JP6433365B2 - 放射線モニタ - Google Patents

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Description

この発明は、放射線モニタに関し、特に、放射性物質の監視、放出管理などを行うために設置される放射線モニタに関するものである。
原子炉施設等には、排ガス中の放射性希ガスの放射能濃度を測定するために、放射線モニタが設置されている。排ガスは、例えば施設の最終放出端である排気筒から放出される。放射線モニタは、排気筒の排ガスをサンプリングし、試料ガス中の放射性希ガスから放出される放射線を検出する。放射能濃度は、その検出信号を計測することにより求められる(例えば特許文献1〜5を参照)。
放射線モニタに関する国内指針として「発電用軽水型原子炉施設における放出放射性物質の測定に関する指針」が定められている。この放出管理に係る国内指針によれば、フィルタ等で浄化された空気で検出部をパージした後で、放射線のバックグラウンドを測定することになっている。
試料ガスの流路切換については、スイッチによるサンプリングとパージの流路選択操作に連動して電磁弁の開閉切換が行われている。手動による切戻し忘れを防止するために流路選択状態は自動表示される(例えば特許文献6を参照)。通常、この種の放射線モニタは、ガス流路に流量計と圧力計が設置されている。ガス流路の異常を検知すると、ポンプを自動で停止すると共に電磁弁により系統を自動で隔離するようにしている(例えば特許文献7を参照)。
供給されているAC電源の瞬断によるポンプ停止に対しては、ポンプ自動再起動回路が設けられている。ポンプ自動再起動回路は、設定された許容時間以内の電源瞬断である場合に限定して、設定された時間間隔のポンプ起動信号を電源復帰時に出力する(例えば特許文献8を参照)。また、通常、開の状態にある流路選択用のサンプリング電磁弁には非励磁開/励磁閉の動作のものを使用している。瞬停自動再起動時において、サンプリング流路の開を確保することで瞬停自動再起動の信頼性が向上する(例えば特許文献9を参照)。
特開昭58−86873号公報 特開平2−184294号公報 特開平5−56682号公報 特開2000−358377号公報 特開2004−140896号公報 特開2001−153956号公報 特開昭50−60284号公報 特開平7−274376号公報 特開2011−38823号公報
放射線モニタは以上のように構成されており、サンプリングとパージの流路切換、およびポンプ停止時のサンプリング部の隔離という目的のために複数の電磁弁を備えている。
通常開で使用するサンプリング電磁弁は非励磁開/励磁閉のものを使用することで電源瞬停から電源が復帰したときの流路の変化がなくなり、ポンプ自動再起動を確実にして信頼性が向上している。
しかしながら近年の制御のデジタル化の流れで、AC電源で動作するAC制御回路のみでポンプ及び電磁弁を制御する時代から、ポンプ及び電磁弁を直接制御するコンタクタ、リレー等以外は、DC電源で動作するDC制御回路から間接的にAC制御回路を制御する時代に移っている。例えば流量計と圧力計で配管の異常を検知してポンプを自動停止させるための流路異常警報信号は、AC電源から変換して生成されたDC電源で動作するシーケンサから発信されるようになってきている。
DC電源は容量の大きなコンデンサを搭載しているため、AC電源の瞬断及び電源復帰の際のDC電源のDC電圧の過渡応答は瞬停時間に依存して複雑に変化する。この変化に電磁弁動作時間の経年変化が微妙に影響して瞬停自動再起動における正規のシーケンシャル動作から逸脱することが発生する。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、プラント電源系統の瞬時停電後の電源復帰において、放射線モニタの自動再起動が確実に行なわれるようにし、瞬停自動再起動失敗による欠測を発生させない高信頼の放射線モニタを得ることを目的とする。
本発明にかかる放射線モニタは、AC電力で動作する、サンプリング電磁弁、パージ電磁弁、ポンプおよび排気電磁弁を有し、サンプリング点から吸引された試料ガスが流通するガス流路と、ガス流路に設置されている流量センサと、ガス流路に設置されている圧力センサと、サンプリング電磁弁、パージ電磁弁、ポンプおよび排気電磁弁にAC電力を供給し、流路異常信号を受信すると、サンプリング電磁弁、パージ電磁弁および排気電磁弁を閉に制御すると共にポンプを停止するAC制御部と、AC制御部から供給されるAC電力を変換したDC電力で動作し、流量センサの計測値または圧力センサの計測値が設定値よりも低い場合、流路異常信号を出力するDC制御部と、ガス流路に吸引された試料ガスから放出される放射線を検出して検出信号を出力する検出部と、検出部から出力された検出信号を計測して放射能濃度を出力する測定部と、を備え、AC制御部は、AC電圧の低下を検知するとAC電源瞬停検知信号をDC制御部に出力し、DC制御部は、AC制御部からAC電源瞬停検知信号を受信すると、このAC電源瞬停検知信号の継続時間を計測し、設定値よりも短い時間内にAC電圧が復帰すればAC制御部に対し瞬停再起動信号を出力し、AC制御部は、DC制御部から瞬停再起動信号を受信すると、サンプリング電磁弁、パージ電磁弁および排気電磁弁を閉から開に切換制御を行い、一定時間後にポンプを再起動することを特徴とする。
この発明に係わる放射線モニタは、制御部がAC電源でサンプリングを直接制御するAC制御部と、AC制御部から供給されたAC電源から生成したDC電圧で動作し、AC制御部を介してサンプリング部を間接制御するDC制御部を備えている。AC制御部はAC電源における設定された時間以内の瞬時停止(瞬停)を検知してAC電源瞬停検知信号を出力するAC電源瞬停検知手段を備えている。DC制御部はパラメータを入力して流路異常の有無を判断し、流路異常時は流路異常警報(信号)を出力してポンプを停止すると共に全電磁弁を閉に制御する。またDC制御部は、AC電源瞬停検知信号を入力したらその入力から設定された時間の間、流路異常警報(信号)の出力をブロックすると共に流路異常警報(信号)の自己保持をリセットして、ポンプを自動再起動させる瞬停再起動信号をAC制御部に出力する。このように構成したので、AC電源瞬停中及びAC電源復帰までのDC電源の電圧状態に左右されることなくポンプを確実に自動再起動できる信頼性の高い放射線モニタを提供できる。
実施の形態1に係わる放射線モニタの構成を示す図である。 実施の形態1に係わるポンプ起動遅延の制御ロジックを示す図である。 ロジック記号と機能の関係を表している図である。 制御部の機能を表している図である。 ポンプの瞬停再起動信号が発生するタイミングを示す図である。 実施の形態2に係わるポンプ起動遅延の制御ロジックを示す図である。 実施の形態3に係る電磁弁の構造を示す図である。 実施の形態4に係わる放射線モニタの構成を示す図である。 実施の形態4に係わる電磁弁の制御ロジックを示す図である。 実施の形態4に係わる電磁弁の構造を示す図である。
本発明の実施の形態に係る放射線モニタについて、図を参照しながら以下に説明する。なお、各図において、同一または同様の構成部分については同じ符号を付しており、対応する各構成部のサイズや縮尺はそれぞれ独立している。例えば構成の一部を変更した断面図の間で、変更されていない同一構成部分を図示する際に、同一構成部分のサイズや縮尺が異なっている場合もある。また、放射線モニタの構成は、実際にはさらに複数の部材を備えているが、説明を簡単にするため、説明に必要な部分のみを記載し、他の部分については省略している。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1に示されている放射線モニタ100は、原子炉施設を代表する排気筒ガスモニタである。放射線モニタ100は、サンプリング部2、制御部3、検出部4および測定部5を備えている。排気筒1は、原子炉施設等の最終放出端であり、放射性希ガスを含む排ガスがここから放出される。サンプリング部2は排気筒1から試料ガスをサンプリングする。制御部3はサンプリング部2を制御する。サンプリング部2には検出部4が接続されている。サンプリング点から吸引された試料ガスが流通するガス流路29は、共通配管部分29aと分岐配管部分29bとに分かれている。フィルタ系統21とポンプ系統27は分岐配管部分29bに設置されている。サンプリング電磁弁22、排気電磁弁28、流量センサ25および圧力センサ26は、共通配管部分29aに設置されている。
検出部4は、環境放射線を遮蔽した状態で、試料ガス中の気体状放射性物質から放出される放射性希ガスの放射線を検出して、検出信号を測定部5に出力する。測定部5は検出部4から出力される検出信号を計測して、放射能濃度に対応した工学値(cpm、Bq/cm等)を出力する。なお、図中の放射線モニタ100は、サンプリング点を排気筒とする排気筒ガスモニタを対象にしている。実際の原子炉施設では、格納容器、換気空調ダクトなど、その他の監視すべきプロセスがサンプリング点として選定されている。それぞれの施設には放射線モニタが設置されており、サンプリング点は排気筒に限定されるものものではない。
排気筒1からサンプリングされる試料ガスは、2つのフィルタ系統を有するサンプリング部2に導入される。試料ガスは、並列に設けられたフィルタ系統21aまたはフィルタ系統21bのいずれかを通してサンプリング電磁弁22に導入される。排気筒1の周辺空気は、パージフィルタ23を通してパージ電磁弁24に導入される。制御部3は、サンプリング電磁弁22とパージ電磁弁24をスイッチ操作で切換制御する。フィルタ系統21aは、フィルタ入口弁211a、試料ガスフィルタ212aおよびフィルタ出口弁213aを備えている。フィルタ系統21bは、フィルタ入口弁211b、試料ガスフィルタ212bおよびフィルタ出口弁213bを備えている。
試料ガスフィルタ212a、試料ガスフィルタ212b及びパージフィルタ23には、「発電用軽水型原子炉施設における放出放射性物質の測定に関する指針」で規定されたフィルタエレメントが装着されており、0.3μm以上の粒子状物質は99%以上除去される。サンプリング電磁弁22の出口とパージ電磁弁24の出口は接続されていて、それに続く共通配管部分には流量センサ25と圧力センサ26が接続されている。試料ガスまたはパージフィルタ23から吸入された周辺空気は、流量センサ25で流量が検出され、圧力センサ26で圧力が検出されてから、検出部4に導入される。検出部4から排出された試料ガスまたはパージフィルタ23から吸入された周辺空気は、ポンプ系統27a、ポンプ系統27bのいずれかに導入される。排気電磁弁28から排出された試料ガスは、排気筒1に戻される。
ポンプ系統27aは、ポンプ入口弁271a、ポンプ272aおよびポンプ出口弁273aを備えている。ポンプ系統27bは、ポンプ入口弁271b、ポンプ272bおよびポンプ出口弁273bを備えている。通常、ポンプ入口弁271a、ポンプ入口弁271b、ポンプ出口弁273aおよびポンプ出口弁273bを全て開にしておき、制御部3のポンプ選択信号により定期的にポンプ272aとポンプ272bを切換運転する。ポンプを交換する場合には、当該ポンプ系統のポンプ入口弁とポンプ出口弁を閉にして実施する。サンプリング電磁弁22及び排気電磁弁28は、電源OFF(非励磁時)で開、電源ON(励磁時)で閉となるように動作するもの、すなわちノーマリオープン(Normally Open)仕様の電磁弁を使用する。パージ電磁弁24は、電源OFF(非励磁時)で閉、電源ON(励磁時)で開となるように動作するもの、すなわちノーマリクローズド(Normally Closed)仕様の電磁弁を使用する。
サンプリング運転中にフィルタエレメントを取替るには、先ず試料ガスの圧力が取替基準になったことを確認してから、使用してないフィルタ系統のフィルタ入口弁とフィルタ出口弁を閉から開にして、フィルタエレメントを取り替える。次に、使用してきたフィルタ系統のフィルタ入口弁とフィルタ出口弁を開から閉にしてフィルタエレメントを取り替える。圧力の推移が安定している場合は、圧力の取替基準で運用する代わりに定期交換で運用してもよい。ポンプ272aおよびポンプ272bは、吸気と排気の逆止弁が設置されていて、ポンプ室にはダイヤフラムまたはメタルベローズを備えている。ダイヤフラムまたはメタルベローズは往復運動によりポンプ室の拡張と圧縮を交互に繰り返す。
逆止弁はポンプ272a、272bと連動しているため、ポンプ入口弁271a、ポンプ入口弁271b、ポンプ出口弁273aおよびポンプ出口弁273bが全て開の状態において、ポンプの運転または停止に係らず逆流は発生しない。したがって、後述の流量低警報または真空高警報が発信したらポンプの不調とみなしてポンプを自動切換する制御方式とすることも可能である。実際には、流量低警報または真空高警報の発信はフィルタの目詰まり等のポンプ以外の要因が大半であり、また、自動切換までの緊急性はないので、サンプリング部を点検して原因を除去してからポンプを選択して手動で再起動するのが一般的である。
サンプリング部2にはAC電力(またはAC電源)が供給され、このAC電力(またはAC電源)で全てのポンプ及び全ての電磁弁が動作する。制御部3にはサンプリング部2からAC電力(またはAC電源)が供給される。AC電力(またはAC電源)はインバータ(AC-DC電源装置)でDC電力(またはDC電源)に変換し、DC制御部31を動作させる。DC制御部31は例えば接点を介してAC制御部32を動作させる。AC制御部32は全てのポンプ及び全ての電磁弁を制御する。なお全ての電磁弁は、AC電力(またはAC電源)を全波整流した簡易DC電源で動作するものを使用してもよい。簡易DC電源はAC電源引き込みのために付属して設けられた端子箱の内部に、整流用のダイオードを備えている。
図2は制御部3の制御ロジックを示している。図3は、図2に使用されているロジック記号と機能の関係を表している。細線はDCライン、太線はACラインを示す。サンプリング部2の流路選択には、サンプリングとパージの選択肢が存在する。制御部3は、通常、サンプリングを選択し、サンプリング部2をサンプリング運転とする。サンプリング運転では、サンプリング電磁弁22と排気電磁弁28は電源OFFの開状態となり、パージ電磁弁24は電源OFFの閉状態となる。いずれの電磁弁も電源OFFの状態(非励磁状態)すなわち電磁弁のコイルが発熱しない状態で試料ガスをサンプリングする。パージ運転と比較すると、サンプリング運転は圧倒的に時間が長い。電磁弁を非励磁で使用することで電磁弁の劣化を抑制している。
サンプリング運転では、AC電源瞬断からAC電源が復帰して自動的に元の運転状態に戻す瞬停再起動に対して最もリスクの小さい状態を維持している。流路変化が抑制され、再起動し易い状態が保持される。これに対し、一時的なパージ運転では、流路選択をパージとして、サンプリング電磁弁22を電源ONの閉状態とする。バックグラウンドを測定するには、パージ電磁弁24を電源ONの開に切り換える。なお、パージ運転は人間が介在する一時的な操作なので、もしこの時に電源瞬断があっても人間による再起動が可能な状況なので上記のようなリスク排除は必要ない。
図において、1点鎖線で囲ったロジックAは、瞬停再起動制御部322が出力する瞬停再起動信号gに係る制御ロジックを示している。図において、1点鎖線で囲ったロジックBは、流路異常診断部311が出力する、流量低警報信号b1、圧力低警報信号(または警報)b2および流路異常信号(または警報)b3に係る制御ロジックを示している。流路異常信号(または警報)b3は、流量低警報信号b1と圧力低警報信号b2のORで表現される。
図において、1点鎖線で囲ったロジックCは、ポンプ・電磁弁DC制御部312が出力するポンプの起動停止及び電磁弁の開閉に係る制御ロジックを示している。流路異常診断部311は、瞬停再起動信号gを受けて流量低状態の入力及び圧力低状態の入力をそれぞれ遮断すると共に流量低警報信号b1及び圧力低警報信号b2の自己保持をそれぞれリセットするように動作する。この動作により、起動条件としての「流路異常警報(信号)が入力されていない条件」が成立して、瞬停再起動信号gの入力によりポンプは自動再起動する。
流路異常診断部311及びポンプ・電磁弁DC制御部312は、DC電圧で動作するロジック回路、リレー回路、シーケンサ等から構成されている。AC電源は、停電時には瞬時OFFになり、復電時には瞬時ONになるのに対し、DC電源はゆるやかに低下し、ゆるやかに復帰する。DC制御部31のロジック回路、リレー回路、シーケンサ等は、停電時および復電時に、DC電圧の過渡応答と部品応答のばらつきにより動作が確定しないので、そうした状況も考慮して瞬停再起動信号gに設定された時間幅を設けている。
ロジックCにおいて、ポンプ・電磁弁DC制御部312は、ポンプ起動信号c1が出力されてから設定された時間(例えば1秒)だけ遅れてポンプ起動信号c2を出力する。ポンプ起動信号c2は、ポンプ・電磁弁AC制御部321の制御ロジックを制御して、関係する電磁弁を閉から開に反転させてから、例えば1秒後にポンプを起動することで起動時に発生する試料ガスの流れの乱れを抑制している。
AC瞬停を除くポンプ停止においては、ポンプ起動信号c1がなくなってから設定された時間後(例えば10秒後)に、電磁弁閉信号c3が出力される。電磁弁閉信号c3は、ポンプ・電磁弁AC制御部321の制御ロジックを制御してポンプを停止し、流路の圧力を大気圧に復帰させてから関係する電磁弁を開から閉に反転させることで、ポンプ起動時の流路の残留圧力に起因する負荷を軽減できると共に発生する試料ガスの流れの乱れを抑制している。
図4は制御部3の機能を表している図である。DC制御部31は、DC電源310と流路異常診断部311とポンプ・電磁弁DC制御部312を備えていて、流量センサ25で検出された流量信号を入力として流量(計測値)を測定し、圧力センサ26で検出された圧力信号を入力として圧力(計測値)を測定する。流路異常診断部311は、ポンプ運転中の条件のもとに、流量が設定値(流量低レベル)以下の状態になり、設定された時間以上継続した場合に流量低警報(信号)を発信する。同様に圧力が設定値(圧力低レベル)以下の真空状態になり、設定された時間以上継続した場合に圧力低警報(信号)を発信する。さらに、両警報(信号)のオア(OR)を満足する場合、流路異常警報(信号)を出力する。ポンプ・電磁弁DC制御部312は、この流路異常警報(信号)が入力されていない条件下で、手動操作によりポンプを起動させると共にポンプ起動信号を自己保持させる。また手動操作によるポンプ停止信号または流路異常警報(信号)の入力でポンプを停止させると共に電磁弁を閉にして流路を隔離する。
AC制御部32は、AC電源320とポンプ・電磁弁AC制御部321と瞬停再起動制御部322を備えている。ポンプ・電磁弁AC制御部321は、ポンプ・電磁弁DC制御部312から出力されたDC制御信号をAC制御信号に変換してポンプの起動と停止を直接制御し、同様に、電磁弁の開閉動作を直接制御する。瞬停再起動制御部322は、ポンプ運転状態からAC電源に瞬断が発生したときに、そのAC瞬断時間が設定された時間内の場合に、設定された時間幅のAC電源瞬停検知信号を出力する。ポンプ・電磁弁DC制御部312は、そのAC電源瞬停検知信号を入力としてポンプ起動信号(瞬停再起動信号)を出力し、流路異常警報が入力されていない条件下でポンプ起動信号を自己保持してAC電源瞬断直前のポンプ運転状態に自動的に復帰させる。なお、瞬停再起動信号の時間幅は制御機器及び電磁弁の動作時間のバラツキと経年変化によるバラツキ拡大を考慮して設定される。
図5はタイミングチャートを示している。AC電源320に瞬停があった場合、AC電源の電圧は、符号a1のように瞬時に断となり、AC電源復帰のタイミングによりそれぞれ符号a2〜符号a5のように瞬時に100%へ復帰する。これに対しDC制御部31のDC電源310の電圧は、符号d1〜符号d4のようにDC電源が内部に備えている容量の大きいコンデンサの放電状況に依存して例えば5秒程度でゆっくり低下する。DC電源は、AC電源復帰のタイミングに同期してそれぞれ符号d5〜符号d8のようにゆっくり復帰する。DC電源には、復帰電圧dと解放電圧cが設定されている。
流量低警報信号は通常OFF(Low)の状態である。流路異常診断部311は、DC電圧の低下が制御機器の解放電圧c以上の状態において、AC電源が断になったタイミングe1で流量低状態の継続時間の検知をスタートする。本実施の形態による流路異常診断部311は、瞬停再起動信号gによる流量低状態の入力遮断(ブロック)と流量低警報信号の自己保持リセットの制御ロジックを備えている。当該制御ロジックがない場合、制御機器の解放電圧c以上かつ流量低状態が設定された継続時間(例えば3秒)をオーバーしたタイミングe2で、流量低警報e3が発信して瞬停再起動は失敗となる。
本実施の形態では、当該制御ロジックを備えたことにより、一時的に流量低警報信号は出力されるものもの、設定時間以内にAC電源が復帰すると信号g1(瞬停再起動信号)が出力され、1点鎖線で囲ったロジックBにおける流量低状態の入力遮断と流量低警報信号の自己保持リセットの動作により起動条件が成立してポンプは瞬停後、自動で再起動する。DC電圧が解放電圧c以下になってから復帰する符号d6〜符号d8の場合は、ポンプが起動して流量も復帰しているので流量低警報信号の出力はない。
なお、流量低警報発信の条件としての流量低状態の継続時間は、ポンプの容量と流路の容積に基づき予め検証して余裕を持たせて決定する。また、解放電圧c以上かつ流量低状態が設定された継続時間をオーバーしない条件では流量低警報信号の出力はないので、流量低状態の継続時間を瞬停時間条件の上限値より長くすることで上記の一時的な流量低警報信号をも抑制することを考慮すると共に、一方で継続時間は流路保護の観点から制限されるべきことにも配慮する。
同様に、圧力低警報信号は通常OFFの状態にある。本実施の形態による流路異常診断部311は、瞬停再起動信号gによる圧力低状態の入力遮断と圧力低警報信号の自己保持リセットの制御ロジックを備えている。流路異常診断部311では、DC電圧の低下が解放電圧c以上の状態において、符号f1のポンプ起動のタイミングと同期して試料ガスの圧力が振動して圧力低が発生したと仮定すると、圧力低状態の継続時間の検知がスタートする。解放電圧c以上かつ圧力低状態が設定された継続時間(例えば3秒)をオーバーすると、都外制御ロジックがない場合は、符号f2のように圧力低警報が発信して瞬停自動再起動は失敗となる。本実施の形態によれば、当該制御ロジックを備えたことにより圧力低警報は発信されずにポンプは瞬停後、自動再起動する。
サンプリング電磁弁22及び排気電磁弁28は、電源ONのとき開状態である。AC電源の停電により、サンプリング電磁弁22及び排気電磁弁28は、瞬時にそれぞれ符号h1及び符号i1のように開から閉に変化する。このとき、ポンプは符号j1のように瞬時に停止する。AC電源の復帰により、信号g1〜g3(瞬停再起動信号)がそれぞれ出力されると、サンプリング電磁弁22はそれぞれ符号h2〜符号h5のように閉から開に状態が変化する。同様に排気電磁弁28はそれぞれ符号i2〜符号i5のように閉から開に状態が変化する。同様にポンプ272は排気電磁弁28(またはサンプリング電磁弁22)の開から設定された時間の遅れをもってそれぞれ符号j2〜符号j5のように停止から運転に状態が変化する。
流量センサ25としては、例えばヒータと温度センサで構成されている熱式流量センサを適用し、この流量信号をシーケンサ等に入力して流量を測定するのが好ましい。熱式流量センサは、流量と温度センサの接ガス温度の関係から流量を検出する。また、リードスイッチ付面積式流量計を使用して流量を測定すると共にリードスイッチの接点で流量低警報信号を出力するようにしてもよい。ただし、リードスイッチの切断差はフルスケールの20〜30%を有するものがある。試料ガスの大きな脈動で一旦流量低警報が発信すると、ポンプを再起動して流量を回復させても、フィルタが目詰まりして流量が初期値から低下した状態では警報状態を自動リセットできなくなることがある。瞬停自動再起動の失敗要因になるので、リードスイッチ付流量計の直前または直後にオリフィス等を設けて試料ガスの脈動をダンピングする必要がある。
以上のように、実施の形態1による放射線モニタは、プラント電源系統の事故等でAC電源の瞬停(瞬時停電)があっても、その停電時間が所定の時間以内ならば、電源復帰時にポンプを自動再起動させる機能を有する。AC電源で動作する瞬停再起動制御部322は、AC電源の瞬停を検知し、瞬停時間が設定された時間以内ならば設定された時間幅を有する瞬停再起動信号を出力する。その瞬停再起動信号で流路異常診断部311は、流量異常状態の入力を遮断(ブロック)して流量低警報の自己保持をリセットすることにより瞬停再起動時の試料ガスの流れの擾乱で流量及び圧力がハンチングしても瞬停再起動の障害にならないように起動条件を成立させ、ポンプ・電磁弁AC制御部321を制御してポンプを再起動させ、瞬停直前の運転状態に復帰させるようにする。
また、ポンプ・電磁弁DC制御部312はポンプ起動遅延に係る制御ロジック及び電磁弁閉遅延に係る制御ロジックの動作により、瞬時停電の直前、瞬時停電中、電源復帰時のいずれにおいても、サンプリング電磁弁22及び排気電磁弁28が電源OFFで開の状態を継続させるようにする。瞬停再起動電時に試料ガスの流れに大きな擾乱を発生させないようにしたので、瞬停再起動においてサンプリングを優先して継続させるという観点で信頼性の高い放射線モニタを供給できる。
通常のサンプリング運転において電源OFFで開となる動作の電磁弁を適用している。自己発熱によりコイルの絶縁が低下すればあるいは異物が飛来して電磁弁内に付着すれば、付着物がコイル発熱の高温下で変質して粘性を持つため、電磁弁の動作不良に至る。このような電磁弁の動作不良に至る要因が本質的に排除されているので電磁弁の故障率が飛躍的に下がる。また、万一の電磁弁のコイル断線に対してもサンプリング運転を継続できる。原子炉施設の事故(放射性気体廃棄物処理施設の破損、燃料集合体の落下等)における放射性気体廃棄物の一過性の放出に対しても見逃しのない確実な測定管理を実行できるので、放射性物質の放出管理という観点で放射線モニタの信頼性を大幅に向上させる効果を奏する。ポンプ起動遅延に係る制御ロジック及び電磁弁閉遅延に係る制御ロジックの動作により、ポンプ起動をスムーズに行うことができるので起動時のポンプ負荷を軽減することで信頼性を向上できる効果を奏する。
実施の形態2.
実施の形態1に係わる、1点鎖線で囲ったロジックC(図2参照)において、ポンプ・電磁弁DC制御部312のポンプ起動信号c1により選択された流路の電磁弁が閉から開に動作してから設定された時間だけ遅れてポンプが起動する。図6は実施の形態2による制御部3の制御ロジックを示している。本実地の形態に係わる制御ロジックは、1点鎖線で囲ったロジックD(ポンプ起動遅延手段)を備えている。AC電源が給電されてかつポンプ起動信号c1が出力された条件が成立したときに、実施の形態1と同様に、ポンプはポンプ起動信号c1により選択された流路の電磁弁に対して遅れを持って起動するようにしている。
実施の形態1に係わる放射線モニタでは、AC電源の瞬停時間が短い場合には、ポンプ・電磁弁DC制御部312がポンプ起動信号c1を継続出力している状態からAC電源が復帰することになる。これに対し、本実施の形態に係わる放射線モニタでは、ロジックDを備えたことにより、AC電源の瞬停時間が短い場合も包含して電磁弁が開になってからポンプが起動するため、電磁弁開とポンプ起動が同時になることに対し、瞬停自動再起動の信頼性がより向上する。また、リードスイッチ付面積式流量計を使用する場合に、ダンピング用に設置するオリフィスの内径を広げられるのでポンプの負荷が軽くなる効果を奏する。
実施の形態3.
電磁弁には、流れの方向を表す矢印が電磁弁の本体に刻印されている。電磁弁は、一般的に、この矢印と試料ガスの流れ方向が一致するように流路に取り付けられる。実施の形態3では、図7に示すように、排気電磁弁28を、電磁弁本体に刻印された標準的な取り付け方向を示す矢印28aの向きが、試料ガスの流れ方向と反対になるように、流路に取り付けるようにする。従って、矢印28aの向き(先端)が、ガス流路の上流側を向いている。
排気電磁弁28は、電源ONの閉状態において排気筒側からの正圧が印加されると電磁弁内の逆止弁構造により閉止作用が強まる。反対に、その逆止弁構造は電磁弁を電源ONの閉状態から電源OFFの開状態に反転させ、ポンプを起動するとその正圧で内部の弁を押し上げて閉から開への反転動作を促進するように作用する。排気電磁弁28は、弁シートが変質して粘着性を帯びたり、飛来した異物が弁シートまたはプランジャーヘッドに付着または変質して粘着性を帯びたりすることで、経年的に瞬停自動再起動における開動作に遅れが発生する。本実施の形態に係わる排気電磁弁28の設置方法によれば、開動作促進作用により瞬停自動再起動の潜在的阻害要因の顕在化を抑制して瞬停自動再起動の信頼性をより向上することができる。
実施の形態4.
図8は、実施の形態4に係わる放射線モニタの構成を示している。ポンプ272aとポンプ272bが並列に設置されている。実施の形態1におけるポンプ毎のポンプ出口弁(ポンプ出口弁273aおよびポンプ出口弁273b)及び共通の排気電磁弁(排気電磁弁28)の代わりとして、ポンプの出口毎に排気電磁弁(またはポンプ出口電磁弁)274a、274bを取り付けている。ポンプ出口電磁弁274a(第1の排気電磁弁)は電源OFFで開となり、ポンプ出口電磁弁274b(第2の排気電磁弁)は電源ONで開となるように動作する。
図9は、サンプリング電磁弁22、パージ電磁弁24、ポンプ出口電磁弁274aおよびポンプ出口電磁弁274bにおける制御動作のロジックを示している。ポンプ出口電磁弁274aおよびポンプ出口電磁弁274の制御ロジックには、ポンプ選択信号とポンプ起動信号c1が入力している。ポンプ出口電磁弁274aおよびポンプ出口電磁弁274bは、選択したポンプの起動と連動して開になる。
図10は、ポンプ出口電磁弁274aおよびポンプ出口電磁弁274bの断面を表している。ポンプ出口電磁弁274は、電源OFFの閉状態において排気筒側からの正圧が印加されると電磁弁内の逆止弁構造により閉止作用が強まる。反対に、その逆止弁構造は電磁弁を電源OFFの閉状態から電源ONの開状態に反転させ、ポンプを起動するとその正圧で内部の弁を押し上げて閉から開への反転動作を促進するように作用する。実施の形態5と同様に、瞬停自動再起動の潜在的阻害要因の顕在化を抑制して瞬停自動再起動の信頼性をより向上することができると共に、励磁時に100℃程度の高温になる電磁弁を試料ガスの流れで冷却して電磁弁の寿命を延ばすことができる。また、実施の形態1と比較して構成が簡素になるのでコストを低減できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 排気筒、2 サンプリング部、21a、21b フィルタ系統、211a、211b フィルタ入口弁、212a、212b 試料ガスフィルタ、213a、213b フィルタ出口弁、22 サンプリング電磁弁、23 パージフィルタ、24 パージ電磁弁、25 流量センサ、26 圧力センサ、27a、27b ポンプ系統、271a、271b ポンプ入口弁、272a、272b ポンプ、273a、273b ポンプ出口弁、274a、274b ポンプ出口電磁弁、28 排気電磁弁、29 ガス流路、3 制御部、31 DC制御部、311 流路異常診断部、312 ポンプ・電磁弁DC制御部、32 AC制御部、321 ポンプ・電磁弁AC制御部、322 瞬停再起動制御部、4
検出部、5 測定部、100 放射線モニタ

Claims (7)

  1. AC電力で動作する、サンプリング電磁弁、パージ電磁弁、ポンプおよび排気電磁弁を有し、サンプリング点から吸引された試料ガスが流通するガス流路と、
    前記ガス流路に設置されている流量センサと、
    前記ガス流路に設置されている圧力センサと、
    前記サンプリング電磁弁、前記パージ電磁弁、前記ポンプおよび前記排気電磁弁にAC電力を供給し、流路異常信号を受信すると、前記サンプリング電磁弁、前記パージ電磁弁および前記排気電磁弁を閉に制御すると共に前記ポンプを停止するAC制御部と、
    前記AC制御部から供給されるAC電力を変換したDC電力で動作し、前記流量センサの計測値または前記圧力センサの計測値が設定値よりも低い場合、前記流路異常信号を出力するDC制御部と、
    前記ガス流路に吸引された試料ガスから放出される放射線を検出して検出信号を出力する検出部と、
    前記検出部から出力された検出信号を計測して放射能濃度を出力する測定部と、を備え、前記AC制御部は、AC電圧の低下を検知するとAC電源瞬停検知信号を前記DC制御部に出力し、
    前記DC制御部は、前記AC制御部からAC電源瞬停検知信号を受信すると、このAC電源瞬停検知信号の継続時間を計測し、設定値よりも短い時間内にAC電圧が復帰すれば前記AC制御部に対し瞬停再起動信号を出力し、
    前記AC制御部は、前記DC制御部から瞬停再起動信号を受信すると、前記サンプリング電磁弁、前記パージ電磁弁および前記排気電磁弁を閉から開に切換制御を行い、一定時間後に前記ポンプを再起動することを特徴とする放射線モニタ。
  2. 前記排気電磁弁は、前記ポンプの下流側でかつ前記ガス流路の共通配管部分に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線モニタ。
  3. 前記排気電磁弁は、前記ポンプの下流側でかつ前記ガス流路の分岐配管部分に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線モニタ。
  4. 前記サンプリング電磁弁及び前記排気電磁弁は、非励磁で開になり、前記パージ電磁弁は、非励磁で閉になることを特徴とする請求項2または3に記載の放射線モニタ。
  5. 前記ポンプは、AC電圧の低下時間が既定時間よりも長い場合、前記サンプリング電磁弁、前記パージ電磁弁および前記排気電磁弁の閉から開への切換制御が行われてから設定時間後に再起動することを特徴とする請求項2または3に記載の放射線モニタ。
  6. 前記サンプリング電磁弁及び前記パージ電磁弁は、取り付け方向を示す矢印の向きを、上流側に向けた状態で前記ガス流路に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の放射線モニタ。
  7. 前記排気電磁弁は、取り付け方向を示す矢印の向きを、上流側に向けた状態で前記ガス流路に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の放射線モニタ。
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