JP3501933B2 - デジタルコードレスシステム - Google Patents
デジタルコードレスシステムInfo
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- JP3501933B2 JP3501933B2 JP33667597A JP33667597A JP3501933B2 JP 3501933 B2 JP3501933 B2 JP 3501933B2 JP 33667597 A JP33667597 A JP 33667597A JP 33667597 A JP33667597 A JP 33667597A JP 3501933 B2 JP3501933 B2 JP 3501933B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHS(簡易型携
帯電話システム)方式を用いたデジタルコードレスシス
テムに関するものである。
帯電話システム)方式を用いたデジタルコードレスシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルコードレスシステムは、デジタ
ルコードレス端末と、このデジタルコードレス端末と無
線接続される基地局と、この基地局とライン回路を介し
て有線で接続されるデジタル交換機とから構成される。
ルコードレス端末と、このデジタルコードレス端末と無
線接続される基地局と、この基地局とライン回路を介し
て有線で接続されるデジタル交換機とから構成される。
【0003】従来、この種のデジタルコードレスシステ
ムにおいて、無線基地局のフレーム位相を同期させる方
式としては、図9に示す構成のものが知られている(特
開平7−322344号)。
ムにおいて、無線基地局のフレーム位相を同期させる方
式としては、図9に示す構成のものが知られている(特
開平7−322344号)。
【0004】図9はデジタル交換機のライン回路のブロ
ック図を示すもので、ライン回路90は、無線基地局9
1と時分割スイッチ92とのインタフェースである通話
路部93と、同期信号発生装置94からの同期信号を遅
延制御して無線基地局91へフレーム同期信号として供
給する同期信号制御部95と、中央処理装置96と無線
基地局91との間の制御信号の授受を行うと共に通話路
部93及び同期信号制御部95を制御する制御部97を
備える。
ック図を示すもので、ライン回路90は、無線基地局9
1と時分割スイッチ92とのインタフェースである通話
路部93と、同期信号発生装置94からの同期信号を遅
延制御して無線基地局91へフレーム同期信号として供
給する同期信号制御部95と、中央処理装置96と無線
基地局91との間の制御信号の授受を行うと共に通話路
部93及び同期信号制御部95を制御する制御部97を
備える。
【0005】通話路部93は、時分割スイッチインタフ
ェース931、ADPCMコーダ932、ADPCMコ
ーダ933及び回線インタフェース934から構成され
ている。また、制御部97は、上位CPUインタフェー
ス971、CPU972、メモリ973及びLAPD部
974から構成されている。
ェース931、ADPCMコーダ932、ADPCMコ
ーダ933及び回線インタフェース934から構成され
ている。また、制御部97は、上位CPUインタフェー
ス971、CPU972、メモリ973及びLAPD部
974から構成されている。
【0006】同期信号制御部95は、フレーム同期信号
発生回路951、シフトレジスタ952、セレクタ95
3及びその選択用スイッチ954を備え、同期信号発生
装置94からの同期信号に基づきフレーム同期信号発生
回路951から発生するフレーム同期信号を遅延同期信
号としてシフトレジスタ952で一定時間間隔毎に遅延
させてセレクタ953に出力するとともに、各ライン回
路毎に設定された各無線基地局との間の実際のケーブル
長情報をスイッチ954からセレクタ953に与え、遅
延同期信号のいずれか1つを選択して無線基地局に出力
する。これにより、各無線基地局間の無線フレームの位
相を一致させる。
発生回路951、シフトレジスタ952、セレクタ95
3及びその選択用スイッチ954を備え、同期信号発生
装置94からの同期信号に基づきフレーム同期信号発生
回路951から発生するフレーム同期信号を遅延同期信
号としてシフトレジスタ952で一定時間間隔毎に遅延
させてセレクタ953に出力するとともに、各ライン回
路毎に設定された各無線基地局との間の実際のケーブル
長情報をスイッチ954からセレクタ953に与え、遅
延同期信号のいずれか1つを選択して無線基地局に出力
する。これにより、各無線基地局間の無線フレームの位
相を一致させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のデジタルコードレスシステムでは、ライン
回路、時分割スイッチ及び局線トランク回路等を含む主
装置に接続される各無線基地局同士の無線フレームの位
相を合わせることができるが、他のデジタルコードレス
システムに接続された無線基地局が存在する場合、その
無線基地局の無線フレームの位相に自デジタルコードレ
スシステムの無線基地局の無線フレーム位相を合わせる
ことができないという問題がある。そのため、無線方式
が同じで、利用周波数帯域が同一な他のデジタルコード
レスシステムが同じエリアに設置された場合には、無線
チャネルの位相が合っていないため、無線干渉により無
線チャネルの利用効率が低下するという問題がある。特
に、PHS方式を用いたデジタルコードレスシステムの
ように、公衆インフラサービスが同じ無線方式を用いて
サービスを行う場合には、公衆無線基地局との無線フレ
ームの位相同期を行わないと無線チャネルの周波数利用
効率が低下するという問題があった。
ような従来のデジタルコードレスシステムでは、ライン
回路、時分割スイッチ及び局線トランク回路等を含む主
装置に接続される各無線基地局同士の無線フレームの位
相を合わせることができるが、他のデジタルコードレス
システムに接続された無線基地局が存在する場合、その
無線基地局の無線フレームの位相に自デジタルコードレ
スシステムの無線基地局の無線フレーム位相を合わせる
ことができないという問題がある。そのため、無線方式
が同じで、利用周波数帯域が同一な他のデジタルコード
レスシステムが同じエリアに設置された場合には、無線
チャネルの位相が合っていないため、無線干渉により無
線チャネルの利用効率が低下するという問題がある。特
に、PHS方式を用いたデジタルコードレスシステムの
ように、公衆インフラサービスが同じ無線方式を用いて
サービスを行う場合には、公衆無線基地局との無線フレ
ームの位相同期を行わないと無線チャネルの周波数利用
効率が低下するという問題があった。
【0008】本発明は、上記のような課題を解決するも
のであり、自デジタルコードレスシステムの無線フレー
ム位相を他デジタルコードレスシステムの無線フレーム
位相に合わせることにより、無線チャネルの周波数利用
効率を向上できる無線基地局、主装置及びこれを有する
デジタルコードレスシステムを提供することを目的とす
る。
のであり、自デジタルコードレスシステムの無線フレー
ム位相を他デジタルコードレスシステムの無線フレーム
位相に合わせることにより、無線チャネルの周波数利用
効率を向上できる無線基地局、主装置及びこれを有する
デジタルコードレスシステムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、他のディジタルコードレスシステムの無線
基地局からの無線干渉を受けるディジタルコードレスシ
ステムの無線基地局に他の無線基地局からの無線干渉が
ないか否かを判別する判別手段を設け、判別手段が他の
無線基地局からの無線干渉があると判別した時は、最も
無線干渉の影響が大きいと判断した他の無線基地局の無
線フレーム位相に自らの無線フレームの位相を合わせ
る。また、最も無線干渉の影響が大きいと判断した時の
位相差情報を主装置に伝送し、この位相差情報を基づい
て無線基地局に送出される無線フレーム位相信号を他の
無線基地局の無線フレームの位相に合わせるものであ
る。
に本発明は、他のディジタルコードレスシステムの無線
基地局からの無線干渉を受けるディジタルコードレスシ
ステムの無線基地局に他の無線基地局からの無線干渉が
ないか否かを判別する判別手段を設け、判別手段が他の
無線基地局からの無線干渉があると判別した時は、最も
無線干渉の影響が大きいと判断した他の無線基地局の無
線フレーム位相に自らの無線フレームの位相を合わせ
る。また、最も無線干渉の影響が大きいと判断した時の
位相差情報を主装置に伝送し、この位相差情報を基づい
て無線基地局に送出される無線フレーム位相信号を他の
無線基地局の無線フレームの位相に合わせるものであ
る。
【0010】本発明によれば、自デジタルコードレスシ
ステムの無線フレーム位相を他デジタルコードレスシス
テムの無線フレーム位相に合わせることができ、無線チ
ャネルの周波数利用効率を向上できる。
ステムの無線フレーム位相を他デジタルコードレスシス
テムの無線フレーム位相に合わせることができ、無線チ
ャネルの周波数利用効率を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、デジタルコードレス端末の交換制御と位置情報を管
理する主装置と、前記主装置に接続された複数の無線基
地局とを備え、前記複数の無線基地局に、前記主装置に
接続された前記無線基地局以外の他の無線基地局から無
線干渉を受けているかどうかを判断する判断手段と、こ
の判断手段によって他の無線基地局から無線干渉を受け
ていると判断されたときと、無線干渉を受けていないと
きとでそれぞれ異なる信号を出力する位相調整手段と、
この位相調整手段の出力に応じてそれぞれ他の無線基地
局からの無線干渉を受けている場合は、他の無線基地局
からの無線フレーム同期信号に同期したタイミング信号
を生成し、無線干渉を受けていない場合には、前記主装
置からの無線フレーム同期信号に同期したタイミング信
号を出力するタイミング信号生成手段とを有し、前記他
の無線基地局からの無線干渉を受けている無線基地局の
み、他の無線基地局からの無線フレーム同期信号に同期
したタイミング信号に基づいて動作するように構成した
ものである。
は、デジタルコードレス端末の交換制御と位置情報を管
理する主装置と、前記主装置に接続された複数の無線基
地局とを備え、前記複数の無線基地局に、前記主装置に
接続された前記無線基地局以外の他の無線基地局から無
線干渉を受けているかどうかを判断する判断手段と、こ
の判断手段によって他の無線基地局から無線干渉を受け
ていると判断されたときと、無線干渉を受けていないと
きとでそれぞれ異なる信号を出力する位相調整手段と、
この位相調整手段の出力に応じてそれぞれ他の無線基地
局からの無線干渉を受けている場合は、他の無線基地局
からの無線フレーム同期信号に同期したタイミング信号
を生成し、無線干渉を受けていない場合には、前記主装
置からの無線フレーム同期信号に同期したタイミング信
号を出力するタイミング信号生成手段とを有し、前記他
の無線基地局からの無線干渉を受けている無線基地局の
み、他の無線基地局からの無線フレーム同期信号に同期
したタイミング信号に基づいて動作するように構成した
ものである。
【0012】 請求項2に記載の発明は、請求項1に記
載の位相調整手段が、他の無線基地局から無線干渉を受
けているときには、他の無線基地局からの無線フレーム
同期信号を出力し、無線干渉を受けていないときには、
前記主装置からの無線フレーム同期信号を出力したこと
を特徴とする。
載の位相調整手段が、他の無線基地局から無線干渉を受
けているときには、他の無線基地局からの無線フレーム
同期信号を出力し、無線干渉を受けていないときには、
前記主装置からの無線フレーム同期信号を出力したこと
を特徴とする。
【0013】よって、請求項1、2によれば、無線基地
局が他の無線基地局からの無線干渉がないか否かを判別
できるという作用を有する。
局が他の無線基地局からの無線干渉がないか否かを判別
できるという作用を有する。
【0014】 請求項3に記載の発明は、前記位相調整
手段が、前記主装置からの無線フレーム同期信号と他の
無線基地局からの無線フレーム同期信号との位相差に相
当する信号を出力することを特徴とする。
手段が、前記主装置からの無線フレーム同期信号と他の
無線基地局からの無線フレーム同期信号との位相差に相
当する信号を出力することを特徴とする。
【0015】 請求項4に記載の発明は、デジタルコー
ドレス端末の交換制御と位置情報を管理する主装置と、
前記主装置に接続された複数の無線基地局とを備え、前
記主装置は、前記複数の無線基地局に供給する無線フレ
ーム同期信号を発生する無線フレーム同期信号発生手段
と、前記複数の無線基地局からの位相情報を受信し、そ
の位相情報に基づいて前記無線フレーム同期信号の位相
を調整する位相調整手段とを備え、前記複数の無線基地
局は、前記主装置に接続された前記無線基地局以外の他
の無線基地局からの無線干渉を受けているかどうかを判
断する判断手段と、この判断手段によって他の無線基地
局から無線干渉を受けていると判断されたときと、無線
干渉を受けていないときとでそれぞれ異なる位相情報を
出力する位相情報出力手段と、この位相情報出力手段に
よって出力された位相情報を前記主装置の前記位相調整
手段に供給する供給手段とを備えたことを特徴とする。
ドレス端末の交換制御と位置情報を管理する主装置と、
前記主装置に接続された複数の無線基地局とを備え、前
記主装置は、前記複数の無線基地局に供給する無線フレ
ーム同期信号を発生する無線フレーム同期信号発生手段
と、前記複数の無線基地局からの位相情報を受信し、そ
の位相情報に基づいて前記無線フレーム同期信号の位相
を調整する位相調整手段とを備え、前記複数の無線基地
局は、前記主装置に接続された前記無線基地局以外の他
の無線基地局からの無線干渉を受けているかどうかを判
断する判断手段と、この判断手段によって他の無線基地
局から無線干渉を受けていると判断されたときと、無線
干渉を受けていないときとでそれぞれ異なる位相情報を
出力する位相情報出力手段と、この位相情報出力手段に
よって出力された位相情報を前記主装置の前記位相調整
手段に供給する供給手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図8を用いて説明する。
〜図8を用いて説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明のデジタル
コードレスシステムの適用例を示す構成図である。同図
において、PHS方式を用いたデジタルコードレスシス
テムは、ビル等の屋内に設置され、PHS移動端末の交
換制御と位置情報を管理する主装置11と、この主装置
11に接続され、屋外に設置された公衆無線基地局14
からの無線チャネルの干渉を受ける公衆無線基地局14
に近い部屋及び窓際(A地域)に設置される複数の無線
基地局12と、主装置11に接続され、公衆無線基地局
14から遠く離れた屋内(B地域)に設置される複数の
無線基地局13を備える。
コードレスシステムの適用例を示す構成図である。同図
において、PHS方式を用いたデジタルコードレスシス
テムは、ビル等の屋内に設置され、PHS移動端末の交
換制御と位置情報を管理する主装置11と、この主装置
11に接続され、屋外に設置された公衆無線基地局14
からの無線チャネルの干渉を受ける公衆無線基地局14
に近い部屋及び窓際(A地域)に設置される複数の無線
基地局12と、主装置11に接続され、公衆無線基地局
14から遠く離れた屋内(B地域)に設置される複数の
無線基地局13を備える。
【0023】図2は、本発明のPHS方式を用いたデジ
タルコードレスシステムに適用される無線基地局の構成
を示すブロック図である。同図において、無線基地局1
2(及び13)は、デジタルコードレスシステムの主装
置11と接続され、主装置11の信号から無線フレーム
同期信号2Aを抽出する回線インタフェース部(フレー
ム同期信号生成手段を構成する)201と、回線インタ
フェース部201に接続され、送信無線チャネルに対し
て誤り検出用の符号化、簡易秘話処理、スクランブル処
理等を行い、受信無線チャネルに対しては誤り検出、U
W(ユニークワード)検出、デススクランブル処理、チ
ャネル種別の判別(CS:基地局→PS:移動局方向の
み)、受信した無線チャネルから無線フレームタイミン
グの検出等を行うPS用TDMA制御部(判別手段を構
成する)202と、回線インタフェース部201に接続
され、送信無線チャネルに対して誤り検出用の符号化、
簡易秘話処理、スクランブル処理等を行い、受信無線チ
ャネルに対しては誤り検出、UW(ユニークワード)検
出、デススクランブル処理、チャネル種別の判別(P
S:移動局→CS:基地局方向のみ)等を行うCS用T
DMA制御部203と、回線インタフェース部201か
らの無線フレーム同期信号2AとPS用TDMA制御部
202から抽出される無線フレーム同期信号2Cを、無
線干渉あり/無線干渉なしにより切り換え、無線干渉あ
りの時に位相調整用の無線フレーム同期信号2Bとして
出力する位相調整部204と、位相調整部204から出
力される無線フレーム同期信号2Bを基にPS用TDM
A制御部202及びCS用TDMA制御部203等の各
部にタイミング信号を供給するためのタイミングクロッ
クを生成するタイミング信号生成部205と、PS用T
DMA制御部202およびCS用TDMA制御部203
に接続された無線制御部206と、この無線制御部20
6により制御され、無線チャネルを送受信するための無
線送受信部207を備える。無線送受信部207にはア
ンテナ208が接続されている。
タルコードレスシステムに適用される無線基地局の構成
を示すブロック図である。同図において、無線基地局1
2(及び13)は、デジタルコードレスシステムの主装
置11と接続され、主装置11の信号から無線フレーム
同期信号2Aを抽出する回線インタフェース部(フレー
ム同期信号生成手段を構成する)201と、回線インタ
フェース部201に接続され、送信無線チャネルに対し
て誤り検出用の符号化、簡易秘話処理、スクランブル処
理等を行い、受信無線チャネルに対しては誤り検出、U
W(ユニークワード)検出、デススクランブル処理、チ
ャネル種別の判別(CS:基地局→PS:移動局方向の
み)、受信した無線チャネルから無線フレームタイミン
グの検出等を行うPS用TDMA制御部(判別手段を構
成する)202と、回線インタフェース部201に接続
され、送信無線チャネルに対して誤り検出用の符号化、
簡易秘話処理、スクランブル処理等を行い、受信無線チ
ャネルに対しては誤り検出、UW(ユニークワード)検
出、デススクランブル処理、チャネル種別の判別(P
S:移動局→CS:基地局方向のみ)等を行うCS用T
DMA制御部203と、回線インタフェース部201か
らの無線フレーム同期信号2AとPS用TDMA制御部
202から抽出される無線フレーム同期信号2Cを、無
線干渉あり/無線干渉なしにより切り換え、無線干渉あ
りの時に位相調整用の無線フレーム同期信号2Bとして
出力する位相調整部204と、位相調整部204から出
力される無線フレーム同期信号2Bを基にPS用TDM
A制御部202及びCS用TDMA制御部203等の各
部にタイミング信号を供給するためのタイミングクロッ
クを生成するタイミング信号生成部205と、PS用T
DMA制御部202およびCS用TDMA制御部203
に接続された無線制御部206と、この無線制御部20
6により制御され、無線チャネルを送受信するための無
線送受信部207を備える。無線送受信部207にはア
ンテナ208が接続されている。
【0024】また、209は無線基地局12全体を制御
する中央処理装置(CPU部)であり、CPUバス20
9aを介して各部を制御する構成になっている。また、
210は位相調整部204及びタイミング信号生成部2
05に動作信号であるクロック2Dを供給するクロック
発振部である。
する中央処理装置(CPU部)であり、CPUバス20
9aを介して各部を制御する構成になっている。また、
210は位相調整部204及びタイミング信号生成部2
05に動作信号であるクロック2Dを供給するクロック
発振部である。
【0025】次に、上記のように構成された本実施の形
態の動作について、図1ないし図3を参照して説明す
る。図3は無線基地局における無線干渉の有無を判定す
るフローチャートである。
態の動作について、図1ないし図3を参照して説明す
る。図3は無線基地局における無線干渉の有無を判定す
るフローチャートである。
【0026】まず、デジタルコードレスシステムの立ち
上げにより、各無線基地局12及び13は無線チャネル
の検知ができるようにスタートする(ステップS1)。
そして、各無線基地局12及び13は自信の設置された
無線環境を見るために無線チャネルの検知を実施する。
この場合、どのような無線基地局から電波が届いている
かを検出するために、PS用TDMA制御部202によ
り、届いている無線チャネルのチャネル種別を判別する
(ステップS2)。ここで、PS用TDMA制御部20
2は、PS→CS方向のチャネル種別がなんであるかを
判別することができるが、CS用TDMA制御部203
はCS→PS方向のチャネル種別を判別することができ
ない。
上げにより、各無線基地局12及び13は無線チャネル
の検知ができるようにスタートする(ステップS1)。
そして、各無線基地局12及び13は自信の設置された
無線環境を見るために無線チャネルの検知を実施する。
この場合、どのような無線基地局から電波が届いている
かを検出するために、PS用TDMA制御部202によ
り、届いている無線チャネルのチャネル種別を判別する
(ステップS2)。ここで、PS用TDMA制御部20
2は、PS→CS方向のチャネル種別がなんであるかを
判別することができるが、CS用TDMA制御部203
はCS→PS方向のチャネル種別を判別することができ
ない。
【0027】一方、チャネル種別の判別により制御チャ
ネルを見つけ出し、この受信した制御チャネルからCS
−ID(基地局識別コード)を検出し(ステップS
3)、最も受信レベルの高い無線チャネルのCS−ID
を判別する(ステップS4)。そして、判別したCS−
IDが主装置11に接続された無線基地局以外の他のP
HSシステムのSC−IDかを判断する(ステップS
5)。ここで、肯定判定された場合はステップS6に移
行して、他のPHSシステムからの無線干渉の影響があ
りと判断し、また、否定判定された場合はステップS7
に移行して、他のPHSシステムからの無線干渉の影響
がないと判断する。
ネルを見つけ出し、この受信した制御チャネルからCS
−ID(基地局識別コード)を検出し(ステップS
3)、最も受信レベルの高い無線チャネルのCS−ID
を判別する(ステップS4)。そして、判別したCS−
IDが主装置11に接続された無線基地局以外の他のP
HSシステムのSC−IDかを判断する(ステップS
5)。ここで、肯定判定された場合はステップS6に移
行して、他のPHSシステムからの無線干渉の影響があ
りと判断し、また、否定判定された場合はステップS7
に移行して、他のPHSシステムからの無線干渉の影響
がないと判断する。
【0028】また、他のPHSシステムからの無線干渉
の影響がある時、特に図1に示すように、公衆システム
である屋外の公衆無線基地局14からの無線干渉の影響
を受け易いA地域の無線基地局13が存在する場合は、
公衆無線基地局14からの無線干渉の影響がありか判断
し(ステップS8)、肯定判定された場合は公衆無線基
地局14からの無線干渉の影響を受ける無線基地局の干
渉判定処理を優先して実行する(ステップS9)。ま
た、否定判定された場合は干渉レベルの一番高いシステ
ムの干渉判定処理を優先して実行する(ステップS1
0)。
の影響がある時、特に図1に示すように、公衆システム
である屋外の公衆無線基地局14からの無線干渉の影響
を受け易いA地域の無線基地局13が存在する場合は、
公衆無線基地局14からの無線干渉の影響がありか判断
し(ステップS8)、肯定判定された場合は公衆無線基
地局14からの無線干渉の影響を受ける無線基地局の干
渉判定処理を優先して実行する(ステップS9)。ま
た、否定判定された場合は干渉レベルの一番高いシステ
ムの干渉判定処理を優先して実行する(ステップS1
0)。
【0029】図1に示す場合、A地域に設置された無線
基地局12は他のPHSシステムからの無線干渉の影響
がありと判断され、B地域に設置された無線基地局13
は他のPHSシステムからの無線干渉の影響がないと判
断されることになる。
基地局12は他のPHSシステムからの無線干渉の影響
がありと判断され、B地域に設置された無線基地局13
は他のPHSシステムからの無線干渉の影響がないと判
断されることになる。
【0030】このように、本発明の実施の形態1によれ
ば、無線基地局12、13内のPS用TDMA制御部2
02により、無線基地局12、13が設置された周りの
無線チャネルを検知してチャネル種別を判別し、このチ
ャネル種別により見つけ出される制御チャネルから最も
受信レベルの高いチャネルのCS−IDを検出し、この
CS−IDから他のPHSシステムからの無線干渉の影
響があるか否かを判定する構成にしたので、無線基地局
12、13が他のPHSシステムからの無線干渉の影響
があるか否かを判定することができる。
ば、無線基地局12、13内のPS用TDMA制御部2
02により、無線基地局12、13が設置された周りの
無線チャネルを検知してチャネル種別を判別し、このチ
ャネル種別により見つけ出される制御チャネルから最も
受信レベルの高いチャネルのCS−IDを検出し、この
CS−IDから他のPHSシステムからの無線干渉の影
響があるか否かを判定する構成にしたので、無線基地局
12、13が他のPHSシステムからの無線干渉の影響
があるか否かを判定することができる。
【0031】また、他PHSシステムからの無線干渉が
あるときは、位相調整部204から出力される無線フレ
ーム同期信号2Bを基にタイミング信号生成部205で
生成されるタイミングクロックをPS用TDMA制御部
202及びCS用TDMA制御部203等に供給するこ
とにより、他PHSシステムの無線基地局の無線フレー
ム位相に無線基地局12または13の無線フレーム位相
を合わせることができる。
あるときは、位相調整部204から出力される無線フレ
ーム同期信号2Bを基にタイミング信号生成部205で
生成されるタイミングクロックをPS用TDMA制御部
202及びCS用TDMA制御部203等に供給するこ
とにより、他PHSシステムの無線基地局の無線フレー
ム位相に無線基地局12または13の無線フレーム位相
を合わせることができる。
【0032】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて、図2及び図4を用いて説明する。図4は実施の
形態2におけるデジタルコードレスシステムにおける無
線フレーム同期信号の供給方法を示す構成図である。
ついて、図2及び図4を用いて説明する。図4は実施の
形態2におけるデジタルコードレスシステムにおける無
線フレーム同期信号の供給方法を示す構成図である。
【0033】図4において、主装置11は無線フレーム
同期信号発生部111及びCSインタフェース部112
を備える。そして、この主装置11のCSインタフェー
ス部112には複数の無線基地局12または13が接続
されている。17はPHS用移動機である。
同期信号発生部111及びCSインタフェース部112
を備える。そして、この主装置11のCSインタフェー
ス部112には複数の無線基地局12または13が接続
されている。17はPHS用移動機である。
【0034】次に、動作について説明する。ここで、無
線基地局12または13の動作を整理するために他PH
Sシステムとの無線干渉なし/無線干渉ありを無線干渉
検出手段であるPS用TDMA制御部202により判断
した場合の2通りについて述べる。
線基地局12または13の動作を整理するために他PH
Sシステムとの無線干渉なし/無線干渉ありを無線干渉
検出手段であるPS用TDMA制御部202により判断
した場合の2通りについて述べる。
【0035】まず、無線干渉なしと判断した場合、無線
基地局12は、図4に示すように、主装置11の無線フ
レーム同期信号発生部111からCSインタフェース部
112を通して供給される無線フレーム同期信号6Fか
ら無線フレームタイミングを生成することにより、同一
位相の無線フレームを移動機17に出力することができ
る。
基地局12は、図4に示すように、主装置11の無線フ
レーム同期信号発生部111からCSインタフェース部
112を通して供給される無線フレーム同期信号6Fか
ら無線フレームタイミングを生成することにより、同一
位相の無線フレームを移動機17に出力することができ
る。
【0036】 すなわち、無線干渉なしと判断した場
合、無線基地局12のCPU部209は位相調整部20
4に対して、回線インタフェース部201から抽出した
無線フレーム同期信号2Aを無線フレーム同期信号2B
としてタイミング信号生成部205に出力するように制
御する。タイミング信号生成部205では、無線フレー
ム同期信号2Bを基に各部に供給するタイミング信号を
生成するので、図1に示すようなB地域に設置された無
線基地局の無線フレーム位相は同一の無線フレーム位相
に一致されることになる。
合、無線基地局12のCPU部209は位相調整部20
4に対して、回線インタフェース部201から抽出した
無線フレーム同期信号2Aを無線フレーム同期信号2B
としてタイミング信号生成部205に出力するように制
御する。タイミング信号生成部205では、無線フレー
ム同期信号2Bを基に各部に供給するタイミング信号を
生成するので、図1に示すようなB地域に設置された無
線基地局の無線フレーム位相は同一の無線フレーム位相
に一致されることになる。
【0037】また、無線干渉ありと判断された場合は、
無線基地局12のCPU部209は位相調整部204に
対して、PS用TDMA制御部202から抽出した無線
フレーム同期信号2Cを無線フレーム同期信号2Bとし
てタイミング信号生成部205に出力するように制御す
る。これにより、図1に示すようなA地域に設置された
無線基地局の無線フレーム位相を他PHSシステムの無
線基地局の無線フレーム位相に合う位相に調整される。
その結果、図1に示すようなA地域の設置場所にある無
線基地局は他PHSシステムの無線基地局の無線フレー
ム位相で出力されることになる。
無線基地局12のCPU部209は位相調整部204に
対して、PS用TDMA制御部202から抽出した無線
フレーム同期信号2Cを無線フレーム同期信号2Bとし
てタイミング信号生成部205に出力するように制御す
る。これにより、図1に示すようなA地域に設置された
無線基地局の無線フレーム位相を他PHSシステムの無
線基地局の無線フレーム位相に合う位相に調整される。
その結果、図1に示すようなA地域の設置場所にある無
線基地局は他PHSシステムの無線基地局の無線フレー
ム位相で出力されることになる。
【0038】なお、公衆システムから無線干渉の影響が
ある場合には、公衆システムからの無線干渉を受ける無
線基地局の位相合わせを優先して行う。
ある場合には、公衆システムからの無線干渉を受ける無
線基地局の位相合わせを優先して行う。
【0039】上記のような本発明の実施の形態2によれ
ば、無線干渉のある場所に設置された無線基地局のCP
U部209が位相調整部204に対して、PS用TDM
A制御部202から抽出した無線フレーム同期信号2C
を出力し、この無線フレーム同期信号2Cを無線フレー
ム同期信号2Bとしてタイミング信号生成部205に出
力するように制御する構成にしたので、他PHSシステ
ムの無線基地局からの無線干渉を受ける場所に設置され
た無線基地局の無線フレーム位相を他PHSシステムの
無線基地局の無線フレーム位相に合わせることができ、
該無線基地局を他PHSシステムの無線基地局の無線フ
レーム位相で出力することができる。
ば、無線干渉のある場所に設置された無線基地局のCP
U部209が位相調整部204に対して、PS用TDM
A制御部202から抽出した無線フレーム同期信号2C
を出力し、この無線フレーム同期信号2Cを無線フレー
ム同期信号2Bとしてタイミング信号生成部205に出
力するように制御する構成にしたので、他PHSシステ
ムの無線基地局からの無線干渉を受ける場所に設置され
た無線基地局の無線フレーム位相を他PHSシステムの
無線基地局の無線フレーム位相に合わせることができ、
該無線基地局を他PHSシステムの無線基地局の無線フ
レーム位相で出力することができる。
【0040】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて、図5及び図6を用いて説明する。図5は実施の
形態3における無線基地局の構成を示すブロック図、図
6は位相ずれ換出/調整部の動作を説明するための説明
用波形図である。
ついて、図5及び図6を用いて説明する。図5は実施の
形態3における無線基地局の構成を示すブロック図、図
6は位相ずれ換出/調整部の動作を説明するための説明
用波形図である。
【0041】図5において、無線基地局40は、デジタ
ルコードレスシステムの主装置の信号から無線フレーム
同期信号4Aを抽出する回線インタフェース部(フレー
ム同期信号生成手段を構成する)401と、回線インタ
フェース部401に接続され、送信無線チャネルに対し
て誤り検出用の符号化、簡易秘話処理、スクランブル処
理等を行い、受信無線チャネルに対しては誤り検出、U
W(ユニークワード)検出、デススクランブル処理、チ
ャネル種別の判別(CS→PS方向のみ)、受信した無
線チャネルから無線フレームタイミングの検出等を行う
PS用TDMA制御部(判別手段を構成する)402
と、回線インタフェース部401に接続され、送信無線
チャネルに対して誤り検出用の符号化、簡易秘話処理、
スクランブル処理等を行い、受信無線チャネルに対して
は誤り検出、UW(ユニークワード)検出、デススクラ
ンブル処理、チャネル種別の判別(PS→CS方向の
み)等を行うCS用TDMA制御部403と、回線イン
タフェース部401からの無線フレーム同期信号4Aと
PS用TDMA制御部402から抽出される無線フレー
ム同期信号4Cとの位相差を検出し、この位相差情報を
後述のCPU部409に出力するとともに無線フレーム
同期信号4Bを出力する位相ずれ検出/調整部404
と、位相ずれ検出/調整部404から出力される無線フ
レーム同期信号4Bを基にPS用TDMA制御部402
及びCS用TDMA制御部403等の各部にタイミング
信号を供給するためのタイミングクロックを生成するタ
イミング信号生成部405と、PS用TDMA制御部4
02およびCS用TDMA制御部403に接続された無
線制御部406と、この無線制御部406により制御さ
れ、無線チャネルを送受信するための無線送受信部40
7を備える。また、無線送受信部407にはアンテナ4
08が接続されている。
ルコードレスシステムの主装置の信号から無線フレーム
同期信号4Aを抽出する回線インタフェース部(フレー
ム同期信号生成手段を構成する)401と、回線インタ
フェース部401に接続され、送信無線チャネルに対し
て誤り検出用の符号化、簡易秘話処理、スクランブル処
理等を行い、受信無線チャネルに対しては誤り検出、U
W(ユニークワード)検出、デススクランブル処理、チ
ャネル種別の判別(CS→PS方向のみ)、受信した無
線チャネルから無線フレームタイミングの検出等を行う
PS用TDMA制御部(判別手段を構成する)402
と、回線インタフェース部401に接続され、送信無線
チャネルに対して誤り検出用の符号化、簡易秘話処理、
スクランブル処理等を行い、受信無線チャネルに対して
は誤り検出、UW(ユニークワード)検出、デススクラ
ンブル処理、チャネル種別の判別(PS→CS方向の
み)等を行うCS用TDMA制御部403と、回線イン
タフェース部401からの無線フレーム同期信号4Aと
PS用TDMA制御部402から抽出される無線フレー
ム同期信号4Cとの位相差を検出し、この位相差情報を
後述のCPU部409に出力するとともに無線フレーム
同期信号4Bを出力する位相ずれ検出/調整部404
と、位相ずれ検出/調整部404から出力される無線フ
レーム同期信号4Bを基にPS用TDMA制御部402
及びCS用TDMA制御部403等の各部にタイミング
信号を供給するためのタイミングクロックを生成するタ
イミング信号生成部405と、PS用TDMA制御部4
02およびCS用TDMA制御部403に接続された無
線制御部406と、この無線制御部406により制御さ
れ、無線チャネルを送受信するための無線送受信部40
7を備える。また、無線送受信部407にはアンテナ4
08が接続されている。
【0042】また、409は無線基地局40全体を制御
する中央処理装置(CPU部)であり、CPUバス40
9aを介して各部を制御する構成になっている。また、
410は位相ずれ検出/調整部404及びタイミング信
号生成部405に動作信号であるクロック4Dを供給す
るクロック発振部である。
する中央処理装置(CPU部)であり、CPUバス40
9aを介して各部を制御する構成になっている。また、
410は位相ずれ検出/調整部404及びタイミング信
号生成部405に動作信号であるクロック4Dを供給す
るクロック発振部である。
【0043】図6において、(A)はクロック発振部4
10から発振されるクロック4Dの波形を表し、(B)
は回線インタフェース部401から抽出された無線フレ
ーム同期信号4Aの波形を表し、また、(C)はPS用
TDMA制御部402から抽出された無線フレーム同期
信号4Cの波形を表している。
10から発振されるクロック4Dの波形を表し、(B)
は回線インタフェース部401から抽出された無線フレ
ーム同期信号4Aの波形を表し、また、(C)はPS用
TDMA制御部402から抽出された無線フレーム同期
信号4Cの波形を表している。
【0044】従って、位相ずれ検出/調整部404に無
線フレーム同期信号4A及び無線フレーム同期信号4C
が入力されると、位相ずれ検出/調整部404が内蔵す
るカウンタが動作して、無線フレーム同期信号4Aの立
ち上がり時点t1から無線フレーム同期信号4Cの立ち
下がり時点t2間のクロック4Dをカウントすることに
より位相差Tの時間を計測し、この計測値をCPU部4
09に伝送する。
線フレーム同期信号4A及び無線フレーム同期信号4C
が入力されると、位相ずれ検出/調整部404が内蔵す
るカウンタが動作して、無線フレーム同期信号4Aの立
ち上がり時点t1から無線フレーム同期信号4Cの立ち
下がり時点t2間のクロック4Dをカウントすることに
より位相差Tの時間を計測し、この計測値をCPU部4
09に伝送する。
【0045】次に、動作について説明する。
【0046】PS用TDMA制御部402から抽出され
る無線フレーム同期信号4Cは、他PHSシステムの無
線基地局の無線フレーム位相に合ったものであり、この
無線フレーム同期信号4Cは位相ずれ検出/調整部40
4に出力される。また回線インタフェース部401から
抽出された無線フレーム同期信号4Aも位相ずれ検出/
調整部404に出力される。この位相ずれ検出/調整部
404では、内蔵するカウンタにより、無線フレーム同
期信号4Aの立ち上がり時点t1から無線フレーム同期
信号4Cの立ち下がり時点t2間の時間をクロック4D
でカウントし、位相差Tの時間を測定し検出する。この
位相差情報はCPUバス409aを通してCPU部40
9に伝送されるとともに、回線インタフェース部401
から主装置11に伝送される。これにより、他PHSシ
ステムの無線基地局の無線フレーム位相情報を主装置1
1に伝送できる。
る無線フレーム同期信号4Cは、他PHSシステムの無
線基地局の無線フレーム位相に合ったものであり、この
無線フレーム同期信号4Cは位相ずれ検出/調整部40
4に出力される。また回線インタフェース部401から
抽出された無線フレーム同期信号4Aも位相ずれ検出/
調整部404に出力される。この位相ずれ検出/調整部
404では、内蔵するカウンタにより、無線フレーム同
期信号4Aの立ち上がり時点t1から無線フレーム同期
信号4Cの立ち下がり時点t2間の時間をクロック4D
でカウントし、位相差Tの時間を測定し検出する。この
位相差情報はCPUバス409aを通してCPU部40
9に伝送されるとともに、回線インタフェース部401
から主装置11に伝送される。これにより、他PHSシ
ステムの無線基地局の無線フレーム位相情報を主装置1
1に伝送できる。
【0047】 上記のような本発明の実施の形態3によ
れば、他PHSシステムの無線基地局の無線フレーム位
相情報を主装置11に伝送するため、他PHSシステム
の無線基地局の無線フレーム位相に合った無線フレーム
同期信号4Cと主装置11から供給される無線フレーム
信号に合った無線フレーム同期信号4Aの位相差Tを位
相ずれ検出/調整部404で検出することにより、その
無線フレーム位相差情報を主装置11に伝送することが
できる。
れば、他PHSシステムの無線基地局の無線フレーム位
相情報を主装置11に伝送するため、他PHSシステム
の無線基地局の無線フレーム位相に合った無線フレーム
同期信号4Cと主装置11から供給される無線フレーム
信号に合った無線フレーム同期信号4Aの位相差Tを位
相ずれ検出/調整部404で検出することにより、その
無線フレーム位相差情報を主装置11に伝送することが
できる。
【0048】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
ついて、図7及び図8を用いて説明する。図7は実施の
形態4における無線基地局から他PHSシステムの無線
フレーム位相情報を主装置に伝達する方法を示す構成
図、図8は無線フレーム同期信号発生部の内部構成を示
すブロック図である。
ついて、図7及び図8を用いて説明する。図7は実施の
形態4における無線基地局から他PHSシステムの無線
フレーム位相情報を主装置に伝達する方法を示す構成
図、図8は無線フレーム同期信号発生部の内部構成を示
すブロック図である。
【0049】図7において、主装置70は、該主装置7
0に接続された無線基地局40に無線フレームの位相を
決定する無線フレーム同期信号7Iを発生する無線フレ
ーム同期信号発生部71と、主装置70に無線基地局4
0を接続するためのCSインタフェース部72を備え、
無線フレーム同期信号発生部71とCSインタフェース
部72はコマンドバスにより接続されている。
0に接続された無線基地局40に無線フレームの位相を
決定する無線フレーム同期信号7Iを発生する無線フレ
ーム同期信号発生部71と、主装置70に無線基地局4
0を接続するためのCSインタフェース部72を備え、
無線フレーム同期信号発生部71とCSインタフェース
部72はコマンドバスにより接続されている。
【0050】図8において、無線フレーム同期信号発生
部71は、無線フレーム同期信号Hを生成する無線フレ
ーム同期信号生成部711と、無線フレーム同期信号生
成部711から出力される無線フレーム同期信号Hの位
相を調整する位相調整部712と、無線フレーム同期信
号生成部711及び位相調整部712に動作クロックJ
を供給するクロック供給部713と、無線基地局40か
らの位相情報を解析し、位相調整部712をCPUバス
を介して制御するCPU部714と、コマンドバスデー
タを波形整形するバッファ部715を備える。
部71は、無線フレーム同期信号Hを生成する無線フレ
ーム同期信号生成部711と、無線フレーム同期信号生
成部711から出力される無線フレーム同期信号Hの位
相を調整する位相調整部712と、無線フレーム同期信
号生成部711及び位相調整部712に動作クロックJ
を供給するクロック供給部713と、無線基地局40か
らの位相情報を解析し、位相調整部712をCPUバス
を介して制御するCPU部714と、コマンドバスデー
タを波形整形するバッファ部715を備える。
【0051】次に、上記のように構成された本実施の形
態4の動作について説明する。
態4の動作について説明する。
【0052】図5に示す構成の無線基地局40により検
出された他PHSシステムとの位相情報を示す位相情報
7Gは、無線基地局40から伝送されてくる。この位相
情報7GはCSインタフェース部72とコマンドバスを
介して無線フレーム同期信号発生部71に伝送される。
出された他PHSシステムとの位相情報を示す位相情報
7Gは、無線基地局40から伝送されてくる。この位相
情報7GはCSインタフェース部72とコマンドバスを
介して無線フレーム同期信号発生部71に伝送される。
【0053】無線フレーム同期信号発生部71に伝送さ
れた位相情報7Gはバッファ部715からCPUバスを
通してCPU部714に送られる。CPU部714で
は、自PHSシステムの無線基地局から送出されている
無線フレームと他PHSシステムから送出されている無
線フレームの位相差を解析し、自無線フレームの位相を
他PHSシステムの位相に合わせるために位相調整部7
12を制御して位相を補正する。位相調整部712で
は、この補正により、無線フレーム同期信号生成部71
1からの無線フレーム同期信号Hの位相を変え、他PH
Sシステム位相に合った無線フレーム同期信号7Iを送
出する。
れた位相情報7Gはバッファ部715からCPUバスを
通してCPU部714に送られる。CPU部714で
は、自PHSシステムの無線基地局から送出されている
無線フレームと他PHSシステムから送出されている無
線フレームの位相差を解析し、自無線フレームの位相を
他PHSシステムの位相に合わせるために位相調整部7
12を制御して位相を補正する。位相調整部712で
は、この補正により、無線フレーム同期信号生成部71
1からの無線フレーム同期信号Hの位相を変え、他PH
Sシステム位相に合った無線フレーム同期信号7Iを送
出する。
【0054】これにより、自PHSシステムの無線基地
局から送出される無線フレーム位相を他PHSシステム
の無線フレーム位相に合わせることができる。
局から送出される無線フレーム位相を他PHSシステム
の無線フレーム位相に合わせることができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、無線基地
局が他の無線基地局からの無線干渉がないか否かを判別
できるとともに、無線チャネルの周波数利用効率を向上
することができる。
局が他の無線基地局からの無線干渉がないか否かを判別
できるとともに、無線チャネルの周波数利用効率を向上
することができる。
【0056】また発明によれば、主装置に接続された無
線基地局の無線フレーム位相を自らの他の無線基地局の
無線フレーム位相に合わせることができる。
線基地局の無線フレーム位相を自らの他の無線基地局の
無線フレーム位相に合わせることができる。
【0057】また発明によれば、主装置からの信号から
抽出される無線フレーム同期信号と判別手段から抽出さ
れる無線フレーム同期信号との位相差情報を主装置に伝
送できる。
抽出される無線フレーム同期信号と判別手段から抽出さ
れる無線フレーム同期信号との位相差情報を主装置に伝
送できる。
【0058】また発明によれば、主装置から無線基地局
に送出される無線フレーム位相信号を他の無線基地局の
無線フレームの位相に合わせることで、デジタルコード
レスシステム内の各無線基地局の無線フレーム位相を全
て変えることができる。
に送出される無線フレーム位相信号を他の無線基地局の
無線フレームの位相に合わせることで、デジタルコード
レスシステム内の各無線基地局の無線フレーム位相を全
て変えることができる。
【0059】また発明によれば、無線基地局が他の無線
基地局からの無線干渉がないか否かを判別できるデジタ
ルコードレスシステムを提供できる。
基地局からの無線干渉がないか否かを判別できるデジタ
ルコードレスシステムを提供できる。
【0060】また発明によれば、自らの無線フレーム位
相を他の無線基地局の無線フレーム位相に合わせること
ができるデジタルコードレスシステムを提供できる。
相を他の無線基地局の無線フレーム位相に合わせること
ができるデジタルコードレスシステムを提供できる。
【0061】また発明によれば、他の無線基地局の無線
フレーム位相を主装置に伝送できるデジタルコードレス
システムを提供できる。
フレーム位相を主装置に伝送できるデジタルコードレス
システムを提供できる。
【0062】また発明によれば、デジタルコードレスシ
ステム内の各無線基地局の無線フレーム位相を全て変え
ることができるデジタルコードレスシステムを提供でき
る。
ステム内の各無線基地局の無線フレーム位相を全て変え
ることができるデジタルコードレスシステムを提供でき
る。
【図1】本発明のデジタルコードレスシステムの適用例
を示す構成図
を示す構成図
【図2】本発明の実施の形態1におけるPHS方式を用
いたデジタルコードレスシステムに適用される無線基地
局の構成を示すブロック図
いたデジタルコードレスシステムに適用される無線基地
局の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1における無線基地局にお
ける無線干渉の有無を判定するフローチャート
ける無線干渉の有無を判定するフローチャート
【図4】本発明の実施の形態2におけるデジタルコード
レスシステムにおける無線フレーム同期信号の供給方法
を示す構成図
レスシステムにおける無線フレーム同期信号の供給方法
を示す構成図
【図5】本発明の実施の形態3における無線基地局の構
成を示すブロック図
成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3における位相ずれ換出/
調整部の動作を説明するための説明用波形図
調整部の動作を説明するための説明用波形図
【図7】本発明の実施の形態4における無線基地局から
他PHSシステムの無線フレーム位相情報を主装置に伝
達する方法を示す構成図
他PHSシステムの無線フレーム位相情報を主装置に伝
達する方法を示す構成図
【図8】本発明の実施の形態4における無線フレーム同
期信号発生部の内部構成を示すブロック図
期信号発生部の内部構成を示すブロック図
【図9】従来におけるデジタルコードレスシステムのラ
イン回路構成を示すブロック図
イン回路構成を示すブロック図
11、70 主装置
12、13、40 無線基地局
14 公衆無線基地局
201 回線インタフェース部
202、402 PS用TDMA制御部
203、403 CS用TDMA制御部
204 位相調整部
404 位相ずれ検出/調整部
205、405 タイミング信号生成部
206、406 無線制御部
207、407 無線送受信部
208、408 アンテナ
209、409 CPU部
210、410 クロック発振部
71 無線フレーム同期信号発生部
72 CSインタフェース部
711 無線フレーム同期信号生成部
712 位相調整部
713 クロック供給部
714 CPU部
715 バッファ部
Claims (4)
- 【請求項1】 デジタルコードレス端末の交換制御と位
置情報を管理する主装置と、前記主装置に接続された複
数の無線基地局とを備え、前記複数の無線基地局に、前
記主装置に接続された前記無線基地局以外の他の無線基
地局から無線干渉を受けているかどうかを判断する判断
手段と、この判断手段によって他の無線基地局から無線
干渉を受けていると判断されたときと、無線干渉を受け
ていないときとでそれぞれ異なる信号を出力する位相調
整手段と、この位相調整手段の出力に応じてそれぞれ他
の無線基地局からの無線干渉を受けている場合は、他の
無線基地局からの無線フレーム同期信号に同期したタイ
ミング信号を生成し、無線干渉を受けていない場合に
は、前記主装置からの無線フレーム同期信号に同期した
タイミング信号を出力するタイミング信号生成手段とを
有し、前記他の無線基地局からの無線干渉を受けている
無線基地局のみ、他の無線基地局からの無線フレーム同
期信号に同期したタイミング信号に基づいて動作するよ
うに構成したことを特徴とするデジタルコードレスシス
テム。 - 【請求項2】 前記位相調整手段が、他の無線基地局か
ら無線干渉を受けているときには、他の無線基地局から
の無線フレーム同期信号を出力し、無線干渉を受けてい
ないときには、前記主装置からの無線フレーム同期信号
を出力したことを特徴とする請求項1記載のデジタルコ
ードレスシステム。 - 【請求項3】 前記位相調整手段が、前記主装置からの
無線フレーム同期信号と他の無線基地局からの無線フレ
ーム同期信号との位相差に相当する信号を出力すること
を特徴とする請求項1記載のデジタルコードレスシステ
ム。 - 【請求項4】 デジタルコードレス端末の交換制御と位
置情報を管理する主装置と、前記主装置に接続された複
数の無線基地局とを備え、前記主装置は、前記複数の無
線基地局に供給する無線フレーム同期信号を発生する無
線フレーム同期信号発生手段と、前記複数の無線基地局
からの位相情報を受信し、その位相情報に基づいて前記
無線フレーム同期信号の位相を調整する位相調整手段と
を備え、前記複数の無線基地局は、前記主装置に接続さ
れた前記無線基地局以外の他の無線基地局からの無線干
渉を受けているかどうかを判断する判断手段と、この判
断手段によって他の無線基地局から無線干渉を受けてい
ると判断されたときと、無線干渉を受けていないときと
でそれぞれ異なる位相情報を出力する位相情報出力手段
と、この位相情報出力手段によって出力された位相情報
を前記主装置の前記位相調整手段に供給する供給手段と
を備えたことを特徴とするデジタルコードレスシステ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33667597A JP3501933B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | デジタルコードレスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33667597A JP3501933B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | デジタルコードレスシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11136772A JPH11136772A (ja) | 1999-05-21 |
JP3501933B2 true JP3501933B2 (ja) | 2004-03-02 |
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ID=18301641
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3501933B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5560935B2 (ja) * | 2010-06-16 | 2014-07-30 | パナソニック株式会社 | 無線通信装置および無線信号判別方法 |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP33667597A patent/JP3501933B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11136772A (ja) | 1999-05-21 |
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