JP2000347954A - 電子メールシステムの通信制御方法 - Google Patents
電子メールシステムの通信制御方法Info
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Abstract
置の場合は親和性を確保し、送信先が同じ機能を有する
場合は送信先の能力に合せて画像を送信する。 【解決手段】送信元は、読取ったイメージデータを固定
のパラメータのバイナリ圧縮データにし、これを電子メ
ールデータに変換し、これに自己の制御方法を示す情報
及び能力要求の識別情報を付加して送信する。送信先が
一般の電子メールソフトを搭載した電子メール装置の場
合は添付された既定条件の画像の印刷を行いこれにより
両者の通信が終了する。また、送信先が同じ制御手段を
備えている場合は、添付された既定条件の画像の印刷を
行わずに自己の制御方法を示す情報及び能力応答を記述
した応答メッセージを送信元に返信する。送信元はイメ
ージデータを送信先の能力に合せた画像サイズ、解像
度、符号化方式のバイナリ圧縮データを生成し、これを
電子メールデータに変換して再度送信する。
Description
装置がインターネットなどのコンピュータネットワーク
を介して電子メール形式で画像を送受信する電子メール
システムの通信制御方法に関する。
としてIETF(Internet Engineering Task Force)が
あり、ここで決められた標準はRFCとして公開され
る。電話回線を介して画像を送受信するファクシミリが
広く普及しているが、この電話回線をインターネットに
置き換えて画像を送受信するインターネットファクシミ
リ装置も知られている。IETFではこのインターネッ
トファクシミリ装置の標準化を検討し、電子メールを利
用して画像を送受信する標準を作った。RFC2305で
は、送信する画像の条件を固定し(水平画素数:1728画
素、解像度:200×100dpiまたは200×200dpi、符号化方
式:MH)、この画像をTIFF(Tagged Image File F
ormat)形式のファイルにし、このファイルを電子メール
フォーマット標準であるMIME(Multipurpose Intern
et Mail Extentions)に従って電子メールメッセージに
添付して、指定した電子メールアドレスにこの電子メー
ルメッセージを送信することを規定している。これは、
送信側から受信側へ電子メールを一方的に送り付ける仕
様となっており、通常パソコン等で使用されている電子
メールと同じ仕組みである。この方式を第1モードと称
する。このようにインターネットファクシミリ装置は電
子メールにより画像を送受信でき電子メール装置の一種
と言えるものである。
信し正しく処理できたか否かは分からない。また、固定
された条件の画像しか許されていないので、より高品質
な画像を送ることができない。そこで相手能力の検知と
送達確認を可能とする標準がRFC2532として作られ
た。この方式を第2モードと称する。TIFFファイル
を添付した電子メールメッセージを送信するときに、送
信先からの応答メッセージを要求する。この応答メッセ
ージの仕組みは、DSN(Delivery Status Notificatio
ns)またはMDN(Message Disposition Notifications)
を利用する。
電子メールメッセージを受信したらその画像を表示した
り、印刷するなどの処理を行い、その処理結果と自装置
の能力をDSN/MDNメッセージに記述して送信元に
返信する。送信元ではDSN/MDNメッセージにより
送達確認ができ、さらに相手能力を検知することができ
る。この相手能力は次回以降の画像送信に利用し、相手
能力に合せた条件で画像を送信することができることに
なる。初めて送る相手など相手能力が分からない場合は
確実に処理可能な第1モードの固定条件の画像を送るこ
とになる。
サポートしていたとしても、送信先の能力が分からない
ときは第1モードと同じ品質の画像を送信せざるを得な
いという問題があった。この問題を解決するために能力
要求の電子メールを規定し、画像送信の前に能力要求メ
ールを送信して相手からの能力を返答してもらい、その
能力に合せた画像を送信する方法も考えられる。
い送信先に画像を送信する場合、送信先が送信元と同じ
機能を備えた電子メール装置であれば画像送信の前に能
力要求を送信することで能力要求の電子メールを理解し
て送信先の能力を返答してもらえるが、一般の電子メー
ルソフトを搭載したパーソナル・コンピュータ等の電子
メール装置に送信した場合は能力要求の電子メールを解
釈できないのでどのような振る舞いをするか予測できな
い。すなわち、一般の電子メールソフトを搭載したパー
ソナル・コンピュータ等の電子メール装置に能力要求の
電子メールを送る場合にはその電子メール装置との親和
性が崩れてしまうという問題が発生する。
分からない送信先に画像を電子メール形式で送信する場
合に、送信先が一般の電子メールソフトを搭載した電子
メール装置であっても親和性を確保でき、送信先が送信
元と同じ機能を有する場合には送信元は送信先の能力を
検知しその能力に合せて画像を送信することができる電
子メールシステムの通信制御方法を提供する。
複数の電子メール装置からなる電子メールシステムにお
いて、送信側となる電子メール装置は、電子メールに識
別情報を付加し、この電子メールに既定条件の画像を添
付して送信し、受信側となる電子メール装置は、受信し
た電子メールに識別情報があることを認識すると、送信
する電子メールに識別情報を付加し、さらに自己の能力
情報を付加して送信し、送信側となる電子メール装置
は、受信した電子メールに識別情報があることを認識す
ると、この電子メールから能力情報を取得し、送信する
電子メールに取得した能力情報に合せた画像を添付して
送信し、受信側となる電子メール装置は、受信した電子
メールに添付された画像を処理することにある。請求項
2記載の発明は、請求項1記載の電子メールシステムの
通信制御方法において、電子メールのヘッダにユーザ定
義フィールドを付加し、このフィールドに識別情報を示
す文字列を記述することによりこの情報を付加すること
にある。
装置からなる電子メールシステムにおいて、送信側とな
る電子メール装置は、電子メールに識別情報として能力
要求情報を付加し、この電子メールに既定条件の画像を
添付して送信し、受信側となる電子メール装置は、受信
した電子メールに能力要求情報があることを認識する
と、送信する電子メールに識別情報として能力応答情報
を付加し、さらに自己の能力情報を付加して送信し、送
信側となる電子メール装置は、受信した電子メールに能
力応答情報があることを認識すると、この電子メールか
ら能力情報を取得し、送信する電子メールに識別情報と
して画像添付情報を付加し、さらにこの電子メールに取
得した能力情報に合せた画像を添付して送信し、受信側
となる電子メール装置は、受信した電子メールに画像添
付情報があることを認識すると、この電子メールに添付
された画像を処理することにある。請求項4記載の発明
は、請求項3記載の電子メールシステムの通信制御方法
において、電子メールのヘッダにユーザ定義フィールド
を付加し、このフィールドに能力要求情報、能力応答情
報あるいは画像添付情報を示す文字列を記述することに
よりこれらの情報を付加することにある。
装置からなる電子メールシステムにおいて、送信側とな
る電子メール装置は、電子メールに識別情報として自己
の制御方法を知らせる情報及び能力要求情報を付加し、
この電子メールに既定条件の画像を添付して送信し、受
信側となる電子メール装置は、受信した電子メールに制
御方法を知らせる情報と能力要求情報があることを認識
すると、送信する電子メールに識別情報として自己の制
御方法を知らせる情報及び能力応答情報を付加し、さら
に自己の能力情報を付加して送信し、送信側となる電子
メール装置は、受信した電子メールに制御方法を知らせ
る情報と能力応答情報があることを認識すると、この電
子メールから能力情報を取得し、送信する電子メールに
識別情報として自己の制御方法を知らせる情報及び画像
添付情報を付加し、さらにこの電子メールに取得した能
力情報に合せた画像を添付して送信し、受信側となる電
子メール装置は、受信した電子メールに制御方法を知ら
せる情報と画像添付情報があることを認識すると、この
電子メールに添付された画像を処理することにある。請
求項6記載の発明は、請求項5記載の電子メールシステ
ムの通信制御方法において、電子メールのヘッダにユー
ザ定義フィールドを付加し、このフィールドに識別情報
を示す文字列を記述することによりこの情報を付加する
ことにある。請求項7記載の発明は、請求項6記載の電
子メールシステムの通信制御方法において、識別情報
は、能力要求情報、能力応答情報あるいは画像添付情報
からなる。
して説明する。図1は電子メールシステムの構成を示す
ブロック図で、1つのネットワーク1に電子メール装置
であるインターネットファクシミリ装置3及びパーソナ
ルコンピュータ4を接続するとともに電子メールサーバ
5を接続し、もう1つのネットワーク2に電子メール装
置である3台のインターネットファクシミリ装置6,
7,8及びパーソナルコンピュータ9を接続するととも
に電子メールサーバ10を接続している。そして、前記
各ネットワーク1,2はそれぞれルータ11,12を介
してインターネット13に接続している。
送信側から受信側へ電子メールを一方的に送り付ける第
1モードのインターネットファクシミリ装置である。前
記インターネットファクシミリ装置7は相手能力の検知
と送達確認が可能な第2モードのインターネットファク
シミリ装置である。
8は、電子メールを送信する場合に機能する、電子メー
ルに付加された送信先の能力情報を取得する手段、画像
条件を既定条件に固定して送信するか送信先の能力に応
じて送信するか、いずれかの条件で画像を電子メール形
式で送信する手段を備えるとともに電子メールを受信す
る場合に機能する、電子メールに能力情報を付加する手
段、電子メールに添付された画像を処理する手段を備
え、さらに、送受信において機能する、識別情報を電子
メールに電子メールの標準形式に従って付加する手段、
電子メールに付加された識別情報を認識する手段を備え
たインターネットファクシミリ装置である。
びパーソナルコンピュータ4はネットワーク1に接続し
た電子メールサーバ5に対して電子メールの送受信を行
い、前記各インターネットファクシミリ装置6,7,8
及びパーソナルコンピュータ9はネットワーク2に接続
した電子メールサーバ10に対して電子メールの送受信
を行う。
ーネットファクシミリ装置やパーソナルコンピュータか
ら電子メールが送信されてくると、指定された電子メー
ルアドレスに基づいてインターネット13を介して適切
な電子メールサーバに電子メールを配送するようになっ
ている。例えば、インターネットファクシミリ装置3か
らインタネットファクシミリ装置7に電子メールアドレ
スを指定して電子メールを送信する場合は、電子メール
サーバ5はインターネット13を介して電子メールサー
バ10に電子メールを配送する。
びパーソナルコンピュータ4は電子メールサーバ5内の
自装置のメールボックスに到達した電子メールを取得す
ることで電子メールを受信し、前記各インターネットフ
ァクシミリ装置6,7,8及びパーソナルコンピュータ
9は電子メールサーバ10内の自装置のメールボックス
に到達した電子メールを取得することで電子メールを受
信するようになっている。なお、電子メールサーバから
インターネットファクシミリ装置やパーソナルコンピュ
ータに直接電子メールを転送する設定の場合もある。
前記各インターネットファクシミリ装置3,6,7,8
の構成を示すブロック図で、21は制御部本体を構成す
るCPU(中央処理装置)、22はこのCPU21が各
部を制御するための動作プログラムや各種設定データを
記憶するROM(リード・オンリー・メモリ)、23は
前記CPU21が各種の処理を行う上で必要な各種のデ
ータを一時記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)である。前記CPU21はROM22に記憶された
動作プログラムに基づいて動作し、本装置の各部を統括
制御することでインターネットファクシミリ装置として
の動作を実現する。
部で、イメージデータや電子メールデータを記憶する。
25は電子メール生成部で、イメージデータを圧縮して
なるバイナリ圧縮データを所定の電子メールフォーマッ
トの電子メールデータに変換する。この電子メールデー
タは、バイナリ圧縮データを7ビットの文字コードの組
み合わせによりなる文字コードデータに変換して得た文
字コードデータに、送信先電子メールアドレス、送信元
電子メールアドレス、データの形式、文字コードへの変
換方式などを記述したヘッダを付加して構成されてい
る。
データを変換して構成された電子メールデータからバイ
ナリ圧縮データを抽出する。27はスキャナ部で、原稿
を読取りイメージデータを生成する。28はパネル部
で、例えば、キースイッチ群を有し、ユーザがインター
ネットファクシミリ装置に対して各種の指示入力を行う
ための操作部と、例えば、液晶表示器を有し、ユーザに
対する各種の情報表示を行うための表示部とからなる。
大・縮小を行ったり、イメージデータを圧縮してバイナ
リ圧縮データを得たり、バイナリ圧縮データを伸長して
イメージデータを再生する。30はLAN制御部で、コ
ンピュータネットワークを介して電子メールデータの送
受信を行う。31はプリンタで、イメージデータが示す
画像を印刷する。
装置3、8が送信を行うときにおいて送信先の能力が分
からないときの送信動作を示す流れ図で、先ず、スキャ
ナ部27に送信したい原稿をセットし、パネル部28か
ら希望する解像度などのパラメータを設定する。このと
き相手がどのような能力を持っているのか分からないの
で、自装置の持つ最大能力で原稿を読取る。そして、パ
ネル部28から送信先の電子メールアドレスを入力しス
タートボタンを押す。
部27により原稿の読取りが行われ、読み込んだイメー
ジデータを外部記憶部24に蓄積する。続いて、ステッ
プS2にて、画像処理部29が蓄積したイメージデータ
から第1モードで規定されている固定のパラメータ(水
平画素数1728画素、解像度200dpi、符号化方式MH)の
バイナリ圧縮データを生成してRAM23に格納する。
成部25がバイナリ圧縮データを電子メールフォーマッ
トの電子メールデータに変換し、電子メールメッセージ
を生成する。このとき、電子メール生成部25では自己
と同一の能力を持つインターネットファクシミリ装置間
で識別できるように取り決めた自己の制御方法を知らせ
る識別情報を電子メールに付加する。
成している装置を示す“X-Mailer:”フィールドと、そ
の電子メールメッセージの種類を示す“X-Ifax:”フィ
ールドをヘッダに付加する。“X-”で始まるフィールド
はユーザ定義フィールドであることを示す。このユーザ
定義フィールドは、電子メール標準形式で規定されてい
るものである。この“X-”で始まるフィールドに識別情
報を表わす文字列を記述する。そして、“X-Mailer:”
フィールドに自己の制御方法を示す情報を記述し、“X-
Ifax:”フィールドに電子メールの種別を識別する情報
として能力要求を記述する。
の応答メッセージを要求する。ここではMDNを使用し
た場合について述べる。電子メール生成部25で送信す
る電子メールのヘッダに“Disposition-Notification-T
o:”フィールドを付加し、このフィールドに返信する電
子メールアドレス、すなわち、送信元の電子メールアド
レスを記述することで、MDNメッセージの要求を行
う。送信先でMDNに対応していれば、このフィールド
を認識してMDNメッセージを送信元に返信することに
なる。
すと図4に示すようになる。既定条件の画像が添付され
ているが、送信先の能力を要求する電子メールメッセー
ジとなっている。この電子メールメッセージを指定され
た宛先の電子メールアドレスにLAN制御部30により
送信する。
ドのインターネットファクシミリ装置の場合、送信先で
は添付されている既定条件の画像の印刷などの処理を行
う。“X-”で始まるユーザ定義フィールドは無視され、
MDNにも対応していないので印刷などの処理で終了と
なる。
送信先では受信した電子メールメッセージや画像の表示
を行い、ユーザ定義フィールドは無視される。パーソナ
ルコンピュータにインストールされている電子メールソ
フトによってはMDNに対応しているものもあるので、
この場合はMDNメッセージを送信元に返信する。MD
NはRFC2298で規定されており、MDNメッセージに
は受信したメッセージの処理結果、例えば、表示、印
刷、削除が記述される。
ドのインターネットファクシミリ装置の場合、送信先で
は添付されている既定条件の画像の印刷などの処理を行
い、ユーザ定義フィールドは無視される。RFC2532で
はMDNメッセージに処理結果とともに自装置の能力を
記述することを規定している。なお、記述方法はRFC
2530、RFC2531で規定している。従って、処理結果と
能力を記述したMDNメッセージを送信元に返信する。
行うインターネットファクシミリ装置、すなわち、電子
メールに付加された送信先装置の能力情報を取得する手
段と、画像の条件を規定条件に固定して送信するか送信
先装置の能力に応じて送信するか、いずれかの条件で画
像を電子メール形式で送信する手段と、電子メールに能
力情報を付加する手段と、電子メールに添付されてた画
像を処理する手段と、装置間で識別できる識別情報を電
子メールに電子メールの標準形式に従って付加する手段
と、電子メールに付加された識別情報を識別する手段と
を備えたインターネットファクシミリ装置の場合は、送
信元からの識別情報を認識することができる。
信動作を図5に基づいて述べると、ステップS11にて電
子メールメッセージを受信すると、ステップS12にて、
電子メール解析部26が受信した電子メールメッセージ
のヘッダのユーザ定義フィールドを見て、“X-Mailer:I
nternetFAX 3rd mode”により、送信先が自己の制御方
法と同じ制御方法を行うインターネットファクシミリ装
置であることを理解し、“X-Ifax: capability reques
t”で能力を要求しているメッセージであることを理解
する。これらの識別情報を認識すれば添付されている既
定条件の画像は印刷などの処理をしない。
成部25で処理結果と自装置の能力を記述したMDNメ
ッセージを作成し、LAN制御部30により返信する。
このときのMDNメッセージのヘッダにユーザ定義フィ
ールドを付加する。この電子メールメッセージを作成し
ている装置を示す“X-Mailer:”フィールドに自己の制
御方法を示す情報を記述し、その電子メールメッセージ
の種類を示す“X-Ifax:”フィールドに電子メールの種
別を識別する情報として能力応答を記述する。このMD
Nメッセージの一例を示すと図6に示すようになる。
先からのMDNによる応答メッセージが来たか否かを判
断し、応答メッセージが来なければ送信先はパーソナル
コンピュータか第1モードのインターネットファクシミ
リ装置であると判断して送信ジョブを終了する。
て、ステップS5にて、相手能力が記述されているか否
かを判断する。もし、相手能力が記述されていなければ
送信先はパーソナルコンピュータであると判断して送信
ジョブを終了する。このとき応答メッセージには処理結
果が記述されているので送信履歴情報にその処理結果を
記録する。また、応答メッセージに相手能力が記述され
ていれば、ステップS6にて、その能力を自装置内のア
ドレス帳などに送信先電子メールアドレスとともに記録
する。
セージか否かを判断する。すなわち、ユーザ定義フィー
ルドを調べ、“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”でな
ければ送信先は第2モードのインターネットファクシミ
リ装置であると判断し、送信履歴情報に処理結果を記録
して送信ジョブを終了する。また、ユーザ定義フィール
ドが“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”であれば送信
先は自己の制御方法と同じ制御方法を行うインターネッ
トファクシミリ装置であると判断し、“X-Ifax: capabi
lity response”から能力応答メッセージであることを
理解する。
9が外部記憶部24に保存しておいたイメージデータか
らアドレス帳に記録した送信先の能力に合せた画像サイ
ズ、解像度、符号化方式のバイナリ圧縮データを生成し
てRAM23に格納する。続いて、ステップS9にて、
電子メール生成部25がバイナリ圧縮データを電子メー
ルフォーマットの電子メールデータに変換し電子メール
メッセージを生成する。このとき、電子メールのヘッダ
にMDNを要求する“Disposition-Notification-To:”
フィールドと送信元の電子メールアドレス、“X-Maile
r:InternetFAX 3rd mode”、“X-Ifax: image transmis
sion”を付加する。そして、この電子メールメッセージ
を指定された宛先の電子メールアドレスに送信する。
子メールメッセージを受信し、“X-Ifax: image transm
ission”から画像を送信して来た電子メールメッセージ
であることを理解し、ステップS15にて、画像を印刷す
るなどの処理を行い、ステップS16にて、MDNメッセ
ージに処理結果と自装置の能力を記述し、ヘッダには
“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”、“X-Ifax: confi
rmation”を付加して返信する。
信されたMDNメッセージの“X-Ifax: confirmation”
から送信確認のメッセージであることを理解し、送信履
歴情報を記録して送信ジョブを終了する。なお、MDN
メッセージには相手能力も記述されているのでアドレス
帳内の送信先電子メールアドレスの能力情報を更新する
ようにしてもよい。
に画像を電子メール形式で送信する場合に、送信先が一
般の電子メールソフトを搭載したインターネットファク
シミリ装置やパーソナルコンピュータであってもその送
信先に既定条件の画像を送信して印刷させることができ
るので、親和性を確保でき、また、送信先のインターネ
ットファクシミリ装置が、電子メールに付加された送信
先装置の能力情報を取得する手段と、画像の条件を規定
条件に固定して送信するか送信先装置の能力に応じて送
信するか、いずれかの条件で画像を電子メール形式で送
信する手段と、電子メールに能力情報を付加する手段
と、電子メールに添付されてた画像を処理する手段と、
装置間で識別できる識別情報を電子メールに電子メール
の標準形式に従って付加する手段と、電子メールに付加
された識別情報を識別する手段とを備えた送信元と同じ
機能を有するインターネットファクシミリ装置の場合に
は送信元は送信先の能力を検知しその能力に合せて画像
を送信することができる。
合は最初から相手の能力に合せた画像を送信することに
なる。なお、応答メッセージのメカニズムとして、MD
Nを使用したがDSNを使用した場合も同様の電子メー
ル送信方法となる。
識別情報として、電子メールメッセージを作成している
装置を示す“X-Mailer:”フィールドに自己の制御方法
を示す情報“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”を記述
し、さらに、“X-Ifax:”フィールドに電子メールの種
別を識別する情報として能力要求“X-Ifax: capability
request”を記述するようにしたが必ずしもこれに限定
するものではない。また、識別情報としては、“X-Ifa
x:”フィールドに、電子メールの種別を記述するのみで
あってもよい。
求情報、能力応答情報、画像添付情報のいずれかが記述
されていれば、電子メールに付加された送信先装置の能
力情報を取得する手段と、画像の条件を規定条件に固定
して送信するか送信先装置の能力に応じて送信するか、
いずれかの条件で画像を電子メール形式で送信する手段
と、電子メールに能力情報を付加する手段と、電子メー
ルに添付されてた画像を処理する手段と、装置間で識別
できる識別情報を電子メールに電子メールの標準形式に
従って付加する手段と、電子メールに付加された識別情
報を識別する手段とを備えたインターネットファクシミ
リ装置からの電子メールであることを取決めておけばよ
い。
ィールドに自己の制御方法を示す情報“X-Mailer:Inter
netFAX 3rd mode”のみを記述してもよい。この場合
は、送信先が、電子メールに付加された送信先装置の能
力情報を取得する手段と、画像の条件を規定条件に固定
して送信するか送信先装置の能力に応じて送信するか、
いずれかの条件で画像を電子メール形式で送信する手段
と、電子メールに能力情報を付加する手段と、電子メー
ルに添付されてた画像を処理する手段と、装置間で識別
できる識別情報を電子メールに電子メールの標準形式に
従って付加する手段と、電子メールに付加された識別情
報を識別する手段とを備えたインターネットファクシミ
リ装置であれば、送信先が送信元からの識別情報を認識
する場合は、受信した電子メールメッセージのヘッダの
ユーザ定義フィールドを見て、“X-Mailer:InternetFAX
3rd mode”ならば送信元が自己と同じ手段を備えたイ
ンターネットファクシミリ装置で、かつ能力要求メッセ
ージであることを理解するように取決めておけばよい。
れている既定条件の画像は印刷などの処理をしない。そ
して、電子メール生成部25で処理結果と自装置の能力
を記述したMDNメッセージを作成し、LAN制御部3
0により応答メッセージを返信する。このときのMDN
メッセージのヘッダにユーザ定義フィールドを付加す
る。この電子メールメッセージを作成している装置を示
す“X-Mailer:”フィールドに送信元と同じ手段を備え
たインターネットファクシミリ装置であることを示す情
報“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”を記述する。
答メッセージが来たか否かを判断し、応答メッセージに
相手能力が記述されていたら、その能力を自装置内のア
ドレス帳などに送信先電子メールアドレスとともに記録
する。そして、応答メッセージのヘッダのユーザ定義フ
ィールドを見て、“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”
ならば送信先は自己と同じ手段を備えたインターネット
ファクシミリ装置で、かつ能力応答メッセージであるこ
とを理解する。
憶部24に保存してあるイメージデータからアドレス帳
に記録した送信先の能力に合せた画像サイズ、解像度、
符号化方式のバイナリ圧縮データを電子メールフォーマ
ットの電子メールデータに変換し、電子メールメッセー
ジを生成する。このとき電子メールのヘッダにMDNを
要求する“Disposition-Notification-To:”フィールド
と送信元の電子メールアドレスを付加する。この電子メ
ールメッセージを指定された宛先の電子メールアドレス
に送信する。
るなどの処理を行い、MDNメッセージに処理結果と自
装置の能力を記述して返信する。送信元では、返信され
たMDNメッセージの処理結果を送信記録情報に記録し
て送信ジョブを終了する。MDNメッセージには相手能
力も記述されているので、アドレス帳内の送信先電子メ
ールアドレスの能力情報を更新する。
報として能力要求“X-Ifax: capability request”を記
述しない場合においても予め取り決めを行うことで前記
実施の形態と同様の制御ができ、同様の作用効果が得ら
れるものである。
ーザ定義フィールドに記述したが、例えば、“subjec
t”フィールドなど電子メール標準形式のヘッダ部分や
電子メール本文中に記述して予め取り決めを行うことで
前記実施の形態と同様の制御ができ、同様の作用効果が
得られるものである。
が分からない送信先に画像を電子メール形式で送信する
場合に、送信先が一般の電子メールソフトを搭載した電
子メール装置であっても親和性を確保でき、送信先が送
信元と同じ機能を有する場合には送信元は送信先の能力
を検知しその能力に合せて画像を送信することができ
る。
ムの構成を示すブロック図。
ミリ装置の構成を示すブロック図。
いときの送信元のインターネットファクシミリ装置によ
る送信動作を示す流れ図。
ファクシミリ装置が送信する電子メールメッセージの一
例を示す図。
送信先のインターネットファクシミリ装置による受信動
作を示す流れ図。
送信先のインターネットファクシミリ装置が送信するM
DNメッセージの一例を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の電子メール装置からなる電子メー
ルシステムにおいて、 送信側となる電子メール装置は、電子メールに識別情報
を付加し、この電子メールに既定条件の画像を添付して
送信し、受信側となる電子メール装置は、受信した電子
メールに識別情報があることを認識すると、送信する電
子メールに識別情報を付加し、さらに自己の能力情報を
付加して送信し、送信側となる電子メール装置は、受信
した電子メールに識別情報があることを認識すると、こ
の電子メールから能力情報を取得し、送信する電子メー
ルに取得した能力情報に合せた画像を添付して送信し、
受信側となる電子メール装置は、受信した電子メールに
添付された画像を処理することを特徴とする電子メール
システムの通信制御方法。 - 【請求項2】 電子メールのヘッダにユーザ定義フィー
ルドを付加し、このフィールドに識別情報を示す文字列
を記述することによりこの情報を付加することを特徴と
する請求項1記載の電子メールシステムの通信制御方
法。 - 【請求項3】 複数の電子メール装置からなる電子メー
ルシステムにおいて、 送信側となる電子メール装置は、電子メールに識別情報
として能力要求情報を付加し、この電子メールに既定条
件の画像を添付して送信し、受信側となる電子メール装
置は、受信した電子メールに能力要求情報があることを
認識すると、送信する電子メールに識別情報として能力
応答情報を付加し、さらに自己の能力情報を付加して送
信し、送信側となる電子メール装置は、受信した電子メ
ールに能力応答情報があることを認識すると、この電子
メールから能力情報を取得し、送信する電子メールに識
別情報として画像添付情報を付加し、さらにこの電子メ
ールに取得した能力情報に合せた画像を添付して送信
し、受信側となる電子メール装置は、受信した電子メー
ルに画像添付情報があることを認識すると、この電子メ
ールに添付された画像を処理することを特徴とする電子
メールシステムの通信制御方法。 - 【請求項4】 電子メールのヘッダにユーザ定義フィー
ルドを付加し、このフィールドに能力要求情報、能力応
答情報あるいは画像添付情報を示す文字列を記述するこ
とによりこれらの情報を付加することを特徴とする請求
項3記載の電子メールシステムの通信制御方法。 - 【請求項5】 複数の電子メール装置からなる電子メー
ルシステムにおいて、 送信側となる電子メール装置は、電子メールに識別情報
として自己の制御方法を知らせる情報及び能力要求情報
を付加し、この電子メールに既定条件の画像を添付して
送信し、受信側となる電子メール装置は、受信した電子
メールに制御方法を知らせる情報と能力要求情報がある
ことを認識すると、送信する電子メールに識別情報とし
て自己の制御方法を知らせる情報及び能力応答情報を付
加し、さらに自己の能力情報を付加して送信し、送信側
となる電子メール装置は、受信した電子メールに制御方
法を知らせる情報と能力応答情報があることを認識する
と、この電子メールから能力情報を取得し、送信する電
子メールに識別情報として自己の制御方法を知らせる情
報及び画像添付情報を付加し、さらにこの電子メールに
取得した能力情報に合せた画像を添付して送信し、受信
側となる電子メール装置は、受信した電子メールに制御
方法を知らせる情報と画像添付情報があることを認識す
ると、この電子メールに添付された画像を処理すること
を特徴とする電子メールシステムの通信制御方法。 - 【請求項6】 電子メールのヘッダにユーザ定義フィー
ルドを付加し、このフィールドに識別情報を示す文字列
を記述することによりこの情報を付加することを特徴と
する請求項5記載の電子メールシステムの通信制御方
法。 - 【請求項7】 識別情報は、能力要求情報、能力応答情
報あるいは画像添付情報であることを特徴とする請求項
6記載の電子メールシステムの通信制御方法。
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