JPH1094267A - 正弦波コンバータ - Google Patents

正弦波コンバータ

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JPH1094267A
JPH1094267A JP8242846A JP24284696A JPH1094267A JP H1094267 A JPH1094267 A JP H1094267A JP 8242846 A JP8242846 A JP 8242846A JP 24284696 A JP24284696 A JP 24284696A JP H1094267 A JPH1094267 A JP H1094267A
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sine wave
output voltage
wave converter
voltage
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Akira Sumi
晃 角
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の正弦波コンバータ3では,インバータ4
に供給する直流電圧VDCを一定に制御するため,負荷変
動の影響が入力電流IACに現れてしまい,その変動幅が
大きい場合,低次高調波を増大させ,運転効率の低下を
招いていた。 【解決手段】本発明は,出力電圧VDCを調整するための
PI制御器40bの積分時間を負荷が周期変動する時と
しない時とで変更可能として,負荷の変動がない時の過
渡特性を悪化させないで,入力電流IACへの負荷の周期
変動の影響を取り除くことを図ったものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は正弦波コンバータに
係り,例えば電気回転ねじり加振装置等の周期的に駆動
電流を変動させる必要のある負荷に直流電圧を供給する
正弦波コンバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のパワートランジスタ素子の高耐圧
化,高容量化に伴い,系統で生じる高調波の抑制や力率
の改善が従来にも増して要求されるようになった。例え
ば,トランジスタインバータ等で発生する高調波抑制の
目的で正弦波PWM方式のコンバータ装置が用いられる
ことがある。かかる正弦波コンバータは,正弦波PWM
電流制御により,その入力電流が歪みの少ない正弦波と
なる特性を有し,系統の低次高調波電流の低減を図るこ
とができ,交流電源を高力率で運転することができる。
図6は正弦波コンバータとその周辺の系統の一例を示し
たものである。図6に示すように,正弦波コンバータと
その周辺の系統は,3相の商用電源1,系統連系リアク
トル2,正弦波コンバータ3,インバータ4,交流電動
機5より構成されている。また,上記系統における正弦
波コンバータ3は,正弦波コンバータ3の入力電圧VAC
を検出する入力電圧検出器31,入力電流IACを検出す
る入力電流検出器32,PWMコンバータ33,平滑用
の電解コンデンサ34,正弦波コンバータ3の出力電圧
である直流電圧VDCを検出する直流電圧検出器35,直
流電圧の帰還値Vf をPI制御する直流電圧調整器3
6,入力電圧VAC及び帰還値Vf に基づいて指令電流を
決定する電流指令器37,入力電流IACに対する操作量
を決定する電流調整器38,電流調整器38により決定
された電流操作量を基に正弦波PWM信号を作成する正
弦波PWM信号作成器39より構成されている。
【0003】上記のような構成において,3相の商用電
源1から供給される交流は,系統連系リアクトル2を経
て正弦波コンバータ3により直流に変換される。正弦波
コンバータ3より出力された直流は,電解コンデンサ3
4により平滑化された後,インバータ4において再び交
流に変換され,交流電動機5へ出力される。正弦波コン
バータ3の出力電圧である直流電圧VDCは,直流電圧検
出器35により検出された直流電圧の帰還値Vf を基に
直流電圧調整器36により一定値に制御される。図7は
直流電圧VDCを一定値に制御するための直流電圧調整器
36を詳細に示したものである。図7に示すように,直
流電圧調整器36は,指令電圧V* と直流電圧の帰還値
f との偏差を取るための減算器36a,減算器36a
により出力された上記偏差を比例積分要素により制御す
るPI制御器36bにより構成されている。PI制御器
36bの積分時間Tは,抵抗R及びコンデンサCにより
決定される(T=R×C)。この積分時間Tは,直流電
圧調整器36の応答時間であり,積分時間Tを小さくす
ればそれだけ,直流電圧制御に対する過渡特性が向上す
る。
【0004】一方,電流指令器37において,直流電圧
調整器36から出力された電圧操作量と,入力電圧検出
器31により検出された入力電圧VACとに基づいて指令
電流が決定される。さらに,電流調整器38において,
電流指令器37により決定された指令電流と,入力電流
検出器32により検出された入力電流IACとに基づいて
電流操作量が決定され,上記電流調整器38により決定
された電流操作量を基に正弦波PWM信号が正弦波PW
M信号作成器39により作成される。ところで,PWM
コンバータ33は,6個のトランジスタTrをブリッジ
接続してなり,各トランジスタTrにはダイオードDが
逆並列接続されている。即ち,トランジスタTrとダイ
オードDとにより6個のスイッチング素子を構成してい
る。正弦波PWM信号作成器39により作成された正弦
波PWM信号は,トランジスタTrを制御し,正弦波コ
ンバータ3に接続された負荷の変動が大きくない場合,
入力電流IACを歪みの少ない正弦波電流に制御すること
が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の正弦波コンバー
タ3は,入力電流IACを歪みの少ない正弦波電流に制御
でき,電源の高力率運転が可能であるが,直流電圧VDC
を一定値に制御するため,接続された負荷が変動する
と,入力電流IACにその変動が重畳してしまい,その変
動幅が大きいと,低次高調波が増大して他の機器に悪影
響を与える恐れがあった。例えば,図8(a)に示すよ
うな周期変動を交流電動機5の負荷トルクTL 及び回転
速度Nに与えながら運転を行うインバータ4(例えば電
気式回転ねじり加振装置用インバータ等)に直流電圧V
DCを供給する場合,従来の正弦波コンバータでは,その
入力電流IACに図8(c)に示すような周期変動が重畳
してしまう。このような入力電流IACへの周期変動の重
畳を回避するために,PI制御器36bの積分時間Tを
大きくして直流電圧調整器36の応答を遅くすると,入
力電流IACの周期変動は小さくなるが,負荷の周期変動
がない時の応答が遅くなってしまい,例えば回生運転開
始時等に電解コンデンサ34の両端に過電圧が発生して
電解コンデンサ34が破損する等の問題が生じる。本発
明はこのような従来技術における課題を解決するため
に,負荷の周期変動が無い時の過渡特性を悪化させるこ
となく,所定周期で負荷を変動させた場合にも,入力電
流を歪みの少ない正弦波に制御することのできる正弦波
コンバータを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は,出力電圧を所定の指令電圧に基づき制
御する出力電圧制御手段と,上記出力電圧制御手段から
出力された電圧操作量と,入力電圧とに基づき指令電流
を決定する指令電流決定手段と,上記指令電流決定手段
により決定された指令電流に基づき入力電流を一定振幅
の正弦波に制御する入力電流制御手段とを具備してなる
正弦波コンバータにおいて,上記正弦波コンバータに接
続された負荷を所定周波数で周期変動させた時とさせな
い時とで,上記出力電圧制御手段が制御する出力電圧の
周波数帯を変更する周波数帯変更手段を具備してなるこ
とを特徴とする正弦波コンバータとして構成されてい
る。出力電圧の感応周波数帯を変更可能とすることによ
り,例えば電気式回転ねじり加振装置等の駆動電流を周
期的に変動させる必要のある負荷に直流電圧を供給する
場合にも,負荷の周期変動がない時の過渡特性を悪化さ
せることなく,入力電流を正弦波に制御できる。従っ
て,周辺系統における低次高調波の抑制を行うことがで
き,且つ,電源を高力率で運転することが可能となる。
上記感応周波数帯を変更可能とするには,例えば上記周
波数帯変更手段を切り換え可能な2つの積分時間を有す
る比例積分要素として,一方の積分時間は上記周期変動
の周期よりも長く,他方の積分時間は上記周期変動の周
期よりも短く設定すればよい。
【0007】また,第2の発明は,出力電圧を所定の指
令電圧に基づき制御する出力電圧制御手段と,上記出力
電圧制御手段から出力された電圧操作量と,入力電圧と
に基づき指令電流を決定する指令電流決定手段と,上記
指令電流決定手段により決定された指令電流に基づき入
力電流を一定振幅の正弦波に制御する入力電流制御手段
とを具備してなる正弦波コンバータにおいて,上記出力
電圧制御手段に帰還する出力電圧の帰還値から所定周波
数帯の成分を取り除く成分除去手段を具備してなること
を特徴とする正弦波コンバータとして構成されている。
このため,上記正弦波コンバータに接続された例えばイ
ンバータ等の負荷を予め定められた周期で周期変動させ
る場合,上記出力電圧の帰還値から上記周期変動の影響
を除去することができる。従って,上記出力電圧制御手
段から出力された電圧操作量,さらには,上記指令電流
決定手段により決定された指令電流からも上記周期変動
の影響が除去されるから,負荷の周期変動時にも入力電
流を一定振幅の正弦波に制御することが可能となる。ま
た,上記所定周波数帯以外の変動に上記出力電圧制御手
段は応答することができるから,過電圧による機器の破
損等を回避することができる。例えば,上記成分除去手
段が,上記出力電圧を上記出力電圧制御手段に帰還させ
るための線路に,上記所定周波数帯にある信号のみを通
過させる帯域フィルタを並列結合したものであれば,上
記出力電圧の帰還値から上記所定周波数帯にある信号を
取り除くことができる。また,上記出力電圧制御手段に
ノッチフィルタを設けてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して,本発明
の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化したものであ
って,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに,図1は本発明の一実施の形態に係る正弦波
コンバータの直流電圧調整器の電気回路図,図2は上記
直流電圧調整器の感応周波数帯を示す図,図3は上記正
弦波コンバータの運転状態を示すタイムチャートであ
る。尚,正弦波コンバータの直流電圧調整器以外の部分
は従来のものと同様であるので説明を省略する。図1に
示すように,本実施の形態に係る正弦波コンバータの特
徴点である直流電圧調整器40(周波数帯変更手段に相
当)は,指令電圧V* と直流電圧の帰還値Vf との偏差
を取るための減算器40a,上記偏差のPI制御を行う
PI制御器40bを有する点で従来の直流電圧調整器3
6と同様である。直流電圧調整器40が従来のものと異
なるのは,PI制御器40bが,その積分時間を決定す
る抵抗R(R1,R2)とコンデンサC(C1,C2)
との組み合わせを2個有し,切替えリレー接点40c,
40dにより上記積分時間を変更することが可能な点で
ある(第1の発明に対応)。本実施の形態では,抵抗R
1とコンデンサC1との組み合わせによる積分時間T1
(=R1×C1)は,負荷に与えられる変動周期TE
りも短く,例えば電界コンデンサ34の耐圧等を基準と
して設定される。また,抵抗R2とコンデンサC2との
組み合わせによる積分時間T2 (=R2×C2)は,変
動周期TE よりも長く設定される。尚,上記積分時間の
切替えは,切替えリレー接点40c,40dに限らず,
他の各種スイッチを用いたり,外部可変ゲインを用いて
もよい。
【0009】直流電圧調整器40では,所定周期TE
電動機5の負荷トルクTL 及び回転速度Nを変動させる
ようにインバータ4に加振指令が発せられると,切り換
えリレー接点40c,40dにより抵抗R1とコンデン
サC1とが抵抗R2とコンデンサC2とに切り換えられ
る。ここで,図2(a)は直流電圧調整器40の感応周
波数帯を示したものである。図2(a)に示すように,
負荷の周期変動時に直流電圧調整器40が応答する周波
数帯は,0〜f2 (=1/2πT2 )の範囲になる(斜
線部分)。この状態では,直流電圧調整器40は出力電
圧の帰還値Vf の周期変動に追従せず,該周期変動はな
かったものとされるから,入力電流IACへの周期変動の
重畳は小さくなる。一方,負荷の周期変動が無い場合,
すなわち,切り換えリレー接点40c,40dにより抵
抗R1,コンデンサC1とに切り換えられた状態の場
合,図2(b)に示すように,直流電圧調整器40が応
答する周波数帯は,0〜f1 (=1/2πT1 )であ
る。負荷の周期変動が無い状態では,直流電圧調整器4
0の過渡応答は速く,例えば回生運転開始時に生じた直
流電圧VDCの変動に直流電圧調整器40が応答できず,
電解コンデンサ34の両端に過電圧が生じて機器の破損
を招くような事態を回避できる。また,図3は負荷を周
期変動させた時の直流電圧調整器40を具備する正弦波
コンバータの運転状態を時系列に示したものである。図
3に示すように,上記正弦波コンバータは負荷を周期変
動させた時にも入力電流IACを一定振幅の正弦波に制御
する。但し,直流電圧調整器40が負荷の周期変動に追
従しないので,直流電圧VDCに周期変動ΔVDCが重畳さ
れる。従って,支障のないように,電解コンデンサ34
の値を設定する必要がある。このように,本実施の形態
に係る正弦波コンバータでは,負荷周期変動の影響を電
圧制御系から除去するので,上記周期変動のない時の過
渡特性を悪化させることなく,正弦波コンバータの入力
電流を歪みの少ない正弦波電流に制御することが可能と
なる。このため,上記周期変動の有無に関わらず,系統
に生じる低次高調波が低減され,高力率運転が可能とな
る。
【0010】
【実施例】上記実施の形態では,負荷を周期変動させる
時とさせない時とでPI制御器40bの積分時間を変更
したが,図4に示すような第2の発明では,成分除去手
段に相当するノッチフィルタ51を具備した直流電圧調
整器50を用いることによって,入力電流IACを一定振
幅の正弦波電流に制御する。第2の発明に係る直流電圧
調整器50では,直流電圧の帰還値Vf は,予め与えら
れた負荷の変動周期と略同じ周期の信号成分だけを低減
するノッチフィルタ51を介して減算器50aに入力さ
れる。このため,直流電圧VDCの制御は,変動成分以外
について行われ,周期変動時にも,入力電流IACを正弦
波に制御することが可能となる。また,直流電圧調整器
50において,負荷を周期変動させない時にはスイッチ
等によりノッチフィルタ51を短絡するようにして,負
荷を周期変動させない時の過渡特性をより向上させるよ
うにしてもよい。このような直流電圧調整器を有する正
弦波コンバータも本発明における正弦波コンバータの一
例である。また,図5に示すような直流電圧調整器60
を用いて,直流電圧の帰還値Vf に含まれる周期変動成
分を取り除いてもよい。図5に示す直流電圧調整器60
では,帯域フィルタ61を用いて直流電圧の帰還値Vf
から周期変動成分だけを抽出し,抽出した周期変動成分
を元の帰還値Vf から減算することにより,出力電圧の
帰還値Vf から周期変動成分を取り除いている。また,
直流電圧調整器60において,負荷を周期変動させない
時にはスイッチ等により帯域フィルタ61を開放するよ
うにして,負荷を周期変動させない時の過渡特性をより
向上させるようにしてもよい。ここで,直流電圧調整器
50及び60の感応周波数帯を図2(b)の斜線部分に
示す。図2(b)に示すように直流電圧調整器50及び
60は,負荷の周期変動時においても,加振指令による
負荷の周期変動成分以外の変動について応答できる。
尚,ノッチフィルタ51及び帯域フィルタ61は電圧制
御ループのどこにおいても効果は同じである。
【0011】
【発明の効果】上記のように,第1の発明は,出力電圧
を所定の指令電圧に基づき制御する出力電圧制御手段
と,上記出力電圧制御手段から出力された電圧操作量
と,入力電圧とに基づき指令電流を決定する指令電流決
定手段と,上記指令電流決定手段により決定された指令
電流に基づき入力電流を一定振幅の正弦波に制御する入
力電流制御手段とを具備してなる正弦波コンバータにお
いて,上記正弦波コンバータに接続された負荷を所定周
波数で周期変動させた時とさせない時とで,上記出力電
圧制御手段が制御する出力電圧の周波数帯を変更する周
波数帯変更手段を具備してなることを特徴とする正弦波
コンバータとして構成されている。出力電圧の感応周波
数帯を変更可能とすることにより,例えば電気式回転ね
じり加振装置等の駆動電流を周期的に変動させる必要の
ある負荷に直流電圧を供給する場合にも,負荷の周期変
動がない時の過渡特性を悪化させることなく,入力電流
を正弦波に制御できる。従って,周辺系統における低次
高調波の抑制を行うことができ,且つ,電源を高力率で
運転することが可能となる。上記感応周波数帯を変更可
能とするには,例えば上記周波数帯変更手段を切り換え
可能な2つの積分時間を有する比例積分要素として,一
方の積分時間を上記周期変動の周期よりも長く,他方の
積分時間を上記周期変動の周期よりも短く設定すればよ
い。積分時間を上記周期変動よりも長くすれば,出力電
圧制御手段による出力電圧の制御は上記周期変動に追従
しないから,正弦波コンバータの入力電流を一定振幅の
正弦波に制御することができ,電源を高力率で運転する
ことができる。また,積分時間を上記周期変動よりも短
く設定すれば,速い変動に応答することができ,例えば
回生運転開始時等に生じた過電圧により機器が破損する
のを防止することができる。
【0012】また,第2の発明は,出力電圧を所定の指
令電圧に基づき制御する出力電圧制御手段と,上記出力
電圧制御手段から出力された電圧操作量と,入力電圧と
に基づき指令電流を決定する指令電流決定手段と,上記
指令電流決定手段により決定された指令電流に基づき入
力電流を一定振幅の正弦波に制御する入力電流制御手段
とを具備してなる正弦波コンバータにおいて,上記出力
電圧制御手段に帰還する出力電圧の帰還値から所定周波
数帯の成分を取り除く成分除去手段を具備してなること
を特徴とする正弦波コンバータとして構成されている。
このため,上記正弦波コンバータに接続された例えばイ
ンバータ等の負荷を予め定められた周期で周期変動させ
る場合,上記出力電圧の帰還値から上記周期変動の影響
を除去することができる。従って,上記出力電圧制御手
段から出力された電圧操作量,さらには,上記指令電流
決定手段により決定された指令電流からも上記周期変動
の影響が除去されるから,負荷の周期変動時にも入力電
流を一定振幅の正弦波に制御することが可能となる。ま
た,上記所定周波数帯以外の変動に上記出力電圧制御手
段は,応答することができるから,過電圧による機器の
破損等を回避することができる。例えば,上記成分除去
手段が,上記出力電圧を上記出力電圧制御手段に帰還さ
せるための線路に,上記所定周波数帯にある信号のみを
通過させる帯域フィルタを並列結合するものであれば,
上記出力電圧の帰還値から上記所定周波数帯にある信号
を取り除くことができる。また,上記出力電圧制御手段
にノッチフィルタを設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る正弦波コンバー
タの直流電圧調整器の電気回路図。
【図2】 上記直流電圧調整器の感応周波数帯を示す
図。
【図3】 上記正弦波コンバータの運転状態を示すタイ
ムチャート。
【図4】 本発明の一実施例に係る正弦波コンバータの
直流電圧調整器の電気回路図。
【図5】 本発明の他の実施例に係る正弦波コンバータ
の直流電圧調整器の電気回路図。
【図6】 従来の正弦波コンバータとその周辺系統の概
略構成図。
【図7】 従来の正弦波コンバータの直流電圧調整器の
電気回路図。
【図8】 負荷周期変動時における従来の正弦波コンバ
ータの運転状態を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1…交流電源 2…系統リアクトル 3…正弦波コンバータ 4…インバータ 5…交流電動機 31…入力電圧検出器 32…入力電流検出器 33…PWMコンバータ 34…平滑用電解コンデンサ 35…直流電圧検出器 36,40,50,60…直流電圧調整器 37…電流指令器(指令電流決定手段) 38…電流調整器(入力電流制御手段) 39…正弦波PWM信号作成器(入力電流制御手段) 36a,40a,50a,60a…減算器 36b,40b,50b,60b…PI制御器 51…ノッチフィルタ 61…帯域フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力電圧を所定の指令電圧に基づき制御す
    る出力電圧制御手段と,上記出力電圧制御手段から出力
    された電圧操作量と,入力電圧とに基づき指令電流を決
    定する指令電流決定手段と,上記指令電流決定手段によ
    り決定された指令電流に基づき入力電流を一定振幅の正
    弦波に制御する入力電流制御手段とを具備してなる正弦
    波コンバータにおいて,上記正弦波コンバータに接続さ
    れた負荷を所定周波数で周期変動させた時とさせない時
    とで,上記出力電圧制御手段が制御する出力電圧の周波
    数帯を変更する周波数帯変更手段を具備してなることを
    特徴とする正弦波コンバータ。
  2. 【請求項2】上記周波数帯変更手段が切り換え可能な2
    つの積分時間を有する比例積分要素であり,一方の積分
    時間は上記周期変動の周期よりも長く,他方の積分時間
    は上記周期変動の周期よりも短い請求項1記載の正弦波
    コンバータ。
  3. 【請求項3】出力電圧を所定の指令電圧に基づき制御す
    る出力電圧制御手段と,上記出力電圧制御手段から出力
    された電圧操作量と,入力電圧とに基づき指令電流を決
    定する指令電流決定手段と,上記指令電流決定手段によ
    り決定された指令電流に基づき入力電流を一定振幅の正
    弦波に制御する入力電流制御手段とを具備してなる正弦
    波コンバータにおいて,上記出力電圧制御手段に帰還す
    る出力電圧の帰還値から所定周波数帯の成分を取り除く
    成分除去手段を具備してなることを特徴とする正弦波コ
    ンバータ。
  4. 【請求項4】上記成分除去手段が,上記出力電圧を上記
    出力電圧制御手段に帰還させるための線路に,上記所定
    周波数帯にある信号のみを通過させる帯域フィルタを並
    列結合し,上記出力電圧の帰還値から上記所定周波数帯
    にある信号を取り除いて,上記出力電圧制御手段に入力
    するものである請求項3記載の正弦波コンバータ。
  5. 【請求項5】上記出力電圧制御手段にノッチフィルタを
    設けてなる請求項3記載の正弦波コンバータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102804581A (zh) * 2010-04-12 2012-11-28 东芝三菱电机产业系统株式会社 电力转换装置

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