JP3884605B2 - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続し、そのネットワーク上で電子メールを用いて画情報をやりとりするT.37通信機能と、ネットワークを介し、リアルタイムに画情報をやりとりするT.38通信機能と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットなどのネットワークに接続し、このネットワーク上を介して画情報を通信することのできるネットワークファクシミリ装置が実用されるようになってきている。
【0003】
また、このネットワークファクシミリ装置の通信方法としては、電子メールを用いて画情報を通信するITU−T勧告T.37に準拠したT.37通信方法と、インターネットを介して相手端末と直接セッションを張り、リアルタイム的に画情報を通信するITU−T勧告T.38に準拠したT.38通信方法の2つがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
T.37通信方法を用いる場合、この場合には、電子メールを通信手段として用いるため、比較的実現が容易であり、初期の段階から使用されている。また、インターネット上でやりとりする電子メールを用いて、ファクシミリ画情報を通信する電子メール型インターネットファクシミリ通信システムについては、IETF(Internet Engineering Task Force)というインターネットに関する技術内容をまとめている組織から発行されているRFC(Request For Comments)2301〜2306により、その技術内容が規定されている。
【0005】
また、勧告T.37とRFC2305(シンプルモード・ファクシミリ)では、使用する電子メールの形式などが共通化されており、勧告T.37に従うネットワークファクシミリ装置と、RFC2305に準拠したソフトウェアを実装したワークステーション装置、パーソナルコンピュータ装置、あるいは、ネットワークファクシミリ装置との間で、相互にファクシミリ画情報をやりとりすることができる。
【0006】
ところで、このT.37通信方法では、送信側ネットワークファクシミリ装置と受信側ネットワークファクシミリ装置が直接通信するわけではないので、ネットワークファクシミリ装置相互間における通信能力の確認が即時的に行えず、そのために、ネットワークファクシミリ装置の種々の機能(例えば、解像度、画像処理能力など)を利用した画情報通信を行えないという事態を生じる。また、通信結果の通知も即時的に行えないので、送信側ユーザに通信結果が通知されるまで時間がかかり、再送信などの必要性が生じた場合の対処が遅れるという事態も生じる。
【0007】
そこで、送信側ネットワークファクシミリ装置と受信側ネットワークファクシミリ装置とでT.38通信方法の通信機能を備えている場合には、T.38通信方法を適用することで、上述したような不具合を解消することができるが、おのおののネットワークファクシミリ装置がT.38通信方法を必ず適用できるとは限らない。
【0008】
そのため、ネットワークファクシミリ装置の相互間で画情報通信を行う場合には、送信側ネットワークファクシミリ装置のユーザは、受信側ネットワークファクシミリ装置の通信機能を適切に知る必要があり、そのための情報収集などに負担がかかるという不具合を生じるおそれがある。
【0009】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、通信機能情報の収集を自動的に行うことができるネットワークファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネットワークに接続し、そのネットワーク上で電子メールを用いて画情報をやりとりするT.37通信機能と、ネットワークを介し、リアルタイムに画情報をやりとりするT.38通信機能と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、それぞれの宛先について、上記T.37通信機能で使用する第1の宛先情報と、上記T.38通信機能で使用する第2の宛先情報を登録した宛先情報テーブルを備え、電子メールを用いて情報を送信する際、電子メールのヘッダに、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知するための所定の拡張フィールドを付加する一方、電子メール受信時、その受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、その受信した電子メールが画情報を運ぶものであるときには、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知する通知用電子メールを作成し、その通知用電子メールを上記受信した電子メールの送信元へ送信し、上記受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、上記受信した電子メールが画情報を運ぶものではない場合、上記拡張フィールドに含まれている宛先情報を、上記受信した電子メールの送信元の前記第2の宛先情報として、上記宛先情報テーブルに記憶するようにしたものである。
【0012】
また、ネットワークに接続し、そのネットワーク上で電子メールを用いて画情報をやりとりするT.37通信機能と、ネットワークを介し、リアルタイムに画情報をやりとりするT.38通信機能と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、それぞれの宛先について、上記T.37通信機能で使用する第1の宛先情報と、上記T.38通信機能で使用する第2の宛先情報を登録した宛先情報テーブルを備え、電子メールを用いて情報を送信する際、電子メールのヘッダに、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知するための所定の拡張フィールドを付加する一方、電子メール受信時、その受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、その受信した電子メールが画情報を運ぶものであるときには、その画情報の受信原稿を記録出力するとともに、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知する通知用電子メールを作成し、その通知用電子メールを上記受信した電子メールの送信元へ送信し、上記受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、上記受信した電子メールが画情報を運ぶものではない場合、その受信した電子メールの本文情報を記録出力しないとともに、上記拡張フィールドに含まれている宛先情報を、上記受信した電子メールの送信元の前記第2の宛先情報として、上記宛先情報テーブルに記憶するようにしたものである。
【0013】
また、前記電子メールを用いて送信する情報には、送達確認要求された際に送信する送達確認情報を含む。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示している。
【0016】
同図において、ローカルエリアネットワークLANには、複数のワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXが接続されているとともに、ルータ装置RTを介してインターネットへ接続されている。したがって、ワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXは、インターネットを介し、他の適宜な端末装置との間でデータをやりとりすることができる。
【0017】
ここで、メールサーバ装置SMは、ローカルエリアネットワークLANに接続されているワークステーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、および、ネットワークネットワークファクシミリ装置FXに対して、周知の電子メールの収集および配布のサービスを提供するものである。
【0018】
また、ローカルエリアネットワークLANは、ルータ装置RTを介して、インターネットへと接続され、それにより、ワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXは、他のローカルエリアネットワーク等に接続されているホスト装置等との間で種々のデータのやりとりが可能である。
【0019】
また、ワークステーション装置WS1〜WSnには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力するファクシミリアプリケーションソフトウェア、および、ローカルエリアネットワークLANを介して種々のデータのやりとりを行うための種々のソフトウェアなどの種々のプログラムが導入されており、特定のユーザにより使用されるものである。ここで、特定のユーザは、一人または複数人のユーザであってよい。
【0020】
また、ネットワークファクシミリ装置FXは、画情報や各種レポートなどを電子メールとしてやりとりするための電子メール処理機能、電子メールを用い、ITU−T勧告T.37に準拠した画情報通信を行うためのT.37通信機能、インターネットを介して、相手端末との間でITU−T勧告T.38に準拠した画情報通信を行うためのT.38通信機能、勧告T.38に準拠したゲートウェイ処理を実行するためのリアルタイムファクシミリゲートウェイ機能、および、アナログ公衆網PSTN(もしくは、一般電話回線網GSTN)に接続し、このアナログ公衆網PSTNを伝送路として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能を備えている。
【0021】
図2は、ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示している。
【0022】
同図において、システム制御部1は、このネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0023】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0024】
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0025】
グループ3ファクシミリモデム10は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0026】
網制御装置11は、このネットワークファクシミリ装置FXをアナログ公衆網PSTNに接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0027】
ローカルエリアネットワークインターフェース回路12は、このネットワークファクシミリ装置FXをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
【0028】
T.38伝送制御部14は、ITU−T勧告T.38に準拠したリアルタイム通信機能(T.38通信機能)、および、リアルタイムファクシミリゲートウェイ機能を実現するためのものである。
【0029】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網制御装置11、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13、および、T.38伝送制御部14は、内部バス15に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス15を介して行われている。
【0030】
また、網制御装置11とグループ3ファクシミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0031】
ここで、本実施例において、基本的には、ローカルエリアネットワークLANに接続されている端末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という通信プロトコルが適用される。
【0032】
また、各端末がメールサーバ装置SMに対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求などのために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP(Post Office Protocol)などを適用することができる。
【0033】
また、TCP/IP,SMTP,POPなどの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式やデータ構造などについては、それぞれIETFから発行されているRFC文書により規定されている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SMTPはRFC821、電子メールの形式は、RFC822,RFC1521,RFC1522(MIME(Multi PurposeMail Extension)形式)などでそれぞれ規定されている。
【0034】
そして、ネットワークファクシミリ装置FXは、読み取った原稿画像をアナログ公衆網PSTNを介して他のグループ3ファクシミリ装置へ、または、T.38通信機能を適用し、ローカルエリアネットワークLAN(さらには、インターネット)を介してワークステーション装置WS1〜WSnのユーザや他のネットワークファクシミリ装置FXへリアルタイム的に送信したり、T.37通信機能を適用し、ローカルエリアネットワークLAN(さらには、インターネット)を介してワークステーション装置WS1〜WSnのユーザや他のネットワークファクシミリ装置FXへ電子メールを用いて送信するとともに、アナログ公衆網PSTNを介して他のグループ3ファクシミリ装置より受信した画情報を、そのときに指定されたサブアドレスに対応したユーザに対して、電子メールを用いて転送したり、あるいは、ローカルエリアネットワークLANのワークステーションWSより(電子メールで)受信した画情報を、指定されたアナログ公衆網PSTNのグループ3ファクシミリ装置へ転送する転送サービス機能等を備えている。
【0035】
また、自端末宛に受信した電子メールについては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記録出力するようにしている。
【0036】
また、リアルタイムファクシミリゲートウェイ機能は、アナログ公衆網PSTNに接続される2つのグループ3ファクシミリ装置の通信を、インターネットを介して中継転送する機能であり、発呼側のグループ3ファクシミリ装置から呼び出されるローカル側ゲートウェイ機能と、このローカル側ゲートウェイ機能(装置)から呼び出され、最終宛先へ発呼して画情報を中継転送するリモート側ゲートウェイ機能の2つからなり、ローカル側ゲートウェイ機能とリモート側ゲートウェイ機能の通信は、ITU−T勧告T.38に準拠したリアルタイム通信が行われる。
【0037】
ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含ませることができないので、所定の変換方法(例えば、Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビットのキャラクタコード)に変換した状態で、電子メールに含められる。このような電子メールの本文情報の形式をMIME形式という。
【0038】
このように、ファクシミリ画情報を送信する際に用いられる電子メールの一例を図3に示す。
【0039】
この電子メールは、複数の本文パートを持つマルチパートMIME形式の電子メールであり、電子メールの送信日付(「Date」フィールド)、宛先メールアドレス(「To」フィールド)、送信元メールアドレス(「From」フィールド)などの所定の情報からなるメールヘッダ部、テキストデータを運ぶためのテキストパート部、および、ファクシミリ画情報を運ぶためのバイナリパート部からなり、バイナリパート部には、ファクシミリ画情報をMIME変換して得たMIMEエンコードデータが配置される。
【0040】
また、電子メールで運ばれるファクシミリ画情報は、元の画像データをMH符号化で圧縮し、それをTIFF−Fフォーマットへ変換したものであり、したがって、MIMEエンコードデータとしては、このTIFF−FデータをMIME変換したものが配置される。
【0041】
ここで、TIFF−Fフォーマットでは、複数ページの画像データを1つのファイルとしてまとめることができるので、1つのバイナリパート部に、複数ページからなる1つの送信画情報ファイルのデータを配置することができる。
【0042】
また、本実施例では、宛先の指定を1つのキー操作で、あるいは、より少ないキー操作で実現できるように、ワンタッチダイアル機能および短縮ダイアル機能を備えている。
【0043】
ワンタッチダイアル機能のおのおののワンタッチ番号には、図4(a)に示すようなワンタッチダイアル情報が作成されて保存され、短縮ダイアル機能のおのおのの短縮番号には、同図(b)に示すような短縮ダイアル情報が作成されて保存される。
【0044】
このワンタッチダイアル情報において、ワンタッチダイアル番号は、このワンタッチダイアル情報が記憶する対象のワンタッチダイアル番号であり、電話番号は、宛先へアナログ公衆網PSTNを用いて発呼する際に参照されるものであり、メールアドレスは、宛先へ電子メールを用いて(すなわち、T.37通信機能を用いて)画情報を送信する際に参照されるものであり、IPアドレスおよびホスト名は、宛先へT.38通信機能を用いて画情報を送信する際に参照されるものである。
【0045】
さて、本実施例では、ネットワークファクシミリ装置FXは、T.37通信機能とT.38通信機能を備えている。T.37通信機能を適用した場合には、標準的な解像度、符号化方式および用紙サイズを適用するため、送信ユーザが希望する送信画像をそのままの形態で送ることができないという事態を生じることがある。
【0046】
一方、T.38通信機能を適用した場合、ITU−T勧告T.30と同様な伝送手順が実行され、相手端末の端末機能などを確認した後に、画情報を送信することになるので、送信ユーザが希望する送信画像をそのままの形態で送信することが可能となる。
【0047】
そこで、本実施例では、ワンタッチダイアル機能または短縮ダイアル機能が用いられて宛先が選択されて、ネットワーク通信が指定された場合には、ワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報を参照し、IPアドレスとホスト名に情報が記憶されている場合には、宛先のネットワークファクシミリ装置にT.38通信機能があると判定し、その宛先については、T.38通信機能を適用したファクシミリ通信を実行する。
【0048】
すなわち、T.38通信機能が、T.37通信機能に優先して使用される。
【0049】
ところで、あるネットワークファクシミリ装置FXが、他のネットワークファクシミリ装置FXを宛先として選択したとき、宛先として選択されたネットワークファクシミリ装置FXがT.38通信機能を備えていることを知らなければ、T.37通信機能が選択され、電子メールを用いて画情報を送信してくるであろう。
【0050】
すなわち、相手端末がT.38通信機能を備えていることを知らなくても、相手端末のメールアドレスさえ判明していれば、ネットワークファクシミリ装置FXは、インターネットを利用した画情報送信が可能となるので、T.37通信機能を利用して、電子メールを用いて画情報送信を行うことが予想される。
【0051】
そこで、ネットワークファクシミリ装置FXがT.37通信機能を利用して、電子メールを用いて画情報送信を行う際、図5に示すように、自端末のT.38通信機能に関する情報を通知するための拡張フィールド「X−FaxCapabilities」を定義する。なお、この拡張フィールド「X−FaxCapabilities」は、このネットワークファクシミリ装置FXが送信する全ての電子メールのヘッダ情報に含めるようにする。
【0052】
これにより、画情報を運ぶ電子メールを受信したネットワークファクシミリ装置FXは、この拡張フィールド「X−FaxCapabilities」の有無を確認することで、送信側がT.38通信機能を備えているかどうかを確認することができる。
【0053】
ここで、拡張フィールド「X−FaxCapabilities」にセットされる文字列「T.38」は、T.38通信機能を備えている旨を表示するものであり、「add=”192.168.10.10”」は、IPアドレスの値を通知するものであり、「”」でくくられた4つの数字の組が具体的なIPアドレスを示す。また、「hostname=”icfax.abc.co.jp”」は、ホスト名を通知するものであり、「”」でくくられた文字列が具体的なホスト名を示す。なお、IPアドレスの値は一例であり、また、そのフォーマットも一例である。
【0054】
また、画情報を運ぶ電子メールを受信した際、そのヘッダ情報を調べて、拡張フィールド「X−FaxCapabilities」が含まれている場合、相手端末は、自端末と同じ機能を備え、T.38通信機能についての情報を通知してきたが、自端末側のT.38通信機能についての情報は登録されていないと判断することができる。
【0055】
そこで、このような場合、図6に示すように、自端末側のT.38通信機能についての情報を通知する電子メール(通知用電子メール)を作成し、画情報の送信元のメールアドレスへと送信する。ここで、上述したように、ネットワークファクシミリ装置FXが送信する全ての電子メールには、拡張フィールド「X−FaxCapabilities」が含められるので、この通知用電子メールにも拡張フィールド「X−FaxCapabilities」が含まれる。また、本文情報には、自端末がT.38通信機能を備えている旨の案内の文章と、IPアドレスおよびホスト名の通知情報が含まれる。
【0056】
また、この通知用電子メールを受信した場合、その拡張フィールド「X−FaxCapabilities」の値を参照して、IPアドレスとホスト名を取得することができるので、その通知用電子メールの送信元メールアドレスと同じメールアドレスが登録されているワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報に、取得したIPアドレスとホスト名を新たに格納することで、次の通信から、その宛先については、T.38通信機能を適用することができる。なお、ワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報へのIPアドレスとホスト名の格納は、ユーザが手操作により行うことができる。
【0057】
また、この場合には、相手端末がT.38通信機能を備えていることが判明しているので、上述した通知用電子メールの本文情報の内容のように自端末がT.38通信機能を備えている旨を通知する送信文書を作成し、その通知されたIPアドレスおよびホスト名を適用したT.38通信を実行し、その宛先に対して、作成した送信文書の画情報を送信するようにすることもできる。
【0058】
ここで、T.38通信における伝送前手順(説明略)においては、ITU−T勧告T.30伝送手順と同様に、発端末と着端末との相互間で通信機能などの情報を交換するので、IPアドレスとホスト名も通信機能情報に含めるようにすることで、ネットワークファクシミリ装置FXは、相手端末のIPアドレスとホスト名を取得することができる。そして、ワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報に、取得したIPアドレスとホスト名を新たに格納することで、次の通信から、その宛先については、T.38通信機能を適用することができる。なお、ワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報へのIPアドレスとホスト名の格納は、ユーザが手操作により行うことができる。
【0059】
ところで、インターネット電子メールシステムにおいては、送信した電子メールが相手ユーザで処理されたことを確認することができる仕組みとして、MDN(Message Dispositoin Notification;RFC2298参照)が規定されている。
【0060】
このMDNによる配達確認要求がされた電子メールを受信すると、ネットワークファクシミリ装置FXは、その電子メールで運ばれる画情報の受信原稿を記録出力するとともに、MDNに対応した受領確認メールを作成し、指定された送付先(複数可)へ送信する。
【0061】
そして、本実施例では、この受領確認メールについても、そのヘッダ情報に拡張フィールド「X−FaxCapabilities」を含めて送信する。
【0062】
このようにして、本実施例では、電子メールに拡張フィールド「X−FaxCapabilities」を配置して送信するので、その電子メールを受信したネットワークファクシミリ装置は、相手端末がT.38通信機能を備えていることを明確に知ることができ、その結果、次の通信からはT.38通信機能を利用した通信を行うことができ、送信ユーザの意図に従った画情報送信を実現することができる。
【0063】
また、拡張フィールド「X−FaxCapabilities」で通知されたT.38通信機能に関する情報をワンタッチダイアル情報や短縮ダイアル情報に登録することで、ユーザが宛先を指定するのみで、T.38通信機能を適用したファクシミリ通信を実行することができ、ユーザの負担を軽減することができる。
【0064】
また、自端末がT.38通信機能を備えている旨を通知する送信文書を作成し、その通知されたIPアドレスおよびホスト名を適用したT.38通信を実行し、その宛先に対して、作成した送信文書の画情報を送信するので、相手端末へ自端末のIPアドレスおよびホスト名を通知することができ、その結果、次の通信からはT.38通信機能を利用した通信を行うことができ、送信ユーザの意図に従った画情報送信を実現することができる。
【0065】
図7は、ネットワークファクシミリ装置FXがT.37通信機能を利用して画情報送信するときの処理の一例を示している。
【0066】
ネットワークファクシミリ装置FXは、スキャナ5に送信原稿がセットされ、判断101の結果がYESになると、ユーザに対して、宛先のメールアドレスを入力させ(処理102)、ユーザがスタートキー(図示略)を押して、送信開始を指令するまで待つ(判断103のNOループ)。
【0067】
ユーザがスタートキーを押し、判断103の結果がYESになると、スキャナ5にセットされている送信原稿の読み取りを行い(処理104)、それによって得た画像データを、蓄積用の符号化方式を適用して符号化複号化部8で符号化圧縮して画像蓄積装置9へ蓄積する(処理105)。
【0068】
次いで、上述したような電子メールのヘッダ情報の必要なフィールド(拡張フィールド「X−FaxCapabilities」を含む)の値に、それぞれ適宜な情報をセットして、ヘッダ情報を作成し(処理106)、蓄積した画情報をTIFF−Fフォーマットの画像データへ変換し(処理107)、そのTIFF−Fフォーマットの画像データをMIME変換して、本文情報を作成する(処理108)。
【0069】
次いで、メールサーバ装置SMのSMTPサーバへ接続し(処理109)、処理106で作成したヘッダ情報と、処理108で作成したMIMEデータからなる電子メールをSMTPサーバへ送信する(処理110)。電子メールの送信を終了すると、SMTPサーバとの接続を終了して(処理111)、この処理を終了する。
【0070】
図8および図9は、ネットワークファクシミリ装置FXが電子メール受信時に実行する処理の一例を示している。
【0071】
まず、メールサーバ装置SMのPOPサーバへ接続し(処理201)、自端末宛の未読メールが受信されているかどうかを問い合わせる(処理202)。未読メールが受信されていない場合で、判断203の結果がNOになるときには、POPサーバとの接続を終了し(処理204)、所定の電子メール受信間隔時間を待ったのちに(処理205)、処理201へ戻り、次の電子メール受信動作を行う。
【0072】
また、未読メールが受信されている場合で、判断203の結果がYESになるときには、未読メールを全部受信して取得し(処理206)、POPサーバとの接続を終了する(処理207)。
【0073】
次いで、受信した未読メールを1つ選択し(処理208)、そのヘッダ情報を解析して(処理209)、拡張フィールド「X−FaxCapabilities」が含まれているかどうかを調べる(判断210)。
【0074】
判断210の結果がYESになるときには、相手端末が自端末と同じ機能を備えている場合である。したがって、本文情報を解析して(処理211)、選択した未読メールの本文情報から画情報を取り出して、元の画像データを作成し(処理212)、その画像データをプロッタ6へ転送して、受信原稿を記録出力する(処理213)。
【0075】
次いで、自端末のT.38通信機能を相手端末へ通知するための機能通知処理を起動して(処理214)、そのときの送信元メールアドレスが、いずれかのワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報に登録されているかどうかを検索して調べる(処理215,判断216)。
【0076】
登録されている場合で、判断216の結果がYESになるときには、そのときに見つけ出したワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報にIPアドレスとホスト名を格納する(処理217)。
【0077】
次いで、全ての未読メールの処理が終了したかどうかを調べ(判断218)、判断218の結果がNOになるときには、処理208に戻り、次の未読メールを選択して同様の処理を実行する。
【0078】
また、判断218の結果がYESになるときには、所定の電子メール受信間隔時間を待ったのちに(処理219)、処理201へ戻り、次の電子メール受信動作を行う。
【0079】
また、選択した未読メールに拡張フィールド「X−FaxCapabilities」が含まれていない場合で、判断210の結果がNOになるときには、選択した未読メールの本文情報から画情報を取り出して、元の画像データを作成し(処理220)、その画像データをプロッタ6へ転送して、受信原稿を記録出力し(処理221)、判断218へ移行する。
【0080】
図10は、機能通知処理の一例を示している。
【0081】
まず、上述したような通知用電子メールを作成し(処理301)、メールサーバ装置SMのSMTPサーバへ接続し(処理302)、処理301で作成した通知用電子メールをSMTPサーバへ送信する(処理303)。電子メールの送信を終了すると、SMTPサーバとの接続を終了して(処理304)、この処理を終了する。
【0082】
図11は、機能通知処理の他の例を示している。
【0083】
まず、上述した通知用電子メールの本文情報と同様の通知用情報を作成し(処理401)、その通知用情報を画情報に変換して保存する(処理402)。
【0084】
次いで、拡張フィールド「X−FaxCapabilities」で通知されたIPアドレスおよびホスト名を適用してT.38発呼処理を実行し(処理403)、所定のT.38送信処理を実行して、処理402で保存した通知用情報の画情報を送信する(処理404)。
【0085】
送信終了すると、所定のT.38終了処理を実行して(処理405)、この機能通知処理を終了する。
【0086】
図12は、T.38着信時処理の一例を示している。
【0087】
まず、所定のT.38着信処理を実行し(処理501)、所定のT.38受信処理を実行して(処理502)、相手端末より受信した画情報を記録出力する。また、このときに相手端末機能情報を受信するので、その機能情報を保存する(処理503)。また、受信処理を終了すると、所定のT.38終了処理を実行する(処理504)。
【0088】
次いで、保存した機能情報に含まれるメールアドレスなどが、いずれかのワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報に登録されているかどうかを調べる(判断505)。
【0089】
登録されている場合で、判断505の結果がYESになるときには、そのときに見つけ出したワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報にIPアドレスとホスト名を格納する(処理506)。
【0090】
また、判断505の結果がNOになるときには、処理506を実行しない。
【0091】
ところで、上述した実施例では、通知用電子メールを受信した場合でも、その本文情報を記録出力しているが、通知されたIPアドレスとホスト名を自動的に格納することができるので、その本文情報の内容を、自端末ユーザへ通知する必要はない。
【0092】
このようにすることで、無駄な受信紙の消費を抑えることができ、通信コストを低減することができる。
【0093】
図13および図14は、ネットワークファクシミリ装置FXが電子メール受信時に実行する処理の他の例を示している。
【0094】
まず、メールサーバ装置SMのPOPサーバへ接続し(処理601)、自端末宛の未読メールが受信されているかどうかを問い合わせる(処理602)。未読メールが受信されていない場合で、判断603の結果がNOになるときには、POPサーバとの接続を終了し(処理604)、所定の電子メール受信間隔時間を待ったのちに(処理605)、処理601へ戻り、次の電子メール受信動作を行う。
【0095】
また、未読メールが受信されている場合で、判断603の結果がYESになるときには、未読メールを全部受信して取得し(処理606)、POPサーバとの接続を終了する(処理607)。
【0096】
次いで、受信した未読メールを1つ選択し(処理608)、そのヘッダ情報を解析して(処理609)、拡張フィールド「X−FaxCapabilities」が含まれているかどうかを調べる(判断610)。
【0097】
判断610の結果がYESになるときには、相手端末が自端末と同じ機能を備えている場合である。したがって、本文情報を解析して(処理611)、画情報が含まれているかどうかを調べ(判断612)、判断612の結果がYESになるときには、選択した未読メールの本文情報から画情報を取り出して、元の画像データを作成し(処理613)、その画像データをプロッタ6へ転送して、受信原稿を記録出力する(処理614)。
【0098】
一方、受信した画情報が通知用電子メールの場合であり、判断612の結果がNOになるときには、処理613,614を実行せず、受信原稿を記録出力しない。
【0099】
次いで、自端末のT.38通信機能を相手端末へ通知するための機能通知処理を起動して(処理615)、そのときの送信元メールアドレスが、いずれかのワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報に登録されているかどうかを検索して調べる(処理616,判断617)。
【0100】
登録されている場合で、判断617の結果がYESになるときには、そのときに見つけ出したワンタッチダイアル情報または短縮ダイアル情報にIPアドレスとホスト名を格納する(処理618)。
【0101】
次いで、全ての未読メールの処理が終了したかどうかを調べ(判断619)、判断618の結果がNOになるときには、処理608に戻り、次の未読メールを選択して同様の処理を実行する。
【0102】
また、判断619の結果がYESになるときには、所定の電子メール受信間隔時間を待ったのちに(処理620)、処理601へ戻り、次の電子メール受信動作を行う。
【0103】
また、選択した未読メールに拡張フィールド「X−FaxCapabilities」が含まれていない場合で、判断610の結果がNOになるときには、選択した未読メールの本文情報から画情報を取り出して、元の画像データを作成し(処理621)、その画像データをプロッタ6へ転送して、受信原稿を記録出力し(処理622)、判断619へ移行する。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに接続し、そのネットワーク上で電子メールを用いて画情報をやりとりするT.37通信機能と、ネットワークを介し、リアルタイムに画情報をやりとりするT.38通信機能と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、それぞれの宛先について、上記T.37通信機能で使用する第1の宛先情報と、上記T.38通信機能で使用する第2の宛先情報を登録した宛先情報テーブルを備え、電子メールを用いて情報を送信する際、電子メールのヘッダに、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知するための所定の拡張フィールドを付加する一方、電子メール受信時、その受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、その受信した電子メールが画情報を運ぶものであるときには、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知する通知用電子メールを作成し、その通知用電子メールを上記受信した電子メールの送信元へ送信し、上記受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、上記受信した電子メールが画情報を運ぶものではない場合、上記拡張フィールドに含まれている宛先情報を、上記受信した電子メールの送信元の前記第2の宛先情報として、上記宛先情報テーブルに記憶するようにしたので、その電子メールを受信したネットワークファクシミリ装置は、相手端末がT.38通信機能を備えていることを明確に知ることができ、その結果、次の通信からはT.38通信機能を利用した通信を行うことができ、送信ユーザの意図に従った画情報送信を実現することができるという効果を得る。
【0106】
また、ネットワークに接続し、そのネットワーク上で電子メールを用いて画情報をやりとりするT.37通信機能と、ネットワークを介し、リアルタイムに画情報をやりとりするT.38通信機能と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、それぞれの宛先について、上記T.37通信機能で使用する第1の宛先情報と、上記T.38通信機能で使用する第2の宛先情報を登録した宛先情報テーブルを備え、電子メールを用いて情報を送信する際、電子メールのヘッダに、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知するための所定の拡張フィールドを付加する一方、電子メール受信時、その受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、その受信した電子メールが画情報を運ぶものであるときには、その画情報の受信原稿を記録出力するとともに、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知する通知用電子メールを作成し、その通知用電子メールを上記受信した電子メールの送信元へ送信し、上記受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、上記受信した電子メールが画情報を運ぶものではない場合、その受信した電子メールの本文情報を記録出力しないとともに、上記拡張フィールドに含まれている宛先情報を、上記受信した電子メールの送信元の前記第2の宛先情報として、上記宛先情報テーブルに記憶するようにしたので、その電子メールを受信したネットワークファクシミリ装置は、相手端末がT.38通信機能を備えていることを明確に知ることができ、その結果、次の通信からはT.38通信機能を利用した通信を行うことができ、送信ユーザの意図に従った画情報送信を実現することができるという効果を得る。また、ユーザが宛先を指定するのみで、T.38通信機能を適用したファクシミリ通信を実行することができ、ユーザの負担を軽減することができるという効果も得る。
【0107】
また、前記電子メールを用いて送信する情報には、送達確認要求された際に送信する送達確認情報を含むので、より確実に通信機能情報を通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示したブロック図。
【図3】ファクシミリ画情報を送信する際に用いられる電子メールの一例を示した概略図。
【図4】ワンタッチダイアル情報および短縮ダイアル情報の一例を示した概略図。
【図5】自端末のT.38通信機能に関する情報を通知するための拡張フィールドを含むヘッダ情報の一例を示した概略図。
【図6】通知用電子メールの一例を示した概略図。
【図7】ネットワークファクシミリ装置FXがT.37通信機能を利用して画情報送信するときの処理の一例を示したフローチャート。
【図8】ネットワークファクシミリ装置FXが電子メール受信時に実行する処理の一例を示したフローチャート。
【図9】ネットワークファクシミリ装置FXが電子メール受信時に実行する処理の一例を示したフローチャート(続き)。
【図10】機能通知処理の一例を示したフローチャート。
【図11】機能通知処理の他の例を示したフローチャート。
【図12】T.38着信時処理の一例を示したフローチャート。
【図13】ネットワークファクシミリ装置FXが電子メール受信時に実行する処理の他の例を示したフローチャート。
【図14】ネットワークファクシミリ装置FXが電子メール受信時に実行する処理の他の例を示したフローチャート(続き)。
【符号の説明】
FX ネットワークファクシミリ装置
SM メールサーバ装置
1 システム制御部
2 システムメモリ

Claims (3)

  1. ネットワークに接続し、そのネットワーク上で電子メールを用いて画情報をやりとりするT.37通信機能と、ネットワークを介し、リアルタイムに画情報をやりとりするT.38通信機能と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、
    それぞれの宛先について、上記T.37通信機能で使用する第1の宛先情報と、上記T.38通信機能で使用する第2の宛先情報を登録した宛先情報テーブルを備え、
    電子メールを用いて情報を送信する際、電子メールのヘッダに、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知するための所定の拡張フィールドを付加する一方、
    電子メール受信時、その受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、その受信した電子メールが画情報を運ぶものであるときには、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知する通知用電子メールを作成し、その通知用電子メールを上記受信した電子メールの送信元へ送信し、上記受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、上記受信した電子メールが画情報を運ぶものではない場合、上記拡張フィールドに含まれている宛先情報を、上記受信した電子メールの送信元の前記第2の宛先情報として、上記宛先情報テーブルに記憶することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  2. ネットワークに接続し、そのネットワーク上で電子メールを用いて画情報をやりとりするT.37通信機能と、ネットワークを介し、リアルタイムに画情報をやりとりするT.38通信機能と、ファクシミリ画情報の作成、蓄積、および、記録出力などのファクシミリ装置機能を備えたネットワークファクシミリ装置において、
    それぞれの宛先について、上記T.37通信機能で使用する第1の宛先情報と、上記T.38通信機能で使用する第2の宛先情報を登録した宛先情報テーブルを備え、
    電子メールを用いて情報を送信する際、電子メールのヘッダに、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知するための所定の拡張フィールドを付加する一方、
    電子メール受信時、その受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、その受信した電子メールが画情報を運ぶものであるときには、その画情報の受信原稿を記録出力するとともに、自端末が上記T.38通信機能で使用する宛先情報を通知する通知用電子メールを作成し、その通知用電子メールを上記受信した電子メールの送信元へ送信し、上記受信した電子メールのヘッダに、上記拡張フィールドが付加されており、かつ、上記受信した電子メールが画情報を運ぶものではない場合、その受信した電子メールの本文情報を記録出力しないとともに、上記拡張フィールドに含まれている宛先情報を、上記受信した電子メールの送信元の前記第2の宛先情報として、上記宛先情報テーブルに記憶することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。
  3. 前記電子メールを用いて送信する情報には、送達確認要求された際に送信する送達確認情報を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワークファクシミリ装置。
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