JP2747804B2 - プレイバック式装置の電源装置 - Google Patents

プレイバック式装置の電源装置

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JP2747804B2
JP2747804B2 JP7079865A JP7986595A JP2747804B2 JP 2747804 B2 JP2747804 B2 JP 2747804B2 JP 7079865 A JP7079865 A JP 7079865A JP 7986595 A JP7986595 A JP 7986595A JP 2747804 B2 JP2747804 B2 JP 2747804B2
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英彦 中川
裕司 進藤
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレイバック式装置の電
源装置に関する。さらに詳しくは、ロボットなどのよう
に使用電流がロボットコントローラなどの制御装置によ
り制御されているプレイバック式装置における電源変換
部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図2に示すように、ロボット
の電源装置1においては、入力された3相交流が変換部
2で直流に変換されて出力されている。すなわち、入力
された3相交流がこの変換部2のトランジスタ群からな
るアクティブフィルタ21により整流され、ついで電解
コンデンサ(以下、単にコンデンサという)22により
平滑化されて出力されている。この出力される直流の電
圧が変動すると、ロボットコントローラからロボットに
指令される電流指令値が同じでも、ロボットの出力軸で
得られるトルクに変動が生じ、所望の性能が得られない
ことになる。そこで、制御回路3によりこのコンデンサ
22間の電圧が一定になるように制御されている。すな
わち、出力側の電流値を検出して、この検出された電流
値を第5補償器31により電圧に変換するとともに、こ
のコンデンサ22と並列に接続されている抵抗23の電
圧降下を検出して、この検出された電圧降下を比例器3
2によりコンデンサ間の電圧に相当するように所定倍率
で増大してコンデンサ22間の電圧を検出し、これらの
合計値とコンデンサ22間の設定電圧との偏差を算出
し、その偏差がゼロとなるような制御信号33をアクテ
ィブフィルタ21を構成しているトランジスタのベース
に入力して、コンデンサ22間の電圧が設定値に維持さ
れるようにフィードバック制御がなされている。
【0003】 しかしながら、ロボットの動作形態によ
っては電流値が大きく変動する場合がある。かかる場
合、前記のようなフィードバック制御では電流の変動に
コンデンサ間の電圧制御が追従できず、出力端の電圧を
設定値に維持できなくなる。そのため、出力端に電圧変
動を生ずるとともに、その電圧変動に応じた電流が配電
系統から電源装置に突入する。そして、この突入する電
流の電流値が大きい場合には、配電系統の機器が損傷す
るというような問題が生ずる。
【0004】 また、出力端電圧が変動すると、前述し
たように、ロボットの出力軸が電流指令値に対して想定
されているトルクで駆動されないという問題もある。
【0005】 なお、負荷変動に伴う電源装置の直流電
圧部の電圧変動を改善するために、従来より種々提案が
なされている。例えば、特開昭62ー138076号公
報には、電動ミシンにおけるモータの負荷変動による電
源装置の電圧変動を解消するために、指令電圧にある一
定電圧を加算して比較電圧を発生する比較電圧発生回路
と、回生電圧が比較電圧より高くなったとき回生電圧吸
収装置を動作させる比較回路を設けた電源装置が提案さ
れている。
【0006】 しかしながら、前記いずれの提案におい
ても、ロボットなどのプレイバック装置に用いられる電
源装置改善については、何らの提案もなされていな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、ロボットなど
のプレイバック装置に用いられても電圧変動が実用上問
題のない程度に抑制されている電源装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明等者は、前記従来
技術の問題点につき鋭意研究した結果、ロボットなどの
プレイバック式装置においては、ロボットコントローラ
などのプレイバック式装置の制御装置により、電流指令
を知ることができるので、この電流指令値をも用いて
電源変換装置のコンデンサ間の電圧を制御すれば、前記
問題点が氷解されることを見出し本発明を完成するに至
った。
【0009】 すなわち、本発明は、入力された交流を
直流に変換して出力するとともに、その出力される直流
電圧が設定になるように制御回路により制御されてい
る電源変換部を有するロボットなどのプレイバック式装
置の電源装置において、出力端のコンデンサの電圧指令
値が、前記プレイバック式装置から入力される電流指令
と出力端における電流検出値との偏差を電圧偏差に変
換した補償値により補償されることを特徴とする。
【0010】
【作用】検出された出力側の電流値とロボットコントロ
ーラなどからの電流指令値との偏差が算出され、この算
出された偏差が電圧偏差に変換される。この変換された
偏差により、コンデンサ間の電圧設定値とコンデンサ間
の検出電圧との偏差が補正される。そして、この補正さ
れた偏差がゼロとなるような制御信号が制御回路により
生成され、ついでこの制御信号がアクティブフィルタを
構成しているトランジスタのベースに入力されて、コン
デンサ間の電圧が設定値に維持されるようにフィードバ
ック制御される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0012】 本発明の一実施例にかかわる電源装置の
回路図を図1に示し、同電源装置1は3相交流を直流に
変換してロボットに供給するものである。同電源装置は
図2に示す従来の電源装置1の制御回路3において、
償器31の入力を出力端における電流検出値に代えて
ボットコントローラからの電流指令値と出力端における
電流検出値との偏差としてコンデンサ間の電圧制御信号
が生成されるように改変されてなるものである。
【0013】 つまり、この電源装置1に入力された3
相交流は、変換部2のトランジスタ群からなるアクティ
ブフィルタ21により直流に整流され、ついでコンデン
サ22により平滑化されて出力端P,Nから出力され
る。このアクティブフィルタ21により整流された電流
の電圧は、制御回路3に入力されているPN間コンデン
サ電圧設定値にしたがって生成される制御電流33が、
トランジスタのベースに入力されてトランジスタを制御
することにより設定値になるようにされている。
【0014】 そして、ロボットが動作中においては、
ロボットコントローラからの電流指令値(以下、単にロ
ボット電流指令値という)が、この制御回路3に入力さ
れる。この入力されたロボット電流指令値は、別途入力
されている出力端における電流検出値により減算処理さ
れて、それとの偏差が算出される。この算出された偏差
は、第5補償器31により電圧偏差に変換される。
【0015】 この算出された電圧偏差および別途検出
されているコンデンサ22間電圧検出値とが、PNコン
デンサ間電圧設定値から減算処理されて、電圧設定値に
対する偏差が算出される。この算出された偏差はローパ
スフィルタ34により高周波成分が除去され、ついで比
例器35により所定倍率で増幅された後、分岐されて第
1乗算器36および第2乗算器37に入力される。
【0016】 この第1乗算器36においては、例えば
配電系統のR相の相電圧成分と前記偏差との乗算がなさ
れて前記偏差がR相と同期させられ、また第2乗算器3
7においては、例えば配電系統のT相の相電圧成分と前
記偏差との乗算がなされて前記偏差がT相と同期させら
れる。そして、第1乗算器36において配電系統のR相
の相電圧成分と同期させられた電圧偏差は、第1補償器
38により電流偏差に変換されて配電系統のR相におい
て検出された電流値との偏差(第1偏差)が算出され、
また第2乗算器37において配電系統のT相と同期させ
られた電圧偏差は、第2補償器39により電流偏差に変
換されて配電系統のT相において検出された電流値との
偏差(第2偏差)が算出される。この第1偏差および第
2偏差は、それぞれ第3補償器40および第4補償器4
1により電圧偏差に変換され、この変換されたぞれぞれ
の偏差にR相の相電圧成分およびT相の相電圧成分が加
算され、ついで比例器42,43により所定倍率に増幅
された後、PWM回路44に入力される。
【0017】 PWM回路44においては、この入力さ
れた第1偏差および第2偏差に基づいて、その偏差を解
消するためのトランジスタのベースへの制御電流33が
生成される。そして、この生成された制御電流33がト
ランジスタのベースに入力され、それによりトランジス
タの出力が制御されてコンデンサ22間の電圧が設定値
に維持される。
【0018】 なお、図1において、符号32は検出さ
れた部分電圧降下をコンデンサ22間電圧に換算するた
めの比例器を示す。
【0019】 このように、本実施例では、ロボットコ
ントローラからのロボット電流指令値と出力端における
電流検出値との偏差も用いてPN間コンデンサ電圧を制
御しているので、ロボットにおける負荷変動を考慮した
制御がなされる。そのため、ロボットの負荷変動による
配電系統の電流変動を実用上問題のない程度に抑制でき
る。また、PN間コンデンサ電圧を設定値に維持できる
ので、ロボットの出力軸のトルクと電流指令値との対応
関係を一定とすることができる。また、入力される電源
は3相交流に限定されるものではなく、単相交流とされ
てもよい。
【0020】 以上、本発明を実施例に基づいて説明し
てきたが、本発明はかかる実施例のみに限定されるもの
ではなく、種々改変が可能である。例えば本実施例では
負荷がロボットとされているが、負荷はロボットに限定
されるものではなく、プレイバック式装置であればいか
なるものとされてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
電源装置の出力端電圧を一定にできるので、電源装置へ
の配電系統からの突入電流を実質上問題のない程度に低
減でき、その突入電流による配電系統の損傷を防止でき
るという優れた効果が得られる。
【0022】 また、負荷変動による電源装置の出力端
の電圧低下を抑制できるので、負荷における電流指令値
とトルクとの対応関係を一定に維持できるという効果も
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の電源装置の回路図であ
る。
【図2】 従来のロボットの電源装置の回路図である。
【符号の説明】
1 電源装置 2 変換部 21 アクティブフィルタ 22 電解コンデンサ 23 抵抗 3 制御回路 31,38,39,40,41 補償器 32,35,42,43 比例器 33 制御信号 34 ローパスフィルタ 36 第1乗算器 37 第2乗算器 44 PWM回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された交流を直流に変換して出力す
    るとともに、その出力される直流電圧が設定になるよ
    うに制御回路により制御されている電源変換部を有する
    プレイバック式装置の電源装置において、出力端のコンデンサの電圧指令値が、 前記プレイバック
    式装置から入力される電流指令値と出力端における電流
    検出値との偏差を電圧偏差に変換した補償値により補償
    されることを特徴とするプレイバック式装置の電源装
    置。
  2. 【請求項2】 前記プレイバック式装置がロボットとさ
    れてなることを特徴とする請求項1記載のプレイバック
    式装置の電源装置。
JP7079865A 1995-03-10 1995-03-10 プレイバック式装置の電源装置 Expired - Lifetime JP2747804B2 (ja)

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