JP2000083119A - ネットワークファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置の制御方法

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JP2000083119A
JP2000083119A JP25241798A JP25241798A JP2000083119A JP 2000083119 A JP2000083119 A JP 2000083119A JP 25241798 A JP25241798 A JP 25241798A JP 25241798 A JP25241798 A JP 25241798A JP 2000083119 A JP2000083119 A JP 2000083119A
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JP25241798A
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English (en)
Inventor
Naoki Wakasugi
直樹 若杉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画情報に付加する付加情報を、電子メール用
ソフトなどで活用することのできるネットワークファク
シミリ装置の制御方法を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 マルチパートMIME形式の電子メール
のテキストパート部の内容に、指定された宛先の名称を
セットして送信するので、その電子メールを受信したユ
ーザ側では、電子メール用ソフトでテキストパート部の
内容を抽出して直接操作することができ、種々の用途に
利用することができるので、非常に便利であるという効
果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットま
たはローカルエリアネットワークに接続し、電子メール
を用いてインターネットまたはローカルエリアネットワ
ークを介して画情報をやりとりする機能と、公衆網を介
して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミリデー
タをやりとりする機能を備えたネットワークファクシミ
リ装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットまたはローカルエ
リアネットワークに接続し、電子メールを用いてインタ
ーネットまたはローカルエリアネットワークを介して画
情報をやりとりする機能と、公衆網を介して行うファク
シミリ伝送手順によるファクシミリデータをやりとりす
る機能を備えたネットワークファクシミリ装置が実用さ
れている。
【0003】このようなネットワークファクシミリ装置
を用いると、ローカルエリアネットワークおよびインタ
ーネットに接続されたワークステーション装置と、公衆
網に接続されたファクシミリ装置との間で画情報通信を
相互に行えるので、非常に便利になる。
【0004】また、遠隔地間のファクシミリ通信におい
ては、それぞれの通信対地の近くに設置されているネッ
トワークファクシミリ装置を中継ファクシミリ装置とし
て用い、それらのネットワークファクシミリ装置(中継
ファクシミリ装置)間の画情報通信をインターネットを
介して行うようにすることで、遠隔地間のファクシミリ
通信における通信料金を削減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、通常のファクシ
ミリ装置では、「宛名差込」、「送付票付加」、「送信
端末識別情報(TTI)付加」、「発信部門情報付加」
のような種々の機能(付加情報表示機能)を備えてい
る。
【0006】ここで、「宛名差込」とは、ワンタッチダ
イアル等に宛先のファクシミリ番号とともに相手先名称
を登録し、その相手先名称を送信画像の1ページの先頭
に付加する機能である。また、「送付票付加」とは、あ
らかじめ送付票の画像をスキャナにより読み込み、画情
報送信時には、その送付票の画像を1ページ目の画像と
して付加し、宛先へ送信する機能である。また、「送信
端末識別情報付加」とは、自端末に登録されている名称
や、送信時刻などの表示情報を、送信原稿の各ページの
先頭に付加する機能である。また、「発信部門情報付
加」とは、部門コードに部門名称やユーザ名などの発信
部門情報を登録しておき、送信時に選択された部門コー
ドに登録されている発信部門情報の表示画像を、送信原
稿の各ページの先頭に付加する機能である。
【0007】そして、ネットワークファクシミリ装置に
も同様の機能を持たせると、送信画情報にそれぞれの付
加情報の表示情報を付加して、所定の画像フォーマット
(TIFF−F)に変換し、さらにMIME変換(後
述)して、電子メールの本文情報に配置し、宛先へと送
信する。
【0008】しかしながら、このような付加情報の付加
機能を利用すると、次のような不具合を生じる。
【0009】すなわち、ネットワークファクシミリ装置
から電子メールで画情報を送信する宛先は、パーソナル
コンピュータ装置等のワークステーション装置を利用す
る人間のユーザが含まれる。
【0010】したがって、上述したような付加情報が付
加された画情報を運ぶ電子メールをユーザが受信した場
合、そのユーザは、受信した電子メールに含まれる画情
報を適宜な画像表示ソフトなどで表示させた際に、付加
された情報の内容を確認することができるが、そのユー
ザが利用する電子メール用ソフトでは、その付加情報を
直接取り扱うことができず、アプリケーション的に不便
であった。
【0011】また、通常、画像の先頭に付加情報を配置
した場合には、その部分の画像が消されてしまうという
不具合も生じていた。
【0012】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、画情報に付加する付加情報を、電子メール用
ソフトなどで活用することのできるネットワークファク
シミリ装置の制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、インターネッ
トまたはローカルエリアネットワークに接続し、電子メ
ールを用いてインターネットまたはローカルエリアネッ
トワークを介して画情報をやりとりする機能と、公衆網
を介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミリ
データをやりとりする機能を備えたネットワークファク
シミリ装置の制御方法において、画情報送信のための電
子メールの本文情報を複数のパートからなるマルチパー
トに構成し、上記複数のパートうちのテキストパートに
は、送信画情報への付加情報の内容を配置するととも
に、それ以外のパートには、送信画情報を配置するよう
にしたものである。
【0014】また、前記付加情報は、相手先名称であ
る。また、前記付加情報は、あらかじめ記憶されている
送付票の内容である。また、前記送付票の情報は、受信
した電子メールの内容に基づいて制御されて登録される
ものである。また、前記付加情報は、送信操作時に操作
入力された文字列情報からなる。また、前記文字列情報
は、送付票をあらわす内容の情報である。また、前記付
加情報は、あらかじめ登録された送信端末識別情報であ
る。また、前記付加情報は、送信ユーザを表示するため
の発信部門情報である。また、前記付加情報は、相手先
名称、送付票の内容、送信端末識別情報、または、発信
部門情報のいずれか2つ以上の任意の組み合わせからな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例にかかるネット
ワークシステムを示している。このネットワークシステ
ムは、2つのネットワークNTA,NTBから構成され
る。また、それぞれのネットワークNTA,NTBは、
インターネットINETへ接続されるとともに、インタ
ーネットINETの構成要素ともなる。
【0017】同図において、ネットワークNTA(ドメ
イン名は「abc.co.jp」)は、ローカルエリア
ネットワークLNA、複数のワークステーション装置W
SA1〜WSAn、メールサーバ装置MSA、ネットワ
ークファクシミリ装置FXA、および、ルータ装置RT
Aからなる。また、このルータ装置RTAを介して、ロ
ーカルエリアネットワークLNAは、インターネットI
NETへ接続され、それにより、ワークステーション装
置WSA1〜WSAn、メールサーバ装置MSA、およ
び、ネットワークファクシミリ装置FXAは、インター
ネットINETを構成する他のネットワークまたはホス
ト装置等との間で種々のデータのやりとりが可能であ
る。また、ネットワークファクシミリ装置FXAは、公
衆網PSTNにも接続されているとともに、メールアド
レス「ifaxa@abc.co.jp」が設定されて
おり、ワークステーション装置WSA1には、メールア
ドレス「wsa1@abc.co.jp」が設定されて
いる。
【0018】また、ネットワークNTB(ドメイン名は
「xyz.co.jp」)は、ローカルエリアネットワ
ークLNB、複数のワークステーション装置WSB1〜
WSBn、メールサーバ装置MSB、ネットワークファ
クシミリ装置FXB、および、ルータ装置RTBからな
る。また、このルータ装置RTBを介して、ローカルエ
リアネットワークLNBは、インターネットINETへ
接続され、それにより、ワークステーション装置WSB
1〜WSBn、メールサーバ装置MSB、および、ネッ
トワークファクシミリ装置FXBは、インターネットI
NETを構成する他のネットワークまたはホスト装置等
との間で種々のデータのやりとりが可能である。また、
ネットワークファクシミリ装置FXBは、公衆網PST
Nにも接続されているとともに、メールアドレス「if
axb@xyz.co.jp」が設定されており、ワー
クステーション装置WSB1には、メールアドレス「w
sb1@xyz.co.jp」が設定されている。
【0019】ここで、メールサーバ装置MS(MSA,
MSB)は、ローカルエリアネットワークLN(LN
A,LNB)に接続されているワークステーション装置
WS(WSA1〜WSAn,WSB1〜WSBn)を利
用するユーザ、および、ネットワークファクシミリ装置
FX(FXA,FXB)等に対して、電子メール(後
述)の収集および配布のサービスを提供するものであ
る。
【0020】また、ワークステーション装置WSには、
ローカルエリアネットワークLNを介して種々のデータ
のやりとりを行うアプリケーションソフトウェア(電子
メールの送受信処理など)や、ネットワークファクシミ
リ装置FXより受信した電子メールに含まれる画情報を
処理するアプリケーションソフトウェアなどの種々のプ
ログラムが導入されており、特定のユーザにより使用さ
れるものである。ここで、特定のユーザは、一人または
複数人のユーザであってよい。
【0021】また、ネットワークファクシミリ装置FX
は、ローカルエリアネットワークLNにおける電子メー
ルの送受信機能、ローカルエリアネットワークLANに
接続されたワークステーション装置Wとの間の所定のポ
イント・ツー・ポイント伝送手順による所定の情報通信
の機能、および、公衆網PSTNに接続し、この公衆網
PSTNを伝送路として用いてグループ3ファクシミリ
伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能などの種々の
伝送(通信)機能を備えている。また、ネットワークフ
ァクシミリ装置FXとワークステーション装置WS(の
ユーザ)との間のファクシミリ画情報の送受信(配信)
は、基本的には、RFC(後述)2305に規定された
方法により、電子メールを用いて行われる。
【0022】さて、本実施例において、基本的には、ロ
ーカルエリアネットワークLANに接続されている端末
相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IP
と呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコル
と、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合
わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われ
る。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レ
イヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)とい
う通信プロトコルが適用される。
【0023】また、各端末がメールサーバ装置SMに対
して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や送信要求など
のために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP
(Post Office Protocol)などを
適用することができる。
【0024】また、TCP/IP,SMTP,POPな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれIETF(In
ternet Engineering Task F
orce)というインターネットに関する技術内容をま
とめている組織から発行されているRFC(Reque
st For Comments)文書により規定され
ている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC
793、SMTPはRFC821、電子メールの形式
は、RFC822,RFC1521,RFC1522
(MIME(Multi Purpose Mail
Extension)形式)、電子メールを用いてファ
クシミリ画情報をやりとりする際のプロトコルはRFC
2305などでそれぞれ規定されている。
【0025】そして、ネットワークファクシミリ装置F
Xは、読み取った原稿画像を公衆網PSTNを介して他
のグループ3ファクシミリ装置へ、または、ローカルエ
リアネットワークLN(さらには、インターネット)を
介してワークステーション装置WSのユーザへ送信する
とともに、公衆網PSTNを介して他のグループ3ファ
クシミリ装置より受信した画情報を、そのときに指定さ
れたサブアドレスに対応したユーザに対して、電子メー
ルを用いて転送したり、あるいは、ローカルエリアネッ
トワークLNのワークステーションWSより受信した画
情報を、指定された短縮ダイアルに対応した公衆網PS
TNのグループ3ファクシミリ装置へ転送する転送サー
ビス機能等を備えている。
【0026】また、自端末宛に受信した電子メールにつ
いては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記
録出力するようにしている。
【0027】ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデ
ータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含
ませることができないので、所定の変換方法(例えば、
Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビッ
トのキャラクタコード)に変換した状態で、電子メール
に含められる。このような電子メールの本文情報の形式
をMIME形式という。
【0028】図2は、ネットワークファクシミリ装置F
Xの構成例を示している。
【0029】同図において、システム制御部1は、この
ネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、
および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御
処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム
制御部1が実行する制御処理プログラム、処理プログラ
ムを実行するときに必要な各種データなどを記憶すると
ともに、システム制御部1のワークエリアを構成するも
のであり、パラメータメモリ3は、このネットワークフ
ァクシミリ装置FXに固有な各種の情報(例えば、ワン
タッチダイアル機能の登録情報など)を記憶するための
ものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するも
のである。
【0030】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作す
るためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示
器からなる。
【0031】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0032】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0033】網制御装置11は、このネットワークファ
クシミリ装置FXを公衆網PSTNに接続するためのも
のであり、自動発着信機能を備えている。
【0034】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路12は、このネットワークファクシミリ装置F
XをローカルエリアネットワークLNに接続するための
ものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部1
3は、ローカルエリアネットワークLNを介して、他の
データ端末装置との間で種々のデータをやりとりするた
めの各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理(電
子メール送受信処理、および、ポイント・ツー・ポイン
ト通信処理など)を実行するためのものである。
【0035】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網
制御装置11、および、ローカルエリアネットワーク伝
送制御部13は、内部バス14に接続されており、これ
らの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内
部バス14を介して行われている。
【0036】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0037】さて、本実施例では、画情報送信時に付加
情報が設定された場合、その付加情報は、画情報とは別
のテキストデータとして送信され、画情報と同一の電子
メールにより運ばれる。
【0038】そのために、付加情報が設定されている画
情報を送信する場合には、図3に示すような2つのパー
ト(テキストパート部およびバイナリパート部)を持つ
マルチパートMIME形式の電子メールが適用される。
【0039】また、図3の電子メールは、ネットワーク
NTAのネットワークファクシミリ装置FXAから同じ
ネットワークNTAのワークステーション装置WSA1
に対して送信されたものである(メールヘッダ部を参
照)。
【0040】また、テキストパート部には、バイナリパ
ート部に配置されるファクシミリ画情報(TIFF−F
フォーマットの画像データ)を説明するための文字列が
配置され、バイナリパート部には、送信するファクシミ
リ画情報をBASE64符号化方式でMIME情報に変
換した後の情報(MIMEエンコードデータ)が配置さ
れる。
【0041】また、この場合、バイナリパート部のファ
クシミリ画情報は、テキストパート部に対する添付ファ
イルとして取り扱われることが多く、そのような電子メ
ールを受信した場合には、テキストパート部の内容が表
示され、添付ファイルがある旨が表示されるので、ユー
ザは、添付ファイルを取り出す操作あるいは表示させる
操作を行うことで、ファクシミリ画情報の内容を表示す
ることができる。
【0042】図4は、本実施例にかかるワンタッチダイ
アルの登録情報(ワンタッチダイアル登録情報)の一例
を示している。
【0043】このワンタッチダイアル登録情報は、登録
した宛先の名称、メールアドレス、および、電子メール
に宛先名称を付加するか否かを指定するための宛名差込
フラグからなる。そして、宛名差込フラグがセットされ
ている宛先については、付加情報として名称の内容を付
加するようにしている。
【0044】例えば、ワークステーション装置WSB1
(メールアドレスは「wsb1@xyz.co.j
p」)について、ワンタッチダイアル登録情報に名称
「WSB1」が登録されており、かつ、宛名差込フラグ
がセットされている場合には、そのときに設定された送
信画情報を送信する電子メールは、図3に示したような
マルチパートMIME形式の電子メールとなり、そのテ
キストパート部には、図5に示すように、「名称」
「+」「様」という内容の情報が配置される。
【0045】この場合に、ネットワークファクシミリ装
置FXが送信時に実行する処理の一例を図6に示す。
【0046】ユーザがスキャナ5に送信原稿をセット
し、操作表示部7のワンタッチダイアル(図示略)を操
作して宛先を指定し、操作表示部7のスタートキー(図
示略)を操作して、送信開始を指令すると、まず、スキ
ャナ5にセットされた送信原稿を読み取り、それによっ
て得た画像データを符号化複号化部8でMH方式で符号
化圧縮して、画像蓄積装置9へ蓄積し(処理101)、
その蓄積した送信画情報をTIFF−Fフォーマットの
画像データへ変換する(処理102)。
【0047】次いで、メールサーバ装置MS(SMTP
サーバ)へ接続し(処理103)、指定されたワンタッ
チダイアル登録情報に登録されているメールアドレスに
ついて形成したヘッダ情報をメールサーバ装置MSへ送
信する(処理104)。
【0048】ここで、指定されたワンタッチダイアル登
録情報の宛名差込フラグがセットされているかどうかを
調べ(判断105)、判断105の結果がYESになる
ときには、指定されたワンタッチダイアル登録情報の名
称に有意な情報が登録されているかどうかを調べる(判
断106)。
【0049】判断106の結果がYESになるときに
は、マルチパートMIME形式を指定し(処理10
7)、登録されている「名称」「+」「様」という内容
の情報を形成し、その内容をJISコード(iso−2
022−jp)へ変換し、テキストパート部の内容とし
てメールサーバ装置MSへ送信し(処理108)、処理
102で作成したTIFF−Fフォーマットのファクシ
ミリ画情報をBASE64符号化方式でMIMEエンコ
ード(符号化)し(処理109)、その結果作成された
MIME情報をバイナリパート部のデータとしてメール
サーバ装置MSへ送信する(処理110)。
【0050】このようにして、電子メールの送信を終了
すると、メールサーバ装置MSとの接続を切断して(処
理111)、この動作を終了する。
【0051】また、宛名差込フラグがセットされていな
い場合で、判断105の結果がNOになる場合、また
は、ワンタッチダイアル登録情報に名称が登録されてい
ない場合で、判断106の結果がNOになる場合には、
シングルパート(非マルチパート)を指定し(処理11
2)、処理102で作成したTIFF−Fフォーマット
のファクシミリ画情報をBASE64符号化方式でMI
MEエンコード(符号化)し(処理113)、その結果
作成されたMIME情報をバイナリパート部のデータと
してメールサーバ装置MSへ送信し(処理114)、処
理111へ移行して、メールサーバ装置MSとの接続を
切断して、この動作を終了する。
【0052】このようにして、本実施例では、マルチパ
ートMIME形式の電子メールのテキストパート部の内
容に、指定された宛先の名称をセットして送信するの
で、その電子メールを受信したユーザ側では、電子メー
ル用ソフトでテキストパート部の内容を抽出して直接操
作することができ、種々の用途に利用することができる
ので、非常に便利である。また、ファクシミリ画情報
は、テキストパート部に対する添付ファイルとして送信
されるので、テキストパート部の内容を見たユーザは、
通常の電子メールと同様の処理を操作することができ、
便利である。
【0053】ところで、上述した実施例では、マルチパ
ートMIME形式の電子メールのテキストパート部に宛
先の名称を配置しているが、例えば、図7に示すような
送付票を付加情報としてテキストパート部に配置するこ
ともできる。この場合、図8に示すように、識別のため
の名称と送付票をテキストコード(ASCIIコードや
シフトJISコードなど)で表現した内容からなる送付
票情報が形成され、あらかじめパラメータメモリ3など
に記憶しておく。
【0054】この場合に、ネットワークファクシミリ装
置FXが送信時に実行する処理の一例を図9に示す。
【0055】ユーザがスキャナ5に送信原稿をセット
し、操作表示部7のワンタッチダイアルを操作して宛先
を指定し、操作表示部7のスタートキーを操作して、送
信開始を指令すると、まず、指定されたメールアドレス
を入力し(処理201)、スキャナ5にセットされた送
信原稿を読み取り、それによって得た画像データを符号
化複号化部8でMH方式で符号化圧縮して、画像蓄積装
置9へ蓄積し(処理202)、その蓄積した送信画情報
をTIFF−Fフォーマットの画像データへ変換する
(処理203)。
【0056】次いで、メールサーバ装置MS(SMTP
サーバ)へ接続し(処理204)、指定されたワンタッ
チダイアル登録情報に登録されているメールアドレスに
ついて形成したヘッダ情報をメールサーバ装置MSへ送
信する(処理205)。
【0057】ここで、ユーザにより送付票を付加する旨
が指定されているかどうかを調べ(判断206)、判断
206の結果がYESになるときには、指定された名称
を持つ送付票情報が登録されているかどうかを調べる
(判断207)。
【0058】判断207の結果がYESになるときに
は、マルチパートMIME形式を指定し(処理20
8)、指定された送付票に登録されている内容をJIS
コード(iso−2022−jp)へ変換してテキスト
パート部の内容としてメールサーバ装置MSへ送信し
(処理209)、処理203で作成したTIFF−Fフ
ォーマットのファクシミリ画情報をBASE64符号化
方式でMIMEエンコード(符号化)し(処理21
0)、その結果作成されたMIME情報をバイナリパー
ト部のデータとしてメールサーバ装置MSへ送信する
(処理211)。
【0059】このようにして、電子メールの送信を終了
すると、メールサーバ装置MSとの接続を切断して(処
理212)、この動作を終了する。
【0060】また、送付票の付加が指定されていない場
合で、判断206の結果がNOになる場合、または、送
付票情報に指定された名称の送付票が登録されていない
場合で、判断207の結果がNOになる場合には、シン
グルパート(非マルチパート)を指定し(処理21
3)、処理203で作成したTIFF−Fフォーマット
のファクシミリ画情報をBASE64符号化方式でMI
MEエンコード(符号化)し(処理214)、その結果
作成されたMIME情報をバイナリパート部のデータと
してメールサーバ装置MSへ送信し(処理215)、処
理212へ移行して、メールサーバ装置MSとの接続を
切断して、この動作を終了する。
【0061】このようにして、本実施例では、マルチパ
ートMIME形式の電子メールのテキストパート部の内
容に、指定された送付票の内容をセットして送信するの
で、その電子メールを受信したユーザ側では、電子メー
ル用ソフトでテキストパート部の内容を直接表示するこ
とができ、送付票の内容を直接操作することができ、種
々の用途に利用することができるので、非常に便利であ
る。また、ファクシミリ画情報は、テキストパート部に
対する添付ファイルとして送信されるので、テキストパ
ート部の内容を見たユーザは、通常の電子メールと同様
の処理を操作することができ、便利である。
【0062】ここで、送付票情報に送付票を登録する場
合、ネットワークファクシミリ装置FXの操作表示部7
を操作してその内容を形成することもできるが、送付票
の内容をワークステーション装置WSで作成して、ネッ
トワークファクシミリ装置FXへ登録することもでき
る。その登録には、電子メールを用いる。
【0063】例えば、ワークステーション装置WSA1
のユーザが、「いつもお世話になっております。ファッ
クスをメールにて送付いたしますので、よろしくお願い
します。」という文面の送付票を作成し、それをネット
ワークファクシミリ装置FXAに登録するには、図10
に示すような電子メールを作成して、送信する。
【0064】この電子メールでは、「Subject」
フィールドに、本文情報を送付票の「01」へ登録指示
するための「#COVER#01#」という内容が配置
されている。
【0065】ここで、「#COVER#n#」という
「Subject」フィールドの内容は、本文情報を
「n」番目の送付票(Cover)として登録する旨を
指令する効果を持っている。
【0066】このような電子メールを受信したネットワ
ークファクシミリ装置FXAは、「Subject」フ
ィールドの内容を参照し、それが送付票の「01」への
登録を要求したものであることを認識し、本文情報の内
容を、名称が「送付票01」の送付票情報の内容に登録
する。
【0067】図11は、ワークステーション装置WSが
送付表登録用の電子メールを作成して送信する場合の処
理の一例を示している。
【0068】宛先のネットワークファクシミリ装置FX
のメールアドレスが入力され(処理301)、「Sub
ject」フィールドに「#COVER#n#」が入力
され(処理302)、送付票の内容である本文情報が入
力されると(処理303)、指定されたネットワークフ
ァクシミリ装置FXに対して、本文情報の内容を電子メ
ールで送信する(処理304)。
【0069】図12は、この場合に電子メールを受信し
た際に、ネットワークファクシミリ装置FXが実行する
処理の一例を示している。
【0070】メールサーバ装置MS(POPサーバ)に
接続し(処理401)、受信メールが保存されている場
合には(判断402の結果がYES)、受信メールを取
得して、その「Subject」フィールドに「#CO
VER#n#」がセットされているかどうかを調べる
(判断403)。
【0071】判断403の結果がYESになるときに
は、受信した電子メールの本文情報を、指定された名称
の送付票情報の内容に格納し(処理404)、判断40
3の結果がNOになるときには、通常の電子メール受信
処理を実行する(処理405)。
【0072】このようにして、ワークステーション装置
WSで作成した送付票の情報をネットワークファクシミ
リ装置FXに登録することができるので、送付票を作成
するときの操作性が大幅に向上するとともに、自由度の
大きな送付票の内容を構成することができる。
【0073】ところで、上述した実施例では、送付票の
内容は、あらかじめ送付票情報に登録されていたものを
使用したが、送信操作時に、ユーザが操作表示部7を操
作して、送付票の内容を入力するようにすることもでき
る。
【0074】この場合に、ネットワークファクシミリ装
置FXが送信時に実行する処理の一例を図13に示す。
【0075】ユーザがスキャナ5に送信原稿をセット
し、操作表示部7のワンタッチダイアルを操作して宛先
を指定し、操作表示部7のスタートキーを操作して、送
信開始を指令すると、まず、指定されたメールアドレス
を入力し(処理501)、次いで、ユーザに送付票とし
て送信する内容を入力させる(処理502)。
【0076】そして、スキャナ5にセットされた送信原
稿を読み取り、それによって得た画像データを符号化複
号化部8でMH方式で符号化圧縮して、画像蓄積装置9
へ蓄積し(処理503)、その蓄積した送信画情報をT
IFF−Fフォーマットの画像データへ変換する(処理
504)。
【0077】次いで、メールサーバ装置MS(SMTP
サーバ)へ接続し(処理505)、指定されたワンタッ
チダイアル登録情報に登録されているメールアドレスに
ついて形成したヘッダ情報をメールサーバ装置MSへ送
信する(処理506)。
【0078】ここで、ユーザにより送付票を付加する旨
が指定されているかどうかを調べ(判断507)、判断
507の結果がYESになるときには、ユーザにより送
付票の内容が入力されたかどうかを調べる(判断50
8)。
【0079】判断508の結果がYESになるときに
は、マルチパートMIME形式を指定し(処理50
9)、入力された送付票の内容をJISコード(iso
−2022−jp)へ変換してテキストパート部の内容
としてメールサーバ装置MSへ送信し(処理510)、
処理504で作成したTIFF−Fフォーマットのファ
クシミリ画情報をBASE64符号化方式でMIMEエ
ンコード(符号化)し(処理511)、その結果作成さ
れたMIME情報をバイナリパート部のデータとしてメ
ールサーバ装置MSへ送信する(処理512)。
【0080】このようにして、電子メールの送信を終了
すると、メールサーバ装置MSとの接続を切断して(処
理513)、この動作を終了する。
【0081】また、送付票の付加が指定されていない場
合で、判断507の結果がNOになる場合、または、送
付票の内容を入力されなかった場合で、判断508の結
果がNOになる場合には、シングルパート(非マルチパ
ート)を指定し(処理514)、処理504で作成した
TIFF−Fフォーマットのファクシミリ画情報をBA
SE64符号化方式でMIMEエンコード(符号化)し
(処理515)、その結果作成されたMIME情報をバ
イナリパート部のデータとしてメールサーバ装置MSへ
送信し(処理516)、処理513へ移行して、メール
サーバ装置MSとの接続を切断して、この動作を終了す
る。
【0082】このようにして、本実施例では、マルチパ
ートMIME形式の電子メールのテキストパート部の内
容に、ユーザにより入力された送付票の内容をセットし
て送信するので、その電子メールを受信したユーザ側で
は、電子メール用ソフトでテキストパート部の内容を直
接表示することができ、送付票の内容を直接操作するこ
とができ、種々の用途に利用することができるので、非
常に便利である。また、ファクシミリ画情報は、テキス
トパート部に対する添付ファイルとして送信されるの
で、テキストパート部の内容を見たユーザは、通常の電
子メールと同様の処理を操作することができ、便利であ
る。
【0083】ところで、通常のファクシミリ装置では、
送信時刻や送信元の表示情報を配置した発信端末識別情
報(TTI)を、送信画像の先頭に挿入することが多い
が、このTTIと同様の効果は、図14に示したような
情報をテキストパート部に配置することで得ることがで
きる。ここで、この場合には、「ABC株式会社」とい
う文字列が送信元の表示情報として登録されている。
【0084】この場合に、ネットワークファクシミリ装
置FXが送信時に実行する処理の一例を図15に示す。
【0085】ユーザがスキャナ5に送信原稿をセット
し、操作表示部7のワンタッチダイアルを操作して宛先
を指定し、操作表示部7のスタートキーを操作して、送
信開始を指令すると、まず、指定されたメールアドレス
を入力し(処理601)、スキャナ5にセットされた送
信原稿を読み取り、それによって得た画像データを符号
化複号化部8でMH方式で符号化圧縮して、画像蓄積装
置9へ蓄積し(処理602)、その蓄積した送信画情報
をTIFF−Fフォーマットの画像データへ変換する
(処理603)。
【0086】次いで、メールサーバ装置MS(SMTP
サーバ)へ接続し(処理604)、指定されたワンタッ
チダイアル登録情報に登録されているメールアドレスに
ついて形成したヘッダ情報をメールサーバ装置MSへ送
信する(処理605)。
【0087】ここで、ユーザにより発信元識別情報(T
TI)を付加する旨が指定されているかどうかを調べ
(判断606)、判断606の結果がYESになるとき
には、発信元識別情報として有意な情報が登録されてい
るかどうかを調べる(判断607)。
【0088】判断607の結果がYESになるときに
は、マルチパートMIME形式を指定し(処理60
8)、登録されている発信元識別情報に基づいて付加情
報を作成し、その内容をJISコード(iso−202
2−jp)へ変換してテキストパート部の内容としてメ
ールサーバ装置MSへ送信し(処理609)、処理60
3で作成したTIFF−Fフォーマットのファクシミリ
画情報をBASE64符号化方式でMIMEエンコード
(符号化)し(処理610)、その結果作成されたMI
ME情報をバイナリパート部のデータとしてメールサー
バ装置MSへ送信する(処理611)。
【0089】このようにして、電子メールの送信を終了
すると、メールサーバ装置MSとの接続を切断して(処
理612)、この動作を終了する。
【0090】また、発信元識別情報の付加が指定されて
いない場合で、判断606の結果がNOになる場合、ま
たは、発信元識別情報が登録されていない場合で、判断
607の結果がNOになる場合には、シングルパート
(非マルチパート)を指定し(処理613)、処理60
3で作成したTIFF−Fフォーマットのファクシミリ
画情報をBASE64符号化方式でMIMEエンコード
(符号化)し(処理614)、その結果作成されたMI
ME情報をバイナリパート部のデータとしてメールサー
バ装置MSへ送信し(処理615)、処理612へ移行
して、メールサーバ装置MSとの接続を切断して、この
動作を終了する。
【0091】このようにして、本実施例では、マルチパ
ートMIME形式の電子メールのテキストパート部の内
容に、発信元識別情報をセットして送信するので、その
電子メールを受信したユーザ側では、電子メール用ソフ
トでテキストパート部の内容を直接表示することがで
き、発信元識別情報の内容を直接操作することができ、
種々の用途に利用することができるので、非常に便利で
ある。また、ファクシミリ画情報は、テキストパート部
に対する添付ファイルとして送信されるので、テキスト
パート部の内容を見たユーザは、通常の電子メールと同
様の処理を操作することができ、便利である。
【0092】ところで、通常のファクシミリ装置では、
発信者の部門の名称を、送信画像の先頭に挿入すること
もされている。次に、発信者の部門情報を付加情報とし
て送信する場合について考える。この場合には、図16
に示すように、部門コード番号と部門名からなる部門コ
ード情報をそれぞれ作成し、あらかじめ保存しておく。
【0093】例えば、部門名として「ユーザA」が登録
されている場合には、部門情報として、図17に示すよ
うな情報が形成され、電子メールのテキストパート部に
配置される。
【0094】この場合に、ネットワークファクシミリ装
置FXが送信時に実行する処理の一例を図18に示す。
【0095】ユーザがスキャナ5に送信原稿をセット
し、操作表示部7のワンタッチダイアルを操作して宛先
を指定し、操作表示部7のスタートキーを操作して、送
信開始を指令すると、まず、指定されたメールアドレス
を入力し(処理701)、次いで、ユーザに付加する部
門コードを入力させる(処理702)。
【0096】そして、スキャナ5にセットされた送信原
稿を読み取り、それによって得た画像データを符号化複
号化部8でMH方式で符号化圧縮して、画像蓄積装置9
へ蓄積し(処理703)、その蓄積した送信画情報をT
IFF−Fフォーマットの画像データへ変換する(処理
704)。
【0097】次いで、メールサーバ装置MS(SMTP
サーバ)へ接続し(処理705)、指定されたワンタッ
チダイアル登録情報に登録されているメールアドレスに
ついて形成したヘッダ情報をメールサーバ装置MSへ送
信する(処理706)。
【0098】ここで、ユーザにより部門コードを付加す
る旨が指定されているかどうかを調べ(判断707)、
判断707の結果がYESになるときには、指定された
部門コードに部門名が登録されているかどうかを調べる
(判断708)。
【0099】判断708の結果がYESになるときに
は、マルチパートMIME形式を指定し(処理70
9)、部門名の内容をJISコード(iso−2022
−jp)へ変換してテキストパート部の内容としてメー
ルサーバ装置MSへ送信し(処理710)、処理504
で作成したTIFF−Fフォーマットのファクシミリ画
情報をBASE64符号化方式でMIMEエンコード
(符号化)し(処理711)、その結果作成されたMI
ME情報をバイナリパート部のデータとしてメールサー
バ装置MSへ送信する(処理712)。
【0100】このようにして、電子メールの送信を終了
すると、メールサーバ装置MSとの接続を切断して(処
理713)、この動作を終了する。
【0101】また、部門コードの付加が指定されていな
い場合で、判断707の結果がNOになる場合、また
は、指定された部門コードに部門名が登録されていなか
った場合で、判断708の結果がNOになる場合には、
シングルパート(非マルチパート)を指定し(処理71
4)、処理704で作成したTIFF−Fフォーマット
のファクシミリ画情報をBASE64符号化方式でMI
MEエンコード(符号化)し(処理715)、その結果
作成されたMIME情報をバイナリパート部のデータと
してメールサーバ装置MSへ送信し(処理716)、処
理713へ移行して、メールサーバ装置MSとの接続を
切断して、この動作を終了する。
【0102】このようにして、本実施例では、マルチパ
ートMIME形式の電子メールのテキストパート部の内
容に、ユーザより指定された部門コードの登録名称の内
容をセットして送信するので、その電子メールを受信し
たユーザ側では、電子メール用ソフトでテキストパート
部の内容を直接表示することができ、部門名の内容を直
接操作することができ、種々の用途に利用することがで
きるので、非常に便利である。また、ファクシミリ画情
報は、テキストパート部に対する添付ファイルとして送
信されるので、テキストパート部の内容を見たユーザ
は、通常の電子メールと同様の処理を操作することがで
き、便利である。
【0103】ところで、上述した実施例では、それぞれ
宛先名、送付票、発信元識別情報、および、部門名を1
つずつ付加情報として付加した場合について説明した
が、任意の2つ以上の項目を適宜に選択して付加情報と
して取り扱うこともできる。また、全ての項目を選択し
て付加情報として設定した場合には、テキストパート部
の内容としては、例えば、図19に示すようなものが配
置される。
【0104】また、この場合、ユーザは、テキストパー
ト部の内容を参照することで、添付ファイルのファクシ
ミリ画情報が不要なものであると判断することもでき、
無用なファクシミリ画情報を閲覧するような事態を回避
することもできる。
【0105】なお、上述した実施例では、ネットワーク
ファクシミリ装置として、電話回線網を回線として使用
するグループ3ファクシミリ装置機能を備えたものにつ
いて説明したが、ISDNを回線として使用するグルー
プ4ファクシミリ装置機能を備えたものについても、本
発明を同様にして適用することができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチパートMIME形式の電子メールのテキストパー
ト部の内容に、指定された宛先の名称をセットして送信
するので、その電子メールを受信したユーザ側では、電
子メール用ソフトでテキストパート部の内容を抽出して
直接操作することができ、種々の用途に利用することが
できるので、非常に便利であるという効果を得る。ま
た、ファクシミリ画情報は、テキストパート部に対する
添付ファイルとして送信されるので、本文のファクシミ
リ画情報の内容が消されてしまうような事態を回避でき
るとともに、テキストパート部の内容を見たユーザは、
通常の電子メールと同様の処理を操作することができ、
便利であるという効果も得る。
【0107】また、マルチパートMIME形式の電子メ
ールのテキストパート部の内容に、指定された送付票の
内容をセットして送信するので、その電子メールを受信
したユーザ側では、電子メール用ソフトでテキストパー
ト部の内容を直接表示することができ、送付票の内容を
直接操作することができ、種々の用途に利用することが
できるので、非常に便利であるという効果も得る。
【0108】また、マルチパートMIME形式の電子メ
ールのテキストパート部の内容に、ユーザにより入力さ
れた送付票の内容をセットして送信するので、その電子
メールを受信したユーザ側では、電子メール用ソフトで
テキストパート部の内容を直接表示することができ、送
付票の内容を直接操作することができ、種々の用途に利
用することができるので、非常に便利であるという効果
も得る。また、送信側のユーザは、任意の内容を送付票
を付加できるので、送付票の効果が高いという効果も得
る。
【0109】また、マルチパートMIME形式の電子メ
ールのテキストパート部の内容に、発信元識別情報をセ
ットして送信するので、その電子メールを受信したユー
ザ側では、電子メール用ソフトでテキストパート部の内
容を直接表示することができ、発信元識別情報の内容を
直接操作することができ、種々の用途に利用することが
できるので、非常に便利であるという効果も得る。
【0110】また、マルチパートMIME形式の電子メ
ールのテキストパート部の内容に、ユーザより指定され
た部門名の内容をセットして送信するので、その電子メ
ールを受信したユーザ側では、電子メール用ソフトでテ
キストパート部の内容を直接表示することができ、部門
名の内容を直接操作することができ、種々の用途に利用
することができるので、非常に便利であるという効果も
得る。
【0111】また、宛先名、送付票、発信元識別情報、
および、部門名のうち、任意の2つ以上の項目を適宜に
選択して付加情報として使用できるので、受信側のユー
ザは、テキストパート部の内容を参照することで、添付
ファイルのファクシミリ画情報が不要なものであると判
断することもでき、無用なファクシミリ画情報を閲覧す
るような事態を回避することもできるという効果も得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステ
ムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を
示したブロック図。
【図3】本発明の一実施例にかかるマルチパートMIM
E形式の電子メールの一例を示した概略図。
【図4】ワンタッチダイアルの登録情報(ワンタッチダ
イアル登録情報)の一例を示した概略図。
【図5】テキストパート部の内容の一例を示した概略
図。
【図6】ネットワークファクシミリ装置FXが送信時に
実行する処理の一例を示したフローチャート。
【図7】テキストパート部の内容の他の例を示した概略
図。
【図8】送付票情報の一例を示した概略図。
【図9】ネットワークファクシミリ装置FXが送信時に
実行する処理の他の例を示したフローチャート。
【図10】送付票登録用の電子メールの一例を示した概
略図。
【図11】ワークステーション装置WSが送付表登録用
の電子メールを作成して送信する場合の処理の一例を示
したフローチャート。
【図12】電子メールを受信した際に、ネットワークフ
ァクシミリ装置FXが実行する処理の一例を示したフロ
ーチャート。
【図13】ネットワークファクシミリ装置FXが送信時
に実行する処理のさらに他の例を示したフローチャー
ト。
【図14】テキストパート部に配置する発信端末識別情
報(TTI)の一例を示した概略図。
【図15】ネットワークファクシミリ装置FXが送信時
に実行する処理のまたさらに他の例を示したフローチャ
ート。
【図16】部門コード情報の一例を示した概略図。
【図17】テキストパート部に配置される部門情報の一
例を示した概略図。
【図18】ネットワークファクシミリ装置FXが送信時
に実行する処理のまたさらに他の例を示したフローチャ
ート。
【図19】テキストパート部に宛先名、送付票、発信元
識別情報、および、部門名を配置した場合の一例を示し
た概略図。
【符号の説明】
FX,FXA,FXB ネットワークファクシミリ装置 WS,WSA1〜WSAn,WSB1〜WSBn ワー
クステーション装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/32 Fターム(参考) 5B089 GA15 GA16 GB04 JA31 JB03 KA01 KB06 5C062 AA02 AA16 AA29 AA30 AA35 AB20 AB42 AC29 AE08 AF01 AF02 AF06 AF13 BA02 BD09 5C075 AB90 BA06 BA09 CA90 CD07 5K030 HA06 HB04 HC02 HD03 HD06 JA09 JT05 KA01 KA02 KA11 KA13 KA18 KA19 LE14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットまたはローカルエリアネ
    ットワークに接続し、電子メールを用いてインターネッ
    トまたはローカルエリアネットワークを介して画情報を
    やりとりする機能と、公衆網を介して行うファクシミリ
    伝送手順によるファクシミリデータをやりとりする機能
    を備えたネットワークファクシミリ装置の制御方法にお
    いて、 画情報送信のための電子メールの本文情報を複数のパー
    トからなるマルチパートに構成し、上記複数のパートう
    ちのテキストパートには、送信画情報への付加情報の内
    容を配置するとともに、それ以外のパートには、送信画
    情報を配置することを特徴とするネットワークファクシ
    ミリ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記付加情報は、相手先名称であること
    を特徴とする請求項1記載のネットワークファクシミリ
    装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記付加情報は、あらかじめ記憶されて
    いる送付票の内容であることを特徴とする請求項1記載
    のネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記送付票の情報は、受信した電子メー
    ルの内容に基づいて制御されて登録されることを特徴と
    する請求項3記載のネットワークファクシミリ装置の制
    御方法。
  5. 【請求項5】 前記付加情報は、送信操作時に操作入力
    された文字列情報からなることを特徴とする請求項1記
    載のネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記文字列情報は、送付票をあらわす内
    容の情報であることを特徴とする請求項5記載のネット
    ワークファクシミリ装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記付加情報は、あらかじめ登録された
    送信端末識別情報であることを特徴とする請求項1記載
    のネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記付加情報は、送信ユーザを表示する
    ための発信部門情報であることを特徴とする請求項1記
    載のネットワークファクシミリ装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記付加情報は、相手先名称、送付票の
    内容、送信端末識別情報、または、発信部門情報のいず
    れか2つ以上の任意の組み合わせからなることを特徴と
    する請求項1記載のネットワークファクシミリ装置の制
    御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001333246A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Murata Mach Ltd インターネットファクシミリ装置及び記録媒体
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