JP4664414B2 - ファクシミリシステムの通信制御方法、ファクシミリ装置およびその制御方法 - Google Patents

ファクシミリシステムの通信制御方法、ファクシミリ装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4664414B2
JP4664414B2 JP2009044709A JP2009044709A JP4664414B2 JP 4664414 B2 JP4664414 B2 JP 4664414B2 JP 2009044709 A JP2009044709 A JP 2009044709A JP 2009044709 A JP2009044709 A JP 2009044709A JP 4664414 B2 JP4664414 B2 JP 4664414B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
mail
destination
capability
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009044709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009123237A (ja
Inventor
隆治 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009044709A priority Critical patent/JP4664414B2/ja
Publication of JP2009123237A publication Critical patent/JP2009123237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4664414B2 publication Critical patent/JP4664414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は、複数のファクシミリ装置がインターネットなどのコンピュータネットワークを介して画像を送受信するファクシミリシステムの通信制御方法このシステムで使用されるファクシミリ装置およびその制御方法に関する。
インターネットの標準規格を決める団体としてIETF(Internet Engineering Task Force)があり、ここで決められた標準はRFCとして公開される。電話回線を介して画像を送受信するファクシミリが広く普及しているが、この電話回線をインターネットに置き換えて画像を送受信するインターネットファクシミリ装置も知られている。IETFではこのインターネットファクシミリ装置の標準化を検討し、電子メールを利用して画像を送受信する標準を作った。RFC2305では、送信する画像の条件を固定し(水平画素数:1728画素、解像度:200×100dpiまたは200×200dpi、符号化方式:MH)、この画像をTIFF(Tagged Image File Format)形式のファイルにし、このファイルを電子メールフォーマット標準であるMIME(Multipurpose Internet Mail Extentions)に従って電子メールメッセージに添付して、指定した電子メールアドレスにこの電子メールメッセージを送信することを規定している。これは、送信側から受信側へ電子メールを一方的に送り付ける仕様となっており、通常パソコン等で使用されている電子メールと同じ仕組みである。この方式を第1モードと称する。このようにインターネットファクシミリ装置は電子メールにより画像を送受信でき電子メール装置の一種と言えるものである。
第1モードでは送信した画像が相手側で受信し正しく処理できたか否かは分からない。また、固定された条件の画像しか許されていないので、より高品質な画像を送ることができない。そこで相手能力の検知と送達確認を可能とする標準がRFC2532として作られた。この方式を第2モードと称する。TIFFファイルを添付した電子メールメッセージを送信するときに、送信先からの応答メッセージを要求する。この応答メッセージの仕組みは、DSN(Delivery Status Notifications)またはMDN(Message Disposition Notifications)を利用する。
送信先ではTIFFファイルが添付された電子メールメッセージを受信したらその画像を表示したり、印刷するなどの処理を行い、その処理結果と自装置の能力をDSN/MDNメッセージに記述して送信元に返信する。送信元ではDSN/MDNメッセージにより送達確認ができ、さらに相手能力を検知することができる。この相手能力は次回以降の画像送信に利用し、相手能力に合せた条件で画像を送信することができることになる。初めて送る相手など相手能力が分からない場合は確実に処理可能な第1モードの固定条件の画像を送ることになる。
送信先が第2モードをサポートしていたとしても、送信先の能力が分からないときは第1モードと同じ品質の画像を送信せざるを得ないという問題があった。この問題を解決するために能力要求の電子メールを規定し、画像送信の前に能力要求メールを送信して相手からの能力を返答してもらい、その能力に合せた画像を送信する方法も考えられる。
このような方法では、相手能力が分からない送信先に画像を送信する場合、送信先が送信元と同じ機能を備えた電子メール装置であれば画像送信の前に能力要求を送信することで能力要求の電子メールを理解して送信先の能力を返答してもらえるが、一般の電子メールソフトを搭載したパーソナル・コンピュータ等の電子メール装置に送信した場合は能力要求の電子メールを解釈できないのでどのような振る舞いをするか予測できない。すなわち、一般の電子メールソフトを搭載したパーソナル・コンピュータ等の電子メール装置に能力要求の電子メールを送る場合にはその電子メール装置との親和性が崩れてしまうという問題が発生する。
そこで各請求項記載の発明は、相手能力が分からない送信先に画像を電子メール形式で送信する場合に、送信先が一般の電子メールソフトを搭載した電子メール装置であっても親和性を確保でき、送信先が送信元と同じ機能を有する場合には送信元は送信先の能力を検知しその能力に合せて画像を送信することができるファクシミリシステムの通信制御方法ファクシミリ装置およびその制御方法を提供する。
請求項1記載の発明は、通信接続された複数のファクシミリ装置を有するファクシミリシステムにおいて、送信側となるファクシミリ装置は、画像データ処理に関する能力情報を要求する識別情報と、この識別情報を送信先のファクシミリ装置が認識できない場合に当該送信先のファクシミリ装置に処理させるための画像データとを送信し、受信側となるファクシミリ装置は、受信データから前記識別情報を認識すると、当該識別情報とともに受信した画像データを処理せずに、自装置の画像データ処理に関する能力情報を返信し、前記送信側となるファクシミリ装置は、前記能力情報を受信すると、当該能力情報に基づいて前記受信側となるファクシミリ装置の能力に合せた画像データを作成して前記受信側となるファクシミリ装置に送信し、前記受信側となるファクシミリ装置は、前記能力に合せた画像データを受信したとき、当該画像データを処理することを特徴としている。
請求項2記載のファクシミリ装置に関する発明は、画像データ処理に関する能力情報を要求する識別情報と、この識別情報を送信先のファクシミリ装置が認識できない場合に処理させるための画像データとを前記送信先のファクシミリ装置に送信する第1の送信手段と、この第1の送信手段により送信した前記識別情報に対して前記送信先のファクシミリ装置が返信する画像データ処理に関する能力情報を受信すると、当該能力情報に基づいて前記送信先のファクシミリ装置の能力に合せた画像データを作成する画像データ作成手段と、この画像データ作成手段により作成された画像データを前記送信先のファクシミリ装置に送信する第2の送信手段と、を具備していることを特徴としている。
請求項3記載のファクシミリ装置に関する発明は、請求項2記載のファクシミリ装置において、前記第1の送信手段により送信した前記識別情報に対して前記送信先のファクシミリ装置から前記能力情報を受信すると、前記送信先のファクシミリ装置の宛先情報と当該受信した能力情報とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに具備していることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、画像データ処理に関する能力情報を要求する識別情報と、この識別情報を送信先のファクシミリ装置が認識できない場合に処理させるための画像データとを前記送信先のファクシミリ装置に送信し、送信した前記識別情報に対して前記送信先のファクシミリ装置が返信する画像データ処理に関する能力情報を受信すると、当該能力情報に基づいて前記送信先のファクシミリ装置の能力に合せた画像データを作成し、作成した画像データを前記送信先のファクシミリ装置に送信することを特徴としている。
各請求項記載の発明によれば、相手能力が分からない送信先に画像を電子メール形式で送信する場合に、送信先が一般の電子メールソフトを搭載した電子メール装置であっても親和性を確保でき、送信先が送信元と同じ機能を有する場合には送信元は送信先の能力を検知しその能力に合せて画像を送信することができる。
本発明の実施の形態における電子メールシステムの構成を示すブロック図。 同実施の形態におけるインターネットファクシミリ装置の構成を示すブロック図。 同実施の形態における送信先の能力が分からないときの送信元のインターネットファクシミリ装置による送信動作を示す流れ図。 同実施の形態における送信元のインターネットファクシミリ装置が送信する電子メールメッセージの一例を示す図。 同実施の形態における送信元と同じ能力を持つ送信先のインターネットファクシミリ装置による受信動作を示す流れ図。 同実施の形態における送信元と同じ能力を持つ送信先のインターネットファクシミリ装置が送信するMDNメッセージの一例を示す図。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は電子メールシステムの構成を示すブロック図で、1つのネットワーク1に電子メール装置であるインターネットファクシミリ装置3及びパーソナルコンピュータ4を接続するとともに電子メールサーバ5を接続し、もう1つのネットワーク2に電子メール装置である3台のインターネットファクシミリ装置6,7,8及びパーソナルコンピュータ9を接続するとともに電子メールサーバ10を接続している。そして、前記各ネットワーク1,2はそれぞれルータ11,12を介してインターネット13に接続している。
前記インターネットファクシミリ装置6は送信側から受信側へ電子メールを一方的に送り付ける第1モードのインターネットファクシミリ装置である。前記インターネットファクシミリ装置7は相手能力の検知と送達確認が可能な第2モードのインターネットファクシミリ装置である。
前記インターネットファクシミリ装置3,8は、電子メールを送信する場合に機能する、電子メールに付加された送信先の能力情報を取得する手段、画像条件を既定条件に固定して送信するか送信先の能力に応じて送信するか、いずれかの条件で画像を電子メール形式で送信する手段を備えるとともに電子メールを受信する場合に機能する、電子メールに能力情報を付加する手段、電子メールに添付された画像を処理する手段を備え、さらに、送受信において機能する、識別情報を電子メールに電子メールの標準形式に従って付加する手段、電子メールに付加された識別情報を認識する手段を備えたインターネットファクシミリ装置である。
前記インターネットファクシミリ装置3及びパーソナルコンピュータ4はネットワーク1に接続した電子メールサーバ5に対して電子メールの送受信を行い、前記各インターネットファクシミリ装置6,7,8及びパーソナルコンピュータ9はネットワーク2に接続した電子メールサーバ10に対して電子メールの送受信を行う。
前記各電子メールサーバ5,10はインターネットファクシミリ装置やパーソナルコンピュータから電子メールが送信されてくると、指定された電子メールアドレスに基づいてインターネット13を介して適切な電子メールサーバに電子メールを配送するようになっている。例えば、インターネットファクシミリ装置3からインタネットファクシミリ装置7に電子メールアドレスを指定して電子メールを送信する場合は、電子メールサーバ5はインターネット13を介して電子メールサーバ10に電子メールを配送する。
前記インターネットファクシミリ装置3及びパーソナルコンピュータ4は電子メールサーバ5内の自装置のメールボックスに到達した電子メールを取得することで電子メールを受信し、前記各インターネットファクシミリ装置6,7,8及びパーソナルコンピュータ9は電子メールサーバ10内の自装置のメールボックスに到達した電子メールを取得することで電子メールを受信するようになっている。なお、電子メールサーバからインターネットファクシミリ装置やパーソナルコンピュータに直接電子メールを転送する設定の場合もある。
図2は電子メール形式で画像を送受信する前記各インターネットファクシミリ装置3,6,7,8の構成を示すブロック図で、21は制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)、22はこのCPU21が各部を制御するための動作プログラムや各種設定データを記憶するROM(リード・オンリー・メモリ)、23は前記CPU21が各種の処理を行う上で必要な各種のデータを一時記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)である。前記CPU21はROM22に記憶された動作プログラムに基づいて動作し、本装置の各部を統括制御することでインターネットファクシミリ装置としての動作を実現する。
24はハードディスク装置などの外部記憶部で、イメージデータや電子メールデータを記憶する。25は電子メール生成部で、イメージデータを圧縮してなるバイナリ圧縮データを所定の電子メールフォーマットの電子メールデータに変換する。この電子メールデータは、バイナリ圧縮データを7ビットの文字コードの組み合わせによりなる文字コードデータに変換して得た文字コードデータに、送信先電子メールアドレス、送信元電子メールアドレス、データの形式、文字コードへの変換方式などを記述したヘッダを付加して構成されている。
26は電子メール解析部で、バイナリ圧縮データを変換して構成された電子メールデータからバイナリ圧縮データを抽出する。27はスキャナ部で、原稿を読取りイメージデータを生成する。28はパネル部で、例えば、キースイッチ群を有し、ユーザがインターネットファクシミリ装置に対して各種の指示入力を行うための操作部と、例えば、液晶表示器を有し、ユーザに対する各種の情報表示を行うための表示部とからなる。
29は画像処理部で、イメージデータの拡大・縮小を行ったり、イメージデータを圧縮してバイナリ圧縮データを得たり、バイナリ圧縮データを伸長してイメージデータを再生する。30はLAN制御部で、コンピュータネットワークを介して電子メールデータの送受信を行う。31はプリンタで、イメージデータが示す画像を印刷する。
図3は、前記インターネットファクシミリ装置3、8が送信を行うときにおいて送信先の能力が分からないときの送信動作を示す流れ図で、先ず、スキャナ部27に送信したい原稿をセットし、パネル部28から希望する解像度などのパラメータを設定する。このとき相手がどのような能力を持っているのか分からないので、自装置の持つ最大能力で原稿を読取る。そして、パネル部28から送信先の電子メールアドレスを入力しスタートボタンを押す。
これにより、ステップS1にて、スキャナ部27により原稿の読取りが行われ、読み込んだイメージデータを外部記憶部24に蓄積する。続いて、ステップS2にて、画像処理部29が蓄積したイメージデータから第1モードで規定されている固定のパラメータ(水平画素数1728画素、解像度200dpi、符号化方式MH)のバイナリ圧縮データを生成してRAM23に格納する。
続いて、ステップS3にて、電子メール生成部25がバイナリ圧縮データを電子メールフォーマットの電子メールデータに変換し、電子メールメッセージを生成する。このとき、電子メール生成部25では自己と同一の能力を持つインターネットファクシミリ装置間で識別できるように取り決めた自己の制御方法を知らせる識別情報を電子メールに付加する。
ここでは、この電子メールメッセージを作成している装置を示す“X-Mailer:”フィールドと、その電子メールメッセージの種類を示す“X-Ifax:”フィールドをヘッダに付加する。“X-”で始まるフィールドはユーザ定義フィールドであることを示す。このユーザ定義フィールドは、電子メール標準形式で規定されているものである。この“X-”で始まるフィールドに識別情報を表わす文字列を記述する。そして、“X-Mailer:”フィールドに自己の制御方法を示す情報を記述し、“X-Ifax:”フィールドに電子メールの種別を識別する情報として能力要求を記述する。
この電子メールを送信するときに相手からの応答メッセージを要求する。ここではMDNを使用した場合について述べる。電子メール生成部25で送信する電子メールのヘッダに“Disposition-Notification-To:”フィールドを付加し、このフィールドに返信する電子メールアドレス、すなわち、送信元の電子メールアドレスを記述することで、MDNメッセージの要求を行う。送信先でMDNに対応していれば、このフィールドを認識してMDNメッセージを送信元に返信することになる。
生成した電子メールメッセージの一例を示すと図4に示すようになる。既定条件の画像が添付されているが、送信先の能力を要求する電子メールメッセージとなっている。この電子メールメッセージを指定された宛先の電子メールアドレスにLAN制御部30により送信する。
送信先がRFC2305準拠、つまり第1モードのインターネットファクシミリ装置の場合、送信先では添付されている既定条件の画像の印刷などの処理を行う。“X-”で始まるユーザ定義フィールドは無視され、MDNにも対応していないので印刷などの処理で終了となる。
送信先がパーソナルコンピュータの場合、送信先では受信した電子メールメッセージや画像の表示を行い、ユーザ定義フィールドは無視される。パーソナルコンピュータにインストールされている電子メールソフトによってはMDNに対応しているものもあるので、この場合はMDNメッセージを送信元に返信する。MDNはRFC2298で規定されており、MDNメッセージには受信したメッセージの処理結果、例えば、表示、印刷、削除が記述される。
送信先がRFC2532準拠、つまり第2モードのインターネットファクシミリ装置の場合、送信先では添付されている既定条件の画像の印刷などの処理を行い、ユーザ定義フィールドは無視される。RFC2532ではMDNメッセージに処理結果とともに自装置の能力を記述することを規定している。なお、記述方法はRFC2530、RFC2531で規定している。従って、処理結果と能力を記述したMDNメッセージを送信元に返信する。
送信先が自己の制御方法と同じ制御方法を行うインターネットファクシミリ装置、すなわち、電子メールに付加された送信先装置の能力情報を取得する手段と、画像の条件を規定条件に固定して送信するか送信先装置の能力に応じて送信するか、いずれかの条件で画像を電子メール形式で送信する手段と、電子メールに能力情報を付加する手段と、電子メールに添付されてた画像を処理する手段と、装置間で識別できる識別情報を電子メールに電子メールの標準形式に従って付加する手段と、電子メールに付加された識別情報を識別する手段とを備えたインターネットファクシミリ装置の場合は、送信元からの識別情報を認識することができる。
このインターネットファクシミリ装置の受信動作を図5に基づいて述べると、ステップS11にて電子メールメッセージを受信すると、ステップS12にて、電子メール解析部26が受信した電子メールメッセージのヘッダのユーザ定義フィールドを見て、“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”により、送信先が自己の制御方法と同じ制御方法を行うインターネットファクシミリ装置であることを理解し、“X-Ifax: capability request”で能力を要求しているメッセージであることを理解する。これらの識別情報を認識すれば添付されている既定条件の画像は印刷などの処理をしない。
そして、ステップS13にて、電子メール生成部25で処理結果と自装置の能力を記述したMDNメッセージを作成し、LAN制御部30により返信する。このときのMDNメッセージのヘッダにユーザ定義フィールドを付加する。この電子メールメッセージを作成している装置を示す“X-Mailer:”フィールドに自己の制御方法を示す情報を記述し、その電子メールメッセージの種類を示す“X-Ifax:”フィールドに電子メールの種別を識別する情報として能力応答を記述する。このMDNメッセージの一例を示すと図6に示すようになる。
送信元では図3のステップS4にて、送信先からのMDNによる応答メッセージが来たか否かを判断し、応答メッセージが来なければ送信先はパーソナルコンピュータか第1モードのインターネットファクシミリ装置であると判断して送信ジョブを終了する。
また、応答メッセージが来ていれば、続いて、ステップS5にて、相手能力が記述されているか否かを判断する。もし、相手能力が記述されていなければ送信先はパーソナルコンピュータであると判断して送信ジョブを終了する。このとき応答メッセージには処理結果が記述されているので送信履歴情報にその処理結果を記録する。また、応答メッセージに相手能力が記述されていれば、ステップS6にて、その能力を自装置内のアドレス帳などに送信先電子メールアドレスとともに記録する。
続いて、ステップS7にて、能力応答メッセージか否かを判断する。すなわち、ユーザ定義フィールドを調べ、“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”でなければ送信先は第2モードのインターネットファクシミリ装置であると判断し、送信履歴情報に処理結果を記録して送信ジョブを終了する。また、ユーザ定義フィールドが“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”であれば送信先は自己の制御方法と同じ制御方法を行うインターネットファクシミリ装置であると判断し、“X-Ifax: capability response”から能力応答メッセージであることを理解する。
続いて、ステップS8にて、画像処理部29が外部記憶部24に保存しておいたイメージデータからアドレス帳に記録した送信先の能力に合せた画像サイズ、解像度、符号化方式のバイナリ圧縮データを生成してRAM23に格納する。続いて、ステップS9にて、電子メール生成部25がバイナリ圧縮データを電子メールフォーマットの電子メールデータに変換し電子メールメッセージを生成する。このとき、電子メールのヘッダにMDNを要求する“Disposition-Notification-To:”フィールドと送信元の電子メールアドレス、“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”、“X-Ifax: image transmission”を付加する。そして、この電子メールメッセージを指定された宛先の電子メールアドレスに送信する。
送信先では、図5のステップS14にて、電子メールメッセージを受信し、“X-Ifax: image transmission”から画像を送信して来た電子メールメッセージであることを理解し、ステップS15にて、画像を印刷するなどの処理を行い、ステップS16にて、MDNメッセージに処理結果と自装置の能力を記述し、ヘッダには“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”、“X-Ifax: confirmation”を付加して返信する。
送信元では、図3のステップS10にて、返信されたMDNメッセージの“X-Ifax: confirmation”から送信確認のメッセージであることを理解し、送信履歴情報を記録して送信ジョブを終了する。なお、MDNメッセージには相手能力も記述されているのでアドレス帳内の送信先電子メールアドレスの能力情報を更新するようにしてもよい。
このように、相手能力が分からない送信先に画像を電子メール形式で送信する場合に、送信先が一般の電子メールソフトを搭載したインターネットファクシミリ装置やパーソナルコンピュータであってもその送信先に既定条件の画像を送信して印刷させることができるので、親和性を確保でき、また、送信先のインターネットファクシミリ装置が、電子メールに付加された送信先装置の能力情報を取得する手段と、画像の条件を規定条件に固定して送信するか送信先装置の能力に応じて送信するか、いずれかの条件で画像を電子メール形式で送信する手段と、電子メールに能力情報を付加する手段と、電子メールに添付されてた画像を処理する手段と、装置間で識別できる識別情報を電子メールに電子メールの標準形式に従って付加する手段と、電子メールに付加された識別情報を識別する手段とを備えた送信元と同じ機能を有するインターネットファクシミリ装置の場合には送信元は送信先の能力を検知しその能力に合せて画像を送信することができる。
また、送信先の能力が予め分かっている場合は最初から相手の能力に合せた画像を送信することになる。なお、応答メッセージのメカニズムとして、MDNを使用したがDSNを使用した場合も同様の電子メール送信方法となる。
なお、この実施の形態では、送信先からの識別情報として、電子メールメッセージを作成している装置を示す“X-Mailer:”フィールドに自己の制御方法を示す情報“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”を記述し、さらに、“X-Ifax:”フィールドに電子メールの種別を識別する情報として能力要求“X-Ifax: capability request”を記述するようにしたが必ずしもこれに限定するものではない。また、識別情報としては、“X-Ifax:”フィールドに、電子メールの種別を記述するのみであってもよい。
また、“X-Ifax:”フィールドに、能力要求情報、能力応答情報、画像添付情報のいずれかが記述されていれば、電子メールに付加された送信先装置の能力情報を取得する手段と、画像の条件を規定条件に固定して送信するか送信先装置の能力に応じて送信するか、いずれかの条件で画像を電子メール形式で送信する手段と、電子メールに能力情報を付加する手段と、電子メールに添付されてた画像を処理する手段と、装置間で識別できる識別情報を電子メールに電子メールの標準形式に従って付加する手段と、電子メールに付加された識別情報を識別する手段とを備えたインターネットファクシミリ装置からの電子メールであることを取決めておけばよい。
また、識別情報として、“X-Mailer:”フィールドに自己の制御方法を示す情報“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”のみを記述してもよい。この場合は、送信先が、電子メールに付加された送信先装置の能力情報を取得する手段と、画像の条件を規定条件に固定して送信するか送信先装置の能力に応じて送信するか、いずれかの条件で画像を電子メール形式で送信する手段と、電子メールに能力情報を付加する手段と、電子メールに添付されてた画像を処理する手段と、装置間で識別できる識別情報を電子メールに電子メールの標準形式に従って付加する手段と、電子メールに付加された識別情報を識別する手段とを備えたインターネットファクシミリ装置であれば、送信先が送信元からの識別情報を認識する場合は、受信した電子メールメッセージのヘッダのユーザ定義フィールドを見て、“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”ならば送信元が自己と同じ手段を備えたインターネットファクシミリ装置で、かつ能力要求メッセージであることを理解するように取決めておけばよい。
送信先はこの識別情報を認識すれば添付されている既定条件の画像は印刷などの処理をしない。そして、電子メール生成部25で処理結果と自装置の能力を記述したMDNメッセージを作成し、LAN制御部30により応答メッセージを返信する。このときのMDNメッセージのヘッダにユーザ定義フィールドを付加する。この電子メールメッセージを作成している装置を示す“X-Mailer:”フィールドに送信元と同じ手段を備えたインターネットファクシミリ装置であることを示す情報“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”を記述する。
送信元では、送信先からのMDNによる応答メッセージが来たか否かを判断し、応答メッセージに相手能力が記述されていたら、その能力を自装置内のアドレス帳などに送信先電子メールアドレスとともに記録する。そして、応答メッセージのヘッダのユーザ定義フィールドを見て、“X-Mailer:InternetFAX 3rd mode”ならば送信先は自己と同じ手段を備えたインターネットファクシミリ装置で、かつ能力応答メッセージであることを理解する。
そして、画像処理部29において、外部記憶部24に保存してあるイメージデータからアドレス帳に記録した送信先の能力に合せた画像サイズ、解像度、符号化方式のバイナリ圧縮データを電子メールフォーマットの電子メールデータに変換し、電子メールメッセージを生成する。このとき電子メールのヘッダにMDNを要求する“Disposition-Notification-To:”フィールドと送信元の電子メールアドレスを付加する。この電子メールメッセージを指定された宛先の電子メールアドレスに送信する。
送信先では、添付されている画像を印刷するなどの処理を行い、MDNメッセージに処理結果と自装置の能力を記述して返信する。送信元では、返信されたMDNメッセージの処理結果を送信記録情報に記録して送信ジョブを終了する。MDNメッセージには相手能力も記述されているので、アドレス帳内の送信先電子メールアドレスの能力情報を更新する。
このように電子メールの種別を識別する情報として能力要求“X-Ifax: capability request”を記述しない場合においても予め取り決めを行うことで前記実施の形態と同様の制御ができ、同様の作用効果が得られるものである。
また、この実施の形態では、識別情報をユーザ定義フィールドに記述したが、例えば、“subject”フィールドなど電子メール標準形式のヘッダ部分や電子メール本文中に記述して予め取り決めを行うことで前記実施の形態と同様の制御ができ、同様の作用効果が得られるものである。
3,6,7,8…インターネットファクシミリ装置
4,9…パーソナルコンピュータ
13…インターネット
21…CPU(中央処理装置)
25…電子メール生成部
26…電子メール解析部
29…画像処理部
30…LAN制御部

Claims (4)

  1. 通信接続された複数のファクシミリ装置を有するファクシミリシステムにおいて、
    送信側となるファクシミリ装置は、画像データ処理に関する能力情報を要求する識別情報と、この識別情報を送信先のファクシミリ装置が認識できない場合に当該送信先のファクシミリ装置に処理させるための画像データとを送信し、
    受信側となるファクシミリ装置は、受信データから前記識別情報を認識すると、当該識別情報とともに受信した画像データを処理せずに、自装置の画像データ処理に関する能力情報を返信し、
    前記送信側となるファクシミリ装置は、前記能力情報を受信すると、当該能力情報に基づいて前記受信側となるファクシミリ装置の能力に合せた画像データを作成して前記受信側となるファクシミリ装置に送信し、
    前記受信側となるファクシミリ装置は、前記能力に合せた画像データを受信したとき、当該画像データを処理することを特徴とするファクシミリシステムの通信制御方法。
  2. 画像データ処理に関する能力情報を要求する識別情報と、この識別情報を送信先のファクシミリ装置が認識できない場合に処理させるための画像データとを前記送信先のファクシミリ装置に送信する第1の送信手段と、
    この第1の送信手段により送信した前記識別情報に対して前記送信先のファクシミリ装置が返信する画像データ処理に関する能力情報を受信すると、当該能力情報に基づいて前記送信先のファクシミリ装置の能力に合せた画像データを作成する画像データ作成手段と、
    この画像データ作成手段により作成された画像データを前記送信先のファクシミリ装置に送信する第2の送信手段と、
    を具備していることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 前記第1の送信手段により送信した前記識別情報に対して前記送信先のファクシミリ装置から前記能力情報を受信すると、前記送信先のファクシミリ装置の宛先情報と当該受信した能力情報とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに具備していることを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 画像データ処理に関する能力情報を要求する識別情報と、この識別情報を送信先のファクシミリ装置が認識できない場合に処理させるための画像データとを前記送信先のファクシミリ装置に送信し、
    送信した前記識別情報に対して前記送信先のファクシミリ装置が返信する画像データ処理に関する能力情報を受信すると、当該能力情報に基づいて前記送信先のファクシミリ装置の能力に合せた画像データを作成し、
    作成した画像データを前記送信先のファクシミリ装置に送信することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
JP2009044709A 2009-02-26 2009-02-26 ファクシミリシステムの通信制御方法、ファクシミリ装置およびその制御方法 Expired - Fee Related JP4664414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009044709A JP4664414B2 (ja) 2009-02-26 2009-02-26 ファクシミリシステムの通信制御方法、ファクシミリ装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009044709A JP4664414B2 (ja) 2009-02-26 2009-02-26 ファクシミリシステムの通信制御方法、ファクシミリ装置およびその制御方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15648199A Division JP4316730B2 (ja) 1999-06-03 1999-06-03 電子メールシステムの通信制御方法、電子メール装置およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009123237A JP2009123237A (ja) 2009-06-04
JP4664414B2 true JP4664414B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=40815251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009044709A Expired - Fee Related JP4664414B2 (ja) 2009-02-26 2009-02-26 ファクシミリシステムの通信制御方法、ファクシミリ装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4664414B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06164638A (ja) * 1992-11-20 1994-06-10 Csk Corp 電子メール処理方式
JP4557318B2 (ja) * 1997-08-21 2010-10-06 キヤノン株式会社 電子メールによる画像ファイル通信システムおよびその制御方法
JPH11120097A (ja) * 1997-10-08 1999-04-30 Fujitsu Ltd マルチメディアメール通信装置及びマルチメディアメール通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3298474B2 (ja) * 1997-10-16 2002-07-02 村田機械株式会社 電子メール機能付通信端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009123237A (ja) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6687742B1 (en) Communication control method for electronic mail system
US20120206768A1 (en) Image processing system, image processor and image processing program
CA2263247C (en) Communication apparatus and communication method
JP4316730B2 (ja) 電子メールシステムの通信制御方法、電子メール装置およびその制御方法
JP4182653B2 (ja) インターネットファクシミリ装置
JP3664581B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置の制御方法
JP3627686B2 (ja) インターネットファクシミリ装置
JP4664414B2 (ja) ファクシミリシステムの通信制御方法、ファクシミリ装置およびその制御方法
JP2001043154A (ja) 電子メールシステムの通信制御方法
JP3810358B2 (ja) ネットワーク端末装置
US8937733B2 (en) Internet facsimile and image transmission method
JP2001265699A (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP4283130B2 (ja) ファクシミリ装置およびデータ処理装置
JP2005184164A (ja) ネットワークファクシミリ装置
JP4070522B2 (ja) 画像データ通信システム及び画像データ蓄積サーバ
JP3527096B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置の制御方法
JP2001333246A (ja) インターネットファクシミリ装置及び記録媒体
JP2005026999A (ja) ファクシミリ通信システム、通信端末装置、送受信制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP3871625B2 (ja) 通信装置
JP3908741B2 (ja) 画像データ転送システム、インタネットfax装置及びそれらに用いる画像データ転送方法
JP2000232553A (ja) ネットワークファクシミリ装置およびその制御方法
JP3983249B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置およびその制御方法
JP3804833B2 (ja) インターネットファクシミリ装置
JP4008788B2 (ja) ネットワーク端末装置
JP3775936B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees