JP2004088356A - ファクシミリ同報装置およびネットワークファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ同報装置およびネットワークファクシミリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不達宛先に対する再送指示を容易に行うことができるファクシミリ同報装置およびネットワークファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【解決手段】ユーザは、テンキーを操作するという簡単な操作で同報通信の再送動作を同報装置へ指示することができるので、非常に便利であるという効果を得る。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆網に接続する通信手段を複数備え、上記複数の通信手段を用いて、蓄積した画情報を複数の宛先へ一斉同報する機能を備えたファクシミリ同報装置、および、当該ファクシミリ同報装置に再送要求指示を指令する機能を備えたネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、公衆網に接続する通信手段を複数備え、上記複数の通信手段を用いて、蓄積した画情報を複数の宛先へ一斉同報する機能を備えたファクシミリ同報装置が実用されている。
【0003】
また、近年、インターネット等のネットワークに接続され、電子メールを用いて画情報通信を行う機能を備えたネットワークファクシミリ装置が実用され、このネットワークファクシミリ装置を利用したファクシミリ通信システムも実用されている。また、このようなネットワークファクシミリ装置において、電子メールを用いて画情報を通信するための電子メール通信機能に関する技術勧告は、ITU−T勧告T.37が適用される。
【0004】
そして、上述したファクシミリ同報装置にネットワーク通信機能を備えて、他のネットワークファクシミリ装置から、当該ファクシミリ同報装置に対して、電子メールを用いて、同報通信を依頼することができるようにしたファクシミリ同報システム(ファクシミリ同報装置)も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したファクシミリ同報装置では、不達宛先に対する再送指示を行う際に問題がある。例えば、コンピュータシステムにおける電子メールシステムと同じ方法を、再送指示の手段として適用しようとすると、電子メールのヘッダのいずれかのフィールドに当該指示の情報をセットする必要があり、ファクシミリ同報装置に対して再送指示を出すネットワークファクシミリ装置では、そのような自由なフォーマットの情報を自動的に作成することが困難であり、そのまま適用することができない。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、不達宛先に対する再送指示を容易に行うことができるファクシミリ同報装置およびネットワークファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、公衆網に接続する通信手段を複数備え、上記複数の通信手段を用いて、蓄積した画情報を複数の宛先へ一斉同報する機能を備えたファクシミリ同報装置において、ネットワークへ接続し、電子メールを用いて画情報をやりとりするネットワークファクシミリ通信機能を備え、上記ネットワークファクシミリ通信機能により、電子メールを用いて画情報を受信し、その電子メールの配信宛先に複数のファクシミリ装置が指定されている場合、上記受信した画情報を当該配信宛先へ同報通信するとともに、全ての配信宛先に対する通信動作が正常終了しなかった場合には、上記受信した画情報を保持し、再送要求に備えるようにしたものである。
【0008】
また、前記電子メールを受信したとき、その配信結果をあらわす結果レポートを作成し、その結果レポートの内容を、上記電子メールの送信元へ、結果レポート電子メールとして送信するようにしたものである。
【0009】
また、前記結果レポート電子メールには、再送要求指示の際に指定すべき参照情報の表示を含む。また、電子メール受信時、再送要求指示の参照情報が通知された場合には、当該参照情報に対応した結果レポートの内容に基づき、再送動作を行うようにしたものである。
【0010】
また、ネットワークへ接続し、電子メールを用いて画情報をやりとりするネットワークファクシミリ通信機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、OCR機能を備え、再送指示が指定されると、セットされた原稿画像を読み取り、上記OCR機能により、再送要求指示の参照情報を認識し、あらかじめ設定されているファクシミリ同報装置に対して、再送要求指示の参照情報を通知するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施例にかかるファクシミリ同報システムの一例を示している。
【0013】
同図において、このファクシミリ同報システムは、アナログ公衆回線網PSTNの回線をm本引き込み、m個のグループ3ファクシミリ装置GX1,GX2,…,GXmに対して一斉同報通信が可能であるとともに、インターネットINETに接続し、インターネットINETを介し、ネットワークファクシミリ装置FXとの間で電子メールを用いて画情報をやりとりする機能を備えたファクシミリ同報装置DXを備えている。
【0014】
また、ネットワークファクシミリ装置FXは、電子メールを配信するためのSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ機能を備えており、ネットワークファクシミリ装置FXは、電子メールのやりとりの際、直接、ファクシミリ同報装置DXとの間で行われる(後述)。
【0015】
図2は、ネットワークファクシミリ装置FXの構成の一例を示している。
【0016】
同図において、システム制御部1は、このネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0017】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0018】
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0019】
磁気ディスク装置10は、このネットワークファクシミリ装置FXが実行する種々のアプリケーションプログラムや、任意の種々のデータを記憶するためのものである。
【0020】
インターネットインターフェース回路11は、このネットワークファクシミリ装置FXをインターネットINETに接続するためのものであり、インターネット伝送制御部12は、インターネットINETを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイート(SMTPを含む)の通信制御処理を実行するためのものである。
【0021】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、磁気ディスク装置10、および、インターネット伝送制御部12は、内部バス14に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス14を介して行われている。
【0022】
図3(a)は、ファクシミリ同報装置DXの構成の一例を示している。
【0023】
同図において、システム制御部21は、このファクシミリ同報装置DXの各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ22は、システム制御部21が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部21のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ23は、このファクシミリ同報装置DXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路24は、現在時刻情報を出力するものである。
【0024】
操作表示部25は、このファクシミリ同報装置DXを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0025】
画像蓄積装置26は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものであり、符号化復号化部27は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、磁気ディスク装置28は、このファクシミリ同報装置DXが実行する種々のアプリケーションプログラムや、任意の種々のデータを記憶するためのものである。。
【0026】
インターネットインターフェース回路29は、このファクシミリ同報装置DXをインターネットINETに接続するためのものであり、インターネット伝送制御部30は、インターネットINETを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイート(SMTPを含む)の通信制御処理を実行するためのものである。
【0027】
また、通信制御部CU1〜CUmは、それぞれアナログ公衆回線網PSTNへ接続し、アナログ公衆回線網PSTNを介してグループ3ファクシミリ装置との間でファクシミリ通信を行うためのものである。また、この通信制御部CU1〜CUmにより、mチャネルまでの一斉同報通信が行われる。
【0028】
これらの、システム制御部21、システムメモリ22、パラメータメモリ23、時計回路24、操作表示部25、画像蓄積装置26、符号化復号化部27、グ磁気ディスク装置28、および、インターネット伝送制御部30は、内部バス31に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス31を介して行われている。
【0029】
図3(b)は、通信制御部CU(CU1〜CUm)の一例を示している。
【0030】
通信制御部CUは、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのグループ3ファクシミリモデム35、および、アナログ公衆回線網PSTNに接続するとともに自動発着信機能を備えた網制御装置36からなる。
【0031】
また、グループ3ファクシミリモデム35は、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0032】
図4は、ネットワークファクシミリ装置FXが、ファクシミリ同報装置DXを用いて、複数のグループ3ファクシミリ装置GXへ画情報を送信するときの動作の一例を示している。
【0033】
まず、ネットワークファクシミリ装置FXは、ファクシミリ同報装置DXを指定してコネクションの確立を要求する。これに対し、ファクシミリ同報装置DXは、信号「220 douho.abc.co.jp Service Ready」をネットワークファクシミリ装置FXへ応答する。
【0034】
次に、ネットワークファクシミリ装置FXは、SMTP(RFC2821等参照)の開始コマンドであるコマンドHELOをファクシミリ同報装置DXへ送信する。
【0035】
コマンドHELOを受信したファクシミリ同報装置DXは、信号「250(=肯定応答)douho.abc.co.jp」をネットワークファクシミリ装置FXへ順次応答する。
【0036】
これにより、ネットワークファクシミリ装置FXは、コマンド「MAIL FROM:<client1@abc.co.jp>」をファクシミリ同報装置DXへ送信し、送信元のメールアドレスを通知する。
【0037】
ファクシミリ同報装置DXは、そのときの電子メールの受付を許可できる場合には、信号「250」をネットワークファクシミリ装置FXへ応答する。
【0038】
次に、ネットワークファクシミリ装置FXは、おのおのの同報宛先を通知するコマンド「RCPT TO:<(宛先情報)>」を、それぞれの同報宛先の分だけファクシミリ同報装置DXへ繰り返し送信する。ファクシミリ同報装置DXは、コマンド「RCPT TO:<(宛先情報)>」を受信すると、その「<(宛先情報)>」をそれぞれ同報宛先として保存するとともに、信号「250 OK」を応答する。
【0039】
ここで、本実施例では、ネットワークファクシミリ装置FXは、ネームサーバやSMTPサーバを介さずに、直接ファクシミリ同報装置DXへ接続するので、コマンド「RCPT」を使って通知する「<(宛先情報)>」の値としては、宛先のグループ3ファクシミリ装置のファクシミリ番号(電話番号)の値を直接使用する。
【0040】
このようにして、同報宛先の通知を終了すると、ネットワークファクシミリ装置FXは、送信画情報をMIME変換して形成した本文情報(メールデータ)をファクシミリ同報装置DXへ送信し、その本文情報の送信を終了すると、所定の終了コマンドを送信する。
【0041】
ファクシミリ同報装置DXは、受信した本文情報を保存し、終了コマンドを受信して本文情報の受信終了を確認すると、信号「250 OK」をネットワークファクシミリ装置FXへ応答する。
【0042】
ネットワークファクシミリ装置FXは、続いて、コマンド「QUIT」をファクシミリ同報装置DXへ送信し、それにより、ファクシミリ同報装置DXは、信号「221 douho.abc.co.jp」を応答する。
【0043】
このようにして、ネットワークファクシミリ装置FXは、電子メールを用いて、同報宛先の通知と、画情報の送信を終了すると、ファクシミリ同報装置DXとのコネクションを切断して、一連の同報通信の画情報の送信を終了する。
【0044】
次に、ファクシミリ同報装置DXは、受信している同報宛先をそれぞれ通信制御部CU1〜CUmに設定し、通信制御部CU1〜CUmの送信動作を開始させる。
【0045】
それにより、おのおのの通信制御部CU1〜CUmは、設定された同報宛先へ発呼し、同報宛先のグループ3ファクシミリ装置と接続すると、指定された画情報の送信動作を行う。
【0046】
また、通信制御部CU1〜CUmは、1回の送信動作で同報宛先への画情報送信が完了しなかった場合には、送信できなかったページについての送信動作を行う。また、この再送動作は、あらかじめ設定されている再送回数まで繰り返される。そして、その送信動作を終了すると、そのときの送信結果をシステム制御部21へ通知する。
【0047】
システム制御部21は、1つの同報通信について、同報宛先を設定した全ての通信制御部CU1〜CUmより送信結果の通知を受けると、例えば、図5に示したような同報結果レポートを作成し、同報通信の要求元のネットワークファクシミリ装置FXへ、電子メールを用いて送信する。
【0048】
それとともに、全ての同報宛先への画情報送信が正常に行われたかどうかを調べ、画情報送信が正常に行われなかった不達宛先が1つ以上あった場合には、そのときの同報通信にかかる画情報を保存し、再送動作に備える。
【0049】
ここで、図5に示した同報結果レポートは、再送要求のための情報を含むものであり、表題、「ホスト名」の表示、同報通信の「受付日時」の表示、「文書番号」の表示、「不達件数」の表示、「再送指示のガイダンスメッセージ(再送指示の場合は、アドレス*000325を入力して下さい。)」の表示、および、送信結果一覧表示からなる。
【0050】
また、全ての宛先への送信が正常終了している場合には、「再送指示のガイダンスメッセージ」の表示は含まれない。
【0051】
ここで、本実施例では、文書番号の先頭に記号「*」が付加されている宛先情報を受信すると、ファクシミリ同報装置DXは、再送指示を受信したと認識する。
【0052】
一方、この同報結果レポートを受信したネットワークファクシミリ装置FXでは、その同報結果レポートの受信画像がプロッタ6より記録出力される。そして、この同報結果レポートの内容を確認したユーザは、再送動作を希望する場合には、同報結果レポートの指示通りの再送操作を行う。
【0053】
すなわち、まず、ダミーの原稿をスキャナ5にセットし、操作表示部7のテンキー(図示略)を操作して、宛先として「*000325」を入力し、同報通信開始を指令する。
【0054】
これにより、ネットワークファクシミリ装置FXは、図6に示すような再送指示の動作を行う。
【0055】
すなわち、まず、ネットワークファクシミリ装置FXは、ファクシミリ同報装置DXを指定してコネクションの確立を要求する。これに対し、ファクシミリ同報装置DXは、信号「220 douho.abc.co.jp Service Ready」をネットワークファクシミリ装置FXへ応答する。
【0056】
次に、ネットワークファクシミリ装置FXは、コマンドHELOをファクシミリ同報装置DXへ送信する。
【0057】
コマンドHELOを受信したファクシミリ同報装置DXは、信号「250 douho.abc.co.jp」をネットワークファクシミリ装置FXへ順次応答する。
【0058】
これにより、ネットワークファクシミリ装置FXは、コマンド「MAIL FROM:<client1@abc.co.jp>」をファクシミリ同報装置DXへ送信し、送信元のメールアドレスを通知する。
【0059】
ファクシミリ同報装置DXは、そのときの電子メールの受付を許可できる場合には、信号「250」をネットワークファクシミリ装置FXへ応答する。
【0060】
次に、ネットワークファクシミリ装置FXは、再送指示のためにコマンド「RCPT TO:<*000325>」をファクシミリ同報装置DXへ送信する。ファクシミリ同報装置DXは、コマンド「RCPT TO:<*000325>」を受信すると、この場合には、「<(宛先情報)>」の先頭に記号「*」が配置されているので、再送要求であると認識する。そして、信号「250 OK」を応答する。
【0061】
このようにして、再送指示の通知を終了すると、ネットワークファクシミリ装置FXは、ダミーデータをファクシミリ同報装置DXへ送信し、その本文情報の送信を終了すると、所定の終了コマンドを送信する。
【0062】
ファクシミリ同報装置DXは、この場合はダミーデータを受信するので、受信した本文情報を破棄し、終了コマンドを受信すると、信号「250 OK」をネットワークファクシミリ装置FXへ応答する。
【0063】
ネットワークファクシミリ装置FXは、続いて、コマンド「QUIT」をファクシミリ同報装置DXへ送信し、それにより、ファクシミリ同報装置DXは、信号「221 douho.abc.co.jp」を応答する。
【0064】
このようにして、ネットワークファクシミリ装置FXは、再送指示を終了すると、ファクシミリ同報装置DXとのコネクションを切断して、一連の同報通信の画情報の送信を終了する。
【0065】
次に、ファクシミリ同報装置DXは、そのときに受信した「宛先情報」の値を取り出して、対応する文書を判別し、不達宛先について、画情報の送信動作を行う。このとき、不達宛先が複数ある場合には、それぞれ不達宛先を通信制御部CU1〜CUmに設定し、通信制御部CU1〜CUmの送信動作を開始させる。
【0066】
このようにして、本実施例では、ネットワークファクシミリ装置FXは、テンキーを操作するという簡単な操作で同報通信の再送動作をファクシミリ同報装置DXへ指示することができるので、非常に便利である。
【0067】
図7は、ネットワークファクシミリ装置FXがファクシミリ同報装置DXに対して、同報通信を要求する場合の処理の一例を示している。なお、この処理は、通常の同報通信要求時と、再送要求時の双方に適用される。
【0068】
まず、ユーザは、送信原稿をスキャナ5にセットし(処理101)、操作表示部7を適宜に操作して、複数の電子メールアドレスを入力する(処理102)。また、ユーザは、電子メールアドレスの入力を終了すると、スタートキー(図示略)を押して送信開始を指示するので、スタートキーが押されるのを待つ(判断103のNOループ)。
【0069】
判断103の結果がYESになると、ネットワークファクシミリ装置FXは、スキャナ5にセットされた送信原稿の画像を読み取り、その結果得た画像データを符号化複号化部8で符号化圧縮し、それによって得た画情報を画像蓄積装置9に蓄積する(処理104)。
【0070】
次いで、電子メールのヘッダ情報を作成するとともに、本文情報を作成する(処理105)。ここで、ヘッダ情報のうち、「To:」フィールドの値には、処理102で入力された複数の同報宛先が列挙配置され、「From:」フィールドの値には、自端末のメールアドレスが配置される。また、本文情報は、通常、マルチパートMIME(Multi Purpose Mail Extension)形式で作成され、その1つのMIMEパートとして、処理104で画像蓄積装置9に蓄積された画情報が配置される。また、その際、画情報は、所定の変換方法(例えば、Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビットのキャラクタコード)に変換される。
【0071】
次いで、ネットワークファクシミリ装置FXは、ファクシミリ同報装置DXへコネクション接続を要求し(処理106)、SMTPポートについて、TCPコネクションが確立すると(処理107)、ファクシミリ同報装置DXへ電子メールを送信し(処理108)、電子メールの送信が終了すると、ファクシミリ同報装置DXとの間のTCPコネクションを切断する(処理109)。
【0072】
図8および図9は、ファクシミリ同報装置DXの処理の一例を示している。
【0073】
ファクシミリ同報装置DXは、いずれかのネットワークファクシミリ装置FXからのコネクション要求を監視しており(判断201)、判断201の結果がYESになると、相手との間にTCPコネクションを確立し(処理202)、所定のSMTPを適用して、電子メールを受信して蓄積する(処理202)。
【0074】
ここで、そのときに複数のコマンド「RCPT」を受信しており、同報通信の要求であったかどうかを調べる(判断204)。1つのコマンド「RCPT」を受信した場合で、判断204の結果がNOになるときには、通知された宛先情報が、再送要求の記号「*」を含んだものであるかどうかを調べる(判断205)。判断205の結果がNOになるときには、同報要求でもなく再送要求でもないので、そのときに蓄積した電子メールの情報を削除して(処理206)、このときの処理を終了する。
【0075】
また、判断204のい結果がYESになるときには、蓄積したMIME情報をデコードして元の送信画情報を作成し(処理207)、受信している同報宛先をそれぞれ通信制御部CU1〜CUmに設定し、通信制御部CU1〜CUmの送信動作を開始させる(処理208;一斉同報処理)。
【0076】
同報動作を終了すると、それぞれの通信制御部CU1〜CUmから送信結果を受信して保存し(処理209)、それらの送信結果に基づいて、上述した同報結果レポートを作成する(処理210)。そして、その作成した同報結果レポートを、同報通信の要求元に対し、電子メールを用いて送信する(処理211)。
【0077】
ここで、1つ以上の不達宛先があったかどうかを調べ(判断212)、判断212の結果がYESになるときには、蓄積した電子メールの情報を保持して再送要求に備え(処理213)、このときの処理を終了する。
【0078】
また、判断212の結果がNOになるときには、処理206へ移行し、そのときに蓄積した電子メールの情報を削除して、このときの処理を終了する。
【0079】
一方、再送指示の情報を受信した場合で、判断205の結果がYESになるときには、そのときに受信した「宛先情報」の値を取り出して、対応する文書を判別し、不達宛先について、画情報の送信動作を行う(処理215;再送処理)。このとき、不達宛先が複数ある場合には、それぞれ不達宛先を通信制御部CU1〜CUmに設定し、通信制御部CU1〜CUmの送信動作を開始させる。
【0080】
再送動作を終了すると、それぞれの通信制御部CU1〜CUmから送信結果を受信して保存し(処理216)、それらの送信結果に基づいて、上述したと同様の同報結果レポート(再送)を作成する(処理217)。そして、その作成した同報結果レポート(再送)を、再送要求元に対し、電子メールを用いて送信する(処理218)。なお、「同報結果レポート(再送)」とは、「再送」についての同報結果レポートである旨を表示した内容のものである。
【0081】
ここで、1つ以上の不達宛先があったかどうかを調べ(判断219)、判断219の結果がYESになるときには、蓄積した電子メールの情報を保持して再送要求に備え(処理220)、このときの処理を終了する。
【0082】
また、判断219の結果がNOになるときには、蓄積している電子メールの情報を削除して(処理221)、このときの処理を終了する。
【0083】
図10は、本発明の他の実施例にかかる同報結果レポートを示している。
【0084】
この同報結果レポートは、不達宛先が1つ以上ある場合のものであり、再送要求の際のガイダンスメッセージの表示が含まれる。また、それとともに、OCR機能で文書番号を読み取る場合のガイドとなるマークMKが、「文書番号」の表示欄の一番左側に記録されている。
【0085】
そして、この同報結果レポートを用いて、ネットワークファクシミリ装置FXのユーザが再送指示する場合、ユーザは、表示されているガイダンスメッセージに従った操作を行えばよい。
【0086】
すなわち、この場合、ユーザは、まず、同報結果レポートをスキャナ5にセットし、適宜なメールアドレスを入力し、操作表示部7の再送指示キー(図示略)を操作する。
【0087】
なお、再送指示キーは、例えば、ファンクションキーと任意のキーの組み合わせや、再送指示画面に表示される再送指示ボタンなどから構成することができる。
【0088】
これにより、ネットワークファクシミリ装置FXは、スキャナ5により原稿画像を読み取って画像データを作成し、その画像データについて、マークMKが記録されている部分の画像データを抽出し、その抽出した画像データについて所定のOCR処理を実行して、文書番号の内容を取得する。
【0089】
このようにして、ファクシミリ同報装置DXに再送要求する文書番号の値を取得すると、ネットワークファクシミリ装置FXは、上述と同様にして、ファクシミリ同報装置DXに対して、再送要求を行う。
【0090】
図11は、再送要求時のネットワークファクシミリ装置FXの処理の一例を示している。
【0091】
ユーザは、まず、同報結果レポートをスキャナ5にセットし(処理301)、適宜なメールアドレスを入力し(処理302)、操作表示部7の再送指示キーを操作する(判断303NOループ)。
【0092】
これにより、ネットワークファクシミリ装置FXは、スキャナ5により原稿画像を読み取って画像データを作成し(処理304)、その画像データについて、マークMKが記録されている部分の画像データを抽出し、その抽出した画像データについて所定のOCR処理を実行して、文書番号の値を取得する(処理305)。
【0093】
次いで、電子メールのヘッダ情報を作成するとともに、本文情報を作成する(処理306)。ここで、ヘッダ情報のうち、「To:」フィールドの値には、処理305で認識された文書番号の値に記号「*」を付加したものが配置され、「From:」フィールドの値には、自端末のメールアドレスが配置される。また、本文情報としては、ダミーデータが用いられる。
【0094】
次いで、ネットワークファクシミリ装置FXは、ファクシミリ同報装置DXへコネクション接続を要求し(処理307)、SMTPポートについて、TCPコネクションが確立すると(処理308)、ファクシミリ同報装置DXへ電子メールを送信し(処理309)、電子メールの送信が終了すると、ファクシミリ同報装置DXとの間のTCPコネクションを切断する(処理310)。
【0095】
このようにして、本実施例では、再送要求時には、ユーザは、記録出力された同報結果レポートをスキャナ5にセットして、再送指示キーを操作するだけで良いので、ユーザの操作を非常に簡単なものにすることができる。
【0096】
なお、上述した実施例ではネットワークファクシミリ装置FXとファクシミリ同報装置DXが直接SMTP送受信し、電子メールの配送経路に他のメールサーバが介在しないため、不達再送指示時に指定するメールアドレスとして”識別子+ファイル管理番号”を用いるようにしているが、途中にメールサーバが介在する同報システムの場合はネットワークファクシミリ装置FXはメールサーバとコネクションし電子メールを送信するためメールアドレスにファクシミリ同報装置DXへ配送するための制御部分が必要となる。
【0097】
したがって、例えば、コマンド「RCPT TO: <*000345@doho.abc.co.jp>」のように、「@」以降のデータを付加して送信することによりメールサーバが介在する同報システムの場合も再送指示が可能となる。
【0098】
また、同様に、ネットワークファクシミリ装置FXとファクシミリ同報装置DXとの間に他のメールサーバが介在するような構成の場合、ネットワークファクシミリ装置FXからファクシミリ同報装置DXへ同報指示する場合の宛先情報の内容としては、「ローカルパート@ドメイン」という形式のものを用いることができる。ここでは、「ローカルパート」の内容は、同報宛先のグループ3ファクシミリ装置のファクシミリ番号の値をセットできる。あるいは、ローカルパートは、RFC2303/RFC2304で規定されているアドレスフォーマットのものを用いることができる。また、「ドメイン」の値は、ファクシミリ同報装置DXが認識できればよいので、任意の値を用いることができる。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザは、テンキーを操作するという簡単な操作で同報通信の再送動作を同報装置へ指示することができるので、非常に便利であるという効果を得る。
【0100】
また、再送要求時には、ユーザは、記録出力された同報結果レポートをスキャナ5にセットして、再送指示キーを操作するだけで良いので、ユーザの操作を非常に簡単なものにすることができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるファクシミリ同報システムの一例を示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成の一例を示したブロック図。
【図3】ファクシミリ同報装置DXの構成の一例を示したブロック図。
【図4】ネットワークファクシミリ装置FXが、ファクシミリ同報装置DXを用いて、複数のグループ3ファクシミリ装置GXへ画情報を送信するときの動作の一例を示したタイムチャート。
【図5】同報結果レポートの一例を示した概略図。
【図6】ネットワークファクシミリ装置FXが、ファクシミリ同報装置DXに対して再送要求を指示する場合の動作の一例を示したタイムチャート。
【図7】ネットワークファクシミリ装置FXがファクシミリ同報装置DXに対して、同報通信を要求する場合の処理の一例を示したフローチャート。
【図8】ファクシミリ同報装置DXの処理の一例を示したフローチャート。
【図9】ファクシミリ同報装置DXの処理の一例を示したフローチャート(続き)。
【図10】本発明の他の実施例にかかる同報結果レポートを示した概略図。
【図11】再送要求時のネットワークファクシミリ装置FXの処理の他の例を示したフローチャート。
【符号の説明】
FX ネットワークファクシミリ装置
DX ファクシミリ同報装置
GX1,GX2,…,GXm グループ3ファクシミリ装置

Claims (5)

  1. 公衆網に接続する通信手段を複数備え、上記複数の通信手段を用いて、蓄積した画情報を複数の宛先へ一斉同報する機能を備えたファクシミリ同報装置において、
    ネットワークへ接続し、電子メールを用いて画情報をやりとりするネットワークファクシミリ通信機能を備え、
    上記ネットワークファクシミリ通信機能により、電子メールを用いて画情報を受信し、その電子メールの配信宛先に複数のファクシミリ装置が指定されている場合、上記受信した画情報を当該配信宛先へ同報通信するとともに、全ての配信宛先に対する通信動作が正常終了しなかった場合には、上記受信した画情報を保持し、再送要求に備えることを特徴とするファクシミリ同報装置。
  2. 前記電子メールを受信したとき、その配信結果をあらわす結果レポートを作成し、その結果レポートの内容を、上記電子メールの送信元へ、結果レポート電子メールとして送信することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ同報装置。
  3. 前記結果レポート電子メールには、再送要求指示の際に指定すべき参照情報の表示を含むことを特徴とする請求項2記載のファクシミリ同報装置。
  4. 電子メール受信時、再送要求指示の参照情報が通知された場合には、当該参照情報に対応した結果レポートの内容に基づき、再送動作を行うことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ同報装置。
  5. ネットワークへ接続し、電子メールを用いて画情報をやりとりするネットワークファクシミリ通信機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、
    OCR機能を備え、
    再送指示が指定されると、セットされた原稿画像を読み取り、上記OCR機能により、再送要求指示の参照情報を認識し、あらかじめ設定されているファクシミリ同報装置に対して、再送要求指示の参照情報を通知するようにしたことを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
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