JPH1093545A - クロック乗換え回路 - Google Patents

クロック乗換え回路

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JPH1093545A
JPH1093545A JP8245013A JP24501396A JPH1093545A JP H1093545 A JPH1093545 A JP H1093545A JP 8245013 A JP8245013 A JP 8245013A JP 24501396 A JP24501396 A JP 24501396A JP H1093545 A JPH1093545 A JP H1093545A
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JP
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circuit
signal
synchronization code
clock signal
clock
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JP8245013A
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Takashi Ito
尚 伊藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ディジタル無線通信システムの基
地局装置で使用するクロック乗換え回路に関し、回路規
模が小さく、エラーレイトを低減できるクロック乗換え
回路を実現することを目的とする。 【解決手段】受信データ列から同期符号を検出する同期
符号検出回路と、伝送速度のn倍の高速クロック信号を
生成する高速クロック発生回路と、高速クロック信号を
カウントし、所定のカウンタ値に達したとき予想受信位
置信号を発生するフライホイールカウンタと、同期符号
検出信号と予想受信位置信号を入力として、その一方を
選択するセレクタと、セレクタが同期符号検出信号と予
想受信位置信号の何れを選択するかを判定する判定回路
と、受信データ列と同期信号と受信データ列から抽出し
たクロック信号を入力として、システムクロック信号に
乗換えを行なう乗換え回路から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信システムの基地局装置で使用するクロック乗換え回路
に関する。
【0002】図12は移動体通信システムの例を示す。
(A)はシステム構成を示し、図中の3−1、3−2は
移動端末を搭載した移動体、例えば、自動車であり、基
地局装置2−1〜2−3の中の、近くの基地局装置2−
i(2−1〜2−3の任意の一つを2−iとする)との
間で無線回線を通じて通信を行なう。基地局装置2−1
〜2−3は有線回線を介して、移動体交換機1に接続さ
れており、移動体交換機1は移動端末3−1、3−2を
接続して通信を行なう。
【0003】(B)は受信フォーマットの例を示す。上
述の移動体通信システムにおいて、データは特定のフォ
ーマットにしたがってフレームが構成され、送受信され
る。TDM(Time Division Multiplex) /TDMA(Tim
e Division Multiplexing Access) 方式の場合は、フォ
ーマットされたデータがスロットを構成し、複数のスロ
ットでフレームを構成する。図はスロット#1〜#3で
1フレームを構成した例を示す。
【0004】また、スロットの中には同期符号とよばれ
る固定パターンが挿入されており、受信側でこの同期符
号を正しく検出することによりフレームを確認する。無
線通信システムでは、電波伝播経路上でフェージング等
が発生することにより、回線エラーを「0」とすること
はできない。かかる回線エラーが同期符号の位置で発生
すると同期符号を検出することができず、フレームとし
て認識することができなくなるので、そのフレームのデ
ータはすべて廃棄される。
【0005】このような、データの廃棄を防止するため
に、例えば、特開平7−202876公報に示されるよ
うに受信回路の中にフライホイールを使用する技術が公
知である。
【0006】これは、前回の同期符号検出位置からフラ
イホイールを1フレーム分カウントし、今回の予想され
る同期符号検出位置を求め、同期符号が検出されなかっ
た場合には、この位置で同期符号が検出されたものとし
て受信処理を行なうものである。
【0007】かかる無線通信システムの基地局装置内に
おいては、複数の移動端末から受信したデータを移動体
交換機に送出するために、クロック信号の乗換えを行な
っている。かかる、移動体通信システムの基地局装置に
おいて、エラーレイトを低減でき、コストの低いクロッ
ク乗換え回路が要求されている。
【0008】
【従来の技術】図13は従来例を説明する図(その1)
を示す。100はクロック乗換え回路を示し、110は
受信回路であり、10は入力データDiから同期符号を
検出する同期符号検出回路であり、11は入力データか
ら抽出したクロック信号CKと同期符号検出信号の同期
をとる同期回路、40は同期符号として入力データから
抽出した同期符号検出信号とフライホイールカウンタ3
0aの出力のいずれを選択するかを判定する判定回路で
あり、21は同期回路11の出力から、判定回路40が
判定を行なうタイミング信号を生成するタイミング生成
回路である。
【0009】また、フライホイールカウンタ30aは同
期符号検出回路10の同期符号検出信号により初期化さ
れ、クロック信号CKをカウントアップしてゆき、指定
のカウント値pになったとき、カウントアウト信号を出
力する。このタイミングが今回の同期符号の検出予測位
置となる。セレクタ50は同期符号検出回路10とフラ
イホイールカウンタ30aの出力を入力として、同期符
号検出回路10が同期符号検出信号を出力した場合はそ
の信号を選択して出力し、同期符号検出回路10で同期
符号検出信号が出力されなかった場合は、同期符号とし
てフライホイールカウンタ30aの出力を選択して出力
するものである。
【0010】かかる構成においては、同期符号検出信号
を検出してから、同期符号検出信号を出力するか、フラ
イホイールカウンタ30aの出力である予想受信位置信
号を出力するかを選択するので、同期符号検出から選択
された同期符号信号を出力するまでに遅延が生じる。こ
の遅延を調整するためにそれぞれの出力ラインに遅延挿
入回路71〜73を挿入して、時間を調整して乗換え回
路60に入力し、システム側のクロック信号SCKに乗
り換える。
【0011】乗換え回路60は、例えば、RAM(Rando
m Access Memory)から構成されており、遅延挿入回路7
1から出力されたデータDAを受信側のクロック信号R
CKで書き込み、システム側のタイミング信号Tiでデ
ータの頭出しを行ない、システムクロック信号SCK
で、そのデータを読み出して出力することによりクロッ
ク乗換えを行なう。
【0012】図14は従来例を説明する図(その2)を
示す。TDM/TDMA方式の無線通信システムでは、
先に説明したように、1つの基地局装置に対して、複数
の移動端末が時分割多重でアクセスする。それぞれの移
動端末に割り当てられたスロットには、同期符号が挿入
されており、それらを検出して同期をとるが、スロット
ごとに位相は、若干異なっている。図は、3つのスロッ
トで通信を行なう基地局装置のクロック乗換え回路10
0の例であり、受信回路111〜113と、抽出したク
ロック信号CKの位相を保持するためのクロック同期保
持回路(図中CK同期保持回路と示す)121〜123
から構成されている。
【0013】図15は従来例(その2)のタイムチャー
トを示す。以下図により図14で説明した従来例(その
2)の動作を説明する。 Di;受信データ列を示し、1フレームはスロット#1
〜#3で構成された例である。
【0014】 無線通信システムが動作開始し、フレ
ーム#1の受信を開始したときのスロット#1の同期符
号の近傍を示したものである。 Di;フレーム#1のスロット#1の同期符号(以下同
期符号は網かけで示す)の前後を拡大して示したもので
ある。
【0015】CK;受信データ列Diから抽出したクロ
ック信号である。 Sy;同期符号検出回路10が同期符号を正しく検出し
たことにより発生する同期符号検出信号である。
【0016】FWC;フライホイールカウンタ30aの
カウント値を示し、同期符号検出信号の検出前は動作せ
ず、同期符号検出信号によりリセットされクロック信号
CKによりカウントアップを行なう。
【0017】PRP;予想受信位置信号であり、この場
合はフライホイールカウンタ30aがカウントアウトと
ならないので予想受信位置信号は出力されない。 Di′;乗換え回路60へ出力される受信データ列であ
り、遅延挿入回路71により遅延が与えられている。
【0018】Sy′;乗換え回路60へ出力される同期
符号検出信号である。 フレーム#2のスロット#1の受信動作を示す。 Di;フレーム#2のスロット#1の同期符号の前後を
拡大して示したものである。
【0019】CK;受信データ列から抽出したクロック
信号である。 Sy;同期符号検出信号であるが、ここでは検出されな
い場合を示す。 FWC;フライホイールカウンタ30aのカウント値を
示し、カウント値p−1でカウントアウトとなる。
【0020】PRP;フライホイールカウンタ30aよ
り出力される予測受信位置信号である。 Di″;乗換え回路60へ出力される受信データ列であ
り、遅延挿入回路71により遅延が与えられている。
【0021】Sy′;同期符号検出信号の代わりに乗換
え回路60へ出力される予想受信位置信号である。 上述の動作はスロット#1について説明したが、スロッ
ト#2、#3についても同様な動作を行なう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例で説明し
た無線通信システムにおいて、フライホイールカウンタ
を設けて、同期符号の予想検出位置を出力する構成で
は、フレームに多重されたスロット数だけのフライホイ
ールカウンタ30aが必要となる。
【0023】また、フレームに複数のスロットが多重さ
れている場合でも、抽出したクロック信号CKが1本の
信号として供給される場合もある。このような場合に
は、スロットの切れ目、あるいは空きスロットでは、ク
ロック信号CKが安定せず、歯抜けとなる場合もあり、
フライホイールカウンタ30aが正常に動作できなくな
る。
【0024】そこで、それぞれのスロットのクロック信
号の位相を保持するクロック同期保持回路12iが必要
となり、回路規模が増大する。ここで使用されるクロッ
ク同期保持回路12iは、例えば、PLL(Phase Loked
Loop)から構成されるものであり、スロット数が増加す
ると、クロック同期保持回路12iのコストも増大す
る。
【0025】さらに、同期符号検出回路10では指定の
幅のアパーチャをもたせ、この範囲内での同期符号の検
出を行なう。しかし、検出条件によっては、誤検出する
場合もあり、このような場合には、結果的にそのフレー
ムが廃棄されることとなり、回線のエラーレイトが上昇
する。
【0026】本発明は、回路規模が小さく、抽出クロッ
ク信号の安定度に依存しない安定な動作を行ない、エラ
ーレイトを低減することが可能なクロック乗換え回路を
実現しようとする。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する図である。図は受信データ列Diからクロック信
号CKを再生し、再生したクロック信号CKから、シス
テムクロック信号SCKに乗換えを行なうクロック乗換
え回路100を示す。
【0028】図中の10は受信データ列Diから同期符
号の検出を行ない同期符号を検出したとき同期符号検出
信号Syを出力する同期符号検出回路であり、20は伝
送速度のn倍の周波数の高速クロック信号を生成する高
速クロック発生回路であり、30は所定の信号RSで初
期化され、高速クロック発生回路20の発生する高速ク
ロック信号HCKをカウントし、所定のカウント値に達
したとき予想受信位置信号PRPを発生するフライホイ
ールカウンタである。
【0029】また、50は同期符号検出回路から出力さ
れる同期符号検出信号Syとフライホイールカウンタ3
0から出力される予想受信位置信号PRPを入力とし
て、その一方を選択して出力するセレクタであり、40
はセレクタ50が同期符号検出信号Syとフライホイー
ルカウンタ30から出力される予想受信位置信号PRP
の何れを選択するかを判定する判定回路であり、60は
受信データ列Diと、セレクタ50から出力される同
期信号と、受信データ列Diから抽出したクロック信号
CKを入力として、システムクロック信号SCKに乗換
えを行なう乗換え回路である。
【0030】かかる構成において、入力データ列Diか
らクロック信号CKを再生し、再生したクロック信号C
Kと受信データ列Diから同期符号を検出する。一方、
高速クロック発生回路20は伝送速度のn倍の速度の高
速クロック信号HCKを出力しおり、フライホイールカ
ウンタ30はフライホイールカウンタ30のカウント値
は所定の信号RSにより初期化され、この高速クロック
信号HCKによりカウントアップされている。
【0031】フライホイールカウンタ30は同期符号を
検出したときのカウント値を保持しておき、次のフレー
ムではフライホイールカウンタ30で保持しておいた前
フレームでのカウント値が同期符号の予測検出位置とな
る。
【0032】同期符号検出回路10で同期符号が検出さ
れなかった場合は、セレクタ50で予想検出位置信号P
RPを選択して出力する。乗換え回路60では、同期符
号Syが入力されたとき、入力したデータ列Diをクロ
ック信号CKで図示省略の記憶回路に書き込み、そのデ
ータをシステムクロック信号SCKで読み出すことによ
りクロック乗換えを行ない出力する。
【0033】このように、高速クロック信号HCKを使
用して、フライホイールカウンタ30を動作させること
により、抽出したクロック信号CKの安定度に依存しな
い安定したクロック信号の乗換えを行なうことが可能と
なる。
【0034】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施の形態(1)
を説明する図である。図中の10、20、40、50、
60はそれぞれ原理図1で説明した同期符号検出回路、
高速クロック発生回路、判定回路、セレクタ、乗換え回
路と同じものである。
【0035】図2においては、原理図1で説明したフラ
イホイールカウンタ30を時間計測用カウンタ31、受
信位置情報保持回路32、一時保持回路33、比較回路
34から構成するとともに、同期符号検出信号が一定の
周期で出力されていない場合に警報情報ALMを出力す
る同期回路11、同期符号が検出されたことを示すフラ
グを設定する同期符号検出フラグ設定回路(図中同期検
出フラグ回路と示す)12、判定回路40が判定を行な
うタイミングを指示するタイミング生成回路21、およ
び、遅延挿入回路71〜74から構成している。また、
原理図1で説明したフライホイールカウンタ30をリセ
ットさせる所定の信号RSとして、受信基準タイミング
信号RTiを使用している。
【0036】図の構成において、時間計測用カウンタ3
1は、受信基準タイミング信号RTiにより初期化さ
れ、高速クロック信号発生回路20の発生する高速クロ
ック信号HCKをカウントし、同期符号検出回路10が
出力する同期符号検出信号Syにより、カウント値を受
信位置情報保持回路32に保持し、次のフレームで、時
間計測用カウンタ31のカウント値が受信位置情報保持
回路32の情報を一時的に保持する一時保持回路33の
カウント値と一致した時点で予想受信位置信号PRPを
出力する。そして、同期符号検出回路10から同期符号
検出信号Syが検出されなかった場合は、予想受信位置
信号PRPを同期符号検出信号Syの代わりに出力して
クロック乗換えを行なう。
【0037】図3は本発明の実施の形態(2)を説明す
る図である。一般的に、基地局装置は複数の移動端末と
の間で通信を行なう。図3は3台の移動端末と通信を行
なう例であり、1フレームは3スロットから構成された
例である。
【0038】図においては、図2で説明した実施の形態
(1)の構成に、さらに、スロットごとに同期符号検出
位置における時間計測用カウンタ31のカウント値値を
保持する受信位置情報保持回路32A〜32Cと、スロ
ットごとに受信位置情報保持回路32A〜32Cの出力
を選択するセレクタ32aと、セレクタ32aの出力を
一時的に保持する一時保持回路33と、時間計測用カウ
ンタ31の出力と一時保持回路33の出力を比較する比
較回路34と、同期符号検出回路10にて同期符号Sy
が検出されたことを示すフラグを設定する同期符号検出
フラグ設定回路12A〜12Cと、その出力を選択する
セレクタ12a、スロットを識別するためのスロットカ
ウンタ22を設けて構成している。図においては、高速
クロック発生回路20は省略し、その出力である高速ク
ロック信号HCKが入力されるものとして記載してい
る。
【0039】また、高速クロック信号HCKは受信デー
タ列Diから抽出したクロック信号CKに比して充分に
高速であれば、伝送速度のn倍となっている必要はな
い。これは、時間計測用カウンタ31により、高速クロ
ック信号HCKを基準として同期符号検出位置を記録
し、次のフレームでこれを再生する。クロック信号が一
致していない場合は、誤差が生ずるがこの誤差が無視で
きる程度に高速であればよい。
【0040】図4は本発明の実施の形態(2)のタイム
チャート(その1)である。以下、タイムチャートによ
り、実施の形態(2)の動作を説明する。 Di;受信データ列を示し、スロット#1〜#3から構
成されるフレーム#1、#2を示す。
【0041】;フレーム#1のスロット#1の先頭の
拡大図である。 Di;受信データ列を示す。 CK;受信データ列Diより再生したクロック信号であ
る。
【0042】HCK;高速クロック信号を示す。 RTi;受信基準タイミング信号であり、それぞれのス
ロットの先頭で、この信号により時間計測用カウンタ3
1はリセットされる。
【0043】CT;時間計測用カウンタ31のカウント
値を示し、受信基準タイミング信号RTiによりリセッ
トされ、高速クロック信号HCKによりカウントアップ
される。
【0044】図5は本発明の実施の形態(2)のタイム
チャート(その2)である。 ;フレーム#1のスロット#1の同期符号の末尾付近
の拡大図である。Diは受信データ列、CKは再生した
クロック信号である。
【0045】Sy;同期符号を正しく検出したことを示
す同期符号検出信号である。 HCK;高速クロック信号を示す。 CT;時間計測用カウンタ31のカウント値であり、カ
ウントPの位置で同期符号検出信号が出力されている。
【0046】RP;受信位置情報保持回路32Aの保持
情報であり、動作開始後、最初の同期符号検出信号Sy
が検出されるまでは不定であり、以降、同期符号検出信
号Syが検出されたときの、時間計測用カウンタ31の
カウント値Pが保持される。
【0047】SyF;同期符号が正しく検出されたこと
を示す同期符号検出フラグである。 Di′;乗換え回路60に出力される受信データ列であ
る。 CK′;乗換え回路60に出力されるクロック信号であ
る。
【0048】Sy′;乗換え回路60に出力される同期
符号検出信号である。矢印で示すポイントが判定回路4
0の判定を行なうタイミングを示す。 図6は本発明の実施の形態(2)のタイムチャート(そ
の3)である。
【0049】;フレーム#2のスロット#1の同期符
号の末尾付近の拡大図であり、同期符号を検出した場合
の動作を示す。 受信データ列Di、クロック信号CK、同期符号検出信
号Sy、高速クロック信号HCK、時間計測用カウンタ
31のカウント値CTは図5と同じである。
【0050】RP;受信位置情報保持回路32Aの保持
情報であり、ここでは、フレーム#1でカウント値Pが
格納されており、フレーム#2のスロット#1の同期符
号が検出された時点で、フレーム#2における時間計測
用カウンタ31のカウント値Pを格納する。縦線は、カ
ウント値が新しいカウント値Pに更新されたことを示し
ている。
【0051】PRP;時間計測用カウンタ31のカウン
ト値がPに達した時点で生成される予想受信位置信号で
ある。 SSe;セレクタ50の選択信号であり、ここでは同期
符号検出回路10の同期符号検出信号Syを選択するの
で「0」のままである。
【0052】乗換え回路60に出力される受信データ列
Di、クロック信号CK′、同期符号検出信号Sy′は
図5と同じである。図7は本発明の実施の形態(2)の
タイムチャート(その4)である。
【0053】;フレーム#2のスロット#1の同期符
号の末尾付近の拡大図であり、同期符号を非検出の場合
の動作を示す。受信データ列Di、クロック信号CK、
高速クロック信号HCK、時間計測用カウンタ31のカ
ウント値CT、予想受信位置信号PRPは図5と同じで
ある。
【0054】ここでは同期符号検出信号Syが検出され
ていない。(図中、同期符号検出信号Syが検出される
べき位置を破線で示している。)。また、RPは受信位
置情報保持回路32Aの保持情報であり、ここでは、フ
レーム#1でカウント値Pが格納されており、フレーム
#2では同期符号検出信号Syが出力されないので、こ
の値は更新されず、そのまま保持される。
【0055】ここで、セレクタ50の選択信号SSe
は、同期符号検出信号Syが出力されないので、予想受
信位置信号PRPを選択する信号を生成する。また、乗
換え回路60に出力される受信データ列Di′、クロッ
ク信号CK′、同期符号検出信号Sy′は図6と同じで
あるが、同期符号検出信号Sy′として予想受信位置信
号PRPが選択されて出力される。
【0056】図8は本発明の実施の形態(3)を説明す
る図である。実施の形態(3)は、図3で説明した実施
の形態(2)の構成に、時間計測用カウンタ31の出力
と、一時保持回路33の出力から、一時保持回路33が
保持している値を中心とする指定の幅のウインドウを生
成するウインドウ生成回路80を設けた構成としてい
る。
【0057】図9は本発明の実施の形態(3)のタイム
チャートである。図は図6のタイムチャートにおいてウ
インドウWDを設定した例であり、フレーム#2のスロ
ット#1の同期符号の末尾付近の拡大図であり、同期符
号を検出した場合の動作を示す。
【0058】受信データ列Di、クロック信号CK、同
期符号検出信号Sy、高速クロック信号HCK、時間計
測用カウンタ31のカウント値CT、受信位置情報保持
回路32Aの保持情報RP、予想受信位置信号PRPは
図6と同じである。
【0059】ただし、図9においては、同期符号検出位
置を指定するウインドウWDを設定してあり、同期符号
検出回路10の検出した同期符号検出信号Syがウイン
ドウWDの幅の中に入っている場合は、同期符号検出信
号Syは正常に検出されたものとして処理を行ない、同
期符号検出信号SyがウインドウWDの幅の中に入って
いない場合には、その同期符号検出信号Syは誤検出で
ある可能性が高いと判定する。
【0060】そこで、選択信号SSeを「1」として、
セレクタ50で予想受信位置信号PRPを選択して出力
し、この信号に基づいて、図示省略の乗換え回路60で
クロック信号の乗換えを行なう。
【0061】図9においても、乗換え回路60に出力さ
れる受信データ列Di′、クロック信号CK′、同期符
号検出信号Sy′は図6と同じである。図10は本発明
の実施の形態(4)を説明する図である。実施の形態
(4)は、図8で説明した実施の形態(3)の構成に、
電波の受信状況を判定する受信状態検出回路(図中受信
状態検出と示す)91と、その状況からウインドウWD
の幅を調整したり、予想受信位置信号PRPを使用しな
い設定を行なう制御回路(図中CPUと示す)92から
構成されるウインドウ制御回路90を設けたものであ
る。
【0062】例えば、端末へ制御バーストを送信した
り、タイムアラインメント制御により指定の端末の収容
するスロット位置の変更指示を行なった場合等では、同
期符号検出位置PRPがフライホイールカウンタ30の
生成する予想検出位置と大きく異なる場合が生ずる。こ
のような場合には、クロック乗換えの制御を行なうウイ
ンドウ制御回路90から、ダイナミックにウインドウW
Dの幅を設定したり、フライホイールカウンタ30の出
力を無効と設定する。フライホイールカウンタ30の出
力を無効と設定した場合には、前回の同期符号検出位置
とは関係なく、今回の同期符号検出信号Syのみにした
がってクロック乗換えが行なわれすべてのデータが有効
となる。
【0063】図11は本発明の実施の形態(5)を説明
する図である。実施の形態(5)は、図8で説明した実
施の形態(3)の構成に、受信標準位置信号生成回路
(図中受信標準位置生成回路と示す)93を設けたもの
である。
【0064】フライホイールカウンタ30は前回の同期
符号検出位置をもとに、今回の受信位置を予測するもの
である。したがって、同期符号が1度も受信されていな
い状態では、フライホイールカウンタ30からは予想受
信位置信号PRPは出力されない。この状態で、同期符
号検出位置で回線エラーが発生した場合には、受信した
データはすべて廃棄される。
【0065】しかし、通常、システム設計上の同期符号
の標準的な受信予想位置が想定されている。そこで、フ
ライホイールカウンタ30が非動作で、同期符号非検出
時には、受信標準位置信号生成回路93の発生する標準
位置で同期符号が検出されたものとして、クロックの乗
換えを行なうことにより、データの廃棄を低減すること
ができる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、フライホイールカウン
タの機能をデータ列から抽出したクロック信号に依存し
ない形態で実現でき、スロットの切れ目等のクロック信
号が歯抜けとなった場合でも、安定なフライホイールカ
ウンタを構成でき、安定したクロック乗換え回路を実現
するができる。
【0067】また、時分割された通信システムにおい
て、フライホイールカウンタの出力をスロットごとに蓄
積しておき、スロットに対応して切替え出力することに
より、回路規模の小さなクロック乗換え回路を実現でき
る。
【0068】さらに、ウインドウ幅の調整が可能なウイ
ンドウを使用し、受信状況によりウインドウ幅を調整す
ることにより安定なクロック乗換え回路を実現できる。
そして、フライホイールカウンタが非動作で、同期符号
非検出時には、システム設計上の標準受信位置で同期符
号が検出されたものとしてクロック乗換えを行なうこと
により、回線エラーレイトを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明する図
【図2】 本発明の実施の形態(1)を説明する図
【図3】 本発明の実施の形態(2)を説明する図
【図4】 本発明の実施の形態(2)のタイムチャート
(その1)
【図5】 本発明の実施の形態(2)のタイムチャート
(その2)
【図6】 本発明の実施の形態(2)のタイムチャート
(その3)
【図7】 本発明の実施の形態(2)のタイムチャート
(その4)
【図8】 本発明の実施の形態(3)を説明する図
【図9】 本発明の実施の形態(3)のタイムチャート
【図10】 本発明の実施の形態(4)を説明する図
【図11】 本発明の実施の形態(5)を説明する図
【図12】 移動体通信システムの例
【図13】 従来例を説明する図(その1)
【図14】 従来例を説明する図(その2)
【図15】 従来例(その2)のタイムチャート
【符号の説明】
100 クロック乗換え回路 110、111〜113 受信回路 121〜123 クロック同期保持回路 10 同期符号検出回路 11 同期回路 12、12A〜12C 同期符号検出フラグ設定回路 12a、32a、40 セレクタ 20 高速クロック発生回路 21 タイミング生成回路 22 スロットカウンタ 30、30a フライホイールカウンタ 31 時間計測用カウンタ 32、32A〜32C 受信位置情報保持回路 33 一時保持回路 34 比較回路 40 判定回路 50 セレクタ 60 乗換え回路 71〜74 遅延挿入回路 80 ウインドウ生成回路 90 ウインドウ制御回路 91 受信状態検出回路 92 制御回路 93 受信標準位置信号生成回路 1 移動体交換機 2−1〜2−3 基地局装置 3−1、3−2 移動体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信データ列からクロック信号を再生
    し、再生したクロック信号から、システムクロック信号
    への乗換えを行なうクロック乗換え回路において、 受信データ列から同期符号の検出を行ない同期符号を検
    出したとき同期符号検出信号を出力する同期符号検出回
    路と、 伝送速度のn倍の周波数の高速クロック信号を生成する
    高速クロック発生回路と、 所定の信号で初期化され、前記高速クロック発生回路の
    発生する高速クロック信号をカウントし、所定のカウン
    ト値に達したとき予想受信位置信号を発生するフライホ
    イールカウンタと、 前記同期符号検出回路から出力される同期符号検出信号
    と前記フライホイールカウンタから出力される予想受信
    位置信号を入力として、その一方を選択して出力するセ
    レクタと、 前記セレクタが同期符号検出信号と前記フライホイール
    カウンタの出力される予想受信位置信号の何れを選択す
    るかを判定する判定回路と、 受信データ列と、前記セレクタから出力される同期信号
    と、受信データ列から抽出したクロック信号を入力とし
    て、システムクロック信号に乗換えを行なう乗換え回路
    から構成したことを特徴とするクロック乗換え回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクロック乗換え回路に
    おいて、 前記フライホイールカウンタを、 受信基準位置信号によりリセットされ、高速クロック信
    号をカウントして時間を計測する時間計測用カウンタ
    と、 複数の端末対応のタイムスロットごとに同期符号検出時
    の前記時間計測用カウンタのカウント値を受信位置情報
    として保持する受信位置情報保持回路と、 前記受信位置情報保持回路に保持した複数のタイムスロ
    ットごとの受信位置情報の1つを一時的に保持する一時
    保持回路と、 前記時間計測用カウンタのカウント値と前記一時保持回
    路に保持したタイムスロットごとの受信位置情報を比較
    し一致したとき、一致検出信号を出力する比較回路で構
    成したことを特徴とするクロック乗換え回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のクロック乗換え回路に
    おいて、 前記受信位置情報保持回路に保持された情報位置情報を
    もとに、前記同期符号検出回路が検出した同期符号検出
    信号が出力されるべき位置を指定するウインドウ生成回
    路を設け、 前記同期符号検出回路が検出した同期符号検出信号の位
    置が前記ウインドウ生成回路が設定したウインドウ内に
    ないときは、前記フライホイールカウンタの出力信号を
    もとにクロック信号の乗換えを行なうことを特徴とする
    クロック乗換え回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のクロック乗換え回路に
    おいて、 前記ウインドウ生成回路のウインドウ幅をデータ受信状
    況により制御するウインドウ制御回路を設けたことを特
    徴とするクロック乗換え回路。
  5. 【請求項5】 請求項1および請求項2に記載のクロッ
    ク乗換え回路において、 同期符号検出信号が一度も検出されず、前記フライホイ
    ールカウンタが動作していない場合に、の受信標準位置
    信号を生成する受信標準位置生成回路を設けたことを特
    徴とするクロック乗換え回路。
JP8245013A 1996-09-17 1996-09-17 クロック乗換え回路 Pending JPH1093545A (ja)

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