JP3871625B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールを用いて画情報を送受信する機能を備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子メールを用いて画情報を送受信する機能を備えたネットワーク通信装置が実用されている。また、このようなネットワークファクシミリ装置において、電子メールを用いて画情報を通信するための電子メール通信機能に関する技術勧告は、ITU−T勧告T.37が適用される。
【0003】
ところで、インターネット電子メールシステムでは、送信した電子メールが相手ユーザで処理されたことを確認することができる仕組みとして、MDN(Message Dispositoin Notification)が規定されている。ネットワークファクシミリ装置においても、このMDNを用いて、送達確認を行うことができる。
【0004】
このMDNは、RFC2298で規定されており、このMDNによる送達確認要求は、電子メールのメールヘッダ部に、「Disposition−Notification−To:」というフィールドを記述することにより行われる。また、このフィールドの値には、MDNの応答メールの送信先(宛先)のメールアドレスが配置される。例えば、「ifax−a@abcdcdb.co.jp」などである。
【0005】
したがって、ネットワークファクシミリ装置FXは、受信した電子メールを調べ、そのメールヘッダ部に「Disposition−Notification−To:」フィールドが含まれている場合には、MDNによる配達確認要求がされたと判断する。
【0006】
そして、そのときに受信した電子メールの送信結果をあらわす応答メールを、MDNに規定されている方法で作成し、その応答メールを、フィールド「Disposition−Notification−To:」で通知されたメールアドレスへと送信する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなMDNを用いた送達確認方法には、次のような不具合を生じる。
【0008】
すなわち、MDNでは、その送達確認要求に対する応答メールを一意に識別する方法はMessage−IDフィールドしか規定されていないため、同一ファクシミリ文書を複数の宛先に対して送信する一括同報送信時に使用できないという不具合があった。
【0009】
なお、この不具合を回避するためには一括同報ではなく、各宛先について個別の電子メールを用いて画情報を送信する順次同報を行う方法があるが、この順次同報を行った場合、ネットワークのトラヒックの増大を招くとともに、マシンが長期間通信中状態となり、ユーザの利便性を損ねると言う欠点があった。
【0010】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、一括同報時にも、各宛先について適切に送達確認を行うことができる通信装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子メールを用いて画情報を送受信する機能を備えた通信装置において、送達確認要求メール送信時にそのMessage−IDフィールドの値と共に送信先メールアドレスを記憶し、受領確認メール受信時にOriginal−Message−IDフィールドの値とともにFinal−Recipientフィールドの値を用いて受領確認メールの送信元を特定するようにしたものである。また、送信先メールアドレスとFinal−Recipintフィールドの値を比較するとき、それぞれの一部、または、全部を比較要素として用いるようにしたものである。
【0012】
また、電子メールを用いて画情報を送受信する機能を備えた通信装置において、複数宛先への一括同報送信時には、送達確認要求メールを送信するとともに、その送達確認要求メールのMessage−IDフィールドの値と共に送信先メールアドレスを記憶し、受領確認メール受信時にOriginal−Message−IDフィールドの値とともにFinal−Recipientフィールドの値を用いて受領確認メールの送信元を特定するようにしたものである。
【0013】
また、電子メールを用いて画情報を送受信する機能を備えた通信装置において、複数宛先への一括同報送信時には、送達確認要求メールを送信するとともに、その送達確認要求メールのMessage−IDフィールドの値と共に送信先メールアドレスを記憶し、受領確認メール受信時にOriginal−Message−IDフィールドの値とともにFinal−Recipientフィールドの値を用いて受領確認メールの送信元を特定し、上記同報通信について通信管理情報を宛先毎に管理するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示している。
【0016】
同図において、ローカルエリアネットワークLANには、複数のワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXが接続されているとともに、ルータ装置RTを介してインターネットへ接続されている。したがって、ワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXは、インターネットを介し、他の適宜な端末装置との間でデータをやりとりすることができる。
【0017】
ここで、メールサーバ装置SMは、ローカルエリアネットワークLANに接続されているワークステーション装置WS1〜WSnを利用するユーザ、および、ネットワークネットワークファクシミリ装置FXに対して、周知の電子メールの収集および配布のサービスを提供するものである。
【0018】
また、ローカルエリアネットワークLANは、ルータ装置RTを介して、インターネットへと接続され、それにより、ワークステーション装置WS1〜WSn、メールサーバ装置SM、および、ネットワークファクシミリ装置FXは、他のローカルエリアネットワーク等に接続されているホスト装置等との間で種々のデータのやりとりが可能である。
【0019】
また、ワークステーション装置WS1〜WSnには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力するファクシミリアプリケーションソフトウェア、および、ローカルエリアネットワークLANを介して種々のデータのやりとりを行うための種々のソフトウェアなどの種々のプログラムが導入されており、特定のユーザにより使用されるものである。ここで、特定のユーザは、一人または複数人のユーザであってよい。
【0020】
また、ネットワークファクシミリ装置FXは、画情報や各種レポートなどを電子メールとしてやりとりするための電子メール処理機能、および、アナログ公衆回線網PSTNに接続し、この公衆網を伝送路として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能を備えている。
【0021】
図2は、ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示している。
【0022】
同図において、システム制御部1は、このネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
【0023】
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このネットワークファクシミリ装置FXを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0024】
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0025】
グループ3ファクシミリモデム10は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0026】
網制御装置11は、このネットワークファクシミリ装置FXをアナログ公衆回線網PSTNに接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0027】
ローカルエリアネットワークインターフェース回路12は、このネットワークファクシミリ装置FXをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
【0028】
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網制御装置11、および、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、内部バス14に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス14を介して行われている。
【0029】
また、網制御装置11とグループ3ファクシミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0030】
ここで、本実施例において、基本的には、ローカルエリアネットワークLANに接続されている端末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という通信プロトコルが適用される。
【0031】
また、各端末がメールサーバ装置SMに対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求などのために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP(Post Office Protocol)などを適用することができる。
【0032】
また、TCP/IP,SMTP,POPなどの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式やデータ構造などについては、それぞれIETFから発行されているRFC文書により規定されている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SMTPはRFC821、電子メールの形式は、RFC822,RFC1521,RFC1522(MIME(Multi PurposeMail Extension)形式)などでそれぞれ規定されている。
【0033】
そして、ネットワークファクシミリ装置FXは、読み取った原稿画像をアナログ公衆回線網PSTNを介して他のグループ3ファクシミリ装置へ、または、ローカルエリアネットワークLAN(さらには、インターネット)を介してワークステーション装置WS1〜WSnのユーザや他のネットワークファクシミリ装置FXへ送信するとともに、アナログ公衆回線網PSTNを介して他のグループ3ファクシミリ装置より受信した画情報を、そのときに指定されたサブアドレスに対応したユーザに対して、電子メールを用いて転送したり、あるいは、ローカルエリアネットワークLANのワークステーションWSより(電子メールで)受信した画情報を、指定されたアナログ公衆回線網PSTNのグループ3ファクシミリ装置へ転送する転送サービス機能等を備えている。
【0034】
また、自端末宛に受信した電子メールについては、本文情報に配置される画情報を取り出して、記録出力するようにしている。
【0035】
ここに、ファクシミリ画情報はバイナリデータであり、電子メールには、直接バイナリデータを含ませることができないので、所定の変換方法(例えば、Base64符号化方法)を適用して可読情報(7ビットのキャラクタコード)に変換した状態で、電子メールに含められる。このような電子メールの本文情報の形式をMIME形式という。
【0036】
さて、上述したように、インターネットにおいては、電子メールが目的の宛先へ配送されたか否かを確認できるための仕組みとして、確認メールを配送するシステムが、電子メールシステムの拡張機能として実現されている。
【0037】
これらの送達確認メールのシステムとしては、RFC1891,1894で規定されているDSN(Delivery Status Notification)、あるいは、RFC2298で規定されているMDN(Message Delivery Notification)が実用されている。
【0038】
ここで、一般に、DSNは、メールサーバまでの送達確認のために用いられ、また、MDNは、受信端末までの送達確認のために用いられる。したがって、DSNの機能は、通常メールサーバ装置SMに搭載され、また、MDNの機能は、端末であるネットワークファクシミリ装置FXに搭載される。
【0039】
例えば、本実施例において、MDNによる送達確認、すなわち、受領確認を受けようとする場合、画情報を送信する電子メールのヘッダ情報には、「Disposition−Notification−To」フィールドを設ける。また、この「Disposition−Notification−To」フィールドの値は、自端末に設定されているメールボックスのアドレス、すなわち、メールアドレスを配置する。
【0040】
また、本実施例では、画情報を送信する電子メールのヘッダ情報の「Message−ID」フィールドには、例えば、送信画情報のファイル番号を配置する。また、そのために、本実施例では、送信画情報のファイル番号を決定する場合、周知の方法により、重複しない値を算出するようにしている。
【0041】
一方、MDNの受領確認メールは、ヘッダ情報に「Final−Recipient」フィールドを含み、さらに、「Original−Message−ID」フィールドを含む。「Final−Recipient」フィールドの値は、ユーザが電子メールを表示したり、あるいは、処理した旨をあらわす内容が配置され、また、「Original−Message−ID」フィールドには、MDNを要求した電子メール(送達確認要求メール)の「Message−ID」の値が配置される。
【0042】
したがって、ネットワークファクシミリ装置FXは、受信した電子メールに「Final−Recipient」フィールドが含まれる場合には、その電子メールがMDNの受領確認メールであると判断することができ、さらに、その受領確認メールの「Original−Message−ID」フィールドの値と同じファイル番号の交信情報を探し出すことで、その受領確認メールがどの画情報送信の電子メールに対応するものであるかを判断することができる。
【0043】
また、受領確認メールに基づいて、各宛先についての送達確認結果を保存するために、本実施例では、一括同報機能が指定された送信動作の場合には、図3(a)に示すような送達確認結果情報テーブルを作成する。
【0044】
この送達確認結果情報テーブルは、画情報を運ぶ電子メールに付与したMessage−IDの値と、1つ以上の送達確認結果情報からなる。また、送達確認結果情報は、同図(b)に示すように、画情報の宛先のメールアドレスをあらわす宛先メールアドレス、および、当該宛先についての送達確認結果をあらわす送信結果からなる。
【0045】
また、一括同報機能が指定されない送信動作の場合には、同図(c)に示すような送達確認結果情報テーブルを作成する。この送達確認結果情報テーブルは、画情報を運ぶ電子メールに付与したMessage−IDの値と、そのときの宛先に対する送達確認結果をあらわす送信結果からなる。
【0046】
また、おのおのの通信動作について通信履歴を記憶するための通信履歴情報は、同図(d)に示すようなものを用いる。この場合の通信履歴情報は、それぞれの通信動作に付与された識別情報をあらわすファイル番号、通信動作の通信モード(例えば、送受信動作の区別、同報動作の有無、G3通信/電子メール通信の区別等)、電子メールを用いて画情報を送信した場合のMessage−IDの値、および、通信結果からなる。
【0047】
図4は、電子メールを用いて画情報を送信するときのネットワークファクシミリ装置FXの送信時の処理の一例を示している。
【0048】
ユーザが送信原稿をスキャナ5にセットし(処理101)、操作表示部7を適宜に操作して、1つ以上の送信宛先を入力し(処理102)、スタートキー(図示略)を操作して、判断103の結果がYESになると、スキャナ5にセットされた送信原稿の画像を読み取り、それによって得た画像データを符号化複号化部8で符号化圧縮して画像蓄積装置9に蓄積する(処理104)。
【0049】
次いで、ユーザにより送達確認要求が指定されているかどうかを調べ(判断105)、判断105の結果がNOになるときには、通常の送信用の電子メールのヘッダ情報を作成する(処理106)。
【0050】
また、判断105の結果がYESになるときには、上述したような送達確認電子メールのヘッダ情報を作成する(処理107)。ここで、入力された宛先が複数であるかどうかを調べ(判断108)、判断108の結果がYESになるときには、上述した送達確認結果情報テーブルを作成し、それぞれの要素について情報を適宜に作成して保存する(処理109)。また、判断108の結果がNOになるときには、そのときのMessage−IDの値を送達確認結果情報テーブルに保存する(処理110)。
【0051】
そして、電子メールの本文情報を作成し(処理111)、処理106,109,110で作成したいずれかのヘッダ情報と、処理111で作成した本文情報からなる電子メールを、メールサーバ装置SMへ送信して(処理112)、この処理を終了する。
【0052】
図5および図6は、このネットワークファクシミリ装置FXが電子メールを受信するときの処理の一例を示している。
【0053】
まず、所定の電子メール受信タイミング(例えば、30分間隔)になるまで待ち(判断201のNOループ)、判断201の結果がYESになると、メールサーバ装置SMのPOPサーバへ接続して、自端末宛の電子メールが受信されているかどうかを問い合わせ(処理202)、受信されていない場合には(判断203の結果がNO)、判断201へ戻って、次の受信タイミングまで待つ。
【0054】
また、電子メールが受信されている場合で、判断203の結果がYESになるときには、POPサーバより自端末宛の電子メールを全て取得する(処理204)。
【0055】
次いで、処理204で取得した電子メールを1つ選択し(処理205)、そのヘッダ情報を解析して(処理206)、その電子メールが上述したMDNに対する応答メールである受領確認メールであるかどうかを調べる(判断207)。
【0056】
判断207の結果がYESになるときには、その受領確認メールの「Original−Message−ID」フィールドの値と同じ値をもつ「Message−ID」の値が、いずれかの送達確認結果情報テーブルに登録されているかどうかを調べる(処理208、判断209)。
【0057】
判断209の結果がYESになるときには、送達確認結果情報テーブルの内容を検査して、宛先メールアドレスが含まれているか、すなわち、1つ以上の送達確認結果情報が含まれているかどうかを調べる(判断211)。
【0058】
判断211の結果がYESになるときには、「Final−Recipient」フィールドの値が、処理208で探し出した送達確認結果情報テーブルのいずれかの送達確認結果情報に登録されているかどうかを調べる(処理212)。このとき、「Final−Recipient」フィールドの値と完全に一致するものがあるか、あるいは、部分的に一致するものがあるかどうかを調べる(判断213,214)。ここで、部分一致とは、例えば、「Final−Recipient」フィールドの値のローカルパート(@マークの左側の部分)のみが一致する場合、あるいは、「Final−Recipient」フィールドの値のドメイン名(@マークの右側の部分)のみが一致する場合である。
【0059】
判断213または判断214の結果がYESになるときには、当該一致(完全一致または部分一致)した送達確認結果情報の送信結果情報に、その受領確認メールで通知された送達結果の内容を保存する(処理215)。
【0060】
このようにして、1つの電子メールの処理を終了すると、処理204で取得した全ての電子メールについて処理が終了したかどうかを調べ(判断216)、判断216の結果がNOになるときには、処理205へ戻り、残りの電子メールについて同様の処理を行う。また、判断216の結果がYESになるときには、判断201へ戻り、次の電子メールの取得タイミングまで待つ。
【0061】
また、判断213,214の結果がNOになるとき、判断211の結果がNOになるとき、判断209の結果がNOになるとき、および、判断207の結果がNOになるときには、通常の受信電子メールの処理を行い(処理217)、判断216へ移行し、それ以降の動作を行う。
【0062】
このようにして、本実施例では、Message−IDと送信先のメールアドレスの両方を用いて受領確認メールを識別しているので、複数宛先への一括同報送信に対する受領確認メールでも宛先毎に送達確認を行うことが可能となり、ユーザの利便性向上が可能となる。
【0063】
また、送信先メールアドレスと受領確認メールのFinal−Recipientの値を比較する場合に、完全一致でなくても部分一致した場合にも一致したと判断するので、送達確認要求メールと受領確認メールを柔軟に対応付けることでユーザの利便性向上が可能となる。
【0064】
また、複数宛先への一括同報時でも宛先毎に通信管理情報を管理することができるので、例えば、通信管理レポート等に、宛先毎に送信結果を明示することが可能となる。
【0065】
なお、上述した実施例では、ユーザの送達確認要求の有無に応じて、送達確認要求を行うか否かを決定しているが、指定宛先が複数ある場合には、必ず送達確認要求を行うようにすることもできる。その場合、一括同報送信時のみ送信先メールアドレスが記憶されるので管理領域(メモリ)に必要な容量を削減でき、その結果、ネットワークファクシミリ装置FXの運用効率を高めることが可能となる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、Message−IDと送信先のメールアドレスの両方を用いて受領確認メールを識別しているので、複数宛先への一括同報送信に対する受領確認メールでも宛先毎に送達確認を行うことが可能となり、ユーザの利便性向上が可能となるという効果を得る。
【0067】
また、送信先メールアドレスと受領確認メールのFinal−Recipientの値を比較する場合に、完全一致でなくても部分一致した場合にも一致したと判断するので、送達確認要求メールと受領確認メールを柔軟に対応付けることでユーザの利便性向上が可能となるという効果も得る。
【0068】
また、複数宛先への一括同報時でも宛先毎に通信管理情報を管理することができるので、例えば、通信管理レポート等に、宛先毎に送信結果を明示することが可能となるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示したブロック図。
【図2】ネットワークファクシミリ装置FXの構成例を示したブロック図。
【図3】送達確認結果情報テーブル等の一例を示した概略図。
【図4】電子メールを用いて画情報を送信するときのネットワークファクシミリ装置FXの送信時の処理の一例を示したフローチャート。
【図5】電子メールを受信するときの処理の一例を示したフローチャート。
【図6】電子メールを受信するときの処理の一例を示したフローチャート(続き)。
【符号の説明】
1 システム制御部
2 システムメモリ
3 パラメータメモリ
FX ネットワークファクシミリ装置

Claims (4)

  1. 電子メールを用いて画情報を送受信する機能を備えた通信装置において、
    送達確認要求メール送信時にそのMessage−IDフィールドの値と共に送信先メールアドレスを記憶し、受領確認メール受信時にOriginal−Message−IDフィールドの値とともにFinal−Recipientフィールドの値を用いて受領確認メールの送信元を特定することを特徴とする通信装置。
  2. 送信先メールアドレスとFinal−Recipintフィールドの値を比較するとき、それぞれの一部、または、全部を比較要素として用いることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 電子メールを用いて画情報を送受信する機能を備えた通信装置において、
    複数宛先への一括同報送信時には、送達確認要求メールを送信するとともに、その送達確認要求メールのMessage−IDフィールドの値と共に送信先メールアドレスを記憶し、受領確認メール受信時にOriginal−Message−IDフィールドの値とともにFinal−Recipientフィールドの値を用いて受領確認メールの送信元を特定することを特徴とする通信装置。
  4. 電子メールを用いて画情報を送受信する機能を備えた通信装置において、
    複数宛先への一括同報送信時には、送達確認要求メールを送信するとともに、その送達確認要求メールのMessage−IDフィールドの値と共に送信先メールアドレスを記憶し、受領確認メール受信時にOriginal−Message−IDフィールドの値とともにFinal−Recipientフィールドの値を用いて受領確認メールの送信元を特定し、上記同報通信について通信管理情報を宛先毎に管理することを特徴とする通信装置。
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