JP2924060B2 - デジタル移動通信システム - Google Patents

デジタル移動通信システム

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JP2924060B2
JP2924060B2 JP2084263A JP8426390A JP2924060B2 JP 2924060 B2 JP2924060 B2 JP 2924060B2 JP 2084263 A JP2084263 A JP 2084263A JP 8426390 A JP8426390 A JP 8426390A JP 2924060 B2 JP2924060 B2 JP 2924060B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小ゾーン方式のデジタル移動通信システムに
関し、特に複数の無線基地局から送信される時分割多重
信号の干渉を防止したシステムに関する。
〔従来の技術〕
一般にデジタル移動通信システムでは、無線基地局を
複数箇所に設置しており、各無線基地局からそれぞれ信
号を送信して移動無線電話端末との無線接続を行ってい
る。例えば、第1図はそのシステムの概念図であり、変
換装置1に接続される複数の無線基地局2a〜2nはそれぞ
れ無線ゾーン4a〜4nを有している。そして、これら無線
ゾーン4a〜4n内で移動する移動端末(移動無線電話端
末)3a〜3nとの間で無線による接続を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したシステムにおいては、通常使用する信号には
時分割多重信号を採用しているが、各無線基地局から同
一無線周波数の時分割多重信号を、各無線基地局間でタ
イムスロット同期をとらずに送信した場合には、複数の
無線ゾーンのサービスエリアが重なる地域では信号が衝
突し、適正な無線接続が実行できなくなるという問題が
ある。
また、このようにタイムスロット同期をとらない場合
には、時分割多重信号フレームのあるタイムスロットが
使用中の場合、隣接無線ゾーンではその隣接タイムスロ
ットを使用できず、無線周波数を有効に利用できないと
いう問題もある。
さらに、信号衝突を避けるために隣接無線ゾーンでは
使用する無線周波数を異ならせる方式があるが、このよ
うな方式では移動端末はシステムで使用されるすべての
無線周波数に同調できる無線機を保有しなければならな
い。また、移動端末は無線ゾーン間を移動するときに
は、その都度待ち受ける無線周波数を切り替える制御が
必要となる。これにより、移動端末の小型化、軽量化等
の障害になるという問題もある。
本発明の目的は、周波数の信号の衝突を防止するとと
もに、周波数の有効利用を図り、かつ移動端末の簡易化
を可能とするデジタル移動通信システムを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のデジタル移動通信システムは、変換装置と、
複数の無線ゾーン毎に設置されかつ前記交換装置に有線
伝送路で接続される無線基地局と、この無線基地局に時
分割多重無線伝送路で接続される移動端末とで構成して
おり、変換装置には、同期信号源と、この同期信号源か
らの同期情報とこの同期情報に後続する通話信号とを同
一回線にて前記無線基地局に対して送出する信号送出手
段を設け、また無線基地局には、変換装置から受信した
信号から前記同期情報を抽出する同期情報抽出手段と、
この同期情報抽出手段で抽出された同期タイミングを基
に無線伝送路に送出する時分割多重信号のタイムスロッ
トタイミングを決定する時分割多重信号送出手段を設け
ている。
また、無線基地局には有線伝送路毎に接続される1以
上のチャンネルユニットと、これらチャンネルユニット
と無線区間時分割多重信号のバースト送受信を行う無線
送受信機との開に全チャンネルに共通の信号多重分離回
路とを備えており、チャンネルユニットは、デジタル有
線電話機と同じ有線信号送受信機能と、変換装置より受
信した信号を前記無線区間時分割多重信号の1タイムス
ロット分の形式に変換し蓄積する機能と、信号多重分離
回路から受信した前記無線区間時分割多重信号の1タイ
ムスロット分の信号をデジタル有線電話機インターフェ
イスの形式に変換する機能と、自チャンネルユニットが
無線送受信機を使用するかどうかを示す送信制御情報を
前記信号多重分離回路に出力する機能を有し、また信号
多重分離回路は、無線区間時分割多重信号の送信タイム
スロットの順番に各チャンネルユニットからそれぞれが
変換し蓄積した無線区間時分割多重信号の1タイムスロ
ット分の形式の信号を無線送受信機の変調速度で読み出
し該無線送受信機の変調入力に出力する機能と、各チャ
ンネルユニットから受信した送信制御情報を基に送信タ
イムスロット毎に無線送受信機の送信出力のオン,オフ
を行う機能と、無線送受信機からの復調信号をタイムス
ロット毎に該当するチャンネルユニットに送出する機能
を有している。
この場合、チャンネルユニットに無線区間分割多重信
号のフレームタイミング情報の生成機能と、このフレー
ムタイミング情報を信号多重分離回路に送出する手段を
設け、また信号多重分離回路は前記フレームタイミング
情報を基に無線区間時分割多重信号のタイムスロットの
順番に各チャンネルユニットからそれぞれが変換し蓄積
した無線区間多重信号の1タイムスロット分の形式の信
号を無線送受信機の変調速度で読み出し無線送受信機の
変調入力に出力するように構成することもできる。
〔作用〕
本発明によれば、時分割多重方式のデジタル移動通信
における全無線基地局のタイムスロット同期がとられる
ため、各無線基地局から送信されるタイムスロットが時
間的な重なりを持たないようにし、隣接する無線ゾーン
で同一周波数を割り当てても、無線ゾーンが重なる領域
で信号が衝突することがなく、ある無線基地局が使用し
ているタイムスロットの隣接タイムスロットを隣接無線
ゾーンの無線基地局で使用できる。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
(第1実施例) 第1図乃至第4図は本発明の第1実施例を示す。第1
図は本発明にかかるデジタル移動通信システムのシステ
ム構成図である。上述したように、交換装置1は固定電
話網と複数の無線基地局2a〜2nの間に位置し、各無線基
地局2a〜2nはそれぞれ無線ゾーン4a〜4nを構成するとと
もに無線伝送路を通して移動無線電話端末3a〜3nと接続
されている。
第2図は前記交換装置1のブロック図である。この交
換装置1は蓄積プログラム制御方式の時分割多重電子交
換装置であり、時分割多重通話路スイッチ(TDSW)101
には固定電話網インターフェイス回路(COT)102a〜102
nを介して固定電話網に接続し、また無線基地局インタ
ーフェイス回路(RLC)103a〜103nを介して前記無線基
地局2a〜2nに接続している。さらに、前記固定電話網イ
ンターフェイス回路102a〜102nと無線基地局インターフ
ェイス回路103a〜103nには同期信号発生回路104と主制
御部(CPU)105を接続し、これらによる制御で無線基地
局側と固定電話網側の通話路の接続制御を行っている。
この交換装置1によれば、固定電話網からの移動無線
電話端末に対する着信信号が固定電話網インターフェイ
ス回路102a〜102nにより検出されると、主制御部105は
無線基地局インターフェイス回路103a〜103nを通して無
線基地局2a〜2nに該当の移動無線電話端末に対する呼び
出しを指令し、移動無線電話端末からの応答が無線基地
局2a〜2n,及び無線基地局インターフェイス回路103a〜1
03nを通して受信されると、該当する無線基地局インタ
ーフェイスと固定電話網インターフェイス回路間の通話
路を接続するとともに、固定電話網インターフェイス回
路102a〜102nを通して固定電話網に応答する。
なお、時分割多重通話路スイッチ101,固定電話網イン
ターフェイス回路102a〜102n,及び無線基地局インター
フェイス回路103a〜103nは時分割多重通話路で接続され
ており、これらに同期信号発生回路104から同期信号と
して供給されるフレーム同期パルスとビット同期パルス
により、相互にフレーム同期及びビット同期をとり、時
分割多重通話路のフレーム同期がとられる。
第3図は前記無線基地局2a〜2nの1つのブロック図で
ある。交換装置1から無線基地局に送出される時分割多
重信号はラインレシーバ201にて論理レベルに変換さ
れ、ビット同期回路202,フレーム同期回路203,制御デー
タ分離回路204に送られる。
ビット同期回路202で抽出されたビット同期パルスを
基にフレーム同期回路203,制御データ分離回路204は信
号を取り込み、フレーム同期パターンを検出しそれに同
期した同期パルスを制御データ分離回路204と無線区間
信号フレーム生成回路205,およびフレームアライナメモ
リ206に出力する。
制御データ分離回路204は同期パルスを基に呼接続制
御情報を含む制御データはマイクロプロセッサ回路207
に、その他のデータはフレームアライナメモリ206に送
出する。
無線区間信号フレーム生成回路205はフレームアライ
ナメモリ206からの信号とマイクロプロセッサ回路207か
らの信号を、無線区間信号クロック発生回路208からの
クロックとフレーム同期回路203からの同期パルスを基
に無線区間のフレーム形式に構成し、かつ同期パルスよ
り決定したタイムスロットタイミングで無線送信機209
の変調入力に送出する。無線送信機209はマイクロプロ
セッサ回路207により通話に使用中のタイムスロットが
知らされており、使用中のタイムスロットの時間だけア
ンテナ201を通して送信動作を行い、他の時間は送信を
休止する。
無線受信機の復調出力信号については、前記送信系の
場合と同様に信号処理されてラインドライバにて有線伝
送路信号に変換されて交換装置に送出される。なお、21
1は無線受信機、212は制御データ分離回路、213はフレ
ーム同期回路、214はビット同期回路、215はフレームア
ライナメモリ、216は有線区間信号フレーム生成回路、2
17は有線区間信号クロック発生回路、218はラインドラ
イバである。
次に、各無線基地局2a〜2nから送信される無線区間時
分割多重信号のタイムスロットの同期が行われること、
換言すれば、各無線基地局が送信するタイムスロットが
時間的な重なりを持たないことを第4図を参照して説明
する。
交換装置1から各無線基地局2a〜2nへ送信される時分
割多重信号は、交換装置1内の同期パルスのタイミング
で信号フレームが開始される。この時分割多重信号のフ
レーム構成はCEPTの30chTDMインターフェイスに準拠し
た32タイムスロット構成で、各フレームの第1タイムス
ロット(TS)にフレーム同期パターン(F)が入れら
れ、第17タイムスロットに制御情報(C)が入れられ、
他のタイムスロットが通話信号に割り当てられて1多重
信号で最大30chの通話路が送受される。
無線基地局2a〜2nは前述のようにフレーム同期パター
ン(F)を検出して同期パルスを生成し、それを基に無
線区間時分割多重信号のタイムスロットのタイミングを
形成している。本実施例では生成した同期パルス間の時
間を30等分し、各時間区間の始めを各タイムスロットの
開始タイミングとなるように決定している。
ここでは、無線基地局2aは交換装置1から送られてく
るフレームの通話信号のうち奇数番目の通話路が割り当
てられていて、無線基地局2bは偶数番目の通話路が割り
当てられている状態を示している。無線基地局2aからは
奇数番目のタイムスロットの時間だけ送信が行われ、偶
数番目のタイムスロットでは送信が休止される。逆に無
線基地局2bからは偶数番目のタイムスロットの時間だけ
送信が行われ、奇数番目のタイムスロットでは送信が休
止される。つまり各無線基地局からはそれぞれが使用し
ているタイムスロットの間だけバースト送信が行われ、
各タイムスロットには移動無線電話端末のバースト同期
の確保のためガード時間が設けられている。
以上により、第4図の最下段に示すように各無線基地
局から送信されるタイムスロット信号は時間的重なりを
持たないように送信される。
したがって、この同期方式では、隣接する無線ゾーン
で同一無線周波数を割り当ててもある無線基地局が使用
しているタイムスロットの隣接タイムスロットを隣接無
線ゾーンの無線基地局で使用できるため周波数の有効利
用が可能となる。
(第2実施例) 第5図ないし第11図は本発明の第2実施例を示す図で
あり、第1図に示したシステムに基づいている。第5図
は本実施例における交換装置1のブロック図であり、第
1実施例と同一部分には同一符号を付してある。ここで
は、時分割多重通話路スイッチ101に接続する無線基地
局インターフェイス回路を、各無線基地局2a〜2nのそれ
ぞれに複数個、すなわち103a〜103an,103na〜103nnだけ
接続している。
この交換装置1では、固定電話網からの移動無線電話
端末に対する着信信号が固定電話網インターフェイス回
路102a〜102nにより検出されると、主制御部105は無線
基地局インターフェイス回路103aa〜103an,103na〜103n
nを通して各無線基地局2a〜2nに該当の移動無線電話端
末に対する呼び出しを指令し、移動無線電話端末からの
応答が無線基地局2a〜2n、無線基地局インターフェイス
回路103aa〜103an,103na〜103nnを通して受信されると
該当する固定電話網インターフェイス回路と無線基地局
インターフェイス回路間の通話路を接続するとともに、
固定電話網インターフェイス回路102a〜102nを通して固
定電話網に応答する。
この交換装置1では、無線基地局2a〜2nとの間はデジ
タル伝送路で接続されており、送受される信号の構成を
第9図に示す。交換装置1内での同期パルスは8KHzで、
この同期パルスに同期して同期情報Fと制御情報C及び
PCM符号化された音声情報より構成されるフレーム信号
が送受される。制御情報は主制御部105により読み書き
される情報で呼接続制御信号が含まれている。PCM符号
化された音声情報は交換装置内部のPCM時分割多重通話
路との間で同期パルスに従って受け渡しされる。なお、
各無線基地局に送出される信号のフレームタイミングは
交換装置内の同一の同期パルス源に基づいているため完
全に一致している。
第6図は前記無線基地局2a〜2nの1つのブロック図で
ある。同図において、無線基地局は、複数個のチャンネ
ルユニット21a〜21nと、これらのチャンネルユニット21
a〜21nが接続される信号多重分離回路22と、無線送受信
機23と、アンテナ24を有している。
前記チャンネルユニット21a〜21nは一通話分のインタ
ーフェイスユニットあり、で各無線基地局にはその無線
ゾーンの通話トラフィックに応じて必要数だけ設置され
る。ただし、設置可能な最大数は無線区間の時分割多重
信号の多重数と同じである。
前記信号多重分離回路22は各チャンネルユニット21a
〜21nが生成する無線区間信号バーストを無線送受信機2
3の変調入力端に時分割多重して送出し、また無線送受
信機23の復調出力端からの時分割多重信号を各チャンネ
ルユニット21a〜21nに対応するように分離して出力す
る。また、無線送受信機23の送信出力をバースト対応に
オン,オフするためのインターフェイス、および受信電
界情報をチャンネルユニットに伝えるためのインターフ
ェイスの機能を有する。
無線送受信機23は信号多重分離回路22から入力される
デジタル変調信号で搬送波を変調し、信号多重分離回路
22からの信号に従って送信出力をオン,オフしながらバ
ースト送信する。また、移動無線電話端末がバースト送
信する信号を復調した復調信号と受信電界強度を示す信
号を信号多重分離回路22に出力する。
第7図は前記チャンネルユニット21a〜21nの1つのブ
ロック図である。同図において、交換装置1から無線基
地局2a〜2nに送出される信号はラインレシーバ221にて
論理レベルに変換されて、クロック再生回路222,フレー
ム同期回路223,制御情報分離回路224に送られる。
クロック再生回路222で抽出されたビット同期パルス
を基に、フレーム同期回路223,制御情報分離回路224は
信号を取り込み、フレーム同期回路223はフレーム同期
パターンを検出し、それに同期した同期パルスを制御情
報分離回路224,コード変換回路225,バッファメモリ226,
および制御情報挿入・バースト生成回路227を通し、前
記信号多重回路22へ出力する。
制御情報分離回路224は同期パルスを基に呼接続制御
情報を含む制御情報は制御回路228に、その他のデータ
はコード変換回路225に送出する。コード変換回路225は
PCM符号をADPCM符号に変換し、バッファメモリ226に出
力する。制御情報挿入・バースト生成回路227はバッフ
ァメモリ226に蓄積されたADPCMコードと制御回路228か
らの制御情報とを第10図に示す無線区間信号のバースト
信号に構成して蓄積し、信号多重分離回路22からのシフ
トクロックに従って出力する。
また、制御回路228は制御情報の処理のほか、無線送
受信機23を送信状態とするかどうかを示す信号を信号多
重分離回路22に出力したり、無線送受信機23からの受信
電界情報を信号多重分離回路22を通して受信する。
なお、第10図は音声のmサンプル分のPCMコード、す
なわち交換装置1から無線基地局2a〜2nに送られてくる
mフレーム分のPCMコードがm個のADPCMコードに変換さ
れて、それらが無線区間信号の1バースト内に予め定め
られた順番で入れられている様子を示している。なお、
Sは同期情報,Cは制御回路から与えられた制御情報であ
る。
一方、信号多重分離回路22からシフトクロックに従っ
て取り込んだ信号は、ほぼ上述とは逆の信号処理が行わ
れ、ラインドライバ234にて伝送路信号にレベル変換さ
れて交換装置1に出力される。なお、第7図において、
229は制御情報分離回路、230はコード変換回路、231は
バッファメモリ、232は制御情報挿入回路、233は送信ク
ロック発生回路、234はラインドライバである。
第8図は信号多重分離回路22のブロック図である。信
号多重回路240はある1つのチャンネルユニット、この
実施例ではCHU1からの同期パルスとクロックを基にチャ
ンネルユニット毎に順に呼び出しクロックを出力してチ
ャンネルユニット21a〜21nのバースト生成回路227に蓄
積されている送信バースト信号を1ビットずつ読み出す
とともにレベル変換回路241を通して無線送受信機23の
変調入力に出力する。
信号分離回路242は無線送受信機23からレベル変換回
路243を通して受信した復調信号を、復調信号よりクロ
ック再生回路244にて再生したクロックおよびフレーム
同期回路245にて生成される同期パルスを基に取り込
み、チャンネルユニット21a〜21nからの同期パルスとク
ロックに従ってチャンネルユニット21a〜21nに対応する
クロックを出力しながらそれに同期する形で受信バース
ト信号を送出する。
送信制御回路246はチャンネルユニット21a〜21nから
の同期パルスと送信制御情報を基に送信オン,オフ信号
を無線送受信機の送信制御端子に出力する。
なお、無線送受信機23からの受信電界情報はレベル変
換回路247によりレベル変換されて全チャンネルユニッ
トに出力される。
第11図は無線区間の時分割多重信号の構成を多重数が
8の場合について示したものである。チャンネルユニッ
ト毎のバースト信号がチャンネルユニット番号順にガー
ドタイムを挟む形で順次送信される。もちろん、使用中
でないチャンネルユニットに対応するバースト信号は送
信されず、その時間区間は送信機も休止され、他の無線
基地局で使用可能になる。すなわち、交換装置で使用す
るチャンネルユニット(これは交換装置1の無線基地局
インターフェイス回路に1対1に対応する)を無線ゾー
ンが隣接するかどうか含めてシステム全体にわたって管
理することにより、隣接する無線ゾーンで同一の無線周
波数を割り当てることも可能である。
したがって、隣接する無線ゾーンで同一無線周波数を
割り当てても、ある無線基地局が使用しているタイムス
ロットの隣接タイムスロットを隣接無線ゾーンの無線基
地局で使用できるため、周波数の有効利用を図ることが
できる。
ここで、前記実施例では交換装置は移動通信システム
に準備されたものとして説明したが、デジタル電話機を
内線電話として収容可能ならばPCM時分割PABXでも容易
に実現可能でデジタル交換無線電話システムが構築可能
である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、時分割多重方式
のデジタル移動通信における全無線基地局のタイムスロ
ット同期がとられるため、各無線基地局から送信される
タイムスロットが時間的な重なりを持たないようにでき
るため、隣接する無線ゾーンで同一周波数を割り当てて
も、無線ゾーンが重なる領域で信号が衝突することがな
く、ある無線基地局が使用しているタイムスロットの隣
接タイムスロットを隣接無線ゾーンの無線基地局で使用
できるため、周波数の有効利用を図ることができる。ま
た、これにより、移動無線電話端末の構成を簡略化で
き、小型化,軽量化を実現することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るデジタル移動通信システムのシス
テム図、第2図は本発明の第1実施例の交換装置のブロ
ック図、第3図は第1実施例の無線基地局のブロック
図、第4図は無線基地局における信号構成図、第5図は
本発明の第2実施例の交換装置のブロック図、第6図は
第2実施例の無線基地局のブロック図、第7図は第2実
施例のチャンネルユニットのブロック図、第8図は第2
実施例の信号多重分離回路のブロック図、第9図は交換
装置と無線基地局間の信号構成図、第10図は無線基地局
のチャンネルユニットにおけるバースト信号生成に関す
る説明図、第11図は無線区間の信号構成図である。 1……交換装置、2a〜2n……無線基地局、3a〜3n……移
動無線電話端末、4a〜4n……無線ゾーン、21a〜21n……
チャンネルユニット、22……信号多重分離回路、23……
無線送受信機、24……アンテナ、101……時分割多重通
話路スイッチ、102a〜102n……固定電話網インターフェ
イス回路、103a〜103n,103aa〜103an,103na〜103nn……
無線基地局インターフェイス回路、104……同期信号発
生回路、105……主制御部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換装置と、複数の無線ゾーン毎に設置さ
    れかつ前記交換装置に有線伝送路で接続される無線基地
    局と、この無線基地局に時分割多重無線伝送路で接続さ
    れる移動端末とで構成され、前記交換装置と無線基地局
    との間の距離が短く有線伝送路の遅延の影響が無い小ゾ
    ーン方式のデジタル移動通信システムであって、前記交
    換装置には、同期信号源と、この同期信号源からの同期
    情報とこの同期情報に後続する通話信号とを同一回線に
    て前記無線基地局に対して送出する信号送出手段を設
    け、前記無線基地局は、前記交換装置から受信した信号
    から前記同期情報を抽出する同期情報抽出手段と、この
    同期情報抽出手段で抽出された同期タイミングを基に無
    線伝送路に送出する時分割多重信号のタイムスロットタ
    イミングを決定する時分割多重信号送出手段を設けたこ
    とを特徴とするデジタル移動通信システム。
  2. 【請求項2】交換装置と、複数の無線ゾーン毎に設置さ
    れかつ前記交換装置に有線伝送路で接続される無線基地
    局と、この無線基地局に時分割多重無線伝送路で接続さ
    れる移動端末とで構成され、前記交換装置と無線基地局
    との間の距離が短く有線伝送路の遅延の影響が無い小ゾ
    ーン方式のデジタル移動通信システムであって、前記無
    線基地局には有線伝送路毎に接続される1以上のチャン
    ネルユニットと、これらチャンネルユニットと無線区間
    時分割多重信号のバースト送受信を行う無線送受信機と
    の間に全チャンネルに共通の信号多重分離回路とを備
    え、前記チャンネルユニットは、デジタル有線電話機と
    同じ有線信号送受信機能と、前記交換装置より受信した
    信号を前記無線区間時分割多重信号の1タイムスロット
    分の形式に変換し蓄積する機能と、前記信号多重分離回
    路から受信した前記無線区間時分割多重信号の1タイム
    スロット分の信号をデジタル有線電話機インターフェイ
    スの形式に変換する機能と、自チャンネルユニットが無
    線送受信機を使用するかどうかを示す送信制御情報を前
    記信号多重分離回路に出力する機能を有し、前記信号多
    重分離回路は、無線区間時分割多重信号の送信タイムス
    ロットの順番に各チャンネルユニットからそれぞれが変
    換し蓄積した無線区間時分割多重信号の1タイムスロッ
    ト分の形式の信号を無線送受信機の変調速度で読み出し
    該無線送受信機の変調入力に出力する機能と、各チャン
    ネルユニットから受信した送信制御情報を基に送信タイ
    ムスロット毎に無線送受信機の送信出力のオン,オフを
    行う機能と、無線送受信機からの復調信号をタイムスロ
    ット毎に該当するチャンネルユニットに送出する機能を
    有することを特徴とするデジタル移動通信システム。
  3. 【請求項3】チャンネルユニットに無線区間分割多重信
    号のフレームタイミング情報の生成機能と、前記フレー
    ムタイミング情報を信号多重分離回路に送出する手段を
    設け、前記信号多重分離回路は前記フレームタイミング
    情報を基に無線区間時分割多重信号のタイムスロットの
    順番に各チャンネルユニットからそれぞれが変換し蓄積
    した無線区間多重信号の1タイムスロット分の形式の信
    号を無線送受信機の変調速度で読み出し無線送受信機の
    変調入力に出力するように構成してなる特許請求の範囲
    第2項記載のデジタル移動通信システム。
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