JPH08219082A - 給水制御装置 - Google Patents

給水制御装置

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JPH08219082A
JPH08219082A JP2849395A JP2849395A JPH08219082A JP H08219082 A JPH08219082 A JP H08219082A JP 2849395 A JP2849395 A JP 2849395A JP 2849395 A JP2849395 A JP 2849395A JP H08219082 A JPH08219082 A JP H08219082A
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JP
Japan
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water supply
control
switch
value
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JP2849395A
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English (en)
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Shigeo Kosaka
茂雄 小坂
Seiji Fukushima
政治 福島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】操作部及び表示部と、制御ユニットとの間の信
号線及び制御線の数が少なく、盤内の配線が容易で、し
かも操作部及び表示部を配置して開閉扉の開閉も配線数
が少ないため容易な給水制御装置を提供するにある。 【構成】制御ユニット14と操作表示部24とを給水ポ
ンプ毎に設けた信号線LA,LBを接続してあり、制御
ユニット14側の信号線LA,LBには夫々ホトカプラ
PCa1 ,PCb2 の入力側と、ホトカプラPCa2
PCb2 の出力側とを並列接続した回路を挿入してお
り、制御ユニット14の中央処理装置18はホトカプラ
PCa1 ,PCb2 を通じて交流電源ACの正、負の半
波の一方において操作表示部24における運転操作に対
応する検出信号を取り込み、またホトカプラPCa2
PCb2 をオン、オフすることにより交流電源ACの
正、負の半波の他方において表示制御信号を操作表示部
24へ送るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道の配水管に直結さ
せている給水ポンプの運転制御を行って、末端給水器具
への給水を制御する給水制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水道では3階建以上のビル内に設けられ
ている末端給水器具に給水するには圧力が不足するた
め、このような場合には配水管から引き込んだ市水を一
旦、受水槽に貯水して加圧ポンプで増圧し、末端給水器
具に給水する方式や、配水管からの市水を受水槽に受
け、これをビルの最上部に設置した給水槽に揚水ポンプ
にて汲み上げて貯水し、ここから自然流下により各端末
器給水器具に給水する方式が提供されている。
【0003】また上記の何れの方法も市水を受水槽に一
旦貯水すると、残留塩素が次第に減少して行くため、受
水槽の有効容積が一定以上を越えるものについては簡易
水道法の規制対象になって安全衛生管理が義務付けられ
るが、受水槽の維持管理が非常に面倒であった。また小
規模の受水槽では法規制の対象とはならないものの、こ
の場合には衛生上の問題が生じやすくなる。
【0004】そこで水道の配水管に給水ポンプを直結し
て、給水ポンプによる加圧した水を直接末端給水器具へ
給水するという直結給水方式も最近提供されている。と
ころで、上記の各給水方式に用いられる給水制御装置
は、通常2台の給水ポンプを使用して、一定時間毎に運
転を切り換え、1台の給水ポンプの連続運転時間を短く
して給水ポンプの長寿命化を図り、また一方の給水ポン
プの故障発生時には他方を使用して給水停止等を防ぐよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給水制御装
置は、通常2台の給水ポンプを使用して、一定時間毎に
運転を切り換え、連続運転時間を短くし給水ポンプの寿
命を長くし、また一方の給水ポンプの故障発生時には他
方を使用して給水停止等を防ぐようになっている。
【0006】このような給水制御装置は通常制御盤内に
収納されており、その制御盤内にあっては、操作部及び
表示部は開閉扉側に配置され、制御手段等を含む制御ユ
ニットは盤本体内に配置され、操作部及び表示部と、制
御ユニットの間は所謂ぞろ引きの配線により結線を行っ
ていたが、配線数が多くて開閉扉の開閉や、或いは配線
作業上で問題があった。
【0007】また通常交互運転を行う場合には、一方を
停止させると同時に他方を運転する制御を行うのが通常
であるが、上記のような直接末端給水器具に給水する直
結給水方式では、切り換えてから他方の給水ポンプの出
力が一定値以上に達するまでに時間遅れがあるため、給
水圧が切り換え時に急激に低下するという問題があっ
た。
【0008】本発明は上述の問題点に鑑みて為されたも
ので、請求項1の発明の目的とするところは、操作部及
び表示部と、制御ユニットとの間の信号線及び制御線の
数が少なく、盤内の配線が容易で、しかも操作部及び表
示部を配置して開閉扉の開閉も配線数が少ないため容易
な給水制御装置を提供するにある。請求項2の発明の目
的とするところは,請求項1において、自動交互運転を
制御ユニット側で検出でき、且つ自動交互運転における
給水ポンプの切り換え時に、給水圧の急激な低下を防ぐ
ことができる給水制御装置を提供するにある。
【0009】請求項3の発明の目的とするところは、請
求項2の発明において、給水圧を安定させて給水ポンプ
の切り換えが行える給水制御装置を提供するにある。請
求項4の発明の目的とするところは、請求項2の発明に
おいて、同時運転期間において給水ポンプの個別運転が
選択された場合に、当該給水ポンプへの運転制御に速や
かに移行できる給水制御装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1では、水道の配水管に直結され末端給水器
具への給水管と配水管との間に介在する複数台の給水ポ
ンプの何れかの運転により給水圧が目標設定圧となるよ
うに給水ポンプの運転制御を行う給水制御装置におい
て、制御ユニットと表示部及び操作部とを制御盤に内蔵
し、制御盤の開閉扉側に配置される表示部及び操作部
と、盤本体側に配置される制御ユニットとの間に各給水
ポンプ毎に設けた信号線と、1本の制御線とで接続し、
操作部では制御線の一端を交流電源の一端に接続し、且
つ制御線に通電されると制御スイッチ手段をオンする制
御リレー及び通電の立ち上がり毎に切り換えスイッチを
順次且つサイクリックに切り換える交互リレーとを制御
線に挿入し、自動運転スイッチと、この自動運転スイッ
チと制御スイッチ手段とを介して交流電源の一端に接続
され、他端を各信号線の一端に接続された各給水ポンプ
の個別選択用のスイッチと、一端が自動運転スイッチと
制御スイッチ手段とを介して交流電源の一端に接続さ
れ、他端が上記切り換えスイッチの共通接点に接続され
た自動交互運転選択用のスイッチとを設けるとともに切
り換えスイッチの各接点を各個別選択用のスイッチと信
号線との接続点に接続し、操作部内での各信号線には交
流電源の一方の半波に対して順方向となる第1の整流器
を各別に挿入し、表示部では、各給水ポンプに対応して
設けた表示ランプと、この表示ランプを駆動する表示回
路とを備え、表示回路には各表示ランプに対応した電源
接続端と電源共通端とを設けるとともに、順方向の電圧
が電源接続端に接続されると電源接続端に対応する表示
ランプを駆動する機能を有し、電源共通端を交流電源の
一端に接続し且つ各電源接続端を上記第1の整流器の出
力端側の信号線に対して交流電源の他方の半波に対して
順方向となる第2の整流器を介して接続し、制御ユニッ
トでは、各信号線及び制御線の他端を交流電源の他端に
接続し、各信号線には第1の整流器が順方向となる電流
を検出する検出手段を挿入し且つ各検出手段に並列に第
2の整流器が順方向となる電流を流すスイッチ手段を接
続し、制御線には通電をオンオフする別のスイッチ手段
を挿入し、制御ユニットに備わった制御手段では別のス
イッチ手段を一定時間経過毎に開閉して交互リレーを切
り換え動作ざせる機能と、検出手段からの検出信号に基
づいて給水ポンプの運転を判断して当該検出手段の信号
線に対応する給水ポンプの運転制御を行う機能と、各信
号線のスイッチ手段をオン、オフして当該信号線に対応
する給水ポンプの運転状態を示す信号を表示回路へ送る
表示制御機能とを備えたことを特徴とする給水制御装
置。
【0011】請求項2の発明では、上記別のスイッチ手
段の開閉による交互リレーの切り換えスイッチの切り換
え動作に伴って検出信号を出力する検出手段が別の検出
手段に移行した場合に自動交互運転と判断し、この自動
交互運転と判断されると先に運転していた給水ポンプ
と、次に運転する給水ポンプとを同時に運転させる同時
運転期間を設定し、この同時運転期間終了時に次に運転
する給水ポンプのみの運転制御に移行する強制切り換え
処理機能を制御手段に設けたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明では、上記強制切り換え処
理機能には同時運転期間中先に運転していた給水ポンプ
の出力を徐々に下降させて同時運転期間終了時に停止さ
せる機能を持たせたものである。請求項4の発明では、
上記強制切り換え処理機能は同時運転期間中上記別のス
イッチ手段の開閉を所定間隔で行い、このスイッチ手段
の開閉による交互リレーの切り換えスイッチの切り換え
動作によっても検出信号を出力する検出手段が同じ場合
には同時運転を止めて、検出信号を出力する検出手段に
対応する給水ポンプの運転制御を行うものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、操作部からの給水ポ
ンプを運転させる選択信号と、制御ユニットからの表示
部の動作表示灯を表示させる信号とを同じ信号線を用い
しかも多重伝送信号を用いることなく伝送することがで
き、また信号伝送のための構成が簡単な上に信号線の数
を少なくすることができ、操作部及び表示部を配置した
開閉扉と、制御ユニットを配置した制御盤との間の配線
が少ないため配線作業も容易に行え、また開閉扉の開閉
も容易に行える。
【0014】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、一定時間毎に自動交互運転を判定して自動交
互運転時には先に運転中の給水ポンプと次に運転する給
水ポンプとを同時に運転させる同時運転期間を設けるこ
とにより、切り換え時の給水圧の急激な低下を防ぐこと
ができる。請求項3の発明によれば、請求項2の発明に
おいて、同時運転期間中において先に運転されていた給
水ポンプの出力を徐々に低下させるため、給水圧を安定
させた状態で切り換えが行える。
【0015】請求項4の発明によれば、請求項2の発明
において、同時運転期間において、給水ポンプの個別運
転が選択された場合に、速やかに個別選択された給水ポ
ンプへの移行が行える。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は本発明の一実施例を用いた給水システムを
示しており、水道の配水管1と、ビルBに配管されてい
る給水管2との間に、本発明の給水制御装置を直結して
ある。給水制御装置の管路は、配水管1に対して一端を
相フランジ3を介して接続し、他端を相フランジ3’を
介して給水管2に接続し、両端間には複式逆止弁4と3
本の並列分岐した管路と、流量スイッチ5とが介在して
いる。 上記の3本の並列分岐管路のうちの2本には夫
々仕切り弁6A,6Bと、電動加圧ポンプよりなる給水
ポンプ7A,7Bと、逆止弁8A,8Bと、仕切り弁9
A,9Bとが介在し、また残り一本には逆止弁10を介
在させてある。
【0017】仕切り弁6A,6B、9A,9Bは給水ポ
ンプ7A,7Bの点検時や故障時に閉成して管路を閉じ
給水ポンプ7A,7Bの脱着を可能とするものである。
逆止弁8A,8Bは給水ポンプ7A,7Bの吐出側に設
け、給水ポンプ7A,7Bの停止時に逆流を防止するた
めのもので、給水ポンプ7A,7Bの停止時に無用な水
圧が給水ポンプ7A,7Bに加わらないようにしてい
る。
【0018】逆止弁10が介在している管路はバイパス
管路であって、両給水ポンプ7A,7Bの停止時に直圧
給水する際に用いられ、逆止弁10は給水ポンプ7A,
7Bの吐出側からの逆流を阻止するためのものである。
上記給水ポンプ7A,7Bの流入側の複式逆止弁4と相
フランジ3との間の管路には流入側の水圧PINを検出す
る圧力センサ13Aを設けてある。
【0019】他方、給水ポンプ7A,7Bの吐出側の流
量スイッチ5と,相フランジ3’との間の管路には圧力
タンク11と、給水ポンプ7A,7Bの吐出側の水圧P
dを検出する圧力センサ13Bと、流量センサ12とを
設けてある。圧力タンク11は給水ポンプ7A,7Bか
ら流出された水を所定の圧力状態で貯えて給水圧を平滑
化するためのものである。
【0020】給水ポンプ7A,7Bは図1の破線で囲ま
れた制御ユニット14よってその運転が制御される。制
御ユニット14は、可変周波数・可変電圧を出力するイ
ンバータ装置15A,15Bを給水ポンプ7A,7Bの
駆動部として備え、サーマルリレー16A,16Bを介
して夫々の給水ポンプ7A,7Bに駆動電圧を与えるよ
うになっている。
【0021】インバータ装置15A,15Bの出力周波
数はマイクロコンピュータを用いた制御手段たる中央処
理装置18により出力回路19を通じて制御され、イン
バータ装置15A,15Bの出力周波数、電圧に応じた
速度で給水ポンプ7A,7Bは運転される。インバータ
装置1A,1Bの入力電源は漏電ブレーカ21A,21
Bの開閉接点と、電磁開閉器20A,20Bの開閉接点
とを通じて給電され、電磁開閉器20A,20Bの開閉
制御は出力回路19を通じて中央処理装置18により行
われる。
【0022】制御ユニット14の中央処理装置18及び
出力回路19は電源部46から電源供給を受けており、
電源部46は交流電源ACを整流器及び平滑コンデンサ
により整流平滑し、その整流平滑された直流電圧を3端
子レギュレータ46aで安定化させて出力するようにな
っている。中央処理装置18は、入力回路22を通じて
取り込まれる圧力センサ13A,13Bの夫々の検出信
号a,b、給水ポンプ7A,7Bに設けたサーモスイッ
チ(図示せず)の動作信号c,d、流量スイッチ5の動
作信号e、更にサーマルリレー16A,16Bのトリッ
プ信号f,f’、インバータ装置15A,15Bの故障
検出信号g,g’、流量センサ12の検出信号hに対応
した制御処理を行い、また操作表示装置23の操作入力
の処理と表示制御処理と、EEPROM45に対する書
き込み及び読み出しを行う処理機能と、内蔵するRAM
18aに対する読み書き処理機能とを備えるとともに、
外部に設けた停電検出部47からの停電検出信号の入力
があると、EEROM45の書き込みに必要なポート以
外をハイインピーダンスとして電源供給停止を行うよう
低消費電流機能とを備えている。また更に制御ユニット
14が収納される制御盤に設けられる操作表示部24の
操作入力の処理と表示制御処理とを行う機能とを備えて
いる。
【0023】操作表示部24は制御盤の前面部である開
閉蓋側に設けられ、図1に示すように電源表示灯31
と、各給水ポンプ7A、7Bに対応して設けられ夫々の
運転表示を行う表示ランプ32A,32Bと、各給水ポ
ンプ7A,7Bの故障や後述する自動交互運転の切り換
え時の同時運転期間を表示する表示ランプ33A,32
Bとを備えるとともに、運転モードスイッチ部SWa
と、主機切換スイッチ部SWbとを備えている。
【0024】両スイッチ部SWa,SWbは何れも3連
の押釦スイッチで構成され、1つの押釦スイッチを操作
すると、他の押釦スイッチが機械的に復帰するようにな
っており、運転モードスイッチ部SWaは「試験」
「切」「自動」の切り換えを行うもので「試験」が選択
されている時にはポンプの運転条件が揃っていれば、主
機切換スイッチ部SWbで選択された方を運転する信号
を出力し、「切」が選択されている場合には両ポンプ7
A,7Bの運転を禁止し、「自動」選択時には、ポンプ
運転条件が揃っていれば、主機切換スイッチ部SWbで
選択された給水ポンプ7A又は7Bを運転する信号を出
力する。何れのモードも選択されていない状態では運転
モードは「切」となる。
【0025】主機切換スイッチ部SWbは給水ポンプ7
Aに対応する「No1」と、「自交」と、給水ポンプ7
Bに対応する「No2」とを選択できるもので、「自
交」を選択しているときには給水ポンプ7A,7Bの運
転は一定時間毎に交互に切り換えて行われ、ポンプ運転
中に故障発生時があると、他方のポンプに運転を切り換
えるバックアップが行われ、更に単独運転設定中の継続
運転時に、強制切り換え機能による自動切り換え運転が
可能となる。「No1」「No2」の何れかを選択して
いる時には、選択された側のみに運転可能となる。
【0026】この操作表示部24と、制御ユニット14
の中央処理装置18との間の信号の授受は図3に示す回
路により構成される。つまり、制御盤の盤本体からは開
閉扉側の操作表示部24に対して交流電源ACの電源線
R,Sの2線と、各給水ポンプ7A,7Bに対応する信
号線LA,LBと、制御線LCの計5本の配線で接続さ
れており、操作表示部24では、交流電源線Rに対して
上記運転モードスイッチ部SWaの試験モード選択のス
イッチSa1 の一端を接続し、また自動運転を選択する
スイッチSa3 の一端を後述する制御リレーRy1 のリ
レー接点である制御スイッチS1 を介して接続し、更に
制御線LCの一端に制御リレーRy1 の励磁コイルの一
端及び交互リレーRy2の励磁コイルの並列回路を介し
て接続し、また交流電源ACの電源線R,Sを表示回路
100の一対の電源端に接続してある。
【0027】表示回路100は電源供給を受けると、電
源表示灯31を点灯させる機能と、信号線LA,LBの
一端にダイオードDA1 ,DB1 を介して接続してある
電源端子に正の電圧が連続印加されると、印加された電
源端子に対応する表示ランプ32A,32Bを点灯させ
て対応する給水ポンプ7A,7Bの運転中であることを
表示し、また印加される電圧が間隔で断続されると、こ
の断続に応じて表示ランプ33A,33Bを点滅させる
表示制御機能を持つ。
【0028】運転モードスイッチ部SWaは、切りモー
ド選択のスイッチSa2 の一端は開放してあり、このス
イッチSa2 がオンされると、運転モードスイッチ部S
Waの各スイッチSa2 …は電源線Rより切り離された
状態となる。そして各スイッチSa1 …の他端は共通接
続されており、この共通接続点は主機切り換えスイッチ
部SWbの各スイッチSb1 …の一端に接続されてい
る。
【0029】主機スイッチ部SWbは「No1」の給水
ポンプ7Aを選択するスイッチSb 1 と、自動交互運転
(「自交」)を選択するスイッチSb2 と、「No2」
の給水ポンプ7Bを選択するスイッチSb1 とで構成さ
れ、スイッチSb1 、Sb2の他端は整流器たるダイオ
ードDA2 ,DB2 を介して信号線LA,LBの一端に
接続してある。ダイオードDA2 ,DB2 の方向は上記
ダイオードDA1 ,DB2 の方向とは逆方向となってい
る。そして「自交」を選択するスイッチSb2の他端は
交互リレーRy2 のリレー接点である切り換えスイッチ
2 の共通端子に接続してあり、スイッチSb2 は切り
換えスイッチS2 の切り換えにより、切り換えスイッチ
2 を介してスイッチSb1 又はSb2 に並列接続され
るようになっている。
【0030】さて各信号線LA.LBの他端は制御ユニ
ット14側において、交流電源ACの電源線Sに接続さ
れるのであるが、信号線LAの途中にはダイオードDA
3 とホトカプラPCa1 の発光ダイオードLEDa1
限流抵抗RAの直列回路と、ホトカオラPCa2 のホト
トランジスタPTa2 とダイオードDA4 の直列回路と
を並列接続した並列回路を挿入してある。
【0031】ここでダイオードDA3 と発光ダイオード
LEDa1 とからなる直列回路の順方向を電源線Sが正
の場合に対応させ、逆にホトトランジスタPTa2 とダ
イードDA4 との直列回路の順方向を電源線Sが負の場
合に対応させてある。同様に信号線LBの途中にはダイ
オードDB3 とホトカプラPCb1 の発光ダイオードL
EDb1 と限流抵抗RBの直列回路と、ホトカプラPC
2 のホトトランジスタPTb2 とダイオードDB4
直列回路とを並列接続した並列回路を挿入してある。
【0032】ここでダイオードDB3 と寂光ダイオード
LEDb1 とからなる直列回路の順方向を電源線Sが正
の場合に対応させ、逆にホトトランジスタPTb2 とダ
イードDB4 との直列回路の順方向を電源線Sが負の場
合に対応させてある。ホトカプラPCa1 ,PCb1
出力側のホトトランジスタPTa1 ,PTb 1 のコレク
タを中央処理装置18の入力ポートに接続しており、発
光ダイオードLEDa1 ,LEDb1 がオンすると対応
する入力ポートを”L”とし、この”L”となったこと
を受けて、中央処理装置18オンしたホトカプラPCa
1 ,PCb1 に対応した信号線LA,LBから給水ポン
プ7A.7Bの運転操作を判断するようになっている。
【0033】一方中央処理装置18は出力ポートにホト
カプラPCa2 ,PCb2 の発光ダイオードLED
2 ,LEDb2 のカソードを接続しており、出力ポー
トを”L”にすることにより対応する発光ダイオードL
EDa2 ,LEDb2 を点灯させてホトカプラPC
2 ,PCb2 のホトトランジスタPTa2 、PTb2
をオンし、信号線LA,LBに電線線Sから電線線Rへ
向けて半波の電流を流すようになっており、この電流に
より表示回路100に対して表示制御信号を与えるよう
になっている。尚各ホトカプラPCa1 、PCb1 の発
光ダイオードLEDa1、LEDb1 には平滑コンデン
サCa、Cbを並列接続してある。
【0034】制御線LCにはダイオードDcとのホトカ
プラPCcのホトトランジスタPTcの直列回路を挿入
してあり、上記ホトカプラPCa2 ,PCb2 と同様に
中央処理装置18の出力ポートに接続してある発光ダイ
オードLEDcを点灯させることによりホトカプラPC
cのホトトランジスタPTcをオンさせ、制御線LCを
通じて制御リレーRy1 、交互リレーRy2 の励磁コイ
ルに同時に励磁電流を流すようになっている。
【0035】制御リレーRy1 は励磁されると制御スイ
ッチS1 をオンさせ、交互リレーRy2 は通電立ち上が
り時に反転動作するもので、通電立ち上がり毎に切り換
えスイッチS2 をa接点とb接点との間で交互に切り換
えるようになっている。以上のようにして制御ユニット
12と操作表示部24との間では交流電源ACの半波電
流の方向に応じて信号線LA、LBに表示制御信号或い
は給水ポンプ7A,7Bの運転操作の信号を授受するこ
とができるようになっており、多重伝送信号等複雑な回
路構成を用いることなく、しかも数少ない配線により信
号伝送を可能としている。従って配線数を減らして配線
作業性を良好にするとともに、開閉扉の開閉が多数の配
線により邪魔されることもなくなり、開閉が容易に行え
る。
【0036】操作表示装置23は図4に示すように制御
ユニット14の本体ケース44の表面に設けられてお
り、数値記号を表示する7セグメントの数値記号表示L
EDを4桁分備えた表示器37と、動作状態をモニタ表
示する表示ランプ381 ,38 2 、391 ,392 、4
0、411 ,412 と、表示器37の表示内容の切り換
えと設定データの変更操作とを行う表示切り換え用の押
釦スイッチ42と、リセット用押釦スイッチ43等を備
えており、表示器37、表示ランプ381 ,38 2 、3
1 ,392 、40、411 ,412 の制御は中央処理
装置18によって行われ、また中央処理装置18は押釦
スイッチ42の操作に応じて表示器37の表示制御とと
もに給水ポンプ7A,7Bの運転制御に関わる諸設定デ
ータを取り込み、例えばEEPROM45に書込んで保
持する。
【0037】また中央処理装置18はリセット用押釦ス
イッチ43が操作されると、ポンプ故障時に記憶してあ
る故障情報と故障処理状態を解除するようになってお
り、正常な状態でこのリセット用押釦スイッチ43が操
作されても正常に動作を継続する。尚リセット用押釦ス
イッチ43は両ポンプ7A,7Bの故障状態を同時にリ
セットすることができる。
【0038】更にまた中央処理装置18は、電源投入が
あると、自交運転時における切り換期間での両ポンプ7
A,7Bを同時運転する場合以外には、操作表示部24
からの運転指令に基づいて1台の給水ポンプを運転して
水圧制御を行う。次に本実施例の動作を以下説明する。
予め使用者により押釦スイッチ42を用いてEEPRO
M45に吐出側目標設定圧SVを決める主設定圧MAIN、
各種の基準値Ps1 ,Ps2 等給水ポンプ7A,7Bの
運転制御に必要な諸設定データを予め設定してある状態
で、電源投入を行うと、この電源投入に基づいて制御ユ
ニット14では電源部46より各部に電源Vccが供給
され、まず中央処理装置18はホトカプラPCcをオン
させて自交リレーRy2 及び制御リレーRy1 の励磁を
開始するとともに図5に示すように初期処理を経た後、
各サブルーチンの処理を例えば1秒間隔で行う動作に入
る。この場合操作表示部24に対する監視制御を行う盤
内伝送と、故障時処理と、操作表示装置23の監視制御
とを例えば500ms経過するまで繰り返して行い、5
00msを越えた後はA/D入力処理、PID制御、停
止制御、強制切換制御、ポンプ故障処理、強制起動制御
のサブルーチン処理を行い、このサブルーチン処理後5
00ms経過フラグをクリアした後、再び上記の制御を
繰り返すのである。
【0039】盤内伝送では、中央処理装置18は信号線
LA又はLBを通じて送られてくる信号によりホトカプ
ラPCa1 又はPCb1 がオンして検出信号を出力する
か否で、操作表示部24の各スイッチ部SWa,SWb
の状態をチェックして、運転操作の検出を行い、また運
転中の給水ポンプがあると、対応する表示ランプ32A
又は32Bを点灯させるためにホトカプラPCa或いは
PCb2 をオンして信号線LA又はLBを通じて表示制
御信号を操作表示部24へ送る。
【0040】また故障時処理ではポンプ故障のサブルー
チンで、サーモスイッチ(図示せず)の動作信号c、
d、サーマルリレー16A,16Bの動作信号f,f’
及び各インバータ装置15A,15Bの故障検出スイッ
チ(図示せず)の信号g,g’を入力回路22を介して
取り込み、故障発生と判断された場合にその対処処理を
行う。更に操作表示装置23の監視制御では、上記故障
検出や、盤内伝送時のチェックに対応したモニタ表示
や、スイッチ入力の監視を行う。また故障発生側の給水
ポンプ7A又は7Bを示すために中央処理装置18は対
応する側のホトカプラPCa2 又はPCb2 を連続的に
オンオフさせて間欠的に表示制御信号を表示回路100
に送り、この間欠的な表示制御信号を受けた表示回路1
0により表示ランプ33A又は33Bを点灯(或いは点
滅)させ、故障であることを表示させる。
【0041】また各部が正常であり、且つ運転モードス
イッチ部SWaのスイッチSa2 がオンされた「切」状
態では信号線LA.LBの何れにも電源線Rが正で、電
線線Sが負の半波電流が流れないため、中央処理装置1
8では何れの給水ポンプ7A,7Bの運転指令を受け取
らないため、操作表示部24の各表示ランプ32A、3
2Bを消灯させるように、ホトカプラPCa2 ,PCb
2 をオフし、後述する内蔵の30分タイマを0状態とし
ている。
【0042】更にまた初期処理時(コールドスタート
時)においては中央処理装置18は予め設定されたEE
PROM45に書き込みされている主設定圧MAINのデー
タを内蔵RAM18aに転送し、この転送した主設定圧
MAINのデータを吐出側目標設定圧SVにセットする。こ
の場合後述する記憶設定値Mが書き込まれていない文字
通り初期状態にあるとする。
【0043】次に運転モードスイッチ部SWaのスイッ
チSa3 がオンされて「自動」に選択され、主機切り換
えスイッチ部SWbのスイッチSb3 がオンされて「自
交」に選択された状態となると、中央処理装置18は盤
内伝送において、これら状態をホトカプラPCa1 、P
Cb1 の検出信号の出力状態を読みとり、検出信号を出
力している側に対応した給水ポンプ7A又は7Bのの運
転制御を開始する。この際圧力センサ13Aが検出する
流入側圧力PINの値が吐出側目標設定圧SVを一定値以
上越えている場合や、流量スイッチ5がオフされ、末端
給水器具50への給水量が一定値以下の場合のように給
水ポンプ7A,7Bの運転を必要としない状態かどうか
を判定し、運転を必要とする状態と判断された時には上
記検出信号に応じて給水ポンプの運転を開始する。ここ
で検出信号が給水ポンプ7Aに対応しているとすると、
給水ポンプ7Aの駆動するインバータ装置15Aに対応
する電磁開閉器20Aをオンする。
【0044】電磁開閉器20A(20B)を用いるのは
インバータ装置15A(15B)での電力消費を少なく
するためであり、給水ポンプ7A(7B)を運転する必
要のあるときに中央処理装置18が図6(a)に示すよ
うに出力回路19を通じて電磁開閉器20A(20B)
を閉極させてインバータ装置15A(15B)に入力電
源を接続し、一定時間経過後にインバータ装置15A
(15B)に動作指令として出力周波数、出力電圧を制
御する信号を与える。また給水ポンプ7A(7B)の運
転を停止させるためにインバータ装置15A(15B)
の出力をオフする際、中央処理装置18は図6(b)に
示すようにまずインバータ装置15A(15B)に対し
て出力をオフする指令を与え、インバータ装置15A
(15B)の動作が停止した後、電磁開閉器20A(2
0B)を開極させ、インバータ装置15A(15B)へ
の入力電源を遮断するようになっている。
【0045】さてインバータ装置15Aが動作して、給
水ポンプ7Aの運転制御が開始されると、中央処理装置
18はPID制御のサブルーチンにおいて、主設定圧MA
INがセットされた目標設定圧SVに圧力センサ13Bの
検出圧力、つまり吐出側圧力Pdがなるようにインバー
タ装置15Aの出力周波数、出力電圧の制御を行う。と
ころで起動時など出力オフ状態から出力オン状態に移行
する場合、吐出側圧力Pdが目標設定圧SVに比べて低
い状態或いは高い状態にあればPID演算による制御を
いきなり行うと、起動から目標設定圧SVに到達するま
での時間がかかるため、図7のフローチャートに示すよ
うにまず吐出側圧力Pdが最大目標設定圧SV+αより
大きいか或いは最小目標設定圧SV−β未満なのかを判
定する。
【0046】まず吐出側圧力Pdが最大目標設定圧SV
+αより大きい場合にはポンプ運転を必要としないた
め、出力=0(実施例では0としているが0近傍でも勿
論良く、特に0には限定されない)としポンプ運転を停
止しPID演算による制御を停止状態とする。また吐出
側圧力Pdが最小目標設定圧SV−βである場合には中
央処理装置18はインバータ装置15Aに対して100
%の出力(実施例では100%としているが100%近
傍の出力でも良く、100%に限定されない)に対応す
る出力周波数及び電圧を設定して、PID演算の制御を
停止する。この際吐出側圧力Pdは図8に示すように目
標設定圧SVに向かって急速に上昇する。このようにし
てPID演算による制御の停止時にはPIDフラグをオ
フとする。また吐出側圧力Pdが最小目標設定圧SV−
β乃至最大目標設定圧SV+αの範囲にあればPID演
算による制御が可能となりPIDフラグをオンする。以
後出力オン状態下ではPIDフラグをチェックして上記
のようにオン状態にあればPID演算による制御を行
い、PIDフラグがオフであれば、上記の吐出側圧力P
dが最小目標設定圧SV−β乃至最大目標設定圧SV+
αの範囲内に入るまで上記の処理を繰り返す。PID制
御が行われると、インバータ装置15Aを制御して給水
ポンプ7Aの吐出側圧力Pdが目標設定圧SVに収束す
るように給水ポンプ7Aを運転する。
【0047】以上のようにしてPID演算による制御に
よって給水ポンプ7Aの吐出側圧力Pdは目標設定圧S
Vに制御されることなるのである。ここで目標設定圧S
Vは、圧力センサ17Aが検出する流入側圧力PINの圧
力値に応じて中央処理装置18が段階的に可変設定し、
その可変設定した目標設定圧を中央処理装置18内のR
AM18aに可変設定の都度更新してその更新された記
憶設定値Mを目標設定圧SVとして使用するようになっ
ている。
【0048】この目標設定圧SVの設定を示すのが図9
のフローチャートである。この場合、配水管1の水圧の
変化により他のビルの給水に影響を与えるのを防ぐため
に流入側圧力PINの下降基準値Ps1 及び上昇基準値P
2 を定めており、中央処理装置18は流入側圧力PIN
と下降基準値Ps1 及び上昇基準値Ps2との比較を行
い、その比較結果に応じて目標設定圧SVを設定するよ
うになっている。
【0049】つまり、中央処理装置18は、図9に示す
ように電源投入後の最初の運転開始(コールドスター
ト)のときには主設定圧MAINを目標設定圧SVにセット
(SV=MAIN)するが、電源投入後の最初の運転開
始でない場合には前回の運転中に中央処理装置18内の
RAM18aに書き込んで記憶してある記憶設定値Mを
目標設定圧SVにセット(SV=M)する。
【0050】そして流入側圧力PINが下降基準値Ps1
を越えていれば、タイマ値T1 に0を代入して、所定時
間Ts1 (>0)と比較する。当然T1 <Ts1 である
から、次において流入側圧力PINと上昇基準値Ps
2 (>Ps1 )との比較を行なう。ここで流入側圧力P
INが上昇基準値Ps2 以下であれば、タイマ値T2 に0
を代入して所定時間Ts2 (>0)と比較する。当然T
2 <Ts2 であるから、次に記憶設定値Mと、下降基準
値Ps1 とを比較する。ここでコールドスタートの場合
記憶設定値Mは記憶されていないため、記憶設定値M<
下降基準値Ps1 であるから、中央処理装置18はRA
M18aに記憶設定値Mとして下降基準値Ps1 を記憶
し、この記憶した目標設定値Mと主設定圧MAINとを比較
する。ここで主設定圧MAINが下降基準値Ps1 より小さ
い場合には中央処理装置18は比較結果に基づいてRA
Mに主設定圧MAINを記憶設定値Mとして記憶し、この記
憶設定値Mを目標設定圧SVにセットする。また主設定
圧MAINが下降基準値Ps1 より大きい場合には、目標設
定圧SVに、記憶設定値M、つまり下降基準値Ps1
セットする。この処理は流入側圧力PINが下降基準値P
1 を越えている間上記の処理を繰り返して行うのであ
るが、流入側圧力PINが下降基準値Ps1 以下となれ
ば、タイマ値T1 に一定時間ΔT1 を加算し、タイマ値
1 が所定時間Ts1 を越えるまで上記の処理を繰り返
して行う。つまり所定時間Ts1 以上流入側圧力PIN
下降基準値Ps1 以下を継続するかどうかを監視し、所
定時間Ts1 を越えた時点で、記憶設定値Mから一定値
ΔM1 を減算して、タイマ値T1 を0にリセットする。
次に流入側圧力PINと上昇基準値Ps2 とを比較する
が、この場合当然流入側圧力PINが上昇基準値Ps2
り小さいため、上記タイマ値T2 に0を代入して所定時
間Ts2 (>0)と比較する。この場合もT2 <Ts2
であるから、次に記憶設定値Mと、下降基準値Ps1
を比較する。ここで記憶設定値M(=前回の記憶設定値
M−ΔM1 )が下降基準値Ps1 より小さい場合、或い
は小さくなった場合には記憶設定値Mとして下降基準値
Ps1 を記憶する。また記憶設定値M(=前回の記憶設
定値M−ΔM1 )が未だ下降基準値Ps1 以上の場合に
は、記憶設定値Mを前回の記憶設定値M(前回のM−Δ
1 )のままとする。
【0051】次に現在の記憶設定値Mと主設定圧MAINと
を比較し、主設定圧MAINが記憶設定値Mより小さい場合
には、記憶設定値Mに主設定圧MAINを設定して、この主
設定圧MAINを目標設定圧SVにセットする。以後流入側
圧力PINが下降基準値Ps1 より小さい期間中、タイマ
値T1 に一定時間ΔT1 を加算して所定時間Ts2 を越
えるまで、記憶設定値Mと、下降基準値Ps 1 との比較
と、記憶設定値Mと主設定圧MAINとの比較とに基づく記
憶設定値Mの目標設定圧SVへのセットという処理を繰
り返して行ない、タイマ値T 1 が所定時間Ts1 を越え
る度に記憶設定値Mを一定値ΔM1 ずつ減少させて更新
記憶する。
【0052】そして更新記憶設定値Mが下降基準値Ps
1 を下回っているときには、記憶設定値Mを下降基準値
Ps1 に更新記憶し、下回っていない時には記憶設定値
Mを保持する。そしてこの保持された記憶設定値M或い
は下降基準値Ps1 に更新された記憶設定値Mと主設定
圧MAINとの比較を行なって記憶設定値Mが主設定圧MAIN
以上であれば記憶設定値Mを更に主設定圧MAINに更新
し、記憶設定値Mが主設定圧MAINを越えない場合には記
憶設定値Mを保持し、目標設定圧SVに主記憶設定値M
をセットする。
【0053】つまり所定時間Ts1 をタイマ値T1 が越
える度に一定値ΔM1 だけ減算された更新記憶設定値M
が下降基準値Ps1 を越えることができず、しかも下降
基準値Ps1 が主設定圧MAIN以下である場合には目標設
定圧SVに記憶設定値Mとして記憶された下降基準値P
1 をセットして吐出側圧力Pdが下降基準値Ps1
なるように中央処理装置18は給水ポンプ7A又は7B
の運転を制御する。また所定時間Ts1 をタイマ値T1
が越える度に一定値ΔM1 だけ減算される更新記憶設定
値Mが下降基準値Ps1 を越えることができず、且つ下
降基準値Ps1が主設定圧MAINより大きい場合には記憶
設定値Mを主設定圧MAINに更新してこの更新した記憶設
定値Mである主設定圧MAINを目標設定圧SVにセットし
て吐出側圧力Pdが主設定圧MAINとなるように中央処理
装置18は給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。
【0054】更に所定時間Ts1 をタイマ値T1 が越え
る度に一定値ΔMだけ減算される更新記憶設定値Mが下
降基準値Ps1 を越え且つ主設定圧MAINより大きい場合
には記憶設定値Mを主設定圧MAINに更新して、目標設定
圧SVに記憶設定値Mである主設定圧MAINをセットし、
吐出側圧力Pdが主設定圧MAINとなるように中央処理装
置18は給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。
【0055】また所定時間Ts1 をタイマ値T1 が越え
る度に一定値ΔMだけ減算される更新記憶設定値Mが下
降基準値Ps1 を越え且つ主設定圧MAIN以下の場合には
上記更新記憶設定値Mを目標設定圧SVにセットし、吐
出側圧力が更新記憶設定値Mとなるように中央処理装置
18は給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。つま
り下降基準値Ps1 より大きな値に主設定圧MAINを設定
している場合には、一定値ΔM1 だけ段階的に減算され
て記憶設定値Mを更新記憶するとともに、この更新記憶
された記憶設定値Mを目標設定圧SVにセットして給水
ポンプ7A又は7Bの運転を制御するのである。従って
吐出側圧力Pdが段階的に下降するため配水管1側の水
圧が急激に上昇しないのである。
【0056】次に流入側圧力PINが上昇して上昇基準値
Ps2 を越えた場合には、タイマ値T2 に一定時間ΔT
2 を加算して所定時間Ts2 を越えるまで、記憶設定値
Mと、下降基準値Ps 1 との比較と、記憶設定値Mと主
設定圧MAINとの比較との比較に基づく記憶設定値Mの目
標設定圧SVへのセットという処理を繰り返して行な
い、タイマ値T2 が所定時間Ts2 に達すると、現在の
記憶設定値Mに一定値ΔM2 を加算して記憶設定値Mを
更新し、タイマ値T2 をリセットする。このリセット後
記憶設定値Mと下降基準値Ps1 との比較を行なう。更
新された記憶設定値M(前の記憶設定値M+ΔM2 )が
下降基準値Ps 1 を越えない場合には、記憶設定値Mは
下降基準値Ps1 に更新され、この下降基準値Ps1
更新された記憶設定値Mと主設定圧MAINとの比較を行な
う。また記憶設定値M(前の記憶設定値M+ΔM)が下
限目標値Ps1 を越えている場合には、記憶設定値M
(前の記憶設定値M+ΔM)と主設定圧MAINとの比較を
行なう。ここで現在の記憶設定値Mが主設定値MIANを越
えている場合には、中央処理装置13は記憶設定値Mを
主設定圧MAINに更新して目標設定圧SVに現在の記憶設
定値Mである主設定圧MAINセットする。また上記比較に
おいて記憶設定値Mが主設定値MIAN以下の場合には、現
在の記憶設定値Mを目標設定圧SVにセットする。
【0057】以後流入側圧力PINが下降基準値Ps1
越え、しかも主設定圧MAINが下降基準値Ps1 より大き
い場合には、タイマ値T2 に一定時間ΔT2 を加算して
所定時間Ts2 を越えるまで、記憶設定値Mと、下降基
準値Ps 1 との比較と、記憶設定値Mと主設定圧MAINと
の比較とに基づく記憶設定値Mの目標設定圧SVへのセ
ットという処理を繰り返して行ない、タイマ値T2 が所
定時間Ts2 を越える度に目標設定圧SVを一定値ΔM
2 ずつ増加させていき、その増加させる度に記憶設定値
Mを更新記憶する。そしてこの更新記憶設定値Mが下降
基準値Ps1 を下回っている場合には、更新記憶設定値
Mを更に下降基準値Ps1 に更新してその記憶設定値M
が主設定圧MAINを越えている場合には、更にまた主設定
圧MAINに記憶設定値Mを更新する。また上記更新記憶設
定値Mが下降基準値Ps1 以上にある場合には更新記憶
設定値Mを保持する。この保持された更新記憶設定値M
或いは主設定圧MAINに更新された記憶設定値Mを目標設
定圧SVにセットし、吐出側圧力Pdが更新記憶設定値
M或いは主設定圧MAINとなるように中央処理装置18は
給水ポンプ7A又は7Bの運転を制御する。
【0058】つまり一定値ΔM2 を加えた値が下降基準
値Ps1 以上となる主設定圧MAINが設定されている場合
には、記憶設定値Mが主設定圧MAINを越えるまで、中央
処理装置18は一定値ΔM2 ずつ記憶設定値Mを目標設
定圧SVを増加させがら給水ポンプ7A又は7Bの運転
を制御する。従って吐出側圧力Pdが段階的に上昇して
配水管側水圧は急激に低下しない。
【0059】ところで上記の目標設定圧SVの可変設定
途中で、流入側圧力PINが下降基準値Ps1 と上昇基準
値Ps2 との間に戻ったときには、その時点で中央処理
装置18内のRAM18に記憶されている記憶設定値M
は保持される。尚上記フローチャートで示す動作では、
流入側圧力PINが上昇基準値Ps2 を越えている時間或
いは下降基準値Ps1 を下回っている時間が所定時間T
2 或いはTs1 継続することを条件としているが、流
入側圧力PINが上昇基準値Ps 2 を越える回数或いは下
降基準値Ps1 を下回る回数をカウントして一定値以上
継続した場合にΔMを加算或いは減算するようにしても
よい。
【0060】次に上記のように給水ポンプ7A又は7B
が運転制御されている状態において、中央処理装置18
は目標設定圧SVより一定値低い値で異常水圧Pz1
常時設定している。この異常水圧Pz1 は図10のフロ
ーチャートに示すように目標設定圧SVのセットされる
目標記憶値MがM1 …と変化する度にPz1 ,Pz2
…というようにその値を追随変化させる。そして中央処
理装置18は吐出側圧力センサ13Bで検出している吐
出側圧力Pdが異常水圧Pz1 より低くなったかを監視
している。
【0061】つまり吐出側圧力センサ13Bで検出して
いる吐出側圧力Pdが異常水圧Pz 1 を下回ると、タイ
マ値T1 をΔT1 ずつ増加させていき、その値が所定時
間Tz1 を越えた時に異常信号出力をオンする。同時に
現在停止中の給水ポンプの運転制御を開始し、上記タイ
マ値T1 を0にリセットする。このリセット後に、前か
ら運転している給水ポンプの運転制御を停止する。中央
処理装置18はこの状態をリセット用押釦スイッチ43
が投入されるか電源リセットがかかってリセットされる
迄維持し、リセットがかかった場合には上記の異常信号
出力をオフして異常処理を初期状態に戻す。
【0062】このようにして異常水圧Pz1 の値を自動
的に目標設定圧SVの変化に追随させ、更に送水異常が
発生しても自動的に停止中の給水ポンプの運転制御を行
うことにより、送水異常を解消して安定した水の供給を
確保する。ところで上記のように給水ポンプ7A又は7
Bの運転制御中において、末端給水器具50側での水使
用が少なくなって一定量以下の流量になると、流量スイ
ッチ5がオフすることになる。この流量スイッチ5がオ
フすると、中央処理装置18はオフ信号eを受けて、動
作中のインバータ装置15A又は15Bに対して動作停
止の指令を与え、給水ポンプ7A又は7Bの運転を停止
させる。この場合給水ポンプ7A,7 B側に逆止弁9
A,9B及びバイパス管路に逆止弁10が設けられてい
るため圧力タンク11側の圧力が配水管1側に開放され
ることなく、給水ポンプ7A又は7Bの運転停止後も、
吐出側圧力Pdは目標設定圧SVを維持する。このため
給水ポンプ7A又は7Bの運転停止後徐々に圧力が逃げ
て給水ポンプ7A、7Bが繰り返し運転されてしまうこ
とはなく、無駄な電力消費を無くすことができる。また
圧力タンク11によりポンプ停止時の急峻な水圧変動を
吸収してウォータハンマー現象による器具損傷を防ぐこ
とができる。
【0063】尚流量スイッチ5が一定時間オフ状態を継
続した後にポンプ運転を停止するように時延させると、
流量スイッチ5のチャタリング等によるばたつき動作を
防止できる。上記のポンプ運転が停止した状態におい
て、圧力センサ13Bが検出している吐出側圧力Pdが
目標設定圧SVよりも一定値以下に低下すると、流量ス
イッチ5による停止を解除してポンプ運転可能であれば
中央処理装置18は給水ポンプ7A又は7Bを起動させ
るように電磁開閉器20A又は20Bを閉極し、インバ
ータ装置に15A又は15Bに動作指令を与える。
【0064】また中央処理装置18は運転制御中におい
て図5の強制切り換え制御のルーチンを通過する度に給
水ポンプの運転中であれば運転時間を30分タイマを1
分ずつ減算してカウントして、運転している給水ポンプ
の運転時間を計時している。図11はこの強制切り換え
処理のルーチンを示している。このルーチンではまず3
0分タイマのカウント中なのかどうかを判定して、カウ
ント中でなければ30分タイマを設定した後に、またカ
ウント中で即時に、現在給水ポンプが運転中であるか否
かの判定を行い、運転停止中であれば30分タイマの減
算を行わず、このルーチンを抜け出る。
【0065】運転中であれば、30分タイマのカウント
値から1分減じた後に、タイムアップしているか否かの
判定を行い、タイムアップしていなければ上記と同様に
このルーチンを抜け出る。さてタイムアップしている場
合には、中央処理装置18は現在停止中の給水ポンプが
故障停止中であるかどうかを故障情報等のチェックによ
り判定し、故障中であれば、現在運転中の給水ポンプの
運転を継続させる必要があるため、同時運転確定判定を
行う。この同時運転確定判定は「自交」が選択されてい
る条件で、故障、異常などが無い場合において確定とさ
れるため、故障中である場合にはこの同時運転の確定さ
れず、従って、後述する強制切り換え要求フラグのクリ
ア、反転信号オフを経て、運転を継続させる運転要求処
理を行った後ルーチンを抜け出る。
【0066】さて現在停止中の給水ポンプが故障中でな
ければ、まず強制切り換え要求フラグをセットし、次に
盤内伝送でのホトカプラPCa1 ,PCb1 からの検出
信号による運転操作の情報をクリアするとともに検出信
号に基づく給水ポンプの運転を中央処理装置18は強制
運転切り換え処理による運転に切り換える。さてこの処
理の開始に当たってはまず中央処理装置18はホトカプ
ラPCcをオンオフさせる反転信号を所定間隔で出力す
る。つまりホトカプラPCcはこの反転信号を受けてオ
ンオフを所定間隔で繰り返し、制御リレーRy1 、交互
リレーRy2 の励磁電流を断続する。この断続により制
御リレーRy1 は制御スイッチS1 を繰り返してオンオ
フさせ、また交互リレーRy2 は通電の立ち上がり毎に
反転動作して切り換えスイッチS2 を切り換える。
【0067】そして中央処理装置18は切り換えスイッ
チS2 が最初に切り換わった時点でホトカプラPC
1 ,PCb1 の検出信号の変化を見ており、切り換わ
る前も、切り換わった後にもホトカプラPCa1 から検
出信号がある場合には主機選択スイッチ部SWbのスイ
ッチSb1 がオン状態にあって、給水ポンプ7Aが選択
されている単独運転中であると判断し、また同様に切り
換わる前も、切り換わった後にもホトカプラPCb1
ら検出信号がある場合には、主機選択スイッチ部SWb
のスイッチSb3 がオン状態にあって、給水ポンプ7B
が選択されている単独運転中であると判断し、これらの
単独運転中の場合には更なる運転を継続させるために強
制切り換え要求フラグをクリアし、更に上記反転信号を
出力をオフし、次に給水ポンプ7A又は7Bの継続運転
処理を行ってルーチンを抜け出る。
【0068】さて上記の切り換えスイッチS2 が最初に
切り換わった時点でホトカプラPCa1 ,PCb1 の検
出信号の出力が一方から他方へ移行した場合には「自
交」が選択されていると判断する。この判断があると、
中央処理装置18は先に運転している給水ポンプ(例え
ば7Aとする)から次の給水ポンプ7Bの運転へ切り換
える前に同時運転制御モードを設定し、この同時運転期
間を決める同時運転用1分タイマのカウント状態を判定
する。ここで同時運転期間開始時とすれば、同時運転用
の1分タイマのカウント中でないため、該1分タイマを
設定する。この設定後上記並列運転の判断に基づいて同
時運転が確定したと判定し、同時運転期間の処理を開始
する。この同時運転期間中ではまず給水圧が所定レベル
に低下しているのかどうかの判断を行う。この判断は連
続運転による温度上昇等によって先に運転している給水
ポンプの出力低下が起きる場合等を想定しており、この
給水圧低下があると判断されると、先に運転していた給
水ポンプが7Aであるか否かを判断し、ここで給水ポン
プ7Aが先に運転していた給水ポンプであるため、給水
ポンプ7Bの出力ラッチフラグをセットして、給水ポン
プ7Aの出力停止を行い、さらに給水ポンプ7Bの周波
数出力フラグをセットしその後強制切り換え要求フラグ
クリア、反転信号をオフ、給水ポンプ7Bの運転要求の
処理を行ってルーッチンを抜け出る。給水ポンプ7Bが
先に運転していた給水ポンプである場合には、給水ポン
プ7Aの出力ラッチフラグをセットして、給水ポンプ7
Bの出力停止を行い、さらに給水ポンプ7Aの周波数出
力フラグをセットして給水ポンプ7Aの運転を開始す
る。
【0069】さて給水圧低下が無い場合には、まず同時
運転用の1分タイマから1秒減じ、その後1分タイマの
カウント値により同時運転開始から30秒経過し40秒
未満なのかどうを判定し、同時運転開始から30秒経過
し40秒未満でなれば、更に40秒経過し50秒未満な
のかどうかを判定し、また40秒経過し50秒未満でな
れば、更に50秒経過し60秒未満なのかどうかを判定
し、また50秒経過し60秒未満でなれば、更に1分経
過かどうかを判定し、1分経過していなければ、ルーチ
ンを抜け出るのである。つまり30秒未満であれば先に
運転していた給水ポンプ(ここでは7A)の出力を前の
まま維持して運転を継続する。
【0070】このようにして同時運転期間に入ると、こ
の強制切り換え制御のルーチンに入る度に上記の判定処
理を行い、ルーチンを通過する度に1分タイマから1秒
ずつカウント値を減じて経過時間の判定を行うのであ
る。そして30秒経過40秒未満になると、まず先に運
転していた給水ポンプ(ここでは7A)を判定し、次に
運転する給水ポンプ(ここでは7B)の出力ラッチフラ
グをセットし、このセットした後、先に運転していた給
水ポンプ7Aの出力を1/2に減じ、次に運転する給水
ポンプ7Bの周波数出力フラグをセットして運転を開始
する。つまり同時に2台のポンプ7A,7Bの運転を開
始するのである。このようにして1分タイマのカウント
値が30秒経過40秒未満の間では先に運転していた給
水ポンプ7Aの出力を1/2に減じて同時運転を行い、
更に1分タイマのカウント値が40秒経過50秒未満と
なると先に運転していた給水ポンプ7Aの出力を更に1
/4に減じて同時運転を行い、更にまた1分タイマのカ
ウント値が50秒経過60秒未満となると先に運転して
いた給水ポンプ7Aの出力を更に1/8に減じて同時運
転を行い、1分タイマのカウント値が1分経過すると、
強制切り換え要求フラグクリア、反転信号オフ、そして
給水ポンプ7Bの継続運転処理を行ってルーチンを抜け
出る。
【0071】そして同時運転期間中にユーザが主機選択
スイッチ部SWbによる選択を個別運転側にすると、反
転信号の出力による交互リレーRy2 の切り換えスイッ
チS 2 の切り換え動作時においてホトカプラPCa1
PCb1 の検出信号の移行は無いから、中央処理装置1
8は同時運転が確定しないと判断して、強制切り換え要
求フラグクリア、反転信号オフ、そして検出信号を出力
するホトカプラPCa 1 又はPCb1 に対応する給水ポ
ンプ7A又は7Bの運転処理を行ってルーチンを抜け
る。また給水圧の低下があれば、上述して給水圧の低下
の時の処理を行って抜け出る。
【0072】このようにして30分毎に交互運転のチェ
ックを行い交互運転であれば給水ポンプの切り換えを強
制的に行うとともに、その強制切り換え処理時に同時運
転期間を設け、この期間において先に運転していた給水
ポンプの出力を段階的に下降させて次に運転する給水ポ
ンプの出力が安定するまでの間の給水圧の低下を緩和す
るものである。
【0073】尚図11の2台同一出力処理以後の処理に
代えて、図12に示すフローチャートの処理を行なう
と、2台のポンプの同時運転開始後両ポンプの同期がと
れた時点から一定時間Ts後に先に運転していたポンプ
を停止させるようになり、スムースな運転切換が可能と
なる。ところで自動運転中において、給水ポンプ7A,
7Bを停止させた場合には中央処理装置18はその停止
時間Txを図13のフローチャートに基づいてカウント
し、一定時間Txs(例えば6時間)以上継続した時に
は運転可能な給水ポンプ7A又は7Bを強制的に所定時
間Ty(例えば約30秒)だけ運転制御する。この運転
制御中においては吐出側圧力Pdが正常にあるか、即ち
吐出側圧力Pdが上昇しているか又は流入側圧力PIN
の圧力差が上昇しているかを監視するとともにサーマル
リレー16A又は16B等の監視により異常が発生する
かどうかを監視し、吐出側圧力Pdが異常になったり、
或いは運転制御中の給水ポンプ7A又は7Bに異常が発
生した時に運転制御を停止して、移報回路51をオンす
る。この動作は管路に滞留している水を攪拌して水質低
下を予防するとともに、給水ポンプ7A又は7Bの動作
確認のための動作となる。
【0074】尚、図14のフローチャートに示すように
所定時間Tyのカウントの代わりに吐 出側圧力Pdが
所定値Pxを越えたときに運転制御を停止するようにし
ても良い。また図15のフローチャートに示すように、
図14のものにおいて、給水ポンプ7A又は7Bを強制
オンして吐出側圧力Pdが所定値Pxに達するまでの時
間Tx’を計測し、一定時間Txs’と比較すること
で、給水ポンプ7A又は7Bの能力を確保するようにし
ても良い。
【0075】更に、吐出側圧力Pdが所定値Pxを越え
た状態を、図16のフローチャートに示すように時間T
x’をカウントして、時間Tx’が一定時間Txs’に
なるまで継続して運転制御を行い、吐出側圧力Pdの正
常、サーマルリレー16A,16B等の入力正常を更に
確認し、一定時間Txs’後に停止するようにしても良
い。
【0076】本実施例では上記以外の制御としては、流
入側圧力PINが予め設定してある低圧カット値より低い
状態が所定時間継続した場合には、ポンプ運転を禁止し
て、操作表示部23において流入圧低下を表示させる制
御がある。また流入側圧力PINが主設定圧MAINより一定
値高く設定してある高圧カット値を一定時間以上継続し
た場合には、低圧カットと同様にポンプ運転を禁止する
制御が行われる。そして流入側圧力PINが上昇して或い
は低下して主設定圧MAINより一定値高い或いは低い状態
となり、且つポンプ運転が可能状態であればポンプ運転
を再開する制御が行われる。
【0077】このときポンプ制御のための目標設定圧S
Vには運転停止時に記憶されている記憶設定値Mがセッ
トされることになる。つまりコールドスタート時のよう
に主設定圧MAINを目標設定圧SVにセットして運転再開
する場合に比べて配水管内の著しい変化を招くことな
く、安定した給水ポンプ7A又は7Bの運転制御が可能
となる。尚流量センサ12はその検出値を用いて目標設
定圧SVを演算設定する場合に使用されるものである
が、流量センサ12を用いた動作は特に本発明に無関係
なので説明を省略する。
【0078】更に本実施例ではポンプ制御に必要なデー
タ設定及びその表示切換えは操作表示装置23の押釦ス
イッチ42の押し操作の時間により中央処理装置18が
判断して行うようになっており、図17は中央処理装置
18のその処理動作を示すフローチャートである。つま
り中央処理装置18はスイッチ入力の監視を図5のフロ
ーチャートに示すように一定時間間隔で行うのである
が、その都度前回のサイクルでの押釦スイッチ42の操
作状態をSWold という変数に格納するとともに、今回
の状態の操作状態をSWという変数に格納し、夫々の変
数の内容により押釦スイッチ42の押し操作があるかど
うかを判定し、今回のサイクルで押釦スイッチ42の押
し操作があればタイマ値Tに一定値ΔTを加え、今回の
サイクルで押釦スイッチ42の押し操作が無く、前回の
サイクルで押釦スイッチ42の押し操作があった場合に
は操作タイマ値TINに上記タイマ値Tの値を入れる。も
し前回のサイクルでも押釦スイッチ42の押し操作がな
ければタイマ値Tを0にリセットするとともに操作タイ
マ値TINを0にリセットする。そして操作タイマ値TIN
が0より大きく一定時間Ts以内であれば、書込みフラ
グをオンし現在表示器37で表示されているデータDD
をEEPROM45に書込み記憶し、表示されていた項
目の設定データとする。この設定後書込みフラグをオフ
して表示器37の表示項目を次の表示項目に切換え、作
業変数Tempに現在のデータDDを格納する。
【0079】操作タイマ値TINが0から一定時間Tsの
範囲以外若しくは上記の作業変数Tempに現在のデー
タDDを格納した後、操作タイマ値TINが所定時間Ts
以上であるかどうかを判定し、もし所定時間Ts以上で
あれば、カウント値Nに1を加算し、そのカウント値N
が所定値Nsを越えているかどうかを判定し、もし越え
て居なければデータDDの値を現在のDDに一定値ΔD
Dを加えた値にする。
【0080】もしカウント値Nが所定値Nsを越えてい
る場合にはデータDDの値を現在のDDに一定値ΔDD
×Nsとする。つまり表示データの値の変化がNs倍に
なって高速表示となる。操作タイマ値TINが所定時間T
sが小さいか、或いは上記のデータDDの内容更新後に
おいて、作業変数Tempの内容が現在のデータDDに
一致するか否かを判定し、一致しない場合には書込みフ
ラグをオンする。このオンした後或いは、一致する場合
には次のスイッチ入力のサイクルまで待機する。
【0081】このようにして押釦スイッチ42の短い時
間の押し操作により表示項目の切換えと、表示されてい
るデータDDを設定データとして記憶させることがで
き、また長時間の押し操作により表示されているデータ
DDの変更ができることになり、使用者は一つの押釦ス
イッチ42の押し操作時間を変えることで、表示項目の
切り換え、表示データDDの変更、表示データDDを設
定データとして記憶させる夫々の操作が行えるのであ
る。
【0082】尚図17のY点に図18に示すフローチャ
ートの処理を挿入して、表示器37の自動消灯を行うよ
うにすれば省エネルギが図れる。つまり図18の場合、
表示器37の表示項目がブランクでない状態において、
押釦スイッチ42の押し操作が無い場合にはタイマ値T
cに一定値ΔTcを加算し、タイマ値Tcが一定時間
(例えば5分)を越える場合には、中央処理装置18は
表示器37を消灯して表示項目をブランクにし、タイマ
値Tcを0にリセットするのである。
【0083】
【発明の効果】上記目的を達成するために、請求項1の
発明は、水道の配水管に直結され末端給水器具への給水
管と配水管との間に介在する複数台の給水ポンプの何れ
かの運転により給水圧が目標設定圧となるように給水ポ
ンプの運転制御を行う給水制御装置において、制御ユニ
ットと表示部及び操作部とを制御盤に内蔵し、制御盤の
開閉扉側に配置される表示部及び操作部と、盤本体側に
配置される制御ユニットとの間に各給水ポンプ毎に設け
た信号線と、1本の制御線とで接続し、操作部では制御
線の一端を交流電源の一端に接続し、且つ制御線に通電
されると制御スイッチ手段をオンする制御リレー及び通
電の立ち上がり毎に切り換えスイッチを順次且つサイク
リックに切り換える交互リレーとを制御線に挿入し、自
動運転スイッチと、この自動運転スイッチと制御スイッ
チ手段とを介して交流電源の一端に接続され、他端を各
信号線の一端に接続された各給水ポンプの個別選択用の
スイッチと、一端が自動運転スイッチと制御スイッチ手
段とを介して交流電源の一端に接続され、他端が上記切
り換えスイッチの共通接点に接続された自動交互運転選
択用のスイッチとを設けるとともに切り換えスイッチの
各接点を各個別選択用のスイッチと信号線との接続点に
接続し、操作部内での各信号線には交流電源の一方の半
波に対して順方向となる第1の整流器を各別に挿入し、
表示部では、各給水ポンプに対応して設けた表示ランプ
と、この表示ランプを駆動する表示回路とを備え、表示
回路には各表示ランプに対応した電源接続端と電源共通
端とを設けるとともに、順方向の電圧が電源接続端に接
続されると電源接続端に対応する表示ランプを駆動する
機能を有し、電源共通端を交流電源の一端に接続し且つ
各電源接続端を上記第1の整流器の出力端側の信号線に
対して交流電源の他方の半波に対して順方向となる第2
の整流器を介して接続し、制御ユニットでは、各信号線
及び制御線の他端を交流電源の他端に接続し、各信号線
には第1の整流器が順方向となる電流を検出する検出手
段を挿入し且つ各検出手段に並列に第2の整流器が順方
向となる電流を流すスイッチ手段を接続し、制御線には
通電をオンオフする別のスイッチ手段を挿入し、制御ユ
ニットに備わった制御手段では別のスイッチ手段を一定
時間経過毎に開閉して交互リレーを切り換え動作ざせる
機能と、検出手段からの検出信号に基づいて給水ポンプ
の運転を判断して当該検出手段の信号線に対応する給水
ポンプの運転制御を行う機能と、各信号線のスイッチ手
段をオン、オフして当該信号線に対応する給水ポンプの
運転状態を示す信号を表示回路へ送る表示制御機能とを
備えたので、操作部からの給水ポンプを運転させる選択
信号と、制御ユニットからの表示部の動作表示灯を表示
させる信号とを同じ信号線を用いしかも多重伝送信号を
用いることなく伝送することができ、また信号伝送のた
めの構成が簡単な上に信号線の数を少なくすることがで
き、操作部及び表示部を配置した開閉扉と、制御ユニッ
トを配置した制御盤との間の配線が少ないため配線作業
も容易に行え、また開閉扉の開閉も容易に行えるという
効果がある。
【0084】請求項2の発明は、上記別のスイッチ手段
の開閉による交互リレーの切り換えスイッチの切り換え
動作に伴って検出信号を出力する検出手段が別の検出手
段に移行した場合に自動交互運転と判断し、この自動交
互運転と判断されると先に運転していた給水ポンプと、
次に運転する給水ポンプとを同時に運転させる同時運転
期間を設定し、この同時運転期間終了時に次に運転する
給水ポンプのみの運転制御に移行する強制切り換え処理
機能を制御手段に設けたにで、一定時間毎に自動交互運
転を制御ユニット側で判定することができ、自動交互運
転時には先に運転中の給水ポンプと次に運転する給水ポ
ンプとを同時に運転させる同時運転期間を設けることに
より、切り換え時の給水圧の急激な低下を防ぐことがで
きるという効果がある。
【0085】請求項3の発明は、上記強制切り換え処理
機能には同時運転期間中先に運転していた給水ポンプの
出力を徐々に下降させて同時運転期間終了時に停止させ
る機能を持たせたので、同時運転期間中において先に運
転されていた給水ポンプの出力を徐々に低下させること
ができ、そのため給水圧を安定させた状態で切り換えが
行えるという効果がある。
【0086】請求項4の発明は、上記強制切り換え処理
機能は同時運転期間中上記別のスイッチ手段の開閉を所
定間隔で行い、このスイッチ手段の開閉による交互リレ
ーの切り換えスイッチの切り換え動作によっても検出信
号を出力する検出手段が同じ場合には同時運転を止め
て、検出信号を出力する検出手段に対応する給水ポンプ
の運転制御を行うので、同時運転期間において、給水ポ
ンプの個別運転が選択された場合に、速やかに個別選択
された給水ポンプへの移行が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の盤内伝送に関する配線図で
ある。
【図2】同上の全体構成図である。
【図3】同上の操作表示部の構成図である。
【図4】同上の操作表示装置を示すコントローラ本体の
正面図である。
【図5】同上の基本的なフローチャートである。
【図6】同上の電磁開閉器の制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】同上のPID制御の処理を示すフローチャート
である。
【図8】同上のPID制御の前段階の吐出側圧力の変化
状態説明図である。
【図9】同上の副設定値の可変処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図10】同上のポンプ故障時の制御処理を示すフロー
チャートである。
【図11】同上の強制切り換え制御の処理を示すフロー
チャートである。
【図12】同上の強制切り換え制御のその他の例の処理
を示すフローチャートである。
【図13】同上の強制起動制御の処理を示すフローチャ
ートである。
【図14】同上の強制起動制御の別例の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図15】同上の強制起動制御の他例の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図16】同上の強制起動制御のその他の例の処理を示
すフローチャートである。
【図17】同上のデータ設定の処理を示すフローチャー
トである。
【図18】同上の操作表示装置の表示器の節電処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
14 制御ユニット 18 中央処理装置 24 操作表示部 31 電源ランプ 32A,32B、33A,33B 表示ランプ LA,LB 信号線 LC 制御線 AC 交流電源 PCa1 ,PCa2 ホトカプラ PCb1 ,PCb2 ホトカプラ PCc ホトカプラ DA1 … ダイオード DB1 … ダイオード Ry1 制御リレー Ry2 交互リレー SWa 運転モードスイッチ部 SWb 主機切換スイッチ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道の配水管に直結され末端給水器具への
    給水管と配水管との間に介在する複数台の給水ポンプの
    何れかの運転により給水圧が目標設定圧となるように給
    水ポンプの運転制御を行う給水制御装置において、 制御ユニットと表示部及び操作部とを制御盤に内蔵し、
    制御盤の開閉扉側に配置される表示部及び操作部と、盤
    本体側に配置される制御ユニットとの間に各給水ポンプ
    毎に設けた信号線と、1本の制御線とで接続し、 操作部では制御線の一端を交流電源の一端に接続し、且
    つ制御線に通電されると制御スイッチ手段をオンする制
    御リレー及び通電の立ち上がり毎に切り換えスイッチを
    順次且つサイクリックに切り換える交互リレーとを制御
    線に挿入し、自動運転スイッチと、この自動運転スイッ
    チと制御スイッチ手段とを介して交流電源の一端に接続
    され、他端を各信号線の一端に接続された各給水ポンプ
    の個別選択用のスイッチと、一端が自動運転スイッチと
    制御スイッチ手段とを介して交流電源の一端に接続さ
    れ、他端が上記切り換えスイッチの共通接点に接続され
    た自動交互運転選択用のスイッチとを設けるとともに切
    り換えスイッチの各接点を各個別選択用のスイッチと信
    号線との接続点に接続し、操作部内での各信号線には交
    流電源の一方の半波に対して順方向となる第1の整流器
    を各別に挿入し、表示部では、各給水ポンプに対応して
    設けた表示ランプと、この表示ランプを駆動する表示回
    路とを備え、表示回路には各表示ランプに対応した電源
    接続端と電源共通端とを設けるとともに、順方向の電圧
    が電源接続端に接続されると電源接続端に対応する表示
    ランプを駆動する機能を有し、電源共通端を交流電源の
    一端に接続し且つ各電源接続端を上記第1の整流器の出
    力端側の信号線に対して交流電源の他方の半波に対して
    順方向となる第2の整流器を介して接続し、 制御ユニットでは、各信号線及び制御線の他端を交流電
    源の他端に接続し、各信号線には第1の整流器が順方向
    となる電流を検出する検出手段を挿入し且つ各検出手段
    に並列に第2の整流器が順方向となる電流を流すスイッ
    チ手段を接続し、制御線には通電をオンオフする別のス
    イッチ手段を挿入し、制御ユニットに備わった制御手段
    では別のスイッチ手段を一定時間経過毎に開閉して交互
    リレーを切り換え動作ざせる機能と、検出手段からの検
    出信号に基づいて給水ポンプの運転を判断して当該検出
    手段の信号線に対応する給水ポンプの運転制御を行う機
    能と、各信号線のスイッチ手段をオン、オフして当該信
    号線に対応する給水ポンプの運転状態を示す信号を表示
    回路へ送る表示制御機能とを備えたことを特徴とする給
    水制御装置。
  2. 【請求項2】上記別のスイッチ手段の開閉による交互リ
    レーの切り換えスイッチの切り換え動作に伴って検出信
    号を出力する検出手段が別の検出手段に移行した場合に
    自動交互運転と判断し、この自動交互運転と判断される
    と先に運転していた給水ポンプと、次に運転する給水ポ
    ンプとを同時に運転させる同時運転期間を設定を設定
    し、この同時運転期間終了時に次に運転する給水ポンプ
    のみの運転制御に移行する強制切り換え処理機能を制御
    手段に設けたことをことを特徴とする請求項1記載の給
    水制御装置。
  3. 【請求項3】上記強制切り換え処理機能には同時運転期
    間中先に運転していた給水ポンプの出力を徐々に下降さ
    せて同時運転期間終了時に停止させる機能を持たせたこ
    とを特徴とする請求項2記載の給水制御装置。
  4. 【請求項4】上記強制切り換え処理機能は同時運転期間
    中上記別のスイッチ手段の開閉を所定間隔で行い、この
    スイッチ手段の開閉による交互リレーの切り換えスイッ
    チの切り換え動作によっても検出信号を出力する検出手
    段が同じ場合には同時運転を止めて、検出信号を出力す
    る検出手段に対応する給水ポンプの運転制御を行うこと
    を特徴とする請求項2又は3記載の給水制御装置。
JP2849395A 1995-02-16 1995-02-16 給水制御装置 Withdrawn JPH08219082A (ja)

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