JPH0787558A - ディジタルコードレス電話システム - Google Patents

ディジタルコードレス電話システム

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Publication number
JPH0787558A
JPH0787558A JP6165026A JP16502694A JPH0787558A JP H0787558 A JPH0787558 A JP H0787558A JP 6165026 A JP6165026 A JP 6165026A JP 16502694 A JP16502694 A JP 16502694A JP H0787558 A JPH0787558 A JP H0787558A
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JP
Japan
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signal
base station
radio base
frame
tdma
Prior art date
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Application number
JP6165026A
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English (en)
Inventor
Tatsu Nakahara
達 中原
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の無線基地局間の同期を、試験、調整を
行うこと無く可能にする。 【構成】 マスター無線基地局10aでは、回線インタ
フェース部11aがフレーム同期信号を抽出する。タ
イミング生成部16aはフレーム同期信号からTDM
Aフレーム同期信号を生成する。遅延部17は、TD
MAフレーム同期信号をフレーム同期信号の1フレーム
分遅延させた信号を出力する。一方、スレーブ無線基
地局10bでは、回線インタフェース部15bがフレー
ム同期信号を抽出する。フレーム同期信号はフレー
ム同期信号と同一の信号である。無線フレーム送出タ
イミング信号発生部18は、フレーム同期信号にTD
MAフレーム同期信号を同期させて無線フレーム送出
タイミング信号を出力する。TDMAフレーム同期信
号には伝送遅延があるので、無線フレーム送出タイミ
ング信号の位相は、信号に一致する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルコードレス
電話システムに関し、特に無線基地局間の同期を確立す
る無線フレーム同期信号の通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動無線電話端末(ディジタルコ
ードレス電話)を用いた通信を可能にするために、図3
に示すように、公衆電話網に接続された交換局31と、
交換局31に有線回線で接続された複数の無線基地局3
2a,32b,及び32cとを備えたディジタルコード
レス電話システムがある。
【0003】複数の無線基地局32a,32b,及び3
2cは、それぞれ、サービスエリア33a、33b、及
び33cを有しており、このサービスエリア内に存在す
る移動無線電話端末との間で通信を行うことができる。
例えば、サービスエリア33a内に存在する移動無線電
話端末34a及び34bは、無線基地局32aとの間で
通信を行うことができる。
【0004】無線基地局32と移動無線電話端末34と
の間の通信は、送信と受信とをTDD(タイム・ディビ
ジョン・デュプレックス:Time Division Duplex)方式
で行い、さらにTDMA(タイム・ディビジョン・マル
チプル・アクセス:Time Division Multiple Access )
ディジタル通信方式により複数の移動無線電話端末34
との間で同時に行うことが可能である。
【0005】無線基地局32と移動無線電話端末34と
の間の通信で使用されるTDMA/TDDフレームは、
例えば、図4に示すように、1フレームの長さが5.0
mSで、長さ0.625mSのスロットを8個有している。
そして、第1乃至第4のスロットは、無線基地局32側
の送信スロット、即ち、移動無線電話端末34の受信ス
ロットとして使用される。また、第5乃至第8のスロッ
トは、無線基地局32側の受信スロット、即ち、移動無
線電話端末34の送信スロットとして使用される。
【0006】詳述すると、無線基地局32と移動無線電
話端末34との間で通信を行う場合、1つの移動無線電
話端末34には、1フレーム当たり、1つの受信スロッ
トと、1つの送信スロットが割り当てられる。例えば、
図3に示す無線基地局32aと移動無線電話端末34a
との間で通信を行う場合、図5の上段に示すように移動
無線電話端末34aには、受信用として各フレーム内の
第2スロットが、送信用として第5スロットが割り当て
られることが考えられる。
【0007】ここで、実際に、無線基地局32aと移動
無線電話端末34aとの間での通信を実現するには、無
線基地局32aと移動無線電話端末34aとが同じ時間
を刻む精度の優れた基準信号発生回路を持ち、無線基地
局32aと移動無線電話端末34aとで同期を確立する
必要がある。そこで、無線基地局32aから、移動無線
電話端末34aに対して無線フレーム同期信号を送信
し、移動無線電話端末34aは同期を確立する。
【0008】移動無線電話端末34aが同一サービスエ
リア内に存在しつづける場合は、以上のようにして無線
基地局32aとの間で通信を行うことが可能である。所
が、移動無線電話端末34aが別のサービスエリア内へ
移動すると、無線基地局同士の同期が重要となる。
【0009】図3において、移動無線電話端末34a
が、あるサービスエリアから他のサービスエリアへ移動
する場合に着いて説明する。始め、移動無線電話端末3
4aは、無線基地局32aのサービスエリア33a内に
位置し、無線基地局32aと通信を行っているものとす
る。そして、移動無線電話端末34aは、次第にサービ
スエリア33bへ移動していく場合を考える。このと
き、無線基地局32aでは電界強度が低下してくるた
め、移動先の無線基地局32bへ通信先を切り替えなけ
ればならない。ここで、無線基地局32aと無線基地局
32bとの間において、図5に示すように、同期が確立
されていると、同一チャネル(第2スロット及び第5ス
ロット)を使用することが可能となり、スムーズな切り
替えができる。ところが、図6に示すように、無線基地
局32aの無線フレーム同期信号と無線基地局32bの
無線フレーム同期信号との間にΔTのずれがある場合、
双方のサービスエリアが重なり合う領域においては、同
一チャネルを使用することができない。つまり、通信先
の切り替えに2種のチャネル(第2のスロットと第5ス
ロットに加え、第1スロット及び第4スロット)を必要
とするので、無線基地局32bにおけるチャネルの使用
効率が悪化する。また、双方のサービスエリアが重なり
合う領域においては、互いにスロットが衝突するため、
互いに隣り合うスロットを異なる無線基地局が使用して
いる場合には、そのスロットを用いた通信が不可能にな
る。
【0010】これら無線基地局間の同期を高精度で取る
方法として、人工衛星からの電波を利用する方法が考え
られるが、設備が大規模となりコストの点で一般的では
ない。そこで、一般的には、図7に示すように、いずれ
か1つの無線基地局、例えば、無線基地局32aをマス
ター無線基地局と定め、マスター無線基地局と他の無線
基地局(スレーブ無線基地局)とを信号線71で接続し
て、マスター無線基地局からスレーブ無線基地局へ無線
フレーム同期信号を送信して同期を確立するようにして
いる。この様な方法は、例えば、特開昭59−6642
号公報に記載されている。
【0011】この同期方法の場合、無線基地局間の距離
が問題となる。すなわち、無線フレーム同期信号の伝播
遅延が問題となる。そこで、以下のようにして、予め、
伝播遅延時間を求めておく必要がある。
【0012】まず、図8に示すように、マスター無線基
地局32aとスレーブ無線基地局32bとを、長さLの
一対のケーブルで接続する。一方は、無線フレーム同期
信号用ケーブル81、他方は、折り返し用ケーブル82
である。これらケーブルは、マスター無線基地局32a
において折り返し信号発生装置83に接続され、スレー
ブ無線基地局32bにおいて互いに接続される。
【0013】次に、折り返し信号発生装置83を用い
て、試験用パルス信号を無線フレーム同期信号用ケーブ
ル81に送出する。試験用パルス信号は無線フレーム同
期信号用ケーブル81及び折り返し用ケーブル82を通
って折り返し信号発生装置83に戻り遅延時間ΔT60
が求められる。ここで、試験用パルス信号は、2Lの距
離に基づく遅延であるため、実際の遅延時間はΔT60
/2である。
【0014】この遅延時間に基づいて、マスター無線基
地局32aは、無線フレーム同期信号の送出を制御す
る。これにより、複数のスレーブ無線基地局は、マスタ
ー無線基地局32aに対して同期を確立することができ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタルコー
ドレス電話システムでは、無線基地局間の相互の同期を
確立するために、試験用パルス信号を折り返すための折
り返し用ケーブルを敷設し、さらに、遅延時間の測定を
行う必要があり、無線基地の設置、運用が繁雑であると
いう問題点がある。
【0016】本発明は、無線基地局間の同期を確立する
ために試験を行う必要がなく、従って、試験用装置等を
必要としないディジタルコードレス電話システムを提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、交換局
に接続された複数の無線基地局を有するディジタルコー
ドレス電話システムにおいて、前記複数の無線基地局の
うちの1つをマスター無線基地局、他をスレーブ無線基
地局と定め、前記マスター無線基地局に前記交換局から
送信されてくる網同期信号に基づいてTDMAフレーム
同期信号を生成する手段と、前記TDMAフレーム同期
信号を前記スレーブ無線基地局に送出する手段とを設け
るとともに、前記スレーブ無線基地局に前記交換局から
送信されてくる網同期信号に基づいて前記マスター無線
基地局から送られてきた前記TDMAフレーム同期信号
の位相を調整する手段を設けたことを特徴とするディジ
タルコードレス電話システムが得られる。
【0018】また、本発明によれば、交換局に接続され
たマスター無線基地局及び複数のスレーブ無線基地局を
有し、前記マスター無線基地局が、前記交換局から送信
されてくる入力信号から第1の網同期信号を抽出する第
1の抽出手段と、前記第1の網同期信号からTDMAフ
レーム同期信号を生成するTDMAフレーム同期信号生
成手段と、前記TDMAフレーム同期信号を前記複数の
スレーブ無線基地局へ出力する出力手段と、前記第1の
網同期信号と前記TDMAフレーム同期信号とに基づい
て無線信号の送出タイミングを規定する第1の無線フレ
ーム同期信号を生成する無線フレーム同期信号生成手段
とを備え、前記複数のスレーブ無線基地局がそれぞれ、
前記交換局から送信されてくる入力信号から第2の網同
期信号を抽出する第2の抽出手段と、前記マスター無線
基地局から出力される前記TDMAフレーム同期信号の
位相を前記第2の網同期信号に基づいて調整して無線信
号の送出タイミングを規定する第2の無線フレーム同期
信号を生成する第2の無線フレーム同期信号生成手段と
を備えたことを特徴とするディジタルコードレス電話シ
ステムが得られる。
【0019】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1に本発明の一実施例を示す。本実施例のマス
ター無線基地局10aは、ディジタル公衆回線(ISD
N網)に接続される回線インタフェース部11aと、無
線フレームのタイミング制御及びTDMA/TDDフレ
ームのタイミング制御を行うTDMA制御部12aと、
TDMA制御部12aより送出された制御タイミングで
無線信号を変調する無線信号変調部13aと、無線送信
部14aと、回線インタフェース部11aで抽出された
網同期信号に合わせたクロック信号をTDMA制御部1
2aへ供給する可変周波発振部15aと、回線インタフ
ェース部11aで抽出されたディジタル公衆回線のフレ
ーム同期信号から無線送受信タイミングの基準となるT
DMAフレーム同期信号を生成するタイミング生成部1
6と、タイミング生成部16からのTDMAフレーム同
期信号を遅延させる遅延部17とを有している。
【0020】一方、本実施例のスレーブ無線基地局10
bは、マスター無線基地局10aと同様、回線インタフ
ェース部11b、TDMA制御部12b、無線信号変調
部13b、無線送信部14b、可変周波発振部15bを
有している。また、スレーブ無線基地局10bは、さら
に、回線インタフェース部11bからのフレーム同期信
号とタイミング生成部16からのTDMAフレーム同期
信号とに基づいて無線フレーム送出タイミングを決定す
る無線フレーム送出タイミング信号発生部18を有して
いる。
【0021】次に、これらの無線基地局の動作を図1及
び図2を参照して説明する。ここで、各無線基地局が送
信するTDMA/TDDフレームは、1フレームの長さ
が5.0mSであり、長さ625μsのスロットを8個
(送信用4個、受信用4個)有しているものとする。ま
た、各無線基地局には、それぞれ2つの情報チャネル
(Bチャネル)を有するディジタル公衆回線が2回線づ
つ接続されているものとする。
【0022】まず、マスター無線基地局10aでは、図
示しない交換局からディジタル公衆回線を介して送信さ
れてくる多重信号から、回線インタフェース部11a
が、音声符号化データのみを抽出してTDMA制御部1
2aへ出力する。この多重信号は、192kbit/sの速度
で交換局から送出されており、各回線における2つの情
報チャネルのチャネル速度は、それぞれ64kbit/sであ
る。従って、TDMA制御部12aへは、2回線4チャ
ネルの音声符号化データがそれぞれ64kbit/sの速度で
並列に入力される。
【0023】また、回線インタフェース部11aは、入
力された多重信号からディジタル公衆回線の網同期信号
(8Kbps)を検出して、可変周波発振部15aへ出
力する。可変周波発振部15aは、網同期信号を受け
て、ビット同期を取るための384kbit/sのクロック信
号を発生し、TDMA制御部12aへ出力する。
【0024】さらにまた、回線インタフェース部11a
は、検出した網同期信号を2分周してフレーム同期信号
を生成し、タイミング生成部16へ出力する。なお、
このフレーム同期信号は繰り返し周期250μsのパ
ルス信号である。また、この様な回線インタフェース部
11aは、NEC製μPD98201で実現することが
できる。
【0025】TDMA制御部12aは、可変周波発振部
15aからのクロック信号に従って、入力された音声符
号化データをTDMA/TDDフレームに時分割多重処
理し、無線信号変調部13aへ出力する。詳述すると、
TDMA制御部12aは、まず、並列に入力された4つ
の64kbit/sの音声符号化データを、各々32kbit/sの
ADPCM符号に変換する。そして、ADPCM符号に
変換した4つの音声符号化データを、それぞれバッファ
(RAM)に5ms間バッファリングする。つまり、4つ
のバッファには、それぞれ160bit のADPCM符号
が蓄積される。次に、384kbit/sのクロックを用い
て、これら4つのバッファから順番に、160bit 分の
ADPCM符号を打ち出す。そして、各バッファから打
ち出されたADPCM符号に、それぞれ付随データを付
与して、長さ625μsの送信用スロットに収容してい
く。これにより、4つの送信スロット(合計長さ2.5
ms)にそれぞれ送信データが収容されたTDMA/TD
Dフレームが得られる。無線信号変調部13aは、入力
されたTDMA/TDDフレームを変調して無線送信部
14aへ出力する。
【0026】他方、タイミング生成部16は、フレーム
同期信号に基づいて、このマスター無線基地局10a
における無線送出の基準となる繰り返し周期5msのT
DMAフレーム同期信号をフレーム同期信号に同期
したタイミングで生成する。このTDMAフレーム同期
信号は、遅延部17へ送出されると共に、スレーブ無
線基地局10bの無線フレーム送出タイミング信号発生
部18へ出力される。
【0027】遅延部17は、TDMAフレーム同期信号
を、フレーム同期信号の1周期に等しい時間(ΔT
1=250μs)だけ遅延させて無線送信部14aへ出
力する。無線送信部14aは、変調されたTDMA/T
DDフレームを、TDMAフレーム同期信号に同期し
たタイミングでアンテナから送出する。この様にして、
マスター無線基地局10aでは、ディジタル公衆回線の
フレーム同期信号に同期した送信タイミングでTDMA
/TDDフレームの送信を行うことができる。
【0028】次に、スレーブ無線基地局10bの動作を
説明する。ここで、回線インタフェース部11b、TD
MA制御部12b,無線信号変調部13b,及び可変周
波発振部15bは、それぞれ、マスター無線基地局の回
線インタフェース部11a、TDMA制御部12a,無
線信号変調部13a,及び可変周波発振部15aと全く
同じ動作を行うのでその説明を省略する。
【0029】スレーブ無線基地局10bでは、回線イン
タフェース部11bからのフレーム同期信号と、マス
ター無線基地局10aのタイミング生成部16からのT
DMAフレーム同期信号とが、無線フレーム送出タイ
ミング信号発生部18に入力される。ここで、マスター
無線基地局10aとスレーブ無線基地局10bとは、同
一の交換局から多重信号の供給を受けており、フレーム
同期信号は、マスター無線基地局10aにおけるフレ
ーム同期信号と完全に同期している。また、TDMA
フレーム同期信号は、TDMAフレーム同期信号と
同一の信号であるが、TDMAフレーム同期信号に対
し、伝播遅延分(ΔT2)だけ位相がずれている。
【0030】無線フレーム送出タイミング信号発生部1
8は、例えば、シフトレジスタとAND回路とで構成す
ることができる。この無線フレーム送出タイミング信号
発生部18は、TDMAフレーム同期信号の立ち上が
りを検出して、次に入力されるフレーム同期信号の立
ち上がりに同期して、スレーブ無線基地局無線フレーム
送出タイミング信号を出力する。図2より明らかなよ
うに、スレーブ無線基地局無線フレーム送出タイミング
信号は、フレーム同期信号及びマスター無線基地局
無線フレーム送出タイミング信号に同期している。
【0031】この様に本実施例では、マスター無線基地
局では、TDMAフレーム同期信号をフレーム同期信
号の1フレーム分だけ遅延させてマスター無線基地局
無線フレーム送出タイミング信号とし、スレーブ無線
基地局では、マスター無線基地局から送信されてくるT
DMAフレーム同期信号をフレーム同期信号に同期
させることにより、双方の無線フレーム送出タイミング
信号は全く同一の信号となる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、マスター無線基地局に
おいて、網同期信号に基づくTDMAフレームを生成
し、さらに網同期信号に同期させて無線フレーム送出タ
イミングを決定し、スレーブ無線基地局において、マス
ター無線基地局で生成されたTDMAフレームを網同期
網に同期させるようにしたことで、マスター無線基地局
及びスレーブ無線基地局の双方で全く同一の無線フレー
ム送出タイミング信号が得られる。従って、マスター無
線基地局とスレーブ無線基地局の同期を確立させるため
の試験も、試験用装置も必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1の装置の各部の信号を表わすタイムチャー
トである。
【図3】従来のディジタルコードレス電話システムの概
略図である。
【図4】TDMA/TDDフレームを説明するための図
である。
【図5】従来のディジタルコードレス電話システムの動
作を説明するためのタイムチャートである。
【図6】従来のディジタルコードレス電話システムの動
作を説明するためのタイムチャートである。
【図7】従来の無線基地局間の同期を確立したディジタ
ルコードレス電話システムの概略図である。
【図8】従来の無線基地局間の同期を確立したディジタ
ルコードレス電話システムの問題点を説明するための図
である。
【符号の説明】
10a マスター無線基地局 10b スレーブ無線基地局 11a,11b 回線インタフェース部 12a,12b TDMA制御部 13a,13b 無線信号変調部 14a,14b 無線送信部 15a,15b 可変周波発振部 16 タイミング生成部 17 遅延部 18 無線フレーム送出タイミング信号発生部 31 交換局 32a,32b,32c 無線基地局 33a,33b,33c サービスエリア 34a,34b 移動無線電話端末 71 信号線 81 無線フレーム同期信号用ケーブル 82 折り返し用ケーブル 83 折り返し信号発生装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆電話網の交換局に接続される単一の
    マスター無線基地局と、前記交換局と前記マスター無線
    基地局とに接続され、前記マスター無線基地局に制御さ
    れる少なくとも1つのスレーブ無線基地局とを有し、前
    記マスター無線基地局及び前記スレーブ無線基地局が、
    それぞれ、交換局から送信されてくる多重信号をTDM
    Aフレーム形式の送信信号に変換して送出するディジタ
    ルコードレス電話システムにおいて、前記マスター無線
    基地局及び前記スレーブ基地局は、それぞれ前記多重信
    号とフレーム同期を確立してフレーム同期信号を出力す
    るインタフェース手段を有し、前記マスター無線基地局
    が、前記フレーム同期信号からTDMAフレーム同期信
    号を生成するTDMAフレーム同期信号生成手段と、前
    記TDMAフレーム同期信号を前記スレーブ無線基地局
    へ供給する供給手段と、前記TDMAフレーム同期信号
    を前記フレーム同期信号の1フレームに等しい時間遅延
    させて前記送信信号の送出タイミングを規定する第1の
    送出タイミング信号とする遅延手段とを有し、前記スレ
    ーブ無線基地局が前記TDMAフレーム同期信号を受
    け、前記フレーム同期信号に同期させて前記送信信号の
    送出タイミングを規定する第2の送出タイミング信号と
    する送出タイミング調整手段とを有することを特徴とす
    るディジタルコードレス電話システム。
  2. 【請求項2】 公衆電話網の交換局に接続される単一の
    マスター無線基地局と、前記交換局と前記マスター無線
    基地局とに接続され、前記マスター無線基地局に制御さ
    れる少なくとも1つのスレーブ無線基地局とを有し、前
    記マスター無線基地局及び前記スレーブ無線基地局が、
    それぞれ、交換局から送信されてくる多重信号をTDM
    Aフレーム形式の送信信号に変換して送出するディジタ
    ルコードレス電話システムにおいて、前記マスター無線
    基地局及び前記スレーブ基地局は、それぞれ、前記交換
    局から送信されてくる多重信号とフレーム同期を確立し
    てフレーム同期信号及び網同期信号を出力すると共に前
    記多重信号から音声符号化データを抽出するインタフェ
    ース手段と、前記網同期信号に基づいてビット同期用ク
    ロック信号を発生するクロック発振手段と、前記ビット
    同期用クロック信号に基づいて前記音声符号化データを
    TDMAフレーム構成のデータに変換するTDMA制御
    手段と、前記TDMAフレーム構成のデータを変調する
    変調手段と、前記フレーム同期信号からTDMAフレー
    ム同期信号を生成するTDMAフレーム同期信号生成手
    段とを有し、前記マスター無線基地局が、前記TDMA
    フレーム同期信号を前記フレーム同期信号の1フレーム
    に等しい時間遅延させて第1の送出タイミング信号とす
    る遅延手段と、前記第1の送出タイミング信号に同期し
    て前記変調手段で変調された前記TDMAフレーム構成
    のデータを送信する第1の送信手段と、前記TDMAフ
    レーム同期信号を前記スレーブ無線基地局へ供給するT
    DMAフレーム同期信号供給手段とを有し、前記スレー
    ブ無線基地局が、前記TDMAフレーム同期信号供給手
    段から供給された前記TDMAフレーム同期信号を前記
    フレーム同期信号に同期させて第2の送出タイミング信
    号とする送出タイミング調整手段と、前記第2の送出タ
    イミング信号に同期して前記変調手段で変調された前記
    TDMAフレーム構成のデータを送信する第2の送信手
    段とを有することを特徴とするディジタルコードレス電
    話システム。
  3. 【請求項3】 公衆電話網の交換局に接続され、該交換
    局から送信されてくる多重信号をTDMAフレーム形式
    の送信信号に変換して送出するマスター無線基地局にお
    いて、前記多重信号とフレーム同期を確立してフレーム
    同期信号を出力するインタフェース手段と、前記フレー
    ム同期信号からTDMAフレーム同期信号を生成するT
    DMAフレーム同期信号生成手段と、前記TDMAフレ
    ーム同期信号を外部へ供給するTDMAフレーム同期信
    号供給手段とを有することを特徴とするマスター無線基
    地局。
  4. 【請求項4】 公衆電話網の交換局に接続され、該交換
    局から送信されてくる多重信号に含まれる音声符号化デ
    ータを外部から供給される同期信号に基づいてTDMA
    フレーム形式の無線信号として送出するスレーブ無線基
    地局において、前記多重信号とフレーム同期を確立して
    フレーム同期信号を出力するインタフェース手段と、前
    記同期信号を前記フレーム同期信号に同期させて送出タ
    イミング信号とする送出タイミング調整手段とを有する
    ことを特徴とするスレーブ無線基地局。
  5. 【請求項5】 公衆電話網の交換局に接続され、該交換
    局から送信されてくる多重信号をTDMAフレーム形式
    の無線信号に変換して送出するマスター無線基地局にお
    いて、前記交換局から送信されてくる多重信号とフレー
    ム同期を確立してフレーム同期信号及び網同期信号を出
    力すると共に前記多重信号から音声符号化データを抽出
    するインタフェース手段と、前記網同期信号に基づいて
    ビット同期用クロック信号を発生するクロック発振手段
    と、前記ビット同期用クロック信号に基づいて前記音声
    符号化データをTDMAフレーム構成のデータに変換す
    るTDMA制御手段と、前記TDMAフレーム構成のデ
    ータを変調する変調手段と、前記フレーム同期信号から
    TDMAフレーム同期信号を生成するTDMAフレーム
    同期信号生成手段と、前記TDMAフレーム同期信号を
    前記フレーム同期信号の1フレームに等しい時間遅延さ
    せて送出タイミング信号とする遅延手段と、前記送出タ
    イミング信号に同期して前記変調手段で変調された前記
    TDMAフレーム構成のデータを送信する送信手段と、
    前記TDMAフレーム同期信号を外部へ供給するTDM
    Aフレーム同期信号供給手段とを有することを特徴とす
    るマスター無線基地局。
  6. 【請求項6】 公衆電話網の交換局に接続され、該交換
    局から送信されてくる多重信号に含まれる音声符号化デ
    ータを外部から供給される同期信号に基づいてTDMA
    フレーム形式の無線信号として送出するスレーブ無線基
    地局において、前記交換局から送信されてくる多重信号
    とフレーム同期を確立してフレーム同期信号及び網同期
    信号を出力すると共に前記多重信号から音声符号化デー
    タを抽出するインタフェース手段と、前記網同期信号に
    基づいてビット同期用クロック信号を発生するクロック
    発振手段と、前記ビット同期用クロック信号に基づいて
    前記音声符号化データをTDMAフレーム構成のデータ
    に変換するTDMA制御手段と、前記TDMAフレーム
    構成のデータを変調する変調手段と、外部から供給され
    た前記同期信号を前記フレーム同期信号に同期させて送
    出タイミング信号とする送出タイミング調整手段と、前
    記送出タイミング信号に同期して前記変調手段で変調さ
    れた前記TDMAフレーム構成のデータを送信する送信
    手段とを有することを特徴とするスレーブ無線基地局。
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