JP3582630B2 - ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法 - Google Patents

ネットワークファクシミリ通信システムの制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローカルエリアネットワークおよびインターネット上でのデータのやりとりの機能と、デジタル公衆網を介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能を備えた複数のネットワークファクシミリ装置と、このネットワークファクシミリ装置へデジタル公衆網を介して中継送信依頼する1つ以上のファクシミリ装置からなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ローカルエリアネットワークおよびインターネット上でのデータのやりとりの機能と、公衆網を介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能を備えた複数のネットワークファクシミリ装置と、このネットワークファクシミリ装置へ公衆網を介して中継送信依頼する1つ以上のファクシミリ装置からなるネットワークファクシミリ通信システムが実用されている。
【0003】
このようなネットワークファクシミリ通信システムを利用すると、画情報を中継するインターネット上のネットワークファクシミリ装置間の通信費用は、追加の費用が加算されないため、遠隔地間におけるファクシミリ通信に要する通信コストを大幅に低減できるようなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなネットワークファクシミリ通信システムでは、公衆網に接続されたファクシミリ装置から、中継送信依頼を受け付けるネットワークファクシミリ装置に対して、中継局となる他のネットワークファクシミリ装置のアドレス情報と、最終宛先となるファクシミリ装置の電話番号等を通知するための工夫が必要となる。
【0005】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、公衆網に接続されたファクシミリ装置から、中継送信依頼を受け付けるネットワークファクシミリ装置に対して、中継局となる他のネットワークファクシミリ装置のアドレス情報と、最終宛先となるファクシミリ装置の電話番号等を適切に通知することのできるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ローカルエリアネットワークおよびインターネット上でのデータのやりとりの機能と、デジタル公衆網を介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能を備えた複数のネットワークファクシミリ装置と、このネットワークファクシミリ装置へデジタル公衆網を介して中継送信依頼する1つ以上のファクシミリ装置からなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、ファクシミリ装置は、デジタル公衆網を介して第1のネットワークファクシミリ装置へ中継依頼送信の発呼をするとき、呼設定メッセージの所定の情報要素を用いて、中継局となる第2のネットワークファクシミリ装置のアドレス情報と、最終宛先となる他のファクシミリ装置の発呼情報を通知した後に、所定の伝送手順に従って画情報を送信し、上記第1のネットワークファクシミリ装置は、いずれかのファクシミリ装置よりデジタル公衆網を介して発呼されると、受信した呼設定メッセージの所定の情報要素から、中継局となる第2のネットワークファクシミリ装置のアドレス情報と、最終宛先となる他のファクシミリ装置の発呼情報を抽出した後に、所定の伝送手順に従って画情報を受信して蓄積し、次いで、上記抽出したアドレス情報を用い、インターネットを介し、上記蓄積した画情報を最終宛先へ転送する要求を上記第2のネットワークファクシミリ装置へ通信し、上記第2のネットワークファクシミリ装置は、上記第1のネットワークファクシミリ装置より、インターネットを介し、画情報を最終宛先へ転送する要求の通信を受けると、デジタル伝送網を用いて指定された最終宛先へ発呼し、そのときに受信した画情報をその最終宛先の上記他のファクシミリ装置へ送信するようにしたものである。
【0007】
また、前記所定の情報要素は、ユーザユーザ情報を適用できる。また、前記所定の情報要素は、着サブアドレスを適用できる。
【0008】
また、前記第1のネットワークファクシミリ装置は、着呼検出時に受信した呼設定メッセージの所定の情報要素に含まれる前記アドレス情報と、前記他のファクシミリ装置の発呼情報の内容が所定の有効範囲のものであるか否かを検査し、その検査結果をあらわす情報を、呼制御手順中に相手端末へ応答する呼制御信号の所定の情報要素を用いて、発呼側へ通知するようにしたものである。
【0009】
また、前記第1のネットワークファクシミリ装置は、着呼検出時に受信した呼設定メッセージの所定の情報要素に含まれる前記アドレス情報と、前記他のファクシミリ装置の発呼情報の内容が所定の有効範囲のものであるか否かを検査し、その検査結果をあらわす情報を、呼制御手順中に相手端末へ応答する呼制御信号の所定の情報要素を用いて、発呼側へ通知する一方、その検査により有効範囲外であると判定された場合には、中継依頼送信の受付を拒否するようにしたものである。
【0010】
また、前記応答する呼制御信号は、切断信号または解放信号を適用できる。また、前記応答する呼制御信号は、応答信号を適用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施例にかかる通信システムを示している。なお、本発明においては、インターネットを利用するアプリケーションとして電子メールを主として取り上げるので、以下の説明においては、電子メール以外のアプリケーションについては省略している。
【0013】
この通信システムは、主として、ローカルエリアネットワークLAN1を中心とするドメインDM1と、ローカルエリアネットワークLAN2を中心とするドメインDM2から構成されている。また、ファクシミリ装置FX1は、ドメインDM1と同一地域内に設置されデジタル公衆網ISDNを伝送路として用いるグループ4ファクシミリ装置であり、ファクシミリ装置FX2は、ドメインDM2と同一地域内に設置されデジタル公衆網ISDNを伝送路として用いるグループ4ファクシミリ装置である。
【0014】
また、それぞれのドメインDM1,DM2は、ルータRT1,RT2を介して、インターネットINETのサービスプロバイダ(網接続業者;図示略)に専用線接続されている。
【0015】
ここで、ドメインDM1,DM2には、割り当てを受けたネットワークアドレスに所定値のネットマスクを適用して分割した固有のネットワークアドレスが設定されており、それにより、ドメインDM1,DM2の相互間で、ルータRT1,RT2およびインターネットINETを介したデータ伝送を行うことができる。
【0016】
また、ドメインDM1には、ローカルエリアネットワークLAN1に接続されているクライアント端末CL1,CL2およびネットワークファクシミリ装置FI1に電子メールサービスを提供するためのメールサーバ端末SV1が設けられている。また、例えば、おのおののクライアント端末CL1,CL2、ネットワークファクシミリ装置FI1、および、メールサーバ端末SV1には、それぞれドメインDM1のネットワークアドレスに固有のアドレスを連結してなる固有のホストアドレスが設定されており、このドメインDM1を使用するユーザは、固有のユーザ名に、いずれかのクライアント端末CL1,CL2のホストアドレスを連結してなるユーザアドレスが設定される。
【0017】
同様に、ドメインDM2には、ローカルエリアネットワークLAN2に接続されているクライアント端末CL3,CL4およびネットワークファクシミリ装置FI2に電子メールサービスを提供するためのメールサーバ端末SV2が設けられている。また、例えば、おのおののクライアント端末CL3,CL4、ネットワークファクシミリ装置FI2、および、メールサーバ端末SV2には、それぞれドメインDM2のネットワークアドレスに固有のアドレスを連結してなる固有のホストアドレスが設定されており、このドメインDM2を使用するユーザは、固有のユーザ名に、いずれかのクライアント端末CL3,CL4のホストアドレスを連結してなるユーザアドレスが設定される。
【0018】
また、インターネットファクシミリFI1,FI2は、ローカルエリアネットワークLAN1,LAN2に接続して、画情報を電子メールとしてやりとりするための伝送機能と、デジタル公衆網ISDNに接続し、このデジタル公衆網ISDNを伝送路として用いてグループ4ファクシミリ伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能を備えている。
【0019】
基本的には、ローカルエリアネットワークLAN1,LAN2に接続されている端末相互間でのデータのやりとり、および、インターネットINETを介して行うデータのやりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という通信プロトコルが適用される。
【0020】
また、本実施例では、電子メールは、メールサーバ端末SV1,SV2にいったん蓄積された後に宛先へと配信される蓄積配信型の伝送形態で送信される。このとき、電子メールに付されている宛先アドレス(後述)の値が、それぞれのドメインDM1,DM2に設定されているネットワークアドレスを含む場合には、その電子メールは、対応するメールサーバ端末SV1,SV2にそのまま蓄積され、また、電子メールに付されている宛先アドレスの値が、それぞれのドメインDM1,DM2に設定されているネットワークアドレス以外の値を含む場合には、その電子メールは、ルータRT1,RT2を介して、インターネットINETに送り出され、インターネットINETのデータ転送機能により、その宛先アドレスの値に対応したネットワークアドレスを持つ適宜なドメインあるいはホストなどに送信される。
【0021】
したがって、例えば、ドメインDM1の各ユーザからドメインDM2の各ユーザへの電子メールは、メールサーバ端末SV1にいったん蓄積され、このメールサーバ端末SV1に蓄積された電子メールは、ルータRT1を介してインターネットINETに送り出され、インターネットINETを介して相手側のドメインDM2のメールサーバ端末SV2に送信されて蓄積される。
【0022】
一方、各端末(クライアント端末およびネットワークファクシミリ装置)は、適宜な周期でメールサーバ端末SV1,SV2に対して、自端末のユーザ宛の電子メール受信の問い合わせを行い、ユーザ宛の電子メールがメールサーバ端末SV1,SV2に蓄積されているときには、メールサーバ端末SV1,SV2よりその電子メールを受信して、自端末ユーザにその旨を通知する。ただし、この場合、ネットワークファクシミリ装置については、自端末に設定されている電子メールアドレスをユーザアドレスとして取り扱う。
【0023】
ここで、各端末がメールサーバ端末SV1,SV2に対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認のために適用するプロトコルは、いわゆるPOP(Post Office Protocol)などが適用される。
【0024】
また、TCP/IP,SMTP,POPなどの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式やデータ構造などについては、それぞれIETF(Internet Engineering Task Force)というインターネットに関する技術内容をまとめている組織から発行されているRFC(Request For Comments)文書により規定されている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SMTPはRFC821、電子メールの形式は、RFC822,RFC1521,RFC1522(MIME)などでそれぞれ規定されている。
【0025】
図2は、ネットワークファクシミリ装置FI1,FI2の構成例を示している。
【0026】
同図において、システム制御部1は、このネットワークファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワークファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0027】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このネットワークファクシミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0028】
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0029】
ISDNインターフェース回路10は、このネットワークファクシミリ装置をデジタル公衆網ISDNへ接続するためのものであり、ISDN伝送制御部11は、ISDNとの間の呼制御手順や信号チャネルおよび情報チャネルの下位レイヤの伝送制御処理を行うためのものである。
【0030】
ローカルエリアネットワークインターフェース回路12は、このネットワークファクシミリ装置をローカルエリアネットワークに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、ローカルエリアネットワークおよびインターネットを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
【0031】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、ISDNインターフェース回路10、ISDN伝送制御部11、および、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、内部バス14に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス14を介して行われている。
【0032】
また、ISDN伝送制御部11とISDNインターフェース回路10との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0033】
以上の構成で、本実施例では、ファクシミリ装置FX1がファクシミリ装置FX2へ画情報を送信する際、ファクシミリ装置FX1は、ネットワークファクシミリ装置FI1に対し、中継依頼ための画情報送信動作を行う。
【0034】
その際に、ファクシミリ装置FX1は、所定の呼設定手順信号の所定の情報要素を用いて、インターネットINET上での中継局となるネットワークファクシミリ装置FI2のメールアドレスと、最終宛先となるファクシミリ装置FX2の電話番号を、中継依頼送信の受付局となるネットワークファクシミリ装置FX1へ通知する。
【0035】
ネットワークファクシミリ装置FX1は、このような中継依頼送信の画情報を受信すると、指定された中継局であるネットワークファクシミリ装置FX2に対して、電子メールを用い、画情報、最終宛先の電話番号、および、送信結果の通知を受ける宛先を指定する送達確認宛先(この場合には、ファクシミリ装置FI1またはネットワークファクシミリ装置FX1)を送信する。
【0036】
このような電子メールを受信したネットワークファクシミリ装置FX2は、指定された最終宛先であるファクシミリ装置FX2へ発呼して、電子メールに含まれる画情報をそのファクシミリ装置FX2へと送信する。また、そのときの送信結果を通知するレポート画像を作成し、送達確認宛先に対してそのレポート画像を送信する。
【0037】
このようにして、本実施例では、ファクシミリ装置FX1がネットワークファクシミリ装置FI1に対して中継依頼ための画情報送信動作を行う際、所定の呼設定手順信号の所定の情報要素を用いて、インターネットINET上での中継局となるネットワークファクシミリ装置FI2のメールアドレスと、最終宛先となるファクシミリ装置FX2の電話番号を、中継依頼送信の受付局となるネットワークファクシミリ装置FX1へ通知するので、中継送信に必要な情報を適切に通知することができる。
【0038】
図3は、デジタル公衆網ISDNを介し、ファクシミリ装置FX1がネットワークファクシミリ装置FI1に対して中継依頼ための画情報送信動作を行う際の伝送手順の一例を示している。
【0039】
まず、送信(発呼)側は、目的の受信(着呼)側を宛先に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送出して受信側との呼設定を要求し、これにより、ISDNは、指定された受信側に呼設定メッセージSETUPを送出して発呼する。
【0040】
受信側は、着信応答すると応答メッセージCONNをISDNに送出し、それにより、送信側と受信側の間にデータ伝送のための情報チャネル(Bチャネル)が確立し、これにより、送信側および受信側は、Bチャネル上の伝送手順を開始する。
【0041】
まず、送信側は、コマンドSABMを送出してリンクレイヤの設定を要求し、それにより、受信側はレスポンスUAを応答し、これによって、リンクレイヤが設定される。
【0042】
次いで、送信側は、ネットワークレイヤをエンド・ツ・エンドで張るために、信号SQを送出し、受信側は、それを受け付けるために信号SFを送出し、次いで、送信側は、発呼要求のために信号CR/CNを送出し、受信側は、信号CA/CCを応答して呼を受け付け、それにより、ネットワークレイヤが設定される。
【0043】
次いで、送信側は、トランスポートレイヤを設定するために、信号TCRを送出し、受信側は、それを受け付けるために信号TCAを送出し、それによって、トランスポートレイヤが設定される。
【0044】
そして、送信側は、セッションレイヤのコネクションを設定するために、セッション開始コマンドCSSを送出し、受信側は、セッション開始肯定レスポンスRSSPを応答して、それにより、セッションレイヤが開始される。
【0045】
次に、送信側は、使用する伝送機能のネゴシエーションするためにドキュメント機能リストコマンドCDCLを送出し、また、受信側は、ドキュメント機能リスト肯定レスポンスRDCLPを送出し、それによって、受信能力の調整が行われる。
【0046】
このようにして、画情報送信の準備が整うと、送信側は、送信する文書を区別するためのドキュメント参照番号など送信する文書情報を管理するための種々の情報を備えたドキュメント開始コマンドCDSに続いて、1つ以上のドキュメントユーザ情報コマンドCDUIを用いて1文書分の画情報を送信し、その送信を終了すると、ドキュメント終了コマンドCDEを送出して、1文書の画情報の終了を通知する。なお、1文書中に複数のページが含まれる場合には、最終ページを除き、各ページの画情報の送信を終了した時点で、送信側は、1ページ終了をあらわすドキュメントページ境界コマンドCDPBを送出し、受信側は、このときの1ページ分の画情報の正常受信したことをあらわすドキュメントページ境界肯定レスポンスRDPBPを送出する。
【0047】
そして、受信側は、ドキュメント終了コマンドCDEを受信すると、文書の受信が正常終了したことをあらわすドキュメント終了肯定レスポンスRDEPを送出する。
【0048】
このようにして、1文書分の画情報伝送を終了すると、送信側は、セッション終了コマンドCSEを送出し、受信側はセッション終了肯定レスポンスRSEPを送出して、セッションレイヤのコネクションを解放する。
【0049】
次いで、送信側は、ネットワークレイヤの信号CQを送出し、それに対して受信側は、信号CFを送出し、それによって、ネットワークレイヤが解放され、さらに、送信側は、リンクレイヤのコマンドDISCを送出し、受信側は、レスポンスUAを送出し、それによって、リンクレイヤが解放される。
【0050】
このようにして、Bチャネル上のリンク(呼)が解放されると、送信側は、切断メッセージDISCをISDNに送出して情報チャネルの解放を要求し、それ以降、所定の呼解放手順が実行されて、送信側と受信側との間に設定されていた情報チャネルが解放される。
【0051】
このようにして、送信側と受信側との間に情報チャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ伝送が終了すると、情報チャネルが解放される。
【0052】
一方、着呼側であるネットワークファクシミリ装置が、発呼側であるファクシミリ装置から通知された中継送信に関する宛先情報が、あらかじめ定められた条件から逸脱しているときには、図4に示すような手順で、そのときの呼設定を拒否して、中継送信のためのファクシミリ通信動作を行わない。また、ネットワークファクシミリ装置は、ファクシミリ装置に対して、呼設定の拒否の理由を通知して、ファクシミリ装置側でその原因を表示できるようにしている。
【0053】
すなわち、この場合には、着呼側は、呼設定メッセージSETUPに応答する信号として、切断メッセージDISCを送出し、それ以降は、呼解放手順が実行されて、呼設定手順は実行されない。
【0054】
このようにして、本実施例では、無駄な中継依頼のための送信動作を行わないようにしているので、発呼側に無駄な課金がされるような事態を回避することができる。また、拒否原因をファクシミリ装置側のユーザが調べることにより、ユーザは、再度の通信拒否が起こらないように対処することができ、通信の確実性を高めることもできる。
【0055】
ここで、ISDNの呼設定用のおのおののメッセージについて説明する。
【0056】
このメッセージは、図5(a)に示すように、レイヤ3呼制御メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッセージに必要に応じて付加される付加情報要素からなる。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて0,1または複数個が設定されており、付加情報要素は、その状況に応じて0,1または複数個が配置される。
【0057】
呼設定メッセージSETUPは、同図(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、「発サブアドレス」、「着番号」、「着サブアドレス」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をもつことができる。
【0058】
また、切断メッセージDISCは、付加情報要素として「ユーザ・ユーザ」情報要素をもつことができる。
【0059】
これらの情報要素の概略について説明する。
【0060】
「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あるいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあらわす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、および、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などからなる。
【0061】
「発番号」情報要素は、発端末のISDN番号をあらわし、「発サブアドレス」情報要素は、通常は、発側で自端末に付与されているサブアドレスを表示するためのものであるが、他の用途にも適用できる。また、「着番号」情報要素は、着端末のISDN番号をあらわし、「着サブアドレス」情報要素(最大23オクテット)は、通常は、着側で同一の宅内配線に接続される8つまでの端末のうちの目的のものを識別するためのものであるが、他の用途にも適用できる。
【0062】
「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さらに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細かい内容が含まれる。
【0063】
「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端末との整合性検査に使用するためのものであり、例えば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グループ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュアル、あるいは、メッセージ・ハンドリング・システムなどの端末機能のうち、いずれの端末機能を備えているのかを表示する。
【0064】
「ユーザ・ユーザ」情報要素は(最大131オクテット)、ユーザ間の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈されることなくトランスペアレントに転送されて相手ユーザに伝達される。
【0065】
本実施例では、呼設定メッセージSETUPにおける「ユーザ・ユーザ」情報要素に、図6に示すように、中継送信のための宛先情報を含ませ、また、呼設定を拒否する際に送出される切断メッセージDISCの「ユーザ・ユーザ」情報要素に、図7に示すように、宛先の無効理由を表示する情報を含ませる。
【0066】
ここで、図6の情報は、中継宛先1には、デジタル伝送網からISDNインターネットINETへの中継局であり、中継依頼送信の受付局であるネットワークファクシミリ装置FX1の電話番号が配置され、中継宛先2には、インターネットINETからデジタル伝送網ISDNへの中継局であるネットワークファクシミリ装置FX2のメールアドレスが配置され、最終宛先には、宛先であるファクシミリ装置FI2の電話番号が配置され、送達確認宛先アドレスには、中継依頼元であるファクシミリ装置FI1の電話番号が配置される。
【0067】
また、図7の情報は、中継宛先2には、インターネットINETからデジタル伝送網ISDNへの中継局であるネットワークファクシミリ装置FX2のメールアドレスが配置され、無効理由1には、中継宛先2のアドレスが無効である理由(例えば、「サービス圏外のアドレス」、「セキュリティ上不可」など。)が配置され、最終宛先には、宛先であるファクシミリ装置FI2の電話番号が配置され、無効理由2には、最終宛先の電話番号が無効である理由(例えば、「登録されていない国」など。)が配置される。
【0068】
図8は、ネットワークファクシミリ装置FX1からネットワークファクシミリ装置FX2へ、中継送信依頼をする際に用いられる電子メールの一例を示している。この電子メールは、第1パートに最終宛先の電話番号と、送達確認宛先アドレスの電話番号を配置し、第2パートに画情報を配置してなるマルチパートMIME(後述)形式のものである。
【0069】
電子メールは、基本的に、ヘッダ情報と本文情報からなり、そのヘッダ情報は、基本的には、送信日時情報をセットする「Date」フィールド、電子メールの識別のためのメッセージ識別情報がセットされる「Message−ID」フィールド、発信者を表示するための「From」フィールド、宛先アドレスを表示するための「To」フィールド、および、本文の表題などを表示するために用いられる「Subject」フィールドからなる。この場合、「Subject」フィールドには、転送依頼をあらわす文字列「message transfer」が配置されている。
【0070】
また、電子メールの本文情報は、基本的には、7ビットコードの可読情報でなければならないという制限があるが、この場合に送信しようとする画情報は、バイナリデータであるので直接送信することができない。そこで、本実施例では、図示のように、マルチパートMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions(多目的メール);RFC1521,RFC1522)形式の情報に変換する。
【0071】
したがって、この場合のヘッダ情報には、この本文情報がMIME形式であることを表示する「MIME−Version」フィールド、「Content−Type」フィールド、および、「boundary」フィールドも配置される。ここで、「Content−Type」フィールドの値には、この電子メールの本文情報がマルチパートMIME形式であり、かつ、各コンテンツパートが異なるタイプであることをあらわす「multipart/mixed」が配置される。また、「boundary」フィールドで指定される文字列が、各パートを区切る境界として用いられる。
【0072】
図9、図10、および、図11は、本実施例にかかり、ネットワークファクシミリ装置が実行する処理の概略を示している。
【0073】
まず、ネットワークファクシミリ装置は、電子メールを受信するか、デジタル公衆網ISDNから着信検出するか、あるいは、ユーザが何らかの操作をすることを監視している(判断101,102,103のNOループ)。ユーザが何らかの操作をした場合で、判断103の結果がYESになるときには、その操作に対応した処理を実行し(処理104)、判断101へ戻る。
【0074】
また、電子メールを受信した場合で、判断101の結果がYESになるときには、その受信した電子メールのヘッダ情報を調べ、中継依頼のものであるかどうかを調べる(判断105)。受信した電子メールが中継依頼のものではなく、判断105の結果がNOになるときには、MIME形式の電子メールの本文情報を元の画情報へ変換して(処理106)、その画情報の画像を記録出力し(処理107)、判断101へ戻る。
【0075】
また、デジタル公衆網ISDNから着信検出し、判断102の結果がYESになるときには、受信した呼設定メッセージSETUPに「ユーザ・ユーザ情報」情報要素が付加されているかどうかを調べる(判断110)。
【0076】
受信した呼設定メッセージSETUPに「ユーザ・ユーザ情報」情報要素が付加されている場合で、判断110の結果がYESになるときには、「ユーザ・ユーザ情報」情報要素の「中継宛先2」と「最終宛先」の値が、それぞれあらかじめ定められた値を持つものであるか否かを検査する(処理111)。例えば、中継宛先2の場合には、指定されたメールアドレスが、適切なネットワークファクシミリ装置をあらわしている場合には検査結果がOKとなり、それ以外の場合には、不正なアクセスとして処理される。また、最終宛先の場合には、指定された電話番号がサービス圏外の地域、例えば、サービス圏に含まれない国情報が付加されているような場合に、エラーとして処理される。
【0077】
処理111の検査結果でOKが出た場合には(判断112の結果がYES)、それ以降の呼設定手順を実行して(処理113)、情報チャネルを確立し(処理114)、その確立した情報チャネル上で所定のグループ4ファクシミリ受信手順を実行して画情報を受信して蓄積し(処理115)、その画情報受信を終了すると情報チャネルを終了し(処理116)、所定の呼解放手順を実行する(処理117)。
【0078】
次いで、上述したような中継依頼電子メールの本文情報を作成し(処理118)、ヘッダ情報を作成して中継依頼電子メールを作成し(処理119)、その中継依頼電子メールを送信して(処理120)、判断101へと戻る。
【0079】
一方、処理111の検査結果でOKと判断されなかった場合には(判断112の結果がNO)、上述したような中継宛先2および最終宛先について無効理由をセットした「ユーザ・ユーザ情報」情報要素を有する切断メッセージDISCを作成して送出し(処理121)、解放メッセージRELを受信し(処理122)、解放完了メッセージREL_COMPを送出して(処理123)、判断101へ戻る。
【0080】
また、受信した呼設定メッセージSETUPに「ユーザ・ユーザ情報」情報要素が付加されていない場合で、判断110の結果がNOになるときには、それ以降の呼設定手順を実行して(処理125)、情報チャネルを確立し(処理126)、その確立した情報チャネル上で所定のグループ4ファクシミリ受信手順を実行して画情報を受信して蓄積し(処理127)、その画情報受信を終了すると情報チャネルを終了し(処理128)、所定の呼解放手順を実行する(処理129)。そして、受信した画情報の画像を記録出力すると(処理130)、判断101へ戻る。
【0081】
また、受信した電子メールが中継依頼のものであり、判断105の結果がYESになるときには、本文情報より最終宛先を抽出するとともに(処理131)、本文情報のMIME情報を画情報を元の画情報へ変換して蓄積する(処理132)。
【0082】
そして、最終宛先へ発呼して(処理133)、所定の呼設定手順を実行し(処理134)、情報チャネルを確立し(処理135)、その確立した情報チャネル上で所定のグループ4ファクシミリ送信手順を実行して蓄積した画情報を送信し(処理136)、その画情報送信を終了すると情報チャネルを終了し(処理137)、所定の呼解放手順を実行する(処理138)。
【0083】
このようにして、最終宛先への送信動作を終了すると、そのときの送信結果をあらわす送達結果通知レポートを作成し(処理139)、その送達結果通知レポートを対応する画情報へ変換して蓄積する(処理140)。
【0084】
そして、送達確認宛先アドレスにセットされている宛先へ発呼し(処理141)、所定の呼設定手順を実行し(処理142)、情報チャネルを確立し(処理143)、その確立した情報チャネル上で所定のグループ4ファクシミリ送信手順を実行して蓄積した画情報を送信し(処理144)、その画情報送信を終了すると情報チャネルを終了し(処理145)、所定の呼解放手順を実行する(処理146)。そして、判断101へ戻る。
【0085】
なお、上述した実施例では、最終宛先として1つのファクシミリ装置を指定しているが、この最終宛先は複数指定することができる。同様に、送達確認宛先アドレスも複数指定することができる。また、その内容もメールアドレスを適用できる。
【0086】
また、呼設定メッセージSETUPの「ユーザ・ユーザ情報」情報要素を用いて中継宛先に関する情報等を通知しているが、それ以外の呼設定信号を用いることもできる。例えば、切断メッセージDISCや解放完了メッセージREL_COMPを用いることができる。
【0087】
また、上述した実施例では、「ユーザ・ユーザ情報」情報要素を用いて中継宛先に関する情報等を通知しているが、「着サブアドレス」情報要素を用いることもできる。その場合、中継依頼送信の受付局に、インターネットINETからデジタル公衆網ISDNの中継局の経路情報テーブル等を備えておき、小さな情報量で必要な情報を通知できるようにすることが好ましい。
【0088】
また、上述した実施例では、最終宛先としてデジタル公衆網ISDNに接続されるグループ4ファクシミリ装置を指定しているが、アナログ公衆網に接続されるグループ3ファクシミリ装置を指定することもできる。
【0089】
また、上述した実施例では、マルチパートMIME形式の電子メールを用いて中継依頼送信の画情報をインターネットを介して通信しているが、これ以外の他の通信手段を用いることもできる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ファクシミリ装置がネットワークファクシミリ装置に対して中継依頼ための画情報送信動作を行う際、所定の呼設定手順信号の所定の情報要素を用いて、インターネット上での中継局となるネットワークファクシミリ装置のメールアドレスと、最終宛先となるファクシミリ装置の電話番号を、中継依頼送信の受付局となるネットワークファクシミリ装置へ通知するので、中継送信に必要な情報を適切に通知することができるという効果を得る。
【0091】
また、通知された中継宛先情報等の内容が適切でない場合には、その時点で呼設定手順を終了し、無駄な中継依頼のための送信動作を行わないようにしているので、発呼側に無駄な課金がされるような事態を回避することができるという効果も得る。また、拒否原因をファクシミリ装置側のユーザが調べることにより、ユーザは、再度の通信拒否が起こらないように対処することができ、通信の確実性を高めることもできるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施例にかかる通信システムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置の構成例を示したブロック図。
【図3】デジタル公衆網ISDNを介し、ファクシミリ装置FX1がネットワークファクシミリ装置FI1に対して中継依頼ための画情報送信動作を行う際の伝送手順の一例を示したタイムチャート。
【図4】呼設定を拒否して、中継送信のためのファクシミリ通信動作を行わない場合の呼制御手順の一例を示したタイムチャート。
【図5】ISDNの呼設定用のおのおののメッセージの信号形式を説明するための概略図。
【図6】中継送信のための宛先情報の一例を示した概略図。
【図7】宛先の無効理由を表示する情報の一例を示した概略図。
【図8】ネットワークファクシミリ装置FX1からネットワークファクシミリ装置FX2へ、中継送信依頼をする際に用いられる電子メールの一例を示した概略図。
【図9】ネットワークファクシミリ装置が実行する処理の一部を示したフローチャート。
【図10】ネットワークファクシミリ装置が実行する処理の他の部分を示したフローチャート。
【図11】ネットワークファクシミリ装置が実行する処理のさらに他の部分を示したフローチャート。

Claims (7)

  1. ローカルエリアネットワークおよびインターネット上でのデータのやりとりの機能と、デジタル公衆網を介して行うファクシミリ伝送手順によるファクシミリデータのやりとりの機能を備えた複数のネットワークファクシミリ装置と、このネットワークファクシミリ装置へデジタル公衆網を介して中継送信依頼する1つ以上のファクシミリ装置からなるネットワークファクシミリ通信システムの制御方法において、
    ファクシミリ装置は、デジタル公衆網を介して第1のネットワークファクシミリ装置へ中継依頼送信の発呼をするとき、呼設定メッセージの所定の情報要素を用いて、中継局となる第2のネットワークファクシミリ装置のアドレス情報と、最終宛先となる他のファクシミリ装置の発呼情報を通知した後に、所定の伝送手順に従って画情報を送信し、
    上記第1のネットワークファクシミリ装置は、いずれかのファクシミリ装置よりデジタル公衆網を介して発呼されると、受信した呼設定メッセージの所定の情報要素から、中継局となる第2のネットワークファクシミリ装置のアドレス情報と、最終宛先となる他のファクシミリ装置の発呼情報を抽出した後に、所定の伝送手順に従って画情報を受信して蓄積し、次いで、上記抽出したアドレス情報を用い、インターネットを介し、上記蓄積した画情報を最終宛先へ転送する要求を上記第2のネットワークファクシミリ装置へ通信し、
    上記第2のネットワークファクシミリ装置は、上記第1のネットワークファクシミリ装置より、インターネットを介し、画情報を最終宛先へ転送する要求の通信を受けると、デジタル伝送網を用いて指定された最終宛先へ発呼し、そのときに受信した画情報をその最終宛先の上記他のファクシミリ装置へ送信することを特徴とするネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。
  2. 前記所定の情報要素は、ユーザユーザ情報であることを特徴とする請求項1記載のネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。
  3. 前記所定の情報要素は、着サブアドレスであることを特徴とする請求項1記載のネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。
  4. 前記第1のネットワークファクシミリ装置は、着呼検出時に受信した呼設定メッセージの所定の情報要素に含まれる前記アドレス情報と、前記他のファクシミリ装置の発呼情報の内容が所定の有効範囲のものであるか否かを検査し、その検査結果をあらわす情報を、呼制御手順中に相手端末へ応答する呼制御信号の所定の情報要素を用いて、発呼側へ通知することを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。
  5. 前記第1のネットワークファクシミリ装置は、着呼検出時に受信した呼設定メッセージの所定の情報要素に含まれる前記アドレス情報と、前記他のファクシミリ装置の発呼情報の内容が所定の有効範囲のものであるか否かを検査し、その検査結果をあらわす情報を、呼制御手順中に相手端末へ応答する呼制御信号の所定の情報要素を用いて、発呼側へ通知する一方、その検査により有効範囲外であると判定された場合には、中継依頼送信の受付を拒否することを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。
  6. 前記応答する呼制御信号は、切断信号または解放信号であることを特徴とする請求項4または請求項5記載のネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。
  7. 前記応答する呼制御信号は、応答信号であることを特徴とする請求項4または請求項5記載のネットワークファクシミリ通信システムの制御方法。
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