JPH1092143A - 磁気テープカセット用リール - Google Patents

磁気テープカセット用リール

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JPH1092143A
JPH1092143A JP24812396A JP24812396A JPH1092143A JP H1092143 A JPH1092143 A JP H1092143A JP 24812396 A JP24812396 A JP 24812396A JP 24812396 A JP24812396 A JP 24812396A JP H1092143 A JPH1092143 A JP H1092143A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
flange
reel
reel body
tape cassette
Prior art date
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Pending
Application number
JP24812396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoo Morita
清夫 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH1092143A publication Critical patent/JPH1092143A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リール本体に巻装される磁気テープ間に介在
する空気の確実な排出と、磁気テープの残量判別を、低
コストで両立させる。 【解決手段】 上フランジ22における下フランジ23
と対向する図中下面には、同伴エアを逃がすための通路
となる凹部24が形成される。凹部24には、リール本
体20の回転中心側からフランジ先端側(図中右側)に
かけて、間隔をあけ段差が形成されている。すなわち凹
部24の断面形状は、リール本体20の回転中心側から
フランジ先端側に向けて、上フランジ22における凹部
24の深さをAずつ増大させ階段状となっている。各段
差溝25の図中左右方向寸法は、図中右側の段差溝25
ほど小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカセッ
ト内に装着され、磁気テープを巻装させるための磁気テ
ープカセット用リールに関し、詳しくは磁気テープの巻
姿向上とテープ残量の確認を同時に可能にする磁気テー
プカセット用リールを低コストで供するための構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、従来磁気テープカセ
ット用リール60として、磁気テープ(図示しない)を
巻装可能に形成されたリール本体61を、図6中下側か
ら図示しない所定の駆動装置によって回転駆動すること
により、リール本体61の外周面62に磁気テープを巻
装させる機能を有するものがある。
【0003】リール本体61における図6中上下端部に
は、上下一対のフランジ63,64が、図6中上下方向
に沿って対向して一対設けられており、各フランジ6
3,64はそれぞれ、リール本体61に巻装される磁気
テープの幅方向(図6中上下方向)への移動を規制す
る。上フランジ63は、アクリロニトリル・スチレン又
はポリスチレン等からなり、光透過性を有する。下フラ
ンジ64は、ポリオキシメチレン又はハイインパクトポ
リスチレン等からなり、リール本体61と一体成形され
ている。
【0004】この磁気テープカセット用リール60に
は、以下に示すような特徴を有するものが知られてい
る。第1に、下フランジ64における前記巻装される磁
気テープの端面と対向する図6中上面に、凹部65を、
リール本体61の円周方向に沿って少なくとも1個形成
したものである。凹部65は、リール本体61に巻装さ
れる磁気テープ間に介在する同伴エアを逃がすための通
路となり、磁気テープの巻姿を向上させる機能を有す
る。第2に、例えば上フランジ63の上面に目盛りを刻
む等して磁気テープの残量を確認できるようにしたもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気テ
ープカセット用リール60では、下フランジ64に同伴
エアを排出するための凹部65を形成し、別途上フラン
ジ63に、テープ残量確認のための目盛りを設けた構造
としているから、コスト高を招くという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題に鑑み
なされたもので、テープが巻回される円筒状ハブ及び前
記ハブの両端に、その少なくとも一方が透明なプラスチ
ックからなるフランジを有し、前記透明フランジの少な
くとも1つのテープ巻回側の面に、少なくとも1つの径
方向に延びる凹部を有し、該凹部の少なくとも1つに前
記ハブに巻回されたテープ残量を示すゲージが彫刻され
ていることを特徴とする磁気テープカセット用リールに
より達成される。更に、前記彫刻面が段差面であること
が好ましい。また、前記彫刻面はシボ加工面であっても
よい。
【0007】
【作用】本発明になる磁気テープカセット用リールは、
テープが巻回される円筒状ハブ及び前記ハブの両端に、
その少なくとも一方が透明なプラスチックからなるフラ
ンジを有し、前記透明フランジの少なくとも1つのテー
プ巻回側の面に、少なくとも1つの径方向に延びる凹部
を有し、該凹部の少なくとも1つに前記ハブに巻回され
たテープ残量を示すゲージが彫刻されていることを特徴
とする。したがって、前記磁気テープを巻回す際に、巻
回される磁気テープ間に同伴され、前記磁気テープの巻
装形態不良の原因の一つとなるいわゆる同伴エアーを、
前記凹部から、確実に逃がすことができ、巻装形態を良
好に維持することができる。また、前記凹部は、凹部の
少なくとも一つに前記ハブに巻回されたテープ残量を示
すゲージが彫刻されていて、しかも透明であるから、そ
の彫刻面を、テープ残量を目視にて確認する際の目印と
することができる。この彫刻面としては、段差面、シボ
加工面が上げられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態により、本発明
を説明する。図1は、本発明の第1実施形態である磁気
テープカセット用リールの一部を示す断面図であり、図
2は、図1の磁気テープカセット用リールの平面図であ
る。
【0009】図1及び図2において、磁気テープカセッ
ト用リール10は、図示しない磁気テープカセット内に
装着され、リール本体20に磁気テープ(図示しない)
を巻装される。
【0010】リール本体20は、外周面21に磁気テー
プを巻装可能に形成されており、巻装される磁気テープ
の幅方向一方の側(図1中下側)から、図示しない駆動
装置によって回転駆動される。
【0011】リール本体20における磁気テープの幅方
向両端部(図1中上下端部)には、上下一対のフランジ
22,23が、磁気テープの幅方向に沿って対向して設
けられる。各フランジ22,23はそれぞれ、リール本
体20に巻装される磁気テープの幅方向への移動を規制
する。上フランジ22は、アクリロニトリル・スチレン
又はポリスチレン等からなり、光透過性を有する。下フ
ランジ23は、ポリオキシメチレン又はハイインパクト
ポリスチレン等からなり、リール本体20と一体成形さ
れている。
【0012】上フランジ22における下フランジ23と
対向する図1中下面には、凹部24が、リール本体20
の円周方向に沿って少なくとも1個(図2では4個)形
成される。凹部24は、リール本体20に巻装される磁
気テープ間に介在する同伴エアを逃がすための通路とな
る。
【0013】凹部24には、リール本体20の回転中心
側からフランジ先端側(図1中右側)にかけて、所定の
間隔をあけ段差が設けられている。すなわち凹部24の
断面形状は、リール本体20の回転中心側からフランジ
先端側に向けて、上フランジ22における凹部24の深
さをAずつ増大させた階段形状となっている。図1にお
いて段差は5ヶ所設けられ、各段差間の図1中左右方向
寸法は、図1中右側ほど小さくなっており、図1中最も
右側の段差溝25の図1中左右方向寸法をBとすると、
各段差溝25の寸法はそれぞれ、図1中右から左に寸法
Bの2倍(2B)、寸法Bの3倍(3B)、寸法Bの4
倍(4B)である。図1中最も左側の段差溝25と左か
ら3番目の段差溝25の内面には、シボ加工26が施さ
れる。このような断面形状の変化により、リール本体2
0に巻装される磁気テープの残量を目視で確認可能とな
る。もちろん図1は、本発明の構成を説明するための例
示であって、本願発明はこれに限定されないことは言う
までもない。
【0014】本実施形態の作用を説明する。磁気テープ
を巻装中に発生する同伴エアは、凹部24によって矢印
C方向に排出される。凹部24が形成された上フランジ
22は、光透過性を有しており、かつ、凹部24には、
リール本体20の回転中心側からフランジ先端側にかけ
て間隔をあけ段差が形成されている。すなわち凹部24
の断面形状は、リール本体20の回転中心側からフラン
ジ先端側に向けて、上フランジ22における凹部24の
深さをAずつ増大させ、階段状となっている。このよう
な段差部の存在により、例えば操作者は、図1中上方か
らリール本体20を見た際、リール本体20に巻装され
る磁気テープの残量を確認することが可能となる。
【0015】図3は、本発明の第2実施形態である磁気
テープカセット用リール30の一部を示す断面図であ
る。この図において、凹部31の断面形状は、断面視レ
ンズ状の凹部溝32及び断面視フレネルレンズ状の凹部
溝33を交互に複数(図3では2個ずつ計4個)並べた
ものである。各凹部溝32,33の図3中左右方向の寸
法は、図3中右側の凹部溝ほど小さくなっている。各レ
ンズ形状の凹部が接する所で段差が形成される。その他
の構成及び作用については、上記第1実施形態と同様で
ある。
【0016】図4は、本発明の第3実施形態である磁気
テープカセット用リール40の一部を示す断面図であ
る。この図において、凹部41の断面形状は、断面視長
方形状の溝42の内面における図4中左右方向に沿って
所定の間隔をあけた所定の複数箇所(図4では3箇所)
に、シボ加工43を施したものである。その他の構成及
び作用については、上記第1実施形態と同様である。
【0017】図5は、本発明の第4実施形態である磁気
テープカセット用リール50の一部を示す断面図であ
る。この図において、凹部51の断面形状は、断面視長
方形状の溝52の内面における図5中左右方向に沿って
所定の間隔をあけた所定の位置に、複数(図5では2
個)のリブ53を設けたものである。その他の構成及び
作用については、上記第1実施形態と同様である。
【0018】
【発明の効果】本発明になる磁気テープカセット用リー
ルは、テープが巻回される円筒状ハブ及び前記ハブの両
端に、その少なくとも一方が透明なプラスチックからな
るフランジを有し、前記透明フランジの少なくとも1つ
のテープ巻回側の面に、少なくとも1つの径方向に延び
る凹部を有し、該凹部の少なくとも1つに前記ハブに巻
回されたテープ残量を示すゲージが彫刻されていること
を特徴とする。したがって、前記磁気テープを巻回す際
に、巻回される磁気テープ間に同伴され、前記磁気テー
プの巻装形態不良の原因の一つとなるいわゆる同伴エア
ーを、前記凹部から、確実に逃がすことができ、巻装形
態を良好に維持することができる。また、前記凹部は、
凹部の少なくとも一つに前記ハブに巻回されたテープ残
量を示すゲージが彫刻されていて、しかも透明であるか
ら、その彫刻面を、テープ残量を目視にて確認する際の
目印とすることができる。すなわち、同伴エアーを除去
するための凹部の構成と、テープ残量確認のための構成
を同一のフランジを持たせたので、同時成形加工処理等
で対応できるので、生産コストの低減が図れることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である磁気テープカセッ
ト用リールの一部を示す断面図である。
【図2】図1の磁気テープカセット用リールの平面図で
ある。
【図3】本発明の第2実施形態である磁気テープカセッ
ト用リールの一部を示す断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態である磁気テープカセッ
ト用リールの一部を示す断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態である磁気テープカセッ
ト用リールの一部を示す断面図である。
【図6】従来の磁気テープカセット用リールの一部を示
す断面図である。
【符号の説明】
10 磁気テープカセット用リール 20 リール本体 21 外周面 22 駆動装置と反対側のフランジ(上フランジ) 23 駆動装置側のフランジ(下フランジ) 24 凹部 25 段差溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープが巻回される円筒状ハブ及び前記
    ハブの両端に、その少なくとも一方が透明なプラスチッ
    クからなるフランジを有し、前記透明フランジの少なく
    とも1つのテープ巻回側の面に、少なくとも1つの径方
    向に延びる凹部を有し、該凹部の少なくとも1つに前記
    ハブに巻回されたテープ残量を示すゲージが彫刻されて
    いることを特徴とする磁気テープカセット用リール。
JP24812396A 1996-09-19 1996-09-19 磁気テープカセット用リール Pending JPH1092143A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7032855B2 (en) 2002-11-27 2006-04-25 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic tape cartridge reel
JP2009211743A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Sony Corp テープリール、テープカートリッジ及びテープドライブシステム
JP4964343B1 (ja) * 2011-05-30 2012-06-27 富士フイルム株式会社 記録テープカートリッジ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009211743A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Sony Corp テープリール、テープカートリッジ及びテープドライブシステム
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