JP2001313778A - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置

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JP2001313778A
JP2001313778A JP2000133422A JP2000133422A JP2001313778A JP 2001313778 A JP2001313778 A JP 2001313778A JP 2000133422 A JP2000133422 A JP 2000133422A JP 2000133422 A JP2000133422 A JP 2000133422A JP 2001313778 A JP2001313778 A JP 2001313778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストア・アンド・フォワード型であって電子
メールの本文に影響を与えることなく、能力情報を伝達
すると共に、その能力情報を利用することが可能なネッ
トワークファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 ストア・アンド・フォワード型のネット
ワークファクシミリ装置で、MIMEのマルチパート形
式で規定される電子メールのプリアンブル部103又は
エピローグ部105に自装置の能力情報を記述し、電子
メールの本文に影響を与えることなく、相手先通信端末
に自装置の能力情報を伝達する。一方、前述の電子メー
ルを受信すると、その能力情報と相手先通信端末のアド
レス情報とを対応させて記憶し、次回以降、相手先能力
に応じて画像データを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワーク(LAN)又はインターネットを介して電子
メールを送受する機能と、公衆網を介し、ファクシミリ
電装手順でファクシミリデータを送受する機能と、を備
えたネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるネットワークファクシミリ装置
においては、公衆網を介してのファクシミリ伝送手順に
よるファクシミリ通信機能に加えて、LAN上でのデー
タ通信機能を有し、さらに、ファクシミリ伝送手順によ
って受信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情
報に対応したネットワークアドレスとを関連付けて記憶
したアドレス変換テーブルを備えている。従って、ネッ
トワークファクシミリ装置は、公衆網を介して受信した
画情報を、受信時に相手先通信端末から通知されたサブ
アドレス情報に対応したネットワークアドレスの通信端
末にLANを介して送信することができる。また、ネッ
トワークファクシミリ装置と接続されたLANが、さら
にインターネットに接続されている場合、そのネットワ
ークファクシミリ装置は、LAN又はインターネットを
介し、異なるLANに接続された通信端末との間で、画
情報を電子メールとして送受することができる。
【0003】さて、前述のネットワークファクシミリ装
置の伝送形態がストア・アンド・フォワード型である場
合は、受信データを一旦、バッファメモリに蓄積し、エ
ラーチェックを行ってから転送する。例えば、ネットワ
ークファクシミリ装置が定期的にLANのサーバ端末に
接続し、全ての未処理メッセージをダウンロードしてサ
ーバ端末から削除した後、ローカル処理する。よって、
相手先通信端末との間で通信時にお互いの能力交換がで
きない。すなわち、相手先通信端末に自装置の能力を伝
達したり、相手先通信端末の能力に応じて画情報を送信
することが困難である。
【0004】この対策として、リアルタイム型や、RF
C(Request for Comments)文書による能力記述の文
法などが規定されている。このRFC文書は、IETF
(Internet Engineering Task Force)から発行され
ており、TCP/IP(Transmission Control P
rotocol/Internet Protocol)、SMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office
Protocol)、等の通信プロトコル、及び、電子メール
のデータ形式やデータ構造、等を規定する。
【0005】例えば、RFC2045では、MIME
(Multipurpose Internet Mail Extensions:多目的
メール)のメッセージボディのフォーマット(マルチパ
ート形式)が規定されており、ここで有効データは各パ
ートに含まれるが、各パート以外の部分として、ヘッダ
と第1パートの始まるまでの間の部分と、最後のパート
からメール終了を示すピリオドまでの部分は、それぞれ
プリアンブルとエピローグと呼ばれ、補助的な領域とし
て任意に利用可能になっている。なお、このプリアンブ
ル部に中継情報を記述して独自モードを展開することも
提案されている。
【0006】また、RFC2530からRFC2534
までには、インターネットファクシミリ装置における能
力記述の文法と能力を示すタグが規定されている。この
RFC2530では、メール配信後の処理についてMD
N(Message DispositionNotifications)やDSN(D
elivery Status Notifications)での通知レポートに
おける識別子が規定されているが、通常のメールに関し
ての規定は存在しない。また、RFC2531とRFC
2534において、ファクシミリの基本的な能力に関す
る文法と拡張方法が規定されている。
【0007】なお、この種の装置として関連するものに
は、特開平10−243205号公報があげられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ストア・アンド・フォワード型のネットワークファクシ
ミリ装置では、RFC文書の規定を利用して通信時にお
互いの能力交換を行うこと、及びその能力情報を有効に
利用すること、について十分な配慮がなされていない。
【0009】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、ストア・アンド・フォワード型であって電子メール
の本文に影響を与えることなく、能力情報を伝達すると
共に、その能力情報を利用することが可能なネットワー
クファクシミリ装置を提供することにある。
【0010】
【問題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ストア・アンド・フォワード型のネットワークファ
クシミリ装置であって、MIMEのマルチパート形式で
規定される電子メールのプリアンブル部に、自装置の能
力情報を記述するプリアンブル記述手段を備え、電子メ
ールの本文に影響を与えることなく、相手先通信端末に
自装置の能力情報を伝達することを特徴とする。
【0011】RFC2045で規定されたMIMEのマ
ルチパート形式によれば、ヘッダ部と第1パートの始ま
るまでの間のプリアンブル部と、最後のパートからメー
ル終了を示すピリオドまでのエピローグ部は、補助的な
領域として任意に利用できる。また、RFC2531と
RFC2534において、ファクシミリの基本的な能力
に関する文法と拡張方法が規定されている。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記プリアンブル部に記述された相手先通信端末の
能力情報と、相手先通信端末のアドレス情報とを対応さ
せて記憶し、次回以降、相手先能力に応じて画像データ
を送信する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0013】RFC2045、RFC2531、RFC
2534の規定に基づき、メッセージボディのプリアン
ブル部又はエピローグ部に記述された能力情報と、ヘッ
ダ部に記述された相手先アドレス情報(電子メールアド
レス)と、を関連付けて記憶することにより、次回以降
の通信時には、相手先通信端末に応じた品質で画像デー
タを送信することができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、ストア・アンド
・フォワード型のネットワークファクシミリ装置であっ
て、MIMEのマルチパート形式で規定される電子メー
ルのエピローグ部に、自装置の能力情報を記述するエピ
ローグ記述手段を備え、電子メールの本文に影響を与え
ることなく、相手先通信端末に自装置の能力情報を伝達
することを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記エピローグ部に記述された相手先通信端末の能
力情報と、相手先通信端末のアドレス情報とを対応させ
て記憶し、次回以降、相手先能力に応じて画像データを
送信する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項5に記載の発明は、ストア・アンド
・フォワード型のネットワークファクシミリ装置であっ
て、TIFFのタグ情報で予めプライベートタグを設定
しておき、TIFFに変換されたファクシミリイメージ
に、前記プライベートタグを利用して自装置の能力情報
を組み込むタグ情報記述手段を備え、電子メールの本文
に影響を与えることなく、TIFFのタグ情報を利用し
て相手先通信端末に自装置の能力情報を伝達することを
特徴とする。
【0017】RFC2530からRFC2534までに
は、インターネットファクシミリ装置における能力記述
の文法と能力を示すタグが規定されている。また、RF
C2531とRFC2534において、ファクシミリの
基本的な能力に関する文法と拡張方法が規定されてい
る。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項5におい
て、前記TIFFのタグ情報を解析し、プライベートタ
グを利用して記述された相手先端末の能力情報と、該相
手先通信端末のアドレス情報とを対応させて記憶し、次
回以降、相手先能力に応じて画像データを送信する制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0019】電子メール受信時に、TIFFに変換され
たファクシミリイメージのプライベートタグを解析し、
取得した相手先通信端末の能力情報を利用することによ
り、相手先通信端末に応じた品質で画像データを送信す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用い、本発明の実施
の一形態について説明する。図1に、本発明の実施の一
形態における通信システムの構成を示す。この通信シス
テムには、LAN31を主とするドメイン37とLAN
32を主とするドメイン38とが含まれる。また、G3
ファクシミリ装置23は、LAN31の設置地域に設け
られた公衆網(PSTN)21を伝送路として用い、G
3ファクシミリ装置24は、LAN32の設置地域に設
けられた公衆網(PSTN)21を伝送路として用い
る。
【0021】ドメイン37、38は、それぞれルータ2
9、30を介してインターネット22のサービスプロバ
イダ(図示せず)に専用線接続されている。ドメイン3
7、38には、予め割り当てられたネットワークアドレ
スに所定値のネットマスクを適用して分割した固有のネ
ットワークアドレスが設定されており、それにより、ド
メイン37、38の相互間で、ルータ29、30及びイ
ンターネット22を介したデータ伝送を行うように構成
されている。
【0022】また、ドメイン37には、LAN31に接
続されたクライアント端末33、34及びネットワーク
ファクシミリ装置25に電子メールサービスを提供する
ためのメールサーバ端末27が設けられている。また、
クライアント端末33、34、ネットワークファクシミ
リ装置25、メールサーバ端末27のそれぞれには、ド
メイン37のネットワークアドレスに固有のアドレスを
連結してなる固有のホストアドレスが設定されており、
ドメイン37を使用するユーザには、固有のユーザ名
に、いずれかのクライアント端末33、34のホストア
ドレスを連結してなるユーザアドレスが設定されてい
る。
【0023】同様に、ドメイン38には、LAN32に
接続されたクライアント端末35、36及びネットワー
クファクシミリ装置26に電子メールサービスを提供す
るためのメールサーバ端末28が設けられている。ま
た、クライアント端末35、36、ネットワークファク
シミリ装置26、メールサーバ端末28のそれぞれに
は、ドメイン38のネットワークアドレスに固有のアド
レスを連結してなる固有のホストアドレスが設定されて
おり、ドメイン38を使用するユーザには、固有のユー
ザ名に、いずれかのクライアント端末35、36のホス
トアドレスを連結してなるユーザアドレスが設定されて
いる。
【0024】また、ネットワークファクシミリ装置2
5、26には、LAN31、32に接続して画情報を電
子メールとして送受するための伝送機能と、公衆網21
に接続してG3ファクシミリ伝送手順により画情報を送
受する伝送機能と、を備える。LAN31、32に接続
された端末間でのデータの送受、及び、インターネット
22を介したデータの送受には、TCP/IPと呼ばれ
るトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、その
上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆる
プロトコルスイート)が適用される。例えば、電子メー
ルデータの送受には、上位レイヤの通信プロトコルとし
て前述のSMTPが適用される。また、電子メールは、
メールサーバ端末27、28に一旦蓄積してから転送す
るストア・アンド・フォワード型の伝送形態で送信され
るものとする。例えば、ドメイン37のユーザからドメ
イン38のユーザへ電子メールを送信する場合は、メー
ルサーバ端末27に一旦蓄積した後、ルータ29を介し
てインターネット22に送出し、さらに、インターネッ
ト22及びルータ30を介してドメイン38のメールサ
ーバ端末28に蓄積する。
【0025】また、クライアント端末33〜36及びネ
ットワークファクシミリ装置25、26は、所定の周期
でメールサーバ端末27、28に対する問い合わせを行
い、当該ユーザ宛ての電子メールが蓄積されている場合
は、メールサーバ端末27、28からその電子メールを
受信する。なお、ネットワークファクシミリ装置25、
26については、自装置に設定されている電子メールア
ドレスをユーザアドレスとして取り扱う。ここで、クラ
イアント端末33〜36及びネットワークファクシミリ
装置25、26がメールサーバ端末27、28に対して
電子メールの受信確認を行う場合には、前述のPOPを
適用する。
【0026】図2に、ネットワークファクシミリ装置2
5、26の構成を示す。図2において、システム制御部
1は、装置全体の動作(ファクシミリ伝送制御手順の実
行、等)を制御する。システムメモリ2は、システム制
御部1が実行する制御プログラム、その制御プログラム
を実行する際に必要な各種データを記憶すると共に、ワ
ークエリアとして使用される。また、システムメモリ2
には、ファクシミリ伝送手順によって受信するサブアド
レス情報と、そのサブアドレス情報に対応したネットワ
ークアドレスとを関連付けて記憶したアドレス変換テー
ブル、及び、後述のように相手先通信端末の能力情報と
アドレス情報(ネットワークアドレス等)とを関連付け
て記憶したワンタッチキー・データテーブル、を記憶し
ている。パラメータメモリ3は、ネットワークファクシ
ミリ装置に固有の各種情報を記憶し、時計回路4は、現
在時刻情報を出力する。
【0027】スキャナ5は、所定の解像度で原稿の画像
面を読み取り、プロッタ6は、所定の解像度で画像デー
タを記録・出力する。操作表示部7は、各種の操作キ
ー、表示器からなり、装置の操作や相手先通信端末の能
力に基づくモード設定を行うために用いられる。
【0028】符号化復号化部8は、画像信号を符号化圧
縮すると共に、符号化圧縮されている画情報を元の画像
信号に復号化する。画像蓄積部9は、符号化圧縮された
状態の画情報を多数記憶する。
【0029】G3FAXモデム10は、G3ファクシミ
リのモデム機能を実現するものであって、伝送手順信号
を送受するための低速モデム機能(V.21モデム)、
及び主に画情報を送受するための高速モデム機能(V.
17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.2
7モデム、等)を備える。
【0030】網制御部11は、ネットワークファクシミ
リ装置を公衆網(PSTN)21に接続するためのもの
であって、自動発着信機能を有する。
【0031】LANインタフェース(I/F)12は、
ネットワークファクシミリ装置をLAN31、32に接
続する。LAN伝送制御部13は、LAN31、32及
びインターネット22を介し、他の通信端末との間で種
々のデータを送受するために所定のプロトコルスイート
の通信制御を行う。
【0032】前述のシステム制御部1、システムメモリ
2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プ
ロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積
部9、G3FAXモデム10、網制御部11、LANイ
ンタフェース12、LAN伝送制御部13は、システム
バス14に接続され、各部の間のデータ送受は主として
システムバス14を介して行われる。また、網制御部1
1とG3FAXモデム10の間のデータ送受は直接行わ
れる。
【0033】ここで、ネットワークファクシミリ装置2
5、26における電子メールの作成方法について説明す
る。図3に、ネットワークファクシミリ装置25、26
で作成・送信される電子メール文書(マルチパート形
式)の構成を示す。
【0034】ネットワークファクシミリ装置25、26
では、スキャナ5で読み取った画情報、あるいは公衆網
21を介してG3ファクシミリ装置23、24から送信
されたファクシミリデータをまず、前述のTIFF形式
に変換する。この際、ボディ部102のプリアンブル部
103に自装置の能力情報を記述する。これは、RFC
2045においてプリアンブル部103に補助的な記述
が認められ、さらにRFC2531とRFC2534に
おいてファクシミリの基本的な能力に関する文法と拡張
方法が規定されたことを利用したものである。こうし
て、プリアンブル部103に能力情報を記述することに
より、メール本文に影響を与えることなく、通信相手先
に自分の能力情報を伝達することができる。
【0035】次いで、得られたTIFFファイルをMI
ME形式に準拠して電子メールに添付する。また、前記
アドレステーブルを用いて通信相手先の電話番号を宛先
アドレスに変換し、ヘッダ部101の「To」フィール
ドに記述する。さらに、「From」フィールドに送信
元メールアドレスを記述し、図示しない「Subjec
t」フィールドにメッセージタイトルを記述し、「MI
ME−Version」フィールドに固定値「1.0」
を記述し、「Content−Type」フィールドに
MIMEマルチパート形式であることを記述する等、各
種ヘッダ情報をヘッダ部101に記述する。
【0036】一方、ネットワークファクシミリ装置2
5、26では、図4に示すように、通信相手先の電子メ
ールアドレス及び能力情報と、ワンタッチキー番号とを
対応させ、ワンタッチキー・データベースとしてシステ
ムメモリ2に登録している。この通信相手先の電子メー
ルアドレスは、前述のようにメールサーバ端末27、2
8を介して受信した電子メールのヘッダ部101(「F
rom」フィールド)を解析し、自装置に予め登録され
ているアドレスと比較することによって取得したもので
あり、能力情報は、電子メールのプリアンブル部103
を解析して取得したものである。こうして通信相手先の
能力情報を取得・蓄積することにより、その通信相手先
との2回目以降のネットワーク通信に反映させて、その
通信相手先の能力に応じた送信処理を行うことができ
る。
【0037】本実施形態では、電子メールのプリアンブ
ル部103に自装置の能力情報を記述しているが、これ
に限らず、エピローグ部105に記述してもよい。これ
は、RFC2045においてエピローグ部105に補助
的な記述が認められ、さらにRFC2531とRFC2
534においてファクシミリの基本的な能力に関する文
法と拡張方法が規定されたことにより、可能である。
【0038】また、前述のように取得した相手先の能力
情報を記憶する方法として、例えば、通信履歴を数通信
分持たせ、その通信履歴の中に相手の能力を記憶してお
くことも可能である。
【0039】さらに、ストア・アンド・フォワード型の
ネットワークファクシミリ装置において、電子メールデ
ータを一旦ファイルに蓄積する際、予め記憶されている
相手先の能力に応じ、ユーザによるモード選択を規制す
ることも可能である。例えば、ユーザが操作表示部7の
操作で宛先を指定し、解像度やサイズなどの読み取りモ
ードを指定するときに、予め記憶されている相手先の能
力情報に基づき、相手先の能力情報に含まれないモード
を選択できないように表示画面の一部をマスクするなど
して、ユーザインターフェースの向上を図ることができ
る。
【0040】また、他の実施形態として、RFC253
0からRFC2534までには、インターネットファク
シミリ装置における能力記述の文法と能力を示すタグが
規定されていることを利用し、TIFFファイル(図3
に示すパート104に相当)から相手先の能力情報を得
て、前述のワンタッチキー・データベース等に登録する
ことも可能である。この場合、データ自身をダミーのデ
ータとして、タグ情報だけを用いることになる。これ
は、ストア・アンド・フォワード型のネットワークファ
クシミリ装置においては、いずれの場合もTIFFファ
イルのタグ情報には、データの属性情報が記述されてい
ることから可能になる。前述のRFC2530からRF
C2534で規定されている能力交換の文法のタグも、
このTIFFファイルのサブセットである。なお、TI
FFファイルから相手機の能力情報を得るためには、実
際のデータなのか能力情報のデータなのかを区別するた
めの情報が必要なので、電子メールのヘッダ部(図3の
101に相当)にプライベートなフィールドを設定す
る。このフィールドを解釈することにより、TIFFの
イメージストリップが0ラインであってもエラーとはな
らないし、そうでない場合でも無駄な紙の出力を避ける
ことができる。
【0041】図5に、TIFFファイルのタグ情報の構
成を具体的に示す。TIFFヘッダには、バイト並び、
IFD−0のオフセットからなる。ディレクトリエント
リのタグは、32768以上の値がプライベートタグと
して規定されている。このプライベートタグは、TIF
Fコミッティで管理され、TIFFコミッティに使用目
的等を添えて申請取得するように規定されているので、
プライベートタグの値が重複することはない。また、デ
ィレクトリエントリのタイプは、BYTE/ASCII
/SHORT/LONG/RATIONALが規定され
ている。従って、前述のように取得したプライベートタ
グを用いて、例えば、そのタイプをASCIIとし、値
のオフセット指定で自装置の能力情報をTIFFイメー
ジに組み込むことにより、相手先通信端末に自装置の能
力情報を伝達する。一方、前述のTIFFファイルのタ
グ情報を解析することによって、相手先通信端末の能力
情報を取得し、ワンタッチキー・データベース(図4に
相当)に登録して、次回以降の通信に利用する。
【0042】なお、システム制御部1、システムメモリ
2、網制御部11、LAN伝送制御部13、等が前記プ
リアンブル記述手段、エピローグ記述手段、タグ情報記
述手段、制御手段を構成する。
【0043】
【発明の効果】請求項1又は3に記載の発明によれば、
ストア・アンド・フォワード型のネットワークファクシ
ミリ装置で、MIMEのマルチパート形式で規定される
電子メールのプリアンブル部又はエピローグ部に、自装
置の能力情報を記述するので、電子メールの本文に影響
を与えることなく、相手先通信端末に自装置の能力情報
を伝達することができる。
【0044】請求項2又は4に記載の発明によれば、前
記プリアンブル部又はエピローグ部に記述された相手先
通信端末の能力情報と、相手先通信端末のアドレス情報
とを対応させて記憶するので、この能力情報を利用し、
次回以降、相手先能力に応じて画像データを送信するこ
とができる。
【0045】請求項5に記載の発明によれば、ストア・
アンド・フォワード型のネットワークファクシミリ装置
において、TIFFのタグ情報で予めプライベートタグ
を設定しておき、TIFFに変換されたファクシミリイ
メージに、前記プライベートタグを利用して自装置の能
力情報を組み込むので、電子メールの本文に影響を与え
ることなく、相手先通信端末に自装置の能力情報を伝達
することができる。
【0046】請求項6に記載の発明によれば、電子メー
ル受信時、前記TIFFに変換されたファクシミリイメ
ージのタグを解析し、そのタグに含まれる相手先端末の
能力情報と、その相手先通信端末のアドレス情報とを対
応させて記憶するので、この能力情報を利用し、次回以
降、相手先能力に応じて画像データを送信することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における通信システムの構
成図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるネットワークファ
クシミリ装置の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるMIMEマルチパ
ート形式の電子メールを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における相手先通信端末の
能力情報を記憶するワンタッチキー・データベースを示
す図である。
【図5】本発明の他の実施形態におけるTIFFファイ
ルのタグ情報の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 7 操作表示部 10 G3FAXモデム 11 網制御部 12 LANインタフェース 13 LAN伝送制御部 21 公衆網(PSTN) 22 インターネット 23、24 G3ファクシミリ装置 25、26 ネットワークファクシミリ装置 27、28 メールサーバ端末 29、30 ルータ 31、32 LAN 33〜36 クライアント端末 37、38 ドメイン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストア・アンド・フォワード型のネットワ
    ークファクシミリ装置であって、 MIMEのマルチパート形式で規定される電子メールの
    プリアンブル部に、自装置の能力情報を記述するプリア
    ンブル記述手段を備え、 電子メールの本文に影響を与えることなく、前記プリア
    ンブル部を利用して相手先通信端末に自装置の能力情報
    を伝達することを特徴とするネットワークファクシミリ
    装置。
  2. 【請求項2】前記プリアンブル部に記述された相手先通
    信端末の能力情報と、相手先通信端末のアドレス情報と
    を対応させて記憶し、次回以降、相手先能力に応じて画
    像データを送信する制御手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】ストア・アンド・フォワード型のネットワ
    ークファクシミリ装置であって、 MIMEのマルチパート形式で規定される電子メールの
    エピローグ部に、自装置の能力情報を記述するエピロー
    グ記述手段を備え、 電子メールの本文に影響を与えることなく、前記エピロ
    ーグ部を利用して相手先通信端末に自装置の能力情報を
    伝達することを特徴とするネットワークファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】前記エピローグ部に記述された相手先通信
    端末の能力情報と、相手先通信端末のアドレス情報とを
    対応させて記憶し、次回以降、相手先能力に応じて画像
    データを送信する制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項3に記載のネットワークファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】ストア・アンド・フォワード型のネットワ
    ークファクシミリ装置であって、 TIFFのタグ情報で予めプライベートタグを設定して
    おき、TIFFに変換されたファクシミリイメージに、
    前記プライベートタグを利用して自装置の能力情報を組
    み込むタグ情報記述手段を備え、 電子メールの本文に影響を与えることなく、TIFFの
    タグ情報を利用して相手先通信端末に自装置の能力情報
    を伝達することを特徴とするネットワークファクシミリ
    装置。
  6. 【請求項6】前記TIFFのタグ情報を解析し、プライ
    ベートタグを利用して記述された相手先端末の能力情報
    と、該相手先通信端末のアドレス情報とを対応させて記
    憶し、次回以降、相手先能力に応じて画像データを送信
    する制御手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載
    のネットワークファクシミリ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7027176B2 (en) * 2000-10-27 2006-04-11 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Internet facsimile machine, communication method of internet facsimile machine, recording medium capable of reading by computer the recorded communication method of internet facsimile machine
JP2008109675A (ja) * 2007-11-08 2008-05-08 Ricoh Co Ltd 通信端末装置
US7783707B2 (en) 2003-07-02 2010-08-24 Ricoh Company, Ltd. Communication apparatus and method for providing broadcast communication using electronic mail

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