JP3158212B2 - 電力変換システム及びその制御方法 - Google Patents

電力変換システム及びその制御方法

Info

Publication number
JP3158212B2
JP3158212B2 JP20805491A JP20805491A JP3158212B2 JP 3158212 B2 JP3158212 B2 JP 3158212B2 JP 20805491 A JP20805491 A JP 20805491A JP 20805491 A JP20805491 A JP 20805491A JP 3158212 B2 JP3158212 B2 JP 3158212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
voltage
inverter
power supply
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20805491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0556682A (ja
Inventor
慶次郎 酒井
常博 遠藤
洋 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP20805491A priority Critical patent/JP3158212B2/ja
Publication of JPH0556682A publication Critical patent/JPH0556682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3158212B2 publication Critical patent/JP3158212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧形コンバ−タとイ
ンバ−タからなる電力変換システムに係り、特に電源起
動時や瞬停再起動時も安定して制御できる電力変換シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】電圧形コンバータとインバータからなる
電力変換システムは、コンバータにより交流を直流に変
換し、この直流を平滑コンデンサを介してインバータに
導き、インバータにおいて所望の周波数と電圧の交流に
変換して、電動機などの負荷に供給するようになってい
る。また、電動機が回生運転モードのときはコンバータ
とインバータを回生モードで運転して、回生電力を商用
電源などの交流電源に戻すようにしている。
【0003】一方、そのような電力変換システムに対し
ても、交流電源の瞬停後に電圧が回復したときには、直
ちに再起動可能なシステムにすることが要望される。し
かし、停電により交流電力の供給が停止されると、次に
述べるような様々な問題があり、場合によっては、直ち
に再起動することが困難な場合がある。
【0004】まず、電動機が力行運転されているときな
どのように、負荷が駆動されているときは平滑コンデン
サの蓄積電力が消費され、電圧回復時に再起動が困難に
なってしまう恐れがある。また、コンバータの電源側に
電力を消費する機器又は系統が接続されている場合に
も、コンバータの回生運転により平滑コンデンサの電力
が消費され、同様の問題がある。
【0005】逆に、電動機が回生運転されているとき
は、回生電力により平滑コンデンサが充電されることに
なる。このとき、コンバータが回生運転モードになった
としても、交流電源側に回生電力を消費する負荷が無け
れば、平滑コンデンサの端子電圧すなわち直流部電圧が
異常に上昇してしまう恐れがある。
【0006】従来、このような瞬停再起動方式に関し
て、例えば特開昭60−200790号に記載されてい
るものが知られている。これは、交流車両システムへ適
用した電圧形コンバータ・インバータからるシステムで
あり、交流電源とコンバ−タとの間にトランスを接続し
た構成となっている。
【0007】したがって、瞬停等でトランスの1次側が
遮断されると、そのトランスがコンバ−タ回生の負荷と
なり、交流リアクトルを介して回生電流が流れることに
なるが、トランスのインピ−ダンスが比較的大きいので
電流はほとんど流れないと考えられるから、瞬停程度の
時間における平滑コンデンサの電力消費は問題にならな
い。
【0008】しかし、電動機の力行運転においては、平
滑コンデンサの電力はインバ−タ負荷の電動機の駆動電
力として消費されると考えられるから、上記の問題は残
る。一方、電動機の回生運転においては、回生電力が平
滑コンデンサへ戻されるが、コンバ−タ側で電源へ回生
ができないため、直流部電圧が上昇するという問題があ
る。このような直流部電圧の上昇を防止するため、従来
技術においては、瞬停時に、コンバ−タの入力電流指令
がリミッタに達したときには、直流部電圧を一定にする
ようにインバ−タ負荷の電動機の速度やトルクを制御し
て、直流電圧の上昇を抑制している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術は、車両システム等のような特定の用途に限った電力
変換システムの場合に一定の対応ができるに留まるもの
であり、用途を特定しない汎用の電圧形コンバ−タの場
合には次のような問題がある。まず、コンバータが接続
された電源ラインに誘導電動機などの電動機が直接接続
されるような場合、瞬停などにより電源電圧が喪失する
とコンバータによってそれらの電動機を駆動することに
なる。その結果、平滑コンデンサの電力が急激に消費さ
れ、電圧が回復してもインバータの運転を直ちに再開す
ることができないという問題がある。
【0010】また、直流部の電圧を一定に保持するよう
にインバータを制御する場合において、1台のコンバ−
タで数台のインバ−タを駆動するシステム等の場合に
は、どのインバ−タ負荷の電動機の速度やトルクを制御
するのが適切かの判断が複雑となり、しかも、コンバ−
タとインバ−タ間の制御情報の通信も複雑となる。
【0011】本発明の目的は、電圧形インバータの電源
側の状況や負荷側のインバータ台数に拘らず、瞬停再起
動を安定に行わせることができるとともに、電源投入時
の起動についても安定に運転できる電力変換システムと
その制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、交流電源に接続されて自己消弧形スイッ
チ素子とダイオードとの逆並列接続体をブリッジ接続し
てなる電圧形コンバータと、該コンバータの直流端に接
続された平滑コンデンサと、該平滑コンデンサを直流電
源とし自己消弧形スイッチ素子とダイオードとの逆並列
接続体をブリッジ接続してなる少なくとも1つのインバ
ータと、前記平滑コンデンサの端子電圧を目標電圧に制
御すべく前記コンバータのスイッチ素子を駆動制御する
コンバータ制御装置と、前記インバータの出力周波数を
目標周波数に少なくとも制御すべく前記インバータのス
イッチ素子を駆動制御するインバータ制御装置とを含ん
でなる電力変換システムの制御方法において、角速度設
定値を積分して位相基準値を生成し、該位相基準値の零
点を前記交流電源のゼロクロス点を検出するたびに徐々
に補正して前記コンバータの交流電源の電圧位相を検出
し、該交流電源の位相検出値に基づいて前記コンバータ
の電流位相を制御するとともに、運転指令が与えられた
とき電源投入後少なくとも前記電圧位相の検出値が安定
するまでの時間はダイオ−ド整流モ−ドにより前記コン
バータを運転し、前記電圧位相の検出値が安定した後
は、前記コンバータをコンバータモードで運転し、前記
コンバータのコンバータモードによる運転中に前記平滑
コンデンサの端子電圧が設定された下限値以下に低下し
たら、前記コンバータのスイッチ素子をゲートオフし、
前記コンバータをダイオード整流モードにより運転する
ことを特徴とする電力変換システムの制御方法を採用し
たものである。
【0013】前記電力変換システムの制御方法を採用す
るに際しては、以下の要素を付加することができる。
【0014】(1)前記インバータの負荷が交流電動機
であり、前記インバータ制御装置は前記コンバータの交
流電源が停電したとき、前記交流電動機のすべり周波数
を零にするように前記インバータの出力周波数を制御す
る。
【0015】(2)前記平滑コンデンサの端子電圧の下
限値が、前記ダイオ−ド整流時の該端子電圧より小さい
値に設定されたこと。
【0016】また、本発明は、自己消弧形スイッチ素子
とダイオードとの逆並列接続体をブリッジ接続してなる
電圧形コンバータと、該コンバータの直流端に接続され
た平滑コンデンサと、該平滑コンデンサを直流電源とし
自己消弧形スイッチ素子とダイオードとの逆並列接続体
をブリッジ接続してなり電動機を負荷に有する少なくと
も1つのインバータと、前記コンバータのスイッチ素子
を駆動制御するコンバータ制御装置と、前記インバータ
のスイッチ素子を駆動制御するインバータ制御装置とを
含んでなり、前記コンバータ制御装置は、前記平滑コン
デンサの端子電圧の検出値を目標値に一致させるべく制
御指令を生成する直流電圧制御手段と、前記交流電源の
電圧位相を検出する位相検出手段と、前記制御指令と前
記交流電源の電圧位相検出値と前記コンバータの交流側
電流の検出値とに基づいて力率を目標値に制御する制御
指令を生成する電流制御手段と、該電流制御手段から出
力される制御指令に基づき前記コンバータスイッチ素子
のゲート信号を生成して前記スイッチ素子に出力するゲ
ート信号生成手段とを有してなる電力変換システムにお
いて、前記平滑コンデンサの端子電圧の検出値を入力し
該検出値が設定された下限値以下のとき直流電圧異常信
号を出力する直流電圧判定手段と、該直流電圧異常信号
と与えられるコンバータ運転指令のアンドにより前記ゲ
ート信号の出力を禁止するインバータ動作停止手段とを
設けたことを特徴とする電力変換システムを構成したも
のである。
【0017】さらに、本発明は、自己消弧形スイッチ素
子とダイオードとの逆並列接続体をブリッジ接続してな
る電圧形コンバータと、該コンバータの直流端に接続さ
れた平滑コンデンサと、該平滑コンデンサを直流電源と
し自己消弧形スイッチ素子とダイオードとの逆並列接続
体をブリッジ接続してなり電動機を負荷に有する少なく
とも1つのインバータと、前記コンバータのスイッチ素
子を駆動制御するコンバータ制御装置と、前記インバー
タのスイッチ素子を駆動制御するインバータ制 御装置と
を含んでなり、前記コンバータ制御装置は、前記平滑コ
ンデンサの端子電圧の検出値を目標値に一致させるべく
制御指令を生成する直流電圧制御手段と、前記交流電源
の電圧位相を検出する電圧位相検出手段と、前記制御指
令と前記交流電源の電圧位相検出値と前記コンバータの
交流側電流の検出値とに基づいて力率を目標値に制御す
る制御指令を生成する電流制御手段と、該電流制御手段
から出力される制御指令に基づき前記コンバータスイッ
チ素子のゲート信号を生成して前記スイッチ素子に出力
するゲート信号生成手段とを有してなる電力変換システ
ムにおいて、前記電圧位相検出手段は、角速度設定値を
積分して位相基準値を生成し、該位相基準値の零点を前
記交流電源のゼロクロス点を検出するたびに徐々に補正
して前記交流電源の電圧位相を検出するものとされ、前
記平滑コンデンサの端子電圧の検出値を入力し該検出値
が設定された下限値以下のとき直流電圧異常信号を出力
する直流電圧判定手段と、前記コンバータに運転指令が
与えられたとき前記電源が投入されてから少なくとも前
記電圧位相の検出値が安定するまでの時間を待ってコン
バータ運転指令を出力する起動準備手段と、該コンバー
タ運転指令と前記直流電圧異常信号のアンドにより、前
記ゲート信号の出力を禁止するインバータ動作停止手段
とを設けたことを特徴とする電力変換システムを構成し
たものである。
【0018】前記各電力変換システムを構成するに際し
ては、以下の要素を付加することができる。
【0019】(1)前記インバータ制御装置は前記コン
バータの交流電源が停電したとき、前記交流電動機のす
べり周波数を零にするように前記インバータの出力周波
数を制御するものであること。
【0020】(2)前記平滑コンデンサの端子電圧の下
限値が、前記ダイオ−ド整流時の該端子電圧より小さい
値に設定されたこと。
【0021】
【作用】このように構成されることから、本発明によれ
ば、次の作用により上記目的が達成される。コンバータ
の交流電源側に他の誘導電動機などの機器が接続されて
いる場合、コンバ−タ運転中に瞬停が発生すると、平滑
コンデンサの電力が電源側に回生され、電源側に接続さ
れた他の機器に消費されるので直流部電圧が低下する。
しかし、その直流部電圧が予め設定されている下限値以
下になると、コンバータのスイッチ素子のゲートがオフ
される。これによりコンバータはダイオード整流モード
になり、平滑コンデンサの電力は少なくとも電源側の機
器に流れなくなる。その分だけ長時間の瞬停に耐えられ
る。なお、前記下限値VLは、ダイオ−ド整流電圧Vr
cよりも多少低い電圧に設定する。
【0022】−方、例えばインバータ負荷の誘導電動機
が力行運転されている状態のとき、上記と同様に瞬停が
発生すると、平滑コンデンサの電力が誘導電動機に消費
されるので直流部電圧が低下する。これに対しては、イ
ンバ−タを通常の汎用インバ−タと同様に独立して瞬停
再起動処理を行い、平滑コンデンサの電力の消費を低減
するようにする。すなわち、例えば瞬停検出信号によ
り、インバータ制御装置はインバ−タの1次周波数を誘
導電動機の回転周波数の値に設定し、すべり周波数を零
にすることにより誘導電動機の駆動電力を零にし、平滑
コンデンサの電力をできるだけ放電しないように制御す
る。この場合、誘導電動機やインバ−タの損失に応じ
て、直流部電圧は徐々に低下する程度に抑えられる。
【0023】次に、瞬停回復後の再起動時におけるコン
バ−タ側の動作を説明する。直流部電圧Vdcがダイオ
ード整流電圧VLより低いときは、コンバータスイッチ
素子がゲートオフされているので、コンバータはダイオ
−ド整流モ−ドになっている。したがって、電源電圧が
回復されると、ダイオード整流により平滑コンデンサが
整流電圧Vrcまで充電される。この充電の過程で、直
流部電圧Vdcが設定された下限値VLに達すると、ゲ
−トオフが解除されて通常のコンバ−タ運転に切り替わ
る。なお、再起動時の平滑コンデンサへの突入電流を抑
制するためには、周知のように直流回路に突入電流抑制
用抵抗を挿入する。
【0024】一方、瞬停回復後の再起動時におけるイン
バータは、周知の汎用インバ−タと同様に、独立して再
起動制御される。すなわち、インバ−タ出力電圧を徐々
に上げるソフト電圧スタ−ト等で再起動する。このよう
に、瞬停再起動の際も直流電圧を監視することでコンバ
−タとインバ−タを独立して安定に制御できる。
【0025】次に、他の目的を達成する本発明にかかる
電源投入時における動作を説明する。コンバータの入力
電流と電圧の位相を一致させて力率を1.0に保持する
場合、電源電圧の位相を検出する必要がある。この電圧
位相を検出するにあたり、本発明のように、角速度設定
値を積分して位相基準値を生成し、該位相基準値の零点
を交流電源のゼロクロス点を検出するたびに徐々に補正
して、位相同期ループ(PLL)的に交流電源の電圧位
相を検出するようにした場合、電源投入時においては電
源電圧位相の実際値と検出値との位相誤差がほぼ零に収
束するまで数秒時間がかかる。このため、平滑コンデン
サの初期充電が終了し、直流部電圧Vdcが下限値VL
より大きくなっても、位相検出誤差がほぼ零に収束する
までの時間、コンバ−タ運転指令をオフするようにし、
電源位相検出が安定した後にコンバ−タ運転に切り替え
るようにする。これにより、電源投入時においても安定
してコンバ−タを制御できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例の電圧コンバータと
インバータからなる電力変換システムが適用されてなる
電動機制御システムの全体構成図を示す。図示のよう
に、低圧の交流電源1からリアクトル2を介して交流電
力が電圧形のコンバータ3に供給されている。コンバー
タ3は、周知のように、自己消弧スイッチ素子と還流ダ
イオードの逆並列接続体をブリッジ接続して構成されて
いる。コンバータ3において変換された直流電力は平滑
コンデンサ4を介してインバータ6に供給されている。
インバータ6の主回路はコンバータ3と同様に形成され
ている。インバータ6はコンバータ3により変換された
直流電力を3相交流電力に変換し、誘導電動機5を駆動
するようになっている。誘導電動機5の軸に速度検出機
50が連結され、これにより速度が検出されるようにな
っている。
【0027】インバータ6は、インバータ制御装置7に
より、1次周波数指令f1*や速度検出器50の出力に
従い、平滑コンデンサ4の直流電圧Vdcを監視しなが
ら制御されるようになっている。
【0028】一方、コンバータ3は次に述べる構成から
成るコンバータ制御装置により制御されるようになって
いる。まず、電源電圧位相検出手段8は電源電圧検出器
9の出力を基に電源の電圧位相θrを検出するようにな
っている。有効分・無効分電流検出手段11は電源電流
検出器10により検出される2相分の検出電流ir、i
sと、前記の電圧位相検出値θrとに基づいて、電源電
流の無効分電流Idと有効分電流Iqを、それぞれ数1
と数2から求める。なお、θd=θr−90゜で、電源
電圧ベクトル方向をq軸とし、90゜遅れをd軸として
おり、電源電流のq軸成分がIqでd軸成分がIdとな
る。
【0029】
【数1】Id=−(ir+2is)cosθd/√6+
ir・sinθd/√2
【0030】
【数2】Iq=ir・cosθd/√2+(ir+2i
s)・sinθd/√6 また、直流電圧制御手段12では直流電圧指令Vdc*
と平滑コンデンサ4の端子電圧(直流部電圧)検出値V
dcとの偏差を求め、この偏差をPI(比例+積分)補
償し、有効分電流指令Iq*として電流制御手段13に
出力する。電流制御手段13は電源力率をほぼ1に制御
するための制御手段であり、周知のものが適用されてい
る。すなわち、電源電流の無効分電流Idが零になるよ
うにPI補償を介してコンバータ3の入力電圧ベクトル
Vuのd軸成分指令Vd*を決める。また、有効分電流
指令Iq*に実際の有効分電流Iqが一致するように、
PI補償を介して入力電圧ベクトルVuのq軸成分指令
Vq*を決める。具体的には、数3と数4に従って、コ
ンバータ3の入力電圧ベクトル指令Vu*の大きさ|V
u|と位相Δθdqを求め、数5と数6と数7に従って
3相分の交流電圧指令を演算して出力する。
【0031】
【数3】|Vu|=Vq*・cos|Δθdq|+Vd
*・sin|Δθdq|
【0032】
【数4】Δθdq=tan~1(Vq*/Vd*)
【0033】
【数5】Va*=|Vu|・sin(θr+Δθdq)
【0034】
【数6】Vb*=|Vu|・sin(θr+Δθdq−
120゜)
【0035】
【数7】Vc*=|Vu|・sin(θr+Δθdq−
240゜) ゲート信号発生手段14では、上述のようにして求めら
れた電圧指令(変調波に対応)と三角波(搬送波に対
応)を比較してPWM処理によりゲート信号を生成し、
アンドゲート15を介してコンバータ3のスイッチ素子
のゲートに与えている。このゲート信号によりコンバー
タ3の自己消弧形のスイッチ素子をオン、オフ制御し、
直流部電圧Vdcを目標電圧Vdc*に保持制御すると
ともに、電源力率をほぼ1に保持制御するようになって
いる。
【0036】ここで、本発明にかかる特徴部について説
明する。アンドゲート16には電源電圧位相検出手段8
から位相検出確立信号S1と、起動スイッチ40から起
動信号S2とが入力されており、それらのアンドをとっ
たコンバータ運転指令S3をアンドゲート18に出力す
る。この信号S3はハイレベルの信号であり、電源投入
時に後述するように電源電圧位相検出手段8の位相検出
が確立し、かつコンバータ3に起動指令が与えられてい
るときに出力されるものである。したがって、アンドゲ
ート16はコンバータ運転の起動準備完了を判定し、コ
ンバータ運転指令S3を出力するようになっている。
【0037】一方、直流部電圧判定手段17は検出され
た直流部電圧Vdcを入力し、予め設定された下限値V
L及び上限値VHと比較し、VL<Vdc<VHの範囲
のときにハイレベルの信号S4を出力し、それ以外のと
きはロウレベルの信号S4を出力するようになってい
る。直流部電圧判定手段17の出力信号S4はアンドゲ
ート18を介してアンドゲート15に入力されている。
つまり、コンバータ運転指令S3がハイレベルで、VL
<Vdc<VHのときのみコンバータ動作指令S5がア
ンドゲート15に入力され、これによりゲートが開いて
PWMゲート信号がコンバータスイッチ素子のゲートに
印加される。それ以外は、いわゆるゲートサプレスとな
り、コンバータスイッチ素子の動作が停止し、コンバー
タ3はダイオード整流回路として動作することになる。
【0038】なお、直流回路に挿入された突入電流抑制
用抵抗19と電磁接触器20は、周知の汎用インバータ
と同様に、電源投入時の平滑コンデンサ4への突入電流
を抑制するものであり、電源投入時には電磁接触器20
の接点をオフしておき、抵抗19を介して平滑コンデン
サ4へ初期充電する。その後、電磁接触器20の接点を
閉じて通常運転に移行するようになっている。
【0039】ここで、交流電源側の回路構成と電源電圧
位相検出手段8の詳細を図2を用いて説明する。図2に
示すように、一般の工場等においては、例えば3300
V等の商用電源21からトランス22を介して200V
等の低圧電源を作っている。そして、その低圧電源ライ
ンには、コンバータ3の他に、スイッチ23を介してフ
ァン、ポンプ駆動用等の誘導電動機24が接続されてい
る場合が多い。一方、電源電圧位相検出手段8の構成
は、基本的にPLL方式となっている。具体的には、商
用電源の周波数に合わせて設定された角速度設定値ω0
*から角速度補正量Δω0を減算器25で減算し、その
出力である電源角速度指令ω1*を積分器26で積分
し、これにより得られるのこぎり波状の信号を電源電圧
位相の検出値θrとして出力する。また、電源電圧位相
の実際値と検出値θrとの誤差を除去するため、零点検
出手段27により実際の電源電圧Veのゼロクロス点
(零位相)を検出し、このゼロクロスのタイミングにて
検出値θrをホールド回路28にホールドし、このホー
ルド値を位相検出誤差Δθrとして検出する。そして、
この位相検出誤差Δθrが零になるように、PI補償器
29とリミッタ30を介して周波数補償量Δω0を減算
器25に出力する。したがって、商用電源周波数が変動
しても、位相検出値θrは実際の位相に追従することに
なる。
【0040】しかし、この位相検出方式によれば、電源
投入時には電源電圧位相の実際値と検出値θrは一致し
ていないから、位相検出誤差Δθrがほぼ零に収束する
まで約数秒時間がかかる。そこで、位相誤差判断器31
によりΔθrがある範囲内に収束した時に、位相検出確
立信号S1を出力するようにし、前述したアンドゲート
16はこの信号S1により、位相検出手段8が正常に位
相検出できる状態になったことを判断できるようにして
いるのである。また、この位相検出方式は徐々にΔθr
が変化するため、一般的な瞬停時間(例えば数百ms
位)では急激に変化しないので、安定した位相検出がで
きる。
【0041】次に、瞬停再起動時又は電源投入時の動作
について説明する。まず、図2に示すシステムにおい
て、インバータ負荷の誘導電動機5を力行運転している
状態のときに、主スイッチ32が遮断して瞬停し、再起
動した場合の動作波形を図3に示す。主スイッチ32が
t1の時点で遮断すると、コンバータ3はインバータ動
作(回生動作)に移り、トランス22と電源側の誘導電
動機24が負荷となる。なお、一般にトランス22の相
互インダクタンスは大きいので高インピーダンスであ
る。したがって、トランス22へは余り電流は流れず、
平滑コンデンサ4の電力は、負荷側の誘導電動機5と電
源側の誘導電動機24を駆動する電力として消費される
ため、直流部電圧Vdcは図3のように低下する。そこ
で、直流部電圧Vdcがダイオード整流電圧Vrcより
多少低い下限値VL以下になると、直流部電圧判断手段
17の出力信号S4がロウレベルとなり、コンバータ3
のゲート信号がt2時点でオフする。この結果、コンバ
ータ3はダイオード整流回路になるから、平滑コンデン
サの電力は電源側へ消費されず、長い瞬停時間に耐えら
れる。
【0042】一方、インバータ6側は、コンバータ3側
とは無関係に制御される。そして、瞬停を検出すると、
平滑コンデンサ4の電力をなるべく放電しないように制
御する。例えば、速度センサ付き又は速度センサレスに
よるベクトル制御の場合は、誘導電動機5の回転速度
(周波数)の検出値又は推定値にインバータ周波数を制
御し、これによって滑り周波数を零にして、誘導電動機
5の出力パワーを零にする。この結果、インバータ6及
び誘導電動機5の損失分のみで、直流部電圧は徐々に低
下することになる。
【0043】次に、瞬停時間Tf後、t3時点で主スイ
ッチ32がオンすると、コンバータ3は直流部電圧Vd
cが整流電圧Vrcに達するまで平滑コンデンサ4を充
電しようとするが、下限値VLになった時点t4でコン
バータ3のPWMゲート信号がオンとなり、コンバータ
運転が開始される。この結果、直流部電圧Vdcは、コ
ンバータ運転時の直流部電圧Vcnまで上昇する。この
場合、電磁接触器20のオン・オフ制御は、図2に示し
たトランス22の出力電圧を用いてもよく、また誘導電
動機24の残留電圧が出ている場合は、ダイオード整流
モードで直流部電圧Vdcが下限値VL以下のときにオ
ンにし、それ以外はオフするようにしてもよい。一方、
インバータ6側は電源再起動後、通常の運転に入る。な
お、速度検出しないV/f一定制御の場合は、インバー
タ6の出力電圧を徐々に上げるソフトスタート等で再起
動する。
【0044】次に、誘導電動機5を回生運転している状
態のときに、主スイッチ32が遮断して瞬停し、再起動
した場合の動作波形を図4に示す。t1の時点で瞬停
し、電源側の誘導電動機24で消費する電力より電動機
5の回生電力が大きいと、直流部電圧Vdcは上昇する
方向になる。しかし、インバータ制御装置7では、でき
るだけ長い瞬停時間に耐えられるように、例えばt5の
時点で瞬停と判断すると、誘導電動機5の回転電力がで
きるだけ減少しないように滑り周波数を零に制御する。
この結果、回生動作が終了し平滑コンデンサ4の電力は
主に電源側誘導電動機24の駆動パワーに使われること
になり、直流部電圧Vdcは減少する。その後t3の時
点で停電が回復して電源21から電力が供給されると、
本来のコンバータ制御に戻り直流部電圧がVcnとな
る。このようにVdcがVLとVHの範囲に入っている
場合、PWMゲートオン状態が続き、コンバータ運転を
継続する。一方、インバータ側も瞬停終了を検出して通
常のインバータ運転に戻る。
【0045】以上述べたように、直流部電圧の上限値V
Hとダイオード整流電圧Vrcより多少小さい下限値V
Lを設け、直流部電圧Vdcがそれらの上・下限値の範
囲内のときのみコンバータモードによる運転をさせるこ
とにより、負荷側誘導電動機5の力行運転、回生運転に
かかわらず、安定に瞬停再起動ができるという効果があ
る。また、直流部電圧が下限値VL以下になった場合、
コンバータ3はダイオード整流モードに切り替わり、平
滑コンデンサ4の電力が電源側へ流れないようにしてい
るため、直流部電圧Vdcの低下が緩やかになり、長い
瞬停時間に耐えられるという効果がある。
【0046】また、直流部電圧のみを見てコンバータ制
御し、インバータ及びコンバータ共それぞれ独立に制御
できるという効果がある。
【0047】次に、初期状態から電源を投入するときの
動作を図5を用いて説明する。主スイッチ32をt6時
点でオンすると、コンバータ3はダイオード整流回路と
して機能しており、突入電流抑制用抵抗19を介して平
滑コンデンサ4を初期充電し、直流部電圧Vdcは整流
電圧Vrcになる。そして、電磁接触器20の動作遅れ
時間後、t7の時点で接点が閉じ抵抗19が短絡され
る。このとき、図2に示す電源電圧位相検出手段8は、
t6時点から数秒経過後のt8時点で、位相検出誤差Δ
θrがほぼ零に収束し、位相検出確立信号S1がハイレ
ベルになる。その結果、コンバータスイッチ素子にPW
Mゲート信号が供給され、コンバータ3はコンバータ運
転に入る。
【0048】このように、電源位相検出が安定してから
コンバータ運転指令を出力しコンバータ運転に切り替え
ることで電源投入時においても安定に起動できる。
【0049】なお、上記実施例では、位相検出確立信号
S1を位相検出誤差Δθrがほぼ零に収束した時点で出
力するようにしたが、この収束時間は、ほぼ決まってい
るのでソフトタイマ等用いて、電源投入時点t6から一
定時間後に位相検出確立信号S1を出力するようにして
も同じ効果がある。また、電源電圧位相検出をPLL方
式のものを適用したが、これに限定するものではなく電
源電圧検出値等から判断してコンバータ運転指令を出し
ても同様な効果がある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に述べるような効果を奏する。コンバータの直流部
電圧が予め設定されている下限値以下になると、コンバ
ータのスイッチ素子のゲートがオフされ、これによりコ
ンバータはダイオード整流モードになり、平滑コンデン
サの電力は少なくとも電源側の機器に流れなくなるか
ら、その分だけ長時間の瞬停に耐えられる。
【0051】また、コンバータとインバータを直流部電
圧を基準としてそれぞれ独立に制御するようにできる。
その結果、コンバータの複数のインバータが負荷として
接続されても、複雑な連携制御を設ける必要がないの
で、安定した瞬停再起動を行わせるシステムを簡単な構
成により実現できる。特に、インバータ負荷が誘導電動
機の場合においても、その誘導電動機の力行・回生モー
ドにかかわらず、平滑コンデンサの電力を長い時間保持
できるから、瞬停再起動を安定に行わせることができ
る。 また、電源電圧位相検出が安定してからコンバー
タ制御に切り替えるようにしていることから、初期状態
から電源を投入して起動する場合にあっても、安定に起
動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】図1実施例の電源電圧位相検出手段と電源側の
詳細構成図である。
【図3】図1実施例の動作を説明する図であり、誘導電
動機の力行運転時における瞬停再起動時の各部動作波形
図である。
【図4】図1実施例の動作を説明する図であり、誘導電
動機の回生運転時における瞬停再起動時の各部動作波形
図である。
【図5】図1実施例の動作を説明する図であり、電源投
入時における起動時の各部動作波形図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 交流リアクトル 3 コンバータ 4 平滑コンデンサ 5 誘導電動機 6 インバータ 8 電源電圧位相検出手段 11 有効分無効分電流検出手段 12 直流電圧制御手段 13 電流制御手段 14 ゲート信号発生手段 15,16,18 アンドゲート 17 直流部電圧判定手段 19 突入電流抑制抵抗 20 電磁接触器 21 高圧電源 22 トランス 24 誘導電動機 31 位相検出誤差判断器 32 主スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−290197(JP,A) 実開 昭63−109596(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632 H02P 21/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続されて自己消弧形スイッ
    チ素子とダイオードとの逆並列接続体をブリッジ接続し
    てなる電圧形コンバータと、該コンバータの直流端に接
    続された平滑コンデンサと、該平滑コンデンサを直流電
    源とし自己消弧形スイッチ素子とダイオードとの逆並列
    接続体をブリッジ接続してなる少なくとも1つのインバ
    ータと、前記平滑コンデンサの端子電圧を目標電圧に制
    御すべく前記コンバータのスイッチ素子を駆動制御する
    コンバータ制御装置と、前記インバータの出力周波数を
    目標周波数に少なくとも制御すべく前記インバータのス
    イッチ素子を駆動制御するインバータ制御装置とを含ん
    でなる電力変換システムの制御方法において、角速度設
    定値を積分して位相基準値を生成し、該位相基準値の零
    点を前記交流電源のゼロクロス点を検出するたびに徐々
    に補正して前記コンバータの交流電源の電圧位相を検出
    し、該交流電源の位相検出値に基づいて前記コンバータ
    の電流位相を制御するとともに、運転指令が与えられた
    とき電源投入後少なくとも前記電圧位相の検出値が安定
    するまでの時間はダイオ−ド整流モ−ドにより前記コン
    バータを運転し、前記電圧位相の検出値が安定した後
    は、前記コンバータをコンバータモードで運転し、前記
    コンバータのコンバータモードによる運転中に前記平滑
    コンデンサの端子電圧が設定された下限値以下に低下し
    たら、前記コンバータのスイッチ素子をゲートオフし、
    前記コンバータをダイオード整流モードにより運転する
    ことを特徴とする電力変換システムの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記インバータの負
    荷が交流電動機であり、前記インバータ制御装置は前記
    コンバータの交流電源が停電したとき、前記交流電動機
    のすべり周波数を零にするように前記インバータの出力
    周波数を制御するものであることを特徴とする電力変換
    システムの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記平滑コンデンサ
    の端子電圧の下限値が、前記ダイオ−ド整流時の該端子
    電圧より小さい値に設定されたことを特徴とした電力変
    換システムの制御方法。
  4. 【請求項4】 自己消弧形スイッチ素子とダイオードと
    の逆並列接続体をブリッジ接続してなる電圧形コンバー
    タと、該コンバータの直流端に接続された平滑コンデン
    サと、該平滑コンデンサを直流電源とし自己消弧形スイ
    ッチ素子とダイオードとの逆並列接続体をブリッジ接続
    してなり電動機を負荷に有する少なくとも1つのインバ
    ータと、前記コンバータのスイッチ素子を駆動制御する
    コンバータ制御装置と、前記インバータのスイッチ素子
    を駆動制御するインバータ制御装置とを含んでなり、前
    記コンバータ制御装置は、前記平滑コンデンサの端子電
    圧の検出値を目標値に一致させるべく制御指令を生成す
    る直流電圧制御手段と、前記交流電源の電圧位相を検出
    する位相検出手段と、前記制御指令と前記交流電源の電
    圧位相検出値と前記コンバータの交流側電流の検出値と
    に基づいて力率を目標値に制御する制御指令を生成する
    電流制御手段と、該電流制御手段から出力される制御指
    令に基づき前記コンバータスイッチ素子のゲート信号を
    生成して前記スイッチ素子に出力するゲート信号生成手
    段とを有してなる電力変換システムにおいて、前記平滑
    コンデンサの端子電圧の検出値を入力し該検出値が設定
    された下限値以下のとき直流電圧異常信号を出力する直
    流電圧判定手段と、該直流電圧異常信号と与えられるコ
    ンバータ運転指令のアンドにより前記ゲート信号の出力
    を禁止するインバータ動作停止手段とを設けたことを特
    徴とする電力変換システム。
  5. 【請求項5】 自己消弧形スイッチ素子とダイオードと
    の逆並列接続体をブリッジ接続してなる電圧形コンバー
    タと、該コンバータの直流端に接続された平滑コンデン
    サと、該平滑コンデンサを直流電源とし自己消弧形スイ
    ッチ素子とダイオードとの逆並列接続体をブリッジ接続
    してなり電動機を負荷に有する少なくとも1つのインバ
    ータと、前記コンバータのスイッチ素子を駆動制御する
    コンバータ制御装置と、前記インバータのスイッチ素子
    を駆動制御するインバータ制御装置とを含んでなり、前
    記コンバータ制御装置は、前記平滑コンデンサの端子電
    圧の検出値を目標値に一致させるべく制御指令を生成す
    る直流電圧制御手段と、前記交流電源の電圧位相を検出
    する電圧位相検出手段と、前記制御指令と前記交流電源
    の電圧位相検出値と前記コンバータの交流側電流の検出
    値とに基づいて力率を目標値に制御する制御指令を生成
    する電流制御手段と、該電流制御手段から出力される制
    御指令に基づき前記コンバータスイッチ素子のゲート信
    号を生成して前記スイッチ素子に出力するゲート信号生
    成手段とを有してなる電力変換システムにおいて、前記
    電圧位相検出手段は、角速度設定値を積分して位相基準
    値を生成し、該位相基準値の零点を前記交流電源のゼロ
    クロス点を検出するたびに徐々に補正して前記交流電源
    の電圧位相を検出するものとされ、前記平滑コンデンサ
    の端子電圧の検出値を入力し該検出値が設定された下限
    値以下のとき直流電圧異常信号を出力する直流電圧判定
    手段と、前記コンバータに運転指令が与えられたとき前
    記電源が投入されてから少なくとも前記電圧位相の検出
    値が安定するまでの時間を待ってコンバータ運転指令を
    出力する起動準備手段と、該コンバータ運転指令と前記
    直流電圧異常信号のアンドにより、前記ゲート信号の出
    力を禁止するインバータ動作停止手段とを設けたことを
    特徴とする電力変換システム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、前記インバー
    タ制御装置は前記コンバータの交流電源が停電したと
    き、前記交流電動機のすべり周波数を零にするように前
    記インバータの出力周波数を制御するものであることを
    特徴とする電力変換システム。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5において、前記平滑コン
    デンサの端子電圧の下限値が、前記ダイオ−ド整流時の
    該端子電圧より小さい値に設定されたことを特徴とした
    電力変換システム。
JP20805491A 1991-08-20 1991-08-20 電力変換システム及びその制御方法 Expired - Lifetime JP3158212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20805491A JP3158212B2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 電力変換システム及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20805491A JP3158212B2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 電力変換システム及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0556682A JPH0556682A (ja) 1993-03-05
JP3158212B2 true JP3158212B2 (ja) 2001-04-23

Family

ID=16549880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20805491A Expired - Lifetime JP3158212B2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 電力変換システム及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3158212B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011004597A (ja) * 2010-09-01 2011-01-06 Daikin Industries Ltd コンバータの制御方法及びコンバータの制御装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005318663A (ja) * 2004-04-26 2005-11-10 Toshiba Corp 電力変換装置
JP4617722B2 (ja) * 2004-05-27 2011-01-26 ダイキン工業株式会社 コンバータの制御方法及びコンバータの制御装置
US7116067B2 (en) 2004-09-21 2006-10-03 Honeywell International Inc. Power converter controlling apparatus and method providing ride through capability during power interruption in a motor drive system
JP4759968B2 (ja) * 2004-10-04 2011-08-31 ダイキン工業株式会社 Pwm整流回路の保護方法およびその装置
JP2007185018A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電力変換装置
DE102006028103A1 (de) * 2006-06-19 2007-12-20 Siemens Ag Netzseitiger Stromrichter mit unterbrechungsfreier Umschaltung zwischen getaktetem spannungsgeregelten Betrieb und grundfrequentem ungeregelten Betrieb, sowie Verfahren zum unterbrechungsfreien Umschalten eines solchen Stromrichters
JP5169060B2 (ja) * 2007-08-06 2013-03-27 株式会社明電舎 電源回生インバータ装置の停電検出装置
JP5167869B2 (ja) 2008-03-04 2013-03-21 ダイキン工業株式会社 電力変換装置における状態量検出方法及び電力変換装置
JP5304192B2 (ja) 2008-03-28 2013-10-02 ダイキン工業株式会社 電力変換装置
US9276489B2 (en) 2009-06-04 2016-03-01 Daikin Industries, Ltd. Power converter having clamp circuit with capacitor and component for limiting current flowing into capacitor
JP6433365B2 (ja) 2015-04-03 2018-12-05 三菱電機株式会社 放射線モニタ
JP6501266B2 (ja) * 2016-01-05 2019-04-17 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置及びその制御方法
CN116482572B (zh) * 2023-06-21 2023-09-22 成达创安(北京)科技有限公司 基于电压检测和零点检测的电力灭弧用防触电检测系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011004597A (ja) * 2010-09-01 2011-01-06 Daikin Industries Ltd コンバータの制御方法及びコンバータの制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0556682A (ja) 1993-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3158212B2 (ja) 電力変換システム及びその制御方法
CN100367663C (zh) 用于驱动感应电机的换流器系统
US5285029A (en) Device for driving elevator at service interruption
WO2006060329A2 (en) Advanced current control method and apparatus for a motor drive system
JP2011193633A (ja) 電力変換装置
EP1792391A1 (en) Power converter controlling apparatus and method providing ride through capability during power interruption in a motor drive system
JP4909857B2 (ja) コンバータ装置
WO2004025819A1 (ja) 誘導電動機の制御方法
JP3192058B2 (ja) Pwmコンバータの制御装置
JPH03139192A (ja) 電動機制御装置
KR102295930B1 (ko) 인버터 제어장치
JP2713074B2 (ja) コンバータ制御装置
JP2002374700A (ja) 永久磁石同期モータ駆動装置及びそれを用いた洗濯機
Klumpner et al. Short term ride through capabilities for direct frequency converters
US7301736B2 (en) Method and device for shutting down a drive with a matrix converter during a power outage
JPH08228490A (ja) 電力変換装置
JPH067754B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JP5490801B2 (ja) 自励式無効電力補償装置
JP3675336B2 (ja) 電源回路及び電動装置
KR102600841B1 (ko) 인버터 제어장치
JPH08237963A (ja) 電力変換装置の制御方法および装置
JPH06296396A (ja) 誘導電動機の速度制御方法及び装置
JP2536037B2 (ja) タ―ボ分子ポンプ用モ―タ
JP3251769B2 (ja) 電圧形インバータ装置の再始動方式
JP2569016B2 (ja) 誘導機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 11