JP3910354B2 - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネットなどを介して電子メールや画データパケットを送受する機能と、公衆網を介し、ファクシミリ伝送手順でファクシミリデータを送受する機能とを備えたネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆるネットワークファクシミリ装置においては、公衆網を介してのファクシミリ伝送手順によるファクシミリ通信機能に加えて、LAN上でのデータ通信機能を有し、さらに、ファクシミリ伝送手順によって受信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応したネットワークアドレスとを関連付けて記憶したアドレス変換テーブルを備えている。従って、ネットワークファクシミリ装置は、公衆網を介して受信した画情報を、受信時に相手先通信端末から通知されたサブアドレス情報に対応したネットワークアドレスの通信端末にLANを介して送信することができる。また、ネットワークファクシミリ装置と接続されたLANが、さらにインターネットに接続されている場合、そのネットワークファクシミリ装置は、LANやインターネットを介し、異なるLANなどに接続された通信端末との間で、画情報を電子メールとして送受することができる。
【0003】
さて、IETF(Internet Engineering Task Force)から発行されているRFC(Request for Comments)文書は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、UDP(User Data gram Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)などの通信プロトコル、および電子メールのデータ形式やデータ構造などを規定するものであって、前述のネットワークファクシミリ装置のリアルタイム型の伝送形態についても記載されている。
【0004】
また、前記UDPは、RFC768でインターネットプロトコル(IP)上のコネクションレス型の伝送プロトコル(トランスポート層)として規定されており、UDPデータグラムの送達確認や順序制御を行わないので、画像データなどの高速処理に適している。このようなUDPでは、ユーザ(例えば、前述のネットワークファクシミリ装置)のアプリケーションからの依頼で受信ポートを作成する。この受信ポートを通して、ユーザアプリケーションは受信データ、送信元アドレス、ポート番号などを受け取ることとなる。また、UDPでは、ユーザアプリケーションから渡された送信データ、送受信IPアドレス、ポート番号に基づき、UDPデータグラムを作成して通信相手先へ送信する。
【0005】
ここで、ネットワークファクシミリ装置においては、インターネットを介してリアルタイム情報を伝送する場合、画情報などの伝送データをディジタル化、パケット化する際のパケット間の時間差を保証することが重要である。すなわち、UDPモードでは、パケットのエンコード/デコードに時間がかかるため、送信するパケット数をできる限り、少なくする必要がある。そこで、1個のパケットサイズをできるだけ大きくすることにより、送信パケット数を少なくすることが考えられる。
【0006】
しかしながら、MTU(ネットワークで扱える最大のUDPパケットサイズ)は一律ではなく、ネットワークごとに異なり、最低限扱えるUDPパケットサイズ(576バイト)が決められているだけである。したがって、送信側では、できる限り大きなパケットサイズで送信したいにも拘わらず、初めて通信をする場合に最適、最大のパケットサイズを決定できない。
【0007】
なお、この種の装置として関連するものには、特公平7−121057号公報、特開平11−177623号公報がある。この特開平11−177623号公報に開示された技術では、送信側で、受信側から送られるパケット損失率の情報から、前記パケット損失率が所定の閾値を超えると、送信パケットのサイズを小さくして再送することで、受信側でのリアルタイムにおけるデータ再生の途切れを抑えようとしている。なお、前記パケット損失率は、送信パケットのシーケンス番号に基づいて、送信パケットに対する、受信側に届かなかったパケットの割合を算出したものである。
【0008】
一方、第1の通信プロトコルで通信可能なネットワークにおいて、第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルの通信端末を接続してデータ伝送を実行する場合、第2の通信プロトコルのデータ内容を変更することなく、前記ネットワーク上に伝送するための通信インタフェースが既に提案され、実現されている。
【0009】
この種の装置として関連するものには、特許第2839412号公報、特開平10−107938号公報がある。この特開平10−107938号公報に開示された技術では、インターネットで送信されてくるファクシミリの画像データ(電子メール形式)をG3プロトコルで用いる形式に変換する変換機能をサーバに持たせ、このサーバで、通信端末から送られてきたG3形式の画像データを、インターネットに適合したパケット形式に変換し、インターネットを介して他サーバに転送している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術では、UDPでのパケット通信において、当該ネットワークがサポートするよりも大きなパケットサイズで送信すると、パケットがルータなどによって分割され、正しいデータとして受信側に届かない場合がある。
【0011】
本発明の目的は、このような問題点を改善し、UDPでの適切なパケットサイズを判断し、1個のパケットサイズを可能な限り大きくするのに好適なネットワークファクシミリ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、少なくとも、ネットワーク上で、ファクシミリ画情報をパケット化してUDP通信する機能を有するリアルタイム型のネットワークファクシミリ装置であって、UDP通信で使用するパケットサイズを任意に変更するパケットサイズ変更手段を備え、UDP通信で、自機と異なる伝送手順のネットワーク上にある通信相手先に、予め設定した最大パケットサイズのパケットデータを送信し、前記通信相手先からネガティブ応答が返された場合は、前記パケットサイズ変更手段で前記最大パケットサイズを縮小し、縮小したパケットサイズのパケットデータを再送信しながら、前記通信相手先とのUDP通信で使用可能な最大パケットサイズを決定することに特徴がある。
【0013】
UDP通信では、送信側において、前述のように1個のパケットサイズを大きくして送信パケット数を少なくする必要がある。一方、受信側においては、例えば、送信側からのトレーニング信号(TCF)の内容(データ長と中身)が異常であると判断すると、ファクシミリ伝送手順でのトレーニング失敗信号(FTT)で通知する。また、受信側においては、送信された画データパケットが分割されているなど、異常発生を検知すると、リトレーニング否定信号(RTN)を返さないことで異常を通知する。よって、送信側では、ファクシミリ伝送手順の信号を判定基準として、送信パケットサイズの適否を判断し、当該ネットワークでの最大パケットサイズに近づけることが可能となる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記最大パケットサイズのパケットデータとして、ファクシミリ伝送手順におけるトレーニングチェック信号を通信相手先に送信することに特徴がある。
【0015】
送信側において、ファクシミリ伝送手順のTCF信号を最大パケットサイズのパケットとして送信し、そのトレーニング結果を判定基準とすることで、画データパケットの送信開始以前に送信パケットサイズの適否を判断できることとなる。なお、ファクシミリ伝送手順での信号を利用することで、例えば、パケット損失率などの計算結果をパケットサイズ適否の判定基準とする方法に比べると、容易に判定結果が得られることとなる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記最大パケットサイズのパケットデータとして、ファクシミリ画情報を通信相手先に送信することに特徴がある。
【0017】
送信側において、ファクシミリ画情報を最大パケットサイズのパケットデータとして送信し、受信側からのRTN信号の有無を判定基準とするので、画データパケットの送信後に送信パケットサイズの適否を判断できることとなる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1において、前記通信相手先とのUDP通信で使用可能な最大パケットサイズと、前記通信相手先を示す識別情報とを対応づけて登録するパケットサイズ登録手段を備えたことに特徴がある。
【0019】
通信相手先ごとに、この通信相手先との通信中に決定した最大UDPパケットサイズを登録するので、同一の通信相手先と次回通信する際、当該ネットワークで送信可能な最大UDPパケットサイズで画データパケットを効率的に送信できることとなる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項2において、前記トレーニングチェック信号を通信相手先に送信し、この通信相手先からトレーニング失敗信号が返された場合は、前記パケットサイズ変更手段で前記最大パケットサイズを縮小することに特徴がある。
【0021】
送信側において、ファクシミリ伝送手順のTCF信号を最大パケットサイズのパケットとして送信し、受信側からの応答(FTT信号有り、CFR信号無し)を判定基準とすることで、画データパケットの送信開始以前に送信パケットサイズの適否を判断できることとなる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記ファクシミリ画情報をネットワーク上で通信可能なパケット形式に変換するとともに、前記ネットワーク上で通信可能なパケット形式の画情報を公衆網上でファクシミリ伝送手順により通信可能なファクシミリ画情報に変換する変換手段を具えたことに特徴がある。
【0023】
ネットワークファクシミリ装置における通信制御部などに、G3ファクシミリなどの画データと、インターネット上で送信可能なパケット形式のデータとの間の変換機能を持たせることで、インターネットなどでパケット形式の画データを送受し、前述のように異なる伝送手順のネットワークでの最大パケットサイズを決定・更新する処理が容易となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1に、本発明の第1の実施形態に係る通信システムを示し、図2にその通信システムにおけるネットワークファクシミリ装置(インターネットFAX)の構成を示す。なお、図2の構成は、図1のインターネットFAX25、26に共通である。
【0025】
前記通信システムには、LAN31を主とするドメイン37とLAN32を主とするドメイン38とが含まれる。ドメイン37、38は、それぞれルータ29、30を介してインターネット22のサービスプロバイダ(図示せず)に専用線接続されている。ドメイン37、38には、予め割り当てられたネットワークアドレスに所定値のネットマスクを適用して分割した固有のネットワークアドレスが設定されており、それにより、ドメイン37、38の相互間で、ルータ29、30およびインターネット22を介したデータ伝送を行うように構成されている。なお、ドメイン37、38は、インターネット22に接続されているが、ファイアウォールなどの制限は存在しないものとする。
【0026】
また、ドメイン37には、LAN31に接続された複数のパーソナルコンピュータ(PC)33、34およびネットワークファクシミリ装置(インターネットFAX)25に電子メールサービスなどを提供するためのメールサーバ装置27が設けられている。また、PC33、34、インターネットFAX25、メールサーバ装置27のそれぞれには、ドメイン37のネットワークアドレスに固有のアドレスを連結してなる固有のホストアドレスが設定されており、ドメイン37を使用するユーザには、固有のユーザ名に、いずれかのPC33、34のホストアドレスを連結してなるユーザアドレスが設定されている。
【0027】
同様に、ドメイン38には、LAN32に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)35、36およびネットワークファクシミリ装置(インターネットFAX)26に電子メールサービスなどを提供するためのメールサーバ装置28が設けられている。また、PC35、36、インターネットFAX26、メールサーバ装置28のそれぞれには、ドメイン38のネットワークアドレスに固有のアドレスを連結してなる固有のホストアドレスが設定されており、ドメイン38を使用するユーザには、固有のユーザ名に、いずれかのPC35、36のホストアドレスを連結してなるユーザアドレスが設定されている。
【0028】
また、インターネットFAX25、26には、LAN31、32に接続して画情報を電子メールあるいは画データパケットとして送受するための伝送機能と、公衆網21に接続してG3ファクシミリ伝送手順などにより画情報を送受する伝送機能とを備える。LAN31、32に接続された端末間でのデータの送受、および、インターネット22を介したデータの送受には、UDP/TCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、その上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用される。例えば、電子メールデータの送受には、上位レイヤの通信プロトコルとしてSMTPが適用される。また、インターネット22に適合したパケット形式の画像データは、メールサーバ装置27、28を介してリアルタイム型の伝送形態で送信されるものとする。例えば、ドメイン37のユーザからドメイン38のユーザへパケット形式の画像データを送信する場合は、メールサーバ装置27からルータ29を介してインターネット22に送出し、さらに、インターネット22およびルータ30を介してドメイン38のメールサーバ装置28へと送信する。
【0029】
図2において、システム制御部208は、装置全体の動作(ファクシミリ伝送制御手順の実行、等)を制御する。システムメモリ(図示せず)は、システム制御部208が実行する制御プログラム、その制御プログラムを実行する際に必要な各種データを記憶すると共に、ワークエリアとして使用される。また、前記システムメモリには、ファクシミリ伝送手順によって受信するサブアドレス情報と、そのサブアドレス情報に対応したネットワークアドレスとを関連付けて記憶したアドレス変換テーブルを記憶している。
【0030】
また、システム制御部208は、画像データのパケット送信(UDP通信)で受信側からネガティブ応答を受信した場合、パケットサイズを段階的に縮小するように制御する(パケットサイズ変更機能)。なお、パラメータメモリ(図示せず)は、インターネットFAXに固有の各種情報(当該ネットワークでの最大パケットサイズなどを含む)を更新可能に記憶し、時計回路(図示せず)は、現在時刻情報を出力する。
【0031】
スキャナ201は、所定の解像度で原稿の画像面を読み取り、プロッタ202は、所定の解像度で画像データを記録・出力する。操作表示部209は、各種の操作キー、表示器からなり、ユーザとのインタフェースとなって、装置の操作や相手先通信端末の能力に基づくモード設定を行うために用いられる。
【0032】
符号化復号化部203は、通常のG3ファクシミリ通信などで、画像信号を符号化圧縮すると共に、符号化圧縮されている画情報を元の画像信号に復号化する。画像蓄積部(メモリ210に含まれる)は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶する。
【0033】
モデム206は、G3ファクシミリなどのモデム機能を実現するものであって、伝送手順信号を送受するための低速モデム機能(V.21モデム)、および主に画情報を送受するための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27モデム、等)を備え、アナログ信号を変調復調する。
【0034】
網制御部207は、ネットワークファクシミリ装置を公衆網(PSTN)21に接続するためのものであって、自動発着信機能を有する。
【0035】
LANコントローラ(LANインタフェースを含む)205は、インターネットFAXをLAN31、32に接続して、パケット形式の画像データ通信あるいはメール通信を行う。
【0036】
通信制御部204は、公衆網21を介し、他の通信端末(ファクシミリ装置)との間で画像データを送受するためにG3ファクシミリ手順などの所定のプロトコルで通信制御を行う一方で、LAN31、32およびインターネット22を介し、他の通信端末との間で種々のデータを送受するために所定のプロトコルスイートの通信制御を行う。
【0037】
また、通信制御部204は、G3ファクシミリなどの画像データと、インターネット22で送信可能なパケット形式のデータとのフォーマット変換機能を有する。ここで、通信制御部204には、パケット形式のデータを生成するパケット生成部(図示せず)などの他に、スキャナ201で読取った画像データをパケット通信ネットワーク(インターネット22など)に適合するように符号化するエンコーダ(図示せず)を備える。このエンコーダの出力は、バッファ(メモリ210に含まれる)に一時蓄積される。また、通信制御部204には、LANコントローラ205からの受信データからパケットヘッダを分離したものを一時蓄積するための受信バッファ(メモリ210に含まれる)と、前記受信データから符号化データを復元し、画像データをデコードするためのデコーダ(図示せず)とを備える。
【0038】
前述のシステム制御部208、スキャナ201、プロッタ202、操作表示部209、符号化復号化部203などは、システムバスに接続され、各部の間のデータ送受は主としてシステムバスを介して行われる。また、網制御部207とモデム206、および通信制御部204とLANコントローラ205の間のデータ送受は直接行われる。
【0039】
次に、図3、図4を参照しながら、本実施形態におけるUDP通信動作を説明する。ここでは、インターネットFAX25からインターネット22を経由してインターネットFAX26へG3ファクシミリデータをパケット化して送信する場合について述べる。
【0040】
前述のように送信側(インターネットFAX25)では、通信制御部204の前記フォーマット変換機能で、G3ファクシミリの画像データをインターネット22で送信可能なパケット形式に変換し、メモリ210に保持する。この場合、パケットサイズは、予め前記パラメータメモリなどに保持した当該ネットワークの最大サイズに設定し、前記パケット生成部でパケット化することとなる。
【0041】
次いで、図3に示すように、発呼時に送信側(インターネットFAX25)からメールサーバ装置27、ルータ装置29、メールサーバ装置28、ルータ装置30を経由して受信側(インターネットFAX26)へSETUPメッセージを送信する。このSETUPメッセージに対し、受信側からメールサーバ装置28、ルータ装置30、メールサーバ装置27、ルータ装置29を経由して送信側へ接続要求(CONNECT)が返され、この後、受信側から送信側へ前述の経路でディジタル識別信号(DIS)が返されると、送信側は、DISで示された機能のなかから適宜選択した機能をディジタル命令信号(DCS)で指定する。この後、所定の休止期間(モデムの切換期間)が経過すると、送信側から受信側へ前述の経路で、モデム調整のためのトレーニングチェック信号(TCF)を送信する(図中、▲1▼で示す)。ここで、モデムのトレーニング信号が受け入れられず、再トレーニングが必要な場合には、受信側から送信側へ前述の経路で、トレーニング失敗信号(FTT)を送信する(図中、▲2▼で示す)。送信側は、受信側からの再トレーニング要求に応じ、前述のの経路で、DCS信号、TCF信号を受信側へ再送信する。受信側では、モデム再調整が終了すると、送信側へ前述の経路で受信準備確認信号(CFR)を返し、送信側に画データ(パケット形式)の送出を促すことになる。
【0042】
この後、送信側から受信側へ前述の経路で画データパケット(UDPパケット)が送信されるが、この画データパケットが受信側に届くまでのネットワーク中で、分割されて受信側に届く場合がある。これは、前述のようにネットワークで送信可能な最大パケットサイズよりも前記画データパケットのサイズが大きいことによる。通常、受信側のアプリケーションは、UPDパケットを分割されないものとして受信するので、画データパケットが分割されて受信側に届いた場合にはエラーとなり、ネガティブ応答を送信側に返すこととなる。
【0043】
本実施形態では、図4に示すように、送信側で、発呼後に受信側からのエラー応答を受信すると(s101、s102のyes、s103のyes)、システム制御部208はUDPパケットサイズを縮小する(s104)。また、送信側では、受信側からエラーの応答が返らない場合は、正常に画データパケットの送信を終了し、呼切断を実行する(s105)。なお、受信側からエラー応答に応じて段階的にパケットサイズを縮小するよう、複数のパケットサイズデータを前記システムメモリあるいは前記パラメータメモリに予め準備し、送信に用いたパケットサイズに基づいて前記複数のパケットサイズデータのいずれかを適宜、選択してパケットサイズを縮小するようにしてもよい。
【0044】
本実施形態は、リアルタイム型のネットワークファクシミリ装置25、26に、ファクシミリ画情報をパケット化してUDP通信する機能を有する通信制御部204と、UDP通信で使用するパケットサイズを任意に変更するシステム制御部208とを備え、UDP通信での通信相手先に、予め設定した最大パケットサイズのパケットデータを送信し、前記通信相手先からネガティブ応答が返された場合は、通信制御部204で送信パケットサイズを縮小することで、前記通信相手先とのUDP通信で使用可能な最大パケットサイズを決定するようにしたので、UDP通信での1個のパケットサイズを可能な限り大きくし、通信時間を短縮することができる。
【0045】
なお、本実施形態に限らず、UDP通信での通信相手先に、予め設定した最大パケットサイズのパケットデータを送信し、前記通信相手先からネガティブ応答が返されなかった場合は、さらに、通信制御部204で送信パケットサイズを拡大し、この後、前記通信相手先からネガティブ応答が返された場合には、通信制御部204で送信パケットサイズを縮小することで、前記通信相手先とのUDP通信で使用可能な最大パケットサイズを決定するようにしてもよい。この方法により、UDP通信での1個のパケットサイズを確実に可能な限り大きくすることができる。
【0046】
[第2の実施形態]
図5に、本発明の第2の実施形態に係るネットワークファクシミリ装置のパケットサイズ変更動作を示す。なお、本実施形態の構成およびパケット送信手順は、第1の実施形態と概ね同様であるため、図1〜図3を用いるとともに、同一構成には同一符号を付与して説明を省略する。
【0047】
本実施形態は、第1の実施形態とは、リアルタイム型のネットワークファクシミリ装置25、26で、UDP通信での通信相手先に、自機で予め設定した最大パケットサイズのパケットデータとして、ファクシミリ伝送手順におけるトレーニングチェック(TCF)信号を送信し、トレーニング失敗信号(FTT)が返された場合は、システム制御部208などで送信パケットサイズを縮小し、縮小した最大パケットサイズのパケットデータとして、ファクシミリ画情報を通信相手先に送信する点が相違している。この方法により、前述のネガティブ応答の有無に相当する、トレーニングチェック結果および画データパケット(ファクシミリ画情報)に対する受信結果を判定基準とすることで、画データパケットの送信開始以前および受信時に送信パケットサイズの適否を判断できる。
【0048】
ここで、図3、図5を参照しながら、本実施形態におけるパケットサイズ変更動作を説明する。
【0049】
発呼動作(s201)で、送信側(インターネットFAX25)から受信側(インターネットFAX26)に対し、メールサーバ装置27、ルータ装置29、メールサーバ装置28、ルータ装置30を経由してSETUPメッセージを送信する。このSETUPメッセージに対し、受信側からメールサーバ装置28、ルータ装置30、メールサーバ装置27、ルータ装置29を経由して送信側へ接続要求(CONNECT)が返され、この後、受信側から送信側へ前述の経路でディジタル識別信号(DIS)が返されると(s202のyes)、送信側は、DISで示された機能のなかから適宜選択した機能をディジタル命令信号(DCS)で指定し、所定の休止期間(モデムの切換期間)が経過した後、送信側から受信側へ前述の経路で、モデム調整のためのトレーニングチェック信号(TCF)を送信する(s203)。
【0050】
この際、受信側でパケット分割が発生し、TCF信号(TCFパケット)が受け入れられない場合は、異常TCFデータと判断し、受信側から送信側へ前述の経路で、再トレーニング要求のためにトレーニング失敗信号(FTT)を返すことになる。この場合、送信側にはCFR信号が返らず(s204のno)、再トレーニング要求がなされるので、送信側から受信側へ前述の経路でDCS信号、TCF信号を再送することになる。ここで、送信側では、再送するTCF信号のUDPパケットサイズを小さくして送信する(s205)。この後、再度、受信側からFTT信号が返らない場合は、前述のように小さくしたパケットサイズをUDPパケットサイズとして以降の通信を実施する(s206〜s208)。
【0051】
なお、送信側は、画データパケットの送信が終了し、ポストメッセージを送信した後、受信側からリトレーニング否定信号(RTN)が返されると(s209のyes)、後続メッセージの送信が可能なので処理を終了する。また、送信側は、受信側からRTN信号が返されない場合には(s209のno)、画データパケット(UDPパケット)のパケットサイズを小さくして送信する(s206)。
【0052】
[第3の実施形態]
図6に、本発明の第3の実施形態に係るネットワークファクシミリ装置のパケットサイズ変更動作を示す。なお、本実施形態の構成およびパケット送信手順は、第1の実施形態と概ね同様であるため、図1〜図3を用いるとともに、同一構成には同一符号を付与して説明を省略する。
【0053】
本実施形態は、第1の実施形態とは、リアルタイム型のネットワークファクシミリ装置25、26で、通信相手先とのUDP通信で使用可能な最大パケットサイズと、前記通信相手先を示す識別情報とを対応づけて登録する記憶部(システム制御部208のシステムメモリ、あるいはパラメータメモリなど)を備えた点が相違している。この構成により、次回、同一通信相手先にパケットデータをUDP送信する際、前記メモリに登録している同一通信相手先の最大UDPサイズのパケットデータを送信することができ、最大UDPサイズを決定するための時間が不要となり、通信時間を短縮することができる。
【0054】
本実施形態では、UDP通信中に決定した最大パケットサイズと通信相手先を示す識別情報とを対応づけて、前記システムメモリまたは前記パラメータメモリの所定領域に更新可能に登録する。前記識別情報として、例えば、通信相手先のIPアドレス、ドメイン、電話番号などを用いてもよい。また、前記最大パケットサイズの更新は、UDP通信中あるいは通信終了後にシステム制御部208で行うように構成してもよいし、あるいは操作表示部209の画面表示やキー入力などのユーザ操作で任意に行うように構成してもよい。
【0055】
次に、図3、図6を参照しながら、本実施形態におけるパケットサイズ変更動作を説明する。
【0056】
まず、送信側(インターネットFAX25)は、受信側(インターネットFAX26)に対し、メールサーバ装置27、ルータ装置29、メールサーバ装置28、ルータ装置30を経由してSETUPメッセージを送信する(s301)。このSETUPメッセージに対し、受信側からメールサーバ装置28、ルータ装置30、メールサーバ装置27、ルータ装置29を経由して送信側へ接続要求(CONNECT)が返されると(s302のyes)、送信側では、受信側のIPアドレスと対応する最大パケットサイズ(送信相手先のネットワークでの送信可能な最大サイズ)が登録されているかを確認し(s303)、登録されていれば、登録されているパケットサイズを今回のパケット通信での最大パケットサイズとする(s304)。
【0057】
この後、受信側から送信側へ前述の経路でディジタル識別信号(DIS)が返されると(s305のyes)、送信側は、DISで示された機能のなかから適宜、選択した機能をディジタル命令信号(DCS)で指定し、所定の休止期間(モデムの切換期間)が経過した後、送信側から受信側へ前述の経路で、モデム調整のためのトレーニングチェック信号(TCF)を送信する(s306)。ここで、TCF信号(TCFパケット)を前述の登録されているパケットサイズ(最大パケットサイズ)とする。
【0058】
一方、受信側でパケット分割が発生し、前記最大パケットサイズのTCF信号(TCFパケット)が受け入れられない場合は、異常TCFデータと判断し、受信側から送信側へ前述の経路で、再トレーニング要求のためにトレーニング失敗信号(FTTまたはPPR)を返すことになる。この場合、送信側にはCFR信号が返らず(s304のno)、再トレーニング要求がなされるので、送信側から受信側へ前述の経路でDCS信号、TCF信号を再送することになる。ここで、送信側では、再送するTCF信号のUDPパケットサイズを小さくして送信する(s308)。この後、再度、受信側からFTT信号またはPPR信号が返らない場合は、前述のように小さくしたパケットサイズをUDPパケットサイズとして以降の通信を実施する(s309〜s311)。
【0059】
さらに、送信側は、画データパケットの送信が終了し、ポストメッセージを送信した後、受信側からリトレーニング否定信号(RTN)が返されると(s312のyes)、後続メッセージの送信が可能なので呼切断を行い(s314)、処理を終了する。また、送信側は、受信側からRTN信号が返されない場合には(s312のno)、次の画データ送信で、画データパケット(UDPパケット)のパケットサイズを小さくして送信する(s313)。
【0060】
また、送信側では、予め受信側のIPアドレスと対応する最大パケットサイズ(送信相手先のネットワークでの送信可能な最大サイズ)が登録されていない場合(s303のno)、所定の最大パケットサイズを用いるが、一連のパケット通信動作が終了した後、今回の通信で使用可能であった最大パケットサイズを前記受信側のIPアドレスと対応づけ、前記システムメモリあるいは前記パラメータメモリなどに設けた最大パケットサイズ登録部に更新可能に登録する。この場合の登録方法は、システム制御部208で通信終了時に自動的に行うか、あるいは操作表示部209の画面表示やキー操作などで任意に設定入力するように構成してもよい。
【0061】
前述の各実施形態では、システム制御部208などが前記パケットサイズ変更手段を構成し、システム制御部208、前記システムメモリなどが前記パケットサイズ登録手段を構成する。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、UDP通信の送信側ネットワークファクシミリ装置で、ファクシミリ伝送手順の信号を判定基準として、送信パケットサイズの適否を判断し、1個のパケットサイズを可能な限り大きくすることができるので、UDP通信時間を短縮することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るネットワークファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るネットワークファクシミリ装置間の画データパケット送信を示すシーケンス図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るネットワークファクシミリ装置のパケットサイズ変更動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るネットワークファクシミリ装置のパケットサイズ変更動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るネットワークファクシミリ装置のパケットサイズ変更動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
21 公衆網
22 インターネット
25、26 インターネットFAX
204 通信制御部
205 LANコントローラ
208 システム制御部
209 操作表示部
Claims (6)
- 少なくとも、ネットワーク上で、ファクシミリ画情報をパケット化してUDP通信する機能を有するリアルタイム型のネットワークファクシミリ装置であって、
UDP通信で使用するパケットサイズを任意に変更するパケットサイズ変更手段を備え、
UDP通信で、自機と異なる伝送手順のネットワーク上にある通信相手先に、予め設定した最大パケットサイズのパケットデータを送信し、前記通信相手先からネガティブ応答が返された場合は、前記パケットサイズ変更手段で前記最大パケットサイズを縮小し、縮小したパケットサイズのパケットデータを再送信しながら、前記通信相手先とのUDP通信で使用可能な最大パケットサイズを決定することを特徴とするネットワークファクシミリ装置。 - 前記最大パケットサイズのパケットデータとして、ファクシミリ伝送手順におけるトレーニングチェック信号を通信相手先に送信することを特徴とする請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置。
- 前記最大パケットサイズのパケットデータとして、ファクシミリ画情報を通信相手先に送信することを特徴とする請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置。
- 前記通信相手先とのUDP通信で使用可能な最大パケットサイズと、前記通信相手先を示す識別情報とを対応づけて登録するパケットサイズ登録手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置。
- 前記トレーニングチェック信号を通信相手先に送信し、この通信相手先からトレーニング失敗信号が返された場合は、前記パケットサイズ変更手段で前記最大パケットサイズを縮小することを特徴とする請求項2に記載のネットワークファクシミリ装置。
- 前記ファクシミリ画情報をネットワーク上で通信可能なパケット形式に変換するとともに、前記ネットワーク上で通信可能なパケット形式の画情報を公衆網上でファクシミリ伝送手順により通信可能なファクシミリ画情報に変換する変換手段を具えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のネットワークファクシミリ装置。
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