JP3192058B2 - Pwmコンバータの制御装置 - Google Patents

Pwmコンバータの制御装置

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JP3192058B2
JP3192058B2 JP01492695A JP1492695A JP3192058B2 JP 3192058 B2 JP3192058 B2 JP 3192058B2 JP 01492695 A JP01492695 A JP 01492695A JP 1492695 A JP1492695 A JP 1492695A JP 3192058 B2 JP3192058 B2 JP 3192058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータを含む交流
電動機の可変速駆動装置等を負荷にもち、電源から負荷
側に電力を供給したり、負荷側の慣性エネルギー等を電
源側へ回生する機能を有したPWMコンバータの制御装
置に係り、特にPWMコンバータ起動時に過大な電源電
流が流れないようにするPWMコンバータの制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】PWMコンバータの主回路はスイッチン
グ素子をブリッジ結線し、各スイッチング素子にはダイ
オードが逆並列に接続されている。ここでスイッチング
素子のゲートを遮断するとコンバータの出力側には交流
電源をダイオードで整流した直流電圧が得られる。これ
をダイオード整流モードと称し、このモードからPWM
コンバータをPWM制御するモードへ切り替えるコンバ
ータ起動時において過大な電源電流が流れる。このため
コンバータ主回路素子の破損や、過電流トリップが生じ
る等問題が発生する。そこで、この対策方法として、例
えば特開平1− 160364号に記載されている。これは、
コンバータ起動前は平滑コンデンサ間の直流電圧検出値
を直流電圧指令とし、起動後はコンバータ定常運転時の
直流電圧指令まで徐々に直流電圧指令を上げている。こ
のような処理により、直流電圧の指令と検出値の偏差を
小さくすることで、この偏差をPI補償した出力である
電源電流振幅指令を小さくして起動している。これによ
り、電源電流が過大にならないようにしている。この場
合、コンバータ起動時のコンバータ入力電圧指令は電源
電流振幅指令が小さいので、ほぼコンバータ定常運転時
の電圧指令となり、電源電圧の大きさに近いコンバータ
入力電圧指令になっていると考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来例は、電源電
流指令を絞って起動するので過大電源電流をかなり抑制
できると考えられる。しかし、ダイオード整流モードか
らPWMコンバータ制御モードへ切り替える際、過大な
電源電流が流れる第1の原因は直流電圧が低いためコン
バータの入力電圧が電源電圧よりかなり低くなり、この
差電圧がインピーダンスが小さい交流リアクトルに加わ
り過大電流が流れるからである。例えば、三相200V
受電の場合、ダイオード整流電圧は電源電圧のピークま
で充電するので283Vとなる。この直流電圧で振幅比
1(搬送波ピーク値に対する変調波ピーク値の比が1)
におけるコンバータ入力電圧の大きさは、正弦波変調の
場合、受電電圧の0.866 倍なので173Vとなり、
27Vの差電圧が生じる。これにより、過大電流が流れ
ると考えられる。なお、直流電圧が上昇していくとコン
バータ入力電圧が大きくなり差電圧が小さくなるので過
大電流が収束する。このようなことから、電源電流指令
を小さくして起動するだけでは過大電源電流の抑制効果
は十分でないと考えられる。
【0004】本発明の目的は、PWMコンバータのゲー
トを遮断したダイオード整流モードからPWMコンバー
タ制御モードへ切り替えるコンバータ起動の際、過大な
電源電流が流れないようにしたPWMコンバータの制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】コンバータ起動時におけ
る過大電源電流の主たる原因は、直流電圧が低いために
通常運転時のコンバータ入力電圧指令ではコンバータ入
力電圧が小さくなるためである。
【0006】そこで、上記目的を達成するための手段と
して、コンバータ起動時にコンバータ入力電圧指令値を
コンバータ定常運転時の指令値より大きい状態で起動す
る手段を設け、これにより、平滑コンデンサ間の直流電
圧が低い起動時において、コンバータ入力電圧をできる
だけ大きくするようにした。つまり、電源電流は電源電
圧ベクトルと、コンバータ入力電圧ベクトルとの差電圧
ベクトルの大きさにほぼ比例して流れる。そこで、直流
電圧が低い起動時、コンバータ入力電圧指令をできるだ
け大きくして、差電圧ベクトルが小さくなるようにし
た。
【0007】次に、コンバータ入力電圧をできるだけ大
きくする第1の手段として、平滑コンデンサ電圧の指令
値と検出値が一致するようにPI(比例+積分)補償
し、有効パワー分電流指令Iq*を出力する手段と、有効
パワー分電流の指令値Iq*に検出値Iq が一致するよう
にPI補償し、コンバータ入力電圧ベクトルのq軸電圧
補正量△Vq を出力する手段を設け、コンバータ起動時
までにq軸電圧補正量△Vq を出力するPI補償の積分
器出力を、コンバータ入力電圧指令値がコンバータ定常
運転時の指令値より、大きい状態になる値に初期設定し
ておき、コンバータを起動するようにした。
【0008】次に、コンバータ入力電圧をできるだけ大
きくする第2の手段として、第1の手段に加えて有効パ
ワー分電流指令Iq*を出力するPI補償の積分器出力も
コンバータ入力電圧指令値がコンバータ定常運転時の指
令値より、大きい状態になる値に初期設定しておき、コ
ンバータを起動するようにした。
【0009】次に、コンバータ入力電圧をできるだけ大
きくする第3の手段として、コンバータ起動前は平滑コ
ンデンサ電圧指令値Vdc* を平滑コンデンサ電圧検出値
dcより小さい値に設定しておき、これにより有効パワ
ー分電流指令Iq*を出力するPI補償の積分器出力と、
q軸電圧補正量△Vq を出力するPI補償の積分器出力
とを、コンバータ入力電圧指令値がコンバータ定常運転
時の指令値より、大きい状態になる値に動作させてお
き、コンバータ起動指令と共に、平滑コンデンサ電圧指
令値Vdc* をコンバータ制御電圧指令値に上げてコンバ
ータ制御するようにした。
【0010】次に、コンバータ入力電圧をできるだけ大
きくする第4の手段として、有効パワー分電流の指令値
q*に検出値Iq が一致するようにPI補償し、コンバ
ータ入力電圧ベクトルのq軸電圧補正量△Vq を出力す
る手段と、この△Vq と無効パワー分電流Id による交
流リアクトル電圧降下量と電源電圧の振幅指令値Vr*を
加えてコンバータ入力電圧ベクトルのq軸電圧指令Vq*
を出力する手段を設け、コンバータ起動時、平滑コンデ
ンサ電圧(直流電圧)の検出値がコンバータ制御時の平
滑コンデンサ電圧指令値にほぼ一致するまでの間、電源
電圧の振幅指令値Vr*を実際の電源電圧の振幅より大き
くするようにした。
【0011】
【作用】まず、第1の手段においては、PWMコンバー
タ起動前にq軸電圧補正量△Vq を出力するPI補償の
積分器出力を負の値又は負のリミット値に初期設定して
いる。そこで、△Vq の符号を反転して電源電圧の振幅
指令Vr*と加算後q軸の電圧指令Vq*としているのでV
q*が非常に大きくなりコンバータ入力電圧をできるだけ
大きく制御するように動作する。この結果、電源電圧と
コンバータ入力電圧との差電圧が小さくなり過大な電源
電流は流れない。なお、直流電圧が上昇し定常運転時の
直流電圧指令に到達すると△Vq は、ほぼ零に収束す
る。
【0012】次に、第2の手段においては、更に、コン
バータ起動前に有効パワー分電流指令Iq*を出力するP
I補償の積分器出力を負の値にして起動するので有効パ
ワー分電流指令Iq*が比較的小さい値からスタートす
る。更にq軸電圧補正量△Vqを出力するPI補償の積
分器出力を負の値又は負のリミット値に初期設定してP
WM制御に切り替わる。この結果、第一の手段と同様に
q*が非常に大きくなった状態でPWM制御に切り替わ
るので、電源電圧とコンバータ入力電圧との差電圧が小
さくなり過大な電源電流は流れない。なお、直流電圧が
上昇し定常運転時の直流電圧指令に到達すると△V
q は、ほぼ零に収束する。
【0013】次に、第3の手段においては、コンバータ
起動前は平滑コンデンサ電圧指令値Vdc* が平滑コンデ
ンサ電圧検出値Vdcより小さい値に設定されるので、有
効パワー分電流指令Iq*を出力するPI補償の積分器出
力が負の値になり、実際の有効パワー分電流Iq が零な
のでq軸電圧補正量△Vq を出力するPI補償の積分器
出力が負の値又は負のリミット値となる。この結果、I
q*と△Vq を出力するPI補償の積分器出力が負の値で
起動するので第1の手段と同様にq軸の電圧指令Vq*が
非常に大きい状態で起動することになり、コンバータ入
力電圧をできるだけ大きく制御するように動作する。
【0014】次に、第4の手段においては、平滑コンデ
ンサ電圧の検出値がコンバータ制御時の平滑コンデンサ
電圧指令値にほぼ一致するまでの間、電源電圧の振幅指
令値Vr*を実際の電源電圧の振幅より大きくすることで
第1の手段と同様にq軸の電圧指令Vq*が非常に大きい
状態で起動することになり、コンバータ入力電圧をでき
るだけ大きく制御するように動作する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、交流電源1から交流電力が交流
リアクトル2を介して、コンバータ3に供給されてお
り、この交流電力はコンバータ3において、直流電力に
変換され、平滑コンデンサ4と負荷5に供給されてい
る。また、コンバータ3を制御する際は、平滑コンデン
サ両端の電圧を検出する直流電圧検出器6の出力と直流
電圧指令Vdc* との偏差に応じて有効パワー分電流指令
q*をPI(比例+積分)補償器7で生成している。次
に、交流電圧を絶縁して検出する電圧検出器8と電源位
相検出手段9により、R相の電源電圧位相θr を検出し
ている。次に、電源電流を電流検出器10で二相分(R
相検出値をir とし、T相検出値をit とする。)検出
し、固定座標軸(uvw軸)から回転座標軸(dq軸)
へ変換するuvw/dq変換手段11により、数1,数
2の演算を行い、無効パワー分電流Id と、有効パワー
分電流Iq を求めている。
【0016】
【数1】Id =(0.577ir+1.155it)cosθd
+ir・sinθd
【0017】
【数2】Iq =ir・cosθd−(0.577ir+1.15
5it)sinθd ここで、θd は、R相電源電圧位相をθr とすると、θ
d=θr−π/2である。なお、q軸は電源電圧ベクトル
方向とし、これよりπ/2遅れをd軸としている。次
に、非干渉電流制御手段12により、PI補償器7の出
力である有効パワー分電流指令値Iq*に検出値Iq が一
致し、無効パワー分電流指令Id*に無効パワー分電流I
d が一致するように、基本となるコンバータ入力電圧ベ
クトルの回転座標軸成分の指令Vq*,Vd*を出力し、こ
れを基にPWM信号発生手段13でPWM信号を作成
し、コンバータ3へ与えている。
【0018】次に、非干渉電流制御手段12の詳細は、
減算器14aの出力である有効パワー分電流の偏差をP
I補償器15aを介してPI補償し、その出力△Vq
電源電圧の大きさの指令Vr*と、Id にゲイン16bを
乗じたId・ωLとを符号付き加算器17aで数3の演算
を行い、その出力をq軸の電圧指令Vq*としている。
【0019】
【数3】Vq*=Vr*−△Vq−Id・ωL ここで、ωは電源電圧の角周波数でLは交流リアクトル
容量である。一方d軸の電圧指令Vd*も同様でありIq
ωLから無効パワー分電流の偏差をPI補償した出力を
減じてVd*としている。また、有効パワー分電流指令I
q*は電源から負荷側へパワーを供給する力行モードで正
の値となる。一方、負荷として接続されるインバータ駆
動モータが減速する場合等回生モードではIq*が負とな
る。
【0020】次に、本発明の主要部を説明する。図2に
図1に示す制御系の詳細ブロック図を示す。PI補償器
7及び15a,15bは積分器18a,18b,18
c,リミッタ19a,19b,19c,比例ゲイン20
a,20b,20c,加算器21a,21b,21cか
らそれぞれ構成している。そこで、PWM信号をサプレ
スした状態で交流電源を投入し、平滑コンデンサをダイ
オード整流電圧まで初充電する。この場合、一般的に突
入電流抑制抵抗等を介して初充電する。この後、コンバ
ータ起動指令22が出力されるまではPI積分器出力初
期設定手段23で、△Vq を出力するPI補償器15a
の積分器18bの出力を常に負の値又は負のリミット値
に設定しておく。この結果、Iq*が正であっても積分器
18bの初期値が比例ゲイン20bの出力より小さいた
め△Vq は負の値となる。そこで、数3からVq*は最大
値に近い値となり、コンバータ起動時、比較的直流電圧
が低いダイオード整流電圧においてもコンバータ入力電
圧が比較的大きくなる。この結果、電源電圧とコンバー
タ入力電圧との差電圧が小さくなり過大な電源電流は流
れない。なお、直流電圧が上昇し定常運転時の直流電圧
指令に到達すると△Vq や積分器18bの出力は、ほぼ
零に収束する。このようにコンバータ起動前にPI補償
の積分器18bの出力を負の値又は負のリミッタに設定
した状態で起動することで、コンバータ起動時の過大電
源電流を抑制できると言う効果がある。
【0021】次に、他の実施例を図3に示す。図2の実
施例と異なる部分はコンバータ起動前にPI積分器出力
初期設定手段23で、△Vq を出力するPI補償器15
aの積分器18bの出力を負の値又は負のリミット値に
設定するのに加えて、Iq*を出力するPI補償器7の積
分器18aの出力を負の値又は負のリミット値に設定し
ている点である。これにより、積分器18a出力の初期
値と、比例ゲイン20aの出力との加算値がIq*となり、
q*を比較的小さくできる。この結果、Iq*とIq の偏
差を小さくでき比例ゲイン20bの出力は小さくなる。
そこで、△Vqを出力するPI補償器15aの積分器1
8bの出力は負のリミット値に設定されるので数3から
q*は最大値に近い値となる。この結果、図2の実施例
と同様にコンバータ入力電圧が比較的大きくなり、コン
バータ起動時の過大電源電流を抑制できると言う効果が
ある。
【0022】なお、図3ではコンバータ起動時、積分器
18aの出力を負のリミット値に設定してIq*を小さく
したが、Iq*の前段であるリミッタ19dのリミット値
を起動直後は絞っておき、時間と共に徐々に大きくして
も良い。
【0023】次に、他の実施例を図4に示す。図2の実
施例と異なる部分は直流電圧指令設定手段24を設けて
コンバータ起動前は平滑コンデンサ電圧指令値Vdc* を
平滑コンデンサ電圧検出値Vdcより小さい値に設定する
ことで、PI補償器の積分器18aと18bの出力を負
の値又は負のリミッタに設定している。次に、この状態
でコンバータ起動指令と共に、平滑コンデンサ電圧指令
値Vdc* をコンバータ制御電圧指令値まで上げてコンバ
ータ制御する。
【0024】この結果、図2の実施例と同様にVq*は最
大値に近い状態で起動するのでコンバータ入力電圧が比
較的大きくなり、コンバータ起動時の過大電源電流を抑
制できると言う効果がある。
【0025】次に、本発明の他の実施例を図5に示す。
図2の実施例と異なる部分はコンバータ起動指令後、電
源電圧指令フォーシング手段25で、電源電圧の振幅指
令値Vr*を短時間大きくしている点である。つまり、平
滑コンデンサ電圧の検出値がコンバータ制御時の平滑コ
ンデンサ電圧指令値にほぼ一致するまでの間、電源電圧
の振幅指令値Vr*を実際の電源電圧の振幅より、かなり
大きくすることで、q軸の電圧指令Vq*が非常に大きい
状態で起動することになる。
【0026】この結果、図2の実施例と同様にコンバー
タ入力電圧が比較的大きくなるので、コンバータ起動時
の過大電源電流を抑制できると言う効果がある。又、図
2〜図5の実施例を組み合わせて起動しても同様な効果
がある。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、q軸のコンバータ入力
電圧指令Vq*が非常に大きい状態でコンバータ制御に切
り替えるので比較的直流電圧が低いダイオード整流電圧
においてもコンバータ入力電圧が比較的大きくなる。こ
の結果、電源電圧とコンバータ入力電圧との差電圧が小
さくなり過大な電源電流は流れないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御ブロック図。
【図2】図1に示す制御系の詳細ブロック図。
【図3】図2に示す実施例を改良した他の実施例を示す
制御ブロック図。
【図4】本発明の他の実施例を示す制御ブロック図。
【図5】本発明の他の実施例を示す制御ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…交流電源、2…交流リアクトル、3…コンバータ、
4…平滑コンデンサ、5…負荷、6…直流電圧検出器、
7…PI補償器、8…電圧検出器、9…電源位相検出手
段、10…電流検出器、11…uvw/dq変換手段、
12…非干渉電流制御手段、13…PWM信号発生手
段、15a…PI補償器、18a,18b…積分器、2
2…コンバータ起動指令、23…積分器出力初期設定手
段、24…直流電圧指令設定手段、25…電源電圧指令
フォーシング手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上総 裕之 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 日立京葉エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−160364(JP,A) 特開 平1−298959(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/00 - 7/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートを備えたスイッチング素子にダイオ
    ードが逆並列接続したコンバータと、該コンバータの出
    力側の直流端子間に接続した平滑コンデンサと、該コン
    デンサの電圧を検出する直流電圧検出器と、前記コンバ
    ータの入力側に接続した交流リアクトルと、前記コンバ
    ータの入力側に配置した電源電流検出器と、前記コンバ
    ータにPWM信号を与えるPWM信号発生手段とを備え
    ていて、前記交流リアクトルが三相交流電源に接続する
    PWMコンバータにおいて、 前記平滑コンデンサ電圧の指令値と検出値が一致する
    ようにPI(比例+積分)補償し、有効パワー分電流指
    令Iq* を出力するPI補償手段と、 前記交流リアクトル電流を、二軸の回転座標軸成分に分
    解し、有効パワー分電流Iqと無効パワー分電流Idを
    検出する手段と、 前記有効パワー分電流の指令値Iq* に検出値Iqが一
    致するようにPI補償し、コンバータ入力電圧ベクトル
    のq軸電圧補正量△Vqを出力する別のPI補償手段
    と、 該△Vq及び電源電圧の振幅指令Vr* と前記無効パワ
    ー分電流Idを基に算出した有効パワー分電圧の指令値
    Vq * と、無効パワー分電圧の指令値Vd * とからPWM
    信号を作成して前記コンバータへ与えるPWM信号発生
    手段と、 コンバータ起動指令出力手段と、 PI積分器出力初期設定手段と を具備し、 前記コンバータスイッチング素子のゲートを遮断した
    ダイオード整流モードから、前記コンバータをPWM
    御モードへ切り替えるコンバータ起動の際、前記PI積分器出力初期設定手段で 前記q軸電圧補正量
    △Vqを出力するPI補償の積分器出力を、コンバータ
    入力電圧指令値がコンバータ定常運転時の指令値より、
    大きい状態になる値に初期設定したことを特徴とする
    WMコンバータ
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のPWMコンバータ におい
    て、前記PI積分器出力初期設定手段で、前記有効パワー分
    電流指令Iq * を出力 するPI補償手段の積分器出力も
    コンバータ入力電圧指令値がコンバータ定常運転時の指
    令値より、大きな値に初期設定したことを特徴とするP
    WMコンバータ。
  3. 【請求項3】 ゲートを備えたスイッチング素子にダイオ
    ードが逆並列接続したコンバータと、該コンバータの出
    力側の直流端子間に接続した平滑コンデンサと、該コン
    デンサの電圧を検出する直流電圧検出器と、前記コンバ
    ータの入力側に接続した交流リアクトルと、前記コンバ
    ータの入力側に配置した電源電流検出器と、前記コンバ
    ータにPWM信号を与えるPWM信号発生手段とを備え
    ていて、前記交流リアクトルが三相交流電源に接続する
    PWMコンバータにおいて、 前記平滑コンデンサ電圧の指令値と検出値が一致する
    ようにPI(比例+積分)補償し、有効パワー分電流指
    令Iq* を出力するPI補償手段と、 前記交流リアクトル電流を、二軸の回転座標軸成分に分
    解し、有効パワー分電流Iqと無効パワー分電流Idを
    検出する手段と、 前記有効パワー分電流の指令値Iq* に検出値Iqが一
    致するようにPI補償し、コンバータ入力電圧ベクトル
    のq軸電圧補正量△Vqを出力する別のPI補償手段
    と、 △Vq及び電源電圧の振幅指令Vr* と前記無効パワ
    ー分電流Idを基に算出した有効パワー分電圧の指令値
    Vq * と、無効パワー分電圧の指令値Vd * とからPWM
    信号を作成して前記コンバータへ与えるPWM信号発生
    手段と、 コンバータ起動指令出力手段と、 直流電圧指令設定手段 を具備し、 前記コンバータのスイッチング素子のゲートを遮断した
    ダイオード整流モードから、前記コンバータをPWM
    御モードへ切り替えるコンバータ起動の際、前記直流電圧指令設定手段で平滑コンデンサ電圧指令値
    Vdc * を、平滑コンデンサ電圧検出値Vdcより、小
    さな値に初期設定したことを特徴とするPWMコンバー
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WO2008026547A1 (fr) 2006-08-28 2008-03-06 Daikin Industries, Ltd. Convertisseur de type régulateur de courant
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