JPH08219084A - 給水制御装置 - Google Patents

給水制御装置

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JPH08219084A
JPH08219084A JP2849195A JP2849195A JPH08219084A JP H08219084 A JPH08219084 A JP H08219084A JP 2849195 A JP2849195 A JP 2849195A JP 2849195 A JP2849195 A JP 2849195A JP H08219084 A JPH08219084 A JP H08219084A
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JP
Japan
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water supply
power failure
control
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JP2849195A
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English (en)
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Seiji Fukushima
政治 福島
Makoto Ishii
誠 石井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】停電が起きても停電復旧時には、停電時の運転
状態に設定することができて運転制御の復旧が早い給水
制御装置を提供するにある。 【構成】中央処理装置18は停電検出部47からの停電
検出信号の有無、つまり停電発生の有無を判定し、停電
発生と判定した場合、消費電力の最小化処理を行い、R
AM18aのデータのEEPROM45への転送書き込
み処理以外のポートを全てハイインピーダンスとしてそ
れらの処理のための動作を停止して電力消費を抑制し、
RAM18a上の保存するデータをEEPROM45に
転送して書き込む。停電が復旧すると中央処理装置18
は停電復旧と判断して割り込み禁止を解除し、プログラ
ムリセットを行ってEEPROM45のデータを内蔵R
AM18aに転送し、この転送データに基づいて運転制
御を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道の配水管に直結さ
せている給水ポンプの運転制御を行って、末端給水器具
への給水を制御する給水制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水道では3階建以上のビル内に設けられ
ている末端給水器具に給水するには圧力が不足するた
め、このような場合には配水管から引き込んだ市水を一
旦、受水槽に貯水して加圧ポンプで増圧し、末端給水器
具に給水する方式や、配水管からの市水を受水槽に受
け、これをビルの最上部に設置した給水槽に揚水ポンプ
にて汲み上げて貯水し、ここから自然流下により各端末
器給水器具に給水する方式が採用されている。
【0003】ところで上記の何れの方法も市水を受水槽
に一旦貯水すると、残留塩素が次第に減少して行くた
め、受水槽の有効容積が一定以上を越えるものについて
は簡易水道法の規制対象になって安全衛生管理が義務付
けられるが、受水槽の維持管理が非常に面倒であった。
また小規模の受水槽では法規制の対象とはならないもの
の、この場合には衛生上の問題が生じやすくなる。
【0004】そこで水道の配水管に給水ポンプを直結し
て、給水ポンプによる加圧した水を直接末端給水器具へ
給水するという直結給水方式が提案されている。この方
式は、配水管と末端給水器具への給水管との間に給水ポ
ンプと圧力タンこの方式は、配水管と末端給水器具への
給水管との間に給水ポンプと圧力タンとを順に接続して
圧力タンク側を末端給水器具に連結するともに、給水ポ
ンプを運転して加圧するというものである。
【0005】このような直結給水方式を採用すれば受水
槽を無くすことができるため、受水槽における衛生上の
問題が生じない利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記給水制
御装置は、予め運転制御に必要な諸設定データの基本デ
ータをEERPOMに書き込み、初期スタート時におい
てこのEEPROMに書き込んである基本データをRA
M上に転送し、その後この転送したデータに基づいて運
転制御を行うとともに、運転制御状態に応じてデータを
更新するようになっている。
【0007】一方給水制御装置は、一旦電源を投入する
と、メンテナンスなどで運転停止が必要となるまで、電
源投入状態が継続するため、RAM上のデータが消えた
り、壊れたりすることは一般的には起きないが、何等か
の原因で瞬時停電等が起きてRAM上のデータが消えた
り、壊れた場合には、停電復旧時に初期スタートの場合
と同様にEEPROMから基本データを転送して初めか
ら運転制御を開始しなければならず、停電時の運転制御
状態に戻るには時間がかかるという問題があった。
【0008】請求項1乃至請求項4の発明は、上記の問
題点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは
停電が起きても停電復旧時には、停電時の運転状態に設
定することができて運転制御の復旧が早い給水制御装置
を提供するにある。請求項5の発明は,請求項1乃至請
求項4において、停電時など、制御出力、表示出力を要
しない時の制御部の電流消費を小さくし、特に停電時に
おいてRAMに書き込まれているデータをEEPROM
に転送して書き込む手段の動作を確実にすることができ
る給水制御装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では水道の配水管に直結され末端給
水器具への給水管と配水管との間に介在する給水ポンプ
の吐出側圧力が目標設定圧となるように給水ポンプの運
転制御を行う給水制御装置において、交流電源を整流平
滑することにより得られた直流から運転制御を行う制御
部の電源を得る電源部を備え、制御部には運転制御に必
要な諸設定データの基本となるデータを予め書き込んで
あるEEPROMと、初期スタート時にEEPROMか
ら諸設定データの基本となるデータが転送されて書き込
まれ、書き込まれたデータが運転制御中に読み出される
とともに運転制御状態に応じて更新されるRAMと、交
流電源の停電を検出する停電検出手段と、停電検出手段
の停電検出時からRAMに書き込まれているデータをE
EPROMに転送して書き込む手段と、停電検出手段の
停電検出時から書き込み処理に必要な部位以外の電力消
費を抑制する手段とを設けたものである。
【0010】請求項2の発明では、水道の配水管に直結
され末端給水器具への給水管と配水管との間に介在する
給水ポンプの吐出側流量が目標設定量となるように給水
ポンプの運転制御を行う給水制御装置において、交流電
源を整流平滑することにより得られた直流から運転制御
を行う制御部の電源を得る電源部を備え、制御部には運
転制御に必要な諸設定データの基本となるデータを予め
書き込んであるEEPROMと、初期スタート時にEE
PROMから諸設定データの基本となるデータが転送さ
れて書き込まれ、書き込まれたデータが運転制御中に読
み出されるとともに運転制御状態に応じて更新されるR
AMと、交流電源の停電を検出する停電検出手段と、停
電検出手段の停電検出時からRAMに書き込まれている
データをEEPROMに転送して書き込む手段と、停電
検出手段の停電検出時から書き込み処理に必要な部位以
外の電力消費を抑制する手段とを設けたものである。
【0011】請求項3の発明では、水道の配水管に直結
され末端給水器具への給水管と配水管との間に介在する
給水ポンプの流入側流量が目標設定量となるように給水
ポンプの運転制御を行う給水制御装置において、交流電
源を整流平滑することにより得られた直流から運転制御
を行う制御部の電源を得る電源部を備え、制御部には運
転制御に必要な諸設定データの基本となるデータを予め
書き込んであるEEPROMと、初期スタート時にEE
PROMから諸設定データの基本となるデータが転送さ
れて書き込まれ、書き込まれたデータが運転制御中に読
み出されるとともに運転制御状態に応じて更新されるR
AMと、交流電源の停電を検出する停電検出手段と、停
電検出手段の停電検出時からRAMに書き込まれている
データをEEPROMに転送して書き込む手段と、停電
検出手段の停電検出時から書き込み処理に必要な部位以
外の電力消費を抑制する手段とを設けたものである。
【0012】請求項4の発明では、水道の配水管に直結
され末端給水器具への給水管と配水管との間に介在する
給水ポンプの吐出側圧力が目標設定圧となるように給水
ポンプの運転制御を行う制御動作と、給水ポンプの吐出
側流量が目標設定量となるように給水ポンプの運転制御
を行う制御動作と、給水ポンプの流入側流量が目標設定
量となるように給水ポンプの運転制御を行う制御動作と
をスイッチ手段で選択自在とした給水制御装置におい
て、交流電源を整流平滑することにより得られた直流か
ら運転制御を行う制御部の電源を得る電源部を備え、制
御部には運転制御に必要な諸設定データの基本となるデ
ータを予め書き込んであるEEPROMと、初期スター
ト時にEEPROMからスイッチ手段で選択された制御
動作に対応する諸設定データの基本となるデータが転送
されて書き込まれ、書き込まれたデータが運転制御中に
読み出されるとともに運転制御状態に応じて更新される
RAMと、交流電源の停電を検出する停電検出手段と、
停電検出手段の停電検出時からRAMに書き込まれてい
るデータをEEPROMに転送して書き込む手段と、停
電検出手段の停電検出時から書き込み処理に必要な部位
以外の電力消費を抑制する手段とを設けたものである。
【0013】請求項5の発明では、制御部に低消費電流
モードを持つマイクロコンピュータからなる中央処理装
置を備え、中央処理装置は制御出力、表示出力等の出力
発生停止状態が一定時間以上継続した時に不要出力を全
てハイインピーダンス状態とし、制御要求や、操作入力
があると復帰するものであある。
【0014】
【作用】請求項1乃至請求項4の発明によれば、一旦諸
設定データの基本データを入力した後は、停電が起きて
もRAM上の更新されたデータを自動的にEEPROM
に転送して書き込み保存できるため、停電復旧時におい
てEEPROMに書き込み保存したデータをRAMに転
送させるだけで、停電時の運転制御状態に速やかに戻す
ことができ、またEEPROMにデータを書き込み保存
するためのバックアップ電源を必要とせず、しかも停電
検出手段の停電検出時から書き込み処理に必要な部位以
外の電力消費を抑制する手段を備えているため、電源部
の平滑コンデンサの残留電荷によって書込み処理のため
の電源を確保することができる。
【0015】さらにEEPROMへの書込みを通常発生
し難い停電発生時のみとすることによりEEPROMへ
の書込み回数を低減し、EEPROMの劣化を防止でき
るとともに、比較的安価な書込み可能な回数の少ないE
EPROMを選択することができ、経済的にも有利とな
る。請求項5の発明によれば、制御部に低消費電流モー
ドを持つマイクロコンピュータからなる中央処理装置を
備え、中央処理装置は制御出力、表示出力等の出力発生
停止状態が一定時間以上継続した時に不要出力を全てハ
イインピーダンス状態とし、制御要求や、操作入力があ
ると復帰するため、制御出力や表示出力を発生させない
状態での消費電流を抑えることができ、特に停電発生時
における、停電時においてRAMに書き込まれているデ
ータをEEPROMに転送して書き込む手段の動作を確
実にすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例を用いた給水システムを
示しており、水道の配水管1と、ビルBに配管されてい
る給水管2との間に、本発明の給水制御装置を直結して
ある。給水制御装置の管路は、配水管1に対して一端を
相フランジ3を介して接続し、他端を相フランジ3’を
介して給水管2に接続し、両端間には複式逆止弁4と3
本の並列分岐した管路と、流量スイッチ5とが介在して
いる。
【0017】上記の3本の並列分岐管路のうちの2本に
は夫々仕切り弁6A,6Bと、電動加圧ポンプよりなる
給水ポンプ7A,7Bと、逆止弁8A,8Bと、仕切り
弁9A,9Bとが介在し、また残り一本には逆止弁10
を介在させてある。仕切り弁6A,6B、9A,9Bは
給水ポンプ7A,7Bの点検時や故障時に閉成して管路
を閉じ給水ポンプ7A,7Bの脱着を可能とするもので
ある。
【0018】逆止弁8A,8Bは給水ポンプ7A,7B
の吐出側に設け、給水ポンプ7A,7Bの停止時に逆流
を防止するためのもので、給水ポンプ7A,7Bの停止
時に無用な水圧が給水ポンプ7A,7Bに加わらないよ
うにしている。逆止弁10が介在している管路はバイパ
ス管路であって、両給水ポンプ7A,7Bの停止時に直
圧給水する際に用いられ、逆止弁10は給水ポンプ7
A,7Bの吐出側からの逆流を阻止するためのものであ
る。
【0019】上記給水ポンプ7A,7Bの流入側の複式
逆止弁4と相フランジ3との間の管路には流入側の水圧
PINを検出する圧力センサ13Aと流量センサ12’を
設けてある。他方、給水ポンプ7A,7Bの吐出側の流
量スイッチ5と,相フランジ3’との間の管路には圧力
タンク11と、給水ポンプ7A,7Bの吐出側の水圧P
dを検出する圧力センサ13Bと、流量センサ12とを
設けてある。
【0020】圧力タンク11は給水ポンプ7A,7Bか
ら流出された水を所定の圧力状態で貯えて給水圧を平滑
化するためのものである。給水ポンプ7A,7Bは図1
の破線で囲まれた制御部14によってその運転が制御さ
れる。制御部14は、可変周波数・可変電圧を出力する
インバータ装置15A,15Bを給水ポンプ7A,7B
の駆動部として備え、サーマルリレー16A,16Bを
介して夫々の給水ポンプ7A,7Bに駆動電圧を与える
ようになっている。
【0021】インバータ装置15A,15Bの出力周波
数は低消費電流モードを持つマイクロコンピュータを用
いた中央処理装置18により出力回路19を通じて制御
され、インバータ装置15A,15Bの出力周波数、電
圧に応じた速度で給水ポンプ7A,7Bは運転される。
インバータ装置1A,1Bの入力電源は漏電ブレーカ2
1A,21Bの開閉接点と、電磁開閉器20A,20B
の開閉接点とを通じて給電され、電磁開閉器20A,2
0Bの開閉制御は出力回路19を通じて中央処理装置1
8により行われる。
【0022】中央処理装置18は、入力回路22を通じ
て取り込まれる圧力センサ13A,13Bの夫々の検出
信号a,b、給水ポンプ7A,7Bに設けたサーモスイ
ッチ(図示せず)の動作信号c,d、流量スイッチ5の
動作信号e、更にサーマルリレー16A,16Bのトリ
ップ信号f,f’、インバータ装置15A,15Bの故
障検出信号g,g’、流量センサ12、12’の検出信
号h、h’に対応した制御処理を行い、また操作表示装
置23の操作入力の処理と表示制御処理とを行う。制御
処理は動作パターン選択スイッチ部46により選択され
る動作パターンに基づくもので、パターンは流入側圧
力応答と吐出側圧力応答、パターンは流入側流量応
答、吐出側圧力応答、パターンは流入側圧力応答、吐
出側流量応答、パターンは入側流量応答、吐出側流量
応答の各動作が行われる。
【0023】また更に制御部14が収納される制御盤に
設けられる操作表示部24の操作入力の処理と表示制御
処理とを行う機能とを備えている。操作表示部24は制
御盤の前面部に設けられ、図2に示すように電源表示灯
31と、ポンプ停止表示ランプ32と、各給水ポンプ7
A、7Bに対応して設けられ夫々の運転表示を行う表示
ランプ33A,33Bと、各給水ポンプ7A,7Bの故
障を表示する故障表示ランプ34A,34Bと、流入側
圧力の低下によるポンプ停止中、点滅表示する表示ラン
プ35と、流入側圧力が下降基準値Ps1 より低下した
状態で制御運転が行われている時に点滅表示する表示ラ
ンプ36とを備えるとともに、運転モードスイッチSW
aと、主機切換スイッチSWbとを備えている。
【0024】両スイッチSWa,SWbは何れも3連の
押釦スイッチで構成され、1つの押釦スイッチを操作す
ると、他の押釦スイッチが機械的に復帰するようになっ
ており、運転モードスイッチSWaは「試験」「切」
「自動」の切り換えを行うもので「試験」が選択されて
いる時にはポンプの運転条件が揃っていれば、主機切換
スイッチSWbで選択された方を運転出力し、「切」が
選択されている場合には両ポンプ7A,7Bの運転を禁
止し、「自動」選択時には、ポンプ運転条件が揃ってい
れば、主機切換スイッチSWbで選択された給水ポンプ
7A又は7Bを運転出力する。何れのモードも選択され
ていない状態では運転モードは「切」となる。
【0025】主機切換スイッチSWbは給水ポンプ7A
に対応する「No1」と、「自交」と、給水ポンプ7B
に対応する「No2」とを選択できるもので、「自交」
を選択しているときには給水ポンプ7A,7Bの運転は
1回毎に交互に切り換えて行われ、ポンプ運転中に故障
発生時には、他方のポンプに運転を切り換えるバックア
ップが行われ、更に単独運転設定中の継続運転時に、強
制切り換え機能による自動切り換え運転が可能となる。
「No1」「No2」の何れかを選択している時には、
選択された側のみに運転可能となる。
【0026】これらスイッチSWa,SWbの選択状態
を示すために夫々の押釦に併設されるように表示ランプ
1 〜L6 を設けてあり、選択状態を表示されるように
なっている。操作表示部24の両スイッチSWa,SW
bの操作状態は盤内の信号線を介して制御部14の中央
処理装置18に運転指令として取り込まれることにな
る。また各表示ランプ32〜35及びL1 〜L6 の点灯
は制御部14の中央処理装置18から信号線を伝送され
る制御信号によって制御される。
【0027】操作表示装置23は図3に示すように制御
部14の本体ケース44の表面に設けられており、数値
記号を表示する7セグメントの数値記号表示LEDを4
桁分備えた表示器37と、動作状態をモニタ表示する表
示ランプ381 ,382 、391 ,392 、40、41
1 ,412 と、表示器37の表示内容の切り換えと設定
データの変更操作とを行う表示切り換え用の押釦スイッ
チ42と、リセット用押釦スイッチ43等を備えてお
り、表示器37、表示ランプ381 ,382 、391
392 、40、411 ,412 の制御は中央処理装置1
8によって行われ、また中央処理装置18は押釦スイッ
チ42の操作に応じて表示器37の表示制御とともに給
水ポンプ7A,7Bの運転制御に関わる設定データを取
り込み、例えばEEPROM45(例えば磁気カードや
メモリカード等の他の記憶装置でもよい。)に書込んで
保持する。
【0028】また中央処理装置18はリセット用押釦ス
イッチ43が操作されると、ポンプ故障時に記憶してあ
る故障情報と故障処理状態を解除するようになってお
り、正常な状態でこのリセット用押釦スイッチ43が操
作されても正常に動作を継続する。尚リセット用押釦ス
イッチ43は両ポンプ7A,7Bの故障状態を同時にリ
セットすることができる。
【0029】更にまた中央処理装置18は、電源投入が
あると、継続運転時強制切り換え機能で両ポンプ7A,
7Bを同時運転する場合以外には、1台の給水ポンプを
運転して水圧制御を行う。次に本実施例の動作を以下説
明する。予め使用者により押釦スイッチ42を用いてE
EPROM45に吐出側目標設定値SVを決める主設定
値MAIN、各種の基準値Ps1 ,Ps2 、Fs1 、Fs2
等給水ポンプ7A,7Bの運転制御に必要な諸設定デー
タを予め設定してある状態で、電源投入を行うと、この
電源投入に基づいて制御部14では整流器、3端子レギ
ュレータ49a、平滑コンデンサからなる電源部49よ
り各部に電源が供給され、まず中央処理装置18は図4
(a)に示すように初期処理を経た後、図4(b)に示
すように各サブルーチンの処理を例えば1秒間隔で行う
動作に入る。この場合、操作表示部24に対する監視制
御を行う盤内伝送と、故障時処理と、操作表示装置23
の監視制御とを例えば500ms経過するまで繰り返し
て行い、500msを越えた後はA/D入力処理、PI
D制御、停止制御、強制切換制御、ポンプ故障処理、強
制起動制御のサブルーチン処理を行い、このサブルーチ
ン処理後500ms経過フラグをクリアした後、再び上
記の制御を繰り返すのである。
【0030】盤内伝送では、操作表示部24の各スイッ
チSWa,SWbの状態をチェックするとともに、表示
ランプL1 〜L6 の点灯を制御する信号及び各表示ラン
プ32乃至36の点灯を制御する信号を操作表示部24
へ送る。また故障時処理ではポンプ故障のサブルーチン
で、サーモスイッチ(図示せず)の動作信号c、d、サ
ーマルリレー16A,16Bの動作信号f,f’及び各
インバータ装置15A,15Bの故障検出スイッチ(図
示せず)の信号g,g’を入力回路22を介して取り込
み、故障発生と判断された場合にその対処処理を行う。
更に操作表示装置23の監視制御では、上記故障検出
や、盤内伝送時のチェックに対応したモニタ表示や、ス
イッチ入力の監視を行う。
【0031】ここで各部が正常であり、且つ運転モード
スイッチSWaにおいて「切」状態に選択されている場
合には、何れの給水ポンプ7A,7Bも運転されていな
いため、表示ランプ32が点灯され、また操作表示装置
24の各表示ランプ32乃至36も消灯した状態にあ
る。また図4(a)の初期処理時においては中央処理装
置18は動作パターン選択スイッチ部45の状態を読み
出し、この状態と前回の初期処理時にEEPROM45
に書き込んである状態とを比較して一致する場合、つま
り前回の初期処理時においても同じ動作パターンが選択
されていると判断されている場合には運転停止後のホッ
トスタートと判断して、運転停止時に記憶されている後
述の記憶設定値Mが読み出され目標設定値SVにセット
され、図4(b)のルーチンへ移行し、上記のスイッチ
状態が前回のスイッチ状態と一致しない場合には、初期
スタート(コールドスタート)と判断し、選択されてい
る動作パターンに応じて予め設定されたEEPROM4
5に書き込みされている主設定値MAINを、吐出側目標設
定値SVにセットし且つEEPROM45にスイッチ状
態を前回のスイッチ状態として格納し、図4(b)のル
ーチンへ移行する。ここで上記の動作パターンがパター
ンの場合主設定値MAIN及び目標設定値SVは共に圧力
となる。
【0032】以下の説明はパターンが選択されている
場合についてである。さて運転モードスイッチSWaが
例えば「自動」に選択され、主機切り換えスイッチSW
bが「自交」に選択された状態となると、中央処理装置
18は盤内伝送において、これら状態を読み取って給水
ポンプ7A,7Bの運転制御を開始する。この際圧力セ
ンサ13Aが検出する流入側圧力PINの値が吐出側目標
設定値SVを一定値以上越えている場合や、流量スイッ
チ5がオフされ、末端給水器具50への給水量が一定値
以下の場合のように給水ポンプ7A,7Bの運転を必要
としない状態かどうかを判定し、運転を必要とする状態
と判断された時には例えば給水ポンプ7Aの駆動するイ
ンバータ装置15Aに対応する電磁開閉器20Aをオン
する。
【0033】電磁開閉器20A(20B)を用いるのは
インバータ装置15A(15B)での電力消費を少なく
するためであり、給水ポンプ7A(7B)を運転する必
要のあるときに中央処理装置18が図5(a)に示すよ
うに出力回路19を通じて電磁開閉器20A(20B)
を閉極させてインバータ装置15A(15B)に入力電
源を接続し、一定時間経過後にインバータ装置15A
(15B)に動作指令として出力周波数、出力電圧を制
御する信号を与える。また給水ポンプ7A(7B)の運
転を停止させるためにインバータ装置15A(15B)
の出力をオフする際、中央処理装置18は図5(b)に
示すようにまずインバータ装置15A(15B)に対し
て出力をオフする指令を与え、インバータ装置15A
(15B)の動作が停止した後、電磁開閉器20A(2
0B)を開極させ、インバータ装置15A(15B)へ
の入力電源を遮断するようになっている。
【0034】さてインバータ装置15Aが動作して、給
水ポンプ7Aの運転制御が開始されると、中央処理装置
18はPID制御のサブルーチンにおいて、主設定値MA
INがセットされた目標設定値SVに圧力センサ13Bの
検出圧力、つまり吐出側圧力Pdがなるようにインバー
タ装置15Aの出力周波数、出力電圧の制御を行う。と
ころで起動時など出力オフ状態から出力オン状態に移行
する場合、吐出側圧力Pdが目標設定値SVに比べて低
い状態或いは高い状態にあればPID演算による制御を
いきなり行うと、起動から目標設定値SVに到達するま
での時間がかかるため、図6のフローチャートに示すよ
うにまず吐出側圧力Pdが最大目標設定値SV+αより
大きいか或いは最小目標設定圧SV−β未満なのかを判
定する。
【0035】まず吐出側圧力Pdが最大目標設定値SV
+αより大きい場合にはポンプ運転を必要としないた
め、出力=0(実施例では0としているが0近傍でも勿
論良く、特に0には限定されない)としポンプ運転を停
止しPID演算による制御を停止状態とする。また吐出
側圧力Pdが最小目標設定値SV−βである場合には中
央処理装置18はインバータ装置15Aに対して100
%の出力(実施例では100%としているが100%近
傍の出力でも良く、100%に限定されない)に対応す
る出力周波数及び電圧を設定して、PID演算の制御を
停止する。この際吐出側圧力Pdは図7に示すように目
標設定値SVに向かって急速に上昇する。このようにし
てPID演算による制御の停止時にはPIDフラグをオ
フとする。また吐出側圧力Pdが最小目標設定値SV−
β乃至最大目標設定圧SV+αの範囲にあればPID演
算による制御が可能となりPIDフラグをオンする。以
後出力オン状態下ではPIDフラグをチェックして上記
のようにオン状態にあればPID演算による制御を行
い、PIDフラグがオフであれば、上記の吐出側圧力P
dが最小目標設定値SV−β乃至最大目標設定圧SV+
αの範囲内に入るまで上記の処理を繰り返す。PID制
御が行われると、インバータ装置15Aを制御して給水
ポンプ7Aの吐出側圧力Pdが目標設定値SVに収束す
るように給水ポンプ7Aを運転する。
【0036】以上のようにしてPID演算による制御に
よって給水ポンプ7Aの吐出側圧力Pdは目標設定値S
Vに制御されることなるのである。中央処理装置18
は、PID演算による制御の停止時が一定時間Tを越え
るか否かを常時監視しており、PID演算が一定時間T
を越えると低消費電流モード状態に入って、制御出力、
表示出力のポートをハイインピーダンス状態にし、不要
な電力消費を抑制する。
【0037】ここで目標設定値SVは、圧力センサ17
Aが検出する流入側圧力PINの圧力値に応じて中央処理
装置18が段階的に可変設定し、その可変設定した目標
設定圧を中央処理装置18内のRAM(図示せず)に可
変設定の都度記憶してその記憶された記憶設定値Mを目
標設定値SVとして使用するようになっている。この目
標設定値SVの設定を示すのが図8のフローチャートで
ある。
【0038】この場合、配水管1の水圧の変化により他
のビルの給水に影響を与えるのを防ぐために流入側圧力
PINの下降基準値Ps1 及び上昇基準値Ps2 を定めて
おり、中央処理装置18は流入側圧力PINと下降基準値
Ps1 及び上昇基準値Ps2との比較を行い、その比較
結果に応じて目標設定値SVを設定するようになってい
る。
【0039】つまり、中央処理装置18は、図8に示す
ように電源投入後の最初の運転開始(コールドスター
ト)のときには主設定値MAINを目標設定値SVにセット
(SV=MAIN)するが、電源投入後の最初の運転開
始でない場合には前回の運転中に中央処理装置18内の
RAMに書き込んで記憶してある記憶設定値Mを目標設
定値SVにセット(SV=M)する。
【0040】そして流入側圧力PINが下降基準値Ps1
を越えていれば、タイマ値T1 に0を代入して、所定時
間Ts1 (>0)と比較する。当然T1 <Ts1 である
から、次において流入側圧力PINと上昇基準値Ps
2 (>Ps1 )との比較を行なう。ここで流入側圧力P
INが上昇基準値Ps2 以下であれば、タイマ値T2 に0
を代入して所定時間Ts2 (>0)と比較する。当然T
2 <Ts2 であるから、次に記憶設定値Mと、下降基準
値Ps1 とを比較する。ここでコールドスタートの場合
記憶設定値Mは記憶されていないため、記憶設定値M<
下降基準値Ps1 であるから、中央処理装置18はRA
Mに記憶設定値Mとして下降基準値Ps1 を記憶し、こ
の記憶した目標設定値Mと主設定値MAINとを比較する。
ここで主設定値MAINが下降基準値Ps1 より小さい場合
には中央処理装置18は比較結果に基づいてRAMに主
設定値MAINを記憶設定値Mとして記憶し、この記憶設定
値Mを目標設定値SVにセットする。また主設定値MAIN
が下降基準値Ps1 より大きい場合には、目標設定値S
Vに、記憶設定値M、つまり下降基準値Ps1 をセット
する。
【0041】この処理は流入側圧力PINが下降基準値P
1 を越えている間上記の処理を繰り返して行うのであ
るが、流入側圧力PINが下降基準値Ps1 以下となれ
ば、タイマ値T1 に一定時間ΔT1 を加算し、タイマ値
1 が所定時間Ts1 を越えるまで上記の処理を繰り返
して行う。つまり所定時間Ts1 以上流入側圧力PINが
下降基準値Ps1 以下を継続するかどうかを監視し、所
定時間Ts1 を越えた時点で、記憶設定値Mから一定値
ΔM1 を減算して、タイマ値T1 を0にリセットする。
次に流入側圧力PINと上昇基準値Ps2 とを比較する
が、この場合当然流入側圧力PINが上昇基準値Ps2
り小さいため、上記タイマ値T2 に0を代入して所定時
間Ts2 (>0)と比較する。この場合もT2 <Ts2
であるから、次に記憶設定値Mと、下降基準値Ps1
を比較する。ここで記憶設定値M(=前回の記憶設定値
M−ΔM1 )が下降基準値Ps1 より小さい場合、或い
は小さくなった場合には記憶設定値Mとして下降基準値
Ps1 を記憶する。また記憶設定値M(=前回の記憶設
定値M−ΔM1 )が未だ下降基準値Ps1 以上の場合に
は、記憶設定値Mを前回の記憶設定値M(前回のM−Δ
1 )のままとする。
【0042】次に現在の記憶設定値Mと主設定値MAINと
を比較し、主設定値MAINが記憶設定値Mより小さい場合
には、記憶設定値Mに主設定値MAINを設定して、この主
設定値MAINを目標設定値SVにセットする。以後流入側
圧力PINが下降基準値Ps1 より小さい期間中、タイマ
値T1 に一定時間ΔT1 を加算して所定時間Ts2 を越
えるまで、記憶設定値Mと、下降基準値Ps 1 との比較
と、記憶設定値Mと主設定値MAINとの比較とに基づく記
憶設定値Mの目標設定値SVへのセットという処理を繰
り返して行ない、タイマ値T 1 が所定時間Ts1 を越え
る度に記憶設定値Mを一定値ΔM1 ずつ減少させて更新
記憶する。
【0043】そして更新記憶設定値Mが下降基準値Ps
1 を下回っているときには、記憶設定値Mを下降基準値
Ps1 に更新記憶し、下回っていない時には記憶設定値
Mを保持する。そしてこの保持された記憶設定値M或い
は下降基準値Ps1 に更新された記憶設定値Mと主設定
値MAINとの比較を行なって記憶設定値Mが主設定値MAIN
以上であれば記憶設定値Mを更に主設定値MAINに更新
し、記憶設定値Mが主設定値MAINを越えない場合には記
憶設定値Mを保持し、目標設定値SVに主記憶設定値M
をセットする。
【0044】つまり所定時間Ts1 をタイマ値T1 が越
える度に一定値ΔM1 だけ減算された更新記憶設定値M
が下降基準値Ps1 を越えることができず、しかも下降
基準値Ps1 が主設定値MAIN以下である場合には目標設
定値SVに記憶設定値Mとして記憶された下降基準値P
1 をセットして吐出側圧力Pdが下降基準値Ps1
なるように中央処理装置18は給水ポンプ7A又は7B
の運転を制御する。また所定時間Ts1 をタイマ値T1
が越える度に一定値ΔM1 だけ減算される更新記憶設定
値Mが下降基準値Ps1 を越えることができず、且つ下
降基準値Ps1が主設定値MAINより大きい場合には記憶
設定値Mを主設定値MAINに更新してこの更新した記憶設
定値Mである主設定値MAINを目標設定値SVにセットし
て吐出側圧力Pdが主設定値MAINとなるように中央処理
装置18は給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。
【0045】更に所定時間Ts1 をタイマ値T1 が越え
る度に一定値ΔMだけ減算される更新記憶設定値Mが下
降基準値Ps1 を越え且つ主設定値MAINより大きい場合
には記憶設定値Mを主設定値MAINに更新して、目標設定
値SVに記憶設定値Mである主設定値MAINをセットし、
吐出側圧力Pdが主設定値MAINとなるように中央処理装
置18は給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。
【0046】また所定時間Ts1 をタイマ値T1 が越え
る度に一定値ΔMだけ減算される更新記憶設定値Mが下
降基準値Ps1 を越え且つ主設定値MAIN以下の場合には
上記更新記憶設定値Mを目標設定値SVにセットし、吐
出側圧力が更新記憶設定値Mとなるように中央処理装置
18は給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。つま
り下降基準値Ps1 より大きな値に主設定値MAINを設定
している場合には、一定値ΔM1 だけ段階的に減算され
て記憶設定値Mを更新記憶するとともに、この更新記憶
された記憶設定値Mを目標設定値SVにセットして給水
ポンプ7A又は7Bの運転を制御するのである。従って
吐出側圧力Pdが段階的に下降するため配水管1側の水
圧が急激に上昇しないのである。次に流入側圧力PINが
上昇して上昇基準値Ps2 を越えた場合には、タイマ値
2 に一定時間ΔT2 を加算して所定時間Ts2 を越え
るまで、記憶設定値Mと、下降基準値Ps 1 との比較
と、記憶設定値Mと主設定値MAINとの比較との比較に基
づく記憶設定値Mの目標設定値SVへのセットという処
理を繰り返して行ない、タイマ値T2 が所定時間Ts2
に達すると、現在の記憶設定値Mに一定値ΔM2 を加算
して記憶設定値Mを更新し、タイマ値T2 をリセットす
る。このリセット後記憶設定値Mと下降基準値Ps1
の比較を行なう。更新された記憶設定値M(前の記憶設
定値M+ΔM2 )が下降基準値Ps 1 を越えない場合に
は、記憶設定値Mは下降基準値Ps1 に更新され、この
下降基準値Ps1 に更新された記憶設定値Mと主設定値
MAINとの比較を行なう。また記憶設定値M(前の記憶設
定値M+ΔM)が下限目標値Ps1 を越えている場合に
は、記憶設定値M(前の記憶設定値M+ΔM)と主設定
値MAINとの比較を行なう。ここで現在の記憶設定値Mが
主設定値MAINを越えている場合には、中央処理装置13
は記憶設定値Mを主設定値MAINに更新して目標設定値S
Vに現在の記憶設定値Mである主設定値MAINセットす
る。また上記比較において記憶設定値Mが主設定値MAIN
以下の場合には、現在の記憶設定値Mを目標設定値SV
にセットする。
【0047】以後流入側圧力PINが下降基準値Ps1
越え、しかも主設定値MAINが下降基準値Ps1 より大き
い場合には、タイマ値T2 に一定時間ΔT2 を加算して
所定時間Ts2 を越えるまで、記憶設定値Mと、下降基
準値Ps 1 との比較と、記憶設定値Mと主設定値MAINと
の比較とに基づく記憶設定値Mの目標設定値SVへのセ
ットという処理を繰り返して行ない、タイマ値T2 が所
定時間Ts2 を越える度に目標設定値SVを一定値ΔM
2 ずつ増加させていき、その増加させる度に記憶設定値
Mを更新記憶する。そしてこの更新記憶設定値Mが下降
基準値Ps1 を下回っている場合には、更新記憶設定値
Mを更に下降基準値Ps1 に更新してその記憶設定値M
が主設定値MAINを越えている場合には、更にまた主設定
値MAINに記憶設定値Mを更新する。また上記更新記憶設
定値Mが下降基準値Ps1 以上にある場合には更新記憶
設定値Mを保持する。この保持された更新記憶設定値M
或いは主設定値MAINに更新された記憶設定値Mを目標設
定値SVにセットし、吐出側圧力Pdが更新記憶設定値
M或いは主設定値MAINとなるように中央処理装置18は
給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。
【0048】つまり一定値ΔM2 を加えた値が下降基準
値Ps1 以上となる主設定値MAINが設定されている場合
には、記憶設定値Mが主設定値MAINを越えるまで、中央
処理装置18は一定値ΔM2 ずつ記憶設定値Mを目標設
定値SVを増加させがら給水ポンプ7A又は7Bの運転
を制御する。従って吐出側圧力Pdが段階的に上昇して
配水管側水圧は急激に低下しない。
【0049】ところで上記の目標設定値SVの可変設定
途中で、流入側圧力PINが下降基準値Ps1 と上昇基準
値Ps2 との間に戻ったときには、その時点で中央処理
装置18内のRAMに記憶されている記憶設定値Mは電
源断とならない限り保持される。尚上記フローチャート
で示す動作では、流入側圧力PINが上昇基準値Ps2
越えている時間或いは下降基準値Ps1 を下回っている
時間が所定時間Ts2 或いはTs1 継続することを条件
としているが、流入側圧力PINが上昇基準値Ps 2 を越
える回数或いは下降基準値Ps1 を下回る回数をカウン
トして一定値以上継続した場合にΔMを加算或いは減算
するようにしてもよい。
【0050】次に上記のように給水ポンプ7A又は7B
が運転制御されている状態において、中央処理装置18
は目標設定値SVより一定値低い値で異常水圧Pz1
常時設定している。この異常水圧Pz1 は図9のフロー
チャートに示すように目標設定値SVのセットされる目
標記憶値MがM1 …と変化する度にPz1 ,Pz2 ’…
というようにその値を追随変化させる。そして中央処理
装置18は吐出側圧力センサ13Bで検出している吐出
側圧力Pdが異常水圧Pz1 より低くなったかを監視し
ている。
【0051】つまり吐出側圧力センサ13Bで検出して
いる吐出側圧力Pdが異常水圧Pz 1 を下回ると、タイ
マ値T1 をΔT1 ずつ増加させていき、その値が所定時
間Tz1 を越えた時に異常信号出力をオンする。同時に
現在停止中の給水ポンプの運転制御を開始し、上記タイ
マ値T1 を0にリセットする。このリセット後に、前か
ら運転している給水ポンプの運転制御を停止する。中央
処理装置18はこの状態をリセット用押釦スイッチ43
が投入されるか電源リセットがかかってリセットされる
迄維持し、リセットがかかった場合には上記の異常信号
出力をオフして初期状態に戻る。
【0052】このようにして異常水圧Pz1 の値を自動
的に目標設定値SVの変化に追随させ、更に送水異常が
発生しても自動的に停止中の給水ポンプの運転制御を行
うことにより、送水異常を解消して安定した水の供給を
確保する。ところで上記のように給水ポンプ7A又は7
Bの運転制御中において、末端給水器具50側での水使
用が少なくなって一定量以下の流量になると、流量スイ
ッチ5がオフすることになる。この流量スイッチ5がオ
フすると、中央処理装置18はオフ信号eを受けて、動
作中のインバータ装置15A又は15Bに対して動作停
止の指令を与え、給水ポンプ7A又は7Bの運転を停止
させる。この場合給水ポンプ7A,7B側に逆止弁9
A,9B及びバイパス管路に逆止弁10が設けられてい
るため圧力タンク11側の圧力が配水管1側に開放され
ることなく、給水ポンプ7A又は7Bの運転停止後も、
吐出側圧力Pdは目標設定値SVを維持する。このため
給水ポンプ7A又は7Bの運転停止後徐々に圧力が逃げ
て給水ポンプ7A、7Bが繰り返し運転されてしまうこ
とはなく、無駄な電力消費を無くすことができる。また
圧力タンク11によりポンプ停止時の急峻な水圧変動を
吸収してウォータハンマー現象による器具損傷を防ぐこ
とができる。
【0053】尚流量スイッチ5が一定時間オフ状態を継
続した後にポンプ運転を停止するように時延させると、
流量スイッチ5のチャタリング等によるばたつき動作を
防止できる。上記のポンプ運転が停止した状態におい
て、圧力センサ13Bが検出している吐出側圧力Pdが
目標設定値SVよりも一定値以下に低下すると、流量ス
イッチ5による停止を解除してポンプ運転可能であれば
中央処理装置18は給水ポンプ7A又は7Bを起動させ
るように電磁開閉器20A又は20Bを閉極し、インバ
ータ装置に15A又は15Bに動作指令を与える。
【0054】また中央処理装置18は運転制御中におい
て運転中の一方の給水ポンプ7A又は7Bの駆動時間を
カウントしており、図10に示すようにそのタイマ値T
aが所定時間Tbを越えた場合には他方の給水ポンプ7
B又は7Aに運転を切り換えるようにインバータ装置1
5A,15Bに動作指定を与え、また上記タイマ値Ta
をリセットする。勿論タイマ値Taは両ポンプ7A、7
Bが共に運転停止中であればリセットされる。
【0055】両ポンプ7A、7Bの運転切換を行う場合
には、図11のフローチャートで示すようにまず運転中
の給水ポンプ7A又は7Bを停止させる前に、停止中の
給水ポンプ7B又は7Aに対するインバータ装置13A
又は13Bに対して動作指令を与えて給水ポンプ7B又
は7Aを運転させて同時運転期間を設定し、両出力が互
いに同じとなる過程を経てその後給水ポンプ7Aの動作
を停止させるようにしてもよい。
【0056】この方法としては、具体的には、また図1
2のフローチャートに示すように停止側ポンプをオンさ
せた後、一定時間経過する度に(例えば30秒、40
秒、50秒)、先に運転していたポンプの出力を目標設
定値SVの1/2,1/4,1/8というように段階的
に下降させ、この下降に伴って後で運転を開始したポン
プの出力を上昇させ、例えば60秒経過時に先に運転し
ていたポンプを停止させる方法がある。
【0057】或いは図12の2台同一出力処理以後の処
理に代えて、図13に示すフローチャートの処理を行な
うと、2台のポンプの同時運転開始後両ポンプの同期が
とれた時点から一定時間Ts後に先に運転していたポン
プを停止させるようになり、滑らかな運転切換が可能と
なる。ところで自動運転中において、給水ポンプ7A,
7Bを停止させた場合には中央処理装置18はその停止
時間Txを図14のフローチャートに基づいてカウント
し、一定時間Txs(例えば6時間)以上継続した時に
は運転可能な給水ポンプ7A又は7Bを強制的に所定時
間Ty(例えば約30秒)だけ運転制御する。この運転
制御中においては吐出側圧力Pdが正常にあるか、即ち
吐出側圧力Pdが上昇しているか又は流入側圧力PINと
の圧力差が上昇しているかを監視するとともにサーマル
リレー16A又は16B等の監視により異常が発生する
かどうかを監視し、吐出側圧力Pdが異常になったり、
或いは運転制御中の給水ポンプ7A又は7Bに異常が発
生した時に運転制御を停止して、移報回路51をオンす
る。この動作は管路に滞留している水を攪拌して水質低
下を予防するとともに、給水ポンプ7A又は7Bの動作
確認のための動作となる。
【0058】尚、図15のフローチャートに示すように
所定時間Tyのカウントの代わりに吐 出側圧力Pdが
所定値Pxを越えたときに運転制御を停止するようにし
ても良い。また図16のフローチャートに示すように、
図15のものにおいて、給水ポンプ7A又は7Bを強制
オンして吐出側圧力Pdが所定値Pxに達するまでの時
間Tx’を計測し、一定時間Txs’と比較すること
で、給水ポンプ7A又は7Bの能力を確保するようにし
ても良い。
【0059】更に、吐出側圧力Pdが所定値Pxを越え
た状態を、図17のフローチャートに示すように時間T
x’をカウントして、時間Tx’が一定時間Txs’に
なるまで継続して運転制御を行い、吐出側圧力Pdの正
常、サーマルリレー16A,16B等の入力正常を更に
確認し、一定時間Txs’後に停止するようにしても良
い。
【0060】本実施例では上記以外の制御としては、流
入側圧力PINが予め設定してある低圧カット値より低い
状態が所定時間継続した場合には、ポンプ運転を禁止し
て、操作表示部23において流入圧低下を表示させる制
御がある。また流入側圧力PINが主設定値MAINより一定
値高く設定してある高圧カット値を一定時間以上継続し
た場合には、低圧カットと同様にポンプ運転を禁止する
制御が行われる。そして流入側圧力PINが上昇して或い
は低下して主設定値MAINより一定値高い或いは低い状態
となり、且つポンプ運転が可能状態であればポンプ運転
を再開する制御が行われる。
【0061】このときポンプ制御のための目標設定値S
Vには運転停止時に記憶されている記憶設定値Mがセッ
トされることになる。つまりコールドスタート時のよう
に主設定値MAINを目標設定値SVにセットして運転再開
する場合に比べて配水管内の著しい変化を招くことな
く、安定した給水ポンプ7A又は7Bの運転制御が可能
となる。
【0062】更に本実施例ではポンプ制御に必要なデー
タ設定及びその表示切換えは操作表示装置23の押釦ス
イッチ42の押し操作の時間により中央処理装置18が
判断して行うようになっており、図18は中央処理装置
18のその処理動作を示すフローチャートである。 つ
まり中央処理装置18はスイッチ入力の監視を図4のフ
ローチャートに示すように一定時間間隔で行うのである
が、その都度前回のサイクルでの押釦スイッチ42の操
作状態をSWold という変数に格納するとともに、今回
の状態の操作状態をSWという変数に格納し、夫々の変
数の内容により押釦スイッチ42の押し操作があるかど
うかを判定し、今回のサイクルで押釦スイッチ42の押
し操作があればタイマ値Tに一定値ΔTを加え、今回の
サイクルで押釦スイッチ42の押し操作が無く、前回の
サイクルで押釦スイッチ42の押し操作があった場合に
は操作タイマ値TINに上記タイマ値Tの値を入れる。も
し前回のサイクルでも押釦スイッチ42の押し操作がな
ければタイマ値Tを0にリセットするとともに操作タイ
マ値TINを0にリセットする。そして操作タイマ値TIN
が0より大きく一定時間Ts以内であれば、書込みフラ
グをオンし現在表示器37で表示されているデータDD
をEEPROM45に書込み記憶し、表示されていた項
目の設定データとする。この設定後書込みフラグをオフ
して表示器37の表示項目を次の表示項目に切換え、作
業変数Tempに現在のデータDDを格納する。
【0063】操作タイマ値TINが0から一定時間Tsの
範囲以外若しくは上記の作業変数Tempに現在のデー
タDDを格納した後、操作タイマ値TINが所定時間Ts
以上であるかどうかを判定し、もし所定時間Ts以上で
あれば、カウント値Nに1を加算し、そのカウント値N
が所定値Nsを越えているかどうかを判定し、もし越え
て居なければデータDDの値を現在のDDに一定値ΔD
Dを加えた値にする。
【0064】もしカウント値Nが所定値Nsを越えてい
る場合にはデータDDの値を現在のDDに一定値ΔDD
×Nsとする。つまり表示データの値の変化がNs倍に
なって高速表示となる。操作タイマ値TINが所定時間T
sが小さいか、或いは上記のデータDDの内容更新後に
おいて、作業変数Tempの内容が現在のデータDDに
一致するか否かを判定し、一致しない場合には書込みフ
ラグをオンする。このオンした後或いは、一致する場合
には次のスイッチ入力のサイクルまで待機する。
【0065】このようにして押釦スイッチ42の短い時
間の押し操作により表示項目の切換えと、表示されてい
るデータDDを設定データとして記憶させることがで
き、また長時間の押し操作により表示されているデータ
DDの変更ができることになり、使用者は一つの押釦ス
イッチ42の押し操作時間を変えることで、表示項目の
切り換え、表示データDDの変更、表示データDDを設
定データとして記憶させる夫々の操作が行えるのであ
る。
【0066】尚図18のY点に図19に示すフローチャ
ートの処理を挿入して、表示器37の自動消灯を行うよ
うにすれば省エネルギが図れる。つまり図19の場合、
表示器37の表示項目がブランクでない状態において、
押釦スイッチ42の押し操作が無い場合にはタイマ値T
cに一定値ΔTcを加算し、タイマ値Tcが一定時間
(例えば5分)を越える場合には、中央処理装置18は
表示器37を消灯して表示項目をブランクにし、タイマ
値Tcを0にリセットするのである。
【0067】ところで、上記中央処理装置18の内蔵R
AM18aに更新記憶される記憶設定値Mは、現在の運
転制御に目標設定圧SVに対応するものであるが、もし
交流電源ACの瞬間停電や短時間の停電でこの記憶設定
値Mが消えたり壊れた場合には、初期スタート時と同様
に主設定圧MAINのEEPROM45からRAM18aに
対する転送を行う処理を再度行わなければならないが、
本発明では、図4における停電処理において、この問題
を解決している。
【0068】つまりこの停電処理過程では、まず図20
に示すように中央処理装置18がウォッチドッグタイマ
48へのウォッチドッグパルス出力とそのカウントを開
始するとともに割り込み禁止を行い、停電検出部47か
らの停電検出信号の有無、つまり停電発生の有無を判定
し、停電発生が無ければ割り込み禁止を解除して次の処
理へ移行する。
【0069】一方停電発生が有ると判定するとウォッチ
ドッグパルスのカウント値Tが所定値T1を越えるまで
停電発生の判定を繰り返して行い、所定値T1を越える
迄に停電発生が無くなれば割り込み禁止を解除して次の
処理へ移行する。もし所定値T1を越えるまで停電発生
状態が継続している場合には、停電確定と判断して中央
処理装置18は消費電力の最小化処理を行う。つまりR
AM18aのデータのEEPROM45への転送書き込
み処理以外のポートを全てハイインピーダンスとしてそ
れらの処理のための動作を停止して電力消費を抑制し、
この電力消費を抑制した状態で、電源部49内の平滑コ
ンデンサの残留電荷による電源供給が継続している間
に、まずRAM18a上の保存するデータ、この場合記
憶設定値Mをピックアップし、さらにそのデータチェッ
クサムを計算し、このデータチェックサムと、ピックア
ップしたデータをEEPROM45に転送して書き込
む。そしてEEPROM45からチェックサムを読み出
し、読み出したチェックサムと計算したチェックムとが
一致するか否かを判定し、一致しない場合には再度デー
タとチェックサムとをEEPROM45に転送して書き
込み、この書き込み後上述と同様にEEPROM45か
らチェックサムを読み出し、読み出したチェックサムと
計算したチェックムとが一致するか否かを判定し、この
判定でも一致しない場合にEEPROM45にメモリエ
ラーフラグをセットする。最初の判定或いは2回目の判
定でチェックサムが一致していると判定された場合に
は、停電が復旧するまで且つ電源部49の平滑コンデン
サの残留電荷による電源供給が継続されている間ウォッ
チドックパルスを出力する。
【0070】さて停電が復旧して制御部14に電源部4
9より電源供給が開始されて電源リセットがかかり、停
電検出部47からの停電検出信号が無くなると、中央処
理装置18は停電復旧と判断して割り込み禁止を解除
し、プログラムリセットを行ってEEPROM45に主
設定圧MAINのデータ以外に、記憶設定値Mに対応するデ
ータが書き込まれていると、このデータを内蔵RAM1
8aに転送し、この転送データを目標設定圧SVにセッ
トし、運転制御を再開する。
【0071】この運転制御再開は停電直前の運転制御状
態から始まるため、瞬時停電や短時間停電の復旧時の運
転制御は現在の状況に近い状態で再開されることとな
り、現在の状況に対応する給水が行えることになる。尚
メンテナンス等による長期に亘る停電後の運転時にはリ
セット用押釦スイッチ43の操作により初期スタート状
態を設定すれば良い。
【0072】ところで上記説明はパターンの場合につ
いてであるが、パターンの場合は流入側流量を検出す
る流入側の流量センサ12’によって検出する流量に応
じて吐出側圧力を制御する動作であり、この場合流入側
圧力PINの代わりに流入側流量センサ12’が検出する
流量FINが用いられ、また下降基準値Ps1, 上昇基準値
Ps2の代わりに下降基準値Fs1、上昇基準値Fs2がそれ
ぞれ設定され、図8のフローチャートの代わりに、図2
1のフローチャートが実行される。またパターンの場
合は流入側圧力に応じて吐出側圧力Pdの代わりに流量
センサ12が検出する吐出側流量FOUT を制御する動作
であり、この場合主設定値MAIN, 目標設定値SVが流量
値となり、図9における異常水圧Pz1, Pz2' …の代わ
り異常流量Fz1, Fz2' …が設定される。そして図8の
フローチャートの代わりに、図22のフローチャートが
実行される。またモードの場合は流入及び吐出側とも
流量応答となり、流入側圧力PINの代わりに流入側検出
センサ12’が検出する流量FINが用いられ、た下降基
準値Ps1, 上昇基準値Ps2の代わりに下降基準値Fs1
上昇基準値Fs2がそれぞれ設定され、吐出側圧力Pdの
代わりに流量センサ12が検出する吐出側流量FOUT を
制御する動作であり、図9における異常水圧Pz1, P
z2' …の代わり異常流量Fz1, Fz2' …が設定される。
そして図8のフローチャートの代わりに、図23のフロ
ーチャートが実行される。
【0073】上記動作モードのうち吐出側流量FOUT を
制御する動作は高置水槽が介在する給水システムに用い
られ、吐出側圧力Pdを制御する動作は直結給水を行う
給水システムに用いられる。
【0074】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明は、一旦諸
設定データの基本データを入力した後は、停電が起きて
もRAM上の更新されたデータを自動的にEEPROM
に転送して書き込み保存できるため、停電復旧時におい
てEEPROMに書き込み保存したデータをRAMに転
送させるだけで、停電時の運転制御状態に速やかに戻す
ことができ、またEEPROMにデータを書き込み保存
するためのバックアップ電源を必要とせず、しかも停電
検出手段の停電検出時から書き込み処理に必要な部位以
外の電力消費を抑制する手段を備えているため、電源部
の平滑コンデンサの残留電荷によって書込み処理のため
の電源を確保することができる。
【0075】さらにEEPROMへの書込みを通常発生
し難い停電発生時のみとすることによりEEPROMへ
の書込み回数を低減し、EEPROMの劣化を防止でき
るとともに、比較的安価な書込み可能な回数の少ないE
EPROMを選択することができ、経済的にも有利とな
るという効果がある。請求項5の発明は、制御部に低消
費電流モードを持つマイクロコンピュータからなる中央
処理装置を備え、中央処理装置は制御出力、表示出力等
の出力発生停止状態が一定時間以上継続した時に不要出
力を全てハイインピーダンス状態とし、制御要求や、操
作入力があると復帰するため、制御出力や表示出力を発
生させない状態での消費電流を抑えることができ、特に
停電発生時における、停電時においてRAMに書き込ま
れているデータをEEPROMに転送して書き込む手段
の動作を確実にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の給水制御装置の全体構成図
である。
【図2】同上の操作表示部の構成図である。
【図3】同上の操作表示装置を示すコントローラ本体の
正面図である。
【図4】同上の基本的なフローチャートである。
【図5】同上の電磁開閉器の制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】同上のパターンにおけるPID制御の処理を
示すフローチャートである。
【図7】同上のPID制御の前段階の吐出側圧力の変化
状態説明図である。
【図8】同上のパターンにおける副設定値の可変処理
の一例を示すフローチャートである。
【図9】同上のパターンにおけるポンプ故障時の制御
処理を示すフローチャートである。
【図10】同上の強制切り換え制御の処理を示すフロー
チャートである。
【図11】同上の強制切り換え制御の別例の処理を示す
フローチャートである。
【図12】同上の強制切り換え制御の他例の処理を示す
フローチャートである。
【図13】同上の強制切り換え制御のその他の例の処理
を示すフローチャートである。
【図14】同上のパターンにおける強制起動制御の処
理を示すフローチャートである。
【図15】同上のパターンにおける強制起動制御の別
例の処理を示すフローチャートである。
【図16】同上のパターンにおける強制起動制御の他
例の処理を示すフローチャートである。
【図17】同上のパターンにおける強制起動制御のそ
の他の例の処理を示すフローチャートである。
【図18】同上のデータ設定の処理を示すフローチャー
トである。
【図19】同上の操作表示装置の表示器の節電処理のフ
ローチャートである。
【図20】同上の停電時のデータ転送のための停電処理
フローチャートである。
【図21】同上のパターンにおける副設定値の可変処
理の一例を示すフローチャートである。
【図22】同上のパターンにおける副設定値の可変処
理の一例を示すフローチャートである。
【図23】同上のパターンにおける副設定値の可変処
理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
14 制御部 18 中央処理装置 18a RAM 45 EEPROM 49 電源部 47 停電検出部 AC 交流電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道の配水管に直結され末端給水器具への
    給水管と配水管との間に介在する給水ポンプの吐出側圧
    力が目標設定圧となるように給水ポンプの運転制御を行
    う給水制御装置において、交流電源を整流平滑すること
    により得られた直流から運転制御を行う制御部の電源を
    得る電源部を備え、制御部には運転制御に必要な諸設定
    データの基本となるデータを予め書き込んであるEEP
    ROMと、初期スタート時にEEPROMから諸設定デ
    ータの基本となるデータが転送されて書き込まれ、書き
    込まれたデータが運転制御中に読み出されるとともに運
    転制御状態に応じて更新されるRAMと、交流電源の停
    電を検出する停電検出手段と、停電検出手段の停電検出
    時からRAMに書き込まれているデータをEEPROM
    に転送して書き込む手段と、停電検出手段の停電検出時
    から書き込み処理に必要な部位以外の電力消費を抑制す
    る手段とを設けたことを特徴とする給水制御装置。
  2. 【請求項2】水道の配水管に直結され末端給水器具への
    給水管と配水管との間に介在する給水ポンプの吐出側流
    量が目標設定量となるように給水ポンプの運転制御を行
    う給水制御装置において、交流電源を整流平滑すること
    により得られた直流から運転制御を行う制御部の電源を
    得る電源部を備え、制御部には運転制御に必要な諸設定
    データの基本となるデータを予め書き込んであるEEP
    ROMと、初期スタート時にEEPROMから諸設定デ
    ータの基本となるデータが転送されて書き込まれ、書き
    込まれたデータが運転制御中に読み出されるとともに運
    転制御状態に応じて更新されるRAMと、交流電源の停
    電を検出する停電検出手段と、停電検出手段の停電検出
    時からRAMに書き込まれているデータをEEPROM
    に転送して書き込む手段と、停電検出手段の停電検出時
    から書き込み処理に必要な部位以外の電力消費を抑制す
    る手段とを設けたことを特徴とする給水制御装置。
  3. 【請求項3】水道の配水管に直結され末端給水器具への
    給水管と配水管との間に介在する給水ポンプの流入側流
    量が目標設定量となるように給水ポンプの運転制御を行
    う給水制御装置において、交流電源を整流平滑すること
    により得られた直流から運転制御を行う制御部の電源を
    得る電源部を備え、制御部には運転制御に必要な諸設定
    データの基本となるデータを予め書き込んであるEEP
    ROMと、初期スタート時にEEPROMから諸設定デ
    ータの基本となるデータが転送されて書き込まれ、書き
    込まれたデータが運転制御中に読み出されるとともに運
    転制御状態に応じて更新されるRAMと、交流電源の停
    電を検出する停電検出手段と、停電検出手段の停電検出
    時からRAMに書き込まれているデータをEEPROM
    に転送して書き込む手段と、停電検出手段の停電検出時
    から書き込み処理に必要な部位以外の電力消費を抑制す
    る手段とを設けたことを特徴とする給水制御装置。
  4. 【請求項4】水道の配水管に直結され末端給水器具への
    給水管と配水管との間に介在する給水ポンプの吐出側圧
    力が目標設定圧となるように給水ポンプの運転制御を行
    う制御動作と、給水ポンプの吐出側流量が目標設定量と
    なるように給水ポンプの運転制御を行う制御動作と、給
    水ポンプの流入側流量が目標設定量となるように給水ポ
    ンプの運転制御を行う制御動作とをスイッチ手段で選択
    自在とした給水制御装置において、交流電源を整流平滑
    することにより得られた直流から運転制御を行う制御部
    の電源を得る電源部を備え、制御部には運転制御に必要
    な諸設定データの基本となるデータを予め書き込んであ
    るEEPROMと、初期スタート時にEEPROMから
    スイッチ手段で選択された制御動作に対応する諸設定デ
    ータの基本となるデータが転送されて書き込まれ、書き
    込まれたデータが運転制御中に読み出されるとともに運
    転制御状態に応じて更新されるRAMと、交流電源の停
    電を検出する停電検出手段と、停電検出手段の停電検出
    時からRAMに書き込まれているデータをEEPROM
    に転送して書き込む手段と、停電検出手段の停電検出時
    から書き込み処理に必要な部位以外の電力消費を抑制す
    る手段とを設けたことを特徴とする給水制御装置。
  5. 【請求項5】制御部に低消費電流モードを持つマイクロ
    コンピュータからなる中央処理装置を備え、中央処理装
    置は制御出力、表示出力等の出力発生停止状態が一定時
    間以上継続した時に不要出力を全てハイインピーダンス
    状態とし、制御要求や、操作入力があると復帰すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4記載の給水制御装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10169565A (ja) * 1996-12-10 1998-06-23 Ebara Corp 給液装置
JPH11149419A (ja) * 1997-11-17 1999-06-02 Yaskawa Electric Corp データバックアップ方法および装置
JP2009275367A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd 給水装置
JP2012101136A (ja) * 2012-02-13 2012-05-31 Ebara Corp 消火ポンプ装置
JP2016197039A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 三菱電機株式会社 放射線モニタ

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