JP3394831B2 - 給水制御装置 - Google Patents

給水制御装置

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JP3394831B2
JP3394831B2 JP02568895A JP2568895A JP3394831B2 JP 3394831 B2 JP3394831 B2 JP 3394831B2 JP 02568895 A JP02568895 A JP 02568895A JP 2568895 A JP2568895 A JP 2568895A JP 3394831 B2 JP3394831 B2 JP 3394831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道の配水管に直結さ
せている給水ポンプの運転制御を行って、末端給水器具
への給水を制御する給水制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水道では3階建以上のビル内に設けられ
ている末端給水器具に給水するには圧力が不足するた
め、このような場合には配水管から引き込んだ分岐して
設けられた給水管を経て市水を一旦、受水槽に貯水し、
加圧ポンプで増圧して末端給水器具に給水する方式や、
受水槽からこれをビルの最上部に設置した高置水槽に揚
水ポンプにて汲み上げて貯水し、ここから自然流下によ
り各端末器給水器具に給水する方式が採用されている。
【0003】ところで上記の何れの方法も受水槽に一旦
貯水すると、残留塩素が次第に減少して行くため、受水
槽の有効容積が一定以上を越えるものについては簡易水
道用として安全衛生管理が義務付けられるが、受水槽の
維持管理が非常に面倒であった。また小規模の受水槽で
は法規制の対象とはならないものの、この場合には衛生
上の問題が生じやすくなる。
【0004】そこで給水管に給水ポンプを直結して、給
水ポンプによる加圧した水を直接末端給水器具へ給水す
るという直結給水方式が提案されている。この方式は、
配水管から分岐して設けられた給水管に給水ポンプと圧
力タンクとを順に介在接続して圧力タンク側を末端給水
器具に連結するともに、給水ポンプを運転して加圧する
というものである。
【0005】このような直結給水方式を採用すれば受水
槽を無くすことができるため、受水槽における衛生上の
問題が生じない利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成で
は吐出側の圧力が低下すると、流入側の圧力に関係なく
給水ポンプを運転する構成であるため、給水需要が大き
く増大すると、給水ポンプが連続運転されて多量の水を
配水管側から吸い込んで給水することになる。そのため
給水ポンプを接続してある配水管の水圧を低下させるこ
とになる。この場合配水管側の水圧が十分に高くない場
合には、ビル近隣地域での出水不良や濁り水を発生させ
るという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、請求項1の発明の目的とするところは給水ポンプの
強引な吸い込みによる配水管内の著しい水状況の変化を
阻止することができ、また流入圧の異常上昇や異常低下
時における給水ポンプの運転停止後の、運転再開時にお
いて安定した給水ポンプの駆動ができる給水制御装置を
提供することにあり、特に請求項、請求項の発明に
あっては流入側の圧力或は流量に応じて配水管の著しい
圧力の変化を阻止することができ、末端まで直送する給
水システムに適用でき、また請求項、請求項の発明
にあっては流入側圧力或は流量に応じて配水管の著しい
流量の変化を阻止することができ、高置水槽の介在する
システムに適用できる給水制御装置を提供することにあ
る。
【0008】請求項2の発明の目的とするところは、請
求項1の発明の目的に加えて、安定した給水ポンプの制
御ができる給水制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、水道の配水管から分岐して設け
られた給水管に直結され末端給水器具との間に介在する
給水ポンプの吐出側水状況が目標設定値となるように給
水ポンプの運転制御を行う給水制御装置において、給水
ポンプの流入側水状況が所定値に対して上下動するのに
応じて目標設定値の基となる設定値を段階的に切り換え
とともに設定値の更新の都度記憶する手段と、該記憶
された設定値を上記目標設定値として上記給水ポンプの
運転制御を行なう制御手段とを備えたものであって、上
記制御手段は上記流入側水状況が予め設定してある高カ
ット値を越えた状態が一定時間或いは低カット値を下回
った状態が一定時間以上継続した時に上記給水ポンプの
運転を停止させ、その後上記流入側水状況が予め設定し
てある所定値範囲に戻ったときに、上記給水ポンプの運
転停止時に記憶されていた設定値を上記目標設定値とし
て上記給水ポンプの運転制御を再開するものである。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記所定値に上昇基準値と、この上昇基準値より
下位の下降基準値とを持たせたものである
【0011】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、流入側水状況を流入側圧力とし、吐出側水状況を
吐出側圧力としたもので、また請求項の発明では、請
求項1の発明において、流入側水状況を流入側流量と
し、吐出側水状況を吐出側圧力としたものである。請求
の発明では、請求項1の発明において、流入側水状
況を流入側圧力とし、吐出側水状況を吐出側流量とした
ものである。
【0012】請求項の発明では、請求項1の発明にお
いて、流入側水状況を流入側流量とし、吐出側水状況を
吐出側流量としたものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、給水ポンプの流入側
水状況が所定値に対して上下動するのに応じて目標設定
値の基となる設定値を段階的に切り換えるとともに設定
値の更新の都度記憶する手段と、該記憶された設定値を
上記目標設定値として上記給水ポンプの運転制御を行な
う制御手段とを備えたので、配水管内の水状況の変動に
応じて吐出側水状況を変化させることができ、そのため
給水ポンプの強引な吸い込みによる配水管内の著しい水
状況の変化を阻止することができ、近隣地域への迷惑防
止が図れる。 また上記制御手段は上記流入側水状況が
予め設定してある高カット値を越えた状態が一定時間或
いは低カット値を下回った状態が一定時間以上継続した
時に上記給水ポンプの運転を停止させ、その後上記流入
側圧力が予め設定してある所定圧力範囲に戻ったとき
に、上記給水ポンプの運転停止時に記憶されていた設定
値を上記目標設定値として上記給水ポンプの運転制御を
再開するので、高カット値、低カット値による給水ポン
プの運転停止後、給水ポンプを再開させる場合に、給水
ポンプの駆動を安定して行なえ、配水管内の水状況の著
しい変化を起こすことなく配水管内の水状況に対応した
適切な給水が行なえる
【0014】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、上記所定値に上昇基準値と、この上昇基準値
より下位の下降基準値とを持たせたので、請求項1の発
明の作用に加えて、配水管内の水状況がばたついても、
設定値の可変設定にヒステリシスを持たせることがで
き、そのため目標設定値がばたつくことが無くなり、そ
のため安定した給水ポンプの制御ができる。
【0015】
【0016】請求項、請求項の発明によれば、請求
項1の発明において、流入側の圧力或は流量に応じて配
水管の著しい圧力の変化を阻止することができ、末端ま
での直送する給水システムに適用でき、また請求項
請求項の発明によれば、請求項1の発明において、流
入側圧力或は流量に応じて配水管の著しい流量の変化を
阻止することができ、高置水槽の介在するシステムに適
用できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例を用いた給水システムを
示しており、配水管1と、ビルBに配管されている給水
管2との間に、本発明の給水制御装置を直結してある。
給水制御装置の管路は、配水管1に対して一端を相フラ
ンジ3を介して接続し、他端を相フランジ3’を介して
給水管2に接続し、両端間には複式逆止弁4と3本の並
列分岐した管路と、流量スイッチ5とが介在している。
上記の3本の並列分岐管路のうちの2本には夫々仕切
り弁6A,6Bと、電動加圧ポンプよりなる給水ポンプ
7A,7Bと、逆止弁8A,8Bと、仕切り弁9A,9
Bとが介在し、また残り一本には逆止弁10を介在させ
てある。
【0018】仕切り弁6A,6B、9A,9Bは給水ポ
ンプ7A,7Bの点検時や故障時に閉成して管路を閉じ
給水ポンプ7A,7Bの脱着を可能とするものである。
逆止弁8A,8Bは給水ポンプ7A,7Bの吐出側に設
け、給水ポンプ7A,7Bの停止時に逆流を防止するた
めのもので、給水ポンプ7A,7Bの停止時に無用な水
圧が給水ポンプ7A,7Bに加わらないようにしてい
る。
【0019】逆止弁10が介在している管路はバイパス
管路であって、両給水ポンプ7A,7Bの停止時に直圧
給水する際に用いられ、逆止弁10は給水ポンプ7A,
7Bの吐出側からの逆流を阻止するためのものである。
上記給水ポンプ7A,7Bの流入側の複式逆止弁4と相
フランジ3との間の管路には流入側の水圧PINを検出す
る圧力センサ13Aと流量センサ12’を設けてある。
【0020】他方、給水ポンプ7A,7Bの吐出側の流
量スイッチ5と,相フランジ3’との間の管路には圧力
タンク11と、給水ポンプ7A,7Bの吐出側の水圧P
dを検出する圧力センサ13Bと、流量センサ12とを
設けてある。圧力タンク11は給水ポンプ7A,7Bか
ら流出された水を所定の圧力状態で貯えて給水圧を平滑
化するためのものである。
【0021】給水ポンプ7A,7Bは図1の破線で囲ま
れた制御部14によってその運転が制御される。制御部
14は、可変周波数・可変電圧を出力するインバータ装
置15A,15Bを給水ポンプ7A,7Bの駆動部とし
て備え、サーマルリレー16A,16Bを介して夫々の
給水ポンプ7A,7Bに駆動電圧を与えるようになって
いる。
【0022】インバータ装置15A,15Bの出力周波
数はマイクロコンピュータを用いた中央処理装置18に
より出力回路19を通じて制御され、インバータ装置1
5A,15Bの出力周波数、電圧に応じた速度で給水ポ
ンプ7A,7Bは運転される。インバータ装置1A,1
Bの入力電源は漏電ブレーカ21A,21Bの開閉接点
と、電磁開閉器20A,20Bの開閉接点とを通じて給
電され、電磁開閉器20A,20Bの開閉制御は出力回
路19を通じて中央処理装置18により行われる。
【0023】中央処理装置18は、入力回路22を通じ
て取り込まれる圧力センサ13A,13Bの夫々の検出
信号a,b、給水ポンプ7A,7Bに設けたサーモスイ
ッチ(図示せず)の動作信号c,d、流量スイッチ5の
動作信号e、更にサーマルリレー16A,16Bのトリ
ップ信号f,f’、インバータ装置15A,15Bの故
障検出信号g,g’、流量センサ12、12’の検出信
号h、h’に対応した制御処理を行い、また操作表示装
置23の操作入力の処理と表示制御処理とを行う。制御
処理は図3に示すように操作表示装置23に設けてある
動作パターン選択スイッチ部46により選択される動作
パターンに基づくもので、パターンは流入側圧力応答
と吐出側圧力応答、パターンは流入側流量応答、吐出
側圧力応答、パターンは流入側圧力応答、吐出側流量
応答、パターンは流入側流量応答、吐出側流量応答の
各動作が行われる。
【0024】また更に制御部14が収納される制御盤に
設けられる操作表示部24の操作入力の処理と表示制御
処理とを行う機能とを備えている。操作表示部24は制
御盤の前面部に設けられ、図2に示すように電源表示灯
31と、ポンプ停止表示ランプ32と、各給水ポンプ7
A、7Bに対応して設けられ夫々の運転表示を行う表示
ランプ33A,33Bと、各給水ポンプ7A,7Bの故
障を表示する故障表示ランプ34A,34Bと、流入側
圧力の低下によるポンプ停止中、点滅表示する表示ラン
プ35と、流入側圧力が下降基準値Ps1 より低下した
状態で制御運転が行われている時に点滅表示する表示ラ
ンプ36とを備えるとともに、運転モードスイッチSW
aと、主機切換スイッチSWbとを備えている。
【0025】両スイッチSWa,SWbは何れも3連の
押釦スイッチで構成され、1つの押釦スイッチを操作す
ると、他の押釦スイッチが機械的に復帰するようになっ
ており、運転モードスイッチSWaは「試験」「切」
「自動」の切り換えを行うもので「試験」が選択されて
いる時にはポンプの運転条件が揃っていれば、主機切換
スイッチSWbで選択された方を運転出力し、「切」が
選択されている場合には両ポンプ7A,7Bの運転を禁
止し、「自動」選択時には、ポンプ運転条件が揃ってい
れば、主機切換スイッチSWbで選択された給水ポンプ
7A又は7Bを運転出力する。何れのモードも選択され
ていない状態では運転モードは「切」となる。
【0026】主機切換スイッチSWbは給水ポンプ7A
に対応する「No1」と、「自交」と、給水ポンプ7B
に対応する「No2」とを選択できるもので、「自交」
を選択しているときには給水ポンプ7A,7Bの運転は
1回毎に交互に切り換えて行われ、ポンプ運転中に故障
発生時には、他方のポンプに運転を切り換えるバックア
ップが行われ、更に単独運転設定中の継続運転時に、強
制切り換え機能による自動切り換え運転が可能となる。
「No1」「No2」の何れかを選択している時には、
選択された側のみに運転可能となる。
【0027】これらスイッチSWa,SWbの選択状態
を示すために夫々の押釦に併設されるように表示ランプ
1 〜L6 を設けてあり、選択状態を表示されるように
なっている。操作表示部24の両スイッチSWa,SW
bの操作状態は盤内の信号線を介して制御部14の中央
処理装置18に運転指令として取り込まれることにな
る。また各表示ランプ32〜35及びL1 〜L6 の点灯
は制御部14の中央処理装置18から信号線を伝送され
る制御信号によって制御される。
【0028】操作表示装置23は図3に示すように制御
部14の本体ケース44の表面に設けられており、数値
記号を表示する7セグメントの数値記号表示LEDを4
桁分備えた表示器37と、動作状態をモニタ表示する表
示ランプ381 ,382 、391 ,392 、40、41
1 ,412 と、表示器37の表示内容の切り換えと設定
データの変更操作とを行う表示切り換え用の押釦スイッ
チ42と、リセット用押釦スイッチ43等を備えてお
り、表示器37、表示ランプ381 ,382 、391
392 、40、411 ,412 の制御は中央処理装置1
8によって行われ、また中央処理装置18は押釦スイッ
チ42の操作に応じて表示器37の表示制御とともに給
水ポンプ7A,7Bの運転制御に関わる設定データを取
り込み、例えばEEPROM45(例えば磁気カードや
メモリカード等の他の記憶装置でもよい。)に書込んで
保持する。
【0029】また中央処理装置18はリセット用押釦ス
イッチ43が操作されると、ポンプ故障時に記憶してあ
る故障情報と故障処理状態を解除するようになってお
り、正常な状態でこのリセット用押釦スイッチ43が操
作されても正常に動作を継続する。尚リセット用押釦ス
イッチ43は両ポンプ7A,7Bの故障状態を同時にリ
セットすることができる。
【0030】更にまた中央処理装置18は、電源投入が
あると、継続運転時強制切り換え機能で両ポンプ7A,
7Bを同時運転する場合以外には、1台の給水ポンプを
運転して水圧制御を行う。次に本実施例の動作を以下説
明する。予め使用者により押釦スイッチ42を用いてE
EPROM45に吐出側目標設定値SVを決める主設定
値MAIN、各種の基準値Ps1 ,Ps2 、Fs1 ,F
2、給水ポンプ7A,7Bの運転制御に必要な諸設定
データを予め設定してある状態で、電源投入を行うと、
この電源投入に基づいて制御部14では電源部(図示せ
ず)より各部に電源が供給され、まず中央処理装置18
は図4に示すように初期処理を経た後、各サブルーチン
の処理を例えば1秒間隔で行う動作に入る。この場合操
作表示部24に対する監視制御を行う盤内伝送と、故障
時処理と、操作表示装置23の監視制御とを例えば50
0ms経過するまで繰り返して行い、500msを越え
た後はA/D入力処理、PID制御、停止制御、強制切
換制御、ポンプ故障処理、強制起動制御のサブルーチン
処理を行い、このサブルーチン処理後500ms経過フ
ラグをクリアした後、再び上記の制御を繰り返すのであ
る。
【0031】盤内伝送では、操作表示部24の各スイッ
チSWa,SWbの状態をチェックするとともに、表示
ランプL1 〜L6 の点灯を制御する信号及び各表示ラン
プ32乃至36の点灯を制御する信号を操作表示部24
へ送る。また故障時処理ではポンプ故障のサブルーチン
で、サーモスイッチ(図示せず)の動作信号c、d、サ
ーマルリレー16A,16Bの動作信号f,f’及び各
インバータ装置15A,15Bの故障検出スイッチ(図
示せず)の信号g,g’を入力回路22を介して取り込
み、故障発生と判断された場合にその対処処理を行う。
更に操作表示装置23の監視制御では、上記故障検出
や、盤内伝送時のチェックに対応したモニタ表示や、ス
イッチ入力の監視を行う。
【0032】ここで各部が正常であり、且つ運転モード
スイッチSWaにおいて「切」状態に選択されている場
合には、何れの給水ポンプ7A,7Bも運転されていな
いため、表示ランプ32が点灯され、また操作表示装置
24の各表示ランプ32乃至36も消灯した状態にあ
る。また初期処理時(コールドスタート時)においては
中央処理装置18は動作パターン選択スイッチ部46で
設定されている動作パターンに応じて予め設定されたE
EPROM45に書き込みされている主設定値MAINを、
吐出側目標設定値SVにセットする。ここで上記の動作
パターンがパターン1の場合主設定値MAIN及び目標設定
値SVはともに圧力となる。以下の説明はパターン1が
選択されている場合についてである。
【0033】次に運転モードスイッチSWaが例えば
「自動」に選択され、主機切り換えスイッチSWbが
「自交」に選択された状態となると、中央処理装置18
は盤内伝送において、これら状態を読み取って給水ポン
プ7A,7Bの運転制御を開始する。この際圧力センサ
13Aが検出する流入側圧力PINの値が吐出側目標設定
値SVを一定値以上越えている場合や、流量スイッチ5
がオフされ、末端給水器具50への給水量が一定値以下
の場合のように給水ポンプ7A,7Bの運転を必要とし
ない状態かどうかを判定し、運転を必要とする状態と判
断された時には例えば給水ポンプ7Aの駆動するインバ
ータ装置15Aに対応する電磁開閉器20Aをオンす
る。
【0034】電磁開閉器20A(20B)を用いるのは
インバータ装置15A(15B)での電力消費を少なく
するためであり、給水ポンプ7A(7B)を運転する必
要のあるときに中央処理装置18が図5(a)に示すよ
うに出力回路19を通じて電磁開閉器20A(20B)
を閉極させてインバータ装置15A(15B)に入力電
源を接続し、一定時間経過後にインバータ装置15A
(15B)に動作指令として出力周波数、出力電圧を制
御する信号を与える。また給水ポンプ7A(7B)の運
転を停止させるためにインバータ装置15A(15B)
の出力をオフする際、中央処理装置18は図5(b)に
示すようにまずインバータ装置15A(15B)に対し
て出力をオフする指令を与え、インバータ装置15A
(15B)の動作が停止した後、電磁開閉器20A(2
0B)を開極させ、インバータ装置15A(15B)へ
の入力電源を遮断するようになっている。
【0035】さてインバータ装置15Aが動作して、給
水ポンプ7Aの運転制御が開始されると、中央処理装置
18はPID制御のサブルーチンにおいて、主設定値MA
INがセットされた目標設定値SVに圧力センサ13Bの
検出圧力、つまり吐出側圧力Pdがなるようにインバー
タ装置15Aの出力周波数、出力電圧の制御を行う。と
ころで起動時など出力オフ状態から出力オン状態に移行
する場合、吐出側圧力Pdが目標設定値SVに比べて低
い状態或いは高い状態にあればPID演算による制御を
いきなり行うと、起動から目標設定値SVに到達するま
での時間がかかるため、図6のフローチャートに示すよ
うにまず吐出側圧力Pdが最大目標設定値SV+αより
大きいか或いは最小目標設定圧Psv−β未満なのかを
判定する。
【0036】まず吐出側圧力Pdが最大目標設定値SV
+αより大きい場合にはポンプ運転を必要としないた
め、出力=0(実施例では0としているが0近傍でも勿
論良く、特に0には限定されない)としポンプ運転を停
止しPID演算による制御を停止状態とする。また吐出
側圧力Pdが最小目標設定値SV−βである場合には中
央処理装置18はインバータ装置15Aに対して100
%の出力(実施例では100%としているが100%近
傍の出力でも良く、100%に限定されない)に対応す
る出力周波数及び電圧を設定して、PID演算の制御を
停止する。この際吐出側圧力Pdは図7に示すように目
標設定値SVに向かって急速に上昇する。このようにし
てPID演算による制御の停止時にはPIDフラグをオ
フとする。また吐出側圧力Pdが最小目標設定値SV−
β乃至最大目標設定圧SV+αの範囲にあればPID演
算による制御が可能となりPIDフラグをオンする。以
後出力オン状態下ではPIDフラグをチェックして上記
のようにオン状態にあればPID演算による制御を行
い、PIDフラグがオフであれば、上記の吐出側圧力P
dが最小目標設定値SV−β乃至最大目標設定圧Psv
+αの範囲内に入るまで上記の処理を繰り返す。PID
制御が行われると、インバータ装置15Aを制御して給
水ポンプ7Aの吐出側圧力Pdが目標設定値SVに収束
するように給水ポンプ7Aを運転する。
【0037】以上のようにしてPID演算による制御に
よって給水ポンプ7Aの吐出側圧力Pdは目標設定値S
Vに制御されることなるのである。ここで目標設定値S
Vは、圧力センサ17Aが検出する流入側圧力PINの圧
力値に応じて中央処理装置18が段階的に切り換え設定
し、その切り換え設定した目標設定圧を中央処理装置1
8内のRAM(図示せず)に切り換え設定の都度記憶し
てその記憶された記憶設定値Mを目標設定値SVとして
使用するようになっている。
【0038】この目標設定値SVの設定を示すのが図8
のフローチャートである。この場合、配水管1の水圧の
変化により他のビルの給水に影響を与えるのを防ぐため
に流入側圧力PINの下降基準値Ps1 及び上昇基準値P
2 を定めており、中央処理装置18は流入側圧力PIN
と下降基準値Ps1 及び上昇基準値Ps2との比較を行
い、その比較結果に応じて目標設定値SVを設定するよ
うになっている。
【0039】つまり、中央処理装置18は、図8に示す
ように電源投入後の最初の運転開始(コールドスター
ト)のときには主設定値MAINを目標設定値SVにセット
(SV=MAIN)するが、電源投入後の最初の運転開
始でない場合には前回の運転中に中央処理装置18内の
RAMに書き込んで記憶してある記憶設定値Mを目標設
定値SVにセット(SV=M)する。
【0040】そして流入側圧力PINが下降基準値Ps1
を越えていれば、タイマ値T1 に0を代入して、所定時
間Ts1 (>0)と比較する。当然T1 <Ts1 である
から、次において流入側圧力PINと上昇基準値Ps
2 (>Ps1 )との比較を行なう。ここで流入側圧力P
INが上昇基準値Ps2 以下であれば、タイマ値T2 に0
を代入して所定時間Ts2 (>0)と比較する。当然T
2 <Ts2 であるから、次に記憶設定値Mと、下降基準
値Ps1 とを比較する。ここでコールドスタートの場合
記憶設定値Mは記憶されていないため、記憶設定値M<
下降基準値Ps1 であるから、中央処理装置18はRA
Mに記憶設定値Mとして下降基準値Ps1 を記憶し、こ
の記憶した目標設定値Mと主設定値MAINとを比較する。
ここで主設定値MAINが下降基準値Ps1 より小さい場合
には中央処理装置18は比較結果に基づいてRAMに主
設定値MAINを記憶設定値Mとして記憶し、この記憶設定
値Mを目標設定値SVにセットする。また主設定値MAIN
が下降基準値Ps1 より大きい場合には、目標設定値S
Vに、記憶設定値M、つまり下降基準値Ps1 をセット
する。
【0041】この処理は流入側圧力PINが下降基準値P
1 を越えている間上記の処理を繰り返して行うのであ
るが、流入側圧力PINが下降基準値Ps1 以下となれ
ば、タイマ値T1 に一定時間ΔT1 を加算し、タイマ値
1 が所定時間Ts1 を越えるまで上記の処理を繰り返
して行う。つまり所定時間Ts1 以上流入側圧力PINが
下降基準値Ps1 以下を継続するかどうかを監視し、所
定時間Ts1 を越えた時点で、記憶設定値Mから一定値
ΔM1 を減算して、タイマ値T1 を0にリセットする。
次に流入側圧力PINと上昇基準値Ps2 とを比較する
が、この場合当然流入側圧力PINが上昇基準値Ps2
り小さいため、上記タイマ値T2 に0を代入して所定時
間Ts2 (>0)と比較する。この場合もT2 <Ts2
であるから、次に記憶設定値Mと、下降基準値Ps1
を比較する。ここで記憶設定値M(=前回の記憶設定値
M−ΔM1 )が下降基準値Ps1 より小さい場合、或い
は小さくなった場合には記憶設定値Mとして下降基準値
Ps1 を記憶する。また記憶設定値M(=前回の記憶設
定値M−ΔM1 )が未だ下降基準値Ps1 以上の場合に
は、記憶設定値Mを前回の記憶設定値M(前回のM−Δ
1 )のままとする。
【0042】次に現在の記憶設定値Mと主設定値MAINと
を比較し、主設定値MAINが記憶設定値Mより小さい場合
には、記憶設定値Mに主設定値MAINを設定して、この主
設定値MAINを目標設定値SVにセットする。以後流入側
圧力PINが下降基準値Ps1 より小さい期間中、タイマ
値T1 に一定時間ΔT1 を加算して所定時間Ts2 を越
えるまで、記憶設定値Mと、下降基準値Ps 1 との比較
と、記憶設定値Mと主設定値MAINとの比較とに基づく記
憶設定値Mの目標設定値SVへのセットという処理を繰
り返して行ない、タイマ値T 1 が所定時間Ts1 を越え
る度に記憶設定値Mを一定値ΔM1 ずつ減少させて更新
記憶する。
【0043】そして更新記憶設定値Mが下降基準値Ps
1 を下回っているときには、記憶設定値Mを下降基準値
Ps1 に更新記憶し、下回っていない時には記憶設定値
Mを保持する。そしてこの保持された記憶設定値M或い
は下降基準値Ps1 に更新された記憶設定値Mと主設定
値MAINとの比較を行なって記憶設定値Mが主設定値MAIN
以上であれば記憶設定値Mを更に主設定値MAINに更新
し、記憶設定値Mが主設定値MAINを越えない場合には記
憶設定値Mを保持し、目標設定値SVに主記憶設定値M
をセットする。
【0044】つまり所定時間Ts1 をタイマ値T1 が越
える度に一定値ΔM1 だけ減算された更新記憶設定値M
が下降基準値Ps1 を越えることができず、しかも下降
基準値Ps1 が主設定値MAIN以下である場合には目標設
定値SVに記憶設定値Mとして記憶された下降基準値P
1 をセットして吐出側圧力Pdが下降基準値Ps1
なるように中央処理装置18は給水ポンプ7A又は7B
の運転を制御する。また所定時間Ts1 をタイマ値T1
が越える度に一定値ΔM1 だけ減算される更新記憶設定
値Mが下降基準値Ps1 を越えることができず、且つ下
降基準値Ps1が主設定値MAINより大きい場合には記憶
設定値Mを主設定値MAINに更新してこの更新した記憶設
定値Mである主設定値MAINを目標設定値SVにセットし
て吐出側圧力Pdが主設定値MAINとなるように中央処理
装置18は給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。
【0045】更に所定時間Ts1 をタイマ値T1 が越え
る度に一定値ΔMだけ減算される更新記憶設定値Mが下
降基準値Ps1 を越え且つ主設定値MAINより大きい場合
には記憶設定値Mを主設定値MAINに更新して、目標設定
値SVに記憶設定値Mである主設定値MAINをセットし、
吐出側圧力Pdが主設定値MAINとなるように中央処理装
置18は給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。
【0046】また所定時間Ts1 をタイマ値T1 が越え
る度にTs1 >T1 を基準としてΔMだけ減算される更
新記憶設定値Mが下降基準値Ps1 を越え且つ主設定値
MAIN以下の場合には上記更新記憶設定値Mを目標設定値
SVにセットし、吐出側圧力が更新記憶設定値Mとなる
ように中央処理装置18は給水ポンプ7A又は7Bの運
転を制御する。つまり下降基準値Ps1 より大きな値に
主設定値MAINを設定している場合には、一定値ΔM1
け段階的に減算されて記憶設定値Mを更新記憶するとと
もに、この更新記憶された記憶設定値Mを目標設定値S
Vにセットして給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御す
るのである。従って吐出側圧力Pdが段階的に下降する
ため配水管1側の水圧が急激に上昇しないのである。
【0047】次に流入側圧力PINが上昇して上昇基準値
Ps2 を越えた場合には、タイマ値T2 に一定時間ΔT
2 を加算して所定時間Ts2 を越えるまで、記憶設定値
Mと、下降基準値Ps 1 との比較と、記憶設定値Mと主
設定値MAINとの比較との比較に基づく記憶設定値Mの目
標設定値SVへのセットという処理を繰り返して行な
い、タイマ値T2 が所定時間Ts2 に達すると、現在の
記憶設定値Mに一定値ΔM2 を加算して記憶設定値Mを
更新し、タイマ値T2 をリセットする。このリセット後
記憶設定値Mと下降基準値Ps1 との比較を行なう。更
新された記憶設定値M(前の記憶設定値M+ΔM2 )が
下降基準値Ps 1 を越えない場合には、記憶設定値Mは
下降基準値Ps1 に更新され、この下降基準値Ps1
更新された記憶設定値Mと主設定値MAINとの比較を行な
う。また記憶設定値M(前の記憶設定値M+ΔM)が下
限目標値Ps1 を越えている場合には、記憶設定値M
(前の記憶設定値M+ΔM)と主設定値MAINとの比較を
行なう。ここで現在の記憶設定値Mが主設定値MAINを越
えている場合には、中央処理装置13は記憶設定値Mを
主設定値MAINに更新して目標設定値SVに現在の記憶設
定値Mである主設定値MAINセットする。また上記比較に
おいて記憶設定値Mが主設定値MAIN以下の場合には、現
在の記憶設定値Mを目標設定値SVにセットする。
【0048】以後流入側圧力PINが下降基準値Ps1
越え、しかも主設定値MAINが下降基準値Ps1 より大き
い場合には、タイマ値T2 に一定時間ΔT2 を加算して
所定時間Ts2 を越えるまで、記憶設定値Mと、下降基
準値Ps 1 との比較と、記憶設定値Mと主設定値MAINと
の比較とに基づく記憶設定値Mの目標設定値SVへのセ
ットという処理を繰り返して行ない、タイマ値T2 が所
定時間Ts2 を越える度に目標設定値SVを一定値ΔM
2 ずつ増加させていき、その増加させる度に記憶設定値
Mを更新記憶する。そしてこの更新記憶設定値Mが下降
基準値Ps1 を下回っている場合には、更新記憶設定値
Mを更に下降基準値Ps1 に更新してその記憶設定値M
が主設定値MAINを越えている場合には、更にまた主設定
値MAINに記憶設定値Mを更新する。また上記更新記憶設
定値Mが下降基準値Ps1 以上にある場合には更新記憶
設定値Mを保持する。この保持された更新記憶設定値M
或いは主設定値MAINに更新された記憶設定値Mを目標設
定値SVにセットし、吐出側圧力Pdが更新記憶設定値
M或いは主設定値MAINとなるように中央処理装置18は
給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。
【0049】つまり一定値ΔM2 を加えた値が下降基準
値Ps1 以上となる主設定値MAINが設定されている場合
には、記憶設定値Mが主設定値MAINを越えるまで、中央
処理装置18は一定値ΔM2 ずつ記憶設定値Mを目標設
定値SVを増加させがら給水ポンプ7A又は7Bの運転
を制御する。従って吐出側圧力Pdが段階的に上昇して
配水管側水圧は急激に低下しない。
【0050】
【0051】次に上記のように給水ポンプ7A又は7B
が運転制御されている状態において、中央処理装置18
は目標設定値SVより一定値低い値で異常水圧Pz1
常時設定している。この異常水圧Pz1 は図9のフロー
チャートに示すように目標設定値SVのセットされる目
標記憶値MがM1 …と変化する度にPz1 ,Pz2 ’…
というようにその値を追随変化させる。そして中央処理
装置18は吐出側圧力センサ13Bで検出している吐出
側圧力Pdが異常水圧Pz1 より低くなったかを監視し
ている。
【0052】つまり吐出側圧力センサ13Bで検出して
いる吐出側圧力Pdが異常水圧Pz 1 を下回ると、タイ
マ値T1 をΔT1 ずつ増加させていき、その値が所定時
間Tz1 を越えた時に異常信号出力をオンする。同時に
現在停止中の給水ポンプの運転制御を開始し、上記タイ
マ値T1 を0にリセットする。このリセット後に、前か
ら運転している給水ポンプの運転制御を停止する。中央
処理装置18はこの状態をリセット用押釦スイッチ43
が投入されるか電源リセットがかかってリセットされる
迄維持し、リセットがかかった場合には上記の異常信号
出力をオフして初期状態に戻る。
【0053】このようにして異常水圧Pz1 の値を自動
的に目標設定値SVの変化に追随させ、更に送水異常が
発生しても自動的に停止中の給水ポンプの運転制御を行
うことにより、送水異常を解消して安定した水の供給を
確保する。ところで上記のように給水ポンプ7A又は7
Bの運転制御中において、末端給水器具50側での水使
用が少なくなって一定量以下の流量になると、流量スイ
ッチ5がオフすることになる。この流量スイッチ5がオ
フすると、中央処理装置18はオフ信号eを受けて、動
作中のインバータ装置15A又は15Bに対して動作停
止の指令を与え、給水ポンプ7A又は7Bの運転を停止
させる。この場合給水ポンプ7A,7B側に逆止弁9
A,9B及びバイパス管路に逆止弁10が設けられてい
るため圧力タンク11側の圧力が配水管1側に開放され
ることなく、給水ポンプ7A又は7Bの運転停止後も、
吐出側圧力Pdは目標設定値SVを維持する。このため
給水ポンプ7A又は7Bの運転停止後徐々に圧力が逃げ
て給水ポンプ7A、7Bが繰り返し運転されてしまうこ
とはなく、無駄な電力消費を無くすことができる。また
圧力タンク11によりポンプ停止時の急峻な水圧変動を
吸収してウォータハンマー現象による器具損傷を防ぐこ
とができる。尚流量スイッチ5が一定時間オフ状態を継
続した後にポンプ運転を停止するように時延させると、
流量スイッチ5のチャタリング等によるばたつき動作を
防止できる。上記のポンプ運転が停止した状態におい
て、圧力センサ13Bが検出している吐出側圧力Pdが
目標設定値SVよりも一定値以下に低下すると、流量ス
イッチ5による停止を解除してポンプ運転可能であれば
中央処理装置18は給水ポンプ7A又は7Bを起動させ
るように電磁開閉器20A又は20Bを閉極し、インバ
ータ装置に15A又は15Bに動作指令を与える。
【0054】また中央処理装置18は運転制御中におい
て運転中の一方の給水ポンプ7A又は7Bの駆動時間を
カウントしており、図10に示すようにそのタイマ値T
aが所定時間Tbを越えた場合には他方の給水ポンプ7
B又は7Aに運転を切り換えるようにインバータ装置1
5A,15Bに動作指定を与え、また上記タイマ値Ta
をリセットする。勿論タイマ値Taは両ポンプ7A、7
Bが共に運転停止中であればリセットされる。
【0055】両ポンプ7A、7Bの運転切換を行う場合
には、図11のフローチャートで示すようにまず運転中
の給水ポンプ7A又は7Bを停止させる前に、停止中の
給水ポンプ7B又は7Aに対するインバータ装置13A
又は13Bに対して動作指令を与えて給水ポンプ7B又
は7Aを運転させて同時運転期間を設定し、両出力が互
いに同じとなる過程を経てその後給水ポンプ7Aの動作
を停止させるようにしてもよい。
【0056】この方法としては、具体的には、また図1
2のフローチャートに示すように停止側ポンプをオンさ
せた後、一定時間経過する度に(例えば30秒、40
秒、50秒)、先に運転していたポンプの出力を目標設
定値SVの1/2,1/4,1/8というように段階的
に下降させ、この下降に伴って後で運転を開始したポン
プの出力を上昇させ、例えば60秒経過時に先に運転し
ていたポンプを停止させる方法がある。
【0057】或いは図12の2台同一出力処理以後の処
理に代えて、図13に示すフローチャートの処理を行な
うと、2台のポンプの同時運転開始後両ポンプの同期が
とれた時点から一定時間Ts後に先に運転していたポン
プを停止させるようになり、滑らかな運転切換が可能と
なる。ところで自動運転中において、給水ポンプ7A,
7Bを停止させた場合には中央処理装置18はその停止
時間Txを図14のフローチャートに基づいてカウント
し、一定時間Txs(例えば6時間)以上継続した時に
は運転可能な給水ポンプ7A又は7Bを強制的に所定時
間Ty(例えば約30秒)だけ運転制御する。この運転
制御中においては吐出側圧力Pdが正常にあるか、即ち
吐出側圧力Pdが上昇しているか又は流入側圧力PINと
の圧力差が上昇しているかを監視するとともにサーマル
リレー16A又は16B等の監視により異常が発生する
かどうかを監視し、吐出側圧力Pdが異常になったり、
或いは運転制御中の給水ポンプ7A又は7Bに異常が発
生した時に運転制御を停止して、移報回路51をオンす
る。この動作は管路に滞留している水を攪拌して水質低
下を予防するとともに、給水ポンプ7A又は7Bの動作
確認のための動作となる。
【0058】尚、図15のフローチャートに示すように
所定時間Tyのカウントの代わりに吐 出側圧力Pdが
所定値Pxを越えたときに運転制御を停止するようにし
ても良い。また図16のフローチャートに示すように、
図15のものにおいて、給水ポンプ7A又は7Bを強制
オンして吐出側圧力Pdが所定値Pxに達するまでの時
間Tx’を計測し、一定時間Txs’と比較すること
で、給水ポンプ7A又は7Bの能力を確保するようにし
ても良い。
【0059】更に、吐出側圧力Pdが所定値Pxを越え
た状態を、図17のフローチャートに示すように時間T
x’をカウントして、時間Tx’が一定時間Txs’に
なるまで継続して運転制御を行い、吐出側圧力Pdの正
常、サーマルリレー16A,16B等の入力正常を更に
確認し、一定時間Txs’後に停止するようにしても良
い。
【0060】本実施例では上記以外の制御としては、流
入側圧力PINが予め設定してある低カット値より低い状
態が所定時間継続した場合には、ポンプ運転を禁止し
て、操作表示部23において流入圧低下を表示させる制
御がある。また流入側圧力PINが主設定値MAINより一定
値高く設定してある高圧カット値を一定時間以上継続し
た場合には、低圧カットと同様にポンプ運転を禁止する
制御が行われる。そして流入側圧力PINが上昇して或い
は低下して主設定値MAINより一定値高い或いは低い状態
となり、且つポンプ運転が可能状態であればポンプ運転
を再開する制御が行われる。
【0061】このときポンプ制御のための目標設定値S
Vには運転停止時に記憶されている記憶設定値Mがセッ
トされることになる。つまりコールドスタート時のよう
に主設定値MAINを目標設定値SVにセットして運転再開
する場合に比べて配水管内の著しい変化を招くことな
く、安定した給水ポンプ7A又は7Bの運転制御が可能
となる。
【0062】更に本実施例ではポンプ制御に必要なデー
タ設定及びその表示切換えは操作表示装置23の押釦ス
イッチ42の押し操作の時間により中央処理装置18が
判断して行うようようになっており、図18は中央処理
装置18のその処理動作を示すフローチャートである。
つまり中央処理装置18はスイッチ入力の監視を図4
のフローチャートに示すように一定時間間隔で行うので
あるが、その都度前回のサイクルでの押釦スイッチ42
の操作状態をSWold という変数に格納するとともに、
今回の状態の操作状態をSWという変数に格納し、夫々
の変数の内容により押釦スイッチ42の押し操作がある
かどうかを判定し、今回のサイクルで押釦スイッチ42
の押し操作があればタイマ値Tに一定値ΔTを加え、今
回のサイクルで押釦スイッチ42の押し操作が無く、前
回のサイクルで押釦スイッチ42の押し操作があった場
合には操作タイマ値TINに上記タイマ値Tの値を入れ
る。もし前回のサイクルでも押釦スイッチ42の押し操
作がなければタイマ値Tを0にリセットするとともに操
作タイマ値TINを0にリセットする。そして操作タイマ
値TINが0より大きく一定時間Ts以内であれば、書込
みフラグをオンし現在表示器37で表示されているデー
タDDをEEPROM45に書込み記憶し、表示されて
いた項目の設定データとする。この設定後書込みフラグ
をオフして表示器37の表示項目を次の表示項目に切換
え、作業変数Tempに現在のデータDDを格納する。
【0063】操作タイマ値TINが0から一定時間Tsの
範囲以外若しくは上記の作業変数Tempに現在のデー
タDDを格納した後、操作タイマ値TINが所定時間Ts
以上であるかどうかを判定し、もし所定時間Ts以上で
あれば、カウント値Nに1を加算し、そのカウント値N
が所定値Nsを越えているかどうかを判定し、もし越え
て居なければデータDDの値を現在のDDに一定値ΔD
Dを加えた値にする。
【0064】もしカウント値Nが所定値Nsを越えてい
る場合にはデータDDの値を現在のDDに一定値ΔDD
×Nsとする。つまり表示データの値の変化がNs倍に
なって高速表示となる。操作タイマ値TINが所定時間T
sが小さいか、或いは上記のデータDDの内容更新後に
おいて、作業変数Tempの内容が現在のデータDDに
一致するか否かを判定し、一致しない場合には書込みフ
ラグをオンする。このオンした後或いは、一致する場合
には次のスイッチ入力のサイクルまで待機する。
【0065】このようにして押釦スイッチ42の短い時
間の押し操作により表示項目の切換えと、表示されてい
るデータDDを設定データとして記憶させることがで
き、また長時間の押し操作により表示されているデータ
DDの変更ができることになり、使用者は一つの押釦ス
イッチ42の押し操作時間を変えることで、表示項目の
切り換え、表示データDDの変更、表示データDDを設
定データとして記憶させる夫々の操作が行えるのであ
る。
【0066】尚図18のY点に図19に示すフローチャ
ートの処理を挿入して、表示器37の自動消灯を行うよ
うにすれば省エネルギが図れる。つまり図19の場合、
表示器37の表示項目がブランクでない状態において、
押釦スイッチ42の押し操作が無い場合にはタイマ値T
cに一定値ΔTcを加算し、タイマ値Tcが一定時間
(例えば5分)を越える場合には、中央処理装置18は
表示器37を消灯して表示項目をブランクにし、タイマ
値Tcを0にリセットするのである。
【0067】ところで上記説明はパターンの場合につ
いてであるが、パターンの場合は流入側流量を検出す
る流入側の流量センサ12によって検出する流量に応じ
て吐出側圧力を制御する動作であり、この場合流入側圧
力PINの代わりに流入側流量センサ12が検出する流量
FINが用いられ、また下降基準値Ps1, 上昇基準値Ps2
の代わりに下降基準値Fs1、上昇基準値Fs2がそれぞれ
設定され、図8のフローチャートの代わりに、図20の
フローチャートが実行される。またパターンの場合は
流入側圧力に応じて吐出側圧力Pdの代わりに流量セン
サ12’が検出する吐出側流量FOUT を制御する動作で
あり、この場合主設定値MAIN, 目標設定値SVが流量値
となり、図9における異常水圧Pz1, Pz2' …の代わり
異常流量Fz1, Fz2' …が設定される。そして図8のフ
ローチャートの代わりに、図21のフローチャートが実
行される。またパターンの場合は流入及び吐出側とも
流量応答となり、流入側圧力PINの代わりに流入側検出
センサ12が検出する流量FINが用いられ、た下降基準
値Ps1, 上昇基準値Ps2の代わりに下降基準値Fs1、上
昇基準値Fs2がそれぞれ設定され、吐出側圧力Pdの代
わりに流量センサ12’が検出する吐出側流量FOUT を
制御する動作であり、図9における異常水圧Pz1, P
z2' …の代わり異常流量Fz1, Fz2' …が設定される。
そして図8のフローチャートの代わりに、図22のフロ
ーチャートが実行される。
【0068】上記動作モードのうち吐出側流量FOUT を
制御する動作は高置水槽が介在する給水システムに用い
られ、吐出側圧力Pdを制御する動作は直結給水を行う
給水システムに用いられる。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明は、給水ポンプの流入側
水状況が所定値に対して上下動するのに応じて目標設定
値の基となる設定値を段階的に切り換えるとともに設定
値の更新の都度記憶する手段と、該記憶された設定値を
上記目標設定値として上記給水ポンプの運転制御を行な
う制御手段とを備えたので、配水管内の水状況の変動に
応じて吐出側水状況を変化させることができ、そのため
給水ポンプの強引な吸い込みによる配水管内の著しい水
状況の変化を阻止することができ、近隣地域への迷惑防
止が図れるという効果がある。また上記制御手段は上記
流入側水状況が予め設定してある高カット値を越えた状
態が一定時間或いは低カット値を下回った状態が一定時
間以上継続した時に上記給水ポンプの運転を停止させ、
その後上記流入側圧力が予め設定してある所定圧力範囲
に戻ったときに、上記給水ポンプの運転停止時に記憶さ
れていた設定値を上記目標設定値として上記給水ポンプ
の運転制御を再開するので、高カット値、低カット値に
よる給水ポンプの運転停止後、給水ポンプを再開させる
場合に、給水ポンプの駆動を安定して行なえ、配水管内
の水状況の著しい変化を起こすことなく配水管内の水状
況に対応した適切な給水が行なえるという効果がある。
【0070】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記所定値に上昇基準値と、この上昇基準値より下
位の下降基準値とを持たせたので、請求項1の発明の作
用に加えて、配水管内の水状況がばたついても、設定値
の可変設定にヒステリシスを持たせることができ、その
ため目標設定値がばたつくことが無くなり、そのため安
定した給水ポンプの制御ができるという効果がある。
【0071】
【0072】請求項、請求項の発明は、請求項1の
発明において、流入側の圧力或は流量に応じて配水管の
著しい圧力の変化を阻止することができ、末端までの直
送する給水システムに適用でき、また請求項、請求項
の発明は、請求項1の発明において、流入側圧力或は
流量に応じて配水管の著しい流量の変化を阻止すること
ができ、高置水槽の介在するシステムに適用できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の給水制御装置の全体構成図
である。
【図2】同上の操作表示部の構成図である。
【図3】同上の操作表示装置を示すコントローラ本体の
正面図である。
【図4】同上の基本的なフローチャートである。
【図5】同上の電磁開閉器の制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】同上のパターンにおけるPID制御の処理を
示すフローチャートである。
【図7】同上のPID制御の前段階の吐出側圧力の変化
状態説明図である。
【図8】同上のパターンにおける副設定値の可変処理
の一例を示すフローチャートである。
【図9】同上のパターンにおけるポンプ故障時の制御
処理を示すフローチャートである。
【図10】同上の強制切り換え制御の処理を示すフロー
チャートである。
【図11】同上の強制切り換え制御の別例の処理を示す
フローチャートである。
【図12】同上の強制切り換え制御の他例の処理を示す
フローチャートである。
【図13】同上の強制切り換え制御のその他の例の処理
を示すフローチャートである。
【図14】同上のパターンにおける強制起動制御の処
理を示すフローチャートである。
【図15】同上のパターンにおける強制起動制御の別
例の処理を示すフローチャートである。
【図16】同上のパターンにおける強制起動制御の他
例の処理を示すフローチャートである。
【図17】同上のパターンにおける強制起動制御のそ
の他の例の処理を示すフローチャートである。
【図18】同上のデータ設定の処理を示すフローチャー
トである。
【図19】同上の操作表示装置の表示器の節電処理のフ
ローチャートである。
【図20】同上のパターンにおける副設定値の可変処
理の一例を示すフローチャートである。
【図21】同上のパターンにおける副設定値の可変処
理の一例を示すフローチャートである。
【図22】同上のパターンにおける副設定値の可変処
理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 配水管 2 給水管 7A,7B 給水ポンプ 13A,13B 圧力センサ 15A,15B インバータ装置 18 中央処理装置
フロントページの続き (72)発明者 福島 政治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−26081(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03B 11/16 E03B 5/00 E03B 7/00 F04D 15/00 F04B 49/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道の配水管から分岐して設けられた給水
    管に直結され末端給水器具との間に介在する給水ポンプ
    の吐出側水状況が目標設定値となるように給水ポンプの
    運転制御を行う給水制御装置において、給水ポンプの流
    入側水状況が所定値に対して上下動するのに応じて目標
    設定値の基となる設定値を段階的に切り換えるとともに
    設定値の更新の都度記憶する手段と、該記憶された設定
    値を上記目標設定値として上記給水ポンプの運転制御を
    行なう制御手段とを備えたものであって、上記制御手段
    は上記流入側水状況が予め設定してある高カット値を越
    えた状態が一定時間或いは低カット値を下回った状態が
    一定時間以上継続した時に上記給水ポンプの運転を停止
    させ、その後上記流入側水状況が予め設定してある所定
    値範囲に戻ったときに、上記給水ポンプの運転停止時に
    記憶されていた設定値を上記目標設定値として上記給水
    ポンプの運転制御を再開することを特徴とする給水制御
    装置。
  2. 【請求項2】上記所定値に上昇基準値と、この上昇基準
    値より下位の下降基準値とを持たせたことを特徴とする
    請求項1記載の給水制御装置。
  3. 【請求項3】流入側水状況を流入側圧力とし、吐出側水
    状況を吐出側圧力としたことを特徴とする請求項記載
    の給水制御装置。
  4. 【請求項4】流入側水状況を流入側流量とし、吐出側水
    状況を吐出側圧力としたことを特徴とする請求項1記載
    の給水制御装置。
  5. 【請求項5】流入側水状況を流入側圧力とし、吐出側水
    状況を吐出側流量としたことを特徴とする請求項1記載
    の給水制御装置。
  6. 【請求項6】流入側水状況を流入側流量とし、吐出側水
    状況を吐出側流量としたことを特徴とする請求項1記載
    の給水制御装置
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