JPH1093751A - ファクシミリ装置およびファクシミリサーバ - Google Patents

ファクシミリ装置およびファクシミリサーバ

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JPH1093751A
JPH1093751A JP8265603A JP26560396A JPH1093751A JP H1093751 A JPH1093751 A JP H1093751A JP 8265603 A JP8265603 A JP 8265603A JP 26560396 A JP26560396 A JP 26560396A JP H1093751 A JPH1093751 A JP H1093751A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーページを短時間で送信できるファクシ
ミリ装置およびファクシミリサーバを提供する。 【解決手段】 公衆回線網またはISDN網を介して相
手先ファクシミリ装置との間でファクシミリ通信を行う
ファクシミリ装置において、ファクシミリ送信時、相手
先ファクシミリ装置が予め設定されたカバーページ情報
通信手順によりカバーページ情報を受理可能か否かを確
認する相手能力確認手段と、上記相手能力確認手段によ
りカバーページ情報通信手順によるカバーページ情報受
理が可能と判定されたときはカバーページ情報通信手順
により上記ファクシミリ装置へカバーページ情報をコー
ドデータで送信し、上記カバーページ情報通信手順によ
るカバーページ情報受理が不可と判定されたときはカバ
ーページ情報を画情報で送信するカバーページ送信手段
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LANと、公衆回
線網やISDN網など広域網との両方に接続されたファ
クシミリサーバや、単に広域網内の任意のファクシミリ
装置におけるカバーページ送信方法に係り、特により短
時間でカバーページを送信できるファクシミリサーバお
よびファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ送信時、第1ページに宛先
名などを記載したカバーページを付加して送るファクシ
ミリ送信が一般的に行われている。このようなカバーペ
ージは送信原稿の第1ページとして送信原稿本体と共に
読み取られ画情報として送信されるか、利用者がキーボ
ードなどから入力した情報を基にして装置内で作成さ
れ、画情報の第1ページとして送信される。また、近年
は、LAN内の端末装置から公衆回線網やISDN網な
ど広域網内のファクシミリ装置へ文書を送信したり、逆
にファクシミリ装置から広域網を介して上記端末装置へ
文書を送信したりする際の中継の役割を果たすファクシ
ミリサーバが提供されているが、このようなファクシミ
リ装置においても、カバーページは画情報で送信されて
いるのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにカバーページを画情報で送信すると、画情報を転
送するための通信時間が長くかかり、情報伝送のための
コストが高くなると共に、画情報を装置内で作成する場
合には、作成のための処理時間が長くかかるという問題
点があった。本発明の課題は、上記のような従来技術の
問題を解決し、状況に応じてカバーページをコードデー
タで送信したり、或いは画情報で送信する場合において
も通信データ量を減らして、カバーページを短時間で送
信できるファクシミリ装置およびファクシミリサーバを
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、 公衆回線網またはI
SDN網を介して相手先ファクシミリ装置との間でファ
クシミリ通信を行うファクシミリ装置において、ファク
シミリ送信時、相手先ファクシミリ装置が予め設定され
たカバーページ情報通信手順によりカバーページ情報を
受理可能か否かを確認する相手能力確認手段と、上記相
手能力確認手段によりカバーページ情報通信手順による
カバーページ情報受理が可能と判定された場合にカバー
ページ情報通信手順により相手先ファクシミリ装置へカ
バーページ情報をコードデータで送信し、一方、上記カ
バーページ情報通信手順によるカバーページ情報受理が
不可と判定された場合にカバーページ情報を画情報で送
信するカバーページ送信手段とを備えたことを特徴とす
る。また、請求項2記載の発明では、LAN内の端末装
置と公衆回線網またはISDN網内のファクシミリ装置
との間で画情報通信を行うファクシミリサーバにおい
て、LAN内の端末装置から送られてくるファクシミリ
送信要求情報、カバーページ生成のためのカバーページ
情報および送信画情報を受理する送信受理手段と、上記
送信受理手段により受理された情報に従って公衆回線網
またはISDN網内の相手先ファクシミリ装置が接続さ
れたとき、上記相手先ファクシミリ装置が予め設定され
たカバーページ情報通信手順によりカバーページ情報を
受理可能か否かを確認する相手能力確認手段と、上記相
手能力確認手段によりカバーページ情報通信手順による
カバーページ情報受理が可能と判定された場合にカバー
ページ情報通信手順により上記ファクシミリ装置へカバ
ーページ情報をコードデータで送信し、上記カバーペー
ジ情報通信手順によるカバーページ情報受理が不可と判
定された場合にカバーページ情報を画情報で送信するカ
バーページ送信手段とを備えたことを特徴とする。ま
た、請求項3記載の発明では、請求項1記載のファクシ
ミリ装置および請求項2のファクシミリサーバにおい
て、カバーページ情報をコードデータで送信した場合の
通信時間と画情報で送信した場合の通信時間とを比較す
る通信時間比較手段を備え、該通信時間比較手段により
コードデータで送信した場合の通信時間の方画情報にて
カバーページ情報を送信した場合の通信時間より短いと
判定され且つ相手先ファクシミリ装置がカバーページ情
報通信手順によるカバーページ情報受理が可能と判定さ
れたときのみカバーページ情報をコードデータで送信す
るカバーページ送信手段を備えたことを特徴とする。
【0005】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載のファクシミリ装置およびファクシミリサーバにお
いて、上記通信時間算出手段はカバーページ情報を画情
報でECM通信した場合の通信時間をG3ECM通信の
履歴に基づいて算出したことを特徴とする。また、請求
項5記載の発明では、請求項3記載のファクシミリ装置
およびファクシミリサーバにおいて、カバーページ情報
のうち、予め定めた定形フォーマットの特定部分のみの
情報を送信するように構成すると共に、通信時間比較手
段が比較を行う際の通信時間をカバーページ情報のうち
上記特定部分の情報のみを送信するのに要する時間とカ
バーページ情報を画情報にて送信した場合との時間とを
比較したことを特徴とする。また、請求項6記載の発明
では、請求項2記載のファクシミリサーバにおいて、端
末装置から送られてくるファクシミリ情報のファイル形
式が許容できるか否かを判定する形式判定手段と、上記
形式判定手段による判定結果を上記端末装置へ返答する
返答手段とを送信受理手段内に備えたことを特徴とす
る。
【0006】また、請求項7記載の発明では、請求項2
記載のファクシミリサーバにおいて、相手先ファクシミ
リ装置または相手先ファクシミリサーバより公衆回線網
またはISDN網を介して受信したカバーページ情報か
ら宛先端末装置を抽出する宛先抽出手段と、上記宛先抽
出手段により宛先端末装置が抽出されたとき、受信した
ファクシミリ画情報を所定のLAN伝送制御手順に従っ
て抽出された宛先端末装置へ配信する配信手段とを備え
たことを特徴とする。また、請求項8記載の発明では、
請求項7記載のファクシミリサーバにおいて、受信した
ファクシミリ画情報を識別情報と対応付けて蓄積してお
く画像蓄積手段と、受信したカバーページ情報に従っ
て、上記識別情報が付加されたカバーページを作成する
カバーページ作成手段と、上記カバーページ作成手段に
より作成されたカバーページを宛先抽出手段により抽出
された宛先端末装置へ送信するカバーページ送信手段と
を備え、上記宛先端末装置から上記識別情報が指定され
た配信依頼を受けたとき、上記識別情報に対応付けられ
たファクシミリ画情報を上記画像蓄積手段から読み出し
て上記宛先端末装置へ配信する配信手段を備えたことを
特徴とする。
【0007】
【作用】上記のような手段にしたので、請求項1および
請求項2記載の発明では、相手先ファクシミリ装置若し
くはファクシミリサーバがカバーページ情報通信手順に
よるカバーページ情報受理が可能な場合にカバーページ
情報通信手順によりカバーページ情報をコードデータで
送信し、上記カバーページ情報通信手順によるカバーペ
ージ情報受理が不可な場合にはカバーページ情報を画情
報で送信することによりカバーページ情報受理が可能な
相手先にはカバーページの転送に要する時間を短縮する
ことができる。請求項3記載の発明では、カバーページ
情報を画情報で送信するよりもコードデータで送信した
方が送信に必要な通信時間が短いと判定され且つ相手先
ファクシミリ装置がカバーページ情報通信手順によるカ
バーページ情報受理が可能と判定されたときのみカバー
ページ情報をコードデータで送信することによりより確
実にカバーページの転送時間を短縮することが可能とな
る。
【0008】請求項4記載の発明では、上記において、
画情報で送信した場合の通信時間は履歴に基づいて算出
したECM通信の通信時間とすると共に、該通信時間と
カバーページ情報をコードデータで送信した場合の通信
時間とを比較し、通信時間が短い方の送信処理が行われ
るため、画情報にてカバーページを送信した場合の通信
時間を比較的正確に把握することができる。請求項5記
載の発明では、カバーページの特定部分の情報のみ送信
され、且つ画情報の通信時間とコードデータ送信時間と
の比較において上記特定部分の情報のみをコードデータ
にて送信するのに要する時間と画情報の送信時間とを比
較するので、より確実にカバーページの転送時間を短縮
することが可能となる。
【0009】請求項6記載の発明では、LAN内の端末
装置からファクシミリサーバへファクシミリ情報を送る
際、端末装置のファイル形式で送ることができる。請求
項7記載の発明では、受信したカバーページ情報からL
AN内の宛先端末装置を知り、受信画情報をその端末装
置へ配信できる。請求項8記載の発明では、LAN内端
末装置に属する受信人は自分宛の受信文書のあることが
わかり、且つその受信文書を引き出すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係るフ
ァクシミリ装置及びファクシミリサーバの実施の形態を
詳細に説明する。図1は本発明に係るファクシミリ装置
及びファイルサーバを含むシステム構成例を示す図であ
り、この構成例のシステムは、LAN2に接続された複
数の端末装置(クライアント端末)3、ファイルサーバ
4、メールサーバ5、公衆回線網6、および公衆回線網
6に接続されたG3ファクシミリ装置7、本発明に係る
カバーページ処理機能が付加され、公衆回線網6に接続
されたファクシミリ装置8、ISDN網9、上記ISD
N網9に接続されたG4ファクシミリ装置10、本発明
に係るカバーページ処理機能が付加され、上記ISDN
網9に接続されたファクシミリ装置11、本発明に係る
カバーページ処理機能が付加され、上記LAN2、公衆
回線網6、ISDN網9に接続されたファクシミリサー
バ1などから構成している。
【0011】図2は本発明に係るカバーページ処理機能
が付加されたファクシミリサーバ1の構成を示すブロッ
ク図である。同図に示すように、ファクシミリサーバ1
は、LAN伝送制御手順に従ってLAN2内の各端末装
置との通信を制御するLANインタフェース部13、G
3伝送制御手順に従ったファクシミリ通信を実行する制
御手段、モデム及び網制御装置などから構成されたG3
ファクシミリ制御部14、G4伝送制御手順に従ったフ
ァクシミリ通信を実行する制御手段及びISDN網イン
タフェース部などから構成されたG4ファクシミリ制御
部15、ファクシミリサーバ全体を制御・管理するシス
テム制御部16、画情報やシステム情報を記憶するシス
テム記憶部17、宛先端末番号などのデータ入力やメッ
セージ表示などを行う操作部18、記録紙への画像出力
を行うプロッタ19、画像読み取りを行うスキャナ20
などを備えている。
【0012】図3は、本発明に係るファクシミリ装置の
第1の形態例を示す動作フロー図である。以下、図1〜
図4などにより、この形態例の動作を説明する。なお、
第1の形態例のシステム制御部16は、LAN内の端末
装置から送られてくるファクシミリ送信要求情報やカバ
ーページ情報などを受理する送信受理手段、相手先ファ
クシミリ装置がカバーページ情報通信手順によるカバー
ページ情報を受理可能か否かを確認する相手能力確認手
段、カバーページ情報通信手順によるカバーページ情報
が受理可能なときは相手先ファクシミリ装置へカバーペ
ージ情報をコードデータで送信し、受理不可能ならば画
情報で送信するカバーページ送信手段などを有する。ま
た、上記送信受理手段、相手能力確認手段、カバーペー
ジ送信手段はCPUおよびプログラムを内蔵したROM
などから構成される。
【0013】図3に示したステップS1に先立って、例
えばLANインタフェース部を備えたパーソナルコンピ
ュータ等からなる端末装置3において、図4に示すよう
な画面が表示され(但し、最初は矩形部内および○内は
空白)、空白の矩形部内に宛名、電話番号(相手先端末
番号)ファクシミリ文書の標題などを入力する。また、
端末装置3に内蔵されている標準のコメントを付加する
か否かの表示が行われ、図4に示した例ではコメントを
付加すると指示している。このようにコメントを付加す
る場合に端末装置3の制御部はテキスト情報(コードデ
ータ)から成る図5のようなカバーページ情報を作成す
る。その後、ファクシミリサーバ1の送信受理手段は、
端末装置3からのファクシミリ送信要求およびテキスト
情報から成るカバーページ情報を受け付ける(S1)。
なお、上記ファクシミリ送信要求およびカバーページ情
報はLAN伝送制御手順に属するファイル転送伝送制御
手順に従って送られ、同様に、送信受理手段は続いて送
られてくる送信画情報(送信文書)を受け付け(S
2)、該受け付けた各情報をシステム記憶部17に格納
する。 図6にシステム記憶部17に格納された各情報
の一例を示す。ファイル1がカバーページ情報であり、
ファイル2およびファイル3が送信画情報である。な
お、ファイル2を端末装置3からファクシミリサーバ1
へ送る際、およびシステム記憶部17に格納する際のデ
ータ形式(図6にはVer.1. 0の文書形式として示
している)は例えばファクシミリ符号化方式で圧縮され
た画情報であるが、内容によってはテキスト情報でもよ
い。各ファイル番号に対応付けてデータ量やコード番号
(データ形式を示す)も記憶される。また、データ量V
fは圧縮された画情報のデータ量である。 続いて、シ
ステム制御部16は、カバーページ情報(ファイル1)
としてシステム記憶部17に記憶された情報のなかから
宛先情報を抽出し、予め宛先情報に対応付けてシステム
記憶部17の所定領域に登録(記憶)されている電話番
号(端末番号)の中から、該抽出した宛先情報に対応し
た電話番号を取得する。なお、宛先情報に対応した電話
番号の取得に際しては、ファクシミリ送信要求を受け付
ける際に、ファイル1を構成する情報の一つとして端末
装置から送られてくるように構成してもよい。
【0014】宛先情報に対応付けて登録されている電話
番号には、さらに、使用する回線が公衆回線網かISD
N網かを示す情報が対応付けて登録されているので、シ
ステム制御部16はそれに従って使用する回線を決定
し、例えば公衆回線網を使用する場合はG3ファクシミ
リ制御部14に取得した電話番号を渡し、相手先への発
呼を実行させる(S3)。なお、以下の説明は公衆回線
を使用する場合で行うが、ISDN網を使用する場合も
同様にして行うことができる。発呼を行った後、所定時
間が経過しない限り、G3ファクシミリ制御部14は相
手先ファクシミリ装置が接続されたか否か監視する(S
4→S5→S4…)。そして、接続されないまま(S
4、No)所定時間が経過すると(S5、Yes)、G
3ファクシミリ制御部14は回線を切断し(S6)、再
発呼(再発信)する場合は(S7、Yes)ステップS
4から繰り返す。一方、再発呼しない場合は(S7、N
o)、相手先に接続できなかった旨を表示するか、通信
レポートにその旨を示す情報を記載するかして(S8)
この動作フローを終了する。
【0015】上記接続監視(ステップS4)において、
相手先との接続が確認されると(S4、Yes)、相手
先ファクシミリ装置からのDIS信号をチェックし、相
手能力確認手段はDIS信号に設定されている情報を解
析して相手先ファクシミリ装置がカバーページ情報通信
手順によりカバーページ情報を受理可能か否か(コンパ
チか否か)を確認する(S9)。そして、上記通信手順
によるカバーページ情報の受理が不可であることが判る
と(S10、No)、G3伝送制御手順のDIS信号受
信に続くフェーズBの標準通りの通信手順を実行する
(S11)。さらに、フェーズCに入ると、カバーペー
ジ送信手段は第1ページの画情報としてカバーページ情
報を送信する(S12)。つまり、システム記憶部17
からファイル1内のカバーページ情報を読み出し、画情
報化(ビットマップ展開)し、システム制御部16内の
符号化手段により圧縮し、G3ファクシミリ制御部14
により相手先へ送信する(S12)。
【0016】また、カバーページ情報に続いて、ファイ
ル2およびファイル3などから送信画情報を読み出し、
第2ページ以下の画情報として相手先へ送信する(S1
3)。なお、この際、ファイル2内の送信情報などがコ
ードデータ(テキストデータ)のままであればカバーペ
ージ情報と同様に画情報化および符号化を行って送信す
る。それに対して、ステップS10において、相手先が
カバーページ情報通信手順によるカバーページ情報の受
理が可能であると判った場合は(S10、Yes)、標
準のG3伝送制御手順を途中まで実行した後(S1
4)、所定の信号に続いて、独自のカバーページ情報通
信手順に従ってカバーページ情報を送信する。つまり、
独自の信号名を有する独自のデータ長の信号にコードデ
ータのままのカバーページ情報(テキスト情報のままの
図6の情報)を設定して相手先へ送信する(S15)。
なお、カバーページ情報のデータ量が少なければG3伝
送制御手順に含まれる非標準信号でカバーページ情報を
送信することも可能である。続いて、G3伝送制御手順
フェーズBの残りを実行し(S16)、ステップS13
と同様に送信画情報を送信し(S17)、この動作フロ
ーを終了する。
【0017】このようにカバーページ情報をコードデー
タのまま送信すれば、該情報を画情報で送信する場合に
比べて、たとえフェーズBの伝送速度が画情報送信時の
フェーズCの伝送速度に比べて遅くても、一般にはデー
タ量の差によって通信時間を大幅に短縮することができ
る。
【0018】次に本発明に係るファクシミリサーバの第
2の実施の形態例について説明する。第2の形態例のフ
ァクシミリサーバの構成は、前述した図2に示したファ
クシミリサーバの構成と同様のハードウェア構成を有す
が、システム制御部16は、カバーページ情報をコード
データで送信した場合の通信時間と画情報で送信した場
合の通信時間とを比較する通信時間比較手段を備え、カ
バーページ送信手段は、上記の比較結果がコードデータ
で送った方が通信時間が短かいと判断した場合はコード
データで送信し、画情報で送った方が通信時間が短かい
と判断した場合は画情報で送信するという機能を有して
いる。一般にはコードデータで送信した方が通信時間は
短かくなるが、稀に画情報で送った方が通信時間が短か
いという場合もあり、上述したようにコードデータで送
信した場合の通信時間と画情報で送信した場合の通信時
間とを比較し、通信時間が短い情報の形態で送信する手
段を備えることによりより確実にデータの伝送時間を短
縮することを目的としている。なお、上記通信時間比較
手段はCPUおよびプログラムを内蔵したROMなどか
ら構成される。
【0019】図7にこの実施の形態例の動作フローを示
す。先ず、上記図3に示した第1の形態例におけるステ
ップS1〜S9が実行され、続いて、ステップS10に
おいて相手先ファクシミリ装置がカバーページ情報通信
手順によりカバーページ情報を受理可能か否か、すなわ
ち”相手先ファクシミリ装置がコンパチか否か”の判定
を行い、相手先ファクシミリ装置にカバーページ処理機
能が付加されていなければ(S10、No)第1の形態
例と同様にステップS11〜S13を実行する。それに
対して、接続先のファクシミリ装置が本発明に係るカバ
ーページ処理機能を備えている場合(S10、Ye
s)、通信時間比較手段は受信した信号に設定された情
報などから画情報通信速度Rf(フェーズCの通信速
度)およびコードデータ通信速度Rd(フェーズBの通
信速度)を取得する(S21)。また、通信時間比較手
段はシステム記憶部17の所定領域に記憶されたカバー
ページ情報(例えば図6に示したファイル1)のデータ
量Vf(画情報で送る場合)およびVd(コードデータ
で送る場合)を取得し(S22)、画情報の場合のカバ
ーページの通信時間Tf=Vf/Rfおよびコードデー
タの場合の通信時間Td=Vd/Rdを算出する(S2
3)。
【0020】上記のように、一般にはTf>Tdである
が、例えば次のような場合はTf<Tdとなる。つま
り、画情報の線密度が3. 85本/mmで、原稿サイズ
が例えばA4幅で長さが30mm、圧縮率1/10であ
り、Vd=50バイト、Rf=9600bps、Rd=
300bpsの場合は、Tfは約0. 9秒で、Tdは
1. 3秒になる。したがって、上記の例のような場合は
Tf>Tdとなり(S24、Yes)、第1の形態例の
ステップS14〜S17と同様の処理が実行され、ま
た、例えば原稿サイズが長さ60mmでその他の条件が
全て同じならば、Tfは約1. 秒、Tdは1. 3秒であ
るから、Tf<Tdとなり(S24、No)、第1の形
態例のステップS11〜S13と同様の処理が実行され
る。この形態例によれば、相手先にコードデータによる
カバーページ情報の送信が可能であっても、画情報で送
信した方が通信時間が短かくなる場合は、カバーページ
を画情報で送信するので、通信時間を短縮するための最
適な送信手順をとることが可能となる。本発明に係る第
3の実施の形態例では、第2の実施の形態例においてシ
ステム制御部16が、さらに、G3ECM通信の履歴に
基づいてカバーページ情報をECM通信した場合の通信
時間を算出する通信時間算出手段を備え、通信時間比較
手段はカバーページ情報をコードデータで送信した場合
とECM通信した場合との通信時間を比較するように構
成している。
【0021】図8は本発明に係るファクシミリサーバの
第3の形態例の動作フローを示す図であり、この形態例
のファクシミリサーバ1は、第2の形態例の動作フロー
のステップS22(図7)に続いて、受信したDIS信
号などによりG3ECM通信が可能か否かを判定する
(S31)。そして、可能であればECM通信履歴が記
録されているか否かを判定する(S32)。図9に示す
ように、システム記憶部17などに記録されたECM通
信履歴には、送信すべきデータ量と実際に送信を行った
際の再送量とさらにそれらの比率(再送量/データ量)
などが含まれているので、これにより複数回のECM通
信結果に基づいた平均的なデータ増加率を求めることが
できる。上記においてECM通信が不可であった場合
(S31、No)、およびECM通信は可能だがECM
通信履歴の記録がなかった場合(S32、No)は第2
の形態例におけるステップS23と同様なステップが実
行される。それに対し、ステップS32においてECM
通信履歴の記録があるという判定の場合(S32、Ye
s)、通信時間算出手段は上記データ増加率に基づいて
再送フレームを考慮したカバーページのデータ量Vfe
を求める(S33)。また、コードデータによるカバー
ページ通信時間Tdを算出し(S34)(S23参
照)、さらに上記Vfeより再送フレームを考慮したE
CMの場合の通信時間Tfeを算出する(S35)。
【0022】こうして、通信時間比較手段はTfeとT
dを比較し(S36)、Tfe>Tdであれば(S3
6、Yes)、カバーページ情報をコードデータで送信
し(S14〜S17(図3参照))、Tfe<Tdであ
れば(S36、No)、ECM通信で画情報を送信する
(S11〜S13(図3参照))。したがって、上記形
態例によれば、エラーのないカバーページを送信する場
合で、より通信時間が短かくなるカバーページ送信を実
現することができる。
【0023】本発明に係るファクシミリサーバの第4の
実施の形態例では、カバーページを定形フォーマットで
作成することによりその特定部分のみを送信するように
し、第2の実施の形態例と同様により一層通信時間の短
縮を図ることを目的としている。図10に第4の形態例
の動作フローを示し、また図11に定形フォーマットの
カバーページの例を示す。なお、図11において矩形で
示した部分が個別情報の挿入される部分であり、この個
別情報のみがカバーページ情報として相手先ファクシミ
リ装置へ送信される。以下、図10などに従って動作フ
ローを説明する。図示したように、第1の形態例に示し
たステップS1〜S9と同様のステップが行われ、該ス
テップS9に続いて独自ファイル形式のカバーページが
相手先ファクシミリ装置で受け付けられるか否かをDI
S信号などG3伝送制御手順の所定の信号により確認す
る(S10)。そして、受信(受け付け)不可ならば
(S10、No)第1の形態例に示したステップS11
〜S13と同様の処理を実行し、受信可ならば(S1
0、Yes)第2の形態例のステップS21と同様の処
理を実行する。さらに、カバーページのデータ量Vff
を求める(S41)。但し、カバーページ情報のデータ
量Vffはコードデータの場合も画情報の場合も図11
に示した矩形内のデータが対象である。
【0024】続いて、Vffに基づいて画情報での通信
時間Tffとコードデータでの通信時間Tdを算出し
(S42)、TffとTdを比較する(S43)。そし
て、Tff>Tdであれば(S43、Yes)、第1の
形態例に示したステップS14〜S17と同様の処理を
実行する。但し、カバーページ情報送信時には(S1
5)矩形内のデータ(図11)のみが送信される。な
お、複数の矩形に対応した複数のデータの区切りは区切
りデータ(例えばコンマ)で示される。それに対して、
Tff<Tdであれば(S43、No)フェーズBの残
りを実行し、フェーズCの冒頭でカバーページ情報を画
情報で送信する(S11、S12)。但し、このカバー
ページ情報は複数の矩形内の符号化された画情報であ
り、それぞれの矩形内画情報のそれぞれのライン間には
ラインエンド信号が設定される。また、それぞれの矩形
内データの区切りは区切りデータで示される。このよう
に第4の形態例によれば、カバーページは一部の情報だ
けが送信され、且つ上記一部の情報をコードデータで送
信する場合と画情報で送信する場合の通信時間を比較し
て短かい通信時間の方を選択して送信するので、カバー
ページの送信時間をさらに短かくできる。
【0025】なお、これまで説明してきた形態例1乃至
4は、カバーページの送信元がファクシミリサーバ1で
あったが、カバーページの送信元がファクシミリ装置8
(図1参照)などであっても同様にしてカバーページを
送信することができる。また、形態例1、形態例2、形
態例4はISDN網を使用したG4伝送制御手順のファ
イルサーバ1およびファクシミリ装置11にも実施する
ことができる。本発明に係るファクシミリサーバの第5
の形態例では、送信受理手段内に端末装置から送られて
くるファクシミリ情報のファイル形式が許容できるか否
かを判定する形式判定手段、および判定結果を上記端末
装置へ返答する返答手段を有する。
【0026】図12に本発明に係るファクシミリサーバ
の第5の形態例の動作フローを示す。まず、形式判定手
段が端末装置から送信要求時に送られてくるファクシミ
リ情報のファイル形式を受信する(S51)。このファ
イル形式(データ形式)は、例えば図6に示すように、
コード番号で通知され、ファイルサーバ1には予め受理
可能なファイル形式が登録されているので、形式判定手
段は端末装置からファイル形式を通知されると、そのフ
ァイル形式のコード番号が登録されているか否かを判定
する(S52)。そして、返答手段はその判定結果を相
手先端末装置に返答する(S52)。この返答手段によ
る返答が受理可能という場合は(S52、Yes)、端
末装置から、例えばコードデータ(図6の例ではコード
番号00)が送られてくるので送信受理手段はこれを受
け付け(S53)、続いて送られてくる画情報を受け付
ける(S54)。なお、返答が受理不可の場合は(S5
2、No)、この動作フローを終了し、一般的な方法で
画情報を受信する。この形態例によれば、端末装置と同
一のファイル形式をファイルサーバ1に登録することに
より、端末装置におけるファイル形式変換が不要にな
る。本発明に係るファクシミリサーバの第6の形態例に
おけるファクシミリサーバ1は、システム制御部16内
に、第1〜第4の形態例に示したファクシミリサーバ1
またはファクシミリ装置8, 11より受信したカバーペ
ージ情報から宛先端末装置を抽出する宛先抽出手段、お
よび抽出された宛先端末装置へ受信した画情報を配信す
る配信手段を有する。なお、上記宛先抽出手段および配
信手段はCPUおよびプログラムを内蔵したROMなど
から構成される。
【0027】図13に本発明に係るファクシミリサーバ
の第6の形態例の動作フローを示す。なお、この形態例
はカバーページがコードデータで受信される場合につい
て可能になる。したがって、まず、受信時のフェーズB
において、例えば独自の信号で送られてきたコードデー
タからなるカバーページ情報を受信する(S61)。続
いて、受信画情報をシステム記憶部17に格納し(メモ
リ受信)、ファクシミリ受信が正常終了すると(S6
2)、宛先抽出手段はシステム記憶部17に格納された
カバーページ情報ファイルから宛先端末装置(宛名)を
抽出する(S63)。すなわち、カバーページが図5に
示したように宛先が氏名の文字列である場合は、図14
に示すような、システム記憶部17内の端末管理テーブ
ルからLANアドレスまたは端末(クライアント)名を
抽出する作業を実行する。この結果、カバーページ情報
で指定された宛先端末装置(端末名)が登録されていな
ければ(S64、No)、配信手段は受信したカバーペ
ージファイルおよび画情報ファイル(本文ファイル)を
ファイルサーバ1内の画像蓄積手段(図示していない)
に蓄積しておくか(S65)、或いはプロッタ19によ
り記録紙に出力する。それに対して、指定された宛先端
末装置が登録されていたならば(S64、Yes)、配
信手段はカバーページをLAN伝送制御手順のメール形
式に加工し(S66)、本文(受信画情報)をメールに
添付し(S67)、メールサーバ5(図1参照)内の対
応する端末装置のメールポストへ配信する(S68)。
または、直接抽出された端末装置のLANアドレスへ配
信する。
【0028】上記において、ファクシミリサーバ1は抽
出された端末装置に対し、保管場所がファイルサーバ1
内かメールサーバ5内か示して受信通知を出すことなど
が可能なため、この形態例により、各端末装置の利用者
は自端末装置宛または自分宛(カバーページを取り出し
て宛先氏名を知ることにより)の受信文書を取り出すこ
とができる。本発明に係るファクシミリ装置及びサーバ
の第7の形態例におけるファイルサーバ1は、第6の形
態例に加え、システム制御部16内に、受信したファク
シミリ画情報に対応付けられた識別情報を付加したカバ
ーページ作成手段、上記カバーページ作成手段により作
成されたカバーページを宛先端末装置へ送信する送信手
段などを有する。
【0029】図15は上記形態例の動作フローの要部を
示す動作フロー図である。まず、受信画情報をファクシ
ミリサーバ1内の画像蓄積手段のファクシミリポストに
蓄積した後(S71)、カバーページ作成手段は蓄積し
た受信画情報に対応付けられた識別情報、例えばオペレ
ーティングシステム(OS)によって付けられたファイ
ル番号などを取得する(S72)。続いて、カバーペー
ジ作成手段は、受信したカバーページ情報をLAN伝送
制御手順のメール形式に加工し(S73)、取得したフ
ァイル番号をメール形式のカバーページに付加する(S
74)。そして、作成されたそのカバーページをメール
サーバ5内のメールポストへ転送する(S75)。また
は、上記カバーページを宛先端末装置へ直接送信する。
この形態例によれば、各端末装置の利用者が識別情報
(例えばファイル番号)により受信文書を取り出すこと
ができ、且つメールサーバ5の負担を軽くすることがで
き、さらにLANのトラフィックを減らすことができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1および請求項2記載の発明では、相手先がカバ
ーページ情報通信手順によるカバーページ情報受理が可
能ならばカバーページ情報通信手順によりカバーページ
情報をコードデータで送信し、上記カバーページ情報通
信手順によるカバーページ情報受理が不可ならばカバー
ページ情報を画情報で送信するので、コードデータで送
信できる相手先へのカバーページ送信時間を短縮でき、
且つコードデータで送信できない相手先にも対応でき
る。また、請求項3記載の発明では、上記において、コ
ードデータで送信した場合の通信時間の方が短いと判定
され且つカバーページ情報通信手順によるカバーページ
情報受理が可能と判定されたときのみカバーページ情報
をコードデータで送信するので、カバーページ送信時間
はさらに短縮できる。
【0031】また、請求項4記載の発明では、上記にお
いて、画情報のカバーページをECM通信した場合の過
去の通信履歴に記憶された通信時間の平均時間とカバー
ページをコードデータで送信した場合の通信時間とを比
較し、何れか時間の短い手段によりカバーページを送信
したため、通信時間を短縮することが可能となると共に
エラーのないカバーページ情報を送ることができる。ま
た、請求項5記載の発明では、カバーページの特定部分
の情報のみ送信され、通信時間は上記特定部分の情報の
みを送信するのに要する時間で比較されるので、カバー
ページ送信時間はさらに短縮することができる。
【0032】また、請求項6記載の発明では、LAN内
の端末装置からファクシミリサーバへファクシミリ情報
を送る際、端末装置のファイル形式で送ることができる
ので、端末装置における負担を軽減できる。また、請求
項7記載の発明では、受信したカバーページ情報からL
AN内の宛先端末装置を知り、受信画情報をその端末装
置へ配信できるので、LAN内の端末装置へファクシミ
リ送信を行う際の操作が容易になる。また、請求項8記
載の発明では、LAN内端末装置に属する受信人は自分
宛の受信文書のあることがわかり、且つその受信文書を
引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるネットワークシステムのシ
ステム構成図。
【図2】本発明の各形態例のファクシミリサーバの構成
ブロック図。
【図3】本発明の第1の形態例を示すファクシミリサー
バの動作フロー図。
【図4】本発明が実施されるシステム内の端末装置の画
面図。
【図5】本発明が実施されるシステム内の端末装置で作
成されるカバーページの説明図。
【図6】本発明の第1の形態例を示すファクシミリサー
バ要部のデータ構成図。
【図7】本発明の第2の形態例を示すファクシミリサー
バの動作フロー図。
【図8】本発明の第3の形態例を示すファクシミリサー
バの動作フロー図。
【図9】本発明の第3の形態例を示すファクシミリサー
バ要部のデータ構成図。
【図10】本発明の第4の形態例を示すファクシミリサ
ーバの動作フロー図。
【図11】本発明の第4の形態例を示すファクシミリサ
ーバの説明図。
【図12】本発明の第5の形態例を示すファクシミリサ
ーバ要部の動作フロー図。
【図13】本発明の第6の形態例を示すファクシミリサ
ーバの動作フロー図。
【図14】本発明の第6の形態例を示すファクシミリサ
ーバ要部のデータ構成図。
【図15】本発明の第7の形態例を示すファクシミリサ
ーバ要部の動作フロー図。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリサーバ、 2・・・LAN、 3・・・端末装置、 5・・・メールサーバ、 8・・・ファクシミリ装置、 13・・・LANインタフェース部、 14・・・G3ファクシミリ制御部、 16・・・システム制御部、 17・・・システム記憶部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線網またはISDN網を介して相
    手先ファクシミリ装置との間でファクシミリ通信を行う
    ファクシミリ装置において、 ファクシミリ送信時、相手先ファクシミリ装置が予め設
    定されたカバーページ情報通信手順によりカバーページ
    情報を受理可能か否かを確認する相手能力確認手段と、 上記相手能力確認手段によりカバーページ情報通信手順
    によるカバーページ情報受理が可能と判定された場合に
    カバーページ情報通信手順により相手先ファクシミリ装
    置へカバーページ情報をコードデータで送信し、一方、
    上記カバーページ情報通信手順によるカバーページ情報
    受理が不可と判定された場合にカバーページ情報を画情
    報で送信するカバーページ送信手段と、を備えたことを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 LAN内の端末装置と公衆回線網または
    ISDN網内のファクシミリ装置との間で画情報通信を
    行うファクシミリサーバにおいて、 LAN内の端末装置から送られてくるファクシミリ送信
    要求情報、カバーページ生成のためのカバーページ情報
    および送信画情報を受理する送信受理手段と、 上記送信受理手段により受理された情報に従って公衆回
    線網またはISDN網内の相手先ファクシミリ装置が接
    続されたとき、上記相手先ファクシミリ装置が予め設定
    されたカバーページ情報通信手順によりカバーページ情
    報を受理可能か否かを確認する相手能力確認手段と、 上記相手能力確認手段によりカバーページ情報通信手順
    によるカバーページ情報受理が可能と判定された場合に
    カバーページ情報通信手順により上記ファクシミリ装置
    へカバーページ情報をコードデータで送信し、上記カバ
    ーページ情報通信手順によるカバーページ情報受理が不
    可と判定された場合にカバーページ情報を画情報で送信
    するカバーページ送信手段と、を備えたことを特徴とす
    るファクシミリサーバ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のファクシミリ装置および
    請求項2のファクシミリサーバにおいて、 カバーページ情報をコードデータで送信した場合の通信
    時間と画情報で送信した場合の通信時間とを比較する通
    信時間比較手段を備え、該通信時間比較手段によりコー
    ドデータで送信した場合の通信時間の方画情報にてカバ
    ーページ情報を送信した場合の通信時間より短いと判定
    され且つ相手先ファクシミリ装置がカバーページ情報通
    信手順によるカバーページ情報受理が可能と判定された
    ときのみカバーページ情報をコードデータで送信するカ
    バーページ送信手段を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置およびファクシミリサーバ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のファクシミリ装置および
    ファクシミリサーバにおいて、 上記通信時間算出手段は、カバーページ情報を画情報で
    ECM通信した場合の通信時間をG3ECM通信の履歴
    に基づいて算出したことを特徴とするファクシミリ装置
    およびファクシミリサーバ。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のファクシミリ装置および
    ファクシミリサーバにおいて、 カバーページ情報のうち、予め定めた定形フォーマット
    の特定部分のみの情報を送信するように構成すると共
    に、通信時間比較手段が比較を行う際の通信時間をカバ
    ーページ情報のうち上記特定部分の情報のみを送信する
    のに要する時間とカバーページ情報を画情報にて送信し
    た場合との時間とを比較したことを特徴とするファクシ
    ミリ装置およびファクシミリサーバ。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のファクシミリサーバにお
    いて、 端末装置から送られてくるファクシミリ情報のファイル
    形式が許容できるか否かを判定する形式判定手段と、上
    記形式判定手段による判定結果を上記端末装置へ返答す
    る返答手段とを送信受理手段内に備えたことを特徴とす
    るファクシミリサーバ。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のファクシミリサーバにお
    いて、 相手先ファクシミリ装置または相手先ファクシミリサー
    バより公衆回線網またはISDN網を介して受信したカ
    バーページ情報から宛先端末装置を抽出する宛先抽出手
    段と、上記宛先抽出手段により宛先端末装置が抽出され
    たとき、受信したファクシミリ画情報を所定のLAN伝
    送制御手順に従って抽出された宛先端末装置へ配信する
    配信手段とを備えたことを特徴とするファクシミリサー
    バ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のファクシミリサーバにお
    いて、 受信したファクシミリ画情報を識別情報と対応付けて蓄
    積しておく画像蓄積手段と、受信したカバーページ情報
    に従って、上記識別情報が付加されたカバーページを作
    成するカバーページ作成手段と、 上記カバーページ作成手段により作成されたカバーペー
    ジを宛先抽出手段により抽出された宛先端末装置へ送信
    するカバーページ送信手段とを備え、上記宛先端末装置
    から上記識別情報が指定された配信依頼を受けたとき、
    上記識別情報に対応付けられたファクシミリ画情報を上
    記画像蓄積手段から読み出して上記宛先端末装置へ配信
    する配信手段を備えたことを特徴とするファクシミリサ
    ーバ。
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