JP2866526B2 - 無効電力補償装置 - Google Patents

無効電力補償装置

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JP2866526B2
JP2866526B2 JP4107964A JP10796492A JP2866526B2 JP 2866526 B2 JP2866526 B2 JP 2866526B2 JP 4107964 A JP4107964 A JP 4107964A JP 10796492 A JP10796492 A JP 10796492A JP 2866526 B2 JP2866526 B2 JP 2866526B2
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正俊 竹田
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自励式インバータを
用いた無効電力補償装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば「電気学会論文誌D 11
1巻10号、平成3年 系統安定化用大容量自励式式無
効電力補償装置の開発 p845〜p853」に示され
た従来の無効電力補償装置を示す回路図である。図にお
いて、1は交流母線2を通して負荷3に電力を供給する
交流電源、4は交流母線2に印加される交流電圧Eを検
出する電圧変成器、5は負荷3に流れる負荷電流IL
検出する電流変成器、6は前記検出された交流電圧Eと
負荷電流ILより無効電力検出し、無効電流IQの形で出
力する無効電力検出回路である。
【0003】7は自励式インバータであり、直流コンデ
ンサ8に充電された直流電圧を交流電圧に変換し変圧器
9を通して交流母線2に出力する。10は自励式インバ
ータ7の出力電流IFを検出する電流変成器、11は無
効電力制御回路であり、電流変成器10より取り込んだ
自励式インバータ7の出力電流IFと無効電力検出回路
5より出力された無効電流IQに従ってPWM制御信号
Cを生成し出力する。12はPWM制御信号Cを取り込
みPWM変調信号Mを生成して自励式インバータ7へ出
力するPWM制御回路である。
【0004】次に、図5は自励式インバータに電圧形
インバータを適用した場合の構成図である。この電圧形
インバータは各GTOサイリスタ13a〜13fのそれ
ぞれにダイオード14a〜14fを逆接続したGTOス
イッチ15a〜15fを3相ブリッジ結線した回路で構
成されている。また、この自励式インバータ10は、3
相ブリッジ間に接続された直流コンデンサ8の充電直流
電圧をGTOスイッチ15a〜15fのスイッチング動
作によりPWM制御し、交流電源1の電圧に同期した交
流出力電圧に変換出力する。
【0005】また、交流出力電圧は交流電圧源E2とし
て作用し、交流電源1は交流電圧源E1として表すこと
ができるため、自励式インバータは図6に示すように
2つの交流電圧源E1とE2をリアクタンスXを介して
接続した形で等価的に表すことが出来る。ここで、リア
クタンスXは変圧器9のインピーダンスである。
【0006】図7(a)〜(c)は自励式インバータ7
の電圧、電流波形を示す波形図である。同図(a)は交
流電圧源E1とE2の電圧が等しい場合の波形であり、
この時の電位差は零であるためリアクタンスXには電位
が表れず、従ってリアクタンスXには電流Icは流れな
い。しかし、同図(b)に示すように交流電圧源E1<
交流電圧源E2に成るように交流電圧源E2、即ち自励
式インバータ7を制御した場合には進相電流Icが流
れ、負荷の進相無効電力を制御することが出来る。
【0007】更に、同図(c)には示すように交流電圧
源E1>交流電圧源E2となるように交流電圧源E2を
制御した場合には遅相電流Icが流れ、負荷の遅相無効
電力を制御することができる。このように、無効電力補
償装置は自励式インバータ7の出力電圧2を制御するこ
とで進相と遅相の双方の無効電力を制御する事ができ
る。
【0008】つぎに、従来の無効電力補償装置の動作に
ついて説明する。先づ、負荷3に流れる負荷電流IL
電流変流器5によって検出され、また交流母線2の母線
電圧Eは電圧変成器4によって検出される。これら検出
された負荷電流ILと母線電圧Eは無効電力検出回路6
に取り込まれ、無効電力検出回路6は負荷3に流れる無
効電力を検出し、この無効電力に相当する無効電流IQ
を出力する。この無効電流IQは次段の無効電力制御回
路11に取り込まれる。この無効電力制御回路11は、
取り込んだ無効電流IQを電流指令信号とし、また自励
式インバータ7の出力電流IFをフィードバック信号と
し、出力電流IFと無効電流IQとが等しくなるようにフ
ィドーバク制御を行う。
【0009】このフィドーバック制御とは以下のように
動作する。先づ、無効電力制御回路11から出力された
はPWM制御信号Cは次段のPWM制御回路12に取り
込まれ、PWM制御信号Cに応じたPWM変調信号MS
を生成して自励式インバータ7のGTOサイリスタ13
a〜13fへ与える。この結果、自励式インバータ7は
無効電力制御回路11より取り込んだ電流指令信号IQ
と等しい出力電流IFを出力すると共に、この出力電流
Fに応じた交流電圧を交流母線2に印加することで負
荷3流れる無効電力を補償することになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の無効電力補償装
置は以上のように構成されているので、自励式インバー
タは無負荷時であっても交流電源の電圧に等しい交流電
圧を出力する必要性からGTOサイリスタを常にオン、
オフ動作してPWM制御をしておく必要がある。従って
特にPWM周波数の大きな自励式インバータにおいては
無負時の運転損失が大きくなるといった問題点があっ
た。
【0011】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、無負荷時及び軽負荷時の場合に
自励式インバータの運転損失を小さくすることができる
無効電力補償装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る無
効電力補償装置は、負荷と共に交流母線に接続され、直
流電圧を交流電圧に変換して前記交流母線へ出力する複
数のインバータと、前記負荷の無効電力を検出し、この
無効電力に応じた無効電流を出力する無効電力検出回路
と、この無効電流と前記インバータの出力電流とを比較
し、その偏差に応じて前記インバータの出力電流を制御
する前記各インバータ対応の無効電力制御回路と、前記
無効電流のレベルと予め設定された比較基準値と比較す
るレベル比較回路と、このレベル比較結果に応じて前記
複数のインバータの内の必要運転台数を選択する選択手
段と、選択された運転台数に応じて運転されるインバー
タに対応する無効電力制御回路の制御ゲインを切り替え
るゲイン切り替え手段とを備えたものである。
【0013】請求項2の発明に係る無効電力補償装置
は、負荷と共に交流母線に接続され、直流電圧を交流電
圧に変換して前記交流母線へ出力する複数のインバータ
と、前記負荷の無効電力を検出し、この無効電力に応じ
た無効電流を出力する無効電力検出回路と、この無効電
流と前記インバータの出力電流とを比較し、その偏差に
応じて前記インバータの出力電流を制御する前記各イン
バータ対応の無効電力制御回路と、前記無効電流のレベ
ルと予め設定された比較基準値と比較するレベル比較回
路と、このレベル比較結果に応じて前記複数のインバー
タ中運転するインバータを選択する選択手段と、この選
択されたインバータの出力が上限値を超えた時に停止中
の後続インバータを起動し、かつ前記選択されたインバ
ータの出力が下限値に至ったとき前記後続インバータの
起動を停止するインバータ起動選択手段と、運転する台
数に応じて運転されるインバータに対応する無効電力制
御回路の制御ゲインを切り替えるゲイン切り替え手段と
を備えたものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明による無効電力補償装置は、補
償の対象とする負荷の電気量に応じて複数台に分割した
インバータのうち必要な運転台数を、検出された負荷の
無効電力に応じて選択することでインバータの運転損失
を軽減することができる。
【0015】請求項2の発明による無効電力補償装置
は、補償の対象とする負荷の電気量に応じて複数台に分
割したインバータのうち、先行運転を行っているインバ
ータの交流電圧出力が上限値を超えた時に停止中の後続
のインバータを起動し、また前記先行運転を行っている
インバータの出力が下限値に達した時に、前記後続運転
のインバータの運転を停止することでインバータの負荷
分担を効率良く分けると共に、インバータの運転損失を
大幅に軽減することができる。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。尚、図中図4と同一符号は同一、又は相当部分を
示す。図において13aは無効電力検出回路6より出力
された無効電流IQにゲイン定数Ka(=1/2、或い
は=1)を乗算する第1乗算回路、13bは同じく無効
電流IQにゲイン定数Kb(=1/2)を乗算する第2
乗算回路、14は第1レベル比較回路であり、無効電流
Qのレベルと予め設定した比較基準値I1とを比較し、
Q≧I1の時に論理出力1を出力し、IQ<I1の時に論
理出力0を出力する。15は第1比較回路14より出力
された論理出力1によって付勢され、論理出力0によつ
て消勢するリレー、15aはリレー15のa接点であ
り、リレー15の付勢時に閉成することでゲイン定数K
a=1/2を第1乗算回路13aに設定する。15bは
同じくリレー15のb接点であり、リレー15の消勢時
に閉成することでゲイン定数Ka=1を第1乗算回路1
3aに設定する。
【0017】16は第2レベル比較回路であり、無効電
流IQのレベルと予め設定した比較基準値I2とを比較
し、IQ≧I2の時に論理出力1を出力し、IQ<I2の時
に論理出力0を出力する。,17aは第1無効電力制御
回路であり、第1乗算回路13aの出力Maと第1自励
式インバータ7aの出力電流Iaが同一となるように制
御する。17bは第2無効電力制御回路であり第2乗算
回路13bの出力Mbと第2自励式インバータ7bの出
力電流Ibが同一となるように制御する。18aは第1
PWM制御回路であり、第1無効電力制御回路17aの
出力であるPWM制御信号Caに従ってPWM変調信号
MSaを生成し第1自励式インバータ側へ出力する。1
8bは第2PWM制御回路であり、第2無効電力制御回
路17bの出力であるPWM制御信号Cbに従ってPW
M変調信号MSbを生成し第2自励式インバータ側へ出
力する。19aはAND回路であり、第2レベル比較回
路16の出力により第1自励式インバータ7aへ出力さ
れるPWM変調信号MSaの出力を制御する。19bは
AND回路であり、第1レベル比較回路14の出力によ
り第2自励式インバータ7bへ出力されるPWM変調信
号MSbの出力を制御する。20aは第1自励式インバ
ータ7aの出力電流Iaを検出し第1無効電力制御回路
17aへ出力する第1電流変成器、20bは第2自励式
インバータ7bの出力電流Ibを検出し第2無効電力制
御回路17bへ出力する第2電流変成器である。尚、第
1、第2レベル比較回路14,16、AND回路19
a,19bにより選択手段を構成する。
【0018】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。無効電力検出回路6で検出され
た無効電力は無効電流IQの形で第1、2乗算回路13
a、13b、及び第1、2レベル比較回路14、16へ
出力される。第1レベル比較回路14では予め設定され
た比較基準値I1と無効電流IQとを比較し、IQ≧I1
時に論理出力1をリレー15に出力し付勢する。この結
果a接点15aは閉成し、ゲイン定数Ka=1/2を第
1乗算回路13aに設定する。
【0019】第1乗算回路13aは設定されたゲイン定
数Kaと無効電流IQとの積であるMaを第1無効電力
制御回路17aへ出力する。この結果、第1無効電力制
御回路17aはMaを電流指令信号とし、かつ第1電流
変成器20aより検出した第1自励式インバータ7aの
出力電流Iaをフィードバック信号としてフィードバッ
ク制御を行う。
【0020】更に、第1無効電力制御回路17aはフィ
ードバック制御の結果として、Ma=Iaになった時P
WM制御信号Caを次段の第1PWM制御回路18aへ
出力し、PWM制御信号Caに応じたPWM変調信号M
SaをAND回路19aへ出力する。この時、AND回
路19aは、第2レベル比較回路16の論理出力が1、
即ち無効電流IQ≧比較基準値I2の時にはPWM変調信
号MSaを第1自励式インバー7aのGTOサイリスタ
へ出力する。
【0021】次に、第2自励式インバータ7bの制御に
ついて説明する。第2乗算回路13bの入力と出力は次
のような関係がある。 Mb=Kb×IQ 但し、ここでKbはゲイン定数であり1/2に設定して
ある。
【0022】第2乗算回路13bは設定されたゲイン定
数Kbと無効電流IQとの積であるMbを第2無効電力
制御回路17bへ出力する。この結果、第2無効電力制
御回路17bはMbを電流指令信号とし、かつ第2電流
変成器20bより検出した第2自励式インバータ7bの
出力電流Ibをフィードバック信号としてフィードバッ
ク制御を行う。
【0023】更に、第2無効電力制御回路17bはフィ
ードバック制御の結果としてMb=Ibになった時PW
M制御信号Cbを次段の第2PWM制御回路18bへ出
力し、PWM制御信号Cbに応じたPWM変調信号MS
bをAND回路19bへ出力する。このAND回路19
bは、第2レベル比較回路16の論理出力が1、即ち無
効電流IQ≧比較基準値I2の時にPWM変調信号MSb
を第2自励式インバー7bのGTOサイリスタへ出力す
る。
【0024】本実施例による無効電力補償装置は以上の
ように構成されているので、例えば図2(a)〜(c)
のような負荷変動の場合には次ように作用する。ここ
で、第1レベル比較回路14は比較基準値I1を第1自
励式インバータ7aの定格出力にほぼ等しいレベルに選
定されている。また、第2レベル比較回路16は基準値
2を負荷3の無効電力がほぼ零付近に至った時のレべ
ルに選定されている。
【0025】まず、負荷3に流れる無効電流IQは図2
(a)の区間マル1ではIQ<I2及びIQ<I1であるた
め第1、2レベル比較回路14、16の出力は、双方と
も0である。そのため、AND回路19a,19bは第
1、2PWM制御回路18a,18bから出力されるP
WM変調信号MSa,MSbが第1、2自励式インバー
タ7a,7bに伝達されるのを阻止する。従って第1、
2自励式インバータ7a,7bはともにOFF状態とな
り、GTOサイリスタはスイッチング動作を行わないた
め、マル1の区間は第1,2自励式インバータ7a、7
bは同図(b)、(c)の様に出力電流Ia,Ibは零
となり運転損失は零となる。
【0026】次ぎに、同図(a)の区間マル2では無効
電流IQが比較基準値I1とI2の中間にあるため、第2
レベル比較回路16の論理出力は1であり、第1レベル
比較回路14の論理出力は0である。従って。区間マル
2ではリレー15は消勢されてb接点15bがONにな
っているため、第1乗算回路13aのゲイン定数Kaは
1に選定され、結果として出力MaはIQとなる。
【0027】また、第2レベル比較回路16より論理出
力1の信号を受けたAND回路19aは、第1PWM制
御回路18aのPWM変調信号MSaを第1自励式イン
バータ7aへ伝達し、GTOサイリスタをON−OFF
動作する。一方、第1レベル比較回路14の論理出力は
0であるため、AND回路19は第2PWM制御回路1
8bより第2自励式インバータ7bへPWM変調信号M
Sbを伝達するのを阻止する。
【0028】従って、第2自励式インバータ7bのGT
OサイリスタはOFF状態を保つ。その結果として、区
間マル2では同図(b)に示すように第1自励式インバ
ータ7aのみがIQに等しいインバータ出力電流Iaを
出力し、負荷3に流れる無効電流を補償することにな
る。更に、この状態では第1自励式インバータ7aのみ
運転されているため、運転損失は自励式インバータ2台
の運転時に比べて約1/2に軽減できる。
【0029】次ぎに、同図(a)の区間マル3では無効
電流IQが比較基準値I1、I2超えているため、第1レ
ベル比較回路14の論理出力は1であり、また第2レベ
ル比較回路16の論理出力は1である。従って。区間マ
ル3ではリレー15は付勢されb接点15bがOFFと
なり、a接点15aがONとなるため、第1乗算回路1
3aのゲイン定数Kaは1/2に切り替えられる。その
ため、第1乗算回路13aの出力MaはIQ/2、第2
乗算回路13bの出力MbもIQ/2となり、結果とし
て第1と2自励式インバータ7a,7bの2台が1/2
づつ出力を分担することになる。
【0030】また、AND回路19aは第1PWM制御
回路18aのPWM変調信号MSaを第1自励式インバ
ータ7aへ、AND回路19bは第2PWM制御回路1
8bのPWM変調信号MSbを第2自励式インバータ7
bへ伝達し、それぞれのGTOサイリスタをON−OF
F制御する。従って、同図(b)、(c)に示すように
区間マル3では第1及び第2自励式インバータ7a,b
のそれぞれがIQ/2の無効電流に相当する出力電流I
a,Ibを出力し、負荷3に流れる無効電力を補償す
る。
【0031】実施例2.尚、前記実施例1では負荷の無
効電力の大きさに応じて自励式インバータの必要運転台
数を決定するようにしたが、複数台の自励式インバータ
のうち先行運転中の自励式インバータが一定値以上の出
力を出した時に、停止中の自励式インバータを後続運転
してもよい。
【0032】図3はこの運転方式を実施する無効電力補
償装置の構成である。尚、図中図1と同一符号は、同一
又は相当部分を示す。図において、14Aは第1自励式
インバータ7aの出力電流Iaと比較基準値I1とを比
較する出力レベル検出回路である。尚、第2レベル比較
回路16、AND回路19a、19b、及び出力レベル
検出かいろ14Aよりインバータ起動選択手段を構成す
る。次に、本実施例の動作を説明する。先ず、実施例1
と同様な制御動作にて第1自励式インバータ7aを先行
運転し、その時のインバータ出力電流Iaを電流変成器
20aにて検出し、出力レベル検出回路14Aへ出力す
る。そして、出力レベル検出回路14Aにおいて、イン
バータの出力電流Iaが前記比較基準値I1を超えたと
判定されたならば実施例1と同様に論理出力1をリレー
15へ出力し、a接点15aによって第1乗算回路13
aのゲイン定数をKa=1/2に切り替える。
【0033】更に、前記論理出力1がAND回路19b
へ出力されることで、停止中であった第2自励式インバ
ータ7bが実施例1と同様に後続運転を始める。この後
続運転の後、第1自励式インバータ7aの出力電流Ia
が基準値I1より低下したことを出力レベル検出回路1
4Aにて検出したならば論理出力を0とする。この結
果、ゲイン定数はKa=1に戻り、かつ第2自励式イン
バータ7bは運転を停止する。
【0034】前記実施例1、2では自励式インバータが
2台に分割された場合の動作についてを説明したが、2
台以上に分割しても前記実施例と同様の効果を奏する。
また、自励式インバータは電圧形インバータを示した
が、電流形インバータであっても良い。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、負荷と共に交
流母線に接続され、直流電圧を交流電圧に変換して前記
交流母線へ出力する複数のインバータと、前記負荷の無
効電力を検出し、この無効電力に応じた無効電流を出力
する無効電力検出回路と、この無効電流と前記インバー
タの出力電流とを比較し、その偏差に応じて前記インバ
ータの出力電流を制御する前記各インバータ対応の無効
電力制御回路と、前記無効電流のレベルと予め設定され
た比較基準値と比較するレベル比較回路と、このレベル
比較結果に応じて前記複数のインバータの内の必要運転
台数を選択する選択手段と、選択された運転台数に応じ
て運転されるインバータに対応する無効電力制御回路の
制御ゲインを切り替えるゲイン切り替え手段とを備えの
で、不必要な数のインバータを運転することがなくな
り、よってインバータの運転損失を大幅に軽減すること
ができるという効果がある。
【0036】請求項2の発明によれば、負荷と共に交流
母線に接続され、直流電圧を交流電圧に変換して前記交
流母線へ出力する複数のインバータと、前記負荷の無効
電力を検出し、この無効電力に応じた無効電流を出力す
る無効電力検出回路と、この無効電流と前記インバータ
の出力電流とを比較し、その偏差に応じて前記インバー
タの出力電流を制御する前記各インバータ対応の無効電
力制御回路と、前記無効電流のレベルと予め設定された
比較基準値と比較するレベル比較回路と、このレベル比
較結果に応じて前記複数のインバータ中運転するインバ
ータを選択する選択手段と、この選択されたインバータ
の出力が上限値を超えた時に停止中の後続インバータを
起動し、かつ前記選択されたインバータの出力が下限値
に至ったとき前記後続インバータの起動を停止するイン
バータ起動選択手段と、運転する台数に応じて運転され
るインバータに対応する無効電力制御回路の制御ゲイン
を切り替えるゲイン切り替え手段とを備えたので、先行
運転中のインバータの出力が上限値を超えた時に停止中
の他のインバータを後続運転することで、インバータの
負荷分担を効率良く行えると共に、インバータの運転損
失を大幅に軽減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係る無効電力補償装置の構成
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例の動作をインバータ出力電流によって
説明するための線図である。
【図3】請求項2の発明に係る無効電力補償装置の構成
の一実施例を示すブロック図である。
【図4】従来の無効電力補償装置の構成を示すブロック
図である。
【図5】自励式インバータの構成を示す回路図である。
【図6】無効電力補償装置の等価回路図である。
【図7】無効電力補償装置の動作を説明する波形図であ
る。
【符号の説明】
1 交流電源 2 交流母線 3 負荷 6 無効電力検出回路 7a,7b 第1、第2自励式インバータ 14 第1レベル比較回路 14A 出力レベル検出回路 18a、18b AND回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷と共に交流母線に接続され、直流電
    圧を交流電圧に変換して前記交流母線へ出力する複数の
    インバータと、前記負荷の無効電力を検出し、この無効
    電力に応じた無効電流を出力する無効電力検出回路と、
    この無効電流と前記インバータの出力電流とを比較し、
    その偏差に応じて前記インバータの出力電流を制御する
    前記各インバータ対応の無効電力制御回路と、前記無効
    電流のレベルと予め設定された比較基準値と比較するレ
    ベル比較回路と、このレベル比較結果に応じて前記複数
    のインバータの内の必要運転台数を選択する選択手段
    と、選択された運転台数に応じて運転されるインバータ
    に対応する無効電力制御回路の制御ゲインを切り替える
    ゲイン切り替え手段とを備えたことを特徴とする無効電
    力補償装置
  2. 【請求項2】 負荷と共に交流母線に接続され、直流電
    圧を交流電圧に変換して前記交流母線へ出力する複数の
    インバータと、前記負荷の無効電力を検出し、この無効
    電力に応じた無効電流を出力する無効電力検出回路と、
    この無効電流と前記インバータの出力電流とを比較し、
    その偏差に応じて前記インバータの出力電流を制御する
    前記各インバータ対応の無効電力制御回路と、前記無効
    電流のレベルと予め設定された比較基準値と比較するレ
    ベル比較回路と、このレベル比較結果に応じて前記複数
    のインバータ中運転するインバータを選択する選択手段
    と、この選択されたインバータの出力が上限値を超えた
    時に停止中の後続インバータを起動し、かつ前記選択さ
    れたインバータの出力が下限値に至ったとき前記後続イ
    ンバータの起動を停止するインバータ起動選択手段と、
    運転する台数に応じて運転されるインバータに対応する
    無効電力制御回路の制御ゲインを切り替えるゲイン切り
    替え手段とを備えたことを特徴とする無効電力補償装
    置。
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