JP3312178B2 - 自励式インバータの制御装置 - Google Patents

自励式インバータの制御装置

Info

Publication number
JP3312178B2
JP3312178B2 JP04487192A JP4487192A JP3312178B2 JP 3312178 B2 JP3312178 B2 JP 3312178B2 JP 04487192 A JP04487192 A JP 04487192A JP 4487192 A JP4487192 A JP 4487192A JP 3312178 B2 JP3312178 B2 JP 3312178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
command value
inverter
value
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04487192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05252751A (ja
Inventor
博雄 小西
裕成 川添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP04487192A priority Critical patent/JP3312178B2/ja
Publication of JPH05252751A publication Critical patent/JPH05252751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3312178B2 publication Critical patent/JP3312178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流送電、静止型無効
電力補償装置、CVCF(定電圧定周波電源装置)等の自
己消弧機能をもつた変換素子で構成される電力変換器を
具備した自励式インバータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直流送電設備、静止型無効電力補償装
置、CVCF(定電圧定周波電源装置)等の大容量電力変
換装置に自己消弧機能をもった変換素子の適用が進めら
れている。この変換素子を変換器に適用した自励式変換
装置の制御方式として文献 Y.Tokiwa, et. al, "Applic
ation of a digital instantaneous current control f
orstatic induction thyristor converters in the uti
lity line", PCIM'88 Proceedings, に見られるよう
に、3相交流電流を2軸変換して、これらの電流を各々
独立に制御する電流制御回路を備えた制御装置が報告さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような制御装
置を備えた自励式電力変換装置は一般に電圧源として動
作するので、系統事故が発生して系統電圧が急変した場
合、変換装置の電圧もこれに応じて変化しないと系統電
圧と変換装置の電圧の差に応じて電力変換装置に電流が
流れ、場合によってはこの電流値が装置の許容電流を超
えてしまい装置を破壊してしまうという問題があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、事故時の過電流を抑制し、系統事故時に
も装置を破壊することなく、安定に運転を行い得る自励
インバータの制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自己消弧機能
をもつた変換素子で構成される電力変換器を具備した自
励式インバータの制御装置であって、3相電流を2軸
(d,q軸)変換して得られた電流または該2軸変換電
流に等価な電流を各々独立に制御する電流制御手段を備
えた自励式インバータの制御装置において、前記インバ
ータに流れる電流を検出する電流検出手段と、該電流検
出手段により検出された電流が規定値を超えたたか否か
を判定する判定手段と、該判定手段により前記電流検出
手段により検出された電流が規定値を超えたと判定され
た場合前記電流制御手段におけるd軸成分またはq軸
成分のうちの少なくとも一方の電流指令値を予め定め
られた前記規定値以下の電流指令値に切り替える電流指
令値切替手段とを有することを特徴とする。
【0006】上記の場合において、前記電流指令値切替
手段は、前記電流検出手段により検出された前記インバ
ータに流れる電流が前記判定手段により規定値を超えた
と判定された場合に前記電流制御手段におけるq軸成分
の電流指令値またはd軸成分の電流指令値を、固定され
た電流指令値から、前記インバータの変換素子の許容レ
ベル以下の値とする固定された電流指令値に切り替える
ものとすることができる。
【0007】また、前記電流指令値切替手段は、前記電
流検出手段により検出された前記インバータに流れる電
流が前記判定手段により規定値を超えたと判定された場
合に前記電流制御手段におけるq軸成分の電流指令値
を、系統電圧を所定値に制御する系統電圧制御回路の出
力から、前記インバータの変換素子の許容レベル以下の
値とする固定された電流指令値に切り替えるものとする
ことができる。
【0008】さらに、前記電流指令値切替手段は、前記
電流検出手段により検出された前記インバータに流れる
電流が前記判定手段により規定値を超えたと判定された
場合に前記電流制御手段におけるq軸成分の電流指令値
を、無効電力を所定値に制御する無効電力制御回路の出
力から、前記インバータの変換素子の許容レベル以下の
値とする固定された電流指令値に切り替えるものとする
ことができる。
【0009】さらにまた、前記電流指令値切替手段は、
前記電流検出手段により検出された前記インバータに流
れる電流が前記判定手段により規定値を超えたと判定さ
れた場合に前記電流制御手段におけるd軸成分の電流指
令値を、固定された電流指令値から、前記インバータ
変換素子の許容レベル以下の値とする固定の電流指令値
に切り替えるものとすることができる
【0010】また、前記電流指令値切替手段は、前記電
流検出手段により検出された前記インバータに流れる電
流が前記判定手段により規定値を超えたと判定された場
合に前記電流制御手段におけるd軸成分の電流指令値
を、系統の直流電圧を所定値に制御する直流電圧制御回
路の出力から、前記インバータの変換素子の許容レベル
以下の値に定められた電流指令値に切り替えるものとす
ることができる。
【0011】また、前記電流指令値切替手段は、前記電
流検出手段により検出された前記インバータに流れる電
流が前記判定手段により規定値を超えたと判定された場
合に前記電流制御手段におけるd軸成分の電流指令値
を、有効電力を所定値に制御する有効電力制御回路の出
力から、前記インバータに流れる電流を所定値に制御す
る電流制御回路の出力に切り替えるものとすることがで
きる。
【0012】また、本発明は、自己消弧機能をもつた変
換素子で構成される電力変換器を具備した自励式インバ
ータの制御装置であって、3相電流を2軸(d,q軸)
変換して得られた電流または該2軸変換電流に等価な電
流を各々独立に制御する電流制御手段を備えた自励式イ
ンバータの制御装置において、前記インバータに流れる
電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段により
検出された電流が規定値を超えたたか否かを判定する判
定手段と、該判定手段により前記電流検出手段により検
出された電流が規定値を超えたと判定された場合前記
電流制御手段におけるd軸成分及びq軸成分の各々の電
流指令値を予め定められた前記規定値以下の電流指令
値に切り替える電流指令値切替手段とを有することを特
徴とする。
【0013】
【作用】自励式電力変換装置(インバータ)は一般に電
圧制御されるので電圧源で置くことができる。交流系統
に自励式変換装置が接続された場合の等価回路を図2に
示す。Vsは交流系統の電圧、Viは自励式電力変換装
置の等価電源、Xは交流系統と自励式変換装置を結ぶ変
圧器のインピ−ダンスである。電流Iは系統電圧と自励
式電力変換装置の等価電源の電圧の差に応じて流れる。
電流Iの方向を交流系統から自励式電力変換装置の向き
にとった場合、次式の関係が成り立つ。
【0014】
【数式1】 Vs=Vi+I・X (1) 図3に90度の遅れ電流が流れた場合の電圧・電流ベク
トル図を示す。交流系統の電圧の方向をd軸、それより
90度遅れの方向をq軸にとって表している。自励式電
力変換装置の制御装置では自励式電力変換装置の出力電
圧を高速に制御するために、3相電流(3相が平衡して
いる場合には2相の電流でも良い。)を2軸のd軸成分
とq軸成分に分解し、2軸変換された電流を各々独立に
電流制御する方法がとられている(上記文献参照)。こ
のような制御装置で自励式電力変換装置に流れる電流を
零とするためには自励式電力変換装置に流れる電流を制
御する電流制御回路の電流指令値を零とすれば、Vs=
Viとなり、自励式電力変換装置に流れる電流は零とな
る。自励式電力変換装置に流れる電流の電流値を規定値
以下の値とするためには、その電流が規定値以下となる
ような電流指令値を与えればよい。これにより自励式電
力変換装置に流れる電流が規定値以下となる電圧が変換
装置から発生して自励式電力変換装置に流れる電流が規
定値以下の値に制御される。
【0015】以上の動作を行うためにまず、自励式電力
変換装置に流れる電流を検出する電流検出手段と、該電
流が規定値を超えたことを判定する判定手段とを設け、
該判定手段により該電流が規定値を超えたと判定された
場合に、自励式電力変換装置として例えば、無効電力補
償装置を例にとると、無効電力補償装置の制御装置では
q軸の電流制御回路の電流指令値をこれまでの指令値か
ら変換素子の許容レベル以下の値となる指令値に切替え
て自励式電力変換装置に流れる電流を規定値以下の値と
する。
【0016】一方、自励式電力変換装置を含んで構成さ
れる直流送電設備等の制御装置では自励式電力変換装置
に流れる電流が規定値を超えたと判定された場合にd軸
の電流制御回路の電流指令値をこれまでの指令値から変
換素子の許容レベル以下の値となる指令値に切替えて変
換装置の電流を規定値以下の値とする。この理由は電流
をd軸、q軸の2軸に変換した場合、無効電力補償装置
ではq軸成分がd軸成分より大きく、直流送電設備等で
は逆にd軸成分がq軸成分に比べて大きくなるためであ
る。上記制御装置の動作により、電流指令値を変更する
ことによって事故電流が絞られ、自励式電力変換装置を
過電流から保護できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1には本発明が適用される無効電力補償装置の
制御装置の一実施例の構成が示されている。同図におい
て、1は交流系統、2は交流系統から負荷4に至る交流
送電線のインピ−ダンス、3は無効電力補償装置であ
る。無効電力補償装置3はインバ−タ32の入力側に設
けられたコンデンサ31と、自己消弧機能を持った変換
素子で構成される自励式電力変換器(インバ−タ)32
と、インバ−タ32を交流系統に接続する変圧器33と
から構成されている。インバ−タ32の出力電圧を制御
することによって無効電力が制御される。500から5
16はインバ−タの制御装置である。500はコンデン
サ31の電圧を検出する直流電圧変成器、501は電圧
設定値Vpと検出された電圧信号Vfとの偏差を求める
第1の加算器、502はコンデンサの電圧を設定値Vp
に制御するための直流電圧制御回路で、この出力は後述
するd軸の電流制御回路の指令値Idpとなる。503
はインバ−タに流れる電流を検出する交流電流変成器、
504は検出された3相交流電流をd軸、q軸の2軸の
成分に変換する2軸変換回路で変換は次式により行なわ
れる。
【0018】
【数式2】
【0019】
【数式3】 ここにiu,iv,iwは3相交流電流、ωtはu相の
交流電圧位相である。
【0020】505は前記直流電圧制御回路502の出
力信号と2軸変換された信号Idfの偏差を検出する第
2の加算器、506はこの偏差信号を演算増幅するd軸
の電流制御回路(図3のd軸の制御回路)、507は電流
の大きさが規定値を超えた場合に”1”の指令を出す比
較回路でこの特性の一例を図4に示す。同図おいて図
中、MAXは3相交流電流の絶対値の最大値を取ること
によって交流電流の大きさを求める最大値検出回路、C
OMはこの値が規定値I'mを超えたときに”1”その
他のときは”0”の出力を出す比較器である。比較回路
507はこのような構成となっている。508はq軸の
電流制御回路512の指令値Iqpとq軸の規定電流値
以下の設定値Imを入力とし、前記比較回路507の出
力が”1”のとき接点がAからBへと切替わる切替回
路、509は切替回路508の出力と2軸変換回路50
4のうちのひとつの出力である検出値Iqfとの偏差を
求める第3の加算器、510は2軸変換された電流検出
値の1つの検出値Idfと変圧器インピ−ダンスとの掛
算を行なう第1の掛算器、511は2軸変換された電流
検出値のもう1つの検出値Iqfと変圧器インピ−ダン
スとの掛算を行なう第2の掛算器、512は第3の加算
器509の出力を演算増幅する2軸変換されたq軸成分
の電流を制御する電流制御回路、513は交流系統の電
圧Vsと2軸変換変換されたd軸成分の電流を制御する
電流制御回路506の出力と第2の掛算器511の出力
を図示の極性で加算する第4の加算器、514はq軸の
電流制御回路512の出力と第1の掛算器510の出力
を図示の極性で加算する第5の加算器、515は第4の
加算器513の出力Xと第5の加算器514の出力Yの
信号からPWM制御回路516への入力の振幅指令値k
と位相指令値θを、次式に従って計算するインターフェ
ース回路である。
【0021】
【数式4】
【0022】
【数式5】
【0023】PWM制御回路516ではこの出力の振幅
指令値kと位相指令値θからゲ−トパルスを作り、前記
インバ−タ32により適切な出力電圧Viを発生する。
このように構成することにより2軸変換されたd軸、q
軸成分の電流が、各々独立、且つ高速に制御されるの
で、出力応答の速い無効電力補償装置を得ることができ
る。 しかし、系統事故が発生し交流電圧が変動する
と、第4の加算器513に入力される系統電圧Vsに検
出遅れがある場合や、系統の不平衡事故時の場合、過渡
的にインバ−タ32に過電流が流れる場合がある。
【0024】この場合の本回路の動作を以下に説明す
る。無効電力補償装置の場合、d軸成分の電流を制御す
る電流制御回路506の指令値すなわち有効分電力の指
令値は小さく、q軸成分の電流を制御する電流制御回路
512の指令値すなわち無効電力の指令値が大きい。従
って、系統の事故等により、インバ−タ32に規定値以
上の過電流が流れると比較回路507の出力が”1”と
なり、切替回路508のスイッチがAからBへと切替わ
り、q軸成分の電流を制御する電流制御回路512の指
令値が規定値以下の設定値Imに切り替わるので、イン
バ−タ32に過電流が流れるのが抑制される。q軸成分
の電流を制御する電流制御回路512の動作は高速であ
り、q軸の電流がIm以下の値に抑制される。尚、切替
回路508の接点Bから元の切替位置である接点Aへの
切替は、事故除去時の検出信号、過電流検出信号の検出
時点からのある時間経過後等とすればよい。
【0025】本発明が適用される無効電力補償装置の制
御装置の他の実施例の要部の構成を図5に示す。同図は
図1に示す実施例のうちq軸成分の電流を制御する電流
制御回路512に入力される電流指令値を生成する回路
部の構成を示しており、図1と同一の番号を付したのも
のは同一の要素を示し、重複した部分については説明を
省略する。ここでは図1の実施例と異なる構成部分につ
いて説明する。同図において520は系統電圧の設定値
Epと系統電圧(変圧器33の交流系統側の電圧)検出値
のフィ−ドバック値Efとの偏差を求める第6の加算
器、521はこの偏差を演算増幅する系統電圧制御回
路、522は規定電流以下の電流設定値Iopと電流の
フィ−ドバック値Ifとの偏差を求める第7の加算器、
523はこの偏差を演算増幅する電流制御回路で、系統
電圧制御回路521の出力信号と電流制御回路523の
出力信号が切替回路508に導かれる。常時は系統電圧
制御回路521の出力信号がq軸成分の電流を制御する
電流制御回路512の指令値Iqpとなるが、過電流と
なった場合は電流制御回路523の出力信号に切替わる
ので、上述の場合と同様に電流が制御されて過電流は抑
制される。電流制御回路523の代わりに図1に示した
実施例と同様に固定の電流設定値Imとしても同様の効
果が得られることは明らかである。
【0026】本発明が適用される無効電力補償装置の制
御装置の更に他の実施例の要部の構成を図6に示す。図
6は図5に示す実施例と同様にq軸成分の電流を制御す
る電流制御回路523の電流指令値を生成する回路部付
近の構成を示している。図5と同一の番号を付したもの
は同一の要素を示すので、重複した部分については説明
を省略する。ここでは異なる構成部分について説明す
る。同図において524は無効電力の設定値Qpとイン
バ−タ32の出力側の無効電力のフィ−ドバック値Qf
との偏差を求める第8の加算器、525はこの偏差を演
算増幅する無効電力制御回路でこの出力が切替回路50
8に導かれる。常時は無効電力制御回路525の出力が
q軸成分の電流を制御する電流制御回路512の電流指
令値となるが、インバータ32に流れる電流が過電流と
なった場合は電流制御回路523の出力信号に切り替わ
るので上述の場合と同様にインバータ32に流れる電流
が制御されて過電流は抑制される。電流制御回路523
の代わりに図1に示したと同様に固定の電流設定値Im
としても同様の効果が得られることは明らかである。
【0027】図7には本発明が適用される直流送電設備
の制御装置一実施例の構成が示されている。図1と同一
の番号を付したものは同一の要素を示すので、重複する
部分については説明を省略する。ここでは異なる構成部
分について説明する。同図において、530は前記直流
電圧制御回路502の出力と規定値以下の電流設定値I
nを入力とし、前述した切替回路508と同様の動作を
行なうもう一つの切替回路であり、常時は直流電圧制御
回路502の出力が前記d軸の電流制御回路506の電
流指令値Idpとなるが、過電流となった場合は固定の
電流設定値Inに切替わる。直流送電の場合は有効電力
を制御し、無効電力は零であることが望ましいので図3
のベクトル図においてIdが大きく、Iqがほぼ零とな
る場合に相当する。従って、図7において、系統の事故
等により交流を直流、または直流を交流に変換する自励
式変換器に規定値以上の電流が流れると、比較回路50
7の出力が”1”となり、切替回路508,530のス
イッチが接点Aから接点Bへと切替わり、d軸成分の電
流を制御する電流制御回路506の指令値Idpが規定
値以下の設定値Inに切替わる。したがって前述と同様
に自励式変換器に流れる過電流が抑制される。尚、切替
回路508、530の接点Bから元の切替位置である接
点Aへの切替時点は、事故除去の検出信号、過電流検出
からのある時間経過後等とすればよい。
【0028】さらに過電流となった場合にd軸成分の電
流を制御する電流制御回路506の電流指令値を固定の
設定値Inに切替える代わりに、図5、図6に示す実施
例と同様に電流制御回路523を設け、この出力信号に
切替えることによっても過電流を抑制できることは明ら
かである。
【0029】また図7に示す実施例ではq軸成分の電流
を制御する電流制御回路512の電流指令値Iqpを切
替る構成としたが、これを固定の値とし、d軸成分の電
流を制御する電流制御回路506の電流指令値Idpの
みを上述したように切替るように構成してもよいことは
明らかである。
【0030】
【発明の効果】事故時の過電流を抑制し、系統事故時に
も装置を破壊することなく、安定に運転の行える自励式
電力変換装置を実現することが可能となる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される無効電力補償装置の制御装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】交流系統に自励式電力変換装置が接続された場
合の等価回路を示す図である。
【図3】図2に示す自励式電力変換装置における電流・
電圧ベクトル図である。
【図4】図1における比較回路の具体的構成を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明が適用される無効電力保証装置の制御装
置の他の実施例の要部の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明が適用される無効電力保証装置の制御装
置の更に他の実施例の要部の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明が適用される直流送電設備の制御装置の
一実施例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 交流系統 2 インピ−ダンス 4 負荷 5 制御装置 31 コンデンサ 32 インバ−タ 33 変圧器 500 直流電圧変成器 501 加算器 505 加算器 509 加算器 513 加算器 514 加算器 520 加算器 522 加算器 524 加算器 502 直流電圧制御回路 503 交流電流変成器 504 2軸変換回路 506 d軸電流制御回路 507 比較回路 508 切替回路 530 切替回路 510 掛算器 511 掛算器 512 q軸電流制御回路 515 インタフェ−ス回路 516 PWM制御回路 521 系統電圧制御回路 523 電流制御回路 525 無効電力制御回路、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己消弧機能をもつた変換素子で構成さ
    れる電力変換器を具備した自励式インバータの制御装置
    であって、3相電流を2軸(d,q軸)変換して得られ
    た電流または該2軸変換電流に等価な電流を各々独立に
    制御する電流制御手段を備えた自励式インバータの制御
    装置において、 前記インバータに流れる電流を検出する電流検出手段
    と、 該電流検出手段により検出された電流が規定値を超えた
    か否かを判定する判定手段と、 該判定手段により前記電流検出手段により検出された電
    流が規定値を超えたと判定された場合前記電流制御手
    段におけるd軸成分またはq軸成分のうちの少なくとも
    一方の電流指令値を予め定められた前記規定値以下の
    電流指令値に切り替える電流指令値切替手段とを有する
    ことを特徴とする自励式インバータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電流指令値切替手段は、前記電流検
    出手段により検出された前記インバータに流れる電流が
    前記判定手段により規定値を超えたと判定された場合に
    前記電流制御手段におけるq軸成分の電流指令値または
    d軸成分の電流指令値を、負荷に要求される電流指令値
    から、前記インバータの変換素子の許容レベル以下の値
    に定められた電流指令値に切り替えることを特徴とする
    請求項1に記載の自励式インバータの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電流指令値切替手段は、前記電流検
    出手段により検出された前記インバータに流れる電流が
    前記判定手段により規定値を超えたと判定された場合に
    前記電流制御手段におけるq軸成分の電流指令値を、系
    統電圧を所定値に制御する系統電圧制御回路の出力か
    ら、前記インバータの変換素子の許容レベル以下の値に
    定められた電流指令値に切り替えることを特徴とする請
    求項1に記載の自励式インバータの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記電流指令値切替手段は、前記電流検
    出手段により検出された前記インバータに流れる電流が
    前記判定手段により規定値を超えたと判定された場合に
    前記電流制御手段におけるq軸成分の電流指令値を、無
    効電力を所定値に制御する無効電力制御回路の出力か
    ら、前記インバータの変換素子の許容レベル以下の値に
    定められた電流指令値に切り替えることを特徴とする請
    求項1に記載の自励式インバータの制御装置
  5. 【請求項5】 前記電流指令値切替手段は、前記電流検
    出手段により検出された前記インバータに流れる電流が
    前記判定手段により規定値を超えたと判定された場合に
    前記電流制御手段におけるd軸成分の電流指令値を、負
    荷に要求される電流指令値から、前記インバータの変換
    素子の許容レベル以下の値に定められた固定の電流指令
    値に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の自励
    式インバータの制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電流指令値切替手段は、前記電流検
    出手段により検出された前記インバータに流れる電流が
    前記判定手段により規定値を超えたと判定された場合に
    前記電流制御手段におけるd軸成分の電流指令値を、系
    統の直流電圧を所定値に制御する直流電圧制御回路の出
    力から、前記インバータの変換素子の許容レベル以下の
    値に定められた電流指令値に切り替えることを特徴とす
    る請求項1に記載の自励式インバータの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記電流指令値切替手段は、前記電流検
    出手段により検出された前記インバータに流れる電流が
    前記判定手段により規定値を超えたと判定された場合に
    前記電流制御手段におけるd軸成分の電流指令値を、有
    効電力を所定値に制御する有効電力制御回路の出力か
    ら、前記インバータに流れる電流を所定値に制御する指
    令値に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の自
    励式インバータの制御装置。
  8. 【請求項8】 自己消弧機能をもつた変換素子で構成さ
    れる電力変換器を具備した自励式インバータの制御装置
    であって、3相電流を2軸(d,q軸)変換して得られ
    た電流または2軸変換した得られた電流に等価な電流を
    各々独立に制御する電流制御手段を備えた自励式インバ
    ータの制御装置において、 前記インバータに流れる電流を検出する電流検出手段
    と、 該電流検出手段により検出された電流が規定値を超えた
    たか否かを判定する判定手段と、 該判定手段により前記電流検出手段により検出された電
    流が規定値を超えたと判定された場合前記電流制御手
    段におけるd軸成分及びq軸成分の各々の電流指令値
    予め定められた前記規定値以下の電流指令値に切り
    替える電流指令値切替手段とを有することを特徴とする
    自励式インバータの制御装置。
JP04487192A 1992-03-02 1992-03-02 自励式インバータの制御装置 Expired - Lifetime JP3312178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04487192A JP3312178B2 (ja) 1992-03-02 1992-03-02 自励式インバータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04487192A JP3312178B2 (ja) 1992-03-02 1992-03-02 自励式インバータの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05252751A JPH05252751A (ja) 1993-09-28
JP3312178B2 true JP3312178B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=12703562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04487192A Expired - Lifetime JP3312178B2 (ja) 1992-03-02 1992-03-02 自励式インバータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3312178B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5585643B2 (ja) 2012-12-14 2014-09-10 ダイキン工業株式会社 アクティブフィルタ制御装置
KR101493511B1 (ko) 2013-06-26 2015-02-16 포스코에너지 주식회사 계통 전압 이상에 따른 계통 연계 인버터의 과전류 억제장치 및 방법
KR101556352B1 (ko) * 2013-06-26 2015-10-01 포스코에너지 주식회사 계통 저전압 발생에 따른 계통 연계 인버터의 보호장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05252751A (ja) 1993-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100240905B1 (ko) Npc 인버터 제어 시스템
EP0554804B1 (en) Control equipment for high voltage direct current transmission system
KR100934311B1 (ko) 인버터 장치
US5390102A (en) Parallel running control apparatus for PWM inverters
EP0519635B1 (en) Method and apparatus for controlling the output voltage of an AC electrical system
US8552696B2 (en) Self-excited reactive power compensation apparatus
JP4935617B2 (ja) アクティブフィルタ機能装置
JP2018129963A (ja) 電力変換器の制御装置
JP3192058B2 (ja) Pwmコンバータの制御装置
JPH1141812A (ja) 電力系統用自励式変換器の制御装置
JP2002238163A (ja) 電力変換装置
JP3838092B2 (ja) 系統連系電力変換装置
JP3312178B2 (ja) 自励式インバータの制御装置
JP2708648B2 (ja) 並列運転制御装置
JP3488320B2 (ja) インバータの同期切り換え回路
JP3296065B2 (ja) Pwmコンバータの制御回路
JP3323759B2 (ja) パルス幅変調コンバータ装置
JP3314260B2 (ja) 電力変換装置の制御方法および装置
JP3311114B2 (ja) 電力変換装置の系統連系保護方法およびその装置
JP3247252B2 (ja) 電力変換装置の制御装置
JP2926931B2 (ja) 高調波抑制装置
JPH0956170A (ja) 系統連系用インバータの制御装置
JPH04273504A (ja) 瞬時無効電力補償装置
JPH0898589A (ja) 3相インバータの電流制御装置
JPH08111937A (ja) 汎用補償装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080531

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080531

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531

Year of fee payment: 10