味調合品。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか1項記載
    のわさび香味調合品を含有するわさび風味食品。
  9. 【請求項9】 第1の香気成分が、食品 100重量%のう
    ち、10-7重量%〜0.1重量%で含有する請求項8記載の
    わさび風味食品。
  10. 【請求項10】 抽出物が、食品 100重量%のうち、10
    -6重量%〜1.0重量%である請求項8記載のわさび風味
    食品。
JP22490496A 1996-07-31 1996-08-27 わさび香味調合品及びわさび風味食品 Expired - Fee Related JP3553283B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22490496A JP3553283B2 (ja) 1996-07-31 1996-08-27 わさび香味調合品及びわさび風味食品
TW086110868A TW464477B (en) 1996-07-31 1997-07-30 Horseradish-taste preparation
CN97114769A CN1102030C (zh) 1996-07-31 1997-07-30 山葵香味调和品和山葵风味食品

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20166496 1996-07-31
JP8-201664 1996-07-31
JP22490496A JP3553283B2 (ja) 1996-07-31 1996-08-27 わさび香味調合品及びわさび風味食品

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001338021A Division JP3556634B2 (ja) 1996-07-31 2001-11-02 わさび風味食品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1094379A true JPH1094379A (ja) 1998-04-14
JP3553283B2 JP3553283B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=26512917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22490496A Expired - Fee Related JP3553283B2 (ja) 1996-07-31 1996-08-27 わさび香味調合品及びわさび風味食品

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3553283B2 (ja)
CN (1) CN1102030C (ja)
TW (1) TW464477B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131542A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Ogawa & Co Ltd 抗歯周病剤および該抗歯周病剤を含有する飲食物又は口腔衛生剤
CN105053885A (zh) * 2015-08-06 2015-11-18 云南俊庆康生物工程有限公司 山葵调味菜及其制备方法
WO2020158894A1 (ja) * 2019-01-30 2020-08-06 協和発酵バイオ株式会社 ポリスルフィド化合物を含有する組成物

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102077972B (zh) * 2009-11-26 2013-06-05 东莞市百味佳食品有限公司 芥辣膏及其制备方法
CN101861972B (zh) * 2010-03-03 2012-05-23 浙江正味食品有限公司 一种芥辣酱调味品及其制作方法
JP2013526604A (ja) * 2010-05-23 2013-06-24 高砂香料工業株式会社 抗菌組成物
CN103907841A (zh) * 2013-01-05 2014-07-09 张天平 脱腥组合物及其脱腥除味的方法
CN106235293A (zh) * 2016-08-18 2016-12-21 云南俊庆康生物工程有限公司 一种山葵烧烤酱及其制备方法
CN106722817B (zh) * 2016-12-19 2020-12-08 滁州爱厨易食品有限公司 一种山葵调味酱及其制作方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6363354A (ja) * 1986-09-05 1988-03-19 Meiji Seika Kaisha Ltd スイ−トコ−ンの脱粒方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131542A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Ogawa & Co Ltd 抗歯周病剤および該抗歯周病剤を含有する飲食物又は口腔衛生剤
CN105053885A (zh) * 2015-08-06 2015-11-18 云南俊庆康生物工程有限公司 山葵调味菜及其制备方法
WO2020158894A1 (ja) * 2019-01-30 2020-08-06 協和発酵バイオ株式会社 ポリスルフィド化合物を含有する組成物

Also Published As

Publication number Publication date
TW464477B (en) 2001-11-21
JP3553283B2 (ja) 2004-08-11
CN1102030C (zh) 2003-02-26
CN1171901A (zh) 1998-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE2100923B2 (ja)
CN101014586A (zh) 二取代的四硫杂环己烷作为香料或调味剂
JP3553283B2 (ja) わさび香味調合品及びわさび風味食品
CN102871098A (zh) 一种调配型牛肉油状香精及其制备方法
JP6610662B2 (ja) 香料組成物
JP6766819B2 (ja) マヨネーズ様調味料
JP3373738B2 (ja) わさび香味調合品及びわさび風味食品
JP3556633B2 (ja) わさび風味食品
JP3556634B2 (ja) わさび風味食品
JP3553278B2 (ja) わさび香味調合品及びわさび風味食品
CN107242522B (zh) 一种炖煮鸡肉味液体香精及其制备方法
US3627540A (en) Flavoring processes and products
JP2747801B2 (ja) わさび風液状調味料
JP3556632B2 (ja) わさび風味食品
JPH1042825A (ja) わさび香味調合品及びわさび風味食品
JP3560739B2 (ja) わさび香味調合品及びわさび風味食品
JP3115245B2 (ja) 辛味調合品及び辛味製品
JPH1066538A (ja) カラシ香味調合品及びカラシ風味食品
JP2747799B2 (ja) 液状調味料
JPH1052235A (ja) しょうが香味調合品及びしょうが風味食品
JPH1066537A (ja) ニンニク香味調合品及びニンニク風味食品
JP6303719B2 (ja) 持続性のある風味の付与方法
JP2011152125A (ja) 液体調味料
DE2735459A1 (de) Geschmackstoffkompositionen
JP2002206098A (ja) 黒トリュフ香気成分の組成物ならびに製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040318

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees