JP2002158847A - ネットワークファクシミリ装置および通信システム - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置および通信システム

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JP2002158847A
JP2002158847A JP2000354593A JP2000354593A JP2002158847A JP 2002158847 A JP2002158847 A JP 2002158847A JP 2000354593 A JP2000354593 A JP 2000354593A JP 2000354593 A JP2000354593 A JP 2000354593A JP 2002158847 A JP2002158847 A JP 2002158847A
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JP2000354593A
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English (en)
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Tomohito Kajiwara
智仁 梶原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IPネットワークを用いた場合でも、呼び出
し音、話中音などのcall progress to
neを発生することが可能なネットワークファクシミリ
装置および通信システムを提供する。 【解決手段】 IPネットワークに接続されたリアルタ
イム型のネットワークファクシミリ装置81、82で、
G3ファクシミリ通信で発生する音の音データを保持す
るシステム制御部5、前記音データをD/A変換して出
力する音声コーディック4、スピーカ7を備え、IPネ
ットワークを介して画データパケットを通信する場合、
IP通信のシーケンスに応じ、システム制御部5で保持
している音データを音声コーディック4へ転送し、G3
ファクシミリ通信の音をスピーカ7で発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワーク(LAN)、インターネットなどを介して電
子メールや画データパケットを送受する機能と、公衆網
を介し、ファクシミリ伝送手順でファクシミリデータを
送受する機能とを備えたネットワークファクシミリ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネットプロトコル(I
P)で通信可能なIPネットワークに接続されたリアル
タイム型のネットワークファクシミリ装置(インターネ
ットFAX)においては、IPネットワークを介して通
信相手先のインターネットFAXにファクシミリ画像
(画データ)を送信する場合、IPネットワークに対
し、CCITTの勧告T.30(バイナリー符号信号方
式など)のプロトコル信号をパケット化して送信するこ
とになる。この場合、従来のファクシミリ伝送手順(G
3プロトコル)によるファクシミリ通信でモデムおよび
スピーカから出力される音(呼び出し音、話中音などの
call progress tone)は送受信側と
も発生しない。
【0003】なお、この種の装置として関連するものに
は、特許第2839412号公報、特開平10−107
938号公報がある。この特開平10−107938号
公報に開示された技術では、インターネットで送信され
てくるファクシミリの画像データ(電子メール形式)を
G3プロトコルで用いる形式に変換する変換機能をサー
バに持たせ、このサーバで、通信端末から送られてきた
G3形式の画像データを、インターネットに適合したパ
ケット形式に変換し、インターネットを介して他サーバ
に転送している。
【0004】このように、第1の通信プロトコルで通信
可能なネットワークにおいて、第1の通信プロトコルと
は異なる第2の通信プロトコルの通信端末を接続してデ
ータ伝送を実行する場合、第2の通信プロトコルのデー
タ内容を変更することなく、前記ネットワーク上に伝送
するための通信インタフェースが提案されている。
【0005】また、この種の装置として関連するものに
は、特公平7−121057号公報、特開平11−17
7623号公報がある。この特開平11−177623
号公報に開示された技術では、送信側で、受信側から送
られるパケット損失率の情報から、前記パケット損失率
が所定の閾値を超えると、送信パケットのサイズを小さ
くして再送することで、受信側でのリアルタイムにおけ
るデータ再生の途切れを抑えようとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
リアルタイム型のネットワークファクシミリ装置におい
て、IPネットワークを介し、CCITTの勧告T.3
0のプロトコル信号をパケット化して送信する場合、呼
び出し音、話中音などのcall progress
toneが聞こえないので、このcall progr
ess toneで通信の成否(OK/NG)を判断す
ることはできない。
【0007】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、IPネットワークを用いた場合でも、呼び出し音、
話中音などのcall progress toneを
発生することが可能なネットワークファクシミリ装置お
よび通信システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも、インターネット・プロトコルで通信可
能なIPネットワークに接続され、このIPネットワー
ク上の他通信端末との間で、画データパケットを通信可
能なリアルタイム型のネットワークファクシミリ装置で
あって、G3ファクシミリ通信で発生する音の音データ
を保持する音データ保持手段と、前記音データをG3フ
ァクシミリ通信で発生する音に変換して出力する音デー
タ変換/出力手段と、前記IPネットワークを介して画
データパケットを通信する場合、インターネット・プロ
トコル通信のシーケンスに応じ、前記音データ保持手段
で保持している音データを前記音データ変換/出力手段
へ転送し、インターネット・プロトコル通信のシーケン
スに対応させてG3ファクシミリ通信の音を発生させる
制御手段とを備えたことに特徴がある。
【0009】リアルタイム型のネットワークファクシミ
リ装置(インターネットFAX)を使用するユーザに対
し、G3ファクシミリ伝送手順と同様の音で通信状態を
示すので、ユーザにとって違和感なく、わかりやすいイ
ンタフェースを実現することとなる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記音データ保持手段は、少なくとも、G3ファク
シミリ通信で発生するダイヤルトーン音、選択信号音、
話中音、呼び出し音、CED信号音の音データを保持
し、前記制御手段は、インターネット・プロトコル通信
で画データパケットを送信する指示を入力し、通信相手
先に対する発信時、発呼要求パケットを送信するタイミ
ングでダイヤルトーン音を発生し、セットアップ・メッ
セージパケットを送信するタイミングで選択信号音を発
生し、リリースコンプリート・メッセージパケットを受
信したタイミングで話中音を発生し、接続要求パケット
を受信したタイミングで呼び出し音を発生し、CED信
号パケットを受信したタイミングで当該信号音を発生す
るよう、前記音データ保持手段で保持している音データ
を前記音データ変換/出力手段へ転送することに特徴が
ある。
【0011】送信側で、G3ファクシミリ伝送手順の音
(call progress tone)を発生可能
に構成することにより、ユーザはIP通信でG3ファク
シミリ伝送手順の音による送信状態確認を行うこととな
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1におい
て、前記音データ保持手段は、少なくとも、G3ファク
シミリ伝送手順で発生する着信音の音データを保持し、
前記制御手段は、インターネット・プロトコル通信で画
データパケットを受信する場合、パケット着信を検出し
て着信音を発生するよう、前記音データ保持手段で保持
している音データを前記音データ変換/出力手段へ転送
することに特徴がある。
【0013】受信側で、着信音のcall progr
ess toneを発生可能に構成することにより、ユ
ーザはIP通信でG3ファクシミリ伝送手順の音による
着信確認を行うこととなる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかにおいて、前記インターネット・プロトコル通
信のシーケンスに対応させてG3ファクシミリ通信の音
を発生させるか、発生を禁止するかを任意に決定するた
めの切換手段を備えたことに特徴がある。
【0015】IPネットワークでの画データパケット通
信時に、前述のG3ファクシミリ伝送手順の音(cal
l progress tone)を聞くことを好まな
いユーザも存在するので、この場合は前記音の発生を禁
止することとなる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかにおいて、前記画データパケットをファクシミ
リ画データに変換し、このファクシミリ画データを画デ
ータパケット形式に変換する変換手段を備えたことに特
徴がある。
【0017】インターネットFAXで、ファクシミリ画
データを画データパケット形式に変換可能とすることに
より、公衆網でのG3FAX通信およびIPネットワー
クでの画データパケット通信が容易で、ユーザの使い勝
手がよい。
【0018】請求項6に記載の発明は、通信システムに
おいて、請求項1〜5のいずれかに記載のネットワーク
ファクシミリ装置が複数、インターネット・プロトコル
で通信可能なIPネットワーク上に配設されたことに特
徴がある。
【0019】送信側、受信側ともに前述のcall p
rogress toneを発生可能に構成することに
より、送受信時に、いずれの側もG3ファクシミリ伝送
手順の音による通信状態確認ができることとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。 [第1の実施形態]図1に、本発明の第1の実施形態に
係る通信システムを示し、図2にその通信システムにお
けるネットワークファクシミリ装置(インターネットF
AX)の要部の構成を示す。なお、図2の構成は、図1
のインターネットFAX81、82に共通である。
【0021】前記通信システムは、LANやインターネ
ットなどのIPネットワーク83に接続されたリアルタ
イム型のインターネットFAX81、82からなる。な
お、本実施形態では、LANやインターネットなどのネ
ットワーク間にファイアウォールなどによるサービスの
制限は存在しないものとする。
【0022】また、インターネットFAX81、82に
は、LANやインターネットなどのIPネットワーク8
3に接続して画情報を電子メールあるいは画データパケ
ットとして送受するための伝送機能と、図示しない公衆
網に接続してG3ファクシミリ伝送手順により画情報を
送受する伝送機能とを備える。IPネットワーク83に
接続された端末間でのデータの送受、および、IPネッ
トワーク83を介したデータの送受には、UDP(User
Data gram Protocol)/TCP(Transmission Co
ntrol Protocol)/IP(Internet Protocol)と呼
ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、
その上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわ
ゆるプロトコルスイート)が適用される。例えば、電子
メールデータの送受には、上位レイヤの通信プロトコル
としてSMTP(Simple MailTransfer Protocol)が
適用される。また、IPネットワーク83に適合したパ
ケット形式の画像データは、リアルタイム型の伝送形態
で送信されるものとする。なお、TCP/IP、SMT
Pなどの通信プロトコルや電子メールのデータ形式、デ
ータ構造などについては、IETF(Internet Engine
ering Task Force)から発行されているRFC(Requ
est for Comments)文書により規定されている。
【0023】図2において、システム制御部5は、CP
U、RAM/ROMなどで構成されており、装置全体の
動作(ファクシミリ伝送手順の実行など)を制御する。
また、システム制御部5は、ファクシミリ画データのパ
ケット送信の際、図示しない操作表示部の操作による送
信開始指示、あるいは通信相手先からの信号に基づい
て、呼び出し音、話中音などのcall progre
ss tone(G3プロトコルで公衆網を介したファ
クシミリ通信時に発生するもの)を発生させるように制
御する。
【0024】前記ROM/RAMは、システム制御部5
が実行する制御プログラム、その制御プログラムを実行
する際に必要な各種データを記憶すると共に、ワークエ
リアとして使用される。また、前記ROM/RAMに
は、前述の呼び出し音、話中音などのcall pro
gress toneを発生させるための音データを蓄
積している。また、前記ROM/RAMには、ファクシ
ミリ伝送手順によって受信するサブアドレス情報と、そ
のサブアドレス情報に対応したネットワークアドレスと
を関連付けて記憶したアドレス変換テーブルを記憶して
いる。
【0025】パラメータメモリ(図示せず)は、インタ
ーネットFAXに固有の各種情報を更新可能に記憶し、
時計回路(図示せず)は、現在時刻情報を出力する。
【0026】音声コーディック4は、アナログ音声信号
とディジタル音声信号を変換するものであって、図示し
ないモデム(G3モデム)内のAD/DAコンバータに
相当する。スピーカ7は、音声コーディック4で変換し
た呼び出し音、話中音などのcall progres
s toneを出力する。
【0027】スキャナ2は、所定の解像度で原稿の画像
面を読み取り、プロッタ1は、所定の解像度で画像デー
タを記録・出力する。前記操作表示部は、各種の操作キ
ー(テンキー、スタート/クリアキー、モード設定キー
など)、LCD表示器などからなり、ユーザとのインタ
フェースとなって、装置の操作や相手先通信端末の能力
に基づくモード設定を行うために用いられる。
【0028】符号化復号化部(図示せず)は、通常のG
3ファクシミリ通信などで、画像信号を符号化圧縮する
と共に、符号化圧縮されている画情報を元の画像信号に
復号化する。メモリ3(画像蓄積部)は、符号化圧縮さ
れた状態の画情報を多数記憶する。
【0029】前記モデムは、G3ファクシミリなどのモ
デム機能を実現するものであって、伝送手順信号を送受
するための低速モデム機能(V.21モデム)、および
主に画情報を送受するための高速モデム機能(V.17
モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27モ
デムなど)を備え、アナログ信号を変調復調する。な
お、G3ファクシミリ通信時には、前記モデム内のAD
/DAコンバータで変換した呼び出し音、話中音などの
call progress toneがハンドセット
(図示せず)のスピーカから出力される。
【0030】網制御部(図示せず)は、ネットワークフ
ァクシミリ装置を公衆網(PSTNなど)に接続するた
めのものであって、自動発着信機能を有する。
【0031】LANコントローラ(LANインタフェー
スを含む)6は、インターネットFAXをLANなどの
IPネットワーク83に接続し、パケット形式のファク
シミリ画像通信あるいはメール通信を行うためのもので
ある。
【0032】通信制御部(図示せず)は、公衆網を介
し、他の通信端末(ファクシミリ装置)との間で画像デ
ータを送受するためにG3ファクシミリ手順などの所定
のプロトコルで通信制御を行う一方で、IPネットワー
ク83を介し、他の通信端末との間で種々のデータを送
受するために所定のプロトコルスイートの通信制御を行
う。
【0033】また、前記通信制御部は、G3ファクシミ
リなどの画像データと、IPネットワーク83で送信可
能なパケット形式のデータとの変換機能を有する。前記
通信制御部には、パケット形式のデータを生成するパケ
ット生成部(図示せず)などの他に、スキャナ2で読取
った画像データをIPネットワーク83に適合するよう
に符号化するエンコーダ(図示せず)を備える。このエ
ンコーダの出力は、メモリ3(受信バッファ)に一時蓄
積される。また、メモリ3は、LANコントローラ6か
らの受信データからパケットヘッダを分離したものを一
時蓄積するための受信バッファとして用いられる。ま
た、前記通信制御部には、前記受信データから符号化デ
ータを復元し、画像データをデコードするためのデコー
ダ(図示せず)を備える。
【0034】前述のシステム制御部5、スキャナ2、プ
ロッタ1、前記操作表示部、前記符号化復号化部、音声
コーディック4などは、システムバスに接続され、各部
の間のデータ送受は主としてシステムバスを介して行わ
れる。また、前記網制御部と前記モデム、および前記通
信制御部とLANコントローラ6の間のデータ送受は直
接行われる。
【0035】次に、図3、図4を参照しながら、本実施
形態における画データパケット送信動作を説明する。こ
こでは、インターネットFAX81からIPネットワー
ク83を経由してインターネットFAX82へG3ファ
クシミリデータをパケット化して送信する場合について
述べる。
【0036】送信側(インターネットFAX81)で
は、前記通信制御部の変換機能で、G3ファクシミリの
画像データをIPネットワーク83で送信可能なパケッ
ト形式に変換し、メモリ3に保持する。
【0037】次いで、図3に示すように、発呼時に送信
側(インターネットFAX81)からIPネットワーク
83を経由して受信側(インターネットFAX82)へ
SETUPメッセージパケットを送信する。このSET
UPメッセージに対し、受信側からIPネットワーク8
3を経由して送信側へ接続要求(CONNECT)パケ
ットが返され、この後、受信側から送信側へIPネット
ワーク83を経由して被呼端末識別信号(CED)パケ
ット、ディジタル識別信号(DIS)パケットが返され
ると、送信側は、DIS信号で示された機能のなかから
適宜選択した機能をディジタル命令信号(DCS)パケ
ットで指定する。この後、所定の休止期間(モデムの切
換期間)が経過すると、送信側から受信側へ前述の経路
で、モデム調整のためのトレーニングチェック信号(T
CF)パケットを送信する。受信側では、モデムのトレ
ーニングを実行し、モデム調整が終了すると、送信側へ
前述の経路で受信準備確認信号(CFR)パケットを返
し、送信側に画データパケットの送出を促すことにな
る。
【0038】この後、送信側から受信側へIPネットワ
ーク83を経由して画データパケットが送信され、送信
側では、全ページの送信が完了すると、手順終了信号
(EOP)パケットを送信してファクシミリメッセージ
のページ終了を通知する。この通知に対して、受信側
は、メッセージ確認信号(MCF)パケットを送信側に
返し、送信側は、切断命令信号(DCN)パケット、R
elease Completeメッセージパケットを
送信する。
【0039】本実施形態では、前述の信号シーケンスで
画データパケットを送信する間、システム制御部5から
音声コーディック4に対して適宜、通信状態に応じて音
データが渡され、G3ファクシミリ伝送手順に準じた音
(call progress tone)がスピーカ
7から出力される。
【0040】すなわち、図4に示すように、システム制
御部5は、前記操作表示部の操作で通信開始が指示され
ると(s101のyes)、G3ファクシミリ伝送手順
に準じて前記音を出力すべき通信状態か否かを判断する
(s102)。その結果、G3ファクシミリ伝送手順に
準じて前記音を出力すべき通信状態である場合、システ
ム制御部5は、前記通信状態に適合した音データを前記
ROM/RAMから読み出し、音声コーディック4に送
出する(s104)。ここで、音声コーディック4は、
前記音データを入力してDA変換し、スピーカ7に渡し
て出力させることとなる。さらに、通信が終了するまで
(s103)、前述の一連の処理(s102、s10
4、s105)を繰り返し実行する。
【0041】より具体的には、図3において、ユーザが
前記操作表示部を操作することで、IPネットワーク8
3を介したFAX送信が設定・入力されると、前記操作
表示部からシステム制御部5のCPUへ信号が送信され
る。システム制御部5は、前記信号を入力すると音声コ
ーディック4に対し、ダイヤルトーンなどの音データを
転送し、その結果、インターネットFAX81の通信状
態に合った音がスピーカ7から出力されることとなる。
【0042】なお、従来の画データパケット通信におけ
る発呼時には、送信側でSETUPメッセージパケット
を送信し、これに対する接続要求(CONNECT)パ
ケットを受信する場合、IPネットワークを経由してい
るので、G3FAXの発呼時のようなダイヤルトーンや
呼び出し音などは出力されない。
【0043】本実施形態では、インターネットFAX8
1、82のシステム制御部5に、G3ファクシミリ伝送
手順に準じた音(call progress ton
e)の音データを保持し、IPネットワーク83を経由
した画データパケット通信で、G3FAX通信時の音を
音声コーディック4に転送してスピーカ7から出力する
ので、リアルタイム型のインターネットFAXを使用す
るユーザに対し、通常のG3FAX通信と同じ、聴覚に
訴える状態表示方法で、わかりやすいインタフェースを
提供することができる。
【0044】[第2の実施形態]図5に、本発明の第2
の実施の形態に係るインターネットFAXの送信動作を
示す。なお、本実施形態の構成は、第1の実施形態と概
ね同様であるため、図1、図2を用いると共に同一構成
には同一符号を付与して説明を省略する。
【0045】本実施形態は、第1の実施形態とは、リア
ルタイム型のインターネットFAX81、82で、G3
ファクシミリ伝送手順に準じたcall progre
sstone(ダイヤルトーン音、PB信号音、話中
音、呼び出し音、CED信号音など)の音データを予め
保持し、IPネットワーク83を通した画データパケッ
ト通信時に、IPシーケンスの送受タイミングで、各パ
ケット信号に相当するG3ファクシミリ伝送手順の音を
スピーカ7から出力させるようにした点が相違してい
る。
【0046】本実施形態では、システム制御部5のRO
M/RAMに、G3ファクシミリ伝送手順に準じたca
ll progress tone(ダイヤルトーン
音、PB信号音、話中音、呼び出し音、CED信号音な
ど)の音データを蓄積している。また、システム制御部
5は、IPネットワーク83を通した画データパケット
通信時に、IPシーケンスに相当し、かつG3ファクシ
ミリ伝送手順に準じた音をスピーカ7から出力させる。
【0047】すなわち、図5に示すように、リアルタイ
ム型のインターネットFAX81のシステム制御部5
は、ユーザによる前記操作表示部の操作によってFAX
送信が決定されると(s201のyes)、システム制
御部5から音声コーディック4を通し、ダイヤルトーン
の音データが転送され、スピーカ7からダイヤルトーン
を出力する(s202)。次いで、同様に選択信号(P
B/DP信号)としてPB信号をスピーカ7から出力す
る(s203のyes、s204)。
【0048】その後、着信側相手機(インターネットF
AX82)から、ReleaseCompleteメッ
セージパケットを受信した場合は(s205のye
s)、システム制御部5から音声コーディック4を通
し、話中音の音データが転送され、話中音をスピーカ7
から出力する(s206)。次いで、接続要求(CON
NECT)パケットを受信した場合(s207のye
s)、システム制御部5から音声コーディック4を通
し、呼び出し音の音データが転送され、呼び出し音をス
ピーカ7から出力する(s208)。さらに、CED信
号パケットを待って、CED信号パケットを受信した場
合(s209のyes)は、システム制御部5から音声
コーディック4を通し、CED信号音(2100Hz)
の音データが転送され、CED信号音をスピーカ7から
出力する(s210)。
【0049】[第3の実施形態]図6に、本発明の第3
の実施の形態に係るインターネットFAXの送信動作を
示す。なお、本実施形態の構成は、第1の実施形態と概
ね同様であるため、図1、図2を用いると共に同一構成
には同一符号を付与して説明を省略する。
【0050】本実施形態は、第1の実施形態とは、IP
ネットワーク83を通した画データパケット通信におい
て、受信側のインターネットFAX82で、着呼時にス
ピーカ7からFAX通信の着信音を出力させるようにし
た点が相違している。この方法により、受信側におい
て、FAX通信の着信音によりIPネットワーク83か
らの着信を認識することができる。
【0051】本実施形態では、システム制御部5のRO
M/RAMにFAX通信の着信音(call prog
ress tone)の音データを蓄積している。そし
て、図6に示すように、受信側のリアルタイム型インタ
ーネットFAX82では、着呼時にはSETUPメッセ
ージパケットを受信すると(s301のyes)、着信
音の音データをシステム制御部5から音声コーディック
4を通して転送し、着信音(リンギング)をスピーカ7
から出力する(s302)。この後、受信側のインター
ネットFAX82から送信側のインターネットFAX8
1に対して、接続要求(CONNECT)パケットを送
信することになる。
【0052】[第4の実施形態]図7に、本発明の第4
の実施の形態に係るインターネットFAXの送信動作を
示す。なお、本実施形態の構成は、第1の実施形態と概
ね同様であるため、図1、図2を用いると共に同一構成
には同一符号を付与して説明を省略する。
【0053】本実施形態は、第1の実施形態とは、G3
ファクシミリ伝送手順に準じた話中音、呼び出し音など
のcall progress toneをスピーカ7
から出力するか、あるいは出力を禁止するかを前記操作
表示部のキー操作などで設定可能にした点が相違してい
る。この構成により、ユーザが任意にFAX通信の話中
音、呼び出し音などの出力/禁止を設定できる。
【0054】本実施形態では、前記操作表示部のキー操
作などで、FAX通信音出力モード(IPネットワーク
83を通した画データパケット通信で、G3ファクシミ
リ伝送手順に準じた話中音、呼び出し音などのcall
progress toneをスピーカ7から出力す
るモード)を設定可能に構成している。この場合、前記
操作表示部のキー群にモードキーを設けてもよいし、前
記表示器の画面上でFAX通信音出力モードを選択・入
力するようにしてもよい。こうして入力されたモード設
定内容は、システム制御部5のROM/RAMなどに更
新可能に記憶され、システム制御部5は、IPネットワ
ーク83を通した画データパケット通信時、前記モード
設定内容に応じて、スピーカ7からcall prog
resstoneを出力するか、あるいは出力を禁止す
るように制御する。
【0055】すなわち、図7に示すように、前記操作表
示部のキー操作などで、FAX通信音出力モード(ca
ll progress toneを出力するモード)
が入力、設定されている場合(s401のyes)は、
第2の実施形態に準じ、G3ファクシミリ伝送手順にお
けるダイヤルトーン音、PB信号音、話中音、呼び出し
音、CED信号音などをスピーカ7から出力する(s4
02〜s411)。
【0056】なお、システム制御部5などが前記音デー
タ保持手段を構成し、音声コーディック4、スピーカ7
などが前記音データ変換/出力手段を構成し、システム
制御部5などが前記制御手段を構成し、システム制御部
5、前記操作表示部などが前記切換手段を構成し、シス
テム制御部5、前記通信制御部などが前記変換手段を構
成する。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、リアル
タイム型のネットワークファクシミリ装置(インターネ
ットFAX)を使用するユーザに対し、G3ファクシミ
リ通信と同様の音で通信状態を示すので、ユーザにとっ
て状態表示方法に違和感がなく、わかりやすいインタフ
ェースを実現できる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、送信側
で、G3ファクシミリ伝送手順を示す音(call p
rogress tone)を発生可能に構成すること
により、ユーザはIP通信でG3ファクシミリ通信の音
による送信状態確認を行うことができる。
【0059】請求項3に記載の発明によれば、受信側
で、着信音のcall progress toneを
発生可能に構成することにより、ユーザはIP通信でG
3ファクシミリ通信の音による着信確認を行うことがで
きる。
【0060】請求項4に記載の発明によれば、例えば職
場によって、IPネットワークでの画データパケット通
信時に、前述のG3ファクシミリ伝送手順を示す音(c
all progress tone)を聞くことを好
まないユーザも存在するので、ユーザの要求に柔軟に対
応し、前記音の発生/禁止を切り換えることができる。
【0061】請求項5に記載の発明によれば、インター
ネットFAXで、ファクシミリ画データを画データパケ
ット形式に変換可能とすることにより、公衆網でのG3
FAX通信およびIPネットワークでの画データパケッ
ト通信を容易に実行することができる。
【0062】請求項6に記載の発明によれば、送信側、
受信側とも前述のcall progress ton
eを発生可能に構成することにより、両ユーザとも、わ
かりやすいインタフェースで通信状態を確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信システム
の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
ファクシミリ装置の通信手順を示すシーケンス図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
ファクシミリ装置のcallprogress ton
e発生動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るネットワーク
ファクシミリ装置のcallprogress ton
e発生動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るネットワーク
ファクシミリ装置のcallprogress ton
e発生動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るネットワーク
ファクシミリ装置のcallprogress ton
e発生動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プロッタ 2 スキャナ 3 メモリ 4 音声コーディック 5 システム制御部 6 LANコントローラ 7 スピーカ 81、82 ネットワークファクシミリ装置 83 IPネットワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、インターネット・プロトコル
    で通信可能なIPネットワークに接続され、このIPネ
    ットワーク上の他通信端末との間で、画データパケット
    を通信可能なリアルタイム型のネットワークファクシミ
    リ装置であって、 G3ファクシミリ通信で発生する音の音データを保持す
    る音データ保持手段と、前記音データをG3ファクシミ
    リ通信で発生する音に変換して出力する音データ変換/
    出力手段と、前記IPネットワークを介して画データパ
    ケットを通信する場合、インターネット・プロトコル通
    信のシーケンスに応じ、前記音データ保持手段で保持し
    ている音データを前記音データ変換/出力手段へ転送
    し、インターネット・プロトコル通信のシーケンスに対
    応させてG3ファクシミリ通信の音を発生させる制御手
    段とを備えたことを特徴とするネットワークファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】前記音データ保持手段は、少なくとも、G
    3ファクシミリ通信で発生するダイヤルトーン音、選択
    信号音、話中音、呼び出し音、CED信号音の音データ
    を保持し、 前記制御手段は、インターネット・プロトコル通信で画
    データパケットを送信する指示を入力し、通信相手先に
    対する発信時、発呼要求パケットを送信するタイミング
    でダイヤルトーン音を発生し、セットアップ・メッセー
    ジパケットを送信するタイミングで選択信号音を発生
    し、リリースコンプリート・メッセージパケットを受信
    したタイミングで話中音を発生し、接続要求パケットを
    受信したタイミングで呼び出し音を発生し、CED信号
    パケットを受信したタイミングで当該信号音を発生する
    よう、前記音データ保持手段で保持している音データを
    前記音データ変換/出力手段へ転送することを特徴とす
    る請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記音データ保持手段は、少なくとも、G
    3ファクシミリ通信で発生する着信音の音データを保持
    し、 前記制御手段は、インターネット・プロトコル通信で画
    データパケットを受信する場合、パケット着信を検出し
    て着信音を発生するよう、前記音データ保持手段で保持
    している音データを前記音データ変換/出力手段へ転送
    することを特徴とする請求項1に記載のネットワークフ
    ァクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記インターネット・プロトコル通信のシ
    ーケンスに対応させてG3ファクシミリ通信の音を発生
    させるか、発生を禁止するかを任意に決定するための切
    換手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載のネットワークファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記画データパケットをファクシミリ画デ
    ータに変換し、このファクシミリ画データを画データパ
    ケット形式に変換する変換手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のネットワークファク
    シミリ装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のネットワ
    ークファクシミリ装置が複数、インターネット・プロト
    コルで通信可能なIPネットワーク上に配設されたこと
    を特徴とする通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013168841A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Canon Inc ファクシミリ装置及びその制御方法、並びにプログラム

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